JP6155798B2 - 詰替え容器およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液体洗剤、柔軟剤、シャンプー、リンスなどのトイレタリー用品や、食用油、インスタントコーヒーなどの食品等を収納する詰め替え容器およびその製造方法に関する。
液体洗剤や柔軟仕上げ剤などのトイレタリー用品や、食用油、インスタントコーヒーなどの食品は、それぞれ使いやすいような形状の専用容器に収納されている。専用容器は、構造もしっかりしており、従って高価であることから、内容物が無くなった段階で、繰り返し使用することができるように、内容物のみを詰替える詰替え容器入りの製品が別途販売されていることが多い。
例えば液体洗剤の専用容器は、洗剤を使用する時にその都度適切な量を計量して取り出す必要があるため、軽量カップに注ぎやすいように、注出口にノズルを備えた剛性のあるプラスチック容器が、専用容器として用いられている。
繰り返し使用する専用容器は、もっぱら注出し易いように設計されているため、詰替え容器から内容物を補充する詰替え操作の利便性を考慮したものでは必ずしもなかった。
この繰り返し使用する専用容器に対して、内容物を補充するための詰替え用の容器としては、コストの面から、表裏2枚の包装フィルムの周縁をシールしてなる包装袋が有利である。この詰替え用包装袋は、容器の口径に見合った任意の巾の注出口を設けることができるが、表裏2枚のフィルムの端縁部をシールして注出口部を形成した場合、内容物を注出する際、開口部がシールされた両端に引っ張られ、表裏のフィルムが疑似密着状態となり、注出口が閉塞してしまうという問題や、注出口が横方向に折れ曲がり易く、詰替え操作中に注出口が、繰り返し使用する容器から外れてしまうといった問題がある。
この注出口が閉塞したり、折れ曲がったりする問題を解決するために、注出口部にフィルムとは別部材のパーツを挿入したり(特許文献1参照)、注出口部付近のフィルムを膨らませて立体形状とすることで、開口面積を確保したりするものが数多く提案されている(特許文献2参照)。
この問題を解決するための別の手段として、包装袋を構成するフィルムを折り曲げて、注出口の上辺を形成し、注出口のシール部を側辺だけとする包装袋が提案されている(特許文献3参照)。
特許文献3に記載の包装袋は、上辺の折り曲げたフィルムの戻ろうとする弾性の働きにより、注出口が円弧状に膨らみ、偏平になり難い。つまり、形成した注出口の表裏のフィルムが密着して閉塞する現象が、生じ難い構造になっている。
特許文献4に記載された詰替え容器は、特許文献3に記載された包装袋において、注出性をさらに高めるために、注出路にエンボスを形成したものである。
特開平5-132069号公報 特許第4110940号 特許第4910528号 特開2012-246010号公報
特許文献4に記載された詰替え容器は、製造段階において、1枚の積層体を折り曲げ部において折り曲げる前に、積層体に表裏面のエンボスを形成する必要があるが、この表裏面のエンボスは、折り曲げ部を対称軸として左右対称にかつ比較的接近した位置に設けられるものである。
この時、表裏面のエンボスを極力折り曲げ部に接近して設けることにより、開封した時の注出口の開口性が向上し、注出性がより良くなることが分かっている。
エンボスの成形は、一般的に表裏面の積層体をそれぞれ雄雌の金型で挟んで加工するが、この場合には、表裏面が1枚の積層体によって形成されているため、図6に示したように、一組の金型(50)を用いて1度の加工で表裏面のエンボス(5、5’)を形成している。
この時、エンボスを折り曲げ部に接近させればさせる程、表裏のエンボスの間の積層体に皺が入ったり、極端な場合には、破れの原因となることがあった。
また、仮に表裏面を別々にエンボス加工したとすると、工程が増えるばかりでなく、初めのエンボス工程によって生じた積層体の皺や弛みが、次のエンボス工程において折れ皺や破れの原因ともなりかねない。
本発明の解決しようとする課題は、折り曲げ部を注出ノズルとして利用する詰替え容器において、注出ノズルの折り曲げ部分にもエンボス形状を有する詰替え容器と、この詰替え容器を安定して供給することができる製造方法を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を、シーラント層を内側にして折り曲げて、折り曲げ部と本体表面積層体と本体裏面積層体を形成し、周縁を熱シールしてなる詰替え容器であって、
前記折り曲げ部は、前記本体表面積層体および本体裏面積層体および注出ノズルシール部と共に、内容物を注ぎ出すための注出ノズルを形成しており、
