JP6156325B2 - 光書込み装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ビームにより感光体に書込みを行う光書込み装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
特許文献1には、プリンターなどの画像形成装置において、複数個の発光素子から発せられた光ビームをロッドレンズアレイにより感光体上に集光して露光する光学ヘッドが開示されている。
図16は、感光体側からロッドレンズアレイを透過して発光素子を見たときの発光素子とロッドレンズアレイとの位置関係を示す概略平面図である。
同図に示すように発光素子900が二次元状、すなわち主走査方向に沿ってライン状に配列してなる発光素子列901が副走査方向に複数列並べられ、それぞれの発光素子900から発せられた光ビームがロッドレンズアレイ910により集光される。
ロッドレンズアレイ910は、1つの発光素子900よりも口径が大きいロッドレンズ911が多数個、主走査方向に沿って千鳥状に配列されてなる長尺状の部材である。
ロッドレンズアレイ910は、その構造上、光ビームの透過位置によって光ビームの透過率が異なる光学特性を有する。このため二次元配列された発光素子のそれぞれごとに、その発光量が同じであっても、ロッドレンズアレイ910を透過した後の感光体表面上での露光量が異なることが生じてしまい、これが形成画像の濃度ムラの原因になる。
この濃度ムラを抑制すべく、特許文献1には、各発光素子の駆動電流を補正する方法が開示されている。
特開2004−98317号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、各発光素子の駆動電流を補正する補正回路のダイナミックレンジを大きくとる必要が生じる。この理由を以下、具体的に図17を用いて説明する。
図17は、2つの発光素子列のそれぞれに属する全ての発光素子が同じ発光量で発光したと仮定した場合に、ロッドレンズアレイを透過後の光量に光量ムラが生じている様子の例を示すグラフであり、横軸が主走査方向の位置を示し、縦軸がロッドレンズアレイの透過後の光量を示している。
グラフ931は、図16に示す5つの発光素子列901のうち、副走査方向中央に位置する発光素子列(以下、「901a」という。)に属する各発光素子900に主走査方向に沿って周期的に光量が上下する光量差(以下、「主走査光量ムラ」という。)が生じている様子を示し、グラフ932は、最も端に位置する発光素子列(以下、「901b」という。)に属する各発光素子900に主走査光量ムラが生じている様子を示している。
グラフ931,932のそれぞれの変動量ΔAが発光素子列ごとに生じる主走査光量ムラの大きさに相当する。
また、グラフ932は、縦軸方向に全体的にシフト量ΔBだけグラフ931よりも透過後の光量が小さくなっており、このシフト量ΔBが発光素子列901a,901bの、ロッドレンズアレイ910に対する副走査方向の配置位置に起因して生じる光量差(以下、「副走査光量ムラ」という。)になる。主走査光量ムラと副走査光量ムラは、上記のロッドレンズアレイ910の構造上の光学特性により生じる。
各発光素子の駆動電流の補正は、各発光素子に駆動電流を供給する駆動回路のそれぞれに対して発光量の大きさを示す光量信号の信号値を補正することにより行われる。
この補正方法により主走査光量ムラと副走査光量ムラの両方を抑制しようとすると、光量信号の可変範囲、いわゆるダイナミックレンジを、グラフ931に示す光量の最大値とグラフ932に示す光量の最小値との差分ΔCの大きさに相当する範囲まで拡大させる必要が生じ、補正のためのダイナミックレンジを大きくとらざるを得なくなるからである。
このダイナミックレンジが大きくなるほど、例えば発光素子ごとに発光量の大きさをデジタル信号で表す場合のそのビット数を増やす必要が生じ、そのビット数が増えるほどデジタル信号をD/A変換等の処理をするための論理ゲートなどの素子数が増えて補正回路が大きくなり、補正回路を内蔵するICなどの半導体素子のコストアップに繋がる。
上記のような問題は、ロッドレンズアレイなどのレンズを用いる構成に限られず、そのようなレンズを用いない構成であっても感光体上における主走査光量ムラおよび副走査光量ムラが発生する光書込み装置であれば同様に生じ得る。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、発光素子の駆動電流を補正するためのダイナミックレンジを抑制することにより、補正回路を内蔵する半導体素子のコストをより低減可能な光書込み装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係る光書込み装置は、複数個の発光素子が主走査方向に沿って配列してなる発光素子列が副走査方向に複数列並べられ、主走査期間ごとに、各発光素子から発せられた光ビームにより感光体に書込みを行う光書込み装置であって、各発光素子列に属する各発光素子に、当該発光素子に対する発光量を示す信号値に応じた駆動電流を供給して当該発光素子を発光させる駆動部と、各発光素子列における前記感光体上での主走査方向の光量ムラを解消するために、発光素子列ごとにその列に属する各発光素子に対する前記信号値を補正する補正部と、副走査方向に並ぶ発光素子列間における前記感光体上での光量差を解消するために、各発光素子列に属する発光素子は同一の発光時間で発光し、少なくとも2つの発光素子列間において、それぞれの発光時間が一主走査期間内で異なるように制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、前記制御部は、前記駆動部に対して、前記駆動電流の供給と遮断の切り換えを指示する発光時間制御信号を送信する発光時間制御部を備え、前記補正部による前記信号値の補正は、前記発光時間制御信号を送信した後に行うようにしても良い。
また、光学レンズを備え、前記各発光素子から発せられた光ビームのそれぞれは、前記光学レンズの異なる位置を透過して前記感光体に集光され、前記制御部は、前記少なくとも2つの発光素子列のそれぞれと前記光学レンズとの相対的な位置関係に応じて前記発光時間に差をつけるとしても良い。
ここで、前記駆動部は、前記複数個の発光素子のそれぞれに対応して設けられ、当該対応する発光素子に前記駆動電流を供給するドット回路を備え、前記発光時間制御部は、前記ドット回路に対して前記発光時間制御信号を送信し、前記それぞれのドット回路は、受信した発光時間制御信号に基づき、対応する発光素子への前記駆動電流の供給と遮断を切り換え、前記複数の発光素子列は、前記光学レンズの副走査方向の中心点を主走査方向に沿って結んでなる仮想のレンズ中心軸を挟んで対称な位置関係にある第1と第2の発光素子列を含み、前記発光時間制御部は、前記第1と第2の発光素子列のそれぞれに属する発光素子に対応するドット回路のそれぞれに、一主走査期間内において前記発光時間が同じになる前記発光時間制御信号を送信するとしても良い。
ここで、前記発光時間制御部は、前記複数の発光素子列のそれぞれごとに、当該発光素子列に対応して設けられた信号線を介して当該発光素子列に属する各発光素子に対応するドット回路のそれぞれに前記発光時間制御信号を送信し、前記第1と第2の発光素子列については、当該2つの発光素子列に共通して使用される1つの信号線が用いられるとしても良い。
さらに、前記光学レンズは、ロッドレンズアレイまたはマイクロレンズアレイであるとしても良い。
また、前記少なくとも2つの発光素子列には、前記感光体上での主走査方向の光量ムラの変動範囲が異なる第3の発光素子列と第4の発光素子列が含まれ、前記光量ムラの変動範囲は、前記第3の発光素子列の方が前記第4の発光素子列よりも大きく、前記発光素子列ごとに異なる発光時間のそれぞれは、前記補正部による補正をせずに前記発光時間を異ならせたと仮定した場合に、前記第3の発光素子列における前記変動範囲内に前記第4の発光素子列における前記変動範囲が含まれることになるような時間に設定されているとしても良い。
さらに、前記各発光素子列に属する各発光素子を同じ光量で発光させたと仮定したとき、前記複数の発光素子列のうち、その列に属する各発光素子から発せられた光ビームの前記感光体上での平均光量が最も大きくなる発光素子列を第5の発光素子列、これ以外を第6の発光素子列とした場合に、一主走査期間内における前記発光時間は、前記第5の発光素子列の方が前記第6の発光素子列よりも短い時間に設定されているとしても良い。
