JP6157774B2 - 遠隔作業支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、作業員に作業計画を展開して作業の支援を図る遠隔作業支援システムに関する。
作業員の作業計画は、生産計画又は点検計画に基づいて、プロジェクトリーダによって日単位又は週単位で策定されることが一般的である。作業計画は、専用の用紙に記入したり、作業管理システムに登録したりして管理される。また、一日の初め又は週初め若しくは作業工程の変更時には、プロジェクトリーダから各作業員に対し作業計画の提示及び作業指示が行われる。
従来、作業員への作業計画を展開するにあたって、プロジェクトリーダが作業員ごとの作業計画用紙を印刷して各作業員に配布したり、各作業員が作業管理システムのモニタ画面を確認したりする方法がとられていた。
上記の方法のうち、作業計画用紙を印刷する方法は、印刷コストが発生する。また、各作業員が作業管理システムで作業計画を確認する方法は、作業計画の確認のために作業員がモニタ画面を占有してしまうため、作業員の人数が多い職場では、作業員全員に作業計画を展開するのに時間を要する。
上記問題は、作業者が携帯端末を所持して現場に出向き、作業管理システムにネットワーク経由でアクセスして作業計画情報を携帯端末にダウンロードし、携帯端末に作業計画を表示しながら作業を行うことで作業の効率化を図る遠隔作業支援システムによって解決が図られている。
また、特許文献1には、携帯端末付属の非接触IC(Integrated Circuit)チップを利用して携帯端末を認証することで、作業計画情報の不正なダウンロードを防止するシステムが提案されている。特許文献1では、作業終了時に非接触ICチップを利用して作業結果を作業管理システムにフィードバックさせることで、作業進捗の管理を可能にしている。
特開2010−186438号公報
ところで、特許文献1では、各作業員は作業対象の装置ごと又は作業時間ごとの作業計画を入手することができるが、作業員ごとの作業計画を入手することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各作業員が作業員ごとの作業計画を入手可能な遠隔作業支援システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、作業員ごとの作業計画を示す作業計画情報を格納する全作業計画格納部と、作業計画情報を全作業計画格納部に格納する作業計画入力部と、全作業計画格納部に格納された作業計画情報の中から、要求された作業員の作業計画情報を検索する作業計画検索部とを備えた作業管理サーバを有する。また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、無線通信で情報をやり取りする認証装置近距離無線通信部と、認証装置近距離無線通信部で受信した情報からコマンドを抽出する認証装置通信コマンド解析部と、認証装置通信コマンド解析部が作業計画取得コマンドを抽出したならば、作業管理サーバに対し作業計画取得コマンドによって指定された作業員の作業計画情報を要求し、要求した作業員の作業計画情報を作業管理サーバから取得する作業計画要求部とを備えた認証装置を有する。また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、作業計画情報を格納する作業計画格納部と、無線通信で認証装置近距離無線通信部と情報をやり取りする端末近距離無線通信部と、認証装置近距離無線通信部の近距離無線通信可能範囲に入ると、端末近距離無線通信部経由で認証装置に作業員の作業計画情報を要求する作業計画取得コマンドを含む情報を送信し、要求した作業員の作業計画情報を認証装置から取得して作業計画格納部に格納する作業計画取得部と、作業計画取得部が取得した作業計画情報が示す作業計画を表示する端末表示部とを備えた携帯端末とを有する。
本発明にかかる遠隔作業支援システムは、各作業員が作業員ごとの作業計画を入手可能であるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの構成を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業管理サーバ、認証装置及び携帯端末の機能構成を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業管理サーバを実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの認証装置を実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの携帯端末を実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業員情報の一例を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業計画情報の一例を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで作業員が自分の作業計画情報を自分の携帯端末に取得及び表示する際の携帯端末の動作の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで作業員が自分の作業計画情報を自分の携帯端末に取得及び表示する際の認証装置の動作の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで作業員が自分の作業計画情報を自分の携帯端末に取得及び表示する際の作業管理サーバの動作の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの携帯端末の端末表示部での作業計画情報の表示例を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで端末表示部に作業計画情報を表示し、作業管理サーバで作業員の作業進捗情報を更新する際の携帯端末の動作の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで端末表示部に作業計画情報を表示し、作業管理サーバで作業員の作業進捗情報を更新する際の認証装置の動作の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで端末表示部に作業計画情報を表示し、作業管理サーバで作業員の作業進捗情報を更新する際の作業管理サーバの動作の流れを示すフローチャート 