JP2021149022A - 発光装置およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】小型可能な発光装置およびプロジェクターを提供する。【解決手段】本発明の発光装置は、第1光源と、第1角度変換部と、第1角度変換部から射出された第1光が入射する第2角度変換部と、第1角度変換部の光入射側または光出射側に設けられ、第1光を拡散させる拡散部と、を備え、第1角度変換部は、第1光を入射させる第1光入射部と、第1光を第1角度変換部から射出させる第1光射出部と、第1光入射部から入射した第1光を第1光射出部に向けて反射する第1反射部と、を有し、第2角度変換部は、第1角度変換部から射出された第1光を入射させる第2光入射部と、第1光を第2角度変換部から射出させる第2光射出部と、第2光入射部から入射した第1光を第2光射出部に向けて反射する第2反射部と、を有し、第1光入射部の面積は、第1光射出部の面積よりも大きく、第2光入射部の面積は、第2光射出部の面積よりも小さい。【選択図】図2

Description

本発明は、発光装置およびプロジェクターに関する。
プロジェクターに用いられる光源装置として、青色のレーザー光を拡散板で拡散させることで青色の画像光を生成する光源装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2015−203857号公報
しかしながら、上記光源装置では、レーザー光を拡散板に入射させる集光光学系を複数のレンズを組み合わせて構成するため、光学系が大型化するという問題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様によれば、第1光を射出する第1光源と、前記第1光源から射出された前記第1光が入射する第1角度変換部と、前記第1角度変換部から射出された前記第1光が入射する第2角度変換部と、前記第1角度変換部の光入射側または光出射側に設けられ、前記第1光を拡散させる拡散部と、を備え、前記第1角度変換部は、前記第1光を入射させる第1光入射部と、前記第1光を前記第1角度変換部から射出させる第1光射出部と、前記第1光入射部から入射した前記第1光を前記第1光射出部に向けて反射する第1反射部と、を有し、前記第2角度変換部は、前記第1角度変換部から射出された前記第1光を入射させる第2光入射部と、前記第1光を前記第2角度変換部から射出させる第2光射出部と、前記第2光入射部から入射した前記第1光を前記第2光射出部に向けて反射する第2反射部と、を有し、前記第1光入射部の面積は、前記第1光射出部の面積よりも大きく、前記第2光入射部の面積は、前記第2光射出部の面積よりも小さいことを特徴とする発光装置が提供される。
本発明の第2態様によれば、本発明の第1態様の発光装置を含む第1光源装置を有する照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投写光学装置と、を備えることを特徴とするプロジェクターが提供される。
第1実施形態のプロジェクターの構成を示す図である。 照明装置の概略構成を示す図である。 第1光源装置の構成を示す図である。 第2光源装置の概略構成図である。 第2実施形態に係るプロジェクターの構成を示す図である。 第1変形例に係る第1発光装置の構成を示す図である。 第2変形例に係る第1発光装置の構成を示す図である。 第3変形例に係る第1発光装置の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光変調装置として液晶パネルを用いたプロジェクターの一例である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
(第1実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターの構成を示す図である。
図1に示す本実施形態のプロジェクター1は、スクリーン(被投写面)SCR上にカラー画像を表示する投写型画像表示装置である。プロジェクター1は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの各色光に対応した3つの光変調装置を用いている。
プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、合成光学系5と、投写光学装置6と、を備えている。
図2は照明装置2の概略構成を示す図である。図2および以下に示す図において必要に応じてXYZ直交座標系を用いて説明する。Z軸は照明装置2の上下に沿う軸であり、X軸とは第1光源装置11の光軸AX1と平行な軸であり、Y軸は第2光源装置12の光軸AX2と平行な軸であり、X軸およびZ軸に直交する軸である。
図2に示すように、照明装置2は、第1光源装置11と、第2光源装置12と、ダイクロイックミラー13と、照明均一光学系14と、を有する。本実施形態の照明装置2は、色分離光学系3に向けて白色の照明光WLを射出する。色分離光学系3は、照明装置2からの照明光WLを赤色光LRと緑色光LGと、青色光LBとに分離する。
図1に戻り、色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7a及び第2のダイクロイックミラー7bと、第1の反射ミラー8a、第2の反射ミラー8b及び第3の反射ミラー8cと、第1のリレーレンズ9a及び第2のリレーレンズ9bとを備えている。
