JP2008217092A - 電子バリュー管理システム、電子バリュー管理装置、携帯端末、及びコンピュータプログラム - Google Patents

電子バリュー管理システム、電子バリュー管理装置、携帯端末、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子バリューの購入と、その電子バリューの移転とを非同期的に行えるようにする。
【解決手段】ユーザAは、携帯電話やPDA等の携帯端末1を利用して、ネットワーク4上のWEBサーバ2から電子バリューを購入し、その購入した電子バリューをセンタサーバ3が管理する電子バリューデータベース格納装置5に一時的に格納しておくことができる。センタサーバ3は、電子バリューデータベース格納装置5に格納する電子バリューをユーザA、B、C・・・ごとに管理する。また、ユーザAは、携帯端末1からセンタサーバ3に対して電子バリューを指定してダウンロード要求を行うことで、センタサーバ3でユーザAのものとして管理されている電子バリューを携帯端末1にダウンロードすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、購入済みの電子バリューをユーザごとに管理し、必要なときに携帯端末等の記憶媒体に移転できるようにした電子バリュー管理システム、電子バリュー管理装置、携帯端末、コンピュータプログラムに関する。
ICチップを内蔵する携帯電話等の携帯端末を利用して、ネットワーク上で電子バリューを購入し、ダウンロードすることができる(例えば特許文献1を参照)。携帯端末にダウンロードした電子バリューを使用するときは、携帯端末を読み取り機にかざしたり、携帯端末の赤外線通信機能を利用したりする。
特開2003−187167号公報
今後、電子バリューが普及するにつれて、ユーザが取り扱う電子バリューの数は多くなると予想される。
これまでは、携帯端末を利用して電子バリューを購入するのと同時に、その購入した電子バリューを携帯端末にダウンロードしていた。
しかしながら、電子バリューの購入と同時にダウンロードするのでは、例えば既に電子バリューを購入して携帯端末のメモリの残容量が少なくなっているときには、新たに電子バリューを購入することができなくなってしまう。
また、電子バリューの購入、ダウンロードを連続的(同期的)に行わなければならず、それらの処理に時間がかかってしまう。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、電子バリューの購入と、その電子バリューの移転とを非同期的に行えるようにすることを目的とする。
本発明による電子バリュー管理システムは、電子バリューを記憶可能な記憶媒体と、前記記憶媒体とネットワークを介して通信可能な電子バリュー管理装置とを有する電子バリュー管理システムであって、前記電子バリュー管理装置は、購入済みの電子バリューを格納手段に格納してユーザごとに管理する管理手段と、前記記憶媒体側からの要求に応じて、前記要求に係る電子バリューを前記格納手段から前記記憶媒体に移転する処理を行う移転制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の電子バリュー管理装置は、電子バリューを記憶可能な記憶媒体とネットワークを介して通信可能な電子バリュー管理装置であって、購入済みの電子バリューを格納手段に格納してユーザごとに管理する管理手段と、前記記憶媒体側からの要求に応じて、前記要求に係る電子バリューを前記格納手段から前記記憶媒体に移転する処理を行う移転制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の携帯端末は、購入済みの電子バリューをユーザごとに管理する電子バリュー管理装置とネットワークを介して通信可能な携帯端末であって、電子バリューを記憶可能な記憶手段と、前記電子バリュー管理装置に対して電子バリューを指定して移転要求を行う移転要求手段と、前記移転要求に応じて前記電子バリュー管理装置から移転される電子バリューを前記記憶手段に記憶する移転制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、電子バリューを記憶可能な記憶媒体とネットワークを介して通信可能なコンピュータを、購入済みの電子バリューを格納手段に格納してユーザごとに管理する管理手段と、前記記憶媒体側からの要求に応じて、前記要求に係る電子バリューを前記格納手段から前記記憶媒体に移転する処理を行う移転制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明の別のコンピュータプログラムは、購入済みの電子バリューをユーザごとに管理する電子バリュー管理装置とネットワークを介して通信可能であるとともに、電子バリューを記憶可能な記憶手段を備えた携帯端末のコンピュータを、前記電子バリュー管理装置に対して電子バリューを指定して移転要求を行う移転要求手段と、前記移転要求に応じて前記電子バリュー管理装置から移転される電子バリューを前記記憶手段に記憶する移転制御手段として機能させることを特徴とする。