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業計画表示画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業計画表示画面の一例を示す図 実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業進捗確認部がプロジェクトリーダに提供する作業進捗確認画面の一例を示す図 本発明の実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの構成を示す図 実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの作業管理サーバ、認証装置、表示器及び携帯端末の機能構成を示す図 実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの表示器を実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図 実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの端末表示部における作業計画表示画面の一例を示す図 実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムで表示器に作業計画情報又は作業マニュアルを表示する際の携帯端末の動作の流れを示すフローチャート 実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムで表示器に作業計画情報又は作業マニュアルを表示する際の表示器の動作の流れを示すフローチャート 実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムで表示器に作業計画情報又は作業マニュアルを表示する際の作業管理サーバの動作の流れを示すフローチャート 実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの表示器表示部における詳細作業計画表示画面の一例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる遠隔作業支援システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの構成を示す図である。実施の形態にかかる遠隔作業支援システム900は、全作業員の作業計画を管理する作業管理サーバ100と、NFC(Near Field Communication)と称される近距離無線通信機能を備え、RFID(Radio Frequency Identification)による作業員及び機器の認証が可能な認証装置120と、認証装置120と同種の近距離無線通信機能を備え、作業員によって携帯される携帯端末140とを備える。作業管理サーバ100と認証装置120とは、イーサネット(登録商標)のようなネットワークで接続されている。認証装置120は、複数設置してもよく、作業エリアの出入り口及び作業対象装置に設置可能である。
図2は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業管理サーバ、認証装置及び携帯端末の機能構成を示す図である。作業管理サーバ100は、プロジェクトリーダによる作業計画を入力する操作を受け付ける作業計画入力部101と、作業員ごとの作業計画を示す作業計画情報を格納する全作業計画格納部102と、全作業計画格納部102に格納された作業計画情報の中から、要求された作業員の作業計画情報を検索する作業計画検索部103と、認証装置120から作業進捗情報を受け取って全作業計画格納部102に格納する作業進捗入力部105と、作業進捗情報を表示する作業進捗確認部104とを有する。
図3は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業管理サーバを実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置10は、プログラムを実行する演算装置11と、演算装置11がワークエリアに用いるメモリ12と、ユーザの入力操作を受け付ける入力装置13と、情報を表示する表示装置14と、認証装置120との通信用の通信装置15と、情報を記憶する記憶装置16とを備える。情報処理装置10には、汎用のコンピュータ端末を適用可能である。
情報処理装置10は、演算装置11がメモリ12をワークエリアに用いて、ソフトウェアを実行することによって作業管理サーバ100となっている。すなわち、図2に示した作業計画入力部101は、作業計画情報を入力可能なユーザインタフェースを持つソフトウェア又は作業計画情報を保存した表形式の電子ファイルを読み込むソフトウェアを演算装置11が実行することによって実現される。全作業計画格納部102は、記憶装置16によって実現される。作業計画検索部103、作業進捗確認部104及び作業進捗入力部105は、全作業計画格納部102を実現する記憶装置16内の情報を検索し、情報を読み書きする機能を持つソフトウェアを演算装置11が実行することによって実現される。また、複数の演算装置及び複数のメモリが連携して上記機能を実行してもよい。
図2に示した認証装置120は、携帯端末140との間で近距離無線通信を行う認証装置近距離無線通信部123と、作業管理サーバ100に作業計画を要求する作業計画要求部121と、認証装置近距離無線通信部123で受信した情報からコマンドを抽出する認証装置通信コマンド解析部122と、認証装置近距離無線通信部123を通じて携帯端末140から受け取った作業進捗情報を作業管理サーバ100へ出力する作業進捗報告部124とを有する。認証装置120には、非接触型ICチップリーダライタを適用可能である。
図4は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの認証装置を実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置20は、プログラムを実行する演算装置21と、演算装置21がワークエリアに用いるメモリ22と、近距離無線通信用のアンテナ23と、作業管理サーバ100との通信用の通信装置24と、ファームウェアを記憶する記憶装置25とを備える。
