JP6160117B2 - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関するものである。
近年、レーザー光源を用いたプロジェクターが開発されている。この種のプロジェクターは、レーザー光源の波長域が狭いために色再現範囲を十分に広くすることができ、小型化や構成部品の削減も可能である。
しかしながら、レーザー光源を用いたプロジェクターにおいて表示を行う際、スクリーン等の散乱体で光の干渉が生じることによって明点と暗点が縞模様あるいは斑模様に分布する、いわゆるスペックルと呼ばれる現象が発生する場合がある。
スペックルは、観察者に対してぎらつき感を与え、画像鑑賞時に不快感を与えるなどの悪影響を及ぼす原因となる。特にレーザー光は、干渉性が高い(コヒーレントな)光であることから、スペックルが発生しやすい。また、レーザー光源に限らずLEDを光源に用いた場合でも同様にスペックルの課題が生じる他、ランプ光源の場合であっても、近年は短アーク化によって光の可干渉性が高くなっている。したがって、プロジェクターの開発においては、スペックルを除去する技術が重要になってきている。
このような課題に対して、特許文献1では、レーザー光の進行方向を変化させる偏向手段を用いて時間的にレーザー光の進行方向を変化させながら、画像を形成し投写表示させるプロジェクターが開示されている。特許文献1では、時間的にレーザー光の進行方向を変化させることにより、時間的に複数のスペックルを生じさせることができる。画像の観察者にはスペックルが時間的に重畳されて観察されるため、特許文献1のプロジェクターによれば、スペックルが低減した(スペックルが観察されにくい)画像を表示することができる。
国際公開第2006/090681号
特許文献1のプロジェクターは、スペックル自体を生じさせないわけではない。スペックル低減の効果には個人差があることから、さらなるスペックル低減の技術が求められていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、簡素な構成でスペックルノイズを低減することが可能な光源装置を提供することを目的とする。また、このような光源装置を有し、スペックルが低減された高品質な画像表示が可能なプロジェクターを提供することをあわせて目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、光源部と、所定の回転軸の周りを回転可能に設けられ、複数の拡散領域が前記回転軸の周りに連続して形成された光拡散素子と、前記光拡散素子において前記光源部からの光が入射する領域が、前記複数の拡散領域の間を移動するように前記光拡散素子を回転させる駆動装置と、を備え、前記複数の拡散領域は、第1の拡散領域と、前記第1の拡散領域の拡散特性とは異なる拡散特性を有する第2の拡散領域と、が互いに隣り合って設けられてなり、前記第1の拡散領域から射出された光の断面形状は、前記第2の拡散領域から射出された光の断面形状とは異なるように前記光拡散素子が構成されている光源装置を提供する。
本発明の一態様は、光源部と、所定の回転軸の周りを回転可能に設けられ、複数の拡散領域が前記回転軸の周りに連続して形成された光拡散素子と、前記光拡散素子において前記光源部からの光が入射する領域が、前記複数の拡散領域の間を移動するように前記光拡散素子を回転させる駆動装置と、を備え、前記複数の拡散領域は、第1の拡散領域と、前記第1の拡散領域の拡散特性とは異なる拡散特性を有する第2の拡散領域と、が互いに隣り合って設けられてなる光源装置を提供する。
なお、本明細書において「拡散特性」とは、光拡散素子から射出する光の「拡散角」、光拡散素子から射出する光の中心軸の方向である「拡散方向」、光拡散素子から射出する光の、光拡散素子の光射出側の面の法線に直交する平面での光量分布である「断面形状」、の各特性を含む。
第1の拡散領域と第2の拡散領域の「拡散特性」が異なるとは、各拡散領域において「拡散角」「拡散方向」「断面形状」の各特性のうち、少なくとも1つの特性が異なることを指す。
本発明の一態様に係る光源装置をプロジェクターに用いたとき、プロジェクターでは、第1の拡散領域から射出された拡散光を用いて形成される画像光と、第2の拡散領域から射出された拡散光を用いて形成される画像光と、を用いて被投写面に画像表示を行う。第1の拡散領域と第2の拡散領域とは拡散特性が異なるため、第1の拡散領域から射出された拡散光を用いて形成される画像光と、第2の拡散領域から射出された拡散光を用いて形成される画像光とでは、被投写面への入射角度分布が異なる。そのため、被投写面においては、入射角度分布が異なる画像光に対応して異なるスペックルが生じることとなる。
上記光源装置においては、光拡散素子が回転することで光源部からの光が入射する領域が複数の拡散領域の間で時間的に変化するため、拡散光の拡散角、すなわち画像光の被投写面への入射角度分布が時間的に変化する。そのため、被投写面においては、発生するスペックルが時間的に変化することとなる。画像の観察者は、このようにして発生する複数のスペックルを時間的に重畳して観察することにより、スペックルが低減された画像を観察する。したがって、上述の構成によれば、スペックルが低減された光源装置を実現できる。
本発明の一態様においては、前記第1の拡散領域には、光散乱構造、回折構造およびレンズ構造からなる群から選ばれる少なくとも一つの光拡散構造が設けられ、前記第2の拡散領域には、前記群から選ばれる少なくとも一つの光拡散構造が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、好適に光の拡散角を変更させることができ、さらに、光拡散素子の設計の自由度が高まる。
本発明の一態様においては、前記第1の拡散領域に設けられた一の光拡散構造は、前記第2の拡散領域に設けられた一の光拡散構造と異なる構成としてもよい。
この構成によれば、隣り合う第1の拡散領域と第2の拡散領域との境界においては、拡散角が大きく変化するため、パターンが大きくことなるスペックルを発生させることができる。したがって、スペックルの低減の効果が高い照明を実現することが可能な光源装置となる。
