JP7072487B2 - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電解コンデンサの製造方法に関し、例えば、導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサの製造方法に関するものである。
導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサや導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサは、導電性の高い導電性高分子を用いてコンデンサ素子に導電性高分子層を形成して作製するコンデンサである。
導電性高分子を電解質として用いる電解コンデンサの製造方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
特許第6180010号公報
導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサや導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサ(以下、電解コンデンサ)などにおいて、導電性高分子層を形成する場合は、導電性高分子層形成工程を複数回行うことでコンデンサ素子における導電性高分子の充填率を高め、ESRを低減する方法が一般的になされている。
しかしながら、この方法では導電性高分子層形成工程を複数回行って導電性高分子層を形成する分、製造コストが高くなる問題があった。
かかる問題を解決するため、導電性高分子層形成工程の回数を少なくしてESRを低減する方法が必要となるが、導電性高分子層形成工程の回数を少なくした場合、ESRを低減する方法としてエチレングリコール(EG)等の極性溶媒に浸漬し、乾燥して導電性高分子層の配向性を向上させる方法が知られている。
この方法を用いる場合、溶媒の蒸散および熱的に安定させるため160℃程度の熱をかける必要があるが、導電性高分子層形成工程の回数が少ない場合は導電性高分子の充填率が低いため、導電性高分子層の熱的な劣化によりESRが悪化する問題がある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、ESRの低減及び高温乾燥後におけるESRの悪化を抑制することができる電解コンデンサの製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の電解コンデンサの製造方法は、電解紙を介して弁金属の陽極箔と陰極箔とを対向させ、巻回してなるコンデンサ素子を有する電解コンデンサの製造方法であって、前記コンデンサ素子の誘電体酸化皮膜の表面に導電性高分子層を形成する工程と、前記導電性高分子層が形成された前記コンデンサ素子に対して、極性溶媒からなる第1の溶媒に当該第1の溶媒よりも沸点が高い第2の溶媒を添加した高沸点溶剤を含浸させる工程と、前記高沸点溶剤が含浸された前記コンデンサ素子に対して、前記第1の溶媒の沸点よりも高く、かつ、前記第2の溶媒の沸点よりも低い温度で高温乾燥処理を施す工程と、を備えることを特徴とする。
この方法によれば、高温乾燥処理によって第1の溶媒を蒸発させ、コンデンサ素子として熱的に安定させることができるとともに、当該高温乾燥処理によっても第2の溶媒を残存させることができる。このように、第1の溶媒を用いることにより、導電性高分子層の配向性を向上させることができるため、導電性高分子層形成工程の回数を減らしてもESRの劣化を抑制することができるとともに、高温乾燥処理による導電性高分子の熱的な劣化を第2の溶媒により保護することができる。
また、本発明の電解コンデンサの製造方法は、前記方法において、前記第1の溶媒は、エチレングリコールであり、前記第2の溶媒は、ポリグリセリンであることを特徴とする。
この方法によれば、エチレングリコールの沸点よりもポリグリセリンの沸点のほうが高いことにより、この間の温度で高温乾燥処理を行えば、ESRの低減及び高温乾燥後におけるESRの悪化を抑制することができる電解コンデンサを実現することができる。
また、本発明の電解コンデンサの製造方法は、前記方法において、前記エチレングリコールに対する前記ポリグリセリンの添加量は、5~10wt%であることを特徴とする。
この方法によれば、低温環境下における静電容量(Cap)の低下を抑制することができる。
導電性高分子層は、モノマー、ドーパントおよび酸化剤などを含有する溶液を誘電体層に付与し、その場で、化学重合もしくは電解重合させる方法で形成してもよい。ただし、優れた耐電圧特性を期待できる点で、導電性高分子を誘電体層に付与する方法により、導電性高分子層を形成することが好ましい。すなわち、導電性高分子層は、液状成分と、液状成分に分散する導電性高分子とを含む高分子分散体(特に、導電性高分子と高分子ドーパントとを含む高分子分散体)を、誘電体層に含浸させ、誘電体層の少なくとも一部を覆う膜を形成した後、その膜から液状成分を揮発させることにより形成されたものであることが好ましい。上記電解液は、高分子分散体に含まれる導電性高分子の劣化の抑制に特に効果的であり、配向性の向上にも効果的である。