注出ノズルは、その先端が熱シールされて注出ノズル先端シール部を形成しており、前記注出ノズルシール部に設けられた開封用切目線によって分離形成された開封つまみを持って開封予定線に沿って切り離すことにより注出口を形成するものであり、
前記注出ノズルには、前記折り曲げ部を経由して前記本体表面積層体から前記本体裏面積層体に至る一繋がりのエンボス加工部が形成されており、
前記エンボス加工部が、前記折り曲げ部の稜線から前記本体表面積層体および前記本体裏面積層体に、前記稜線に対して垂直方向に下方に延びた後、前記注出ノズルシール部から離れる方向に傾斜し、傾斜したエンボス加工部が前記開封予定線と交差することを特徴とする詰替え容器である。
本発明に係る詰替え容器は、折り曲げ部によって注出ノズルを形成し、さらに注出路にエンボスを設けたので、注出性がさらに高まった。またエンボスを本体表裏面積層体に一繋がりに形成したことにより、表裏面に別々のエンボスを形成した場合に比較して、皺や破れの発生がなく、安定した生産が可能となる。
また、請求項2に記載の発明は、前記開封予定線は、前記エンボス加工部を横断して前記折り曲げ部の稜線に達し、折り曲げ部稜線に対して傾斜しており、開封予定線とエンボス加工部上端との交点は折り曲げ部稜線から20mm以内の距離にあることを特徴とする請求項1に記載の詰替え容器である。
また、請求項3に記載の発明は、前記開封予定線位置を含む本体表面積層体および本体裏面積層体の表面にハーフカット線が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の詰替え容器である。
また、請求項4に記載の発明は、前記折り曲げ部の一部を切り開き、内容物充填用開口部としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の詰替え容器である。
また、請求項5に記載の発明は、基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を、シーラント層を外側にして折り曲げて底テープとし、前記本体表面積層体と本体裏面積層体の間に挿入して周縁をシールしてなるスタンディングパウチ形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の詰替え容器である。
また、請求項6に記載の発明は、基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を折り曲げる前に、前記一繋がりのエンボス加工部を、一組の雄雌金型によって形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の詰替え容器の製造方法である。
本発明に係る詰替え容器は、基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を、シーラント層を内側にして折り曲げて、折り曲げ部と本体表面積層体と本体裏面積層体を形成し、周縁を熱シールしてなる詰替え容器であって、前記折り曲げ部は、前記本体表面積層体および本体裏面積層体および注出ノズルシール部と共に、内容物を注ぎ出すための注出ノズルを形成しているので、折り曲げ部の広がろうとする弾性の働きにより、表裏面のフィルムが付着して注出ノズルが閉塞する現象が基本的に生じ難い。
またさらに前記注出ノズルには、前記折り曲げ部を経由して前記本体表面積層体から前記本体裏面積層体に至る一繋がりのエンボス加工部が形成されているので、注出ノズルの閉塞や、折れ曲がりが生じ難く、注出性が向上した。
特に注出ノズルを形成する折り曲げ部自体にエンボスが形成されていることにより、折り曲げ部が本来持つ広がろうとする性質が強化され、注出路がさらに広がる効果がある。
また請求項2に記載の発明のように、開封予定線が、エンボス加工部を横断して折り曲げ部の稜線に達し、折り曲げ部稜線に対して傾斜しており、開封予定線とエンボス加工部上端との交点が折り曲げ部稜線から20mm以内の距離にあると、開封後の注出口には、折り曲げ部稜線から接近した距離にエンボス加工部の断面が現れる。その結果、注出口の閉塞がさらに生じ難くなり、注出性がさらに向上する。
また請求項3に記載の発明のように、前記開封予定線位置を含む本体表面積層体および本体裏面積層体の表面にハーフカット線が設けられている場合には、開封操作が円滑になり、切り口である注出口もきれいに仕上がるため、操作性、注出性とも向上する。
また請求項4に記載の発明のように、折り曲げ部の一部を切り開き、内容物充填用開口部とした場合には、天面部以外に充填用開口部を設けることができないような形状の包装袋であっても、包装袋の形状によらず、充填操作が円滑に行える。