本発明の一態様においては、前記光拡散素子は、板状の基材と、前記基材の一方の面に設けられた第1層と、前記基材の他方の面に設けられた第2層と、を有し、前記複数の拡散領域は、前記光拡散素子に対する光の入射方向を平面視方向として、前記第1層と前記第2層とが平面的に重なって構成されており、前記第1層には、光散乱構造、回折構造およびレンズ構造からなる群から選ばれる少なくとも一つの光拡散構造が設けられ、前記第2層には、プリズム構造またはレンズ構造の少なくともいずれか一方が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、第1層で拡散角を変更する光の進行方向を、第2層によってさらに変更することができるため、入射角度分布を大きく異ならせることができる。したがって、スペックルの低減の効果が高い照明を実現することが可能な光源装置となる。
本発明の一態様においては、前記光源部は、複数の光源と、前記複数の光源から射出される光を前記光拡散素子に集光する集光光学系と、を有する構成としてもよい。
この構成によれば、予め集光させた光が光拡散素子に入射するため、光拡散素子において形成される拡散光の拡散角が大きくなっても、集光させない場合と比べ光の広がりが抑えられる。そのため、照明効率を向上させた光源装置とすることができる。
本発明の一態様においては、前記複数の光源のうち少なくとも一つの光源の出力を断続的に変動させる制御部を有する構成としてもよい。
この構成によれば、拡散光の光量分布を変更することができ、光量分布に応じた異なるスペックルを発生させることができる。そのため、スペックルの低減の効果が高い照明を実現することが可能な光源装置とすることができる。
本発明の一態様においては、前記制御部は、前記複数の光源のうち一の光源の出力を低減しているとき、前記複数の光源のうち他の光源の出力を増加させる構成としてもよい。
この構成によれば、複数の光源からの射出光の合計量の変化を抑制することが可能となり、スペックル低減と同時に良好な画像表示が可能となる。
本発明の一態様は、上述の光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する光変調素子と、前記光拡散素子から射出される光を複数の小光束に分割するとともに、前記複数の小光束を前記光変調素子の上で互いに重畳させる重畳光学系と前記光変調素子によって変調された光を投写する投写光学系と、を備えるプロジェクターを提供する。
この構成によれば、被投写面での画像光の入射角度分布を時間的に変更させることで、複数の異なるスペックルを時間的に生じさせることができる。そのため複数の異なるスペックルを時間的に重畳させ、スペックルを低減させた画像表示が可能なプロジェクターとすることができる。
第1実施形態のプロジェクターPJ1を示す模式図である。 光拡散素子50Aの概略説明図である。 光拡散素子50Aで拡散する光の様子を示す説明図である。 第1実施形態のプロジェクターPJ1の効果を示す模式図である。 第1実施形態のプロジェクターPJ1の効果を示す模式図である。 第2実施形態に係る光拡散素子を示す模式図である。 第3実施形態に係る光拡散素子を示す模式図である。 第4実施形態に係る光拡散素子を示す模式図である。 第4実施形態に係る光拡散素子を示す模式図である。 第5実施形態に係る光拡散素子を示す模式図である 第6実施形態に係る光拡散素子を示す模式図である 第7実施形態に係るプロジェクターPJ2の説明図である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図5を参照しながら、本発明の第1実施形態に係るプロジェクターについて説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態のプロジェクターPJ1を示す模式図である。図に示すようにプロジェクターPJ1は、光源装置100、色分離光学系200、液晶ライトバルブ(光変調素子)400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400B、色合成素子500および投写光学系600を含んでいる。
プロジェクターPJ1は、概略すると以下のように動作する。光源装置100から射出された光は、色分離光学系200により複数の色光に分離される。色分離光学系200により分離された複数の色光は、それぞれ対応する液晶ライトバルブ400R(光変調素子)、液晶ライトバルブ400G(光変調素子)および液晶ライトバルブ400B(光変調素子)に入射して変調される。液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bにより変調された複数の色光は、色合成素子500に入射して合成される。色合成素子500により合成された光(画像光)は、投写光学系600により壁やスクリーン等のスクリーンSCRに拡大投写され、フルカラーの投写画像が表示される。
以下、プロジェクターPJ1の各構成要素について説明する。
光源装置100は、光源部10(光源)、コリメート光学系20、色合成光学系30、集光光学系40、光拡散素子50A、ピックアップレンズ60、レンズアレイ70、重畳レンズ80および制御部90を有している。レンズアレイ70と重畳レンズ80とは、重畳光学系を構成する。
光源部10は、複数のレーザー光源11(レーザー光源アレイ)を有し、コヒーレント光であるレーザー光を射出する。光源部10では、例えば、レーザー光源11を2次元状に配列することにより、高出力の光源とすることができる。図1においては、光源部10として、赤色光を射出する赤色レーザー光源11Rを有する赤色光源部10R、緑色光を射出する緑色レーザー光源11Gを有する緑色光源部10G、青色光を射出する青色レーザー光源11Bを有する青色光源部10Bを含むものとして示している。
コリメート光学系20は、複数のコリメーターレンズ21を有している。光源部10(赤色光源部10R、緑色光源部10G、青色光源部10B)の各レーザー光源から出射された各レーザー光は、光源部10の各レーザー光源に1対1で対応して設けられたコリメーターレンズ21に入射し、平行化されて射出される。
色合成光学系30は、ダイクロイックプリズム等により構成される。ダイクロイックプリズムは、4つの三角柱プリズムが互いに貼り合わされた構造になっている。三角柱プリズムにおいて貼り合わされる面は、ダイクロイックプリズムの内面になる。ダイクロイックプリズムの内面に、赤色光が反射し緑色光が透過するミラー面と、青色光が反射し緑色光が透過するミラー面とが互いに直交して形成されている。ダイクロイックプリズムに入射した緑色光は、ミラー面を通ってそのまま射出される。ダイクロイックプリズムに入射した赤色光、青色光は、ミラー面で選択的に反射あるいは透過して、緑色光の射出方向と同じ方向に射出される。このようにして3つの色光が重ね合わされて合成され、合成された色光が集光光学系40に向けて射出される。