情報処理装置20は、演算装置21がメモリ22をワークエリアに用いて、ソフトウェアを実行することによって認証装置120となっている。すなわち、図2に示した作業計画要求部121、認証装置通信コマンド解析部122及び作業進捗報告部124は、演算装置21が記憶装置25に記憶されたファームウェアを実行することによって実現される。認証装置近距離無線通信部123は、演算装置21とアンテナ23とを用いて実現される。また、複数の演算装置及び複数のメモリが連携して上記機能を実行してもよい。
図2に示した携帯端末140は、ウェアラブル端末であり、認証装置120との間で近距離無線通信を行う端末近距離無線通信部141と、端末近距離無線通信部141を用いて認証装置120から作業計画情報を取得し、作業計画格納部143に格納する作業計画取得部142と、端末近距離無線通信部141を用いて認証装置120と作業進捗情報をやりとりする作業工程管理部144と、現在時刻の時刻情報を生成するタイマ145と、作業計画情報を表示する端末表示部146と、端末固有の番号である端末識別子または所有する作業員に固有の番号である作業員識別子を格納する識別子格納部147とを有する。
図5は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの携帯端末を実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置30は、プログラムを実行する演算装置31と、演算装置31がワークエリアに用いるメモリ32と、ユーザの入力操作を受け付ける入力装置33と、情報を表示する表示装置34と、近距離無線通信用の非接触ICチップ35と、情報を記憶する記憶装置36と、時間を計測するリアルタイムクロック及び高精度イベントタイマ37とを備える。
情報処理装置30は、演算装置31がメモリ32をワークエリアに用いて、ソフトウェアを実行することによって携帯端末140となっている。すなわち、図2に示した作業計画取得部142及び作業工程管理部144は、演算装置31が記憶装置36に記憶されたファームウェアを実行することによって実現される。また、複数の演算装置及び複数のメモリが連携して上記機能を実行してもよい。端末近距離無線通信部141は、演算装置31と非接触ICチップ35とを用いて実現される。端末表示部146は、表示装置34によって実現される。タイマ145は、リアルタイムクロック及び高精度イベントタイマ37によって実現される。作業計画格納部143は、記憶装置36によって実現される。
作業管理サーバ100には、作業員の情報をまとめた作業員情報を登録しても良い。図6は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業員情報の一例を示す図である。作業員情報200は、プロジェクトリーダにより作業計画入力部101を通じて事前に全作業計画格納部102に格納される。作業員情報200は、作業員に固有の番号である作業員識別子201、作業員の氏名である作業員名202及び作業員が所有する携帯端末140に固有の番号である端末識別子203の項目を有する。作業員情報200を作業管理サーバ100に登録しておくことにより、作業進捗確認部104が進捗状態を表示する際に、作業員名202を合わせて表示することができ、表示されている進捗状態が誰のものであるかを、プロジェクトリーダが把握しやすくなる。
図7は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業計画情報の一例を示す図である。作業計画情報300は、プロジェクトリーダが事前に作業計画入力部101を用いて全作業計画格納部102に登録しておく情報である。作業計画情報300は、作業員識別子301と作業計画302とを関連づけた情報である。作業計画302は、各作業員の作業実施日303、作業開始時刻304、作業終了時刻305、作業概要306、作業詳細307、作業対象装置308及び作業進捗309の各項目を有する。なお、作業計画302には、作業員識別子301の代わりに端末識別子を関連づけてもよい。
図7では、「P0000001」という作業員識別子301が関連づけられた作業計画302には、12月1日から12月5日の作業スケジュールが含まれており、各作業の開始予定時刻及び終了予定時刻は、作業開始時刻304及び作業終了時刻305に記されている。作業概要306には、携帯端末140に表示する作業項目が文章で記されている。作業詳細307には、作業概要306よりも詳細な情報が記されている。なお、作業詳細情報を作業計画情報300とは別のファイルで管理し、作業詳細307には別ファイルのリンク情報とするファイル名を格納してもよい。作業対象装置308は、作業を行う対象の装置であり、複数存在しても構わない。作業進捗309には、各作業項目の進捗状態が格納される。なお、「P0000001」という作業員識別子301は、図6に示した作業員情報200では、「作業員A」という作業員名202に関連づけられていることから、図7に示す作業計画情報300は、作業員Aの作業計画情報である。
作業計画302は、1日単位でもよいし1週間又は1ヶ月単位でもよく、任意の日数単位で計画される。作業計画302は、生産計画及び点検計画と各作業員の保有技量とに基づいてプロジェクトリーダによって策定され、計画実行日前に作業計画入力部101を用いて作業管理サーバ100の全作業計画格納部102に登録される。
次に、作業員が自分の作業計画情報を自分の携帯端末140に取得及び表示する処理について説明する。図8は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで作業員が自分の作業計画情報を自分の携帯端末に取得及び表示する際の携帯端末の動作の流れを示すフローチャートである。図9は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで作業員が自分の作業計画情報を自分の携帯端末に取得及び表示する際の認証装置の動作の流れを示すフローチャートである。図10は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで作業員が自分の作業計画情報を自分の携帯端末に取得及び表示する際の作業管理サーバの動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS11で、携帯端末140は、作業計画取得部142は、認証装置120の近距離無線通信可能範囲に入ったか否かを確認する。また、ステップS21で、認証装置120は、近距離無線通信可能範囲に携帯端末140が入ったかを確認する。作業員が携帯端末140を認証装置120に近づけると、ステップS11及びステップS21でYesとなり、ステップS12及びステップS22で、認証装置近距離無線通信部123と端末近距離無線通信部141とが互いに通信を開始する。一例を挙げると、作業員は、出勤時又は作業エリア入室時に、自分の携帯端末140を認証装置120に近づける。