導電性高分子層に含まれる導電性高分子としては、ポリピロール、ポリチオフェンおよびポリアニリンなどが好ましい。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよく、2種以上のモノマーの共重合体でもよい。導電性高分子層が、このような導電性高分子を含むことにより、耐電圧特性のさらなる向上が期待できる。
なお、本明細書では、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどは、それぞれ、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどを基本骨格とする高分子を意味する。したがって、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリンなどには、それぞれの誘導体も含まれ得る。例えば、ポリチオフェンには、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)などが含まれる。
導電性高分子の重量平均分子量は、特に限定されないが、例えば1000~100000である。
導電性高分子からのドーパントの脱ドープを抑制する観点から、導電性高分子層は高分子ドーパントを含むことが望ましい。高分子ドーパントとしては、ポリビニルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリアリルスルホン酸、ポリアクリルスルホン酸、ポリメタクリルスルホン酸、ポリ(2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸)、ポリイソプレンスルホン酸、ポリアクリル酸などのアニオンが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、これらは単独重合体であってもよく、2種以上のモノマーの共重合体であってもよい。なかでも、ポリスチレンスルホン酸(PSS)が好ましい。
高分子ドーパントの重量平均分子量は、特に限定されないが、均質な導電性高分子層を形成しやすい点で、例えば1000~100000であることが好ましい。
本発明によると、ESRの低減及び高温乾燥後におけるESRの悪化を抑制することができる電解コンデンサの製造方法を提供することができる。
本発明の電解コンデンサで使用されるコンデンサ素子の斜視図である。 本発明の電解コンデンサの構成を示す断面図である。 本実施の形態に係る電解コンデンサの製造工程を示すフローチャートである。 導電性高分子液の含浸工程の説明に供する側面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る電解コンデンサのコンデンサ素子7を示す斜視図であり、図2は、コンデンサ素子7を有する電解コンデンサ10の構成を示す断面図である。図1に示すように、ハイブリッドコンデンサにおいては、エッチング処理および酸化皮膜形成処理が施された陽極箔1と陰極箔2とが電解紙(セパレータ)3を介して巻回され、素子止めテープ(図示せず)で固定されてコンデンサ素子7が形成されている。陽極箔1および陰極箔2には、陽極および陰極の引き出しリード線4および5が接続される。
陽極箔1は、表面上に誘電体酸化皮膜が形成された弁金属からなる。陽極箔に用いられる弁金属としては、アルミニウムやタンタル等があげられるが、本実施形態においては、アルミニウム箔を用いる。誘電体酸化皮膜は、弁金属の表面にエッチング処理および化成処理を施すことにより形成される。また、陰極箔2は、アルミニウム箔または、表面にエッチング処理を施されたアルミニウム箔および、アルミニウム箔表面に炭素粒子を保持させたアルミニウム箔、さらにアルミニウム箔表面にチタニウムを保持させたアルミニウム箔からなる。ここでは、表面にエッチング処理を施されたアルミニウム箔を用いる。
また、電解紙3は、セルロース繊維を主体としたものが用いられているが、化学繊維が混紗された混合繊維セパレータまたは合成繊維セパレータでもよい。化学繊維としては、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ポリイミド繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維等の合成繊維が上げられる。ここでは、一般的なセルロース繊維のセパレータを用いた。
コンデンサ素子7は、真の陰極となる電解質が含浸された後、有底筒状の外装ケース12(図2)に収納される。この外装ケース12には、その開口端を封口すると共にコンデンサ素子2に接続した引き出しリード線4、5が挿通される挿通孔を有した弾性の封口体8と、樹脂により形成され、引き出しリード線4、5が挿通される挿通孔および当該引き出しリード線4、5が収納される端子溝を有した座板6とが取り付けられている。外装ケース12の開口部は絞り加工により密閉された構造を有する。封口体8は弾性のあるゴム等からなるものであり、本実施形態においては、ブチルゴムを使用した。