ここで、前記制御部は、前記第6の発光素子列に対する前記発光時間を基準としたとき、前記第5の発光素子列に対する前記発光時間が前記基準よりも短くなるように、前記第5の発光素子列に対してのみ前記発光時間を制御するとしても良い。
また、前記発光素子は、有機LEDであるとしても良い。
本発明は、光書込部からの光ビームにより感光体に画像を書き込む画像形成装置であって、前記光書込部として上記の光書込み装置を備えることを特徴とする。
上記の構成をとれば、感光体上での主走査方向の光量ムラ(主走査光量ムラ)と、発光素子列間における感光体上での光量差(副走査光量ムラ)のうち、副走査方向ムラについては発光素子列間で発光時間に差をつけて補正するので、主走査光量ムラについてのみ発光量を示す信号値を補正すれば良くなる。
従って、主走査光量ムラと副走査光量ムラの両方を含む光量ムラを、発光量を示す信号値を変更して補正する構成よりも、その補正のダイナミックレンジを狭くすることができ、その分、補正部の補正回路をより小さくすることが可能になり、補正回路を内蔵するICなどの半導体素子のコスト低減を図れる。
実施の形態に係るプリンターの構成を示す図である。 プリンターの露光部におけるプリントヘッドの概略構成を示す図である。 プリントヘッド内のOLEDパネルの概略平面図および断面図である。 発光部とロッドレンズアレイとの主走査方向と副走査方向における位置関係を模式的に示す平面図である。 発光素子とドット回路とソースICの関係を示す図である。 1つのドット回路における光量信号のサンプル期間の様子を示す図である。 1つのドット回路におけるホールド期間Aの様子を示す図である。 1つのドット回路におけるホールド期間Bの様子を示す図である。 各ドット回路におけるサンプル期間とホールド期間のタイミングチャートを示す図である。 (a)は、ロッドレンズアレイ透過後の光量の主走査光量ムラと副走査光量ムラの様子をグラフで例示した図であり、(b)は、感光体ドラムの露光量の主走査光量ムラと副走査光量ムラの様子をグラフで例示した図である。 (a)は、図10に示すグラフに、レンズ透過後の光量の変動量を打ち消すような逆位相に相当する波形のグラフ(破線)を重ね合わせたものを示す図であり、(b)は、変動量が打ち消された後のグラフの例を示す図である。 一つの発光素子列に属する各発光素子におけるレンズ透過後の光量の変動範囲ΔF内に、別の発光素子列に属する各発光素子におけるレンズ透過後の光量の変動範囲ΔGが含まれる様子を例示する図である。 一つの発光素子列に属する発光素子に対応するドット回路にのみ発光時間制御信号が入力されている変形例の構成を示す図である。 変形例に係るドット回路の構成を示す図である。 変形例に係る回路構成におけるローリング駆動のタイミングチャートを示す図である。 従来の光学ヘッドにおける発光素子とロッドレンズアレイとの位置関係を示す概略平面図である。 従来の光学ヘッドにおいて2つの発光素子列に属する全ての発光素子が同じ発光量で発光したと仮定した場合に、ロッドレンズアレイを透過後の光量に光量ムラが生じている様子の例を示すグラフである。
以下、本発明に係る光書込み装置および画像形成装置の実施の形態を、タンデム型カラープリンター(以下、単に「プリンター」という。)を例にして説明する。
<プリンターの全体構成>
図1は、本実施の形態に係るプリンター5の全体構成を示す概略図である。
同図に示すようにプリンター5は、電子写真方式により画像を形成するものであり、画像プロセス部10と、中間転写部20と、給送部30と、定着部40と、制御部50を備え、ネットワーク(例えばLAN)を介して外部の端末装置(不図示)からのジョブの実行要求に基づき、カラーの画像形成(プリント)を実行する。
画像プロセス部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の現像色に対応した作像部10Y、10M、10C、10Kを有する。
作像部10Yは、像担持体としての感光体ドラム11と、その周囲に配された帯電部12、露光部13、現像部14、クリーナ15などを備えている。
帯電部12は、矢印Aで示す方向に回転する感光体ドラム11の周面を帯電させる。
露光部(光書込部)13は、帯電された感光体ドラム11を光ビームLにより露光して、感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。また、露光部13には、電流駆動型の有機EL素子(OLED)が複数個、感光体ドラム11の回転軸方向(以下、「主走査方向」という。)に沿って千鳥状に並ぶように基板上に配列されたプリントヘッドが含まれる。以下、OLEDを発光素子という。プリントヘッドの構成については、後述する。
現像部14は、感光体ドラム11上の静電潜像をY色のトナーで現像する。これにより感光体ドラム11上にY色のトナー像が作像され、作像されたY色トナー像は、中間転写部20の中間転写ベルト21上に一次転写される。クリーナ15は、感光体ドラム11上における、一次転写後の残留トナーを清掃する。他の作像部10M〜10Kについても作像部10Yと同様の構成であり、同図では符号が省略されている。
中間転写部20は、駆動ローラー24と従動ローラー25に張架されて矢印方向に循環走行される中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21を挟んで各作像部10Y〜10Kの感光体ドラム11と対向配置される一次転写ローラー22と、中間転写ベルト21を介して駆動ローラー24と対向配置される二次転写ローラー23を備える。
給送部30は、シート、ここでは用紙Sを収容するカセット31と、カセット31から用紙Sを1枚ずつ搬送路39に繰り出す繰り出しローラー32と、繰り出された用紙Sを搬送する搬送ローラー33、34を備える。
定着部40は、定着ローラー41とこれに圧接される加圧ローラー42を有する。
制御部50は、画像プロセス部10〜定着部40の動作を統括的に制御し、円滑なジョブを実行させる。ジョブ実行の際には、制御部50により次の動作が実行される。
すなわち、受け付けたジョブに含まれるプリント用の画像データに基づき、作像部10Y〜10Kの露光部13に配された複数個の発光素子のそれぞれごとにその発光量(輝度)を示すデジタルの光量信号が制御部50の光量信号出力部51(図3)で生成される。このデジタルの光量信号は、露光部13に送られる。
露光部13では、受信したデジタルの光量信号をアナログ電圧の光量信号に変換し、変換後の光量信号に基づく光量の光ビームLを各発光素子から出射させる。
作像部10Y〜10Kごとに、露光部13の各発光素子から発せられた光ビームLにより、帯電後の感光体ドラム11上に静電潜像が形成され、その静電潜像は、トナーにより現像されてトナー像が形成され、そのトナー像は、一次転写ローラー22の静電作用により中間転写ベルト21上に一次転写される。
作像部10Y〜10Kによる各色の作像動作は、各色のトナー像が、走行する中間転写ベルト21の同じ位置に重ね合わせて転写されるように上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
この作像タイミングに合わせて、給送部30からは、カセット31から用紙Sが二次転写ローラー23に向けて搬送されて来ており、二次転写ローラー23と中間転写ベルト21の間を用紙Sが通過する際に、中間転写ベルト21上に多重転写された各色トナー像が二次転写ローラー23の静電作用により用紙Sに一括して二次転写される。
各色トナー像が二次転写された後の用紙Sは、定着部40まで搬送され、定着部40の定着ローラー41と加圧ローラー42との間を通過する際に加熱、加圧されることにより、用紙S上のトナーがその用紙Sに融着して定着される。定着部40を通過した用紙Sは、排紙ローラー35によって排紙トレイ36上に排出される。
<プリントヘッドの概略構成>
図2は、露光部13に含まれるプリントヘッド60の概略構成を示す図である。
同図に示すようにプリントヘッド60は、OLEDパネル61と、ロッドレンズアレイ62と、これらを収容する筐体63を備える。
OLEDパネル61は、主走査方向に沿って千鳥状に配置された複数個の発光素子からなる発光部100を有し、各発光素子は、個別に光ビームLを出射する。
