JP5664222B2 - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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本発明は、光源装置及びプロジェクターに関するものである。
近年、レーザー光源を用いたプロジェクターが提案されている。レーザー光源は、放電発光管等を用いたランプ光源に比べて色再現性に優れること、瞬時点灯が容易であること、小型化が容易であること、長寿命であること等の長所を有している。
一方で、レーザー光源を用いると、レーザー光のコヒーレンスに起因して表示画像にスペックルと呼ばれる干渉縞を生じ、画像品質が低下するおそれがある。このスペックルを低減する技術としては、特許文献1に開示されている技術が挙げられる。
特許文献1では、光拡散素子を通ったコヒーレンス光により画像を表示させる技術が開示されている。特許文献1の技術では、光拡散素子を振動・回転させることにより、観察可能な表示の書換え時間よりも短時間でスペックルのパターンを変化させることができる。これによれば、画像の観察者にはスペックルが時間的に重畳されて観察されるため、スペックルが固定のパターンとして観察されにくくなる。
また、レーザー光源を用いた光源装置として、レーザー光を直接照明光として用いるのではなく、蛍光体に照射して得られる蛍光を照明光として利用する光源装置が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特許文献2の光源装置は、励起光(青色光)を射出する光源と、モーターにより回転される円板上に2種類の蛍光層(赤色蛍光層と緑色蛍光層)を形成してなる蛍光板と、を備えている。円板上には、回転方向に沿って3つのセグメント領域が形成されている。3つのセグメント領域のうち2つには、互いに異なる色光(赤色光と緑色光)を放射する2種類の蛍光層が形成され、残りのセグメント領域には、励起光(青色光)を散乱する散乱体が形成されている。
このような光源装置によれば、励起光と2種類の蛍光層とを用いて時間分割で3つの色光が順次放射されるため、時間積分することにより白色光を得ることが可能である。また、青色レーザー光は散乱体で散乱するため、上述の特許文献1の技術と同様にして、青色レーザー光に起因するスペックルが低減されると考えられる。
特開平6−208089号公報 特開2009−277516号公報
しかしながら、特許文献2の光源装置は、時分割で赤色、緑色、青色の光を射出する構成である。そのため、プロジェクターの画像形成手段としてフィールドシーケンシャル方式を採用した単板式のプロジェクターには採用可能であるが、白色光を変調して画像を形成する3板式のプロジェクターには採用しにくい。また、レーザー光源から射出されるレーザー光を第1の色の光として用い、蛍光層から射出される蛍光を第2の色の光として用いる場合、特許文献1に記載されたようなレーザー光のスペックルを低減するための光拡散素子と、蛍光層が形成されている蛍光板とが必要であるため、プロジェクターの光学系が大型になるという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、3板式のプロジェクターに容易に適用できる、スペックルが低減されたコンパクトな光源装置を提供することを目的とする。また、このような光源装置を有し、高品質な画像表示が可能なプロジェクターを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の光源装置は、所定の回転軸の周りを回転可能に設けられた基板と、前記基板上において、前記回転軸の周りの環状領域に設けられた発光部と、前記基板上において、前記回転軸の周りの前記発光部と平面視で重ならない環状領域に設けられた光拡散部と、前記発光部に入射する励起光、および前記光拡散部に入射する光、を含む光を射出する光源と、を備え、前記発光部から射出される蛍光および前記光拡散部から射出される動的な拡散を受けた光を射出し、前記光源は、前記光源から射出される光を前記励起光と前記光拡散部に入射する光とに分割する導光光学系を有していることを特徴とする。
上記の課題を解決するため、本発明の光源装置は、所定の回転軸の周りを回転可能に設けられた基板と、前記基板上において、前記回転軸の周りの環状領域に設けられた発光部と、前記基板上において、前記回転軸の周りの前記発光部と平面視で重ならない環状領域に設けられた光拡散部と、前記発光部に入射する励起光、および前記光拡散部に入射する光、を含む光を射出する光源と、を備え、前記発光部から射出される蛍光および前記光拡散部から射出される動的な拡散を受けた光を射出することを特徴とする。
この構成によれば、光拡散部に入射する光は光拡散部により動的な拡散を受けるため、光拡散部に入射する光がコヒーレント光であっても、光源装置からは、蛍光と、スペックルノイズを発生しにくい光と、が射出される。従って、3板式のプロジェクターに容易に適用できる、スペックルが低減されたコンパクトな光源装置を実現できる。
本発明においては、前記発光部は、前記回転軸の周りに環状に設けられた第1の蛍光体層と、前記回転軸の周りに環状に設けられた第2の蛍光体層と、を有し、前記蛍光は、前記第1の蛍光体層から射出される第1の蛍光と、前記第2の蛍光体層から射出され、前記第1の蛍光とは異なる波長の第2の蛍光と、を含み、前記第1の蛍光体層の内周側に、前記第2の蛍光体層が設けられていることが望ましい。
この構成によれば、蛍光体層の材料特性に応じて、個別に励起光の光量制御を行うことにより、第1の蛍光と第2の蛍光とを適切な光量で射出することが可能となる。そのため、多彩な色光を射出することができる光源装置とすることができる。
本発明においては、前記発光部は前記光拡散部の外周側に設けられていることが望ましい。
光拡散部では、発光部とは異なり発熱しない。そのため、放熱が必要な発光部を光拡散部の外周側に設けることで、放熱を促進し、発光部の熱劣化を防止して、装置を長寿命化することができる。
本発明においては、前記発光部と前記光拡散部とは、前記基板の回転中心を中心として同心円状に設けられていることが望ましい。
この構成によれば、発光部に入射する励起光のビームスポットが描く軌跡と発光部とを一致させ、かつ、光拡散部に入射する光のビームスポットが描く軌跡と光拡散部とを一致させることができる。よって、発光部や光拡散部を最小限の幅で形成することができ、材料の無駄を抑制することができる。