本発明においては、購入済みの電子バリューを電子バリュー管理装置でユーザごとに管理し、必要なときに電子バリュー管理装置から携帯端末等の記憶媒体に移転することができる。
なお、本発明において「移転」とは、電子バリューを送信するときに、その電子バリューをそれまで記憶していた記憶領域に残すのではなく消去することを意味する。
本発明によれば、電子バリューの購入と、その電子バリューの移転とを非同期的に行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1、2には、本実施形態に係る電子バリュー管理システムの全体構成を示す。図1に示すように、記憶部1aに電子バリューを記憶可能な携帯端末1と、電子バリューの販売を行うWEBサーバ2と、購入済みの電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5に格納してユーザごとに管理するセンタサーバ3とがインターネット等のネットワーク4を介して通信可能となっている。
本実施形態では、交通系の電子バリュー(電子マネー、定期券、乗車券や特急券(指定席、自由席情報を含む)といった電子チケット等)を例にして説明する。このような電子バリューを記憶した携帯端末1を自動改札機等の駅務機器6にかざすことにより、両者が無線通信を行い、電子バリューの読み取り処理や書き込み処理が行われる。
ここで、図2を参照して、本実施形態に係る電子バリュー管理システムでの処理の概要を説明する。ユーザAは、携帯電話やPDA等の携帯端末1を利用して、ネットワーク4上のWEBサーバ2(電子バリュー購入システム)から電子バリューを購入することができる(図2の201)。なお、電子バリュー購入システムは、単一の事業者によるものである必要はなく、複数の事業者によるものであってもよい。また、電子バリューの購入に伴う決済処理等については既存の技術を用いればよく、その説明は省略する。
電子バリューを購入したときに、その購入した電子バリューを携帯端末1に直接ダウンロードすることもできるが、センタサーバ3が管理する電子バリューデータベース格納装置5に一時的に格納しておくことができる(図2の202)。センタサーバ3は、例えばWEBサーバ2で電子バリューを購入する会員の会員データベース(不図示)に基づいて、電子バリューデータベース格納装置5に格納する電子バリューをユーザA、B、C・・・ごとに管理する。ユーザは、会員として登録しておくことで、購入済みの電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5に一時的に格納することができる。さらに、後述するように、センタサーバ3から携帯端末1に電子バリューをダウンロードしたり、携帯端末1からセンタサーバ3に電子バリューをアップロードしたりすることもできる。このような電子バリューの管理方式を、本明細書では「金庫方式」と称する。
ユーザAは、センタサーバ3でユーザAのものとして管理されている電子バリューを携帯端末1にダウンロードすることができる。この場合、携帯端末1からセンタサーバ3に対して電子バリューを指定してダウンロード要求を行う(図2の203)。ダウンロード要求を受けたセンタサーバ3は、ユーザ認証後、そのダウンロード要求に係る電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5から携帯端末1にダウンロードする(図2の204)。すなわち、ダウンロード要求に係る電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5から携帯端末1に送信するとともに、電子バリューデータベース格納装置5から消去する。このとき、センタサーバ3では、電子バリューの移転に関する履歴を管理する。
なお、センタサーバ3から携帯端末1に電子バリューを移転(ダウンロード)する際には、センタサーバ3で電子バリューを暗号化する。
このように、ユーザが必要なときにいつでもセンタサーバ3から携帯端末1に電子バリューをダウンロードすることができる。例えば数日後の列車の電子チケットを購入したような場合に、購入した時点でセンタサーバ3側に預けておき、実際に電子チケットを使用する時点でダウンロードすることができる。