通信が開始されたのち、ステップS13で、作業計画取得部142は、作業員の作業員識別子又は作業員が所有する携帯端末140の端末識別子を含むパラメータが付与された作業計画取得コマンドを、端末近距離無線通信部141経由で認証装置120に対して送信する。作業員識別子又は端末識別子は、携帯端末140の識別子格納部147に予め格納されている。
ステップS23で、認証装置通信コマンド解析部122は、携帯端末140からのコマンドを受信及び解析して作業計画取得コマンドであることを認識する。ステップS24で、認証装置120の作業計画要求部121は、作業管理サーバ100の作業計画検索部103に対し、作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた作業計画302の取得を要求する。
ステップS31で、作業計画検索部103は、全作業計画格納部102の作業員情報200の中から、作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた作業計画302を検索する。ステップS32で、作業計画検索部103は、作業員情報200の中に作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた情報があったかを確認する。作業員情報200の中に作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた情報が無ければ、ステップS32でNoとなり、作業計画検索部103は、ステップS34で作業計画の取得に失敗したことを作業計画要求部121に通知する。一方、作業員情報200の中に作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた情報があれば、ステップS32でYesとなり、ステップS33で、作業計画検索部103は、作業計画情報300を読み出し、作業計画要求部121に送信する。
作業計画検索部103は、ある作業員の作業計画の中から作業計画取得要求を受けた日の作業計画情報だけを抽出して作業計画要求部121に送信する。
図7の例では、作業員Aが12月2日の出勤時に自分の携帯端末140を認証装置120に近づけると、作業員Aの携帯端末140は、作業員Aの12月2日の作業計画情報だけを取得できる。
ステップS25で、作業計画要求部121は、作業管理サーバ100から受信した情報を、作業計画取得コマンドの応答データにして携帯端末140へ送信する。すなわち、ステップS33で作業管理サーバ100から認証装置120に送られた作業計画情報又はステップS34で作業管理サーバ100から認証装置120に送られた作業計画の取得に失敗したことの通知を携帯端末140へ送信する。
なお、作業計画要求部121は、作業計画情報300の全ての情報を作業計画取得部142に提供してもよいし、作業実施日303、作業開始時刻304、作業終了時刻305及び作業概要306だけのように、一部の情報だけを作業計画取得部142に提供してもよい。作業計画要求部121が作業計画情報300の一部の情報だけを作業計画取得部142に提供する場合は、全作業員に共通して予め指定された同じ項目の情報を提供してもよいし、提供する項目を作業員ごとに指定して作業員情報200に登録して、作業員ごとに提供する項目を変えてもよい。
ステップS14で、作業計画取得部142は、作業計画取得コマンドに対する応答で受信した情報が作業計画情報であるかを判断する。作業計画取得コマンドに対する応答で受信した情報が作業計画情報であれば、ステップS14でYesとなりステップS15に進む。作業計画取得コマンドに対する応答で受信した情報が作業計画情報でなければ、ステップS14でNoとなり、処理を終了する。
ステップS15で、作業計画取得部142は、取得した作業計画情報を作業計画格納部143に格納する。そして、ステップS16で、作業計画取得部142は、取得した作業計画情報を端末表示部146に表示する。
図11は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの携帯端末の端末表示部での作業計画情報の表示例を示す図である。端末表示部146には、作業員Aの12月2日の作業計画情報が表示されている。端末表示部146の作業計画表示画面400には、現在時刻401を常時表示し、現在の作業項目402と次の作業項目403とを表示する。端末表示部146の画面サイズが大きく余裕がある場合には、さらに多くの作業項目を表示しても構わない。また、現在の作業項目402の横には、完了ボタン404を表示する。
実施の形態1では、携帯端末140はウェアラブル端末であり、一般的には画面サイズが小さいため、全ての情報を表示するのではなく、作業員が一見して作業内容を理解できるようにシンプルな表示にする。ノート型コンピュータ端末又はタブレット端末を作業員が手に持って作業すると、作業の効率を悪化させてしまうが、携帯端末140が腕時計型又はめがね型のウェアラブル端末であれば、両手が空くため、作業効率を落とさずに作業支援することができる。また、携帯端末140がウェアラブル端末であれば、小型かつ安価であるため、作業員一人一人に持たせやすい。
実施の形態1では、RFID機能を備えたウェアラブル端末である携帯端末140と、作業員ごとに作業計画を管理する作業管理サーバ100とにより、各作業員が自分の作業計画のみをいつでもどこでも確認できるため、効率のよい作業を実現できる。
次に、端末表示部146における作業計画情報の表示方法と、作業管理サーバ100の作業員の作業進捗情報を更新する方法とについて説明する。図12は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで端末表示部に作業計画情報を表示し、作業管理サーバで作業員の作業進捗情報を更新する際の携帯端末の動作の流れを示すフローチャートである。図13は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで端末表示部に作業計画情報を表示し、作業管理サーバで作業員の作業進捗情報を更新する際の認証装置の動作の流れを示すフローチャートである。図14は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムで端末表示部に作業計画情報を表示し、作業管理サーバで作業員の作業進捗情報を更新する際の作業管理サーバの動作の流れを示すフローチャートである。
