JP6160378B2 - Dc−dcコンバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のDC−DC変換部を並列接続してなるDC−DCコンバータ装置に関する。
直流電力の電圧を降圧または昇圧するDC−DCコンバータ装置において、変換される電力の低電圧・大電流化に伴い変換効率が低下することを防ぐべく、複数のDC−DC変換部を並列接続して構成したものが提案されている。そして、大電流を効率よく処理すべく、出力のリプル電流を低減し、出力平滑コンデンサにおける実効電流を小さくすることで、電力損失を抑制する必要がある。そこで、複数のDC−DC変換部のPWM(Pulse Width Modulation)制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行うことにより、出力のリプル電流を抑制する方法が開示されている(特許文献1)。
特開2002−247839号公報
しかしながら、複数のDC−DC変換部を接続する連結配線が長くなると、この連結配線における寄生インダクタンスの影響が無視できなくなる。例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載されるDC−DCコンバータ装置のように、体格の大きいDC−DCコンバータ装置の場合、上記連結配線を構成する連結バスバーが長くなり、この連結バスバーに寄生するインダクタンスが無視できなくなる。
すなわち、各DC−DC変換部におけるチョークコイルに流れるリプル電流を、インターリーブ制御によって打ち消すことを狙っても、出力平滑コンデンサの接続位置によっては、出力平滑コンデンサに流れるリプル電流を充分に抑制することが困難となる。また、出力平滑コンデンサの接続位置によっては、連結バスバーの寄生インダクタンスの影響により、出力電圧が変動してしまうおそれもある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、出力平滑コンデンサにおけるリプル電流を抑制すると共に、出力電圧の変動を抑制することができる、DC−DCコンバータ装置を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、PWMスイッチング方式の複数のDC−DC変換部を並列接続してなり、該複数のDC−DC変換部のPWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行うよう構成されたDC−DCコンバータ装置であって、
チョークコイルを有する上記複数のDC−DC変換部と、
該複数のDC−DC変換部における上記チョークコイルの出力側を並列接続する連結バスバーと、
該連結バスバーを共通の出力端子に接続する出力バスバーと、
上記連結バスバーと上記出力端子との間において上記出力バスバーに接続された出力平滑コンデンサとを有し、
上記出力バスバーは、上記連結バスバーの長手方向の一端に接続されると共に他端側へ折り返されていることを特徴とするDC−DCコンバータ装置にある。
本発明の第2の態様は、PWMスイッチング方式の複数のDC−DC変換部を並列接続してなり、該複数のDC−DC変換部のPWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行うよう構成されたDC−DCコンバータ装置であって、
チョークコイルを有する上記複数のDC−DC変換部と、
該複数のDC−DC変換部における上記チョークコイルの出力側を並列接続する連結バスバーと、
該連結バスバーを共通の出力端子に接続する出力バスバーと、
上記連結バスバーと上記出力端子との間において上記出力バスバーに接続された出力平滑コンデンサとを有し、
上記複数のDC−DC変換部における上記チョークコイルは、互いに励磁インダクタンスが異なり、上記出力バスバーまでの電流経路が長い上記チョークコイルほど、励磁インダクタンスを小さくしていることを特徴とするDC−DCコンバータ装置にある。
上記DC−DCコンバータ装置においては、出力平滑コンデンサが、連結バスバーと出力端子との間において出力バスバーに接続されている。これにより、連結バスバーの寄生インダクタンスの影響を受けることなく、出力平滑コンデンサにおけるリプル電流を抑制すると共に、出力電圧の変動を抑制することができる。
以上のごとく、本発明によれば、出力平滑コンデンサにおけるリプル電流を抑制すると共に、出力電圧の変動を抑制することができる、DC−DCコンバータ装置を提供することができる。
