JP2010001042A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、詰替の際に注出口が折れ曲がったり閉塞したりすることがなく、能率的に詰替作業が実施できる包装容器を提供しようとするものである。
【解決手段】基材フィルム層とシーラント層を有する積層フィルムを、シーラント層面を対向させて周縁部をシールしてなる袋の上部一隅に注出口を設けた包装容器であって、少なくとも注出口とその近傍のシーラント層表面に、高低差が1μm以上でありかつシーラント層の厚み以下である微細な凹凸を設け、注出口とその近傍に片側の高低差が1mm以上3mm以下のエンボスを設けたことを特徴とする包装容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰替用の調味料や化粧品、洗剤類などの収納容器として利用される軟包装フィルムを用いた包装容器に関し、容器への詰替え作業を容易にした詰替用包装容器に関する。
近年、環境への配慮から省資源を目的とした詰替用の収納容器が多く用いられている。詰替用の容器は、この本来の趣旨からして材料も構造もできるだけ簡単なものとすることが望ましいものであるが、使用する材料の厚さが薄くて腰が弱いものとなる結果、内容物を正規の容器に詰め替える際に、開封した詰替容器の注出口が内容物の表面張力によって付着して閉じてしまい、十分な開口面積が得られないために注出に長時間を要したり、注出口の部分が折れ曲がって、正規の容器の口から外れてしまい、内容物がこぼれてしまうといった問題が生じやすかった。
詰替容器における詰替作業時の問題点は、上記のように、注出口の開口が十分に開かないという問題と、注出口部分の腰が弱くて、曲がりやすいという2点にほぼ集約される。この詰替作業時における問題点を解決するために、従来さまざまな手段が講じられてきた。
一つの解決手段は、注出口に専用の注口部品を取り付けたり、注出口付近の材料の肉厚を厚くして、膨らみを設けたり(特許文献1)、注出口を中空円筒状に成形したり(特許文献2)する方法である。これらの方法は、確実に上記の問題点を解決するものであるが、材料コストや加工コストがかかるばかりでなく、空容器がかさばるため、空容器の運搬時や、充填工程における間接的なコストアップが避けられず、大量生産には不向きであった。
他の解決手段として、注出口用に特別な部品や材料を使用しないで、注出口の近傍あるいは、注出口近傍から本体部分にかけていろいろな形状の凹凸エンボスを設ける方法が提案されている。
特許文献3には、注出口通路に直径3mm程度、深さ0.5mm程度のくぼみを形成した容器が提案されている。また特許文献4には、直径2.5mmのディンプル状の凹凸を設けた容器が提案されている。また特許文献5には、注出口部近傍にフラットな面の組合せによる膨らみ部を有する詰め替え用パウチが提案されている。また特許文献6には、容器を構成するシートに、注出口部から収納部におよぶ凸エンボスを設け、さらにこの凸エンボスの天面部に折り目を設けた液体包装容器が提案されている。
特許文献7、8に提案された袋も同様にして袋の注ぎ口形成部の近傍に凹状エンボス部あるいは、凸状エンボス部を設けたものである。
これらの包装袋に使用される材料は、一般的に内面が平滑であり腰も弱いものであるから、たとえ凹凸エンボスを施したとしても内容物の液体に濡れるとその表面張力によって表裏面が付着しやすいものであるから、内容物を注出する際に、内容物の圧力によって注出口部の根本付近が膨らむ結果、開口部が注出口の両端に引っ張られ、表裏のフィルムが疑似密着状態となって注出口先端まで膨らまず、しばしば開口部が閉塞し、内容物が注出されないという問題が生じていた。
特開2001-48197号公報 特開平8-2538号公報 特開平11-1249号公報 特開平11-59699号公報 特開平11-349012号公報 特開2002-154559号公報 特開2005-187046号公報 特開2005-187047号公報
本発明は、上記の従来の問題点を解決するためになされたものであり、詰替の際に注出口が折れ曲がったり閉塞したりすることがなく、能率的に詰替作業が実施できる包装容器を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、基材フィルム層とシーラント層を有する積層フィルムを、シーラント層面を対向させて周縁部をシールしてなる袋の上部一隅に注出口を設けた包装容器であって、少なくとも注出口とその近傍のシーラント層表面に、高低差が1μm以上でありかつシーラント層の厚み以下である微細な凹凸を設け、注出口とその近傍に片側の高低差が1mm以上3mm以下のエンボスを設けたことを特徴とする包装容器である。
また、請求項2に記載の発明は、袋の内方より注出口に向かってシール部で挟まれた注出路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の包装容器である。