座板6は、その挿通孔を挿通するリード線4を折り曲げて当該座板6の端子溝に収納することで固定され、リフロー実装時に実装対象である基板にはんだ付けされることになる。
次に、本実施形態の電解コンデンサの製造方法について説明する。図3は、本実施形態に係る電解コンデンサの製造工程を示すフローチャートである。
(加締・巻取工程)
両電極箔間に、図1に示す電解紙3を介して円筒形のコンデンサ素子7に巻取りながら、電極引き出しリードを陽極箔1および陰極箔2の各々に接続する。最後に、巻き終わりを素子止めテープ(図示せず)で止める(ステップS101)。電極引き出しリードと電極箔との接続方法としては、針穴加締方法やコールド加締(冷間圧着)、超音波溶接加締等を例示することができる。また、コンデンサ素子7に対して、封口体8を取り付ける。
(化成処理工程)
陽極箔の切り口や、陽極引き出しリード4及び陰極引き出しリード5の取り付け時に欠損した、誘電体酸化皮膜の修復(以下、化成処理)を行う(ステップS102)。化成処理に用いる化成液は、カルボン酸基を有する有機酸塩類、リン酸等の無機酸塩類の溶質を有機溶媒または無機溶媒に溶解した化成液が使用されるが、本実施形態では、溶質にアジピン酸アンモニウムを主体とした水溶媒に溶解させ、濃度0.1wt%~2wt%化成液を用いて、電圧を印加し、化成処理を行う。その後、熱処理と化成処理を数回繰り返すことにより、強靭な誘電体酸化皮膜が形成される。ここで行う熱処理は200℃~300℃の温度範囲で数十分程度行う。
(導電性高分子層形成工程)
次に、電解コンデンサの陰極層である導電性高分子層の形成を行う(ステップS103)。化成処理を行ったコンデンサ素子7に、導電性高分子(以下、PEDOT/PSS)を水に分散させた水溶液を減圧含浸させる。含浸時の浸漬深さは、図4に示すように、液面21がコンデンサ素子7の巻回軸方向の長さLの1/2~2/3となるようにしている。次に、素子を引き上げ、30℃の室温中で乾燥(導電性高分子の乾燥)を行うことで、コンデンサ素子7に導電性高分子層を形成させる。
(高沸点溶剤浸漬及び乾燥処理工程)
PEDOT/PSSの配向性を高めるため、高沸点溶剤浸漬及び乾燥処理を行う(ステップS104)。導電性高分子層を形成させたコンデンサ素子7を、エチレングリコール(以下、EG)とポリグリセリン(以下、PG)を所定の重量比で混合した高沸点溶剤に含浸させる。その後、PEDOT/PSSの再配向性を促進させるため、60℃の減圧下で4時間乾燥させる(EG乾燥)。
PEDOT/PSSの再配向性を整えた後は、上述した高沸点溶剤を含浸させたコンデンサ素子7の熱的な安定の向上と、EGをコンデンサ素子7から蒸発させる目的のために、高温乾燥を行う。EGをコンデンサ素子7から蒸発させるのは、コンデンサ素子7にEGが残存しているとリフロー時の製品膨張等の懸念があるためである。ただし、この高温乾燥時の温度が高くなると、PEDOT/PSSの抵抗も上昇する傾向にあるため、PEDOT/PSSの抵抗上昇を抑制することが可能であるPGをコンデンサ素子7に残存させる。このため、高温乾燥時の温度は、EGが蒸発する温度以上であり、なおかつPGは蒸発しない温度である160℃程度とする(高温乾燥)。
(含浸工程)
導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサの場合は、本工程を実施する。導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサの場合は、本工程を行なわない。高沸点溶剤浸漬及び乾燥処理を行った後、減圧や加圧等によりコンデンサ素子7に駆動用電解液を含浸させる(ステップS105)。電解液は微量の溶質・安定剤を含む溶液として、沸点200℃以上の有機溶媒との混合溶液である。本実施形態では、γ-バレロラクトンを主溶媒とした。また、この時の含浸時間は、コンデンサ素子7のサイズや駆動用電解液の種類によって異なるが、一般的に素子サイズが大きくなるほど含浸時間も長くなる。その後、過剰な駆動用電解液を遠心分離機にて、ある一定量取り除く。
(組立工程)
電解質を含浸したコンデンサ素子7を金属ケース内に収納し、金属ケースの開口部を封口体10で封止するとともにカーリング加工を施し気密を保持する。(ステップS106)。
(エージング工程)
続いて、125℃の温度条件にてコンデンサに所定の電圧を印加しエージング処理を施し(ステップS107)、電解コンデンサが完成する。本実施形態における電解コンデンサは、直径6.5mm、長さ5.8mm、定格電圧35V、静電容量47μFである。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに具体的に説明する。
(比較例)
比較例は、EGとPGを100:0の重量比とした(すなわち、EGのみを用いた)極性溶媒に含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサである。