本発明においては、前記光源は、前記光源から射出される光を前記励起光と前記光拡散部に入射する光とに分割する導光光学系を有していることが望ましい。
この構成によれば、同一の光源から射出される光を用いて、発光部に入射する励起光と光拡散部に入射する光とを形成することができる。そのため、光源の装置構成を簡略化することができる。
本発明においては、前記導光光学系は、前記光源から射出される光の一部を透過させるとともに、残部を前記発光部に向けて反射する分割ミラーと、前記射出される光の一部を前記光拡散部に向けて反射する反射ミラーと、を有することが望ましい。
この構成によれば、分割ミラーの特性を制御することにより、発光部に入射させる光および光拡散部に入射させる光の光量を容易に制御することができる。
本発明においては、前記蛍光と前記動的な拡散を受けた光とを合成する合成光学系を有していることが望ましい。
この構成によれば、同一の光路から幅広い波長帯域の光を射出することができる。
本発明においては、前記基板は、前記励起光および前記光拡散部に入射する光を透過する材料で形成され、前記発光部は、前記基板に対して前記励起光が入射する側とは反対側の面に設けられていることが望ましい。
発光部では、励起光が入射する側では多く蛍光を発するところ、この構成によれば、基板側から発光部に励起光を照射するため、発光部においては、基板に近い側での発熱量が多くなる。そのため、この構成によれば、発光部で生じた熱を、効率的に基板を介して放熱することができ、発光部の温度上昇を防ぎ、発光部の形成材料の温度消光を抑制することができる。
本発明においては、前記光拡散部は、前記基板の一方の面に設けられた第1光拡散層と、前記基板の他方の面に設けられた第2光拡散層とを有し、前記第1光拡散層と前記第2光拡散層とは、平面視で少なくとも一部が重なるように設けられていることが望ましい。
この構成によれば、2つの光拡散層を透過することで、動的な拡散を受けた光の配光性をより変化させることができる。
本発明においては、前記発光部の前記励起光が入射する側に、前記発光部と平面的に重なり、前記励起光のピーク波長にあたる光を透過させるとともに、前記蛍光の波長帯にあたる光を反射する波長選択膜が設けられていることが望ましい。
この構成によれば、発光部で生じた蛍光が、励起光の入射側に戻ることを防ぎ、効果的に射出方向に向かわせることが可能となる。
本発明においては、前記基板は、前記励起光および前記光拡散部に入射する光を反射する反射面を有し、前記発光部および前記光拡散部は、前記反射面の前記励起光が入射する側に設けられていることが望ましい。
この構成によれば、基板に透光性が求められないため、基板の材料選択の幅が広がる。そのため、放熱性が高い材料を用いて発光部で生じる熱を放熱し、発光部の形成材料の温度消光を抑制することが可能となる。
本発明においては、前記基板は、光反射性を有する金属材料を用いて形成されていることが望ましい。
この構成によれば、廃熱性の高い基板とすることができる。
本発明においては、前記発光部から前記蛍光を射出する側に、前記励起光のピーク波長にあたる光を前記発光部に向けて反射するとともに、前記蛍光の波長帯にあたる光を透過する波長選択ミラーが設けられていることが望ましい。
この構成によれば、発光部から蛍光と一緒に射出される励起光を再度発光部側に反射し、発光部の励起光として活用することが可能となる。そのため、変換効率(入射する励起光の光量に対する、得られる蛍光の光量の割合)を向上させることができる。
本発明においては、前記光源は、半導体レーザーであることが望ましい。
この構成によれば、高出力の励起光を射出することができる。また、光拡散部によってレーザー光を拡散することができるため、スペックルが低減する。
本発明においては、前記動的な拡散を受けた光は、前記蛍光の補色の色光であることが望ましい。
この構成によれば、連続的に白色光を射出することが可能となる。
また、本発明のプロジェクターは、上述の光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する光変調素子と、前記光変調素子によって変調された光を投写する投写光学系と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、上述の光源装置を有するため、スペックルの発生が低減されるとともに、途切れることなく白色光を射出する光源装置を用いて画像形成を行うことができ、高品質な画像表示が可能となる。
第1実施形態の光源装置の構成を示す模式図である。 第1実施形態の光源装置が備える発光素子を示す模式図である。 発光素子が備える発光部の構成を示す模式図である。 発光素子が備える光拡散部の構成を示す模式図である。 第1実施形態のプロジェクターを示す模式図である。 偏光変換素子の説明図である。 第1実施形態の光源装置の変形例を示す模式図である。 第2実施形態の光源装置の構成を示す模式図である。 第2実施形態の光源装置が備える発光素子を示す模式図である。
[第1実施形態]
以下、図1〜図6を参照しながら、本発明の実施形態に係る光源装置およびプロジェクターについて説明する。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせてある。
図1は、本実施形態の光源装置100の構成を示す模式図である。図1に示すように、光源装置100は、光源部10、コリメート光学系20、導光光学系30、発光素子40A、ピックアップレンズ50、ダイクロイックミラー(波長選択ミラー)60,合成光学系70を有している。光源装置100では、光源部10から射出される青色光のレーザー光Bを発光素子40Aに照射することにより、発光素子40Aが備える赤色蛍光体層(第1の蛍光体層)45Rから、液晶ライトバルブの照明光として用いる赤色の蛍光(赤色蛍光、第1の蛍光)Rを射出し、同様に緑色蛍光体層(第2の蛍光体層)45Gから緑色の蛍光(緑色蛍光、第2の蛍光)Gを射出させる。さらに、これらの色光を青色光であるレーザー光Bの一部と合成することにより、白色光Lを射出可能な構成となっている。なお、以下の説明においては、赤色蛍光体層45Rと緑色蛍光体層45Gとをまとめて蛍光体層45と称することがある。また、赤色蛍光体層45Rと緑色蛍光体層45Gのうち少なくとも一方が本発明における発光部に相当する。