第1のダイクロイックミラー7aは、照明装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光である緑色光LG及び青色光LBとに分離する。第1のダイクロイックミラー7aは、分離された赤色光LRを透過すると共に、その他の光である緑色光LG及び青色光LBを反射する。一方、第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射すると共に青色光LBを透過することによって、その他の光を緑色光LGと青色光LBとに分離する。
第1の反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置されて、第1のダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。一方、第2の反射ミラー8b及び第3の反射ミラー8cは、青色光LBの光路中に配置されて、第2のダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを光変調装置4Bに導く。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bから光変調装置4Gに向けて反射される。
第1のリレーレンズ9aは青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bと第2の反射ミラー8bとの間に配置されている。第2のリレーレンズ9bは青色光LBの光路中における第2の反射ミラー8bと第3の反射ミラー8cとの間に配置されている。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。また、液晶パネルの入射側および射出側には、偏光板(図示略)がそれぞれ配置され、特定の方向の直線偏光のみを通過させる構成となっている。
光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ10R、フィールドレンズ10G、フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10R、フィールドレンズ10G、およびフィールドレンズ10Bは、それぞれの光変調装置4R、光変調装置4G、光変調装置4Bに入射する赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの主光線を平行化する。
合成光学系5は、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bから射出された画像光が入射することにより、赤色光LR,緑色光LG,青色光LBに対応した画像光を合成し、合成された画像光を投写光学装置6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられる。
投写光学装置6は、複数の投写レンズから構成されている。投写光学装置6は、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投写する。これにより、スクリーンSCR上に画像が表示される。
続いて、第1光源装置11の構成について説明する。
図3に示すように、第1光源装置11は、第1発光装置(発光装置)21と、第1ピックアップ光学系22と、を含む。第1発光装置21は、第1光源81と、第1角度変換部82と、第2角度変換部83と、拡散部84と、を有する。
第1光源81はレーザー光からなる青色光(第1光)LBを射出する。第1光源81は少なくとも一つの半導体レーザーを含む。第1光源81から射出された青色光LBは第1角度変換部82に入射する。拡散部84は、第1角度変換部82の光出射側に設けられ、青色光LBを拡散させる。第1角度変換部82から射出されて、拡散部84を透過した青色光LBは第2角度変換部83に入射する。
本実施形態の拡散部84は第1角度変換部82と第2角度変換部83との間に設けられる。本実施形態において、第1角度変換部82および第2角度変換部83は拡散部84を介して接続されている。拡散部84は、第1角度変換部82および第2角度変換部83に光学接着剤(図示略)を介して固定されている。拡散部84、第1角度変換部82および第2角度変換部83の屈折率は、それぞれできるだけ一致させることが望ましい。
本実施形態の第1発光装置21は、第1角度変換部82および第2角度変換部83間に拡散部84を挟む構成を採用するので、拡散部84の保持が容易となる。そのため、拡散部84を保持するための保持部材が不要となるため、装置構成を簡略化できる。
第1角度変換部82は、第1光源81から射出された青色光LBが入射する第1光入射部82aと、青色光LBを第1角度変換部82から射出させる第1光射出部82bと、第1光入射部82aから入射した青色光LBを第1光射出部82bに向けて反射する第1反射部82cと、を有する。
本実施形態において、第1角度変換部82は、複合放物面型集光器(Compound Parabolic Concentrator, CPC)で構成されている。第1角度変換部82は、光軸J1に垂直な断面積が光の進行方向に沿って狭まっており、第1光射出部82bの断面積は第1光入射部82aの断面積よりも小さい。第1光入射部82aの面積とは、第1光入射部82aの光軸J1に垂直な断面積、すなわち第1光入射部82aにおける端面82a1の面積である。また、第1光射出部82bの面積とは、第1光射出部82bの光軸J1に垂直な断面積、すなわち第1光射出部82bにおける端面82b1の面積である。つまり、第1光射出部82bにおける端面82b1の面積は、第1光入射部82aにおける端面82a1の面積よりも小さい。第1反射部82cの光軸J1を含む面による断面は放物面からなる。なお、第1角度変換部82の光軸J1は第1光源装置11の光軸AX1に一致している。本実施形態において、第1角度変換部82は、例えば、ガラス等の空気よりも屈折率の高い材料で構成されていてもよく、側面に反射ミラーが設けられていてもよい。側面に反射ミラーが設けられている場合、内部が空洞である筒状の構造であってもよい。