集光光学系40は、色合成光学系30から射出された光を光拡散素子50Aに集光する。光拡散素子50Aに入射する光を予め集光しておくことにより、光拡散素子50Aにおいて形成される拡散光の拡散角が大きくなっても、集光させない場合と比べ光の広がりが抑えられる。そのため、光路の下流側で光の損失が抑制され、照明効率を向上させた光源装置とすることができる。
光拡散素子50Aは、平面視円形の基板51と、基板51の第1主面51a上に設けられた光拡散層52と、を有している。
基板51は、光源部10から射出されたレーザー光を透過させる物質を形成材料としており、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア(単結晶コランダム)、透明樹脂などを用いることができる。これらの中では、長時間使用してもレーザー光が照射されることによる加熱で変形しないように、無機物である石英ガラス、水晶、サファイアが好適に用いられる。
光拡散素子50Aは、基板51の中心を通る第1主面51aの法線と平行に設けられた回転軸58が、駆動装置として設けられたモーター59に接続され、回転可能に設けられている。光拡散素子50Aに設けられた光拡散層52Aを用いて、入射光の拡散角を変更して拡散光に変換する。
ここで、本明細書において「拡散角」とは、光束の中心軸方向に対する広がり角のことを指す。具体的には、光束の中心軸に直交する平面における拡散光の光強度分布(横軸:放射角度、縦軸:光強度)において、ピーク強度の1/2の強度を示す角度(半値全角:Full Width at Half Maximum(FWHM))のことを指す。
図2は、光拡散素子50Aの概略説明図であり、図2(a)は、光拡散素子50Aの概略平面図、図2(b)は、光拡散素子50Aの駆動の様子を示す説明図である。
図2(a)に示すように、光拡散層52Aは、基板51の回転軸58の周りにおいて周方向に連続して設けられている。光拡散層52Aは、TiO等の高屈折な透光性を有する光散乱材であるフィラー(光散乱構造)を、光透過性を有するバインダーに分散させた構成を採用することができる。本実施形態では、フィラーが光拡散構造を構成する。バインダーとしては、例えば、光透過性を有し、高い耐熱性を有するシリコーン樹脂を好適に用いることができる。このような光拡散層52Aは、フィラーを分散したバインダーの前駆体を塗布し、前駆体を硬化することにより形成することができる。
また、光拡散層52Aは、回転軸58の周方向に配列した複数(図では8つ)の拡散領域53を有している。互いに隣り合う拡散領域53は、拡散特性が互いに異なっている。図2(a)においては、複数の拡散領域のうち拡散領域53a(第1の拡散領域)の拡散特性は、第1の拡散領域53aが隣り合っている拡散領域53b(第2の拡散領域)および拡散領域53c(第2の拡散領域)の拡散特性と異なっている。本実施形態においては、拡散角が拡散特性に対応しており、拡散領域53aから射出される光の拡散角が、拡散領域53bおよび拡散領域53cから射出される光の拡散角と異なるように各拡散領域53が構成されている。拡散領域53aとそれぞれ隣接する拡散領域53bおよび拡散領域53cの拡散特性は、同一であってもよく異なっていてもよい。
拡散角は、光拡散層52A(拡散領域53)に含まれるフィラーの量、およびフィラーの種類を変更することにより制御することができる。例えば、射出光の拡散角を広げる場合、光拡散層52Aに含まれるフィラーの量を増やす、またはフィラーの種類を相対的に高い屈折率を有するフィラーに変更する、という制御を行うとよい。射出光の拡散角を狭める場合、光拡散層52Aに含まれるフィラーの量を減らす、またはフィラーの種類を相対的に低い屈折率を有するフィラーに変更する、という制御を行うとよい。
図2(b)に示すように、このような光拡散層52Aを有する光拡散素子50Aでは、入射光Lは、光拡散層52Aのフィラーで散乱することにより、拡散角が変更された光(拡散光DL)として射出される。
このとき、光拡散素子50Aは、不図示のモーター59の駆動により回転軸58回りに回転する。そのため、光拡散層52における入射光Lの照射位置SPが周方向に時間的に変化し、入射光Lが拡散角の異なる複数の拡散領域53に次々と入射されることとなる。
図3は、光拡散素子50Aで拡散する光の様子を示す説明図である。
図3(a),(c)は、光拡散素子50A近傍の概略断面図である。図3(b),(d)は、図1における光拡散素子50Aから射出された拡散光DLの、光拡散素子50Aの光射出側の面の法線に直交する平面での光量分布を模式的に示す図である。図3(b),(d)における「法線に直交する平面」とは、例えば、ピックアップレンズ60とレンズアレイ70との間の空間において想定される平面である。以下の説明において、「拡散光DLの、光拡散素子50Aの光射出側の面の法線に直交する平面での光量分布」のことを、法線に直交する平面における「拡散光DLの断面形状」と称することがある。
図3(a),(b)は、拡散領域53xに入射した入射光Lが拡散する様子を示し、図3(c),(d)は、拡散領域53xと隣り合う拡散領域53yに入射した入射光Lが拡散する様子を示す。
なお、図3においては、プロジェクターPJ1が有する光源部10が、3×3の行列状のレーザー光源アレイを有しているものとして入射光Lが拡散する様子を示している。また、拡散領域53xから射出される拡散光DLxの拡散角よりも、拡散領域53yから射出される拡散光DLyの拡散角の方が大きいものとして入射光Lが拡散する様子を示している。
まず、図3(a),(b)に示すように、光源部10(不図示)が有するレーザー光源アレイから射出されるレーザー光は、集光光学系40(不図示)により集光され、ある瞬間において、拡散領域53xを照射する。その際、複数のレーザー光源からそれぞれ射出されるレーザー光は、集光光学系40(不図示)による集光の角度に応じた入射角で拡散領域53xに入射し、拡散領域53xによって拡散される。
また、図3(c),(d)に示すように、光拡散素子50Aが回転軸58回りを回転することにより、図2(b)に示すレーザー光の照射位置SPが変化し、ある瞬間において、レーザー光は拡散領域53yを照射する。
その際、複数のレーザー光源からそれぞれ射出されるレーザー光は、集光光学系40(不図示)による集光の角度に応じた入射角で拡散領域53yに入射し、拡散領域53yによって拡散される。このとき、拡散領域53xから射出される拡散光DLxの拡散角よりも、拡散領域53yから射出される拡散光DLyの拡散角の方が大きいため、拡散光DLyは、拡散光DLxよりも広がることとなる。
