JP6155855B2 - 誘導加熱式製パン器 - Google Patents
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Description
本発明実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100は、図1および2に示されるように、主に、本体200および蓋体300から構成される。以下、本体200及び蓋体300についてそれぞれ詳述する。
本体200は、図1および2に示されるように、主に、外装体210、焼成室215、パンケース220、誘導加熱コイル225、攪拌機230、攪拌モータ240、焼成室内温度センサ(図示せず)、制御基板280、操作パネル285およびブザー報知器466から構成される。以下、これらの構成部品について詳述する。
外装体210は、図2に示されるように、有底の略円筒形状を有する樹脂成形品である。また、この外装体210には、持ち運びを容易にするための可動式の取っ手150が設けられている。
焼成室215には、図2に示されるように、パンケース220が着脱自在に収容されると共に、誘導加熱コイル225および焼成室内温度センサが固定的に配置されている。
パンケース220は、ステンレス鋼やクラッド材(ステンレス鋼、アルミニウム、銅の複合材料)から形成される略角筒形状の金属部材であって、図2〜4に示されるように、主に、底壁部220C、中間壁部220B、側壁部220Aおよびリブ221から形成されている。底壁部220Cは、略正方形上の平板形状の部位である。なお、図2に示されるように、この底板部220Cの中央には、攪拌羽根取付軸231が回転自在に取り付けられている。この攪拌羽根取付軸231には、攪拌羽根(図示せず)が着脱自在に取り付けられる。また、この攪拌羽根取付軸231の下端には、図4に示されるように連結部231aが設けられている。そして、この連結部231aは、カップリング部材232(後述)に連結可能である。すなわち、攪拌羽根取付軸231は、連結部231aおよびカップリング部材232を介して回転シャフト233(後述)に連結することができる。中間壁部220Bは、底壁部220Cの外縁から延びる略切底角椀形状(角椀の底を切断したような形状)の部位である。すなわち、底壁部220Cと中間壁部220Bとを併せると、その形状は略角椀形状となる。側壁部220Aは、中間壁部220Bの上端から延びる略角筒形状の部位である。すなわち、中間壁部220Bと側壁部220Aとは、形状および寸法が相違する。ただし、この側壁部220Aの形状は、誘導加熱コイル225の形状と相似の関係にある。リブ221は、図2〜4に示されるように、側壁部220Aの各平板部分の幅方向略中央の上端から下端に至る箇所において攪拌羽根取付軸231に向かって突出するように形成されている。そして、このパンケース220は、上述したように焼成室215に着脱自在に収容される。
誘導加熱コイル225は、ボビン型の誘導加熱コイルであって、図2に示されるように、焼成室215の下部に配置されている。そして、この誘導加熱コイル225は、焼成室215にパンケース220が正常に設置された状態において、パンケース220の側壁部220Aの下端部の周囲を取り囲む。すなわち、パンケース220の正常設置状態において、誘導加熱コイル225の下端位置が中間壁部220Bの上端位置とほぼ一致する。この誘導加熱コイル225は、制御基板280に接続されており、パン生地の温度調節時や、パンの焼上げ時、パンケースの存否確認時等に制御基板280によって制御される。
攪拌機230は、図1に示されるように、主に、攪拌羽根、カップリング部材232、回転シャフト233およびプーリ234から構成されている。攪拌羽根は、上述の通り、撹拌羽根取付軸231に着脱自在に取り付けられる。カップリング部材232は、上述の通り、攪拌羽根取付軸231と回転シャフト233とを着脱自在に連結させるために設けられている。回転シャフト233は、図2に示されるように、外装体210の底部において、回転自在に軸支されている。また、この回転シャフト233の下端には、プーリ234が取り付けられている。