本実施形態の光源装置100は、プロジェクターの照明光として好適に用いることができる。以下、光源装置100の構成を順に説明する。
光源部10は、複数(図では3つ)のレーザー光源11を有し、励起光である青色(発光強度のピーク:約445nm)のレーザー光Bを射出するレーザー光源アレイである。光源部10では、例えば、半導体レーザー光源11を2次元状に配列することにより、高出力の励起光源とすることができる。
なお、光源部10は、レーザー光源アレイではなく、1つのレーザー光源だけを用いることとしてもよい。また、レーザー光源ではなくLED等の他の固体光源を用いることも可能である。さらには、後述する蛍光物質を励起させることができる波長の光であれば、445nm以外のピーク波長を有する色光を射出する光源であっても構わない。
コリメート光学系20では、コリメーターレンズアレイ21と、集光レンズ23と、平行化レンズ25と、が光路上にこの順で配置されている。光源部10から出射されたレーザー光Bは、光源部10のレーザー光源に1体1で対応して設けられたコリメーターレンズアレイ21の小レンズに入射して平行化され、集光レンズ23で集光された後に平行化レンズ25を透過することにより、レーザー光全体として光線束が細められる。
導光光学系30は、第1ミラー(分割ミラー)31、第2ミラー(分割ミラー)32、第3ミラー33を含んでいる。これらのうち、第1ミラー31および第2ミラー32は、入射するレーザー光の一部を反射するとともに、残部を透過させるビームスプリッターである。また第3ミラー33は、レーザー光を反射する反射ミラーである。
第1ミラー31および第2ミラー32は、透明基板上に誘電体多層膜のような光分離膜が形成された構成を有している。用いる第1ミラー31および第2ミラー32の反射光と透過光との比率は、光分離膜の構成(屈折率、厚さ等)を制御することにより任意に制御可能である。
コリメート光学系20から射出されたレーザー光Bは、第1ミラー31に入射し、一部が反射して第1励起光B1として発光素子40Aに入射する。また、第1ミラー31を透過するレーザー光Bの残部は、第2ミラー32に入射し、一部が透過して第2励起光B2となる。第2励起光B2は、第3ミラー33で反射して発光素子40Aに入射する。さらに、第2ミラー32で反射するレーザー光Bの残部は、第3励起光B3として発光素子40Aに入射する。このようにして、レーザー光Bは、第1励起光B1,第2励起光B2、第3励起光B3の3つの光線束に分割された後に発光素子40Aに入射される。なお、第1励起光B1と第2励起光B2とが、発光部に入射する励起光である。また、第3励起光B3は、後述する光拡散部に入射する光である。ただし、第3励起光B3は、光拡散部を励起させる光ではなく、第3励起光B3は光拡散部によって拡散され、動的に拡散を受けた光となる。
発光素子40Aは、発光素子40Aに設けられた蛍光体層45を用いて、第1励起光B1を赤色蛍光Rに変換して射出すると共に、第2励起光B2を緑色蛍光Gに変換して射出し、さらに光拡大部を用いて、第3励起光B3を動的な拡散を受けた光として射出する機能を有する。赤色蛍光Rと緑色蛍光Gと動的な拡散を受けた光とはそれぞれ、発光素子40Aの異なる領域から同時に射出される。すなわち、発光素子40Aからは白色光が射出されるため、白色光を変調して画像を形成する3板式のプロジェクターに容易に適用できる。
発光素子40Aについては、図2〜4を合わせて参照しながら説明する。図2は、発光素子40Aの平面図、図3は、発光素子40Aに設けられた赤色蛍光体層45Rの一部断面図、図4は、光拡散部として発光素子40Aに設けられた第1光拡散層46の一部断面図である。
図1,2に示すように、発光素子40Aは、平面視円形の基板41と、基板41の第1主面41a上において同心状の第1の環状領域AR1、第2の環状領域AR2、第3の環状領域AR3にそれぞれ設けられた赤色蛍光体層45R、緑色蛍光体層45G、第1光拡散層46と、を有している。第3の環状領域AR3は、平面視で蛍光体層45と重なっていない。発光素子40Aは、基板41の中心を通る法線と平行に設けられた回転軸48がモーター49に接続され、回転可能に設けられている。発光素子40Aは、蛍光体層45が形成されていない第2主面41bが導光光学系30側に面し、第2主面41b側から第1励起光B1と第2励起光B2と第3励起光B3とが入射するように配置されている。
通常、蛍光体層45では、励起光が入射する側で多く蛍光を発すると共に発熱も生じる。そのため、第2主面41b側から蛍光体層45に励起光を照射すると、蛍光体層45においては、基板41に近い側での発熱量が多くなる。しかしこのとき、蛍光体層45で生じた熱は、効率的に基板41を介して放熱されるため、蛍光体層45の温度上昇を防ぎ、蛍光体層45の形成材料の温度消光を抑制することができる。
また、第1光拡散層46は、蛍光体層45とは異なり発熱しない。そのため、放熱が必要な蛍光体層45を第1光拡散層46の外周側に設けることで、放熱をさらに促進し、蛍光体層45の熱劣化を防止して、装置を長寿命化することができる。
基板41は、基板本体42と、基板本体42と蛍光体層45との間に設けられた波長選択膜43と、基板本体42の波長選択膜43とは反対の面に設けられた反射防止膜44と、を有している。
基板本体42は、励起光である青色光を透過させる物質を形成材料としており、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア(単結晶コランダム)、透明樹脂などを用いることができる。これらの中では、励起光による加熱で変形しないように無機物である石英ガラス、水晶、サファイアが好適に用いられる。さらには、基板41に、蛍光体層45において発光する際に生じる発熱を放熱させる場合には、伝熱性等を考慮して水晶を形成材料として用いることが好ましい。
波長選択膜43は、基板本体42の表面に積層された誘電体多層膜のような光分離膜である。波長選択膜43は、励起光の波長帯域の色光を選択的に透過させ、それ以外の波長帯域の色光を反射させる波長選択性を有している。具体的には、波長選択膜43は青色光(例えば、波長が約445nmの光)を透過させ、青色光よりも長波長の光(例えば、480nmよりも長波長の光)を反射させる。これにより、青色光である励起光は波長選択膜43を透過し、蛍光体層45および第1光拡散層46に入射する。また、蛍光体層45で生じる赤色蛍光R,緑色蛍光Gが導光光学系30の方向に戻ることを防ぎ、射出方向(合成光学系70の方向)に向かわせることが可能となる。