参考例1における、DC−DCコンバータ装置の回路図。 参考例1における、連結バスバーの寄生インダクタンスを考慮したDC−DCコンバータ装置の回路図。 比較例1における、DC−DCコンバータ装置の回路図。 比較例1における、連結バスバーの寄生インダクタンスを考慮したDC−DCコンバータ装置の回路図。 比較例2における、DC−DCコンバータ装置の回路図。 比較例2における、連結バスバーの寄生インダクタンスを考慮したDC−DCコンバータ装置の回路図。 実施例1における、DC−DCコンバータ装置の回路図。 実施例1における、DC−DCコンバータの平面説明図。 実施例1における、一体化された連結バスバーと出力バスバーの斜視図。 実施例2における、DC−DCコンバータ装置の回路図。 参考例2における、DC−DCコンバータの平面説明図。
上記DC−DCコンバータ装置において、上記連結バスバーと上記出力バスバーとは、一体化されていてもよい。この場合には、DC−DCコンバータ装置の部品点数を低減することができる。
一方、連結バスバーと出力バスバーとは、別部材からなっていてもよい。また、出力バスバーは、出力端子と一体化されていてもよいし、別部材であってもよい。また、出力バスバーと出力端子とは、直接接続されていてもよいし、別部材の導体を介して接続されていてもよい。また、出力平滑コンデンサは、出力バスバーに直接接続されていてもよいし、別部材の導体を介して接続されていてもよい。また、出力平滑コンデンサは、連結バスバーと出力バスバーとの接続点に接続されていてもよい。
また、DC−DCコンバータ装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される車両用のDC−DCコンバータ装置とすることができる。
参考例1
上記DC−DCコンバータ装置の参考例につき、図1、図2を用いて説明する。
本例のDC−DCコンバータ装置1は、PWMスイッチング方式の複数のDC−DC変換部10、100を並列接続してなり、該複数のDC−DC変換部10、100のPWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行うよう構成されたものである。
DC−DCコンバータ装置1は、複数のDC−DC変換部10、100と、連結バスバー31と、出力バスバー32と、出力平滑コンデンサ4とを有する。
複数のDC−DC変換部10、100は、それぞれチョークコイル2を有する。連結バスバー31は、複数のDC−DC変換部10、100におけるチョークコイル2の出力側を並列接続する。出力バスバー32は、連結バスバー31を共通の出力端子51に接続する。出力平滑コンデンサ4は、連結バスバー31と出力端子51との間において出力バスバー32に接続されている。
本例のDC−DCコンバータ装置1は、特に、2個のDC−DC変換部10、100を並列接続してなる。そして、2個のDC−DC変換部10、100は、そのPWM制御の位相差が180°となるようにインターリーブ制御される。
本例において、DC−DC変換部10、100は、チョッパ方式の降圧コンバータであり、互いに直列接続されたスイッチング素子11及びチョークコイル2と、これらの接続点に接続されたダイオード12とによって構成されている。2つのDC−DC変換部10、100は、スイッチング素子11の入力側において、互いに並列接続されていると共に、直流電源52に接続される。また、直流電源52と2つのDC−DC変換部10、100を繋ぐ共通の入力配線に、入力平滑コンデンサ53が接続されている。
また、2つのDC−DC変換部10、100は、チョークコイル2の出力側において、連結バスバー31によって並列接続されている。また、連結バスバー31と出力端子51とを接続するように、出力バスバー32が設けてある。そして、出力バスバー32に、出力平滑コンデンサ4が接続されている。出力平滑コンデンサ4は、出力バスバー32と連結バスバー31との接続点323に接続されてもよい。すなわち、出力平滑コンデンサ4は、少なくとも、接続点323か、出力バスバー32における接続点323よりも電流経路として出力端子51に近い位置に接続されている。
また、出力バスバー32には、出力フィルタが設けられていてもよい。この場合、出力フィルタは、出力平滑コンデンサ4よりも出力端子51側に設けられる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
DC−DCコンバータ装置1においては、出力平滑コンデンサ4が、連結バスバー31と出力端子51との間において出力バスバー32に接続されている。これにより、連結バスバー31の寄生インダクタンスの影響を受けることなく、出力平滑コンデンサ4にリプル電流が流れることを抑制することができる。
すなわち、出力平滑コンデンサ4が、連結バスバー31と出力端子51との間において出力バスバー32に接続されていることにより、連結バスバー31に寄生インダクタンスがついていても、その影響によって出力平滑コンデンサ4にリプル電流が流れることを抑制することができる。