第2角度変換部83は、拡散部84を挟んで第1角度変換部82の反対側に設けられている。第2角度変換部83は、第1角度変換部82から射出された青色光LBを入射させる第2光入射部83aと、青色光LBを第2角度変換部83から射出させる第2光射出部83bと、第2光入射部83aから入射した青色光LBを第2光射出部83bに向けて反射する第2反射部83cと、を有する。
本実施形態において、第2角度変換部83は、第1角度変換部82と同様、複合放物面型集光器(CPC)で構成されている。第2角度変換部83は、光軸J2に垂直な断面積が光の進行方向に沿って拡がっており、第2光射出部83bの断面積は第2光入射部83aの断面積よりも大きい。第2光入射部83aの面積とは、第2光入射部83aの光軸J2に垂直な断面積、すなわち第2光入射部83aにおける端面83a1の面積である。また、第2光射出部83bの面積とは、第2光射出部83bの光軸J2に垂直な断面積、すなわち第2光射出部83bにおける端面83b1の面積である。つまり第2光射出部83bにおける端面83b1の面積は、第2光入射部83aにおける端面83a1の面積よりも大きい。第2反射部83cの光軸J2を含む面による断面は放物面からなる。なお、第2角度変換部83の光軸J2は第1光源装置11の光軸AX1に一致している。本実施形態において、第2角度変換部83は、例えば、ガラス等の空気よりも屈折率の高い材料で構成されていてもよく、側面に反射ミラーが設けられていてもよい。側面に反射ミラーが設けられている場合、内部が空洞である筒状の構造であってもよい。
第1光源81から射出された青色光LBは第1角度変換部82の第1光入射部82aに入射する。上記構成の第1角度変換部82に入射した青色光LBは、第1角度変換部82の内部を進行する間に、放物面状の第1反射部82cで全反射する毎に光軸J1に対して大きな角度を持つ方向に向きを変えていく。
一般的に光射出領域の面積と光の立体角(最大射出角)との積で規定される光のエテンデューは保存されるため、第1角度変換部82の透過前後においても青色光LBのエテンデューは保存される。第1角度変換部82は、上述のように第1光射出部82bの端面82b1の面積を第1光入射部82aの端面82a1の面積よりも小さくした構成を有する。そのため、エテンデュー保存の観点から鑑みた場合においても、本実施形態の第1角度変換部82は、第1光射出部82bにおける青色光LBの最大射出角を第1光入射部82aにおける青色光LBの最大入射角よりも大きくできるといえる。
このように第1角度変換部82は、第1光射出部82bにおける青色光LBの最大射出角度を、第1光入射部82aにおける青色光LBの最大入射角度よりも大きくする。すなわち、本実施形態の第1光源装置11によれば、第1光源81から射出されて拡散部84に入射する青色光LBの入射角度を大きくすることができる。
拡散部84は、青色光LBを所定の拡散度で拡散させる。拡散部84としては、例えば、少なくとも一方の表面に凹凸構造を設けた透光性基板や、屈折率の異なるフィラーを基板内に分散させた透光性基板を用いることができる。拡散部84としては、後方散乱が少ない構成を採用することが望ましい。後方散乱を少なくする構成としては、例えば、表面に形成する凹凸構造における傾斜面を小さくすることや、フィラーの密度やサイズを前方散乱が大きくなるように調整することが考えられる。本実施形態の第1光源装置11によれば、拡散部84を用いることで、干渉性の高いレーザー光からなる青色光LBを用いた場合の輝度のばらつきやスペックルノイズの影響を緩和し、表示品質の高い映像表示が可能となる。
ここで、拡散部84に対する青色光LBの入射角度を大きくすると、拡散部84から射出される青色光LBの最大射出角度が大きくなる。本実施形態の第1光源装置11では、第1角度変換部82を透過させることで拡散部84への青色光LBの入射角度を大きくできる。これにより、拡散部84から射出される青色光LBの最大射出角度を大きくできる。したがって、拡散部84から射出される青色光LBの配光分布が、後述する第2光源装置12の波長変換部50からランバート発光される蛍光Yの配光分布に近づく。
また、青色光LBは第1光源81から大きい放射角で射出される。第1角度変換部82は所定角度範囲内で入射する光を射出部に効率良く導く特性を有する。以下、第1角度変換部82において飲み込み可能な光の角度範囲を受光角と称す場合もある。
本実施形態において、第1角度変換部82の受光角は、第1光源81における青色光LBの最大射出角度より大きく設定されるため、第1光源81から射出された青色光LBは概ね第1角度変換部82に飲み込まれる。
第1角度変換部82に対して受光角以内の角度で入射した青色光LBは、直接、あるいは反射部で反射されて、拡散部84に到達する。すなわち、本実施形態の第1光源装置11によれば、第1光源81および第1角度変換部82を位置決めする際、青色光LBを飲み込み可能な範囲に配置すればよいため、第1光源81と第1角度変換部82とを厳密に位置合わせする必要がなく、第1光源81の位置が多少ずれても問題ない。
したがって、本実施形態の第1光源装置11によれば、第1光源81と第1角度変換部82とのアライメントが容易となるので、組み立てコスト低減を図ることができる。
拡散部84で拡散された青色光LBは第2角度変換部83の第2光入射部83aに入射する。本実施形態において、第2角度変換部83における第2光入射部83aの面積は、第1角度変換部82における第1光射出部82bの面積と同等以上としている。これにより、拡散部84から射出された青色光LBは第2光入射部83aを介して第2角度変換部83内に良好に入射する。
