JP6154652B2 - 燃焼圧センサ付きグロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の始動を補助するグロープラグに、内燃機関の燃焼圧を検知する圧力センサを一体に備えた燃焼圧センサ付きグロープラグに関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関の始動を補助するグロープラグに、内燃機関の燃焼圧を検知する圧力センサを一体に備えた燃焼圧センサ付きグロープラグが知られている(例えば、特許文献1参照)。この燃焼圧センサ付きグロープラグでは、ハウジングの内部でこのハウジングとヒータ部とを弾性的に連結し、ヒータ部を軸線方向に変位可能としている。そして、燃焼圧の変化に伴うヒータ部の軸線方向の変位を圧力センサに伝達して、内燃機関の燃焼圧を検知する。圧力センサは、例えば、環状の金属ダイアフラムと、この金属ダイアフラムの上面に接合されたピエゾ抵抗素子とを有し、燃焼圧の変化でヒータ部が軸線方向に変位することに伴って生じる金属ダイアフラムの歪みの度合いをピエゾ抵抗素子で検知して、燃焼圧を検知する。
特開2012−177483号公報
ところで、このような燃焼圧センサ付きグロープラグ(以下、単にグロープラグともいう)では、ヒータ部の軸線方向の変位を許容しつつ、外部接続端子からヒータ部に電力を供給する必要がある。そこで、外部接続端子とヒータ部とを、ばねなど軸線方向に弾性変形可能な接続部材で連結して、ヒータ部の軸線方向の変位を許容しつつ、互いを電気的に導通させることが考えられる。
しかし、このように弾性変形可能な接続部材を用いた場合には、この接続部材の弾性によって、ヒータ部に軸線方向の荷重が掛かり、燃焼圧の検知に影響を与えてしまう。しかも、この荷重は、グロープラグ毎にばらつきが大きく、キャリブレーションを行っても、その影響を吸収することが難しい。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ヒータ部に軸線方向の荷重が掛からないように外部接続端子とヒータ部とを導通させて、この荷重による燃焼圧の検知への影響を抑制し、燃焼圧を適切に検知可能な燃焼圧センサ付きグロープラグを提供することを目的とする。
その一態様は、自身の軸線に沿う軸線方向に延びる筒状のハウジングと、自身のヒータ先端部を上記ハウジングの先端から突出させて、上記軸線方向に変位可能に上記ハウジング内に配置され、通電により上記ヒータ先端部が発熱するヒータ部と、上記ヒータ部よりも上記軸線方向の後端側に位置し上記ハウジングと絶縁された状態でこれに固定された外部接続端子と、上記ハウジングに対する上記ヒータ部の上記軸線方向の変位から燃焼圧を検知する圧力センサとを備え、上記ヒータ部と上記外部接続端子とを導通する導通経路中に、上記ヒータ部の上記軸線方向の変位を許容し、かつ、上記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材と上記外部接続端子またはこれに導通する部材とを、直接にまたはこれらとは別部材を介して間接に、上記軸線に直交する径方向に接触導通させて、上記ヒータ部が上記軸線方向に変位しても、上記軸線方向の変位による上記軸線方向への荷重を発生させることなく、上記導通経路の導通を維持する接触導通機構を有する燃焼圧センサ付きグロープラグである。
この燃焼圧センサ付きグロープラグでは、ヒータ部と外部接続端子とを導通する導通経路中に、ヒータ部の軸線方向の変位を許容する接触導通機構を有する。しかも、この接触導通機構は、ヒータ部またはこれに導通し従動する部材(以下、ヒータ部等という)と外部接続端子またはこれに導通する部材(以下、外部接続端子等という)とが径方向に接触導通し、ヒータ部が軸線方向に変位しても、導通経路の導通を維持する。
このような接触導通機構を用いることにより、前述の弾性変形可能な接続部材を用いたグロープラグのように、接続部材の弾性による軸線方向の荷重をヒータ部に掛けることがない。このため、この軸線方向の荷重による燃焼圧の検知への影響やグロープラグ毎のばらつきを抑えることができ、燃焼圧を適切に検知可能な燃焼圧センサ付きグロープラグとなる。
さらに、上述の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、前記接触導通機構は、前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材を前記軸線方向に変位可能に支持する直線運動軸受機構である燃焼圧センサ付きグロープラグとすると良い。