すなわち、光拡散素子50Aを用いると、拡散特性が互いに異なる複数の拡散領域53の間で、入射光Lが入射する領域が変化する(移動する)毎に、拡散光DLの拡散角が時間的に変化する。
図1に戻って、ピックアップレンズ60は、光拡散素子50Aから射出される拡散光の光路上に配置され、拡散光を平行化する。ピックアップレンズ60を透過した光は、レンズアレイ70に入射する。
レンズアレイ70は、第1レンズアレイ71と第2レンズアレイ72とを有している。レンズアレイ70は、ピックアップレンズ60から射出された光を複数の小光束に分割する。
第1レンズアレイ71は、複数の第1小レンズ711を含んでおり、第2レンズアレイ72は複数の第2小レンズ721を含んでいる。第1小レンズ711は、第2小レンズ721と1対1で対応している。ピックアップレンズ60から射出された光は、複数の第1小レンズ711に空間的に分かれて入射する。第1小レンズ711は、入射した光を対応する第2小レンズ721に結像させる。これにより、複数の第2小レンズ721の各々に、二次光源像が形成される。なお、第1小レンズ711、第2小レンズ721の外形形状は、液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域の外形形状と略相似形となっている。
重畳レンズ80は、レンズアレイ70から射出された光を被照明領域(液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400B)にて重畳させるものである。レンズアレイ70と重畳レンズ80とは、重畳光学系を構成する。光拡散素子50Aから射出された拡散光(図2(b)に示す拡散光DL)は、レンズアレイ70によって空間的に分割された後、重畳レンズ80によって重畳される。図3で示したように、拡散光DLの拡散角が時間的に変化するため、第1レンズアレイ71に入射する光の輝度分布は時間的に変化する。しかし、被照明領域における輝度分布は、重畳光学系によって均一化される。
制御部90は、複数のレーザー光源11の各々の発光強度を制御する。その他に、光拡散素子50A、液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bを制御する。
本実施形態の光源装置100は、以上のような構成となっている。
色分離光学系200は、ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220、ミラー230、ミラー240、ミラー250、フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G、フィールドレンズ300B、リレーレンズ260およびリレーレンズ270を含んでいる。ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220は、例えばガラス表面に誘電体多層膜を積層したものである。ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220は、所定の波長帯域の色光を選択的に反射させ、それ以外の波長帯域の色光を透過させる特性を有している。図1では、ダイクロイックミラー210が緑色光と青色光とを反射させ、ダイクロイックミラー220が緑色光を反射させる構成となっている。
光源装置100から射出された光は、ダイクロイックミラー210に入射する。光のうちの赤色光Rは、ダイクロイックミラー210を透過してミラー230に入射し、ミラー230で反射してフィールドレンズ300Rに入射する。赤色光Rは、フィールドレンズ300Rにより平行化された後に、液晶ライトバルブ400Rに入射する。
光のうちの緑色光Gと青色光Bとは、ダイクロイックミラー210で反射して、ダイクロイックミラー220に入射する。緑色光Gは、ダイクロイックミラー220で反射してフィールドレンズ300Gに入射する。緑色光Gは、フィールドレンズ300Gにより平行化された後に、液晶ライトバルブ400Gに入射する。
ダイクロイックミラー220を透過した青色光Bは、リレーレンズ260を通りミラー240で反射した後、リレーレンズ270を通りミラー250で反射してフィールドレンズ300Bに入射する。青色光Bは、フィールドレンズ300Bにより平行化された後に、液晶ライトバルブ400Bに入射する。
液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bは、例えば透過型の液晶ライトバルブ等の光変調装置により構成される。液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bは、画像情報を含んだ画像信号を供給するPC等の信号源(図示略)と電気的に接続されている。液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bは、供給された画像信号に基づいて、入射光を画素ごとに変調して画像を形成する。液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bは、それぞれ赤色画像、緑色画像および青色画像を形成する。液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400Gおよび液晶ライトバルブ400Bにより変調された色光(形成された画像光)は、色合成素子500に入射する。
色合成素子500は、ダイクロイックプリズム等により構成される。ダイクロイックプリズムは、4つの三角柱プリズムが互いに貼り合わされた構造になっている。三角柱プリズムにおいて貼り合わされる面は、ダイクロイックプリズムの内面になる。ダイクロイックプリズムの内面に、赤色光が反射し緑色光が透過するミラー面と、青色光が反射し緑色光が透過するミラー面とが互いに直交して形成されている。ダイクロイックプリズムに入射した緑色光は、ミラー面を通ってそのまま射出される。ダイクロイックプリズムに入射した赤色光、青色光は、ミラー面で選択的に反射あるいは透過して、緑色光の射出方向と同じ方向に射出される。
このようにして3つの色光(画像光)が重ね合わされて合成され、画像光が投写光学系600によってスクリーンSCRに拡大投写される。
本実施形態のプロジェクターPJ1は、以上のような構成となっている。