ここで、第2光入射部83aの面積と第1光射出部82bの面積とを異ならせた場合、第1角度変換部82側における青色光LBの受光条件と、第2角度変換部83側における青色光LBの射出条件とを独立に調整可能となるので、光学系における設計自由度が高くなる。これにより、第1光源81として発光面積の大きいもの、あるいは、放射角の大きいものにも対応可能となるため、より明るい青色光LBを射出可能な光源装置を提供できる。
本実施形態の第2角度変換部83についても、エテンデュー保存の観点から鑑みた場合、第2光射出部83bにおける青色光LBの最大射出角を第2光入射部83aにおける青色光LBの最大入射角よりも小さくすることが可能である。
上記構成の第2角度変換部83に入射した青色光LBは、第2角度変換部83の内部を進行する間に、放物面状の第2反射部83cで反射する毎に光軸J2に平行な方向に向きを変えていく。
ここで、本実施形態の第2角度変換部83では、第2光射出部83bの面積を第1光射出部82bの面積よりも大きくしている。
この構成によれば、第2角度変換部83における光の角度変換量は、第1角度変換部82における光の角度変換量よりも大きくすることができる。ここで、角度変換量が大きいとは、角度変換部の通過前後において変化する光の角度変化が大きいことを意味し、角度変換量が小さいとは、角度変換部の通過前後において変化する光の角度変化が小さいことを意味する。
第2角度変換部83に入射した青色光LBは拡散部84で拡散されているため、第2光入射部83aに対して大きい入射角度で入射する。本実施形態の第2角度変換部83によれば、上述のように第1角度変換部82よりも角度変換度量を大きくしているため、第2角度変換部83に対して大きな入射角度で入射した青色光LBを平行光に近づけて第2光射出部83bから射出することができる。
したがって、本実施形態の第1発光装置21によれば、第2角度変換部83によって、拡散部84を経由した青色光LBを所定の射出角度以内の角度分布をもつ光として射出することができる。
第1発光装置21から射出された青色光LBは第1ピックアップ光学系22に入射する。第1ピックアップ光学系22は例えば、1枚の凸レンズで構成され、青色光LBを平行化する。このようにして、第1発光装置21は、略平行光からなる青色光LBを生成して射出することができる。
続いて、第2光源装置12の構成について説明する。
図4は第2光源装置12の概略構成図である。
図4に示すように、第2光源装置12は、第2発光装置31と、第2ピックアップ光学系32と、を含む。第2発光装置31は、波長変換部50と、第2光源51と、第3角度変換部52と、ミラー53と、を含む。
波長変換部50は、X軸方向に延びる四角柱状の形状を有し、互いに対向する第1端面50aおよび第2端面50bと、第1端面50aおよび第2端面50bに交差する4つの側面50cと、を有する。波長変換部50は、蛍光体を少なくとも含み、励起波長帯の励起光Eを、励起波長である第1波長帯とは異なる第2波長帯の蛍光(第2光)Yに変換する。波長変換部50において、励起光Eは側面50cから入射し、蛍光Yは第1端面50aから射出される。
なお、波長変換部50は、必ずしも四角柱状の形状を有していなくてもよく、三角柱などの他の多角形状であってもよい。もしくは、波長変換部50は、円柱状であってもよい。
波長変換部50は、励起光Eを蛍光Yに波長変換するセラミック蛍光体(多結晶蛍光体)を含んでいる。蛍光Yの波長帯は、例えば490〜750nmの黄色の波長域である。すなわち、蛍光Yは、赤色光成分および緑色光成分を含む黄色の蛍光である。
波長変換部50は、多結晶蛍光体に代えて、単結晶蛍光体を含んでいてもよい。もしくは、波長変換部50は、蛍光ガラスから構成されていてもよい。もしくは、波長変換部50は、ガラスや樹脂からなるバインダー中に多数の蛍光体粒子が分散された材料から構成されていてもよい。このような材料からなる波長変換部50は、励起光Eを第1波長帯の蛍光Yに変換する。
具体的には、波長変換部50の材料は、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体を含んでいる。賦活剤としてのセリウム(Ce)を含有するYAG:Ceを例に挙げると、波長変換部50の材料として、Y、Al、CeO等の構成元素を含む原料粉末を混合して固相反応させた材料、共沈法、ゾルゲル法等の湿式法により得られるY−Al−Oアモルファス粒子、噴霧乾燥法、火炎熱分解法、熱プラズマ法等の気相法により得られるYAG粒子等を用いることができる。
第2光源51は、青色の励起光Eを射出するLEDを有する。第2光源51は、波長変換部50の側面50cに対向して設けられ、側面50cに向けて励起光Eを射出する。第1波長帯である励起波長帯は、例えば400nm〜480nmの紫から青色の波長域であり、ピーク波長は例えば445nmである。第2光源51は、波長変換部50の4つの側面50cのうち、一部の側面50cに対向して設けられていてもよいし、全ての側面50cに対向して設けられていてもよい。
第2光源51は、青色の励起光Eを射出するLEDを有しているが、LEDの他、導光板、拡散板、レンズ等の他の光学部材を備えていてもよい。LEDの個数は、特に限定されない。
ミラー53は、波長変換部50の第2端面50bに設けられている。ミラー53は、波長変換部50の内部を導光し、第2端面50bに到達した蛍光Yを反射させる。ミラー53は、波長変換部50の第2端面50bに形成された金属膜や誘電体多層膜から構成されている。