(実施例1)
本実施例1は、EGとPGを95:5の重量比で混合した高沸点溶剤に含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサである。
(実施例2)
本実施例2は、EGとPGを90:10の重量比で混合した高沸点溶剤に含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサである。
(実施例3)
本実施例3は、EGとPGを85:15の重量比で混合した高沸点溶剤に含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサである。
(実施例4)
本実施例4は、EGとPGを80:20の重量比で混合した高沸点溶剤に含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサである。
上記の比較例の電解コンデンサおよび実施例1~4の電解コンデンサについて、上述のステップS103における導電性高分子の乾燥、ステップS104のEG乾燥を行った後のCap(静電容量)、tanδおよびESRを表1に示し、さらにステップS104の高温乾燥(160℃乾燥)を行った後のCap(静電容量)、tanδおよびESRを表2に示す。
Figure 0007072487000001
Figure 0007072487000002
表1および表2から以下のことが分かる。
比較例の電解コンデンサにおけるEG乾燥後は、Capは44.7μF、tanδは0.013、ESRは21.5mΩであり、160℃乾燥後は、Capは39.5μF、tanδは0.060、ESRは25.5mΩである。従って、EG乾燥後から160℃乾燥後のESRの変化量は1.19倍である。
実施例1の電解コンデンサにおけるEG乾燥後は、Capは44.3μF、tanδは0.014、ESRは22.5mΩであり、160℃乾燥後は、Capは42.3μF、tanδは0.035、ESRは23.4mΩである。従って、EG乾燥後から160℃乾燥後のESRの変化量は1.19倍である。
実施例2の電解コンデンサにおけるEG乾燥後は、Capは44.7μF、tanδは0.014、ESRは20.2mΩであり、160℃乾燥後は、Capは43.4μF、tanδは0.024、ESRは22.2mΩである。従って、EG乾燥後から160℃乾燥後のESRの変化量は1.10倍である。
実施例3の電解コンデンサにおけるEG乾燥後は、Capは44.9μF、tanδは0.012、ESRは20.2mΩであり、160℃乾燥後は、Capは43.3μF、tanδは0.022、ESRは22.4mΩである。従って、EG乾燥後から160℃乾燥後のESRの変化量は1.11倍である。
実施例4の電解コンデンサにおけるEG乾燥後は、Capは44.5μF、tanδは0.014、ESRは20.8mΩであり、160℃乾燥後は、Capは43.4μF、tanδは0.020、ESRは22.3mΩである。従って、EG乾燥後から160℃乾燥後のESRの変化量は1.07倍である。
上述の結果から、実施例1~4の、EGにPGを添加した高沸点溶剤を含浸させた電解コンデンサは、比較例の、EGのみの極性溶媒を含浸させた電解コンデンサと比べて、EG乾燥後~160℃乾燥後のESRの変化量を同等かそれより低く抑えることができることが分かる。
次に、上記の比較例の電解コンデンサおよび実施例1~4の電解コンデンサについて、上述のステップS107のエージング(AG)後のCap、tanδ、ESR及びLC(リーク電流)を表3に示し、さらにリフロー後(電解コンデンサを基板に半田付けする際のリフロー後)のCap、tanδ、ESR及びLCを表4に示す。
Figure 0007072487000003
Figure 0007072487000004
表3および表4から以下のことが分かる。
比較例の電解コンデンサにおけるエージング後は、120HzにおけるCapは44.2μF、120Hzにおけるtanδは0.017、120HzにおけるESRは0.50mΩ、100kHzにおけるESRは0.0282mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は0.8μAである。また、リフロー後は、120HzにおけるCapは43.4μF、120Hzにおけるtanδは0.024、120HzにおけるESRは0.74mΩ、100kHzにおけるESRは0.0345mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は92.4μAである。従って、エージング後からリフロー後のCapの変化率(ΔC/Co)は-1.9%である。また、エージング後からリフロー後のESR変化率は、120Hzにおいては1.47倍であり、100kHzにおいては1.22倍である。