図4,5は、本実施形態のプロジェクターPJ1の効果を示す模式図である。図4(a),図5(a)は、プロジェクターPJ1の概略構成図である。図4(b),図5(b)は、スクリーンSCR上の点Pに入射する画像光の入射角度分布を示す図である。図4と図5とでは、拡散光DLの拡散角が互いに異なっており、図5は、拡散光DLの拡散角が図4に示した拡散光DLの拡散角よりも広い状態(すなわち、図4よりも拡散角が広い拡散領域に入射光が入射している状態)を示している。
なお、図4(a),図5(a)においては、色合成光学系30および色合成素子500は省略している。また、液晶ライトバルブについては符号400を用い、1つのみ図示している。
図4(b),図5(b)においては、直交するab座標軸の原点をスクリーンSCR上の点Pとしている。また、+b方向を0°とし、b軸から時計回りに+a方向を90°、−b方向を180°、−a方向を270°として点Pに対する画像光の入射方向(方位角)を示している。さらに、原点を中心とする複数(図では4つ)の同心円において、原点を0°とし、最も外側の同心円を1°として、スクリーンSCRの点Pにおける法線に対する画像光の入射角度を示している。すなわち、図4(b),図5(b)は、符号Xで示す網掛け領域に対応する角度でスクリーンSCR上の点Pに画像光が入射していることを示している。
図4,図5に示すように、光拡散素子50Aから射出される拡散光DLの拡散角が相対的に小さい(図4)場合には、スクリーンSCR上の点Pに対しても相対的に狭い入射角度分布で画像光が照射され、光拡散素子50Aから射出される拡散光DLの拡散角が相対的に大きい(図5)場合には、スクリーンSCR上の点Pに対しても相対的に広い入射角度分布で画像光が照射される。これにより、スクリーンSCR上では、画像光の入射角度分布に応じたスペックルが発生する。
画像光の入射角度分布は、光拡散素子50Aから射出される拡散光DLの拡散角に依存しており、拡散光DLの拡散角は、光拡散素子50Aが回転することにより時間的に変化する。すなわち、画像光の入射角度分布は、光拡散素子50Aが回転することで時間的に変化する。そのため、スクリーンSCR上では、発生するスペックルが時間的に変化することとなる。画像の観察者は、このようにして発生する複数のスペックルを時間的に重畳して観察することから、スペックルが低減され、良好な画像表示が可能となる。
以上のような構成の光源装置100によれば、プロジェクターPJ1に適用することでスペックルが低減された画像表示が可能となる。
また、以上のような構成のプロジェクターPJ1によれば、上述の光源装置100を有し、スペックルが低減された高品質な画像表示が可能となる。
なお、本実施形態においては、光拡散素子50Aの光拡散層52Aとして、高屈折な透光性を有するフィラーを、光透過性を有するバインダーに分散させた構成を採用することとしたが、これに限らない。光拡散層52Aを設けることなく、基板51の表面を粗面化することにより、基板51の表面に光散乱構造を形成して、光拡散構造を有する光拡散素子としてもよい。
その場合、拡散角は、粗面化の程度を変更することにより制御することができる。例えば、射出光の拡散角を広げる場合、基準となる粗面化処理よりも基板51の表面を相対的に荒らすとよい。射出光の拡散角を狭める場合、基準となる粗面化処理よりも軽く基板51の表面を荒らすとよい。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態に係る光拡散素子を示す模式図であり、光の屈折を利用した光拡散層を有する光拡散素子の構成を説明する模式図である。図6(a)は、上述の図3(a),(c)に対応する図であり、図6(b)は、上述の図3(b),(d)に対応する図である。
図6(a)に示す光拡散素子50Bは、光拡散層52Bに、レンズ構造として複数のマイクロレンズが形成されている。このような光拡散素子50Bにおいて、複数のマイクロレンズは、レンズ表面における光の屈折を利用するものであれば、球面レンズ、非球面レンズ、シリンドリカルレンズ、自由曲面レンズなど種々の構成を採用することができる。
例えば、光拡散素子50Bを平面視したときの直交する二方向においてレンズ表面の曲率が異なるマイクロレンズを用いると、上記二方向において拡散光DLの拡散角を互いに異ならせることができる。このように拡散角が異方性を持つことで、図6(b)に示すように、光拡散素子50Bの拡散光DLの断面形状が楕円形となる。
光拡散素子が、光拡散構造としてレンズ構造を有する場合、拡散特性は、レンズ構造の表面の曲率や、レンズ構造の形成材料の屈折率を変更することにより制御することができる。例えば、第1の拡散領域が備えるレンズ構造の表面の曲率を、第1の拡散領域と隣り合う第2の拡散領域が備えるレンズ構造の表面の曲率と異ならせることで、第1の拡散領域と第2の拡散領域とで拡散特性を異ならせることができる。
レンズ構造を用いれば、拡散角だけでなく拡散光DLの断面形状も、拡散領域の拡散特性として制御することができる。拡散光DLの断面形状のみを拡散領域の拡散特性として制御してもよい。このように、レンズ構造の拡散特性が互いに異なる第1の拡散領域と第2の拡散領域を設けることにより、スペックルを低減する効果が得られる。
[第3実施形態]
図7は、第3実施形態に係る光拡散素子を示す模式図であり、光の回折を利用した光拡散層を有する光拡散素子の構成を説明する模式図である。図7は、上述の図3に対応する図である。
図7(a)に示す光拡散素子50C、および図7(c)に示す光拡散素子50Dは、光拡散層52Cおよび光拡散層52Dに、回折構造としてCGH(計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram))素子が形成されている。CGH素子は、拡散光DLの拡散角だけでなく、拡散光DLの断面形状を任意の分布形状とすることができるため、例えば、図7(b)に示すような円環状や、図7(d)に示すような平行四辺形状(四角形状)とすることができる。回折構造は、光の回折を利用するものであれば、種々の構成を採用することができる。
光拡散素子が、光拡散構造として回折構造を有する場合、拡散特性は、回折格子の周期や形状など(回折素子パターン)を変更することにより制御することができる。例えば、第1の拡散領域が備える回折構造の回折素子パターンを、第1の拡散領域と隣り合う第2の拡散領域が備える回折構造の回折素子パターンと異ならせることで、第1の拡散領域と第2の拡散領域とで拡散特性を異ならせることができる。
回折構造を用いれば、拡散角だけでなく拡散光DLの断面形状も、拡散領域の拡散特性として制御することができる。拡散光DLの断面形状のみを拡散領域の拡散特性として制御してもよい。このように、回折構造の拡散特性が互いに異なる第1の拡散領域と第2の拡散領域を設けることにより、スペックルを低減する効果が得られる。