この燃焼圧センサ付きグロープラグでは、接触導通機構は、ヒータ部等を軸線方向に変位可能に支持する直線運動軸受機構である。このような直線運動軸受機構を用いることで、ヒータ部等の軸線に直交する径方向の変位を規制し、ヒータ部等と外部接続端子等とを確実に導通させつつ、ヒータ部等の軸線方向の変位による外部接続端子等との間の摩擦の発生を最小限に抑えることができる。これにより、燃焼圧をより適切に検知することができる。
なお、直線運動軸受機構としては、例えば、リニアモーションボールベアリング、リニアブッシュ、リニアベアリング、リニアボールベアリング、リニアローラーベアリングなど、いわゆる直動軸受と呼ばれる機構が挙げられる。
さらに、上述の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、前記直線運動軸受機構は、前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材のうち前記軸線方向後端側に位置し、軸状とされたヒータ側後端部と、前記外部接続端子またはこれに導通する部材に設けた、上記ヒータ側後端部を挿入可能な直線運動軸受とからなる燃焼圧センサ付きグロープラグとすると良い。
この燃焼圧センサ付きグロープラグでは、直線運動軸受機構は、ヒータ部等の軸状のヒータ側後端部と、このヒータ側後端部を挿入可能な直線運動軸受とからなる。
このように、ヒータ側後端部を直線運動軸受機構の一部として用いることで、より小型で安価に直線運動軸受機構を構成することができる。
このような直線運動軸受機構としては、具体的には、例えば、丸棒状のヒータ側後端部と、このヒータ側後端部に径方向外側から多点接触するボールベアリングとで構成される軸受機構などが挙げられる。
なお、ヒータ側後端部の形状は、丸棒状のものに限られず、例えば、四角棒状など、多角形棒状であっても良い。
また、前述の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、前記接触導通機構は、前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材に設けられた第1接触部と、前記外部接続端子またはこれに導通する部材に設けられた第2接触部とを含み、上記第1接触部と上記第2接触部とは、一方が他方に前記径方向から接触し、かつ、この接触を維持しつつ、上記第1接触部が上記第2接触部に対し前記軸線方向に摺動する摺動接触機構である燃焼圧センサ付きグロープラグとすると良い。
この燃焼圧センサ付きグロープラグでは、接触導通機構は、ヒータ部等に設けられた第1接触部と、外部接続端子等に設けられた第2接触部とを含む摺動接触機構である。この摺動接触機構の第1接触部と第2接触部とは、径方向からの接触を維持しつつ、第1接触部が第2接触部に対し軸線方向に摺動する。
このような第1接触部及び第2接触部を設けた摺動接触機構を用いることにより、接触導通機構をより簡易に実現することができる。
なお、径方向からの接触には、その接触の仕方によって、径方向外側からの接触と、径方向内側からの接触の両方が考えられる。例えば、弾性的に接触し摺動する場合としては、(1)外部接続端子等に設けた板ばね状の第2接触部を、ヒータ部等に設けた棒状の第1接触部に径方向外側から弾性的に接触摺動させるものが挙げられる。また、(2)外部接続端子等に設けた板ばね状の第2接触部を、ヒータ部等に設けた筒状の第1接触部に径方向内側から弾性的に接触摺動させるものも挙げられる。また、これらとは逆に、(3)ヒータ部等に設けた板ばね状の第1接触部を、外部接続端子等に設けた棒状の第2接触部に径方向外側から弾性的に接触摺動させるものや、(4)ヒータ部等に設けた板ばね状の第1接触部を、外部接続端子等に設けた筒状の第2接触部に径方向内側から弾性的に接触摺動させるものなども挙げられる。
さらに、上述の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、前記第1接触部は、前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材のうち前記軸線方向後端側に位置するヒータ側後端部であり、前記第2接触部は、前記外部接続端子またはこれに導通する部材のうち前記軸線方向先端側に位置し、上記ヒータ側後端部に前記径方向から弾性的に接触する弾性接触部を有する燃焼圧センサ付きグロープラグとすると良い。
この燃焼圧センサ付きグロープラグでは、ヒータ部等のヒータ側後端部を第1接触部とする一方、外部接続端子等の軸線方向先端側に第2接触部を設けている。そして、第2接触部は、ヒータ側後端部に径方向から弾性的に接触する弾性接触部を有している。