ロッドレンズアレイ62は、発光部100と感光体ドラム11との間に配置され、各発光素子から発せられた光ビームLのそれぞれを別々に感光体ドラム11上に集光させる。
<OLEDパネルの構成>
図3は、OLEDパネル61の概略平面図であり、A−A´線における断面図とC−C´線における断面図も合わせて示されている。
同図に示すようにOLEDパネル61は、TFT(thin film transistor)基板71と、封止板72と、ソースIC73を備える。
TFT基板71には、主走査方向に沿って長尺状の発光部100が配置され、発光部100に属する各発光素子に駆動電流を供給するドット回路(後述)などが設けられており、これらが同一のTFT基板71上に形成される回路構成になっている。各発光素子から発せられた光ビームLは、TFT基板71を透過して、TFT基板71の、発光部100の配置側とは反対側の面71aから出射される。
封止板72は、TFT基板71上における発光部100の配置領域を外気に触れないように封止するものである。
ソースIC73は、TFT基板71上の、封止板72の配置領域以外の領域に実装されており、制御部50の光量信号出力部51から出力されるデジタルの光量信号をアナログ電圧の光量信号に変換して、変換後の光量信号をドット回路に供給する。
<発光部とロッドレンズアレイの位置関係>
図4は、発光部100とロッドレンズアレイ62との主走査方向と副走査方向における位置関係を模式的に示す平面図であり、図2の矢印Bで示す方向からロッドレンズアレイ62を透過して発光部100を見たときの図である。
図4に示すように発光部100は、複数個の発光素子1aが主走査方向に沿ってライン状に配列された発光素子列3aと、複数個の発光素子1bが主走査方向に沿ってライン状に配列された発光素子列3bと、複数個の発光素子1cが主走査方向に沿ってライン状に配列された発光素子列3cが副走査方向に並べられてなる。以下、発光素子1a〜1cのそれぞれを特に区別する必要がないときは、発光素子1という。それぞれの発光素子1は、その形状、大きさ、材料などが同じであり、同じ特性を有するものから形成される。
また、発光素子1a,1b,1cのそれぞれは、相互に主走査方向の配置位置が異なっており、平面視において、それぞれの発光素子1が主走査方向に沿って千鳥状に配列される構成になっている。
ロッドレンズアレイ62は、1つの発光素子1よりも口径が大きいロッドレンズ62aが多数個、主走査方向に沿って千鳥状に配列されてなり、上記のロッドレンズアレイ910と同様に光ビームLの透過位置によって透過率が異なる特性を有するものである。
ここで、同図の破線62bは、ロッドレンズアレイ62の副走査方向の中心点を主走査方向に沿って結んでなる仮想の中心軸を示している。発光素子列3bは、ロッドレンズアレイ62の中心軸62bに対応する位置、ここでは平面視において中心軸62bと重なるようになる位置に配置され、発光素子列3aと3cとは、ロッドレンズアレイ62の中心軸62bを挟んで副走査方向に対称な位置にそれぞれ配置されている。
<OLEDとドット回路の関係>
図5は、発光素子1a〜1cとドット回路2a〜2cとソースIC73の関係を示す図である。同図に示すように、発光素子列3aに属する一つずつの発光素子1aに一つのドット回路2aが対応しており、同様に、発光素子列3bに属する一つずつの発光素子1bに一つのドット回路2bが対応し、発光素子列3cに属する一つずつの発光素子1cに一つのドット回路2cが対応している。
発光素子1の全総数をN個とすると、ドット回路の全総数もN個になる。ドット回路2a,2b,2cのそれぞれは、基本的に同じ回路構成を有するものである。以下、ドット回路2a〜2cのそれぞれを特に区別する必要がないときは、ドット回路2という。
N個のドット回路2は、主走査方向に沿って隣接するように配列されており、N個のドット回路2が1つのドット回路アレイ120を構成している。以下、N個のドット回路2をその並び順に1つずつ区別する場合、同図の左端のドット回路を1番目、その右隣のドット回路を2番目というように、右に進むに連れて番号を1つずつ加算して、右端のドット回路をN番目ということとする。
ソースIC73は、DAC74、シフトレジスター75、発光時間制御部76を含む。
DAC74は、光量信号出力部51からのデジタルの光量信号をアナログ電圧の光量信号SGに変換して出力するデジタル/アナログ変換器であり、上記の主走査光量ムラの補正を行う補正部741も備えている。補正部741の補正方法については、後述する。
DAC74は、アナログ電圧の光量信号SGとして、1〜N番目のドット回路2のそれぞれに対応する発光素子1を発光させるためのN個の光量信号SG1、2、3・・・NをDAC74から延出された1本の信号線77上に一定時間Tsごとに順番に出力する(図9参照)。信号線77は、その長さ方向に異なる箇所のそれぞれの位置で分岐した分岐線78を含み、N本の分岐線78のそれぞれが1〜N番目のドット回路2のそれぞれに1対1で接続される構成になっている。
シフトレジスター75は、1からNの順に一定時間TsだけずれてHレベルに変化するパルス信号φ1〜φNを出力する(図9参照)。パルス信号φ1〜φNのそれぞれは、番号が同じドット回路2にのみ入力される。例えば、パルス信号φ1は1番目のドット回路2aにのみ入力され、パルス信号φ2は2番目のドット回路2bにのみ入力され、パルス信号φNはN番目のドット回路2cにのみ入力される。
このパルス信号φ1〜φNのそれぞれがHレベルに変化するタイミングと、DAC74から信号線77に時間順に出力される光量信号SG1〜SGNのそれぞれの出力タイミングとが同じ番号同士で同期するようにそのタイミングが予め設定されている。
これにより、それぞれのドット回路2は、自己に入力されるパルス信号φがHレベルのときにのみ、これと同期して自己に入力される光量信号SGの電圧をサンプリングしてチャージすることができる(光量信号値の保持)。この光量信号の保持は、1〜N番目のドット回路2のそれぞれごとに、一つずつ順番に一定時間Tsだけずれたタイミングで実行される。
発光時間制御部76は、発光素子列3a,3b,3cのそれぞれごとに設けられた信号線761,762,763を介して、それぞれの列に属する発光素子群の発光時間を調整するための発光時間制御信号1〜3を出力する。発光時間制御信号1〜3は、それぞれがLレベルとHレベルに切り換わる2値の信号である。発光時間制御部76は、それらの2値の信号を1ビット単位で出力するだけのものなので簡易な回路で構成が可能である。
発光時間制御部76から出力された発光時間制御信号1は、発光素子列3aに属する各発光素子1aに対応するドット回路2a、具体的には1番目、4番目・・・(N−2)番目のドット回路2aのそれぞれに入力される。
発光時間制御信号2は、発光素子列3bに属する各発光素子1bに対応するドット回路2b、具体的には2番目、5番目・・・(N−1)番目のドット回路2bにそれぞれ入力される。発光時間制御信号3は、発光素子列3cに属する各発光素子1cに対応するドット回路2c、具体的には3番目、6番目・・・N番目のドット回路2cのそれぞれに入力される。
発光時間制御信号1がHレベルになると、1番目・・・(N−2)番目のドット回路2aのそれぞれは、対応する発光素子1aに駆動電流を供給する状態になり、その後にLレベルに切り換わると、その発光素子1aに駆動電流の供給を遮断する状態に切り換わる。
発光時間制御信号2が入力される2番目・・・(N−1)番目のドット回路2b、および、発光時間制御信号3が入力される3番目・・・N番目のドット回路2cについても同様に、発光時間制御信号2,3のレベル変化に応じて発光素子1b,1cへの駆動電流の供給と遮断が切り換えられる。このドット回路2の回路構成を次に説明する。
<ドット回路の構成>
図6は、1つのドット回路として1番目のドット回路2aの構成例を示す図であり、光量信号のサンプル期間の様子を示している。
同図に示すようにドット回路2aには、駆動回路131とS/H回路132とスイッチ133が含まれる。
駆動回路131は、ゲート端子81と入力端子82と出力端子83を有する電圧入力型の駆動回路であり、ここではP型の電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)から構成され、入力端子82がソース、出力端子83がドレインに相当する。