反射防止膜44は、通常知られた誘電体多層膜で構成されるものを用いることができる。反射防止膜44を構成する複数の層は、それぞれ励起光Bの反射を防止するように屈折率が調整されている。これにより、第2主面41bにおける励起光の損失を抑えることができる。
図3に示すように、赤色蛍光体層45Rは、蛍光を発する複数の蛍光体粒子451Rと、光透過性を有する基材452と、を有している。第1励起光B1は、赤色蛍光体層45Rに入射して、一部が赤色蛍光Rに変換される。
蛍光体粒子451Rは、第1励起光B1を吸収し赤色蛍光Rを発する粒子状の蛍光物質である。このような蛍光体粒子451Rとして、平均粒径が1μmから数十μm程度のものが高い発光効率を示すことが知られている。蛍光体粒子451Rとしては、通常知られた赤色蛍光体を用いることができる。例えば、平均粒径が10μmの(Sr,Ca)AlSiN:Euで示される組成の蛍光体等の材料を用いることができる。
なお、蛍光体粒子451Rの形成材料は、1種であってもよく、2種以上の形成材料を用いて形成されている粒子を混合したものを蛍光体粒子451Rとして用いることとしてもよい。
ここで、蛍光体粒子451Rの平均粒径は、レーザー回折散乱方式を測定原理とした粒度分布測定装置(例えば、SALD2200(島津製作所社製))を用いて測定することができる。本実施形態では、平均粒径としてメジアン粒径(Median Size:粒径分布の中央値)を採用した。
また、図3では、赤色蛍光体層45Rについて図示しているが、図2に示す緑色蛍光体層45Gについては、蛍光体粒子451Rを、緑色蛍光を発する蛍光体粒子に置き換えることで、同様の構成を採用することができる。図1に示すように、第2励起光B2は、緑色蛍光体層45Gに入射して、一部が緑色蛍光Gに変換される。
このような蛍光体粒子としては、通常知られた緑色蛍光体を用いることができる。例えば、平均粒径が10μmの(YGd)Al12:Ceで示される組成の蛍光体等の材料を用いることができる。緑色蛍光体についても、1種の形成材料から形成されている粒子であってもよく、2種以上の形成材料を用いて形成されている粒子を混合したものであってもよい。
基材452は、蛍光体粒子451Rのバインダーとして機能する。基材452の形成材料としては、光透過性を有する樹脂材料を用いることができ、中でも高い耐熱性を有するシリコーン樹脂を好適に用いることができる。
図4には、第1光拡散層46の構成を例示した一部断面図を示している。
まず、図4(a)に示すように、第1光拡散層46Aは、TiO等の高屈折な透光性を有するフィラー461を、光透過性を有する基材462に分散させた構成を採用することができる。基材462としては、上述の基材452と同様の樹脂材料を用いることができる。このような第1光拡散層46Aは、フィラー461を分散した基材462の前駆体を塗布し、硬化することにより形成することができる。
図4(a)に示すように、このような第1光拡散層46Aでは、第3励起光B3は、第1光拡散層46Aに入射し、フィラー461で屈折・散乱することにより、配光性が変更された青色の動的な拡散を受けた光として射出される。
また他にも、図4(b)に示すように、第1光拡散層46Bは、光透過性を有する基材463の表面に、複数の凹凸を設けた構成を採用することができる。図4(b)では、基材463の表面に複数の凹部464を設けることとして図示している。このような第1光拡散層46Bは、基材463の前駆体を塗布した後、凹部464に対応する凸型を用いて型押しした状態で基材463を硬化させ、硬化後に凸型を取り除くことにより形成することができる。
図4(b)に示すように、このような第1光拡散層46Bでは、第3励起光B3は、第1光拡散層46Bに入射し、凹部464で屈折・散乱することにより、配光性が変更された青色の動的な拡散を受けた光として射出される。
このようにして、直進性の高いレーザー光である第3励起光B3から、配光性が変更され、動的な拡散を受けた光となることにより、本実施形態の光源装置100をプロジェクターの光源として採用した場合、形成する画像に所謂スペックルが発生しないように抑制することができる。スペックル対策を発光素子40Aで行うことで、別途スペックル対策のための構成を設ける必要がなく、光源装置100の構成を簡素化することができる。
モーター49は、発光素子40Aを使用時において例えば7500rpmで回転させる。この場合、発光素子40Aにおいて励起光(第1励起光B1、第2励起光B2、第3励起光B3)が照射される領域(ビームスポット)は、周方向に移動する。すなわち、モーター49は、発光素子40Aにおけるビームスポットの位置を変位させる位置変位手段として機能する。これにより、励起光が発光素子40A上の同一の位置を照射し続けないため、照射位置の熱劣化を防止し、装置を長寿命化することができる。
図1に戻って、赤色蛍光体層45Rから射出される光、緑色蛍光体層45Gから射出される光、第1光拡散層46から射出される第3励起光(動的拡散を受けた光)B3は、赤色蛍光体層45R、緑色蛍光体層45G、第1光拡散層46に面してそれぞれ設けられているピックアップレンズ50に入射する。ピックアップレンズ50では、赤色蛍光体層45Rから拡散しながら射出される光と、緑色蛍光体層45Gから拡散しながら射出される光と、第1光拡散層46から拡散しながら射出される光とをそれぞれ平行化する。
赤色蛍光体層45Rおよび緑色蛍光体層45Gから射出されピックアップレンズ50を透過した光は、ダイクロイックミラー60に入射する。ダイクロイックミラー60は、励起光の波長帯域の色光を選択的に反射させ、それ以外の波長帯域の色光を透過させる波長選択性を有している。具体的には、青色光(例えば、波長が約445nmの光)を反射させ、青色光よりも長波長の光(例えば、480nmよりも長波長の光)を透過させる。ダイクロイックミラー60は、誘電体多層膜を有して構成されている。