作業員は、現在の作業項目の作業が完了したら、自分の携帯端末140の端末表示部146に表示されている完了ボタン404を押下する操作を行う。ステップS111で、作業工程管理部144は、完了ボタン404を押下する操作が行われたかを確認する。完了ボタン404を押下する操作が行われたならば、ステップS111でYesとなり、ステップS112で、作業工程管理部144は、作業計画格納部143内の作業計画情報の現在の作業項目の進捗状態を「済」にする。そして、ステップS113で、作業工程管理部144は、携帯端末140に内蔵されているタイマ145が管理している現在時刻の時刻情報を取得する。その後、ステップS114で、作業工程管理部144は、現在の作業項目及び次の作業項目を作業計画格納部143から検索する。そして、ステップS115で、作業工程管理部144は、現在の作業項目及び次の作業項目を端末表示部146に表示する。
作業員が現在の作業項目を完了しておらず、完了ボタン404を押下する操作が行われていない場合は、ステップS111でNoとなり、ステップS116で作業工程管理部144は、現在時刻の時刻情報をタイマ145から取得する。ステップS115又はステップS116ののち、ステップS117で、作業工程管理部144は、作業に遅延が生じているか否かを判断する。作業に遅延が生じているか否かの判断は、作業計画格納部143に格納されている作業計画情報300の作業開始時刻304及び作業終了時刻305とステップS113又はステップS116でタイマ145から取得した現在時刻の時刻情報とを比較することによって行う。
作業に遅延が発生しているならば、ステップS117でYesとなり、ステップS118で作業工程管理部144は、端末表示部146に表示されている現在の作業項目402を点滅させたり表示色を変えたりすることで、作業員に対して作業遅延を警告する。
図15は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業計画表示画面の一例を示す図である。図16は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業計画表示画面の一例を示す図であり、図15の完了ボタン404が押下された後の作業計画表示画面400を示している。作業員が現在の作業項目402を完了させ、完了ボタン404を押下する操作を行うと、作業工程管理部144が作業計画格納部143内の現在の作業項目の進捗状態を「済」とすることにより、現在時刻に対応した作業項目が端末表示部146に表示される。すなわち、図16においては、図15で次の作業項目403の欄に表示されていた「製品Aの組立て」が現在の作業項目402の欄に表示されるとともに、作業計画情報300に基づいて、次の作業項目403の欄には「装置Bの開始前点検」が表示されている。
ステップS119で、作業工程管理部144は、認証装置120の近距離無線通信可能範囲に入ったかを確認する。また、ステップS131で、認証装置120は、近距離無線通信可能範囲に携帯端末140が入ったかを確認する。作業員が携帯端末140を認証装置120に近づけると、ステップS119及びステップS131でYesとなり、ステップS120及びステップS132で、認証装置近距離無線通信部123と端末近距離無線通信部141とが互いに通信を開始する。認証装置120の近距離無線通信可能範囲に入っていなければ、ステップS119でNoとなり、ステップS111に進む。
通信開始後、ステップS121で、携帯端末140の作業工程管理部144は、作業計画格納部143の各作業項目の進捗状態を抽出する。そして、ステップS122で、作業工程管理部144は、抽出した各作業項目の進捗状態と、作業員識別子又は作業員が所有する携帯端末140の端末識別子とを含むパラメータが付与された作業計画更新コマンドを、端末近距離無線通信部141を用いて認証装置120へ送信する。
なお、認証装置近距離無線通信部123の近距離無線通信可能範囲に携帯端末140が入った際に、作業計画取得コマンドを送信するか作業計画更新コマンドを送信するかは、作業計画格納部143に作業計画情報が格納されているか否かに基づいて決定することができる。
ステップS133で、認証装置通信コマンド解析部122は、携帯端末140からのコマンドを受信及び解析し、作業計画更新コマンドであることを認識する。ステップS134で、作業進捗報告部124は、作業管理サーバ100の作業進捗入力部105に対して作業員識別子又は作業員が所有する携帯端末140の端末識別子に関連づけられた作業計画の更新を要求する。
ステップS141で、作業進捗入力部105は、全作業計画格納部102の作業員識別子又は端末識別子に関連づけされた作業計画情報300の作業進捗309を、パラメータに示される進捗状態に更新する。
プロジェクトリーダは、作業管理サーバ100の作業進捗確認部104により、各作業員の作業進捗を確認することができる。作業進捗確認部104は、作業管理サーバ100がコンピュータ上で起動するソフトウェアによって実現される。作業進捗確認部104は、全作業計画格納部102に格納された作業計画情報を表示するビューワによって実現可能である。
図17は、実施の形態1にかかる遠隔作業支援システムの作業進捗確認部がプロジェクトリーダに提供する作業進捗確認画面の一例を示す図である。作業進捗確認画面700には、現在時刻701に加え、作業進捗状態702が表示される。作業進捗状態702は、作業者名703、作業内容704、作業終了予定時刻705及び作業進捗706が表形式で表示されている。なお、図17では、作業進捗状態702を表形式で表示しているが、グラフを使用してグラフィカルな形式で表示してもよい。
上記のように、実施の形態1によれば、RFID機能を備えたウェアラブル端末である携帯端末140と、作業員ごとに作業計画を管理する作業管理サーバ100とにより、プロジェクトリーダが各作業員の作業進捗を確認することができるため、作業員ごとに適した指示を出したり、作業員ごとに指摘を個別に出したり、作業員の技量を把握したりすることができる。
実施の形態1にかかる遠隔作業支援システム900によれば、各作業員は自分の作業計画だけを携帯端末140に取得して表示できる。携帯端末140に自分の作業計画のみを取得するため、全作業員の作業計画を取得する場合と比較して近距離無線通信での通信量を低減できる。また、携帯端末140に自分の作業計画のみを取得することにより、携帯端末140が画面の小さいウェアラブル端末であっても、見やすく表示することができる。
実施の形態2.