駆動回路131の入力端子82は、電源に接続される電源線98に接続されており、電源からの電流が電源線98を介して入力される。駆動回路131は、入力端子82に入力される電流を、ゲート端子81の電圧と入力端子82の電圧との差の電圧Vfの大きさに応じた大きさの電流を出力端子83から出力する。
S/H回路132は、保持素子135とスイッチ136からなる。
スイッチ136は、駆動回路131のゲート端子81と、DAC74から延出された信号線77の分岐線78との間に介在しており、シフトレジスター75からのパルス信号φ1に基づき開閉するスイッチであり、例えばFETなどから構成される。
パルス信号φ1がHレベルのときにスイッチ136が閉(オン)状態になり、パルス信号φ1がHレベルからLレベルに切り換わると開(オフ)になる。
スイッチ136がオンになると、駆動回路131のゲート端子81とDAC74の信号線77とが接続状態になり、スイッチ136がオフになると、遮断状態に切り換わる。同図では、接続状態を示している。
保持素子135は、ここではコンデンサーからなり、その一方の端子91が駆動回路131のゲート端子81と接続され、他方の端子92が電源線98に接続されている。
電源線98には、駆動回路131の入力端子82が接続されているので、保持素子105の端子92は、電源線98の一部の配線部分を介して駆動回路131の入力端子82と接続されていることになる。
保持素子135は、スイッチ136がオンのときに、信号線77の分岐線78からスイッチ136を介して入力される光量信号SG1を保持する。
この光量信号SG1の保持は、保持素子135の端子91に印加される光量信号SG1の電圧(駆動回路131のゲート端子81の印加電圧に相当)と保持素子135の端子92に印加される電圧(電源から電源線98を介して駆動回路131の入力端子82に印加される電圧に相当)との差の電圧Vfの大きさに相当する電荷が保持素子135に注入されてチャージすることにより行われる(保持素子135の充放電に相当)。
保持素子135への電荷の注入が光量信号SG1の書込みに相当し、その書込み期間が光量信号SG1のサンプル期間になる。
上記のようにそれぞれのドット回路2ごとに、自己に入力されるパルス信号φがHレベルになる時間、すなわちスイッチ136がオンになる時間は、一定時間Tsだけなので、この一定時間Tsがサンプル期間に相当することになる。
駆動回路131の出力端子83は、スイッチ133の一方の端子93と接続されており、スイッチ133の他方の端子94は、発光素子1aのアノードと接続されている。
スイッチ133は、発光時間制御部76から出力される発光時間制御信号1のHレベルとLレベルのレベル変化に基づき開閉するスイッチであり、例えばFETなどから構成される。同図では、サンプル期間に発光時間制御信号1がLレベル(オフ)になっていることにより、スイッチ133が開(オフ)状態になっている例を示している。
発光素子1aのカソードは、アース線99に接続されている。アース線99は、アース端子に接続されている。
同図に示すサンプル期間では、スイッチ133がオフ状態になっているので、駆動回路131から発光素子1aに電流が供給されることはなく、発光素子1aは消灯している(非発光)。
1番目のドット回路2aのサンプル期間の終了によりパルス信号φ1がHレベルからLレベルに切り換わると、図7に示すようにスイッチ136がオフに切り換わる。
スイッチ136がオフに切り換わることにより保持素子135への光量信号SGの入力が遮断されるので、この直前のサンプル期間での光量信号SG1の書込みにより保持素子135に蓄えられた電荷により生じる保持素子135の両端間の電圧Vfがそのまま維持される。スイッチ133,136の両方がオフの状態になっている期間をホールド期間Aという。
1番目のドット回路2aがホールド期間Aに入っている間、他の2〜N番目のドット回路2のそれぞれでは、順番に光量信号SG2〜Nの保持が実行される。
つまり、1番目のドット回路2aのサンプル期間が終了すると、2番目のドット回路2bに対するサンプル期間が開始され、2番目のドット回路2bへの光量信号SG2の保持が実行される。2番目以降、N番目までの各ドット回路2に対する光量信号の保持が順番に実行されていく。
各ドット回路2における光量信号の保持は、1番目のドット回路2aにおける光量信号SG1の保持と同様の方法で実行される。すなわち、1以上、N以下の範囲内の整数のいずれか1つの値をnとしたとき、n番目のドット回路2において、入力されるパルス信号φnがHレベルになったとき(サンプル期間)のみ、そのスイッチ136がオンになり、これに同期して入力される光量信号SGnの電圧がその保持素子135にサンプルホールドされることにより行われる。
1〜N番目の全てのドット回路2に対する光量信号の保持が終了するまでの間、発光時間制御部76から出力される発光時間制御信号1〜3は全てLレベルになっている。
全てのドット回路2に対する光量信号の保持が終了して所定の発光開始タイミングに至ると、全てのドット回路2では、発光時間制御信号1〜3の全てがLからHレベルに切り換わることにより、スイッチ133がオンになる。
図8は、1番目のドット回路2aのスイッチ133がオンになったときの様子を示す図である。
同図に示すように、駆動回路131は、直前のサンプル期間の光量信号SG1により保持素子135に保持された電荷により生じる、ゲート端子81と入力端子82間の電位差に相当する電圧Vfの大きさに応じた大きさの駆動電流Iを出力端子83から出力する。
出力端子83から出力された駆動電流Iは、スイッチ133を介して発光素子1aに供給され、直前のサンプル期間で保持された光量信号SG1の電圧値(信号値)に基づく発光量で発光素子1aが点灯する。他の2〜N番目のドット回路2のそれぞれについても同様に、光量信号SG2〜Nに基づく駆動電流Iが発光素子1に供給される。
なお、画像データには、トナー画像が形成されない非露光領域(原稿の下地部分など)を示すデータも含まれており、この非露光領域に対する光量信号SGは発光量が0(ゼロ)を示す信号、例えば電圧が0Vの信号になる。この発光量が0を示す光量信号の場合には、スイッチ133のオンとオフに関係なく、駆動回路131から発光素子1に駆動電流Iが供給されず、その発光素子1は消灯したままになる。
1〜N番目のドット回路2のそれぞれにおいてスイッチ133がオンになっている時間をホールド期間B(発光時間)という。このホールド期間Bの開始タイミングは、全ての発光素子1について同じであるが、終了タイミングは、発光素子列3bに属する発光素子1bの方が発光素子列3a,3cに属する発光素子1a,1cよりも早くなるように予め設定されている。つまり、発光素子列単位でその列に属する発光素子群の発光時間(ホールド期間B)の長さに差をつけるようになっている。これは、光量ムラ補正のためのDAC74のダイナミックレンジの大きさを小さくするためである。
すなわち、上記の主走査光量ムラと副走査光量ムラのうち、副走査光量ムラの補正を発光素子1の発光時間の制御で実行できれば、DAC74には主走査光量ムラの補正だけを担当させるだけで良くなる。従って、主走査光量ムラと副走査光量ムラの両方の補正をDAC74に担当させる構成に比べて、光量ムラ補正のためのダイナミックレンジの大きさを小さくすることができるからである。発光素子列単位でホールド期間Bの長さに差があることを図9により説明する。
<各ドット回路におけるサンプル期間とホールド期間のタイミングチャート>
図9は、各ドット回路におけるサンプル期間とホールド期間のタイミングチャートを示す図である。ここで同図では、各ドット回路2を区別するための番号1,2,3,4・・Nを付して示している。例えば、ドット回路1は、1番目のドット回路2aを示し、ドット回路Nは、N番目のドット回路2cを示している。
ドット回路1,4・・(N−2)は、発光素子列3aに属する発光素子1aに対応するドット回路になり、それぞれには発光時間制御信号1が入力される。同様に、ドット回路2,5・・(N−1)は、発光素子列3bに属する発光素子1bに対応するドット回路になり、それぞれには発光時間制御信号2が入力される。また、ドット回路3,6・・Nは、発光素子列3cに属する発光素子1cに対応するドット回路になり、それぞれには発光時間制御信号3が入力される。
同図のタイミングチャートに示すように、シフトレジスター75からのパルス信号φ1がHレベルになっている間に同期して出力されている光量信号SG1がドット回路1の保持素子135に書き込まれる。この光量信号SG1の書込み期間がドット回路1に対するサンプル期間Tsになる。