このような弾性接触部を設けることにより、ヒータ部が軸線方向に変位しても、ヒータ側後端部と第2接触部の弾性接触部との接触を確実に維持しつつ摺動することができる。
なお、弾性接触部を有する第2接触部としては、例えば、板ばね状をなして、1点または多点で接触するものが挙げられる。
さらに、上述の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、前記第2接触部は、金属の板ばね部である燃焼圧センサ付きグロープラグとすると良い。
この燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、金属の板ばね部を設けることにより、摺動接触機構を簡易な構成とすることができる。
さらに、上述の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、前記第2接触部は、前記弾性接触部を複数備え、前記ヒータ側後端部に複数箇所で接触してなる燃焼圧センサ付きグロープラグとすると良い。
この燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、第2接触部は、弾性接触部を複数備えて、ヒータ側後端部に複数箇所で接触している。これにより、ヒータ側後端部と第2接触部の弾性接触部との接触をより確実なものとすることができる。
また、前述の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、前記第1接触部は、前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材のうち前記軸線方向後端側に位置し、直棒状とされたヒータ側後端部であり、前記第2接触部は、前記外部接続端子またはこれに導通する部材のうち前記軸線方向先端側に位置し、上記ヒータ側後端部とすきまばめに嵌合する嵌合孔をなし、上記ヒータ側後端部を径方向外側から包囲する筒状の嵌合接触部である燃焼圧センサ付きグロープラグとすると良い。
この燃焼圧センサ付きグロープラグでは、ヒータ部等に直棒状とされたヒータ側後端部を設ける一方、外部接続端子等の軸線方向先端側に嵌合孔をなす筒状の嵌合接触部を設けている。そして、ヒータ側後端部は、外部接続端子等の嵌合孔にすきまばめに嵌合して、嵌合接触部に接触、摺動する。
これにより、ヒータ部が軸線方向に変位しても、ヒータ側後端部と嵌合接触部との接触を確実に維持しつつ摺動することができる。
実施形態1に係るグロープラグの縦断面図である。 実施形態1に係るグロープラグのうち、圧力センサ部分を拡大した拡大断面図である。 実施形態1に係るグロープラグのうち、後端部分を拡大した拡大断面図である。 実施形態2に係るグロープラグのうち、後端部分を拡大した拡大断面図である。 実施形態3に係るグロープラグのうち、後端部分を拡大した拡大断面図である。 実施形態4に係るグロープラグのうち、後端部分を拡大した拡大断面図である。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。まず、図1〜図3を参照して、本実施形態1に係る燃焼圧センサ付きグロープラグ1の構造について説明する。図1は、グロープラグ1全体の縦断面図である。また、図2は、その圧力センサ部分を拡大した拡大断面図であり、図3は、後端部分の拡大断面図である。
なお、これら図1等において、グロープラグ1の軸線AXに沿う軸線方向HJのうち、ヒータ130が配置された側(図中下側)を先端側GSとし、これと反対側(図中上側)を後端側GKとして説明する。
グロープラグ1は、例えば、ディーゼルエンジンの燃焼室に取り付けられ、エンジン始動時の点火を補助する熱源として利用される。このグロープラグ1は、主にハウジング100と、ヒータ130及びこれに導通する部材と、圧力センサ200と、端子アセンブリ250とからなる。具体的には、ハウジング100は、主体金具110、内筒190のフランジ部191及び先端部190s並びに先端キャップ150を含む。また、ヒータ130は、これと一体とされた中軸120及び外部接続端子160に導通している。なお、ハウジング100とヒータ130とはメンブレン170で弾性的に連結されている。圧力センサ200は、センサ本体210のほか、伝達スリーブ220及び、センサ本体210をハウジング100(主体金具110)の内側に固定する内筒190の内筒本体192を含む。端子アセンブリ250は、外部接続端子160の周囲に配置され、端子カバー260で覆われている。