[第4実施形態]
図8,9は、第4実施形態に係る光拡散素子を示す模式図であり、光の屈折を生じさせるプリズム層54(プリズム構造)を有する構成を説明する模式図である。図8は、本実施形態の光拡散素子の概略斜視図であり、図9は、上述の図3に対応する図である。
図8に示すように、光拡散素子50Eは、基板51の光拡散層52Eが設けられた面とは反対側の面に、回転軸58から放射状に複数のプリズムが形成されたプリズム層54が形成されている。
光拡散素子50Eにおいては、光拡散層52Eが本発明における第1層に該当し、プリズム層54が本発明における第2層に該当する。また、基板51の光拡散層52Eが設けられた面が、本発明における基材の一方の面に該当し、プリズム層54が設けられた面が本発明における基材の他方の面に該当する。
光拡散層52Eとしては、例えば、上述したような、少なくとも拡散特性が互いに異なる2つの領域を備えた光拡散層を採用することができる。本実施形態では、第1実施形態で説明した光拡散層52Aを光拡散層52Eとして用いた。
プリズム層54は、入射光Lの入射方向を光拡散素子50Eの平面視方向として、光拡散層52Eと平面的に重なって設けられ、光拡散層52Eが有する複数の拡散領域と平面的に重なっている。図9には、プリズムの周方向のピッチが、光拡散層52Aが備える複数の領域の周方向のピッチと等しい光拡散素子50Eを示したが、プリズムの周方向のピッチの設定は適宜変更可能である。
なお、プリズム層54は、図に示すような回転軸から放射状に複数のプリズムが形成され、プリズム層54における光入射面が周方向に傾斜している構成に限らず、他の方向に傾斜している構成でもよい。
プリズム層54は、光透過性を有し、照射される入射光Lを屈折する。
プリズム層54は、互いに傾斜方向が異なる第1の入射面54aと第2の入射面54bを備える。このような光拡散素子50Eにおいては、図9(a)に示すように、第1の入射面54aに入射光Lを照射した場合と、図9(c)に示すように、第2の入射面54bに入射光Lを照射した場合と、で拡散光DLの射出方向を変化させることができる(図9(b),(d))。さらに、光拡散素子50Eは光拡散層52Eとして光拡散層52Aを備えているため、拡散光DLの拡散角も、光拡散素子50Eの回転角に応じて変化する。
そのため、本実施形態の光拡散素子50Eでは、光拡散素子50Eの回転角に応じて、拡散光DLの拡散角と拡散方向とが拡散特性として制御される。光拡散素子50Eの回転角が変化しても拡散光DLの拡散角と拡散方向とが変化しない一の領域が、第1の拡散領域53mである。また、第1の拡散領域53mと隣り合い、光拡散素子50Eの回転角が変化しても拡散光DLの拡散角と拡散方向とが変化しない他の領域が、第2の拡散領域53nである。このように、本実施形態の光拡散素子50Eでは、拡散領域は、光拡散層52E(52A)が備える複数の領域とプリズム層54が備える複数の入射面との組み合わせによって決まる。
図8,9を用いて説明した実施形態では、プリズム層54と、少なくとも拡散特性が互いに異なる2つの領域を備えた光拡散層52Eとを用いていたが、光拡散層52Eのかわりに、拡散特性が均一な光拡散層を用いてもよい。この場合、光拡散層52Eと第1の入射面54aとが平面的に重なる領域が本発明における第1の拡散領域に該当し、光拡散層52Eと第2の入射面54bとが平面的に重なる領域が本発明における第2の拡散領域に該当する。すなわち、入射光Lが第1の入射面54aに入射した場合と入射光Lが第2の入射面54bに入射した場合とでは、拡散光DLの拡散角は同じであるが、射出される方向が異なる。この例では、互いに隣り合う第1の拡散領域と第2の拡散領域ごとに、拡散方向が拡散特性として制御される。
光拡散素子50Eのように、第1の拡散領域および第2の拡散領域それぞれを複数の部材で構成する場合でも、拡散特性が互いに異なる第1の拡散領域と第2の拡散領域を設けることにより、スペックルを低減する効果が得られる。
このような構成によれば、一つの拡散領域に異なる光拡散構造が形成されている構成とすることができ、第1の拡散領域および第2の拡散領域の設計の自由度が高まる。また、第1層で拡散角を変更する光の進行方向を、第2層によってさらに変更することができるため、入射角度分布を大きく異ならせることができる。したがって、スペックルの低減の効果が高い照明を実現することが可能な光源装置となる。
[第5実施形態]
第4実施形態においては、光拡散層52Eと第1の入射面54aまたは第2の入射面54bとが平面的に重なる領域が、第1の拡散領域または第2の拡散領域を構成することとしたが、この構成に限られない。例えば、複数のレンズ構造を有する層をプリズム層54と置き換えてもよい。
図10は、第5実施形態に係る光拡散素子を示す模式図であり、光の屈折を生じさせるレンズ層55(レンズ構造)を有する構成を説明する模式図である。図10は、上述の図9(a)(c)に対応する図である。
光拡散素子50Fは、基板51の光拡散層52Fが設けられた面とは反対側の面に、複数のレンズが形成されたレンズ層55が形成されている。光拡散素子50Fにおいては、光拡散層52Fが本発明における第1層に該当し、レンズ層55が本発明における第2層に該当する。また、基板51の光拡散層52Fが設けられた面が、本発明における基材の一方の面に該当し、レンズ層55が設けられた面が本発明における基材の他方の面に該当する。
光拡散層52Fとしては、例えば、上述したような、少なくとも拡散特性が互いに異なる2つの領域を備えた光拡散層を採用することができる。本実施形態では、第1実施形態で説明した光拡散層52Aを光拡散層52Fとして用いた。
レンズ層55は、入射光Lの入射方向を光拡散素子50Fの平面視方向として、光拡散層52と平面的に重なって設けられ、光拡散層52が有する複数の拡散領域と平面的に重なっている。レンズ層55は、基板51の光拡散層52Fが設けられた面とは反対側の面の全面に設けられることとしてもよく、入射光Lが入射する領域に選択的に設けられることとしてもよい。また、レンズ層55を構成する複数のレンズのそれぞれについて、曲率は同じであってもよく、異なっていてもよい。
レンズ層55は、光透過性を有し、照射される入射光Lを屈折する。
レンズ層55に含まれる複数のレンズのうち一つのレンズに着目して例示すると、レンズは、レンズの光軸を含む平面での断面視において、レンズ光軸axと、隣り合うレンズとの境界B1と、で挟まれた第1の入射面55aと、同じくレンズ光軸axと、隣り合う他のレンズとの境界B2と、で挟まれた第2の入射面55bと、を備える。