上記構成の第2光源装置12において、第2光源51から射出された励起光Eが波長変換部50に入射すると、波長変換部50に含まれる蛍光体が励起され、任意の発光点から蛍光Yが発せられる。蛍光Yは任意の発光点から全ての方向に向かって進むが、側面50cに向かった蛍光Yは、側面50cで全反射し、全反射を繰り返しつつ第1端面50aもしくは第2端面50bに向かって進む。第1端面50aに向かった蛍光Yは第3角度変換部52に入射する。一方、第2端面50bに向かった蛍光Yは、ミラー53で反射され、第1端面50aに向かって進む。
波長変換部50に入射した励起光Eのうち、蛍光体の励起に使われなかった励起光Eの一部は、第2光源51を含む、波長変換部50の周囲の物体や、第2端面50bに設けられたミラー53で反射されるため、波長変換部50の内部に閉じ込められて再利用される。
第3角度変換部52は、第2角度変換部83と同一構成を有している。ここで、第3角度変換部52および第2角度変換部83が同一構成を有するとは、互いの形状および大きさが同一であることを意味する。本実施形態において、第3角度変換部52は、第2角度変換部83と同様、複合放物面型集光器(CPC)で構成されている。
第3角度変換部52は、波長変換部50から射出された蛍光Yを入射させる第3光入射部52aと、蛍光Yを第3角度変換部52から射出させる第3光射出部52bと、第3光入射部52aから入射した蛍光Yを第3光射出部52bに向けて反射する第3反射部53cと、を有する。
第3角度変換部52は、光軸J3に垂直な断面積が光の進行方向に沿って拡がっており、第3光射出部52bの断面積は第3光入射部52aの断面積よりも大きい。具体的に、第3光射出部52bにおける端面53b1の面積は、第3光入射部52aにおける端面53a1の面積よりも大きい。第3反射部53cの光軸J3を含む面による断面は放物面からなる。なお、第3角度変換部52の光軸J3は第2光源装置12の光軸AX2に一致している。
波長変換部50から射出された蛍光Yは第3角度変換部52の第3光入射部52aに入射する。上記構成の第3角度変換部52に入射した蛍光Yは、第3角度変換部52の内部を進行する間に、放物面状の第3反射部53cで全反射する毎に光軸J3に平行な方向に向きを変えていく。このようにして、第3角度変換部52は、第3光射出部52bにおける蛍光Yの最大射出角度を第3光入射部52aにおける蛍光Yの最大入射角度よりも小さくする。
したがって、本実施形態の第2発光装置31によれば、第3角度変換部52によって、蛍光Yを所定の射出角度以内の角度分布をもつ光として射出することができる。本実施形態の第2発光装置31は、第1光源装置11の第2角度変換部83と同一構成を有する第3角度変換部52を備えるため、第1発光装置21から射出される青色光LBの配光分布と波長変換部50からランバート発光される蛍光Yの配光分布とを近づけることができる。
第2発光装置31から射出された青色光LBは第2ピックアップ光学系32に入射する。第2ピックアップ光学系32は例えば、1枚の凸レンズで構成され、青色光LBを平行化する。このようにして、第2発光装置31は、青色光LBと同様の配光分布を有する平行光からなる蛍光Yを生成して射出することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、図2に示したように、第1光源装置11から射出された青色光LBおよび第2光源装置12から射出された蛍光Yはダイクロイックミラー13に入射する。ダイクロイックミラー13は、第1光源装置11からの青色光LBを反射し、第2光源装置12からの蛍光Yを透過させることで白色の照明光WLを合成する。本実施形態によれば、配光分布の近い青色光LBおよび蛍光Yを合成して照明光WLを生成するので、このようにして生成された照明光WLは色ムラの発生を低減した白色光となる。
ダイクロイックミラー13で合成された白色の照明光WLは照明均一光学系14に入射する。照明均一光学系14は、インテグレーター光学系41と、偏光変換素子42と、重畳レンズ43と、を含む。
インテグレーター光学系41は、例えば、レンズアレイ41a,レンズアレイ41bから構成されている。レンズアレイ41a,41b各々は、アレイ状に配列された複数の小レンズを備えている。
インテグレーター光学系41を透過した照明光WLは、偏光変換素子42に入射する。偏光変換素子42はインテグレーター光学系41から射出される光の偏光方向を変換する。具体的に偏光変換素子42は、レンズアレイ41aで分割され、レンズアレイ41bから射出された各部分光束を直線偏光に変換する。偏光変換素子42は、照明装置2から射出される照明光WLに含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに、他方の直線偏光成分を光軸に垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を光軸に平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。
偏光変換素子42を透過した照明光WLは、重畳レンズ43に入射する。重畳レンズ43はインテグレーター光学系41と協働して、被照明領域における照明光WLによる照度分布を均一化する。このようにして、照明装置2は照明光WLを射出する。
本実施形態の第1発光装置21によれば以下の効果を奏する。