パルス信号φ1がHからLレベルに切り換わると(光量信号SG1の出力が終了すると)、続いてパルス信号φ2がHレベルになっている間に同期して出力されている光量信号SG2がドット回路2の保持素子135に書き込まれる。この光量信号SG2の書込み期間がドット回路2に対するサンプル期間Tsになる。
以降、ドット回路3,4・・Nのそれぞれの保持素子135に対して、対応する光量信号SG3,4・・Nの書込みが時間順にずれて行われる。
ドット回路1〜Nのそれぞれごとに、他のドット回路がサンプル期間Tsになっている期間がホールド期間Aになる。
ドット回路1に対するサンプル期間Tsの開始時t1からドット回路Nに対するサンプル期間Tsの終了時t2までの時間Tx(=Ts×N)が全てのドット回路1〜Nに対する光量信号SG1〜Nの書込みに要する期間になる。
この時間Txでは、発光時間制御信号1〜3の全てがLレベル(OFF)になっており、ドット回路1〜Nのそれぞれのスイッチ133が全てオフになるので、ドット回路1〜Nに対応する発光素子1のそれぞれが強制的に消灯状態になる。
時間Txが終了すると(時点t2)、発光時間制御信号1〜3の全てがHレベル(ON)に切り換わり、全てのドット回路1〜Nでホールド期間Bが開始される。
これにより、ドット回路1〜Nのそれぞれのスイッチ133がオンになり、ドット回路1〜Nのそれぞれごとに、直前のサンプル期間Tsに保持素子135に保持された光量信号SGの電圧の大きさ(信号値)に基づく駆動電流Iが駆動回路131から発光素子1に供給され、発光素子1が駆動電流Iの大きさに応じた発光量で点灯する状態になる。各発光素子1から発せられた光ビームLのそれぞれは、ロッドレンズアレイ62を透過して感光体ドラム11に集光される。
ドット回路1〜Nのそれぞれのホールド期間B、すなわち発光時間の長さは、発光時間制御信号1〜3のON時間の長さにより制御される。同図では、発光時間制御信号1,3のON時間が同じTaになっており、発光時間制御信号2のON時間がTb(<Ta)になっている。従って、発光素子列3a,3cに属する発光素子群の発光時間がTa、発光素子列3bに属する発光素子群の発光時間がTaよりも短いTbになる。
ドット回路1〜Nのそれぞれごとにホールド期間Bが終了してから時点t3に至るまでの間、ホールド期間Aに戻る。ホールド期間Bの終了によりスイッチ133がオフに切り換わるので、スイッチ133,136の両方がオフになる図7に示す状態に戻るものである。時点t1から時点t3までの時間が予め決められた主走査期間(Hsync)になり、主走査期間は、時点t1〜t2までの時間Txと時点t2〜t3までの時間Tyを加算した時間に相当する。ここで、時間TaとTyとは、Ta≦Tyの関係がある。
また、時間TxとTyとは、図9ではTx>Tyの関係になっているが、通常、Tx<Tyの関係を有し、1回の時間Tyは、1回の時間Txに対して例えば100倍程度の長さになっている。
1回の主走査期間は、感光体ドラム11上において主走査方向に1ライン分の静電潜像を形成するための時間に相当する。1回の主走査期間の開始時期は、予め決められた間隔ごとにレベルがHからLに変化する主走査信号のレベル変化のタイミングで規定される。
1回の主走査期間(時点t1〜t3)が終わると、次の主走査期間(t3〜)に移ることが繰り返し実行され、回転する感光体ドラム11上に主走査期間ごとに主走査方向に沿った1ライン分の静電潜像が形成されていく。これにより、感光体ドラム11の回転方向(副走査方向)に1ページ分の画像に相当する静電潜像が形成される。
なお、本実施の形態では、主走査方向の解像度を高めるために、複数個の発光素子1を主走査方向に沿って1列に並べる構成ではなく千鳥状に配列する構成をとっている。
このため、原稿画像の全画素のうち、主走査方向に同一ライン上に位置する各画素の画像データをそのまま用いてN個の発光素子1を駆動すると、回転する感光体ドラム11上では、主走査方向に同一ライン上に位置する画像にならず、千鳥配置による各発光素子1の副走査方向への相互のずれ量の大きさに応じて、各画素の画像が副走査方向にずれたようになる。
この感光体ドラム11上での副走査方向にずれた画像の再現を防止すべく、本実施の形態では、本来の原稿画像の画像データを、感光体ドラム11上での副走査方向のずれがなくなるように補正した画像データを制御部50で生成し、生成した画像データに基づき光量信号出力部51からデジタルの光量信号SGが出力する構成をとっている。
<主走査光量ムラと副走査光量ムラの補正方法>
図10(a)は、2つの発光素子列のそれぞれごとの主走査光量ムラと副走査光量ムラの様子をグラフで例示した図であり、横軸が主走査方向の位置を、縦軸がロッドレンズアレイ62を透過後の光量(以下、「レンズ透過後の光量」という。)の大きさを示している。このレンズ透過後の光量は、感光体ドラム11上への照射光の光量に等しいとする。
同図に示す実線のグラフ151が発光素子列3bに対応し、実線のグラフ161が発光素子列3aに対応するものであり、各発光素子1の発光量を全て同じにしたと仮定したときにレンズ透過後の光量が主走査方向の位置に応じて変動する様子を示している。グラフ151,161は、図17に示すグラフ931,932に相当する。
図10(a)に示すグラフ151,161を見ると、発光素子列3a,3bのそれぞれごとに、主走査方向に沿って周期的にレンズ透過後の光量が上下する主走査光量ムラが生じていることが判り、発光素子列3bと3aとの間には、レンズ透過後の光量に差がつく副走査光量ムラが生じていることも判る。これは、各発光素子1から発せられた光ビームLがロッドレンズアレイ62の異なる位置を透過するからである。
主走査光量ムラは、それぞれの発光素子列ごとに生じる主走査方向における感光体ドラム11上での光量ムラといえ、副走査光量ムラは、副走査方向に並ぶ異なる発光素子列間に生じる感光体ドラム11上での光量ムラといえる。
この副走査光量ムラは、発光素子列単位で発生している。従って、発光素子列3aに属する1個の発光素子1aの1回の主走査期間内における発光時間(ホールド期間B)の長さと、発光素子列3bに属する1個の発光素子1bの1回の主走査期間内における発光時間(ホールド期間B)の長さを等しくした場合、それぞれの発光素子1a,1bから発せられた光ビームLの発光量が等しくても、レンズ透過後の光量の差に応じた分だけ、1回の主走査期間内における感光体ドラム11の露光量に差が生じることになる。
感光体ドラム11の露光量は、それぞれの発光素子1ごとに、主走査期間内における発光時間の開始から終了までの間に亘ってその発光素子1から感光体ドラム11に照射された光ビームLのトータルの光量(積算量)に相当する。
従って、発光素子列3a,3b間に生じる感光体ドラム11の露光量の差を解消するには、発光素子列3a,3b間に生じるレンズ透過後の光量差が打ち消されるように、発光素子列3a,3bのそれぞれに対する、1回の主走査期間内における発光時間(ホールド期間B)の長さに差をつければ良いことになる。
具体的には、発光素子列3bに属する発光素子群の発光時間を短くすれば、図10(b)の一点鎖線のグラフ152で示すように1回の主走査期間内における感光体ドラム11の露光量が少なくなる。逆に、発光素子列3aに属する発光素子群の発光時間を長くすれば、一点鎖線のグラフ162で示すように1回の主走査期間内における感光体ドラム11の露光量が多くなる。つまり、発光素子列3a,3b間における副走査光量ムラが小さくなる方向に遷移する。このことは、感光体ドラム11上において各発光素子列間での副走査方向の露光量の差が少なくなることに等しい。
そこで、本実施の形態では、複数の発光素子列間に生じる副走査光量ムラが解消されるように、発光素子列ごとに1回の主走査期間内におけるホールド期間B(発光素子1への駆動電流の供給時間)の長さを予め実験などにより決めておき、主走査期間ごとにその決められた長さの時間だけ、発光時間制御信号1〜3をLレベルからHレベルに切り換える制御をとることとしている。
図9のタイミングチャートは、1回の主走査期間内において、発光素子列3a,3cに対して予め決められたホールド期間Bが時間Taになり、発光素子列3bに対して予め決められたホールド期間Bが時間Tb(<Ta)になる例を示している。