実施例1の電解コンデンサにおけるエージング後は、120HzにおけるCapは44.0μF、120Hzにおけるtanδは0.017、120HzにおけるESRは0.50mΩ、100kHzにおけるESRは0.0267mΩ、1minにおけるリーク電流(LC)は1.3μAである。また、リフロー後は、120HzにおけるCapは43.2μF、120Hzにおけるtanδは0.021、120HzにおけるESRは0.65mΩ、100kHzにおけるESRは0.0310mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は75.6μAである。従って、エージング後からリフロー後のCapの変化率は-1.9%である。また、エージング後からリフロー後のESRに関しては、120Hzにおいては1.29倍であり、100kHzにおいては1.16倍である。
実施例2の電解コンデンサにおけるエージング後は、120HzにおけるCapは44.1μF、120Hzにおけるtanδは0.016、120HzにおけるESRは0.49mΩ、100kHzにおけるESRは0.0255mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は0.6μAである。また、リフロー後は、120HzにおけるCapは43.2μF、120Hzにおけるtanδは0.020、120HzにおけるESRは0.62mΩ、100kHzにおけるESRは0.0299mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は16.9μAである。従って、エージング後からリフロー後のCapの変化率は-2.0%である。また、エージング後からリフロー後のESRに関しては、120Hzにおいては1.26倍であり、100kHzにおいては1.17倍である。
実施例3の電解コンデンサにおけるエージング後は、120HzにおけるCapは44.0μF、120Hzにおけるtanδは0.017、120HzにおけるESRは0.51mΩ、100kHzにおけるESRは0.0251mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は2.3μAである。また、リフロー後は、120HzにおけるCapは43.0μF、120Hzにおけるtanδは0.020、120HzにおけるESRは0.62mΩ、100kHzにおけるESRは0.0299mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は11.5μAである。従って、エージング後からリフロー後のCapの変化率は-2.2%である。また、エージング後からリフロー後のESRに関しては、120Hzにおいては1.22倍であり、100kHzにおいては1.19倍である。
実施例4の電解コンデンサにおけるエージング後は、120HzにおけるCapは44.1μF、120Hzにおけるtanδは0.017、120HzにおけるESRは0.50mΩ、100kHzにおけるESRは0.0255mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は0.5μAである。また、リフロー後は、120HzにおけるCapは43.3μF、120Hzにおけるtanδは0.021、120HzにおけるESRは0.63mΩ、100kHzにおけるESRは0.0305mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は10.2μAである。従って、エージング後からリフロー後のCapの変化率は-1.8%である。また、エージング後からリフロー後のESRに関しては、120Hzにおいては1.24倍であり、100kHzにおいては1.19倍である。
上述の結果から、実施例1~4の、EGにPGを添加した高沸点溶剤を含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサは、比較例の、EGのみの極性溶媒を含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサと比べて、リフロー後のESRが低減することが分かる。
また、EGに対してPGを10%以上添加した高沸点溶剤を含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサは、比較例の、EGのみの極性溶媒に含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサと比べて、リフロー後のリーク電流の変化を抑えることができる(すなわち、リーク電流が安定する)ということが分かる。
次に、上記の比較例の電解コンデンサおよび実施例1~4の電解コンデンサのラッシュ試験(電源投入時に一時的に流れる大電流を想定した試験)前後のCap、tanδ、ESR及びLCのそれぞれの推移の結果を表5および表6に示す。
Figure 0007072487000005
Figure 0007072487000006
表5および表6から以下のことが分かる。