また、請求項3に記載の発明は、前記注出路の中心線を挟むように注出路部に前記エンボスを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器である。
また、請求項4に記載の発明は、前記エンボスが袋の外から見て凹んで設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装容器である。
また、請求項5に記載の発明は、袋の下方にガセット部を設けることにより自立性を有するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装容器である。
本発明に係る包装容器は、特許請求範囲に記載の通り、基材フィルム層とシーラント層を有する積層フィルムを、シーラント層面を対向させて周縁部をシールしてなる袋の上部一隅に注出口を設けた包装容器であって、少なくとも注出口とその近傍のシーラント層表面に、高低差が1μm以上でありかつシーラント層の厚み以下である凹凸を設けたものであるから、少なくとも注出口とその近傍においては、対向するシーラント層の少なくとも1方の面には、高低差が1μm以上の微細な凹凸が設けられているため、従来の容器のように、シーラント層同志が内容物の液体の表面張力によって疑似密着状態となることがなく、注出が円滑に行われる。
また、注出口とその近傍に片側の高低差が1mm以上3mm以下のエンボスを設けたので、物理的に注出路が確保され、前述の微細な凹凸とあいまってこの注出路がシーラント層同志の疑似密着によって塞がれることもなく、安定して注出が行われる。
また、このエンボスは、注出口部分の剛性を高める効果を有するので、詰替時に注出口部の首が折れて注出口が正規の容器から外れたりする問題が生じにくい。
さらに袋の内方より注出口に向かってシール部で挟まれた注出路を設けた場合には、移
し替えようとする正規の容器の口に注出口部分を挿入することが可能となるので、詰替作業が安定し、安全かつ容易に詰替作業を行えるようになる。
また前記注出路の中心線を挟むように注出路部にエンボスを設けた場合には、両側のエンボスによって内容物の流路が物理的に形成されるので、注出が円滑に行われる。
またさらに、前記エンボスが袋の外から見て凹んで設けられている場合には、必然的に内側に向かって凸部を形成することになるので、内容物が通過する注出路が連通した空間として確保されるため、注出が円滑に行われる。
また袋の下方にガセット部を設けることにより自立性を有するようにした場合は、店頭における商品の陳列時や、使用時の利便性がさらに高まる。
以下図面に従って、本発明に係る包装容器について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る包装容器の一実施形態を示した平面説明図である。
本発明に係る包装容器は、基材フィルム層とシーラント層を有する積層フィルムのシーラント層面を対向させて周縁部をシールしてなる袋1の上部一隅に注出口10を設けた包装容器である。
図1に示した実施形態においては、袋1の内方より注出口10に向かってシール部2で挟まれた注出路11が設けられており、注出路の中心線12を挟むように注出路部にエンボス5が二つ設けられている。このエンボス5は、外側から見て凹部を形成している。また、袋1の下方には、底テープを折り込んだガセット部3が設けられているので、この包装容器はスタンディングパウチの形態を持った自立性を有する包装容器となっている。
また図には示されていないが、注出口とその近傍のシーラント層面には、図2に示されたような格子状の微細な凹凸が設けられている。
エンボス5の形状については、特に制約はないが、内容物が袋の中央部から注出口に向かって移動するのを妨げない形状であることが望ましく、注出口から袋の収納部分に向かって放射状に配置するのが好ましい。また大きな面積を有する単純な形状であると剛性が失われるので、図1に示したように適度に細かい不規則性をもった形状が好ましい。
エンボス5の深さについては、片側の高低差が1mm以上3mm以下であることが望ましい。
1mm以下であると、注出路を確保する効果が失われるし、3mm以上であると積層フィルムが引き伸ばされて部分的に薄くなりすぎるためかえって剛性が失われて好ましくない。
図1に示した実施形態においては、注出口10の部分の開口予定線13に平行するハーフカット線14を設け、さらに開口予定線13の上部には、シール部が延設されたつまみ部4を設けることにより開口操作における利便性を高めている。
ハーフカット線14は、刃物によってカットしてもよいし、レーザーカットによっても容易に形成できる。ハーフカット線の本数は、2〜5本が好ましい。
さらに開封操作を容易にするために、開口予定線位置のシール部にノッチや切れ目を形成してもよい。
図3は、図1のA−A’面を示した断面模式図である。2枚の積層フィルム7が、シーラント層面を対向させて向き合っており、シール部2によって両端をシールされ、注出口10を形成している。図には示されていないが注出口10の近傍には、エンボス5が存在し、また同様に図には示されていないが注出口10部分には、積層フィルム7のシーラン