また、請求項5に記載の発明のように、基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を、シーラント層を外側にして折り曲げて底テープとし、前記本体表面積層体と本体裏面積層体の間に挿入して周縁をシールしてなるスタンディングパウチ形状を有する詰め替え容器とした場合には、大容量の包装袋とすることができるので、本発明に係る詰替
え容器には、最も適した形状であると言える。
また、請求項6に記載の詰替え容器の製造方法によれば、積層体を折り曲げる前に、一組の雄雌金型によって一繋がりのエンボス加工部を形成するので、表裏別々のエンボス加工部を接近して設ける場合や、表裏別々の金型を用いる場合のように、皺や破れなどの問題が生じることがなく、安定して能率良く製造することができる。
本発明に係る詰替え容器は、注出ノズルに、折り曲げ部を経由して本体表面積層体から本体裏面積層体に至る一繋がりのエンボス加工部が形成されていることにより、注出ノズルの開口性が向上し、迅速な注出が可能となる。
図1は、本発明に係る詰替え容器の一実施態様を示した模式図である。 図2は、図1のA−A’断面を示した断面模式図である。 図3は、図1に示した詰替え容器の注出ノズル部分を拡大した説明図である。 図4は、図3において積層体を折り曲げる前の状態を示した平面説明図である。 図5は、本発明に係る詰替え容器の一参考態様において、積層体にエンボス加工部を形成する方法を示した説明図である。 図6は、従来の詰替え容器において、積層体にエンボス加工部を形成する方法を示した説明図である。
以下本発明に係る詰替え容器(1)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る詰替え容器(1)の一実施態様を示した模式図である。また図2は、図1のA−A’断面を示した断面模式図である。図3は、図1に示した詰替え容器の注出ノズル(32)部分を拡大した説明図である。図4は、図3において積層体(10)を折り曲げる前の状態を示した平面説明図である。
本発明に係る詰替え容器(1)は、図1、図2に示したように、基材(11)とシーラント層(12)を少なくとも有する1枚の積層体(10)を、シーラント層を内側にして折り曲げて、折り曲げ部(6)と本体表面積層体(2)と本体裏面積層体(3)を形成し、周縁を熱シールしてなる詰替え容器である。この例では、周縁シール部として、左右のサイドシール部(22)とボトムシール部(23)が形成されている。
折り曲げ部(6)は、積層体(10)を折り曲げた時にできる山状の部分全体を指している。折り曲げ部稜線(7)は、この山状部分の最高点を結んだ1本の直線である。
折り曲げ部(6)は、本体表面積層体(2)および本体裏面積層体(3)および注出ノズルシール部(24)と共に、内容物を注ぎ出すための注出ノズル(32)を形成している。注出ノズルシール部(24)は、サイドシール部(22)に連続して設けられたシール部であり、注出ノズル(32)の下側に設けられる。
注出ノズル(32)は、その先端が熱シールされて注出ノズル先端シール部(25)を形成しており、注出ノズルシール部(24)に設けられた開封用切目線(35)によって
分離形成された開封つまみ(34)を持って開封予定線(36)に沿って切り離すことにより注出口(図示せず)を形成する。
本発明に係る詰替え容器(1)は、注出ノズル(32)に、折り曲げ部(6)を経由して本体表面積層体(2)から本体裏面積層体(3)に至る一繋がりのエンボス加工部(5)が形成されていることを特徴とする。この例では、1本の凸状エンボスが形成されている。
図1に示した実施態様においては、開封予定線(36)の位置に相当する本体表面積層体(2)および本体裏面積層体(3)の表面にそれぞれ1本のハーフカット線(33)が設けられている。また、折り曲げ部(6)の一部を切り開き、内容物充填用開口部(41)が形成されている。折り曲げ部(6)と内容物充填用開口部(41)の境目には、ポイントシール部(26)が設けられている。
このように、容器の天部に充填用の開口部が存在すると、内容物の充填操作がやり易くなる利点がある。さらに、2つ折りした上辺の一部を切り開いて内容物充填用開口部(41)を形成する際には、内容物充填用開口部(41)の端部にポイントシール部(26)を設けることが有効である。ポイントシール部(26)を設けることで、充填の際、内容物充填用開口部(41)を開いても、内容物充填用開口部(41)の端部から2つ折りした上辺が破けたり、伸びたりすることがない。