このように時間Tb<Taの関係になるのは、発光素子列3a〜3cのそれぞれとロッドレンズアレイ62との相対的な位置関係による。
すなわち、発光素子列3bは、ロッドレンズアレイ62の中心軸62bに対応する位置関係にあるので、発光素子列3bに属する各発光素子1bから発せられた光ビームLのロッドレンズアレイ62の透過率の方が、発光素子列3a,3cに属する各発光素子1a,1cから発せられた光ビームLのロッドレンズアレイ62の透過率よりも大きくなる。
このことは、発光素子1a〜1cの全てを同じ光量で発光させたと仮定したとき、発光素子列3a〜3cのうち、その列に属する各発光素子1から発せられた光ビームの感光体ドラム11上での平均光量が最も大きくなる発光素子列が3bになり、これよりも平均光量が小さい発光素子列が3aと3cになることに等しい。
発光素子列間における感光体ドラム11上での平均光量の差分が発光素子列間における副走査光量ムラの発生要因といえるので、その差分に相当する時間だけ、発光素子列3bに対する発光時間Tbを発光素子列3a,3cに対する発光時間Taよりも短くすれば、発光素子列間の平均光量の差分が打ち消され、副走査光量ムラを解消できるからである。
また、発光素子列3a,3cに対する発光時間を同じTaとしているのは、次の理由による。すなわち、本実施の形態のロッドレンズアレイ62は、その中心軸62bに対して副走査方向に対称な位置関係になるレンズ部分同士の光学特性(透過率など)が同じになるものが用いられている。従って、上記のようにロッドレンズアレイ62の中心軸62bに対して副走査方向に対称な位置に配置されている発光素子列3aと3cのそれぞれについて、その列に属する発光素子1a、1cから同じ光量で発せられた光ビームLのレンズ透過後の光量も同じになるはずである。
レンズ透過後の光量が同じになるということは、発光素子1a、1c同士では副走査光量ムラがないことになるので、発光素子列3a,3cに対応する発光時間制御信号1,3のON時間を同じ時間Taに設定しておけば、発光素子列3a,3c同士間において、同じ時間Taにおける感光体ドラム11上の露光量に差が生じないからである。
発光時間Ta,Tbの長さおよびその差をどれだけにするかは、1回の主走査期間内において必要な露光量を確保可能な範囲内で、それぞれの発光素子列間における副走査光量ムラが生じないような時間、または副走査光量ムラが生じたとしても再現画像の画質低下に至らない範囲内に収まるような時間に調整される。それぞれの発光素子列ごとに相互に発光時間が異なる構成とすることもできる。
なお、各発光素子列に対する発光時間のデータは、予め発光時間制御部76に記憶しておく構成をとることができるが、次のような構成をとることもできる。例えば、基準時間Tpが予め決められており、Taが(Tp+Δp)で表され、Tbが(Tp−Δp)で表される場合、TpとΔpを予め記憶しておいて、発光時間制御の際には、TpとΔpから時間TaとTbを求める構成が考えられる。発光素子列3a〜3cのそれぞれごとに発光時間を個別に記憶しておく構成よりもメモリ容量を低減できる。基準時間Tpに対して同じ時間Δpを加算、減算するという容易な処理で実現できる。
上記では副走査光量ムラの補正について説明したが、次に主走査光量ムラの補正について説明する。
図11(a)は、図10に示すグラフ151,161に、レンズ透過後の光量の変動量ΔAを打ち消すような逆位相に相当する波形のグラフ153,163(破線)を重ね合わせたものを示す図である。この変動量ΔAが主走査光量ムラに相当する。
図11(b)のグラフ171は、グラフ151の変動量ΔAが打ち消された後のグラフの例を示し、グラフ172は、グラフ161の変動量ΔAが打ち消された後のグラフの例を示している。グラフ171,172は、それぞれが直線状になっており、発光素子列3a,3bのそれぞれについて、レンズ透過後の光量がどの主走査方向の位置においても一定になることが判る。
つまり、それぞれの発光素子列ごとに、その列に属する各発光素子1に対する光量信号が示す発光量(例えば、256階調値)を、その列が有する主走査光量ムラとは逆位相を示す関数式(上記ではグラフ153,163)に基づき補正すれば、その変動量ΔAが打ち消されて、その列の主走査光量ムラを解消することができる。
それぞれの発光素子列の主走査光量ムラの特性は、予め実験などにより求めることができ、求められた主走査光量ムラを打ち消すための関数式も発光素子列ごとに事前に求めておくことができる。
この関数式は、DAC74に内蔵される補正部741に記憶されている。実際のプリント時には、補正部741は、光量信号出力部51からのデジタルの光量信号を受信すると、発光素子列単位で、その列に属する各発光素子1に対する発光量(1〜256階調のいずれかの値)のそれぞれを、その列に対応する関数式に基づいて補正する。
補正部741による補正後のデジタルの光量信号は、DAC74内においてアナログ電圧の信号に変換される。上記各図に示される光量信号SG1、2・・・Nは、補正部741による補正後のデジタルの光量信号がアナログ電圧に変換された後の信号を示している。なお、関数式に代えて、例えば補正前後の光量信号の発光量をそれぞれ対応付けてなる変換テーブルを用いる構成でも良い。
光量信号の補正は、主走査光量ムラのためだけに行われるので、補正のためのダイナミックレンジを小さく、例えば図11(a)に示すΔAの程度に抑えることができる。
これに対し、主走査光量ムラと副走査光量ムラの両方を含む光量ムラの抑制を光量信号の補正で行う方法(従来に相当)では、補正のためのダイナミックレンジを例えば図11(a)に示すΔCに相当する大きさまで拡大させる必要が生じる。
このダイナミックレンジが拡大されるほど、上記のように光量信号のビット数が増加し、これに伴い、その光量信号をD/A変換等の処理をするための論理ゲートなどの素子数が増加して補正回路が大きくなってしまう。
本実施の形態では、ダイナミックレンジを従来よりも小さくできるので、その分、補正部741の補正回路を小さくでき、補正部741を内蔵するソースIC73のコストダウンを図ることができる。
上記の補正部741による光量信号の補正により、発光素子列3a,3bそれぞれの主走査光量ムラを解消でき(図11(b)のグラフ171,172)、かつ、発光時間制御部76による発光時間の調整により、発光素子列3aに対する発光時間を図11(b)に示すΔEに相当する分だけ長くし、発光素子列3bに対する発光時間をΔDに相当する分だけ短くすることにより、発光素子列3a,3b間の副走査光量ムラを解消できる。図11(b)のグラフ173は、発光素子列3a,3b間に発光時間の差をつけることにより感光体ドラム11上の露光量が同じになったことを示すグラフである。
発光素子列3cについても上記同様の方法により、主走査光量ムラおよび他の発光素子列3a,3bとの間の副走査光量ムラをそれぞれ解消することができる。
一主走査期間内における各発光素子列の発光時間(駆動時間Iの供給時間)は、予め実験などにより装置構成に応じた長さが設定される。
例えば、発光素子列ごとに補正部741による主走査光量ムラの補正をせずに発光時間に差をつけたと仮定した場合に、図12に示すように発光素子列3aに対応するグラフ161で示すレンズ透過後の光量の変動範囲ΔF内に、発光素子列3bに対応するグラフ151で示すレンズ透過後の光量の変動範囲ΔG(<ΔF)が含まれることになるような時間に設定する構成をとることができる。
このようすれば、光量信号の補正のためのダイナミックレンジをより狭くすることができる。なぜなら、光量ムラの変動範囲が大きい方のΔF内に小さい方のΔGが含まれる場合、主走査光量ムラの補正に必要な光量信号の可変幅を変動範囲ΔFに対応する大きさに設定しておけば、その範囲内の値を用いて、発光素子列3a,3bの両方に対する主走査光量ムラを補正できる。
これに対し、変動範囲ΔGがΔFの範囲内に含まれない場合、例えば変動範囲ΔGの最大値または最小値が変動範囲ΔFの外にはみ出すようになった場合、そのはみ出した分だけ、レンズ透過後の光量の変動幅が拡張されるので、その拡張分だけ、光量信号の可変幅(ダイナミックレンジ)も拡張されることになるからである。
各発光素子列のうち、光量の変動範囲が最も大きい発光素子列における変動範囲内に他の1以上の発光素子列における光量の変動範囲が全て含まれるように、各発光素子列に対する発光時間を設定することもできる。