比較例の電解コンデンサにおけるラッシュ試験前は、120HzにおけるCapは43.3μF、120Hzにおけるtanδは0.024、120HzにおけるESRは0.74mΩ、100kHzにおけるESRは0.0342mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は66.7μAである。また、ラッシュ試験後は、120HzにおけるCapは42.7μF、120Hzにおけるtanδは0.079、120HzにおけるESRは2.45mΩ、100kHzにおけるESRは0.0381mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は43.4μAである。従って、ラッシュ試験前後のCapの変化率は-1.39%である。また、ラッシュ試験前からラッシュ試験後のESRの変化率は、120Hzにおいては3.31倍であり、100kHzにおいては1.11倍である。
実施例1の電解コンデンサにおけるラッシュ試験前は、120HzにおけるCapは43.0μF、120Hzにおけるtanδは0.020、120HzにおけるESRは0.62mΩ、100kHzにおけるESRは0.0318mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は50.8μAである。また、ラッシュ試験後は、120HzにおけるCapは42.9μF、120Hzにおけるtanδは0.050、120HzにおけるESRは1.52mΩ、100kHzにおけるESRは0.0346mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は34.4μAである。従って、ラッシュ試験前後のCapの変化率は-0.23%である。また、ラッシュ試験前からラッシュ試験後のESRの変化率は、120Hzにおいては2.45倍であり、100kHzにおいては1.09倍である。
実施例2の電解コンデンサにおけるラッシュ試験前は、120HzにおけるCapは43.1μF、120Hzにおけるtanδは0.019、120HzにおけるESRは0.60mΩ、100kHzにおけるESRは0.0301mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は10.4μAである。また、ラッシュ試験後は、120HzにおけるCapは42.9μF、120Hzにおけるtanδは0.045、120HzにおけるESRは1.44mΩ、100kHzにおけるESRは0.0321mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は10.5μAである。従って、ラッシュ試験前後のCapの変化率は-0.46%である。また、ラッシュ試験前からラッシュ試験後のESRの変化率は、120Hzにおいては2.40倍であり、100kHzにおいては1.07倍である。
実施例3の電解コンデンサにおけるラッシュ試験前は、120HzにおけるCapは42.9μF、120Hzにおけるtanδは0.020、120HzにおけるESRは0.63mΩ、100kHzにおけるESRは0.0308mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は2.2μAである。また、ラッシュ試験後は、120HzにおけるCapは42.8μF、120Hzにおけるtanδは0.047、120HzにおけるESRは1.44mΩ、100kHzにおけるESRは0.0330mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は9.4μAである。従って、ラッシュ試験前後のCapの変化率は-0.23%である。また、ラッシュ試験前からラッシュ試験後のESRの変化率は、120Hzにおいては2.29倍であり、100kHzにおいては1.07倍である。
実施例4の電解コンデンサにおけるラッシュ試験前は、120HzにおけるCapは43.0μF、120Hzにおけるtanδは0.020、120HzにおけるESRは0.63mΩ、100kHzにおけるESRは0.0306mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は7.0μAである。また、ラッシュ試験後は、120HzにおけるCapは43.0μF、120Hzにおけるtanδは0.041、120HzにおけるESRは1.23mΩ、100kHzにおけるESRは0.0336mΩ、1分間(1min)のリーク電流(LC)は9.2μAである。従って、ラッシュ試験前後のCapの変化率は-0.00%である。また、ラッシュ試験前からラッシュ試験後のESRの変化率は、120Hzにおいては1.95倍であり、100kHzにおいては1.10倍である。
上述の結果から、実施例1~4の、EGにPGを添加した高沸点溶剤を含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサは、比較例の、EGのみの極性溶媒を含浸させたコンデンサ素子を使用した電解コンデンサと比べて、ラッシュ試験前後でのESRの変化率は同等かそれ以下であり、かつCapの変化を抑えることができるということが分かる。