ト層面に微細な凹凸6が施されているため、注出口10において2枚の積層フィルム7が密着することはない。
図4は、図1のB−B’面を示した断面模式図である。この実施形態においては、表裏の積層フィルム7のいずれにも外側から見て凹部となる表裏同一形状のエンボス5が形成されており、表裏合計四つのエンボス5の間に注出路11が形成されている。
この実施形態のようにエンボス5が外側から見て凹部であり、さらに好ましくは図4のように注出路の中心線12を挟むように配置された場合には、注出路11は袋の内部空間から連通した空間として形成されるので、内容物の注出が円滑に行われる。
図4に示したように、この実施形態においては、表裏両面の積層フィルムにエンボス5が設けられているが、いずれか一方の積層フィルムのみにエンボスを設けても良い。
エンボス5を形成する方法としては、製袋機に付属したエンボス装置によって形成する方法を用いることができる。予め加熱した積層フィルム7に、冷却したエンボス型を押し当てて形成するか、あるいは、予熱していない積層フィルムにエンボス型を押し当てて形成する。
この時、後に詳しく述べる微細な凹凸6を同時に設けることもできる。
図2は、本発明に係る包装容器の他の実施形態におけるシーラント層面を示した平面説明図である。
本実施形態においては、この面の積層フィルムにはエンボスは設けられておらず、微細な凹凸6のみが設けられており、図には示されていないが、もう一方の積層フィルムにエンボスが設けられている。袋1の基本的な形状は図1の実施形態と同様であり、シール部2、ガセット部3、つまみ部4、注出路11、注出口10、開口予定線13等の位置や形状も図1の実施形態と同様である。
図5は、図2のC−C’ 面における積層フィルムの断面拡大模式図である。基材フィルム層8とシーラント層9が積層されて積層フィルム7を形成しており、シーラント層9には、微細な凹凸6が設けられている。
微細な凹凸6は、本発明における最も重要な技術的要素であるので、以下詳細に説明する。
シーラント層9の材質としては、一般的に軟包装用のシーラント層として使用される熱可塑性樹脂を用いることができる。具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、エチレン・αオレフィン共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリプロピレン、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プロピレン・αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂の他、アイオノマー樹脂、ポリエステル系樹脂等が使用される。
シーラント層9の厚さとしては、20〜200μm程度が好ましい。またシーラント層9を形成する方法としては、フィルム状のシーラント層を基材フィルム層8に接着剤によって貼り合わせることによって設けてもよいし、押し出し機から溶融した樹脂を押し出して、基材フィルムに貼り合わせる方法で設けてもよい。押し出し機によって貼り合わせる場合にも、基材フィルムに接着剤を塗布して貼り合わせることができる。
このシーラント層9の表面に微細な凹凸6を設けるにあたり、微細な凹凸の高低差すなわち凹凸の深さについては、1μm以上であり、シーラント層の厚さ以下であることが好ましい。更に好ましくは、10μm以上であることが好ましい。1μm以下では、この微細な凹凸の目的である表裏の積層フィルム7が内容物の液体によって疑似密着状態を生じ
ることを防止する効果を発揮することが困難であり、10μm以上であれば更に流れ出し易い。シーラント層9の厚さ以上であると、積層フィルムの変形を招いたり、シール部2のシール性に悪影響を及ぼす危険性がある。
次に微細な凹凸6を形成する方法について説明する。微細な凹凸6をシーラント層9の全面に設ける場合には、シーラント層を形成する時点で表面に逆形状の凹凸を設けたエンボスロールによって押圧して形成する方法が最も能率的である。この方法は、シーラント層がフィルム状である場合でも、押し出し機から押し出して形成する場合でも適用できる。シーラント層がフィルム状で供給される場合には、溶融した樹脂をフィルムに成型する時点でエンボスロールに押し当てて凹凸を形成することができる。シーラントが押し出し機から押し出されて形成される場合には、押し出し機の冷却ロールをエンボスロールとすることによって、形成することができる。
微細な凹凸6を、図2に示したように部分的に設ける場合には、製袋機に付属したエンボス装置を用いて形成することができる。同じシーラント面に先に述べたエンボス5とこの微細な凹凸6を同時に設ける場合には、この両者を同時に設けたエンボス型を用意して、同時に形成することができるので、効率が良い。
微細な凹凸6を、図2に示したように、エンボス5とは別に設ける場合には、エンボス用の型とこの微細な凹凸用の型とを別々に用意する。