なお、図12に示す設定の構成は、一例であることはいうまでもなく、許容されるダイナミックレンジの大きさに応じて発光素子列ごとの発光時間が適宜、設定される。
以上、説明したように本実施の形態では、主走査光量ムラと副走査光量ムラのうち、副走査方向ムラについては発光素子列間で発光時間(駆動電流Iの供給時間)に差をつけて補正するので、主走査光量ムラについてのみ光量信号値を補正すれば良くなる。
従って、主走査光量ムラと副走査光量ムラの両方に対して光量信号値を補正する構成よりも、その補正のダイナミックレンジを狭くすることができ、補正精度を維持しつつ、補正部741の補正回路の縮小化により低コストのソースIC73を実現できる。
また、サンプル期間には、どの発光素子1にも駆動電流Iが流れない回路構成になっている。これにより、電源線98の電圧降下による各発光素子1の発光量にばらつきが生じることを抑制できる。
すなわち、サンプル期間に他のドット回路2で駆動電流が流れる構成をとる場合、電源線98の配線抵抗により電源線98上においてその長さ方向に電圧降下が生じ、電源からの配線距離の長さが短いドット回路2と長いドット回路2とではその長さの差により生じる電圧降下の差分だけ、電源線98からの入力電圧に差が生じる。
このようになると、各ドット回路2に入力される光量信号SGの電圧が仮に同じであっても、保持素子135に入力される電源線98からの入力電圧に差が生じて、サンプルされる電圧Vfに各ドット回路2で差が生じることになる。電圧Vfは、駆動電流Iの大きさを決めるものであるので、ドット回路2ごとに電圧Vfに差が生じると、同じ光量を示す光量信号SGが入力されたとしても、その電圧Vfの差だけ駆動電流Iに差が生じ、発光量が異なることが生じ易くなるからである。
本実施の形態では、サンプル期間には、全発光素子1に駆動電流Iが流れないので、電源線98の電圧降下が小さく、各ドット回路2間における電圧Vfの差も小さくなって、発光量に差が生じ難くなる。
本発明は、光書込み装置および画像形成装置に限られず、例えば感光体などの像担持体に光ビームを書き込む光書込み装置において、発光素子列ごとに、主走査光量ムラについては発光素子の駆動電流の大きさを変更して補正し、副走査光量ムラについては発光素子の発光時間に差をつけることにより補正する補正方法としても良い。
また、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。さらに、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、発光素子列3a〜3cのそれぞれごとに発光時間制御信号1〜3により1回の主走査期間内における発光時間Ta,Tbの長さを制御するとしたが、これに限られない。ロッドレンズアレイ62の光学特性に基づく副走査光量ムラを解消できれば良い。例えば、発光素子列3a,3cに対する発光時間Taを基準に発光素子列3bに対する発光時間Tbを短くする変形例の構成をとることができる。
図13は、発光素子列3bに属する発光素子1bに対応するドット回路2bのみに発光時間制御信号2が入力されている変形例の構成を示す図である。
同図に示すように、各ドット回路2bに発光時間制御信号2が入力されることは、実施の形態と同じであるが、各ドット回路2a,2cについては、発光時間制御信号1,3が入力されない構成になっており、この点が実施の形態と異なっている。
図14は、ドット回路2aの構成を示す図であり、ドット回路2aは、駆動回路131の出力端子83と発光素子1aのアノードとが短絡した回路になっている。これにより、一主走査期間ごとにサンプル期間とホールド期間に関係なく、駆動回路131により、保持素子135の両端間の電圧Vfに応じた駆動電流Iが発光素子1aに供給されることになる。ドット回路2cについてもドット回路2aと同様の回路構成になっている。
このようにサンプル期間とホールド期間に関係なく発光素子1に駆動電流を供給可能な構成をローリング駆動という。
図15は、本変形例に係る回路構成におけるローリング駆動のタイミングチャートを示す図である。
同図に示すように、ドット回路2a,2cに対応するドット回路1,3,4・・Nのそれぞれについては、一走査期間内においてサンプル期間以外の期間が全てホールド期間Aになっている。ドット回路2a,2cは、スイッチ133が配置されていないので、図15に示すホールド期間Aは、図8に示すホールド期間Bのときの回路と同じ状態になっていることになる。
従って、例えばドット回路1においてサンプル期間に保持された電圧Vfが発光を示す大きさのものであれば、その電圧Vfに応じた駆動電流Iが次のサンプル期間までの間に亘って発光素子1aに供給されて発光素子1aが発光することになる。他のドット回路3,4などについても同様である。
一方、ドット回路2bに対応するドット回路2,5・・(N−1)のそれぞれについては、実施の形態と同様にスイッチ133が配置されているので、発光素子1bの発光時間は、スイッチ133により制御される。
図15では、一走査期間内において時点t2から時間Tcの間にだけ、発光時間制御信号2がLレベル(OFF)になっており、スイッチ133がオフになるので、その時間Tcに亘って、駆動電流Iが発光素子1bに供給されない非発光(消灯)状態になる。
つまり、発光素子列3a,3cのそれぞれに対する発光時間Taが同じ時間になり、これを基準に、発光素子列3bに対する発光時間Tbが基準よりも時間Tcだけ短くなる構成になっている。
この構成では、ドット回路2a,2cのそれぞれに発光時間制御信号1,3を入力させる必要がなくなるので、発光時間制御信号1,3の生成が不要になり、その分、発光時間制御部76の回路構成を簡素化でき、かつ、発光時間制御部76と各ドット回路2a,2cとを結ぶ信号線761と763が不要になり、パターン配線の数が少なくなる分、パネルサイズの縮小化を図ることが可能になる。
また、発光素子1をOLEDとした場合、光量劣化特性により積算発光時間の増加に伴って発光効率が低下する場合がある。これに対し、本変形例では、ローリング駆動による本来の発光時間に対して発光素子列3bに属する発光素子1bについては発光時間を短くする、すなわち積算発光時間の増加を抑制する構成であるので、発光効率の低下による光量低下を抑制することができる。
(2)上記実施の形態では、図9に示すように発光時間制御信号1,3のON時間が同じ時間Taであり、かつ、ON時間のタイミング(Hレベルに変化するタイミング)も同期しているので、発光時間制御信号1と3が同じ波形の信号になっている。
この場合、発光時間制御部76と各ドット回路2aとを結ぶ信号線761と、発光時間制御部76と各ドット回路2cとを結ぶ信号線763とを共通の信号線にすれば、2つの信号線761,763をTFT基板71にパターン配線する構成よりも、パターン配線の数が少なくなる分、OLEDパネル61のサイズの縮小化を図ることが可能になる。OLEDパネル61の構成に応じて、別々の信号線761,763を設ける構成と共通の信号線にする構成を選択することをできる。
なお、一主走査期間内において発光時間制御信号1,3のON時間が同じであれば良いことを考慮すると、ON時間のタイミングは必ずしも同期している必要はなく、例えばオン時間のタイミングをずらす構成をとる場合には、信号線761と763を別々に設ける構成をとることができる。また、発光時間制御信号1〜3のそれぞれのON時間が全て異なる場合も同様に各信号に対応する信号線が別々に設けられる。
(3)上記実施の形態では、保持素子135にコンデンサーを用いるとしたが、これに限られない。また、発光量を示す信号値(光量信号)を保持素子135に書き込んで保持させる書込回路であれば上記の回路構成に限られない。
また、発光素子として、流れる電流量(電流の大きさ)に応じて発光量が変わる電流駆動型のOLEDを用いる例を説明したが、これに限られず、他の種類のもの、例えばLEDなどを発光素子として用いることもできる。
さらに、複数個の発光素子が主走査方向に沿って千鳥状に配列される構成例を説明したが、これに限られない。複数個の発光素子が主走査方向に沿って配列してなる発光素子列が副走査方向に複数列並べられる二次元配列の発光部を有する構成に適用できる。
また、ロッドレンズアレイ62の光学特性による主走査光量ムラ(各発光素子列における感光体ドラム11上での主走査方向の光量ムラ)を解消するために、発光素子列3a〜3cごとに、その列に属する発光素子1のそれぞれに対する発光量を示す光量信号値を補正する補正部を有する構成をとることができる。