ここで、赤色蛍光体層45Rおよび緑色蛍光体層45Gから射出される光には、各蛍光体層で蛍光に変換されなかった励起光成分(第1励起光B1,第2励起光B2)が含まれている。しかし、これらの励起光成分は、ダイクロイックミラー60によって各蛍光体層に向けて反射される。これにより、青色光である励起光は蛍光体層に再度入射して、蛍光発光に用いられる。
また、赤色蛍光体層45Rおよび緑色蛍光体層45Gから射出される光は、ダイクロイックミラー60を透過することによって、色純度が高い赤色蛍光Rおよび緑色蛍光Gとなり、合成光学系70の方向に射出される。
合成光学系70は、第1合成ミラー71、第2合成ミラー72、第3合成ミラー73を含んでいる。これらのうち、第1合成ミラー71は、光を反射する反射ミラーである。また、第2合成ミラー72は、緑色光を透過させるとともに青色光を反射するダイクロイックミラーである。さらに、第3合成ミラー73は、赤色光を透過させるとともに赤色光よりも短波長の光(例えば、600nmよりも短波長の光)を透過させるダイクロイックミラーである。第2合成ミラー72および第3合成ミラー73は、透明基板上に誘電体多層膜のような光分離膜が形成された構成を有している。
発光素子40Aから射出される緑色蛍光Gは、第1合成ミラー71で反射され、第2合成ミラー72を透過した後、第3合成ミラー73で反射され、外部に射出される。また、発光素子40Aから射出される第3励起光B3は、第2合成ミラー72で反射された後、第3合成ミラー73で反射され、外部に射出される。そして、発光素子40Aから射出される赤色蛍光Rは、第3合成ミラー73を透過し、外部に射出される。
このようにして、赤色蛍光R,緑色蛍光G、第3励起光B3は、光路上で合成され混色され、赤、緑、青の幅広い波長帯域の光(すなわち白色光L)として射出される。
本実施形態の光源装置100は、以上のようにして機能する。
図5は、本実施形態のプロジェクターPJを示す模式図である。図に示すようにプロジェクターPJは、光源装置100、色分離光学系200、液晶ライトバルブ(光変調素子)400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400B、色合成素子500、投写光学系600を含んでいる。
プロジェクターPJは、概略すると以下のように動作する。光源装置100から射出された光は、色分離光学系200により複数の色光に分離される。色分離光学系200により分離された複数の色光は、それぞれ対応する液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bに入射して変調される。液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bにより変調された複数の色光は、色合成素子500に入射して合成される。色合成素子500により合成された光は、投写光学系600により壁やスクリーン等のスクリーンSCRに拡大投写され、フルカラーの投写画像が表示される。
以下、プロジェクターPJの各構成要素について説明する。
コリメート光学系110は、光源装置100から射出された光の広がりを抑える第1レンズ112と、第1レンズ112から入射される光を略平行化する第2レンズ114とを備え、全体として光源装置100から射出された光を平行化するものである。本実施形態においては、第1レンズ112と第2レンズ114とは凸レンズで構成されている。
レンズアレイ120,レンズアレイ130は、コリメート光学系110から射出された光の輝度分布を均一化するものである。レンズアレイ120は、複数の第1小レンズ122を含んでおり、レンズアレイ130は複数の第2小レンズ132を含んでいる。第1小レンズ122は、第2小レンズ132と1対1で対応している。コリメート光学系110から射出された光は、複数の第1小レンズ122に空間的に分かれて入射する。第1小レンズ122は、入射した光を対応する第2小レンズ132に結像させる。これにより、複数の第2小レンズ132の各々に、二次光源像が形成される。なお、第1小レンズ122,第2小レンズ132の外形形状は、液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bの画像形成領域の外形形状と略相似形となっている。
偏光変換素子140は、レンズアレイ120,レンズアレイ130から射出された光Lの偏光状態を揃えるものである。図6に示すように、偏光変換素子140は、複数の偏光変換セル141を含んでいる。偏光変換セル141は、第2小レンズ132と1対1で対応している。第2小レンズ132に形成された二次光源像からの光Lは、この第2小レンズ132に対応する偏光変換セル141の入射領域142に入射する。
偏光変換セル141の各々には、入射領域142に対応させて、偏光ビームスプリッター膜143(以下、PBS膜143と称する)及び位相差板145が設けられている。入射領域142に入射した光Lは、PBS膜143によりPBS膜143に対するP偏光L1とS偏光L2とに分離される。P偏光L1、S偏光L2の一方の偏光(ここではS偏光L2)は、反射部材144で反射した後、位相差板145に入射する。位相差板145に入射したS偏光L2は、位相差板145により偏光状態が他方の偏光(ここではP偏光L1)の偏光状態に変換されてP偏光L3になり、P偏光L1とともに射出される。
重畳レンズ150は、偏光変換素子140から射出された光を被照明領域にて重畳させるものである。光源装置100から射出された光は、空間的に分割された後、重畳されることにより輝度分布が均一化されて光線軸100ax周りの軸対称性が高められる。
色分離光学系200は、ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220、ミラー230、ミラー240、ミラー250、フィールドレンズ300R、フィールドレンズ300G,フィールドレンズ300B、リレーレンズ260、リレーレンズ270を含んでいる。ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220は、例えばガラス表面に誘電体多層膜を積層したものである。ダイクロイックミラー210、ダイクロイックミラー220は、所定の波長帯域の色光を選択的に反射させ、それ以外の波長帯域の色光を透過させる特性を有している。ここでは、ダイクロイックミラー210が緑色光と青色光とを反射させ、ダイクロイックミラー220が緑色光を反射させる。