また、ユーザAは、携帯端末1の記憶部1aに記憶している電子バリューをセンタサーバ3にアップロードすることができる。この場合、携帯端末1からセンタサーバ3に対して電子バリューを指定してアップロード要求を行う(図2の205)。アップロード要求を受けたセンタサーバ3は、ユーザ認証後、そのアップロード要求を許可する(図2の206)。携帯端末1は、アップロード要求の許可があれば、そのアップロード要求に係る電子バリューをセンタサーバ3にアップロードする(図2の207)。すなわち、アップロード要求に係る電子バリューを記憶部1aからセンタサーバ3に送信するとともに、記憶部1aから消去する。このとき、センタサーバ3では、電子バリューの移転に関する履歴を管理する。
このように、ユーザが必要なときにいつでも携帯端末1からセンタサーバ3に電子バリューをアップロードすることができる。例えば往復の列車の電子チケットを購入してセンタサーバ3側に預けているような場合に、間違って復路の電子チケットをダウンロードしたときには、その復路の電子チケットをアップロードし、往路の電子チケットをダウンロードすることができる。
図3は、携帯端末1の機能構成例を示す図である。1aは電子バリューを記憶可能な記憶部であり、例えばICチップに内蔵されたメモリがこれに相当する。1bは移転制御部であり、センタサーバ3との間で電子バリューを移転(ダウンロード、アップロード)する処理を行う。1cは送受信部であり、ネットワーク4を介して各種データを送受信する。1dは移転要求部であり、操作装置11や表示装置12(図5を参照)での指示に従って、センタサーバ3に対して電子バリューを指定してダウンロード要求やアップロード要求を行う。
図4は、センタサーバ3の機能構成例を示す図である。3aは管理部であり、購入済みの電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5に格納してユーザごとに管理する。3bは履歴管理部であり、電子バリューの移転等に関する履歴を管理する。3cは移転制御部であり、携帯端末1との間で電子バリューを移転(ダウンロード、アップロード)する処理を行う。3dは送受信部であり、ネットワーク4を介して各種データを送受信する。3eはユーザ認証部であり、ユーザID及びパスワードを利用してユーザ認証を行う。3fは暗号化・復号化部であり、電子バリューの暗号化及び復号化を行う。
図5は、携帯端末1のハードウェア構成例を示す図である。携帯端末1は、ハードウェア構成として、CPU10と、操作装置11と、表示装置12と、記憶装置13と、携帯側通信装置14と、携帯側通信装置14のアンテナ15とを含み、これら各装置がバス16を介して接続する。
記憶装置13は、ICチップに内蔵されたメモリの他、ROM、RAM、HD、着脱可能な記憶媒体を含む。記憶装置13には、電子バリュー、電子バリューを移転するためのプログラムや携帯端末1の動作全体を制御するプログラムが格納される。電子バリューを移転するためのプログラムは、例えばセンタサーバ3からダウンロードして記憶装置13に格納される。なお、電子バリューはICチップに内蔵されたメモリに記憶するものとしたが、HDや取り外し可能な記録媒体等に記憶するようにしてもよい。
CPU10が電子バリューを移転するためのプログラムを実行することによって、本実施形態の携帯端末としての機能、又は処理が実現される。
操作装置11は、例えばボタンで構成され、ユーザの操作情報を入力する。表示装置12は、CPU10の制御に基づいて各種画面を表示する。携帯側通信装置14は、アンテナ15を介して携帯端末1をネットワーク4に接続する。
図6は、センタサーバ3のハードウェア構成例を示す図である。センタサーバ3は、ハードウェア構成として、CPU30と、入力装置31と、表示装置32と、記憶装置33と、サーバ側通信装置34とを含み、これら各装置がバス35を介して接続する。
記憶装置33は、ROM、RAM、HD等を含む。記憶装置33には、電子バリューを移転するためのプログラムやセンタサーバ3の動作全体を制御するプログラムが格納される。
CPU30が電子バリューを移転するためのプログラムを実行することによって、本実施形態のセンタサーバ3としての機能、又は処理が実現される。
入力装置31は、例えばキーボードやマウスで構成され、ユーザの操作情報を入力する。表示装置32は、CPU30の制御に基づいて各種画面を表示する。なお、入力装置31や表示装置32はセンタサーバ3の構成として必須のものではない。サーバ側通信装置34は、センタサーバ3をネットワーク4に接続する。
以下、図7〜9を参照して、本実施形態に係る電子バリュー管理システムでの処理のうちダウンロード処理の一例を説明する。なお、携帯端末1の記憶装置13には、電子バリューを移転するためのプログラムが既にダウンロードして格納されているものとする。