攪拌モータ240は、通常の電動機であって、外装体210の底部、回転シャフト233の傍らに配置されている。この攪拌モータ240は、回転シャフト242が下方に向かって延びるように設置されている。また、この回転シャフト242の先端部、すなわち下端部にプーリ243が取り付けられている。そして、このプーリ243と攪拌機230のプーリ234には、ベルト(図示せず)が架け渡される。このため、攪拌モータ240が駆動すると、その回転駆動力は、プーリ243、ベルトおよびプーリ234を介して回転シャフト233に伝達される。そして、攪拌モータ240の回転駆動力が回転シャフト233に伝達されると、カップリング部材232を介して攪拌羽根が回転する。
焼成室内温度センサは、焼成室215の略中央部分に配置されている。そして、この焼成室内温度センサは、焼成室215にパンケース220が収容されると、パンケース220の上部近傍に一定の隙間を介して対向する。また、この焼成室内温度センサは、制御基板280に通信接続されている。そして、この焼成室内温度センサは、パンケース220近傍の温度を計測し、その計測信号を定期的に制御基板280に送信している。
制御基板280には、マイクロコンピュータ280A(図7参照)や、タイマー(図示せず)、LED410、EEPROM420、表示装置290(図7参照)、実験支援通信機能部430、各種回路440,452,453,455,457,458〜460,464,465,467,468,470,472,473、入力電圧検出器462、入力電力検出器463および各種入力ボタン281〜289(図7参照)を搭載する電子回路基板であって、図2に示されるように、前側上部に配置されている。そして、この制御基板280は、図7に示されるように、誘導加熱コイル225、攪拌モータ240、焼成室内温度センサ469、LED410、ソレノイド454,456、FM471(図7参照)等に通信接続されており、製パンの各工程において、各種入力ボタン281〜289からの入力信号、焼成室内温度センサ469やタイマー等から入力される信号、マイクロコンピュータ280Aに導入される制御プログラム等に基づいて誘導加熱コイル225および攪拌モータ240を適切に制御する。なお、この制御の態様については後述する。
操作パネル285は、制御基板280の上方に設けられている。この操作パネル285には、各種の入力ボタン281〜289や表示装置290が配置されている。なお、各種入力ボタン281〜298や表示装置290は、図7に示されるように、マイクロコンピュータ280Aに接続されている。
ブザー報知器466(図7参照)は、使用者に対してブザー音で報知するものであって、マイクロコンピュータ280Aからの指令に基づいてブザー音を出力する。
蓋体300は、ヒンジ機構201を介して本体200に開閉自在に接続されている。蓋体300は、図1に示されるように、浅い椀状の樹脂成形品であって、本体200の焼成室215の上方を覆っている。
本発明の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100では、通常のパンを製造する場合、1次捏ね工程、ねかし工程、2次捏ね工程、1次発酵工程、2次発酵工程および焼き工程を経て通常のパンが製造され、具材入りパンを製造する場合、1次捏ね工程、具材投入兼ねかし工程、2次捏ね工程、1次発酵工程、2次発酵工程および焼き工程を経て具材入りパンが製造される。なお、この誘導加熱式製パン器100では、タイマーおよびマイクロコンピュータ280Aにより各工程の時間管理が行われており、各工程の開始時点から一定時間後に次の工程が開始されるようになっている。以下、それぞれの場合に分けて誘導加熱式製パン器100の動作を説明する。
使用者がパンケース220に小麦粉やイースト、砂糖、水等のパン原料を投入して運転開始の入力ボタンを押圧すると、1次捏ね工程が開始される。
1次捏ね工程は、通常のパンを製造する場合と同様に行われる。
本誘導加熱式製パン器100には、本発明に係るパンケース正常設置検知機能が搭載されている。以下、このパンケース正常設置検知機能について詳述する。
(1)
本発明の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100では、焼成室215にパンケース220が正常に設置された状態において、パンケース220の高さ方向の一部分の周囲に誘導加熱コイル225が配設されている。このため、この誘導加熱式製パン器100では、誘導加熱コイル225の設置量を低減することができ、延いては製造コストの低減を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100には、パンケース正常設置検知機能が搭載されている。このため、この誘導加熱式製パン器100では、パンケース220が正常に設置されていない場合、即座にその事実を使用者が気付くことができる。