例えば、車両搭載用のDC−DCコンバータ装置のように、DC−DCコンバータ装置1の体格がある程度の大きさを有する場合、連結バスバー31の長さもその寄生インダクタンスが無視できなくなる程度に長くなる。この場合、図2に示すごとく、連結バスバー31の寄生インダクタンスLp1、Lp2を考慮する必要がある。しかし、本例のDC−DCコンバータ装置1においては、出力平滑コンデンサ4が、連結バスバー31と出力端子51との間における出力バスバー32に接続されているため、連結バスバー31における寄生インダクタンスLp1、Lp2は、DC−DC変換部10、100におけるチョークコイル2の励磁インダクタンスと一体化されることとなる。それゆえ、インターリーブ制御によって、2つのDC−DC変換部10、100のチョークコイル2に流れるリプル電流が、打ち消し合って出力バスバー32に流れるリプル電流が抑制されることとなる。それゆえ、後述する比較例1とは異なり、出力平滑コンデンサ4にリプル電流が流れることを防止することができる。
また、出力平滑コンデンサ4が出力バスバー32に接続されているため、後述する比較例2とは異なり、一方のDC−DC変換部10(100)のチョークコイル2の放電による出力電圧が低下することを防ぐことができる。その結果、DC−DCコンバータ装置1の出力電圧の変動を防ぐことができる。
以上のごとく、本例によれば、出力平滑コンデンサにおけるリプル電流を抑制すると共に、出力電圧の変動を抑制することができる、DC−DCコンバータ装置を提供することができる。
(比較例1)
本例は、図3、図4に示すごとく、2つのDC−DC変換部91、92を並列接続する連結配線310と、各チョークコイル2との間に、それぞれ出力平滑コンデンサ41、42を接続したDC−DCコンバータ装置9の例である。各DC−DC変換部91、92が、それぞれ出力平滑コンデンサ41、42を有している。その他の回路構成は、参考例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、参考例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
DC−DCコンバータ装置9の回路(図3)は、配線の寄生インダクタンスを考慮しなければ、参考例1のDC−DCコンバータ装置1の回路(図1)と等価である。それゆえ、連結配線310の長さが充分に短い場合などは、その寄生インダクタンスの影響を無視できる。しかしながら、DC−DCコンバータ装置9を、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される車両用とする場合など、連結配線310をその長さの長い連結バスバー31によって構成する場合、連結バスバー31における寄生インダクタンスの影響が無視できなくなる。
この連結バスバー31における寄生インダクタンスを考慮した回路図が、図4である。図4に示すごとく、出力平滑コンデンサ41、42に対して出力端子51に近い側に連結バスバー31の寄生インダクタンスLp1、Lp2が存在する。それゆえ、この寄生インダクタンスの影響を受けて、それぞれ各出力平滑コンデンサ41、42にリプル電流が流れることとなる。その結果、各出力平滑コンデンサ41、42における電力損失が生じることとなる。
(比較例2)
本例は、図5、図6に示すごとく、2つのDC−DC変換部901、902を並列接続する連結配線310と、第1のDC−DC変換部901におけるチョークコイル2との間に、出力平滑コンデンサ41を接続したDC−DCコンバータ装置90の例である。第2のDC−DC変換部902には、出力平滑コンデンサは設けられていない。
その他の回路構成は、参考例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、参考例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
DC−DCコンバータ装置90の回路(図5)も、配線の寄生インダクタンスを考慮しなければ、参考例1のDC−DCコンバータ装置1の回路(図1)と等価である。しかしながら、比較例1の場合と同様に、連結配線310をその長さの長い連結バスバー31によって構成する場合、連結バスバー31における寄生インダクタンスが無視できなくなる。
この連結バスバー31における寄生インダクタンスを考慮した回路図が、図6である。図6に示すごとく、出力平滑コンデンサ41に対して出力端子51に近い側に連結バスバー31の寄生インダクタンスLp1が存在する。それゆえ、この寄生インダクタンスLp1の影響を受けて、比較例1と同様に、出力平滑コンデンサ41にリプル電流が流れることとなる。