図18は、本発明の実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの構成を示す図である。実施の形態2にかかる遠隔作業支援システム910は、携帯端末140と同種の近距離無線通信機能を有する表示器160をさらに有して構成される。表示器160は、イーサネット(登録商標)のようなネットワークによって作業管理サーバ110に接続されている。表示器160は、操作用端末又は液晶モニタをプログラマブルロジックコントローラに接続して構成可能である。表示器160は、生産ライン又は作業対象装置に複数設置可能である。
図19は、実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの作業管理サーバ、認証装置、表示器及び携帯端末の機能構成を示す図である。作業管理サーバ110は、実施の形態1の作業管理サーバ100と比較すると、作業マニュアル格納部106及びマニュアル検索部107を更に有する点で相違している。認証装置120及び携帯端末140は、実施の形態1と同様である。作業マニュアルは、装置の操作方法を詳細に記したドキュメントファイルであり、作業マニュアル格納部106は、ハードディスク又はフラッシュメモリのような記録媒体である。表示器160は、無線通信で端末近距離無線通信部141と情報をやり取りする表示器近距離無線通信部163と、表示器近距離無線通信部163で受信した情報からコマンドを抽出する表示器通信コマンド解析部162と、表示器通信コマンド解析部162が詳細作業計画取得コマンドを抽出したならば、作業管理サーバ110に対し作業員の作業計画情報を要求し、作業管理サーバ110から作業員の作業計画情報を取得する詳細作業計画要求部161と、表示器通信コマンド解析部162がマニュアル取得コマンドを抽出したならば、作業管理サーバ110に対し特定の装置の作業マニュアルを要求し、作業管理サーバ110から装置の作業マニュアルを取得するマニュアル取得部164と、詳細作業計画要求部161が取得した作業計画情報及びマニュアル取得部164で取得した作業マニュアルを表示する表示器表示部165とを備える。
図20は、実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの表示器を実現する情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置40は、プログラムを実行する演算装置41と、演算装置41がワークエリアに用いるメモリ42と、情報を表示する表示装置44と、近距離無線通信用のアンテナ45と、情報を記憶する記憶装置46とを備える。情報処理装置40は、近距離無線通信用のアンテナを設けたプログラマブル表示器を適用可能である。また、プログラマブルロジックコントローラと、液晶モニタと、非接触ICチップリーダライタとを組み合わせたものを情報処理装置40に適用してもよい。すなわち、情報処理装置40は、一体型の装置に限られることはなく、複数の装置を組み合わせて構成することもできる。
情報処理装置40は、演算装置41がメモリ42をワークエリアに用いて、ソフトウェアを実行することによって表示器160となっている。すなわち、図19に示した詳細作業計画要求部161、表示器通信コマンド解析部162及びマニュアル取得部164は、演算装置41が記憶装置46に記憶されたファームウェアを実行することによって実現される。また、複数の演算装置及び複数のメモリが連携して上記機能を実行してもよい。表示器近距離無線通信部163は、演算装置41とアンテナ45とを用いて実現される。表示器表示部165は、表示装置44によって実現される。
作業員が自分の作業計画情報を認証装置120経由で作業管理サーバ110から携帯端末140に取得し、作業計画格納部143に格納する動作は実施の形態1において説明した通りである。
図21は、実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの端末表示部における作業計画表示画面の一例を示す図である。実施の形態2では、端末表示部146に表示する作業計画表示画面400に、マニュアルボタン405が含まれている。
図22は、実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムで表示器に作業計画情報又は作業マニュアルを表示する際の携帯端末の動作の流れを示すフローチャートである。図23は、実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムで表示器に作業計画情報又は作業マニュアルを表示する際の表示器の動作の流れを示すフローチャートである。図24は、実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムで表示器に作業計画情報又は作業マニュアルを表示する際の作業管理サーバの動作の流れを示すフローチャートである。ステップS211で、携帯端末140の作業計画取得部142は、表示器160の近距離無線通信可能範囲に入ったか否かを確認する。また、ステップS221で、表示器160は、近距離無線通信可能範囲に携帯端末140が入ったかを確認する。作業員が携帯端末140を表示器160に近づけると、ステップS211及びステップS221でYesとなり、ステップS212及びステップS222で、端末近距離無線通信部141と表示器近距離無線通信部163とが互いに通信を開始する。
通信が開始されると、ステップS213で、作業工程管理部144は、マニュアルボタン405を押下する操作が行われているかを確認する。マニュアルボタン405を押下する操作が行われていれば、ステップS213でYesとなり、ステップS214で、作業工程管理部144は、現在の作業対象装置の装置識別子を含むパラメータを付与したマニュアル取得コマンドを表示器160に送信する。一方、マニュアルボタン405を押下する操作が行われていなければ、ステップS213でNoとなり、ステップS215で、作業工程管理部144は、端末近距離無線通信部141を通じて、作業員識別子又は携帯端末140の端末識別子を含むパラメータを付与した作業計画取得コマンドを表示器160に送信する。