光源装置100から射出された光Lは、ダイクロイックミラー210に入射する。光Lのうちの赤色光Rは、ダイクロイックミラー210を通ってミラー230に入射し、ミラー230で反射してフィールドレンズ300Rに入射する。赤色光Rは、フィールドレンズ300Rにより平行化された後に、液晶ライトバルブ400Rに入射する。
光Lのうちの緑色光Gと青色光Bとは、ダイクロイックミラー210で反射して、ダイクロイックミラー220に入射する。緑色光Gは、ダイクロイックミラー220で反射してフィールドレンズ300Gに入射する。緑色光Gは、フィールドレンズ300Gにより平行化された後に、液晶ライトバルブ400Gに入射する。
ダイクロイックミラー220を通った青色光Bは、リレーレンズ260を通りミラー240で反射した後、リレーレンズ270を通りミラー250で反射してフィールドレンズ300Bに入射する。青色光Bは、フィールドレンズ300Bにより平行化された後に、液晶ライトバルブ400Bに入射する。
液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bは、例えば透過型の液晶ライトバルブ等の光変調装置により構成される。液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bは、画像情報を含んだ画像信号を供給するPC等の信号源(図示略)と電気的に接続されている。液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bは、供給された画像信号に基づいて、入射光を画素ごとに変調して画像を形成する。液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bは、それぞれ赤色画像、緑色画像、青色画像を形成する。液晶ライトバルブ400R,液晶ライトバルブ400G,液晶ライトバルブ400Bにより変調された光(形成された画像)は、色合成素子500に入射する。
色合成素子500は、ダイクロイックプリズム等により構成される。ダイクロイックプリズムは、4つの三角柱プリズムが互いに貼り合わされた構造になっている。三角柱プリズムにおいて貼り合わされる面は、ダイクロイックプリズムの内面になる。ダイクロイックプリズムの内面に、赤色光が反射し緑色光が透過するミラー面と、青色光が反射し緑色光が透過するミラー面とが互いに直交して形成されている。ダイクロイックプリズムに入射した緑色光は、ミラー面を通ってそのまま射出される。ダイクロイックプリズムに入射した赤色光、青色光は、ミラー面で選択的に反射あるいは透過して、緑色光の射出方向と同じ方向に射出される。このようにして3つの色光(画像)が重ね合わされて合成され、合成された色光が投写光学系600によってスクリーンSCRに拡大投写される。
本実施形態のプロジェクターPJは、以上のような構成となっている。
以上のような構成の光源装置100によれば、蛍光と、スペックルノイズを発生しにくい光と、がそれぞれ、発光素子40Aの異なる領域から同時に射出される。従って、3板式のプロジェクターに採用可能な、スペックルが低減されたコンパクトな光源装置を実現できる。
また、光源装置100では、基板41の上に赤色蛍光体層45Rと緑色蛍光体層45Gと第1光拡散層46とが同心の環状に設けられている。これにより、時間的に連続して白色光が射出されるため、高品質な発光を実現することができる。そのため、光源装置100は白色光を変調して画像を形成する3板式のプロジェクターに容易に適用できる。
また、以上のような構成のプロジェクターPJによれば、スペックルの発生が低減されるとともに、途切れることなく白色光を射出する光源装置を用いて画像形成を行うため、高品質な画像表示が可能となる。
なお、本実施形態においては、赤色蛍光体層45Rと、緑色蛍光体層45Gとを別々に設けることとしたが、これに限らず、例えば赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合して同じ環状領域に配置し、第3励起光B3の補色である黄色の蛍光を発する蛍光体層を設けることとしても構わない。しかし、その場合、用いる赤色蛍光体および緑色蛍光体の特性に応じた、個別の励起光の光量制御ができなくなるため、本実施形態のように赤色蛍光体層45Rと、緑色蛍光体層45Gとを別々に設けるほうが良い。
また、本実施形態においては、波長選択膜43は、基板本体42の一面に全面に設けることとしたが、赤色蛍光体層45Rが設けられる第1の環状領域AR1と、緑色蛍光体層45Gが設けられる第2の環状領域AR2と、に設けられていれば、他の領域にはなくてもよい。
また、本実施形態においては、光拡散部として基板41の第1主面41aに第1光拡散層46を設けることとしたが、図7に示す光源装置101のように、光拡散部として、さらに第2主面41bに第2光拡散層47を設けることとしてもよい。あるいは、光拡散部として上記した第2光拡散層47のみを設けてもよい。
第2光拡散層47は、第2主面41bに設定された平面視で蛍光体層45と重ならない環状領域に設けられており、第1光拡散層46と第2光拡散層47とは、第1主面41aまたは第2主面41bの法線方向から見たときに、少なくとも一部が重なっている。図7では、第1主面41aまたは第2主面41bの法線方向から見たときに、両者が丁度重なることとして図示している。
第2光拡散層47の形成材料としては、上述の第1光拡散層46と同様のものを採用することができる。また、第1光拡散層46と第2光拡散層47とは、形成材料が共通してもよいし、異なることとしてもよい。さらに、両光拡散層が内部に光拡散材であるフィラーを含む構成を採用する場合、フィラーの濃度は同じであってもよく、異なることとしてもよい。本実施形態では、第1光拡散層46と第2光拡散層47とが同じ構成、同じ形状であることとする。このような構成を採用することで、第1光拡散層46と同じ手法、同じ材料を用いて第2光拡散層47を製造することが可能となるため、製造が容易となる。
[第2実施形態]
図8,9は、本発明の第2実施形態に係る光源装置の説明図であり、図8は、本実施形態の光源装置102の概略斜視図、図9は、本実施形態の光源装置102が有する発光素子40Cの断面図である。本実施形態の光源装置は、第1実施形態の光源装置と一部共通している。したがって、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明することがある。そして、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。図8では、光源部10からのレーザー光Bの射出方向をX方向、光源装置102からの白色光Lの射出方向をY方向としている。