さらに、本例においては、第2のDC−DC変換部902のチョークコイル2の励磁インダクタンスLcに、寄生インダクタンスLp1、Lp2が加わり、Lc+Lp1+Lp2が、DC−DC変換部902のチョークコイルの励磁インダクタンスとして機能する。このインダクタンスLc+Lp1+Lp2を構成する部分である、チョークコイル2と連結バスバー31との直列体にかかる電圧は、第2のDC-DC変換部100のスイッチング素子11をオンしたときとオフしたときとで互いに異なる。そして、スイッチング素子11をオンしたときとオフしたときとにおいて、連結バスバー31に流れる電流の電流変化の大きさが互いに異なる。なお、出力平滑コンデンサ41と連結バスバー31との接続点における電位は一定である。
したがって、連結バスバー31における出力バスバー32との接続点323と出力平滑コンデンサ41との接続点との間の部分におけるインダクタンスLp1の影響によって、DC-DC変換部100におけるスイッチング素子11をオンとしたときと、オフとしたときとで、出力電圧が異なることとなる。すなわち、出力電圧の波形は矩形波となってしまう。
実施例1
本例は、図7〜図9に示すごとく、DC−DC変換部10、100として、トランス13を用いたDC−DCコンバータを採用した例である。
本例において、DC−DC変換部10、100は、図7に示すごとく、トランス13と、トランス13の一次側に接続されたスイッチング回路部14と、トランス13の二次側に接続された整流回路部15と、整流回路部15の出力側に接続されたチョークコイル2とを、それぞれ有する。そして、チョークコイル2の出力側において、2つのDC−DC変換部10が、連結バスバー31によって接続されている。
スイッチング回路部14は、4つのスイッチング素子141を用いて構成されたフルブリッジ型のスイッチング回路を構成している。スイッチング素子141は、MOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)である。ただし、スイッチング素子141として、例えば、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等、他の半導体素子を用いてもよい。整流回路部15は、ダイオード151からなるが、ダイオードの代わりに、MOSFET等のスイッチング素子を用いて構成することもできる。
本例のDC−DCコンバータ装置1においても、2つのDC−DC変換部10、100が、チョークコイル2の出力側において、連結バスバー31によって並列接続されている。そして、連結バスバー31を共通の出力端子51に接続する出力バスバー32に、出力平滑コンデンサ4が接続されている。
本例において、出力バスバー32は、第1のDC−DCコンバータ10と連結バスバー31との接続点に接続されている。また、出力平滑コンデンサ4も、第1のDC−DCコンバータ10と連結バスバー31との接続点に接続されている。
また、出力バスバー32には、出力フィルタ54が設けられている。出力フィルタ54は、コイル541とフィルタコンデンサ542とによって構成されている。コイル541は、出力バスバー32の一部の周囲にコアを配置することにより構成されている。
また、本例のDC−DCコンバータ装置1は、図8に示すごとく、トランス13、スイッチング回路部14、チョークコイル2等をそれぞれ備えた2つのDC−DC変換部10、100を筐体16内に並べて配置してある。そして、2つのDC−DC変換部10、100の並び方向(Y方向)に直交する方向(X方向)における同じ側の端部に、各DC−DC変換部10、100のチョークコイル2が配置されている。連結バスバー31と出力バスバー32とは、X方向におけるチョークコイル2が配置された側において、2つのDC−DC変換部10、100に隣接して配置されている。
連結バスバー31と出力バスバー32とは、図9に示すごとく、一体的に形成された屈曲バスバー33によって構成されている。屈曲バスバー33は、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2に接続される第1端子311と、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2に接続される第2端子312とを有する。連結バスバー31は、屈曲バスバー33における第1端子311と、第2端子312と、両者間の連結板部313とによって構成されている。第1端子311と第2端子312とは、連結板部313に対して、幅方向の同じ方向に平行に突出すると共に、厚み方向の同じ方向に略直角に屈曲して形成されている。
出力バスバー32は、連結バスバー31の長手方向の一端に接続されると共に他端側へ折り返されている。すなわち、屈曲バスバー33は、連結バスバー31における連結板部313からさらに長手方向に延設された後、その幅方向の一端から第1端子311及び第2端子312と反対側に略直角に屈曲され、さらに、連結板部313と同じ方向に略直角に屈曲されている。
出力バスバー32における折返し部321には、図8に示すごとく、出力フィルタ54が設けられている。折返し部321から延設された延設部322が、出力端子51に接続されている。本例においては、出力バスバー32は、屈曲バスバー33の一部と、屈曲バスバー33に接続された端子バスバー34の一部によって構成されている。そして、端子バスバー34における、屈曲バスバー33との接続部と反対側の端部が、出力端子51となっている。