このような光拡散素子50Fにおいては、図10(a)に示すように、第1の入射面55aに入射光Lを照射した場合と、図10(b)に示すように、第2の入射面55bに入射光Lを照射した場合と、で拡散光DLの射出方向を変化させることができる。さらに、光拡散素子50Fは光拡散層52Fとして光拡散層52Aを備えているため、拡散光DLの拡散角も、光拡散素子50Fの回転角に応じて変化する。
そのため、本実施形態の光拡散素子50Fでは、光拡散素子50Fの回転角に応じて、拡散光DLの拡散角と拡散方向とが拡散特性として制御される。第1の入射面55aと光拡散層52Fとが平面的に重なる領域が、第1の拡散領域53αであり、第2の入射面55bと光拡散層52Fとが平面的に重なる領域が、第2の拡散領域53βである。このように、本実施形態の光拡散素子50Fでは、拡散領域は、光拡散層52F(52A)が備える複数の領域とレンズ層55が備える複数の入射面との組み合わせによって決まる。
このような構成によれば、一つの拡散領域に異なる光拡散構造が形成されている構成とすることができ、第1の拡散領域および第2の拡散領域の設計の自由度が高まる。また、第1層で拡散角を変更する光の進行方向を、第2層によってさらに変更することができるため、入射角度分布を大きく異ならせることができる。したがって、スペックルの低減の効果が高い照明を実現することが可能な光源装置となる。
なお、上記実施形態においては、光拡散素子50A〜50Fにおいて、採用する光拡散層52A〜52Fの構成がそれぞれ同種の光拡散構造であることとして示したが、これに限らない。例えば、光拡散層において互いに隣り合う第1の拡散領域と第2の拡散領域において、第1の拡散領域には回折構造を形成し、第2の拡散領域にはレンズ構造を形成する、というように、互いに異なる種類の光拡散構造が形成されていることとしてもよい。
このような構造の光拡散素子とすると、互いに隣り合う第1の拡散領域と第2の拡散領域との境界においては、拡散角が大きく変化するため、パターンが互いに大きく異なるスペックルを発生させることができる。したがって、スペックルの低減の効果が高い照明を実現することが可能な光源装置となる。
また、上記実施形態においては、光源部10がレーザー光源アレイを有することとしたが、1つのレーザー光源だけを用いることとしてもよい。また、光源部10は、レーザー光源に限らず、LEDや短アーク化されたランプ光源などコヒーレンスが高い光を射出する他の光源を有することとしてもよい。
[第6実施形態]
上記実施形態においては、光源部10がレーザー光源アレイを有することとしたが、光源装置またはプロジェクターの運転中には、レーザー光源アレイがすべて常時点灯していることとしてもよく、複数のレーザー光源11のうち少なくとも一つのレーザー光源11の出力を断続的に変動させることとしてもよい。この場合、レーザー光源11の出力の制御は、制御部90により行う。
図11を用いて、複数のレーザー光源11のうち一部のレーザー光源11の出力を断続的に停止する場合について説明する。図11は、第6実施形態に係る光源装置において、レーザー光源の点灯制御を行った場合の光拡散素子50Aから射出される光の様子を示す説明図であり、図3に対応する図である。
図11に示すように、すべてのレーザー光源11を点灯させた場合(図11(a),(b))と、複数のレーザー光源11のうち一部のレーザー光源を消灯させた場合(図11(c),(d))と、では、拡散光DLの断面形状が異なる。これにより、スクリーンに入射する画像光において、入射角度分布に応じたスペックルが発生する。
このように、上述した光拡散素子50Aの回転により生じる画像光の入射角度分布の変化と、レーザー光源アレイの点灯消灯により生じる画像光の入射角度分布の変化と、を利用することにより、画像の観察者にはスペックルを大きく低減させた画像を提供することができる。
図11に示したように複数のレーザー光源11のうち一部のレーザー光源の出力を断続的に停止させる制御を行う光源装置であっても、プロジェクターに適用することでスペックルが低減された画像表示が可能となる。また、このような光源装置を用いたプロジェクターであっても、スペックルが低減された高品質な画像表示が可能となる。
レーザー光源は、出力が停止した状態から発光させたとき、出力は瞬時には安定しない。そのため、レーザー光源の出力の応答性を考慮すれば、レーザー光源の出力を断続的に変動させる際、レーザー光源を点滅させるよりも、高出力状態と低出力状態との間でレーザー光源の出力を変動させる方が好ましい。複数のレーザー光源11のうち一部のレーザー光源の出力を断続的に低下させることによっても、スペックルを大きく低減させた画像を提供することができる。
なお、複数のレーザー光源11のうち常に同じレーザー光源の出力を断続的に変動させてもよいが、時間とともに異なるレーザー光源の出力を断続的に変動させることが好ましい。これにより、拡散光DLの光量分布を効果的に変更することができ、入射角度分布に応じて複数の異なるスペックルを時間的に生じさせることができる。
制御部90は、複数のレーザー光源11のうち一部のレーザー光源11の出力を停止または低下させている時、複数のレーザー光源11のうち他のレーザー光源11の出力を増加させるとよい。これにより、光源部10から射出される光の全体としての光量の変動を小さくすることができる。また、光源部10から射出されるべき光の光量に基づいて、複数のレーザー光源11のうち一部のレーザー光源の出力を停止または低下させることによって生じる光量の低下を補うように、他のレーザー光源から射出させる光の光量を増加させることが好ましい。これにより、光源部10からの射出光量が一定となり、スペックル低減と同時に良好な画像表示が可能となる。
なお、複数のレーザー光源11のうち一部のレーザー光源の出力を断続的に変動させるという構成だけによってもスペックルをある程度低減させる効果が得られるため、一部のレーザー光源の出力を断続的に変動させるならば、第1の拡散領域の拡散特性と第2の拡散領域の拡散特性との差は比較的小さくてもよい。
[第7実施形態]
図12は、本発明の第7実施形態に係るプロジェクターPJ2の説明図である。本実施形態のプロジェクターPJ2は、第1実施形態のプロジェクターPJ1と一部共通している。したがって、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