図7に示すように、ユーザは、センタサーバ3に預けている電子バリューを携帯端末1にダウンロードしたい場合、携帯端末1からネットワーク4を介してセンタサーバ3にアクセスする(ステップS100)。この場合に、例えばセンタサーバ3からメニュー画面情報が送信され、携帯端末1の表示装置12に表示されるメニュー画面(不図示)で「ダウンロード要求」を指定できるようになっている。
センタサーバ3のCPU30は、携帯端末1からのダウンロード要求があると、ユーザID及びパスワード入力画面情報を携帯端末1に送信する(ステップS300)。携帯端末1のCPU10は、センタサーバ3からユーザID及びパスワード入力画面情報を受信すると、例えば図8に示すようなユーザID及びパスワード入力画面を表示装置12に表示する(ステップS101)。
携帯端末1のCPU10は、ユーザID及びパスワードの入力を待って(ステップS102)、入力されたユーザID及びパスワードをセンタサーバ3に送信する(ステップS103)。センタサーバ3のCPU30は、携帯端末1からユーザID及びパスワードを受信すると(ステップS301)、それらユーザID及びパスワードに基づいてユーザ認証を行う(ステップS302)。
上記ステップS302におけるユーザ認証の結果がOKであれば、センタサーバ3のCPU30は、当該ユーザのものとして管理している電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5から検索し(ステップS303)、その検索結果を反映させた電子バリュー選択画面情報を携帯端末1に送信する(ステップS304)。携帯端末1のCPU10は、センタサーバ3から電子バリュー選択画面情報を受信すると、例えば図9に示すような電子バリュー選択画面を表示装置12に表示する(ステップS104)。図9の電子バリュー選択画面では、センタサーバ3で当該ユーザのものとして管理している電子バリューの一覧が表示され、そこからダウンロードしたい電子バリューを選択できるようになっている。
携帯端末1のCPU10は、電子バリューの選択を待って(ステップS105)、選択された電子バリューを表わす情報(電子バリュー指定情報)をセンタサーバ3に送信する(ステップS106)。センタサーバ3のCPU30は、携帯端末1から電子バリュー指定情報を受信すると(ステップS305)、その指定された電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5から読み出して暗号化した上で(ステップS306)、携帯端末1に送信する(ステップS307)。電子バリューを送信する際には、その電子バリューを電子バリューデータベース格納装置5から消去する(ステップS308)。
携帯端末1のCPU10は、センタサーバ3から暗号化された電子バリューを受信すると(ステップS107)、その暗号化された電子バリューを記憶部1aに記憶する(ステップS108)。その後、携帯端末1のCPU10は、電子バリューのダウンロードを終了した通知をセンタサーバ3に送信する(ステップS109)。センタサーバ3のCPU30は、携帯端末1からのダウンロード終了通知を受信すると(ステップS309)、終了確認画面情報を携帯端末1に送信する(ステップS310)。携帯端末1のCPU10は、センタサーバ3から終了確認画面情報を受信すると、終了確認画面(不図示)を表示装置12に表示して、終了の指示を待って(ステップS111)、終了の指示があれば、その旨をセンタサーバ3に通知して、一連の処理を終了する。センタサーバ3のCPU30は、携帯端末1から終了の指示があると(ステップS311)、一連の処理を終了する。
なお、センタサーバ3のCPU30は、上記ステップS302におけるユーザ認証の結果がNGであれば、エラーメッセージを携帯端末1に送信して(ステップS312)、一連の処理を終了する。
以上述べたように、購入済みの電子バリューをセンタサーバ3でユーザごとに管理し、必要なときにセンタサーバ3から携帯端末1にダウンロードできるようにしたので、電子バリューの購入と、購入した電子バリューの移転とを非同期的に行うことができる。したがって、携帯端末1の記憶部1aの残容量が少ないときでも、電子バリューを購入することができる。また、時間がないときでも、電子バリューの購入だけを行い、それを後からダウンロードすることができる。
特に電子バリューのうち電子チケットの場合、多くは未来のイベントに対するものであって、購入した時点で使用することは少なく、実際に使用する時点でダウンロードされればよい。交通系の電子チケットには、日時情報、列車情報、座席情報、乗車区間情報等の多くの情報が含まれるため、そのデータ量も大きくなってしまう。したがって、電子チケットを自由に預けたり(購入及びアップロード)、引き出したり(ダウンロード)できる「金庫方式」で管理する利便性は非常に高いといえる。