出力平滑コンデンサ4は、出力バスバー32における連結バスバー31と出力フィルタ54との間に接続されている。
また、出力バスバー32の延設部322の長手方向は、連結バスバー31の長手方向と平行である。
また、本例においては、出力平滑コンデンサ4は、連結バスバー31における第1端子311に接続されている。つまり、第1端子311には、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2と、出力平滑コンデンサ4の一端とが、接続されている。また、この第1端子311は、連結バスバー31と出力バスバー32との接続点323でもある。
その他は、参考例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、参考例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例においては、連結バスバー31と出力バスバー32とが、一体化されている。これにより、DC−DCコンバータ装置1の部品点数を低減することができる。
また、出力バスバー32は、連結バスバー31の長手方向の一端に接続されると共に他端側へ折り返されている。これにより、連結バスバー31と出力バスバー32とを含めたDC−DCコンバータ装置1の小型化を図りやすい。
出力バスバー32における折返し部321に出力フィルタ54が設けられ、延設部322が出力端子51に接続され、出力平滑コンデンサ4は、出力バスバー32における連結バスバー31と出力フィルタ54との間に接続されている。これにより、一層効率的にDC−DCコンバータ装置1の小型化を図ると共に、出力ノイズの低減を効果的に図ることができる。また、延設部322の長手方向は、連結バスバー31の長手方向と平行であるため、DC−DCコンバータ装置1の一層の小型化を図ることができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
実施例2
本例は、図10に示すごとく、複数のDC−DC変換部10、100におけるチョークコイル2を、互いに励磁インダクタンスが異なるものとした、DC−DCコンバータ装置1の例である。
すなわち、本例のDC−DCコンバータ装置1においては、出力バスバー32までの電流経路が長いチョークコイル2ほど、励磁インダクタンスを小さくしている。具体的には、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2の方が、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2よりも、出力バスバー32までの電流経路が長いため、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2を、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2よりも、励磁インダクタンスが小さいものとしている。つまり、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2の励磁インダクタンスLc1と、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2の励磁インダクタンスLc2とは、Lc1>Lc2の関係を有する。なお、各チョークコイル2の励磁インダクタンスの調整は、例えば、コイルの巻数、コアの材料(比透磁率)等を調整することにより行うことができる。
その他は、参考例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、参考例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、出力平滑コンデンサ4におけるリプル電流をより一層抑制することができる。つまり、図10に示すように連結バスバー31を配線すると、配線も含めた第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2の励磁インダクタンスは、チョークコイル2のみの励磁インダクタンスに連結バスバー31の寄生インダクタンスも加わった値となる。一方、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2には、連結バスバー31の寄生インダクタンスは加わらない。