本実施形態の第1発光装置21は、青色光LBを射出する第1光源81と、第1光源81から射出された青色光LBが入射する第1角度変換部82と、第1角度変換部82から射出された青色光LBが入射する第2角度変換部83と、第1角度変換部82の光入射側または光出射側に設けられ、青色光LBを拡散させる拡散部84と、を備え、第1角度変換部82は、青色光LBを入射させる第1光入射部82aと、青色光LBを第1角度変換部82から射出させる第1光射出部82bと、第1光入射部82aから入射した青色光LBを第1光射出部82bに向けて反射する第1反射部82cと、を有し、第2角度変換部83は、第1角度変換部82から射出された青色光LBを入射させる第2光入射部83aと、青色光LBを第2角度変換部83から射出させる第2光射出部83bと、第2光入射部83aから入射した青色光LBを第2光射出部83bに向けて反射する第2反射部83cと、を有し、前記第1光入射部82aの面積は、前記第1光射出部82bの面積よりも大きく、前記第2光入射部83aの面積は、前記第2光射出部83bの面積よりも小さい。
本実施形態の第1発光装置21によれば、組み立て時に、第1光源81から射出される青色光LBを飲み込み可能な範囲に第1角度変換部82を配置すればよいので、第1光源81と第1角度変換部82とのアライメントが容易となる。よって、組み立てコスト低減を図ることができる。
ここで、拡散部84で大きな角度で散乱された青色光LBをレンズによってピックアップして平行化する場合、複数枚のレンズが必要となるため、光学系が大型化し装置構成の大型化を招いてしまう。これに対して、本実施形態の第1発光装置21は、拡散部84によって大きな角度で散乱された青色光LBを第2角度変換部83で飲み込んで平行化するので、レンズを用いる場合に比べて装置構成を小型化できる。
また、上述のようにレンズを用いる場合、NAが大きいレンズが必要となる。このようにNAが大きいレンズは収差が大きくなるため、後段の光学系、例えば、レンズアレイ41b上における光源像のボケが大きくなってしまい、隣のレンズセルに光が入射することで光損失が生じる。これに対し、本実施形態の第1発光装置21は、レンズに代えて第2角度変換部83で青色光LBを取り込むため、NAの大きいレンズを使うことができるため、収差の影響による光損失の発生を低減できる。
また、本実施形態の第1発光装置21において、第1角度変換部82および第2角度変換部83が拡散部84を介して接続されている。
この構成によれば、拡散部84を保持するための保持部材が不要となるため、装置構成を簡略化できる。
また、本実施形態の第1発光装置21において、第2光射出部83bの面積は、第1光射出部82bの面積よりも大きい。
この構成によれば、第2角度変換部83の角度変換度合いを、第1角度変換部82における角度変換度合いよりも大きくできる。これにより、拡散部84で拡散された青色光LBの角度を変換して平行化することができる。
また、本実施形態のプロジェクター1は、第1発光装置21を含む第1光源装置11を有する照明装置2と、照明装置2からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置4R,4G,4Bと、光変調装置4R,4G,4Bにより変調された光を投射する投写光学装置6と、を備える。
本実施形態のプロジェクター1によれば、上述した第1発光装置21を含む第1光源装置11を有するため、小型化が図れるとともに、光利用効率に優れたプロジェクターを提供できる。
また、本実施形態のプロジェクター1において、照明装置2は、青色光LBとは異なる波長帯の蛍光Yを射出する第2光源装置12を有し、第2光源装置12は、蛍光Yを生成する波長変換部50と、波長変換部50から射出された蛍光Yが入射する第3角度変換部52と、を含み、第3角度変換部52および第2角度変換部83は互いに同一構成を有している。
この構成によれば、第1発光装置21から射出される青色光LBの配光分布と、波長変換部50からランバート発光される蛍光Yの配光分布とを近づけることができる。これにより、照明装置2から射出された照明光WLは、配光分布の近い青色光LBおよび蛍光Yを合成して生成されるので、色ムラの発生を低減した白色光となる。したがって、本実施形態のプロジェクター1は、上記照明光WLを用いることで色ムラを低減した良質な画像を表示できる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、青色光LBと蛍光Yとを合成して照明光WLを生成する場合を例に挙げたが、本実施形態のプロジェクターでは青色光LBの光路を独立させている。
図5は本実施形態に係るプロジェクターの構成を示す図である。
図5に示すように、本実施形態のプロジェクター1Aは、第1光源装置11と、第2光源装置12と、照明均一光学系14と、色分離光学系3Aと、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、合成光学系5と、投写光学装置6と、を備えている。本変形例において、第2光源装置12から射出された蛍光Yは、照明均一光学系14を経由して色分離光学系3Aに入射する。第1光源装置11から射出された青色光LBは、蛍光Yの光路とは異なる経路で、光変調装置4Bに入射する。
色分離光学系3Aは、ダイクロイックミラー17と、反射ミラー18a、18b、18cと、を備えている。
ダイクロイックミラー17は、第2光源装置12からの蛍光Yを赤色光LRと緑色光LGとに分離する。ダイクロイックミラー17は、分離された赤色光LRを透過すると共に緑色光LGを反射する。反射ミラー18aは赤色光LRの光路中に配置されて、ダイクロイックミラー17を透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。反射ミラー18bは緑色光LGの光路中に配置されて、ダイクロイックミラー17で反射された緑色光LGを光変調装置4Gに向けて反射する。
本実施形態のプロジェクター1Aによれば、青色光LBの光路と蛍光Yの光路とを同じ方向に揃えることができるので、光学系のレイアウトの自由度が高くなる。なお、本実施形態のように青色光LBの光路を独立させる場合において、第1光源装置11の拡散部84としては、拡散時に青色光LBの偏光状態を乱し難い多重散乱の少ない拡散板を用いることが望ましい。