次に、上記の比較例の電解コンデンサ及び実施例1~4の電解コンデンサの温度特性について表7に示す。
Figure 0007072487000007
表7から以下のことが分かる。
比較例の電解コンデンサについて、120HzにおけるCapは、-55℃の温度環境下では35.1μFであり、20℃の温度環境下では42.1μFである。従って、Capの変化率は-16.6%である。
実施例1の電解コンデンサについて、120HzにおけるCapは、-55℃の温度環境下では34.4μFであり、20℃の温度環境下では41.7μFである。従って、Capの変化率は-17.6%である。
実施例2の電解コンデンサについて、120HzにおけるCapは、-55℃の温度環境下では34.1μFであり、20℃の温度環境下では42.2μFである。従って、Capの変化率は-19.1%である。
実施例3の電解コンデンサについて、120HzにおけるCapは、-55℃の温度環境下では32.9μFであり、20℃の温度環境下では42.1μFである。従って、Capの変化率は-21.8%である。
実施例4の電解コンデンサについて、120HzにおけるCapは、-55℃の温度環境下では32.4μFであり、20℃の温度環境下では42.3μFである。従って、Capの変化率は-23.4%である。
上述の結果から、EGに対するPGの配合比が高くなると、低温特性が悪化することが分かる。Capの変化率を-20%以内にするためには、EGに対するPGの添加量は5~10%が好ましい。すなわち、PGを添加することで当該PGによる見かけ上の容量が出現するが、低温領域において容量を失い低温特性が悪化する背反があることにより、最適な混合率とすることが必要である。この点について、上述のように、PGの添加量を適切に定めることができる。
以上説明した電解コンデンサの製造方法によれば、高沸点溶剤浸漬・乾燥処理(S104)によってエチレングリコール(EG)を揮発させることで、当該エチレングリコールを蒸散させコンデンサ素子7として熱的に安定させることができるともに、当該高沸点溶剤浸漬・乾燥処理(S104)によってもポリグリセリン(PG)を残存させることができる。このように、エチレングリコールを用いることにより、導電性高分子の配向性を向上させることができるため、導電性高分子層形成工程の回数を減らしてもESRの劣化を抑制することができるとともに、高温乾燥処理による導電性高分子層の熱的な劣化をポリグリセリンにより保護することができる。
なお、上述の実施例においては、極性溶媒としてEGを用いた場合について述べたが、これに限られるものではなく、PGよりも沸点の低い極性溶媒であればよい。例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド、N-メチル-ピロリドン、グリセリン、糖アルコール、ポリエチレングリコール等である。
また、上述の実施例においては、EGに添加する溶媒としてPGを用いた場合について述べたが、これに限られたものではなく、リフロー温度以上(240℃以上)でも蒸散しない溶媒であればよい。例えば、PEG(ポリエチレングリコール)等を用いることができる。
さらに、上述の実施例においては、導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサについて述べたが、導電性高分子アルミニウム固体電解コンデンサにおいても、同様の効果が得られる。
1 陽極箔
2 陰極箔
3 電解紙(セパレータ)
4、5 引き出しリード線
6 座板
7 コンデンサ素子
8 封口体
12 外装ケース

Claims (3)

  1. 電解紙を介して弁金属の陽極箔と陰極箔とを対向させ、巻回してなるコンデンサ素子を有する電解コンデンサの製造方法であって、
    前記コンデンサ素子の誘電体酸化皮膜の表面に導電性高分子層を形成する工程と、
    前記導電性高分子層が形成された前記コンデンサ素子に対して、極性溶媒からなる第1の溶媒に当該第1の溶媒よりも沸点が高い第2の溶媒を添加した高沸点溶剤を含浸させる工程と、
    前記高沸点溶剤が含浸された前記コンデンサ素子に対して、前記第1の溶媒の沸点よりも高く、かつ、前記第2の溶媒の沸点よりも低い温度で高温乾燥処理を施す工程と、
    を備えることを特徴とする電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記第1の溶媒は、エチレングリコールであり、
    前記第2の溶媒は、ポリグリセリンである
    ことを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記エチレングリコールに対する前記ポリグリセリンの添加量は、5~10wt%であることを特徴とする請求項2に記載の電解コンデンサの製造方法。
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