ステップS223において、表示器通信コマンド解析部162は、携帯端末140からのコマンドを受信及び解析する。携帯端末140から受信したコマンドが作業計画取得コマンドであれば、ステップS224でYesとなり、ステップS225で、詳細作業計画要求部161は、作業管理サーバ110の作業計画検索部103に対し、作業員識別子又は携帯端末140の端末識別子に関連付けられた作業計画の取得を要求する。携帯端末140から受信したコマンドがマニュアル取得コマンドであれば、ステップS224でNoとなり、ステップS226でマニュアル取得部164は、作業管理サーバ110のマニュアル検索部107に対し、現在の作業対象装置の装置識別子に関連付けられた作業マニュアルの取得を要求する。
ステップS231で、作業計画検索部103は、表示器160から作業計画情報の取得を要求されたかを確認する。表示器160から作業計画情報の取得を要求されたのであれば、ステップS231でYesとなり、ステップS232で、作業計画検索部103は、全作業計画格納部102の作業員情報200の中から、作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた作業計画302を検索する。ステップS233で、作業計画検索部103は、作業員情報200の中に作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた情報があったかを確認する。作業員情報200の中に作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた情報が無ければ、ステップS233でNoとなり、作業計画検索部103は、ステップS235で作業計画の取得に失敗したことを詳細作業計画要求部161に通知する。一方、作業員情報200の中に作業計画取得コマンドに付与されたパラメータ内の作業員識別子又は端末識別子に関連付けられた情報があれば、ステップS233でYesとなり、ステップS234で、作業計画検索部103は、作業計画情報300を読み出し、詳細作業計画要求部161に送信する。
表示器160から作業計画情報の取得を要求されたのでなければ、ステップS231でNoとなり、ステップS236で、マニュアル検索部107は、作業マニュアル格納部106の中から、装置識別子に関連づけられた作業マニュアルを検索する。そして、ステップS237でマニュアル検索部107は、作業マニュアル格納部106から読み出した作業マニュアルを、マニュアル取得部164に送信する。
ステップS227で、表示器160は、作業管理サーバ110から受信した情報を表示器表示部165に表示する。
上記の処理により、表示器表示部165には、携帯端末140の端末表示部146には表示しきれない詳細な情報が表示される。図25は、実施の形態2にかかる遠隔作業支援システムの表示器表示部における詳細作業計画表示画面の一例を示す図である。詳細作業計画表示画面800には、作業員名801、日付802、作業計画803、作業開始時刻804、作業終了時刻805、作業概要806、作業詳細807、作業対象装置808、作業進捗809及び現在時刻810が表示されている。すなわち、作業計画情報300の全ての項目が詳細作業計画情報の表示画面800に表示されている。表示器表示部165は、ウェアラブル端末である携帯端末140の端末表示部146よりも大画面であるため、端末表示部146で表示すると視認性が低下してしまう情報も含めて作業計画情報を表示できる。
上記のように、実施の形態2では、作業員の現在の作業に関連する情報であるが小さい画面では見にくい詳細な作業計画情報及び作業マニュアルを、携帯端末140を表示器160に近づけるだけで表示器表示部165に表示できる。したがって、慣れない作業をする場合、又は作業内容を忘れてしまった場合でも、作業員は作業を補う情報を簡単に見ることができ、作業の効率化を図り、ヒューマンエラーを防止することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
10,20,30,40 情報処理装置、11,21,31,41 演算装置、12,22,32,42 メモリ、13,33 入力装置、14,34,44 表示装置、15,24 通信装置、16,25,36,46 記憶装置、23,45 アンテナ、35 非接触ICチップ、37 リアルタイムクロック及び高精度イベントタイマ、100 作業管理サーバ、101 作業計画入力部、102 全作業計画格納部、103 作業計画検索部、104 作業進捗確認部、105 作業進捗入力部、106 作業マニュアル格納部、107 マニュアル検索部、120 認証装置、121 作業計画要求部、122 認証装置通信コマンド解析部、123 認証装置近距離無線通信部、124 作業進捗報告部、140 携帯端末、141 端末近距離無線通信部、142 作業計画取得部、143 作業計画格納部、144 作業工程管理部、145 タイマ、146 端末表示部、147 識別子格納部、160 表示器、161 詳細作業計画取得部、162 表示器通信コマンド解析部、163 表示器近距離無線通信部、164 マニュアル取得部、165 表示器表示部、200 作業員情報、201,301 作業員識別子、202,801 作業員名、203 端末識別子、300 作業計画情報、302,803 作業計画、303 作業実施日、304,804 作業開始時刻、305,805 作業終了時刻、306,806 作業概要、307,807 作業詳細、308,808 作業対象装置、309,809 作業進捗、400 作業計画表示画面、401,810 現在時刻、402 現在の作業項目、403 次の作業項目、404 完了ボタン、405 マニュアルボタン、800 詳細作業計画表示画面、802 日付、900,910 遠隔作業支援システム。