また、本実施形態では、レーザー光からなる青色光LBを光変調装置4Bに直接入射させるため、例えば、青色光LBの偏光方向と光変調装置4Bの入射側に設けられる偏光板(図示略)の光学軸とを揃えることで、青色光路における偏光変換素子を省略できる。
(第1変形例)
続いて、上記実施形態の変形例について説明する。上記実施形態では、拡散部84が第1角度変換部82の光出射側に設けられる場合を例に挙げたが、拡散部84は第1角度変換部82の光入射側に設けられてもよい。
図6は第1変形例に係る第1発光装置21Aの構成を示す図である。
図6に示すように、本変形例の第1発光装置21Aにおいて、拡散部84Aは第1角度変換部82の光入射側に設けられている。具体的に拡散部84Aは第1角度変換部82の第1光入射部82aに形成されている。また、本変形例において、第1角度変換部82および第2角度変換部83は一体に形成されている。なお、拡散部84Aは第1角度変換部82と別体で構成されていてもよく、第1光入射部82aに接着されていてもよい。
本変形例において、第1角度変換部82の第1光入射部82aは、拡散部84Aを透過することで拡散された青色光LBの放射角度よりも光の受光角が大きくなるように設計されている。これにより、拡散部84Aを透過した青色光LBは第1角度変換部82に効率良く入射する。
本変形例によれば、第1光入射部82aに拡散部84Aを形成するため、拡散部84Aと第2角度変換部83との界面における光損失の発生を低減できる。また、第1角度変換部82および第2角度変換部83を一体で形成できるため、構造が簡略化されてコスト低減を図ることができる。
また、第1角度変換部82および第2角度変換部83間に拡散部84Aを接着するための接着剤が不要となる。接着剤は青色光LBに晒されることで劣化するおそれがある。本変形例によれば上述のように接着剤を用いないため、青色光LBによる劣化による接着剤の剥離や破損などといった不具合の発生を低減することができる。これにより、青色光LBに対する耐光性の観点で信頼性に優れたものとなる。
(第2変形例)
図7は第2変形例に係る第1発光装置21Bの構成を示す図である。本変形例において、上記実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図7に示すように、本変形例の第1発光装置21Bは、第1光源81と、第1角度変換部82Bと、第2角度変換部83Bと、拡散部84Bと、を有する。本変形例において、第1角度変換部82Bおよび第2角度変換部83Bは異なる材料で構成されている。すなわち、第1角度変換部82Bおよび第2角度変換部83Bの屈折率は互いに異なっている。
第1角度変換部82Bは第1光入射部60と第1光射出部61とを有し、第2角度変換部83Bは第2光入射部62と第2光射出部63とを有する。
本変形例において、拡散部84Bは、第1光射出部61および第2光入射部62の界面に形成された複数の凸部もしくは凹部を有する凹凸構造84B1で構成されている。
本変形例の拡散部84Bによれば、青色光LBが第1光射出部61と第2光入射部62との界面に形成された凹凸構造84B1を通過する際、界面の屈折率差および凹凸構造84B1によって種々な方向に屈折される。これにより、第1光射出部61および第2光入射部62の界面に形成された凹凸構造84B1は青色光LBを拡散させる拡散部84Bとして機能する。
本変形例の第1発光装置21Bにおいても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3変形例)
図8は第3変形例に係る第1発光装置21Cの構成を示す図である。
図8に示すように、本変形例の第1発光装置21Cは、第1光源81と、第1角度変換部82と、第2角度変換部83と、拡散部84Cと、を有する。本変形例において、拡散部84Cは回転可能である。拡散部84Cは、円板状の拡散板85と、拡散板85を所定の回転軸Oの周りに回転させる駆動部86と、を含む。拡散板85は、例えば凹凸構造を有する基板からなる。凹凸構造としては、マイクロレンズや、ブラスト処理を施すことで形成した凹凸や、回折素子等を例示できる。
本変形例において、第1角度変換部82および第2角度変換部83は第1光射出部82bと第2光入射部83aとの間に隙間Sを設けて配置される。すなわち、本変形例において、第1角度変換部82および第2角度変換部83は分離されて配置されている。なお、第1角度変換部82および第2角度変換部83は不図示の保持部材にそれぞれ保持されている。
拡散部84Cは、上記隙間Sに一部を挿入するように配置されている。拡散部84Cは、拡散板85を回転させることで、上記隙間Sに位置する拡散板85の一部を時間的に変化させることができる。これにより、拡散板85における青色光LBの通過部分を時間的に変化させることができる。
本変形例の第1発光装置21Cによれば、拡散板85を透過する青色光LBの拡散状態を時間的に変化させることで、スペックルパターンを時間的に変化させることができる。これにより、時間平均されたスペックルパターンが観察者に認識されるため、拡散板85が回転しない場合よりもスペックルノイズが目立ちにくい。また、拡散部84Cは、青色光LBとしてレーザー光を用いたことによる干渉ムラを低減できる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、第1角度変換部82,82Bおよび第2角度変換部83,83Bが複合放物面型集光器(CPC)で構成される場合を例に挙げたが、第1角度変換部82,82Bおよび第2角度変換部83,83Bの一方が光の進行方向に沿って断面積が変化するテーパーロッドで構成されていてもよい。