図8に示すように、光源装置102は、光源部10、コリメート光学系20、発光素子40C、導光合成光学系80を有している。図8では、コリメート光学系20を凸レンズ状に略記している。
本実施形態の光源装置102は、発光素子40Cが、上述の第1実施形態の光源装置と異なり、発光素子40Cに対して励起光が入射する側と、発光素子40Cから蛍光が射出される側とが同じ、いわゆる反射型の構成を有している。光源部10から射出され、コリメート光学系20を透過して光線束が細められたレーザー光Bは、導光合成光学系80を介して発光素子40Cに設けられた赤色蛍光体層45R、緑色蛍光体層45G、第1光拡散層46に入射される。
導光合成光学系80は、第1ミラー81、第2ミラー82、第3ミラー83、第4ミラー84、第5ミラー85、第6ミラー86、第7ミラー87、第8ミラー88、コリメートレンズ89を含んでいる。
まず、光源部10から射出された励起光Bは、導光合成光学系80が有する第1ミラー81、第2ミラー82、第3ミラー83、第4ミラー84によって第1励起光B1、第2励起光B2、第3励起光B3に分離されながら、発光素子40Cに入射する。すなわち、第1ミラー81、第2ミラー82、第3ミラー83、第4ミラー84は、本発明の導光光学系としての機能を有している。
第1ミラー81は、入射する励起光の一部を反射するとともに残部を透過させ、さらに赤色光を透過させるビームスプリッターである。また、第2ミラー82は、入射する励起光の一部を反射するとともに、残部を透過させるビームスプリッターである。さらに、第3ミラー83は、緑色光を透過させるとともに青色光を反射するダイクロイックミラーである。そして、第4ミラー84は、光を反射する反射ミラーである。第1ミラー81、第2ミラー82、第3ミラー83は、透明基板上に誘電体多層膜のような光分離膜が形成された構成を有している。
そして、発光素子40Cから射出される、赤色蛍光R,緑色蛍光G、第3励起光(動的な拡散を受けた光)B3は、導光合成光学系80が有する第5ミラー85、第6ミラー86、第7ミラー87、第8ミラー88によって光路上で合成され、白色光Lとして外部に射出される。すなわち、第5ミラー85、第6ミラー86、第7ミラー87、第8ミラー88は、本発明の合成光学系としての機能を有している。
具体的には、第5ミラー85および第6ミラー86は、光を反射する反射ミラーである。また、第7ミラー87は、緑色光を透過させるとともに青色光を反射するダイクロイックミラーである。さらに、第8ミラー88は、赤色光を透過させるとともに赤色光よりも短波長の光(例えば、600nmよりも短波長の光)を透過させるダイクロイックミラーである。第7ミラー87および第8ミラー88は、透明基板上に誘電体多層膜のような光分離膜が形成された構成を有している。
また、第4ミラー84と第6ミラー86の反射面は、光拡散部が設けられ、第3励起光B3を拡散していることとしてもよい。
図8,9に示すように、本実施形態の発光素子40Cでは、基板90の第1主面90aに、第1実施形態と同様の赤色蛍光体層45R、緑色蛍光体層45G、第1光拡散層46が同心状に設けられている。本実施形態の光源装置102が有する発光素子40Cは、上述の第1実施形態の光源装置と異なり、発光素子40Cに対して励起光が入射する側と、発光素子40Cから蛍光が射出される側とが同じ、いわゆる反射型の構成を有している。
基板90は、励起光である青色光、および蛍光である赤色光、緑色光を反射する反射面を有している。基板90の形成材料としては、例えば、アルミニウム基板やシリコン基板のような金属(半金属を含む)基板などの光反射性を有する形成材料の板材や、石英ガラス、水晶、サファイア(単結晶コランダム)、透明樹脂などの光透過性を有する形成材料の板材の表面に反射膜を形成したものを用いることができる。本実施形態の基板90は、アルミニウム基板を用いて形成されているものとする。アルミニウム基板を用いることで、基板90を介して蛍光体層で生じる熱を効果的に放熱することができ、温度消光を抑制することができる。
このような基板90上に設けられた赤色蛍光体層45R、緑色蛍光体層45Gに励起光が入射されると、各蛍光体層で発せられる蛍光は、赤色蛍光体層45R、緑色蛍光体層45Gが形成された基板90の表面を反射面として反射し、励起光の入射方向に射出される。同様に、基板90上に設けられた第1光拡散層46に励起光が入射すると、基板90で反射し、励起光の入射方向に射出される。
このような構成の光源装置102においては、励起光および蛍光が以下のような光の挙動を示しながら、外部に射出される。
まず、第1ミラー81に入射する励起光Bは、一部が反射して第1励起光B1として発光素子40Cに設けられた赤色蛍光体層45Rに入射する。赤色蛍光体層45Rでは、第1励起光B1により蛍光体が励起され、赤色蛍光Rを発する。
第1ミラー81を透過する励起光の残部は、第2ミラー82に入射し、一部が透過して第2励起光B2となり、残部が反射して第3励起光B3となる。
第2励起光B2は、第3ミラー83で反射して発光素子40Cに設けられた緑色蛍光体層45Gに入射する。緑色蛍光体層45Gでは、第2励起光B2により蛍光体が励起され、緑色蛍光Gを発する。
第3励起光B3は、第2ミラー82で+Z方向に反射され、さらに第2ミラー82の+Z方向に配置された第4ミラー84で反射される。ここで便宜上、+Z方向を上方と呼び、−Z方向を下方と呼ぶ。第4ミラー84で反射された第3励起光B3は、発光素子40Cに設けられた第1光拡散層46に斜め上方から入射する。第1光拡散層46に入射した第3励起光B3は、第1光拡散層46によって拡散され、さらに斜め下方に反射する。
赤色蛍光体層45Rから射出される赤色蛍光Rは、第1ミラー81および第8ミラー88を透過し、外部に射出される。
また、緑色蛍光体層45Gから射出される緑色蛍光Gは、第3ミラー83を透過し、第5ミラー85で反射され、第7ミラー87を透過した後、第8ミラー88で反射されて、外部に射出される。