Claims (6)

  1. 作業員ごとの作業計画を示す作業計画情報を格納する全作業計画格納部と、前記作業計画情報を前記全作業計画格納部に格納する作業計画入力部と、前記全作業計画格納部に格納された作業計画情報の中から、要求された作業員の作業計画情報を検索する作業計画検索部とを備えた作業管理サーバと、
    無線通信で情報をやり取りする認証装置近距離無線通信部と、前記認証装置近距離無線通信部で受信した情報からコマンドを抽出する認証装置通信コマンド解析部と、前記認証装置通信コマンド解析部が作業計画取得コマンドを抽出したならば、前記作業管理サーバに対し前記作業計画取得コマンドによって指定された作業員の作業計画情報を要求し、要求した作業員の作業計画情報を前記作業管理サーバから取得する作業計画要求部とを備えた認証装置と、
    前記作業計画情報を格納する作業計画格納部と、無線通信で前記認証装置近距離無線通信部と情報をやり取りする端末近距離無線通信部と、前記認証装置近距離無線通信部の近距離無線通信可能範囲に入ると、前記端末近距離無線通信部経由で前記認証装置に作業員の作業計画情報を要求する前記作業計画取得コマンドを含む情報を送信し、要求した作業員の前記作業計画情報を前記認証装置から取得して前記作業計画格納部に格納する作業計画取得部と、前記作業計画取得部が取得した前記作業計画情報が示す作業計画を表示する端末表示部とを備えた携帯端末とを有することを特徴とする遠隔作業支援システム。
  2. 前記携帯端末は、
    現在時刻の時刻情報を生成するタイマと、
    前記時刻情報と前記作業計画格納部に格納された前記作業計画情報とに基づいて、作業の指示及び遅れ警告を前記端末表示部に表示する作業工程管理部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業支援システム。
  3. 前記作業工程管理部は、
    前記認証装置近距離無線通信部の近距離無線通信可能範囲に入ったら、前記作業員の作業進捗情報を通知する作業計画更新コマンドを含む情報を前記端末近距離無線通信部経由で前記認証装置に送信
    前記認証装置は、
    前記認証装置通信コマンド解析部が作業計画更新コマンドを抽出したならば、前記作業管理サーバに対し前記作業員の作業計画情報の更新を要求する作業進捗報告部を備え、
    前記作業管理サーバは、
    前記作業進捗報告部から作業進捗情報を受信したならば、前記全作業計画格納部に格納された前記作業計画情報のうち受信した作業進捗情報に対応する前記作業計画情報を更新する作業進捗入力部と、
    前記全作業計画格納部に格納された更新後の作業計画情報を表示する作業進捗確認部とを備えることを特徴とする請求項に記載の遠隔作業支援システム。
  4. 無線通信で前記端末近距離無線通信部と情報をやり取りする表示器近距離無線通信部と、
    前記表示器近距離無線通信部で受信した情報からコマンドを抽出する表示器通信コマンド解析部と、
    前記表示器通信コマンド解析部が詳細作業計画取得コマンドを抽出したならば、前記作業管理サーバに対し前記作業員の作業計画情報を要求し、前記作業管理サーバから前記作業員の作業計画情報を取得する詳細作業計画要求部と、
    前記詳細作業計画要求部が取得した作業計画情報を表示する表示器表示部とを備えた表示器をさらに有し、
    前記作業計画取得部は、
    前記携帯端末が、前記表示器近距離無線通信部の近距離無線通信可能範囲に入ったら、前記作業員の作業計画情報を要求する詳細作業計画取得コマンドを含む情報を前記端末近距離無線通信部経由で前記表示器に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔作業支援システム。
  5. 無線通信で前記端末近距離無線通信部と情報をやり取りする表示器近距離無線通信部と、
    前記表示器近距離無線通信部で受信した情報からコマンドを抽出する表示器通信コマンド解析部と、
    前記表示器通信コマンド解析部がマニュアル取得コマンドを抽出したならば、前記作業管理サーバに対し特定の装置の作業マニュアルを要求し、前記作業管理サーバから前記装置の作業マニュアルを取得するマニュアル取得部と、
    前記マニュアル取得部で取得した作業マニュアルを表示する表示器表示部とを備えた表示器を有し、
    前記作業管理サーバは、
    装置の点検及び操作の方法を示す作業マニュアルを格納する作業マニュアル格納部と、
    前記作業マニュアル格納部に格納された作業マニュアルから要求された装置の作業マニュアルを検索するマニュアル検索部とを備え、
    前記携帯端末は、
    前記表示器近距離無線通信部の近距離無線通信可能範囲に入ったならば、前記端末近距離無線通信部経由で現在の作業で作業員が使用する装置の作業マニュアルを要求する前記マニュアル取得コマンドを前記表示器に送信する作業工程管理部を備えることを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業支援システム。
  6. 前記携帯端末は、現在時刻の時刻情報を生成するタイマを備え、
    前記作業工程管理部は、前記時刻情報と前記作業計画格納部に格納された前記作業計画情報とに基づいて、作業の指示及び遅れ警告を前記端末表示部に表示することを特徴とする請求項5に記載の遠隔作業支援システム。
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