エンボス型を用いて、微細な凹凸6を設ける方法としては、先のエンボス5を設ける方法と同様であるが、凹凸形状が微細である場合には、積層フィルム7を予熱することにより、凹凸形状の転写が安定して行われるので、より好ましい。
微細な凹凸6の凹凸形状としては、特に制約はなく、図2に示した格子状や規則的なドット形状のような幾何学的な模様でも良いし、砂目のようなランダムな形状でも良い。
凹凸の面積比についても特に制約はない。
基材フィルム層8としては、一般的に軟包装材料に用いられるフィルムが使用可能であり、具体的には低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂フィルムが使用できる。
またこれらのフィルムにアルミニウム等の金属や、酸化アルミニウム等の金属酸化物を蒸着したフィルムを使用しても良い。
積層フィルムの強度や腰の強さ、バリア性能等を向上させるために基材フィルム層8とシーラント層9との間に、中間層を設けることもできる。
中間層としては、基材フィルム層に用いられる上記の材料の他、アルミニウム箔、紙、金属蒸着フィルム、金属酸化物蒸着フィルム等を用いることができる。
以下実施例に基づき、本発明に係る包装容器の実施形態についてさらに具体的に説明する。
基材フィルム層として厚さ12μmのPETフィルムを、中間層として厚さ15μmのナイ
ロンフィルムを、シーラント層として厚さ100μmのLLDPEフィルムをそれぞれ使用し、これらの各層をウレタン系接着剤を用いて貼り合わせて積層フィルムを作成した。この積層フィルムを表裏および底テープとして用いてシーラント層を対向させ、周縁部をシールすることにより、図1に示したような形状のスタンディングパウチを作成した。
周縁部のシールに先立ち、表裏の積層フィルムに図1に示したような深さ1.2mmの凹状エンボスを設け、シーラント層表面には、図2に示したような線の間隔1mmの格子状の微細な凹凸を設けた。微細な凹凸の高低差は20μmとした。微細な凹凸とエンボスとは、一つの押し型により、同時に設けた。
<比較例>
微細な凹凸を設けなかった事以外は、実施例と同様の構成材料を用いて、同様の形状のスタンディングパウチを作成した。
実施例のパウチと比較例のパウチそれぞれ10個づつに市販のコンディショナーを400g充填した後、注出口を開封して正規の容器に詰め替える作業をそれぞれ10回づつ実施した。開封した際の注出口の開口寸法と詰め替え作業時の液こぼれの発生の回数、詰め替えに要した時間を評価した。開口寸法については、図6における注出口の巾方向の寸法であるa寸法(mm)と厚さ方向の寸法であるb寸法(mm)のそれぞれ平均値を示した。
表1に示されたように、比較例に対して、実施例では注出口の厚さ方向の開口が広くなり、そのため注出口の折れ曲がりによる液こぼれも発生せず、詰め替えに要した時間も短いことが分かる。
本発明に係る包装容器の一実施形態を示した平面説明図。 本発明に係る包装容器の他の実施形態におけるシーラント層面を示した平面説明図。 図1のA−A’面を示した断面模式図。 図1のB−B’面を示した断面模式図。 図2のC−C’面における積層フィルムの断面拡大模式図。 図1の包装容器に内容物を充填し、A−A’面を開封した状態を示した説明図。
符号の説明
1・・・袋
2・・・シール部
3・・・ガセット部
4・・・つまみ部
5・・・エンボス
6・・・微細な凹凸
7・・・積層フィルム
8・・・基材フィルム層
9・・・シーラント層
10・・・注出口
11・・・注出路
12・・・注出路の中心線
13・・・開口予定線
14・・・ハーフカット線
a・・・開口部の巾方向の寸法
b・・・開口部の厚さ方向の寸法

Claims (5)

  1. 基材フィルム層とシーラント層を有する積層フィルムを、シーラント層面を対向させて周縁部をシールしてなる袋の上部一隅に注出口を設けた包装容器であって、少なくとも注出口とその近傍のシーラント層表面に、高低差が1μm以上でありかつシーラント層の厚み以下である微細な凹凸を設け、注出口とその近傍に片側の高低差が1mm以上3mm以下のエンボスを設けたことを特徴とする包装容器。
  2. 袋の内方より注出口に向かってシール部で挟まれた注出路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記注出路の中心線を挟むように注出路部に前記エンボスを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器。
  4. 前記エンボスが袋の外から見て凹んで設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装容器。
  5. 袋の下方にガセット部を設けることにより自立性を有するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装容器。
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