さらに具体的には、このグロープラグ1のヒータ130は、自身のヒータ先端部130sを先端キャップ150の先端150sから突出させて、軸線方向HJに変位可能にハウジング100である主体金具110、内筒190のフランジ部191及び先端部190s並びに先端キャップ150内に配置されている。ヒータ130のヒータ先端部130sは燃焼室(図示しない)内に露出され、燃焼圧の変化に伴って、ヒータ130が軸線方向HJに変位すると、この変位がヒータ130に接合された伝達スリーブ220を介して、主体金具110内の内筒本体192に固定されたセンサ本体210に伝達される。これにより、グロープラグ1は、ディーゼルエンジン(内燃機関)の燃焼室の燃焼圧を検知することができる。
ハウジング100の一部をなす主体金具110は、金属材からなり、軸線方向HJに自身の金具先端部110sから金具後端部110kまで延びる筒状をなす。この主体金具110内には軸孔110hが形成されている。また、主体金具110の軸線方向HJ後端側GKの外周面には、取り付け用の雄ネジ部111が形成されている。さらに、金具後端部110kには、径方向外側に向けて拡径した鍔状の鍔部112が形成されている。
内筒190のうち、内筒本体192は、略円筒状をなし、主体金具110の軸孔110h内のうち軸線方向HJ先端側GSに、同心状に配置されている。この内筒本体192の軸線方向HJ先端側GSには、径方向外側に突出して、主体金具110の金具先端部110sと同外径でハウジング100の一部をなす鍔状のフランジ部191が形成されており、このフランジ部191は、主体金具110の金具先端部110sに溶接されている。また、内筒190の後端部190kには、環状をなすセンサ本体210の外周部212が溶接されている。
先端キャップ150は、金属材からなり、その後端側GKには、円筒状の円筒部151が設けられている。この円筒部151は、内筒190の先端部190sに外嵌され、内筒190のフランジ部191に溶接されている。
なお、円筒部151の内側には、内筒190の先端部190sとヒータ130のシースチューブ131とを連結する連結部材であるメンブレン170が収容されている。すなわち、先端キャップ150は、ヒータ130、中軸120及び圧力センサ200を、主体金具110及び内筒190内に収容し、さらに、メンブレン170を内筒190の先端部190s及びヒータ130のシースチューブ131に溶接により連結した後に、内筒190の先端部190sに外嵌され、フランジ部191に溶接されている。
また、先端キャップ150の先端側GSには、先端150sに向かって縮径する形状のテーパ部152が形成されている。グロープラグ1を内燃機関に取り付けた際には、テーパ部152が、内燃機関のプラグ取り付け孔の所定のシート面に密接し、燃焼室内からの気密が確保される。
以上のように、主体金具110、内筒190のフランジ部191及び先端部190s並びに先端キャップ150は一体とされて、グロープラグ1のハウジング100をなしている。
ヒータ130は、シースチューブ131、発熱コイル132及び制御コイル133を備え、図示しない絶縁粉末を封入したシースヒータである(図1参照)。
シースチューブ131は、ニッケル合金やステンレス鋼等によって形成され、軸線方向HJに自身のチューブ先端部131sからチューブ後端部131kまで延び、チューブ先端部131sが半球状に閉塞した筒状チューブである。
また、シースチューブ131内の先端部分には、チューブ先端部131sに接合された発熱コイル132と、この発熱コイル132の後端に直列接続された制御コイル133とが配置され、これらの周囲に酸化マグネシウム粉末等の絶縁粉末が充填されている。さらに、シースチューブ131内には、次述する中軸120の軸線方向HJ先端側GSの略半分が挿入され、その先端の中軸先端部120sは、制御コイル133の後端に導通している。
中軸120は、炭素鋼またはステンレス鋼材等からなり、軸線方向HJに自身の中軸先端部120sから中軸後端部120kまで延びる丸棒状(軸状)をなす。この中軸120のうち、中軸先端部120sを含む軸線方向HJ先端側GSの略半分は、発熱コイル132、制御コイル133と共にシースチューブ131内に挿入され、図示しない絶縁粉末によって固定されて、ヒータ130と中軸120が一体にされている。なお、シースチューブ131のチューブ後端部131kと中軸120との間は、環状ゴム140により間隔が保たれ絶縁されると共に、気密に封止されている(図2参照)。
メンブレン170は、ステンレス鋼やニッケル合金等によって形成された軸線方向HJに弾性を有する部材であり、その先端部170sが径小とされ、後端部170kが径大とされた二段円筒状をなす。この径大の後端部170kは、内筒190の先端部190sに溶接され、一方、径小の先端部170sは、伝達スリーブ220のスリーブ先端部220sよりも軸線方向HJ先端側GSでシースチューブ131の外周面に溶接されている。