プロジェクターPJ2は、液晶ライトバルブ400R、液晶ライトバルブ400G、液晶ライトバルブ400Bごとにそれぞれ光源装置を有している。すなわち、第1実施形態においては、光源装置100は、赤色光、緑色光、青色光を予め合成した後に光拡散素子で拡散角を変更する構成とし、光源装置100を備えるプロジェクターPJ1は色分離光学系200を備えることとしたが、プロジェクターPJ2は、光源装置110Rから射出された赤色光が液晶ライトバルブ400Rに入射し、光源装置110Gから射出された緑色光が液晶ライトバルブ400Gに入射し、光源装置110Bから射出された青色光が液晶ライトバルブ400Bに入射して画像光を形成する構成となっている。
このような構成の光源装置110R、光源装置110Gおよび光源装置110Bであっても、プロジェクターに適用することでスペックルが低減された画像表示が可能となる。また、光源装置110R、光源装置110Gおよび光源装置110Bを備えるプロジェクターPJ2であっても、スペックルが低減された高品質な画像表示が可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施形態においては、3つの液晶ライトバルブを用いた液晶プロジェクターに本発明を適用した例を示したが、本発明のプロジェクターは必ずしもそれに限る必要はない。例えばカラーシーケンシャル方式の単板式の液晶プロジェクターに本発明を適用してもよい。また、LCOS(Liquid crystal on silicon)やデジタルマイクロミラー(DMD、米国Texas Instruments社の登録商標)等の光変調装置を用いたプロジェクターに本発明を適用してもよい。
また、上述した実施形態においては、レンズアレイ70と重畳レンズ80とを用いて、ピックアップレンズ60から射出された光の輝度分布を均一化することとしたが、他にも、CGH、ロッドインテグレーターなど、公知の構成を採用してピックアップレンズ60から射出された光の輝度分布を均一化することとしても構わない。
また、上述した実施形態においては、光拡散素子の光拡散層(光拡散構造)が、光拡散素子から拡散光が射出する側の面に形成されていることとして示したが、光拡散層は、光拡散素子に光が入射する側の面に形成されていることとしてもよい。
また、上述した実施形態においては、光拡散素子の光拡散層(光拡散構造)が、基板の一面全面に形成されていることとして図示したが、光拡散層は、入射光が照射され得る領域にのみ形成されていることとしてもよい。例えば、基板の一面において、光拡散層を周方向に連続する円環状に形成することとしてもよい。
10…光源部、10…光源部(光源)、50A〜50F…光拡散素子、51…基板、52…光拡散層、53,53a,53b,53c,53x,53y…拡散領域、54a,54b…面、58…回転軸、59…モーター(駆動装置)、90…制御部、100,110B,110G,110R…光源装置、400R,400G,400B…液晶ライトバルブ(光変調素子)、600…投写光学系、P…点、PJ1,PJ2…プロジェクター

Claims (10)

  1. 光源部と、
    所定の回転軸の周りを回転可能に設けられ、複数の拡散領域が前記回転軸の周りに連続して形成された光拡散素子と、
    前記光拡散素子において前記光源部からの光が入射する領域が、前記複数の拡散領域の間を移動するように前記光拡散素子を回転させる駆動装置と、を備え、
    前記複数の拡散領域は、第1の拡散領域と、前記第1の拡散領域の拡散特性とは異なる拡散特性を有する第2の拡散領域と、が互いに隣り合って設けられてなり、
    前記第1の拡散領域から射出された光の断面形状は、前記第2の拡散領域から射出された光の断面形状とは異なるように前記光拡散素子が構成されている光源装置。
  2. 前記第1の拡散領域から射出された前記光の幾何学的断面形状は、前記第2の拡散領域から射出された前記光の幾何学的断面形状とは異なる請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1の拡散領域には、光散乱構造、回折構造およびレンズ構造からなる群から選ばれる少なくとも一つの光拡散構造が設けられ、
    前記第2の拡散領域には、前記群から選ばれる少なくとも一つの光拡散構造が設けられている請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記第1の拡散領域に設けられた一の光拡散構造は、前記第2の拡散領域に設けられた一の光拡散構造と異なる請求項に記載の光源装置。
  5. 前記第1の拡散領域に設けられた前記一の光拡散構造の種類は、前記第2の拡散領域に設けられた前記一の光拡散構造の種類とは異なっている請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記光拡散素子は、板状の基材と、前記基材の一方の面に設けられた第1層と、前記基材の他方の面に設けられた第2層と、を有し、
    前記複数の拡散領域は、前記光拡散素子に対する光の入射方向を平面視方向として、前記第1層と前記第2層とが平面的に重なって構成されており、
    前記第1層には、光散乱構造、回折構造およびレンズ構造からなる群から選ばれる少なくとも一つの光拡散構造が設けられ、
    前記第2層には、プリズム構造またはレンズ構造の少なくともいずれか一方が設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記光源部は、複数の光源と、
    前記複数の光源から射出される光を前記光拡散素子に集光する集光光学系と、を有する請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記複数の光源のうち少なくとも一つの光源の出力を断続的に変動させる制御部を有する請求項に記載の光源装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の光源のうち一の光源の出力を低減しているとき、前記複数の光源のうち他の光源の出力を増加させる請求項に記載の光源装置。
  10. 請求項1からのいずれか1項の光源装置と、
    前記光源装置から射出される光を変調する光変調素子と、
    前記光拡散素子から射出される光を複数の小光束に分割するとともに、前記複数の小光束を前記光変調素子の上で互いに重畳させる重畳光学系と、前記光変調素子によって変調された光を投写する投写光学系と、を備えるプロジェクター。
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