それゆえ、各チョークコイル2そのものの励磁インダクタンスLc1、Lc2を同等の値としておくと、連結バスバー31の寄生インダクタンスを考慮した場合、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2の励磁インダクタンスに比べて、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2の励磁インダクタンスが大きくなる。その結果、2つのDC−DCコンバータ10、100のそれぞれにおけるチョークコイル2のリプル電流の大きさに差が生じる。それゆえ、インターリーブ制御により、2つのDC−DC変換部10、100を駆動したとき、このリプル電流の大きさの差の分だけ、わずかではあるが、出力平滑コンデンサ4にリプル電流が生じることとなる。
そこで、本例においては、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2そのものの励磁インダクタンスを、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2そのものの励磁インダクタンスよりも小さくしてある。これにより、連結バスバー31の寄生インダクタンスを考慮したとき、配線も含めた励磁インダクタンスを、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2と第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2とで、差を小さくすることができる。その結果、出力平滑コンデンサ4におけるリプル電流を一層小さくすることができる。
特に、連結バスバー31の寄生インダクタンス分、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2の励磁インダクタンスよりも、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2の励磁インダクタンスを小さくしておくことにより、連結バスバー31の寄生インダクタンスを考慮したとき、2つのチョークコイル2の励磁インダクタンスが同等となる。それゆえ、一層効果的に平滑コンデンサ4のリプル電流を小さくすることができる。
なお、上記説明においては、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2の励磁インダクタンスLc2を、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2の励磁インダクタンスLc1よりも小さくするという表現を用いたが、もちろん、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2の励磁インダクタンスLc1を大きくすることにより、Lc1>Lc2の状態を実現してもよい。
また、本例の状態とは逆に、第1のDC−DC変換部10のチョークコイル2の方が、第2のDC−DC変換部100のチョークコイル2よりも、出力バスバー32までの電流経路が長い構成とした場合には、Lc1<Lc2とすることにより、上記と同様の効果を得ることができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
参考例2
本例は、図11に示すごとく、出力バスバー32と連結バスバー31との接続点323が、複数のDC−DC変換部10、100におけるチョークコイル2との間の電流経路の長さが同等となる位置に設けられているDC−DCコンバータ装置1の例である。
すなわち、連結バスバー31における、第1のDC−DC変換部10との接続点(第1端子311)と、第2のDC−DC変換部100との接続点(第2端子312)との中点に、出力バスバー32の一端が接続されている。そして、この出力バスバー32に、出力平滑コンデンサ4の一端が接続されている。また、出力バスバー32における出力平滑コンデンサ4との接続点よりも、出力端子51側に、出力フィルタ54が設けられている。
その他は、参考例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、参考例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合には、2つのDC−DC変換部10、100のチョークコイル2から出力バスバー32までの配線距離が同等となるため、チョークコイル2そのものの励磁インダクタンスを同等としておいても、チョークコイル2のリプル電流の大きさに差が生じず、出力平滑コンデンサ4のリプル電流を充分に小さくすることができる。それゆえ、安価かつ設計容易なDC−DCコンバータ装置1とすることができる。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