上記実施形態においては、透過型のプロジェクター1,1Aに本発明の発光装置を適用した場合の例について説明したが、本発明の発光装置は反射型のプロジェクターにも適用することも可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過する形態であることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射する形態であることを意味する。なお、光変調装置は、液晶ライトバルブに限られず、例えばデジタルマイクロミラーデバイスが用いられてもよい。
また、上記実施形態において、3つの液晶パネルを用いたプロジェクターの例を挙げたが、本発明は、1つの液晶ライトバルブのみを用いたプロジェクター、4つ以上の液晶ライトバルブを用いたプロジェクターにも適用可能である。
また、上記実施形態では、本発明の光源装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限定されない。本発明の光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1,1A…プロジェクター、2…照明装置、4B,4G,4R…光変調装置、6…投写光学装置、11…第1光源装置、12…第2光源装置、21…第1発光装置(発光装置)、31…第2発光装置、50…波長変換部、51…第2光源、52…第3角度変換部、60,82a…第1光入射部、61,82b…第1光射出部、62,83a…第2光入射部、63,83b…第2光射出部、81…第1光源、82,82B…第1角度変換部、82c…第1反射部、83,83B…第2角度変換部、83c…第2反射部、84,84A,84B,84C…拡散部、LB…青色光(第1光)、Y…蛍光(第2光)。

Claims (11)

  1. 第1光を射出する第1光源と、
    前記第1光源から射出された前記第1光が入射する第1角度変換部と、
    前記第1角度変換部から射出された前記第1光が入射する第2角度変換部と、
    前記第1角度変換部の光入射側または光出射側に設けられ、前記第1光を拡散させる拡散部と、を備え、
    前記第1角度変換部は、
    前記第1光を入射させる第1光入射部と、
    前記第1光を前記第1角度変換部から射出させる第1光射出部と、
    前記第1光入射部から入射した前記第1光を前記第1光射出部に向けて反射する第1反射部と、を有し、
    前記第2角度変換部は、
    前記第1角度変換部から射出された前記第1光を入射させる第2光入射部と、
    前記第1光を前記第2角度変換部から射出させる第2光射出部と、
    前記第2光入射部から入射した前記第1光を前記第2光射出部に向けて反射する第2反射部と、を有し、
    前記第1光入射部の面積は、前記第1光射出部の面積よりも大きく、
    前記第2光入射部の面積は、前記第2光射出部の面積よりも小さい
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記拡散部は、前記第1角度変換部の前記光入射側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1角度変換部および前記第2角度変換部は一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記拡散部は前記第1光入射部に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記拡散部は、前記第1角度変換部の前記光射出側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  6. 前記第1角度変換部および前記第2角度変換部が前記拡散部を介して接続されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記第1角度変換部および前記第2角度変換部の屈折率は互いに異なっており、
    前記拡散部は、前記第1光射出部および前記第2光入射部の界面に形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
  8. 前記拡散部は回転可能である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  9. 前記第2光射出部の面積は、前記第1光射出部の面積よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発光装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の発光装置を含む第1光源装置を有する照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投写光学装置と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
  11. 前記照明装置は、前記第1光とは異なる波長帯の第2光を射出する第2発光装置を含む第2光源装置を有し、
    前記第2発光装置は、第2光源と、前記第2光源から射出された光を波長変換して前記第2光を生成する波長変換部と、前記波長変換部から射出された前記第2光が入射する第3角度変換部と、を含み、
    前記第3角度変換部および前記第2角度変換部は互いに同一構成を有している
    ことを特徴とする請求項10に記載のプロジェクター。
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