さらに、第1光拡散層46から斜め下方に射出される第3励起光B3は、第3励起光B3の射出方向に配置された第6ミラー86で斜め上方に斜めに反射され、コリメートレンズ89で平行化された後に、第7ミラー87に入射する。さらに、第3励起光B3は、第7ミラー87、第8ミラー88で順に反射されて、外部に射出される。
このようにして、赤色蛍光R,緑色蛍光G、第3励起光(動的な拡散を受けた光)B3は、合成され、白色光Lとして射出される。
本実施形態の光源装置102は、以上のようにして機能する。
以上のような構成の光源装置102によれば、スペックルの発生が低減されると共に、時間的に連続して白色光を射出することが可能となり、高品質な発光を実現することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施の形態例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
10…光源部、30…導光光学系、31…第1ミラー(分割ミラー)、32…第2ミラー(分割ミラー)、33…反射ミラー、41…基板、43…波長選択膜、45R…赤色蛍光体層(第1の蛍光体層)、45G…緑色蛍光体層(第2の蛍光体層)、46…光拡散層、第1光拡散層、47…第2光拡散層、60…ダイクロイックミラー(波長選択ミラー)、70…合成光学系、100〜102…光源装置、400R,400G,400B…液晶ライトバルブ(光変調素子)、600…投写光学系、AR3…環状領域、PJ…プロジェクター、R…赤色蛍光(第1の蛍光)、G…緑色蛍光(第2の蛍光)、

Claims (15)

  1. 所定の回転軸の周りを回転可能に設けられた基板と、
    前記基板上において、前記回転軸の周りの環状領域に設けられた発光部と、
    前記基板上において、前記回転軸の周りの前記発光部と平面視で重ならない環状領域に設けられた光拡散部と、
    前記発光部に入射する励起光、および前記光拡散部に入射する光、を含む光を射出する光源と、を備え、
    前記発光部から射出される蛍光および前記光拡散部から射出される動的な拡散を受けた光を射出し、
    前記光源は、前記光源から射出される光を前記励起光と前記光拡散部に入射する光とに分割する導光光学系を有していることを特徴とする光源装置。
  2. 前記発光部は、前記回転軸の周りに環状に設けられた第1の蛍光体層と、前記回転軸の周りに環状に設けられた第2の蛍光体層と、を有し、
    前記蛍光は、前記第1の蛍光体層から射出される第1の蛍光と、前記第2の蛍光体層から射出され、前記第1の蛍光とは異なる波長の第2の蛍光と、を含み、
    前記第1の蛍光体層の内周側に、前記第2の蛍光体層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記発光部は前記光拡散部の外周側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記発光部と前記光拡散部とは、前記基板の回転中心を中心として同心円状に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記導光光学系は、前記光源から射出される光の一部を透過させるとともに、残部を前記発光部に向けて反射する分割ミラーと、
    前記射出される光の一部を前記光拡散部に向けて反射する反射ミラーと、を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記蛍光と前記動的な拡散を受けた光とを合成する合成光学系を有していることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記基板は、前記励起光および前記光拡散部に入射する光を透過する材料で形成され、
    前記発光部は、前記基板に対して前記励起光が入射する側とは反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記光拡散部は、前記基板の一方の面に設けられた第1光拡散層と、前記基板の他方の面に設けられた第2光拡散層とを有し、
    前記第1光拡散層と前記第2光拡散層とは、平面視で少なくとも一部が重なるように設けられていることを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  9. 前記発光部の前記励起光が入射する側に、前記発光部と平面的に重なり、前記励起光のピーク波長にあたる光を透過させるとともに、前記蛍光の波長帯にあたる光を反射する波長選択膜が設けられていることを特徴とする請求項またはに記載の光源装置。
  10. 前記基板は、前記励起光および前記光拡散部に入射する光を反射する反射面を有し、
    前記発光部および前記光拡散部は、前記反射面の前記励起光が入射する側に設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  11. 前記基板は、光反射性を有する金属材料を用いて形成されていることを特徴とする請求項10に記載の光源装置。
  12. 前記発光部から前記蛍光を射出する側に、前記励起光のピーク波長にあたる光を前記発光部に向けて反射するとともに、前記蛍光の波長帯にあたる光を透過する波長選択ミラーが設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  13. 前記光源は、半導体レーザーであることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の光源装置。
  14. 前記動的な拡散を受けた光は、前記蛍光の補色の色光であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の光源装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項の光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する光変調素子と、前記光変調素子によって変調された光を投写する投写光学系と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
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