また、この実施態様では、基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を、シーラント層を外側にして折り曲げて底テープ(4)とし、本体表面積層体(2)と本体裏面積層体(3)の間に挿入して周縁をシールしてなるスタンディングパウチ形状を有する詰替え容器となっている。
図3に示したように、この実施態様においては、開封予定線(36)が、エンボス加工部(5)を横断して折り曲げ部(6)の稜線(7)に達し、折り曲げ部稜線(7)に対して傾斜している。このとき、開封予定線(36)とエンボス加工部上端との交点と、折り曲げ部稜線(7)との距離(d)が20mm以内であると、開封後の注出口には、折り曲げ部稜線(7)から接近した距離にエンボス加工部(5)の断面が現れることになる。その結果、注出口(31)の閉塞が生じ難くなり、注出性がさらに向上する。
図4は、図3において積層体(10)を折り曲げる前の状態を示した平面説明図である。この図では、折り曲げた時に折り曲げ部(6)の稜線(7)となるべき位置が一点鎖線で示してある。稜線(7)を中心軸として上側が本体裏面積層体(3)、下側が本体表面積層体となるべき部分である。エンボス加工部(5)は、本体表面積層体(2)から折り曲げ部を経由して本体裏面積層体(3)に至る一繋がりの凸状エンボスとして形成されている。
この例では、開封予定線位置に、ハーフカット線(33)がエンボス加工部(5)を横断するように形成されている。表裏面の積層体にそれぞれ設けられたハーフカット線は、折り曲げ部稜線(7)において接続している。
ハーフカット線(33)は、この例では1本であるが、開封予定線が含まれるように複数本例えば3本〜5本を平行して形成しても良い。そうすることにより、開封用切目線(35)の先端から出発した積層体の切目がハーフカット線からそれてしまうことを防ぐ効果がある。
また、ハーフカット線(33)は、この例のように直線に限らず、曲線でも良いし、直
線と曲線を組み合わせたような線であっても良い。
ハーフカット線は、刃物によって形成する方法と、レーザー加工によって形成する方法が一般に用いられているが、レーザー加工による方法の方が均一で安定した切れ目を形成できるので好ましい。レーザーの種類としては、炭酸ガスレーザーがより好ましい。
図5は、本発明に係る詰替え容器の一参考態様において、積層体(10)にエンボス加工部(5)を形成する方法を示した説明図である。詰替え容器(1)の高さの約2倍強の幅を持ったウェブ状の積層体(10)を繰り出し、所定の位置にエンボス加工部(5)を形成する。エンボス加工部の形成は、予備加熱した積層体を一セットの雄雌金型で挟んで成形することによって行われる。この段階の積層体(10)には、既に印刷が施されているので、印刷絵柄に同調させて位置合せをしながらエンボスを形成する。
次いでハーフカット線(33)を形成し、しかる後に積層体を折り曲げ部稜線(7)で折り曲げて、本体表面積層体(2)と本体裏面積層体(3)を形成すると共に底テープ(4)を挿入して周縁部の熱シールを行い、所定の形状に打ち抜くことにより、詰替え容器(1)が完成する。
本発明に係る詰替え容器(1)に使用する積層体としては、通常軟包装袋に使用される各種積層体を用いることができる。本発明における積層体(10)は、少なくとも基材(11)とシーラント層(12)とを積層してなるものである。
基材(11)としては、1層ないしは数層からなる金属箔や合成樹脂フィルムを使用する。一例を挙げれば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂フィルムおよび金属箔等が単体または、複合して使用される。基材には、必要に応じて印刷層や接着剤層が含まれる。
シーラント層(12)としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プロピレン・αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などが使用される。またこれらの樹脂を複合した多層フィルムが使用されることもある。
フィルムの具体的な構成例としては、PET/印刷層/接着剤層/延伸ポリアミド樹脂フィルム(以下ONyと略す)/接着剤層/LLDPEからなる構成のフィルムや、ONy/接着剤層/LLDPE、ONy/接着剤層/ONy/接着剤層/LLDPE、紙/LDPE/アルミニウム箔/LDPE、紙/LDPEなどが挙げられる。
以下実施例に基いて、本発明に係る詰替え容器(1)について、具体的に説明する。
本体表面積層体および本体裏面積層体として以下の構成からなる積層体を使用した。
<積層体の構成>