また、必要な電子バリューだけを携帯端末1にダウンロードするようにしておけば、携帯端末1の紛失時にも被害を最小限に抑えることができる。しかも、センタサーバ3側で電子バリューの移転に関する履歴を管理しておけば、紛失した携帯端末1にダウンロードされている電子バリューについても保証することが可能になる。
また、電子バリューのアップロードも可能となっているので、携帯端末1に記憶している電子バリューと、センタサーバ3が管理している電子バリューとを自由に入れ替えることができる。
なお、図1では、本発明でいう電子バリュー管理装置として機能するセンタサーバ3を一つの装置として図示したが、複数の装置で構成されてもよい。例えば、WEBサーバやデータベースサーバの協働によって電子バリュー管理装置が実現されてもよい。また、センタサーバ3とWEBサーバ2とを別の装置として図示したが、共通の装置として構成されてもよい。
また、本発明でいう記憶媒体として携帯端末1を説明したが、ICチップを内蔵するICカードであってもよい。本実施形態のように記憶媒体として携帯端末1を使用する場合は、直接的にセンタサーバ3と通信可能であるが、記憶媒体としてICカードを使用する場合は、リーダ/ライタを備えたパーソナルコンピュータ等を介して間接的にセンタサーバ3と通信可能にして、電子バリューのダウンロードやアップロードを行うことになる。
また、上記実施形態では、電子バリューの購入と移転とで同一の携帯端末1を用いる例を説明したが、ユーザ認証を行うことを条件として、別の携帯端末等を用いることも可能である。
また、センタサーバ3は、電子バリューデータベース格納装置5の記憶領域をユーザごとに物理的に区分けして管理するようにしてもよいし、記憶領域を物理的に区分けするのではなく電子バリューとユーザ情報と関連付けることで管理するようにしてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ユーザと電子バリューとの関連付けを変更可能とした例である。すなわち、センタサーバ3は、ユーザからの変更要求に応じて、そのユーザのものとして管理している電子バリューを、他のユーザのものとして管理するように変更する。なお、電子バリュー管理システムの基本的な構成要素や処理は第1の実施形態で説明したとおりであり、以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、既述した内容についての詳細な説明は省略する。
図10を参照して、本実施形態に係る電子バリュー管理システムでの処理の概要を説明する。ユーザB(例えば法人)は、携帯電話やPDA等の携帯端末1を利用して、ネットワーク4上のWEBサーバ2(電子バリュー購入システム)から電子バリューを購入し(図10の1001)、その購入した電子バリューをセンタサーバ3が管理する電子バリューデータベース格納装置5に一時的に格納しておく(図10の1002)。
ユーザBは、センタサーバ3に対して、電子バリューを指定して、ユーザBのものとして管理されている電子バリュー(図示例では「チケット2」)を、別のユーザA(例えば法人Bの従業員)のものとして管理するように変更要求を行うことができる(図10の1003)。変更要求を受けたセンタサーバ3は、ユーザ認証後、その変更要求に係る電子バリューをユーザAのものとして管理する(図10の1004)。このとき、センタサーバ3では、電子バリューのユーザ変更に関する履歴を管理する。
その後、ユーザAは、センタサーバ3でユーザAのものとして管理されている「チケット2」について、ダウンロード要求を行い(図10の1005)、ユーザAの携帯端末1´にダウンロードすることができる(図10の1006)。
以上述べた第2の実施形態では、電子バリューの購入者と利用者とを変更することができる。例えば法人Bが列車の電子チケットを購入しておき、それを従業員Aが出張するときにダウンロードする等の利用法が考えられ、法人Bは従業員が使用する電子バリューの管理を容易に行うことができる。
なお、第2の実施形態では、電子バリューそのものをユーザAのものとして管理するよう変更する例を説明したが、例えばユーザBのものとして管理されている電子バリューを他のユーザAがダウンロードできるようにしてもよい。この場合、ユーザBから他のユーザに電子的なダウンロード許可証を配布しておき、そのダウンロード許可証を持ったユーザのみが、ユーザBのものとして管理されている電子バリューをダウンロードできるようにしておけばよい。或いは、ユーザBのものとして管理されている電子バリューをダウンロードできる他のユーザを、ユーザBがセンタサーバ3側に予め登録できるようにしておけばよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形や変更が可能である。