ただし、実施例1実施例2と比べると、出力バスバー32及び出力フィルタ54の配置スペースが大きくなると共に、筐体16内のデッドスペースが大きくなりやすい。出力バスバー32を適宜屈曲することも考えられるが、第1端子311と第2端子312との中点に出力バスバー32を接続する前提があると、実施例1実施例2に比べて、省スペース化が困難となりやすい。その一方で、実施例1実施例2に記載のDC−DCコンバータ装置1によれば、省スペース化を図り、装置の小型化を図ることができる。
上記実施例1、実施例2以外にも、種々の態様が考えられ、各実施例を適宜組み合わせた構成とすることも考えられる。また、実施例1、実施例2においては、降圧コンバータの例を示したが、昇圧コンバータに本技術思想を適用することもできる。
また、DC−DCコンバータ装置は、2個のDC−DC変換部を並列接続したものに限らず、3個以上のDC−DC変換部を並列接続したものとすることもできる。この場合、インターリーブ制御は、複数のDC−DC変換部におけるPWM制御の位相差を、360°/n(nは、並列接続するDC−DC変換部の個数)とすることが好ましい。
1 DC−DCコンバータ装置
10、100 DC−DC変換部
2 チョークコイル
31 連結バスバー
32 出力バスバー
4 出力平滑コンデンサ
51 出力端子

Claims (7)

  1. PWMスイッチング方式の複数のDC−DC変換部(10、100)を並列接続してなり、該複数のDC−DC変換部(10、100)のPWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行うよう構成されたDC−DCコンバータ装置(1)であって、
    チョークコイル(2)を有する上記複数のDC−DC変換部(10、100)と、
    該複数のDC−DC変換部(10、100)における上記チョークコイル(2)の出力側を並列接続する連結バスバー(31)と、
    該連結バスバー(31)を共通の出力端子(51)に接続する出力バスバー(32)と、
    上記連結バスバー(31)と上記出力端子(51)との間において上記出力バスバー(32)に接続された出力平滑コンデンサ(4)とを有し、
    上記出力バスバー(32)は、上記連結バスバー(31)の長手方向の一端に接続されると共に他端側へ折り返されていることを特徴とするDC−DCコンバータ装置(1)。
  2. 上記連結バスバー(31)と上記出力バスバー(32)とは、一体化されていることを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ装置(1)。
  3. 上記出力バスバー(32)における折返し部(321)に、出力フィルタ(54)が設けられ、上記折返し部(321)から延設された延設部(322)が、上記出力端子(51)に接続され、上記出力平滑コンデンサ(4)は、上記出力バスバー(32)における上記連結バスバー(31)と上記出力フィルタ(54)との間に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のDC−DCコンバータ装置(1)。
  4. 上記延設部(322)の長手方向は、上記連結バスバー(31)の長手方向と平行であることを特徴とする請求項に記載のDC−DCコンバータ装置(1)。
  5. 上記複数のDC−DC変換部(10、100)における上記チョークコイル(2)は、互いに励磁インダクタンスが異なり、上記出力バスバー(32)までの電流経路が長い上記チョークコイル(2)ほど、励磁インダクタンスを小さくしていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のDC−DCコンバータ装置(1)。
  6. PWMスイッチング方式の複数のDC−DC変換部(10、100)を並列接続してなり、該複数のDC−DC変換部(10、100)のPWM制御に位相差をつけたインターリーブ制御を行うよう構成されたDC−DCコンバータ装置(1)であって、
    チョークコイル(2)を有する上記複数のDC−DC変換部(10、100)と、
    該複数のDC−DC変換部(10、100)における上記チョークコイル(2)の出力側を並列接続する連結バスバー(31)と、
    該連結バスバー(31)を共通の出力端子(51)に接続する出力バスバー(32)と、
    上記連結バスバー(31)と上記出力端子(51)との間において上記出力バスバー(32)に接続された出力平滑コンデンサ(4)とを有し、
    上記複数のDC−DC変換部(10、100)における上記チョークコイル(2)は、互いに励磁インダクタンスが異なり、上記出力バスバー(32)までの電流経路が長い上記チョークコイル(2)ほど、励磁インダクタンスを小さくしていることを特徴とするDC−DCコンバータ装置(1)。
  7. 上記連結バスバー(31)と上記出力バスバー(32)とは、一体化されていることを特徴とする請求項6に記載のDC−DCコンバータ装置(1)。
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