PET(東レ社製P60、12μm)/印刷層/接着剤層(東洋モートン社製TM272、3g/m(dry))/ONy(ユニチカ社製ONMB、15μm)/接着剤層(同上)/LLDPE(東セロ社製TUX−FCS、150μm)
底テープとして以下の構成からなる積層体を使用した。
<積層体の構成>
ONy(ユニチカ社製ONM、25μm)/接着剤層(同上)/LLDPE(東セロ社製TUX−FCS、120μm)
上記の積層体を用いて、図5に示したようなエンボス形状の金型を用いてエンボス加工部を形成し、斜線部分を熱シールして参考実施例の詰替え容器を作成した。
<比較例>
参考実施例に用いた積層体を用いて、図6に示したようなエンボス形状の金型を用いて、エンボス加工部を形成し、斜線部分を熱シールして同様に詰替え容器を作成した。なお、折り曲げ部を除き、参考実施例と比較例のエンボス形状は、同一である。
参考実施例、比較例それぞれについて1000ショットづつサンプルを作成し、積層体の破れ、しわ及び外観、シール抜けについて、検査した結果を表1にまとめた。
Figure 0006155798
このように、一つの金型で表裏一繋がりのエンボスを加工することの優位性が証明された。
1・・・詰替え容器
2・・・本体表面積層体
3・・・本体裏面積層体
4・・・底テープ
5、5’・・・エンボス加工部
6・・・折り曲げ部
7・・・折り曲げ部稜線
d・・・距離
10・・・積層体
11・・・基材
12・・・シーラント層
21・・・トップシール部
22・・・サイドシール部
23・・・ボトムシール部
24・・・注出ノズルシール部
25・・・注出ノズル先端シール部
26・・・ポイントシール部
31・・・注出口
32・・・注出ノズル
33・・・ハーフカット線
34・・・開封つまみ
35・・・開封用切目線
36・・・開封予定線
41・・・内容物充填用開口部
50・・・エンボス金型

Claims (6)

  1. 基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を、シーラント層を内側にして折り曲げて、折り曲げ部と本体表面積層体と本体裏面積層体を形成し、周縁を熱シールしてなる詰替え容器であって、
    前記折り曲げ部は、前記本体表面積層体および本体裏面積層体および注出ノズルシール部と共に、内容物を注ぎ出すための注出ノズルを形成しており、
    注出ノズルは、その先端が熱シールされて注出ノズル先端シール部を形成しており、前記注出ノズルシール部に設けられた開封用切目線によって分離形成された開封つまみを持って開封予定線に沿って切り離すことにより注出口を形成するものであり、
    前記注出ノズルには、前記折り曲げ部を経由して前記本体表面積層体から前記本体裏面積層体に至る一繋がりのエンボス加工部が形成されており、
    前記エンボス加工部が、前記折り曲げ部の稜線から前記本体表面積層体および前記本体裏面積層体に、前記稜線に対して垂直方向に下方に延びた後、前記注出ノズルシール部から離れる方向に傾斜し、傾斜したエンボス加工部が前記開封予定線と交差することを特徴とする詰替え容器。
  2. 前記開封予定線は、前記エンボス加工部を横断して前記折り曲げ部の稜線に達し、折り曲げ部稜線に対して傾斜しており、開封予定線とエンボス加工部上端との交点は折り曲げ部稜線から20mm以内の距離にあることを特徴とする請求項1に記載の詰替え容器。
  3. 前記開封予定線位置を含む本体表面積層体および本体裏面積層体の表面にハーフカット線が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の詰替え容器。
  4. 前記折り曲げ部の一部を切り開き、内容物充填用開口部としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の詰替え容器。
  5. 基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を、シーラント層を外側にして折り曲げて底テープとし、前記本体表面積層体と本体裏面積層体の間に挿入して周縁をシールしてなるスタンディングパウチ形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の詰替え容器。
  6. 基材とシーラント層を少なくとも有する1枚の積層体を折り曲げる前に、前記一繋がりのエンボス加工部を、一組の雄雌金型によって形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の詰替え容器の製造方法。
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