第1の実施形態に係る電子バリュー管理システムの構成を示す図である。 第1の実施形態に係る電子バリュー管理システムでの処理の概要を説明するための図である。 携帯端末の機能構成例を示す図である。 センタサーバの機能構成例を示す図である。 携帯端末のハードウェア構成例を示す図である。 センタサーバのハードウェア構成例を示す図である。 ダウンロード処理の一例を説明するためのフローチャートである。 携帯端末の表示装置に表示されるユーザID及びパスワード入力画面の例を示す図である。 携帯端末の表示装置に表示される電子バリュー選択画面の例を示す図である。 第2の実施形態に係る電子バリュー管理システムでの処理の概要を説明するための図である。
符号の説明
1 携帯端末
1´ 携帯端末
1a 記憶部
1b 移転制御部
1c 送受信部
1d 移転要求部
2 WEBサーバ
3 センタサーバ
3a 管理部
3b 履歴管理部
3c 移転制御部
3d 送受信部
3e ユーザ認証部
3f 暗号化・復号化部
4 ネットワーク
5 電子バリューデータベース格納装置

Claims (9)

  1. 電子バリューを記憶可能な記憶媒体と、前記記憶媒体とネットワークを介して通信可能な電子バリュー管理装置とを有する電子バリュー管理システムであって、
    前記電子バリュー管理装置は、
    購入済みの電子バリューを格納手段に格納してユーザごとに管理する管理手段と、
    前記記憶媒体側からの要求に応じて、前記要求に係る電子バリューを前記格納手段から前記記憶媒体に移転する処理を行う移転制御手段とを備えたことを特徴とする電子バリュー管理システム。
  2. 電子バリューを記憶可能な記憶媒体とネットワークを介して通信可能な電子バリュー管理装置であって、
    購入済みの電子バリューを格納手段に格納してユーザごとに管理する管理手段と、
    前記記憶媒体側からの要求に応じて、前記要求に係る電子バリューを前記格納手段から前記記憶媒体に移転する処理を行う移転制御手段とを備えたことを特徴とする電子バリュー管理装置。
  3. 前記移転制御手段は、前記記憶媒体側からの要求に応じて、前記要求に係る電子バリューを前記記憶媒体から前記格納手段に移転する処理を更に行うことを特徴とする請求項2に記載の電子バリュー管理装置。
  4. 前記電子バリューの移転に関する履歴を管理する履歴管理手段を更に備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子バリュー管理装置。
  5. ユーザと電子バリューとの関連付けを変更する変更手段を備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の電子バリュー管理装置。
  6. 購入済みの電子バリューをユーザごとに管理する電子バリュー管理装置とネットワークを介して通信可能な携帯端末であって、
    電子バリューを記憶可能な記憶手段と、
    前記電子バリュー管理装置に対して電子バリューを指定して移転要求を行う移転要求手段と、
    前記移転要求に応じて前記電子バリュー管理装置から移転される電子バリューを前記記憶手段に記憶する移転制御手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  7. 前記移転制御手段は、前記記憶手段に記憶する電子バリューを前記電子バリュー管理装置に移転する処理を更に行うことを特徴とする請求項6に記載の携帯端末。
  8. 電子バリューを記憶可能な記憶媒体とネットワークを介して通信可能なコンピュータを、
    購入済みの電子バリューを格納手段に格納してユーザごとに管理する管理手段と、
    前記記憶媒体側からの要求に応じて、前記要求に係る電子バリューを前記格納手段から前記記憶媒体に移転する処理を行う移転制御手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 購入済みの電子バリューをユーザごとに管理する電子バリュー管理装置とネットワークを介して通信可能であるとともに、電子バリューを記憶可能な記憶手段を備えた携帯端末のコンピュータを、
    前記電子バリュー管理装置に対して電子バリューを指定して移転要求を行う移転要求手段と、
    前記移転要求に応じて前記電子バリュー管理装置から移転される電子バリューを前記記憶手段に記憶する移転制御手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011076150A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Toppan Forms Co Ltd Icカードのデータ表示方法及びicカード

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