さらに、ロッドレンズアレイ62の光学特性による副走査光量ムラ(副走査方向に並ぶ発光素子列間における感光体ドラム11上での光量差)を補正するために、少なくとも2つの発光素子列間において、その列に属する発光素子群の発光時間が一主走査期間内で異なるように制御する制御部を有する構成をとることができる。
また、駆動回路131を電界効果トランジスター(FET)とする構成例を説明したが、複数個の発光素子のそれぞれに、発光量を示す信号値に応じた駆動電流Iを供給可能な駆動部であれば、FET以外の電圧駆動型の回路を用いるとしても良い。また、発光素子列の列数、各発光素子の数、大きさ、配置、ドット回路の構成や各回路素子、電圧の大小関係などが上記のものに限定されることもない。
(4)上記実施の形態では、発光素子と、それぞれが薄膜トランジスター(TFT)からなる駆動回路131とスイッチ133などを同一のTFT基板71上に形成するとしたが、これとは別の回路構成をとるとしても良い。
(5)上記実施の形態では、光書込み装置をプリンター5に用いる構成例を説明したが、これに限られない。例えば、光ビームLにより静電潜像などの画像が書き込まれる感光体ドラム11などの感光体を有する複写機や複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)等の画像形成装置に用いられる光書込み装置に適用できる。また、画像形成装置に限られず、光ビームLにより感光体に書込みを行う光書込み装置一般に適用できる。
また、上記実施の形態では、各発光素子から発せられた光ビームLを感光体に集光する光学レンズとしてロッドレンズアレイ62を用いる構成例を説明したが、これに限られず、例えばマイクロレンズアレイなどを含む光学レンズを用いることができる。また、主走査光量ムラと副走査光量ムラの発生が光学レンズに起因するものではない場合もあり得、そのような場合にも光学レンズの有無に関係なく、上記の構成の適用により、補正部の回路構成を簡素化しつつ、主走査光量ムラと副走査光量ムラを抑制することが可能になる。
さらに、上記実施の形態及び上記変形例の内容を可能な限りそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、光書込み装置および画像形成装置に広く適用することができる。
1a,1b,1c 発光素子
2a,2b,2c ドット回路
3a,3b,3c 発光素子列
11 感光体ドラム
13 露光部(光書込み装置)
50 制御部
62 ロッドレンズアレイ
62b 中心軸
74 DAC
76 発光時間制御部
100 発光部
131 駆動回路
133 スイッチ
135 保持素子
741 補正部
761,762,763 信号線
Hsync 主走査期間
L 光ビーム
SG 光量信号(発光量を示す信号)
Ta,Tb,Tc 発光時間
ΔA,ΔF,ΔG 光量ムラの変動範囲

Claims (11)

  1. 複数個の発光素子が主走査方向に沿って配列してなる発光素子列が副走査方向に複数列並べられ、主走査期間ごとに、各発光素子から発せられた光ビームにより感光体に書込みを行う光書込み装置であって、
    各発光素子列に属する各発光素子に、当該発光素子に対する発光量を示す信号値に応じた駆動電流を供給して当該発光素子を発光させる駆動部と、
    各発光素子列における前記感光体上での主走査方向の光量ムラを解消するために、発光素子列ごとにその列に属する各発光素子に対する前記信号値を補正する補正部と、
    副走査方向に並ぶ発光素子列間における前記感光体上での光量差を解消するために、各発光素子列に属する発光素子は同一の発光時間で発光し、少なくとも2つの発光素子列間において、それぞれの発光時間が一主走査期間内で異なるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする光書込み装置。
  2. 前記制御部は、
    前記駆動部に対して、前記駆動電流の供給と遮断の切り換えを指示する発光時間制御信号を送信する発光時間制御部を備え、
    前記補正部による前記信号値の補正は、前記発光時間制御信号を送信した後に行われることを特徴とする請求項1に記載の光書込み装置。
  3. 光学レンズを備え、
    前記各発光素子から発せられた光ビームのそれぞれは、前記光学レンズの異なる位置を透過して前記感光体に集光され、
    前記制御部は、
    前記少なくとも2つの発光素子列のそれぞれと前記光学レンズとの相対的な位置関係に応じて前記発光時間に差をつけることを特徴とする請求項に記載の光書込み装置。
  4. 前記駆動部は、
    前記複数個の発光素子のそれぞれに対応して設けられ、当該対応する発光素子に前記駆動電流を供給するドット回路を備え、
    前記発光時間制御部は、
    前記ドット回路に対して前記発光時間制御信号を送信し、
    前記それぞれのドット回路は、
    受信した発光時間制御信号に基づき、対応する発光素子への前記駆動電流の供給と遮断を切り換え、
    前記複数の発光素子列は、
    前記光学レンズの副走査方向の中心点を主走査方向に沿って結んでなる仮想のレンズ中心軸を挟んで対称な位置関係にある第1と第2の発光素子列を含み、
    前記発光時間制御部は、
    前記第1と第2の発光素子列のそれぞれに属する発光素子に対応するドット回路のそれぞれに、一主走査期間内において前記発光時間が同じになる前記発光時間制御信号を送信することを特徴とする請求項に記載の光書込み装置。
  5. 前記発光時間制御部は、
    前記複数の発光素子列のそれぞれごとに、当該発光素子列に対応して設けられた信号線を介して当該発光素子列に属する各発光素子に対応するドット回路のそれぞれに前記発光時間制御信号を送信し、
    前記第1と第2の発光素子列については、当該2つの発光素子列に共通して使用される1つの信号線が用いられることを特徴とする請求項に記載の光書込み装置。
  6. 前記光学レンズは、ロッドレンズアレイまたはマイクロレンズアレイであることを特徴とする請求項2〜のいずれか1項に記載の光書込み装置。
  7. 前記少なくとも2つの発光素子列には、前記感光体上での主走査方向の光量ムラの変動範囲が異なる第3の発光素子列と第4の発光素子列が含まれ、
    前記光量ムラの変動範囲は、
    前記第3の発光素子列の方が前記第4の発光素子列よりも大きく、
    前記発光素子列ごとに異なる発光時間のそれぞれは、
    前記補正部による補正をせずに前記発光時間を異ならせたと仮定した場合に、前記第3の発光素子列における前記変動範囲内に前記第4の発光素子列における前記変動範囲が含まれることになるような時間に設定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光書込み装置。
  8. 前記各発光素子列に属する各発光素子を同じ光量で発光させたと仮定したとき、前記複数の発光素子列のうち、その列に属する各発光素子から発せられた光ビームの前記感光体上での平均光量が最も大きくなる発光素子列を第5の発光素子列、これ以外を第6の発光素子列とした場合に、
    一主走査期間内における前記発光時間は、前記第5の発光素子列の方が前記第6の発光素子列よりも短い時間に設定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光書込み装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第6の発光素子列に対する前記発光時間を基準としたとき、前記第5の発光素子列に対する前記発光時間が前記基準よりも短くなるように、前記第5の発光素子列に対してのみ前記発光時間を制御することを特徴とする請求項に記載の光書込み装置。
  10. 前記発光素子は、有機LEDであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光書込み装置。
  11. 光書込部からの光ビームにより感光体に画像を書き込む画像形成装置であって、
    前記光書込部として、請求項1〜10のいずれか1項に記載の光書込み装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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