本発明の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100では、運転開始時においてマイクロコンピュータ280Aによりパンケース220が正常に設置されていないと判断された場合、マイクロコンピュータ280Aは、ブザー報知器466にブザー音を出力させた後、誘導加熱式製パン器100を待機モードに遷移させる。このため、この誘導加熱式製パン器100は、使用者がスタートボタン284を押圧した後すぐにパンケース220の設置異常を報知することができる。
本発明の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100では、1次発酵工程および2次発酵工程においてマイクロコンピュータ280Aによりパンケース220が正常に設置されていないと判断された場合、マイクロコンピュータ280Aは、ブザー報知器466にブザー音を出力させた後、そのまま誘導加熱式製パン器100の運転状態を維持する。このため、この誘導加熱式製パン器100は、使用者はこの工程において自由にパンケース220を取り出してアレンジを加えることができると共に、最後まで自動でパンを焼き上げることができる。
(A)
先の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100ではパンケース220が主に底壁部220C、中間壁部220Bおよび側壁部220Aから形成されたが、パンケースは、4つ以上の壁部から形成されてもよい。
先の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100ではマイクロコンピュータ280Aが、所定時間内に入力電流値が閾値に達する否かを確認し、その入力電流値が閾値に達したことを確認した場合、パンケース220が正常に設置されているものと判断し、その入力電流値が閾値に達しなかったと確認した場合、パンケース220が正常に設置されていないものと判断してブザー報知器466にブザー音を出力させたが、マクロコンピュータマイクロコンピュータ280Aが、入力電流値を取得する度にその入力電流値と規定値との差を算出し、その差に基づいてパンケース220が正常に設置されているか否かを判断してもよい。
先の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100では側壁部220Aが略角筒形状とされていたが、側壁部220Aはその形状および寸法の少なくとも一方が中間壁部220Bと相違する限りにおいて特に限定されない。ただし、かかる場合、側壁部220Aの形状と相似の関係となるように誘導加熱コイル225を成形することが好ましい。
先の実施の形態に係る誘導加熱式製パン器100ではマイクロコンピュータ280Aによりパンケース220が正常に設置されていないと判断された場合、マイクロコンピュータ280Aがブザー報知器466にブザー音を出力させたが、かかる場合、マイクロコンピュータ280Aが表示装置290に文字情報を出力させてもよいし、LED410を点灯または点滅させてもよい。また、これらの報知方法を適宜組わせてもよい。
220 パンケース(容器)
220A 側壁部(上側壁部)
220B 中間壁部
220C 底壁部
225 誘導加熱コイル(誘導加熱部)
280 制御基板(異常判断部)466 ブザー報知器(報知部)
Claims (2)
- 底壁部と、前記底壁部の外縁から延びる中間壁部と、前記中間壁部の形状および寸法の少なくとも一方と異なる形状および寸法を有し前記中間壁部の上端から延びる上側壁部とを有する容器と、
前記容器の設置位置に前記容器が正常に設置されている状態において、前記上側壁部の周囲に配設されると共に、下端が前記中間壁部の上端近傍に位置し、さらに、前記容器が正常に設置されている場合において閾値以上の入力電流を生じる誘導加熱部と、
前記誘導加熱部の前記入力電流が前記閾値に達した場合に前記容器が正常に設置されていると判断し、前記入力電流が前記閾値に達しなかった場合に前記容器が正常に設置されていないと判断する容器設置状態判断部と
を備える、誘導加熱式製パン器。 - 前記容器設置状態判断部において前記容器が正常に設置されていないと判断された場合、報知を行う報知部をさらに備える、請求項1に記載の誘導加熱式製パン器。
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