これにより、メンブレン170を介して、ヒータ130のシースチューブ131とハウジング100(内筒190の先端部190s)とが導通される。加えて、ヒータ130と内筒190の先端部190sが、メンブレン170で弾性的に連結されることで、ヒータ130は、ハウジング100に保持され、かつ、このメンブレン170の弾性によって、軸線方向HJの変位が許容されている。そして、次述するように、ヒータ130の軸線方向HJの変位は、ヒータ130と一体とされた伝達スリーブ220によってセンサ本体210に伝達される。
圧力センサ200のうち、伝達スリーブ220は、金属材によって形成された略円筒状をなし、ヒータ130のシースチューブ131に外嵌すると共に、中軸120のうちシースチューブ131の外部に露出した略中央部分まで延びている。伝達スリーブ220は、その先端のスリーブ先端部220sで、シースチューブ131の外周面に溶接され、ヒータ130と一体にされて、このヒータ130と共に、ハウジングの内筒190内に収容されている。また、伝達スリーブ220の後端部220kは、環状をなすセンサ本体210の内周部211に結合されている。ヒータ130の軸線方向HJの変位は、この伝達スリーブ220によってセンサ本体210の内周部211に伝達される。
センサ本体210は、ピエゾ抵抗型素子からなる圧力検知素子215を、金属材からなる環状のダイアフラム体214のダイアフラム部213上に配設してなる。このセンサ本体210は、伝達スリーブ220によって伝達されたヒータ130の軸線方向HJの変位によってダイアフラム部213を撓ませることにより燃焼圧の検知を行う。
このセンサ本体210のダイアフラム体214は、略円筒状をなす内周部211及び外周部212とこれらの間に架け渡され薄肉とされた環状のダイアフラム部213とからなり、内周部211の内側には、中軸120が環状の隙間を介して挿通されている。また、外周部212は内筒190の後端部190kに結合され、内周部211は伝達スリーブ220の後端部220kに結合されている。
また、環状のダイアフラム部213上には、複数の圧力検知素子215が貼設されている。この圧力検知素子215は、ダイアフラム部213が撓むことにより歪み、その歪みの度合いによって自身の抵抗値が変化する。
また、図3に示すように、ハウジング100のうち主体金具110の金具後端部110kには、筒状をなす金属製の端子カバー260が、その先端部260sを金具後端部110kの鍔部112に突き当てて外嵌され、溶接されている。
そして、この端子カバー260の内側には、外部からヒータ130への給電を受け入れる金属製の外部接続端子160及びこれを取り囲んで配置された端子アセンブリ250が配置されており、これらは、その一部を、端子カバー260の後端部260kから軸線方向HJ後端側GKに突出させた状態で収容されている。なお、外部接続端子160には、上記給電のための接続に用いる接続孔160hが形成されている。
端子アセンブリ250内には、その形態を詳述しないが、圧力検知素子215より出力される信号を外部回路に出力するための図示しない出力端子部及び配線が設けられている。また、端子アセンブリ250の内側には、中軸120の中軸後端部120kと、外部接続端子160とが配置されている。
外部接続端子160には、その軸線方向HJ先端側GSに円筒状の筒部162が設けられており、さらに、この筒部162の先端部162sには、中軸後端部120kが挿入されて、この中軸後端部120kに径方向HR(図3中、左右方向)に接触導通するボールベアリングのボール163が設けられており、筒部162の先端部162sとボール163と中軸後端部120kとで、接触導通機構である直線運動軸受機構10が構成されている。また、ヒータ130、中軸120、外部接続端子160及びボール163を含む直線運動軸受機構10で、これらを導通する導通経路が形成されている。これにより、中軸120と外部接続端子160とが、この直線運動軸受機構10(接触導通機構)のボール163を介して径方向HRに接触導通して、互いに電気的に導通している。また、直線運動軸受機構10は、ヒータ130及び中軸120を軸線方向HJに移動可能に支持しており、ヒータ130及び中軸120の軸線方向HJの変位が許容されている。このため、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸120と外部接続端子160との導通が維持される。
また、外部接続端子160は、端子アセンブリ250内の軸線AX上に配置されると共に、外部接続端子160と端子アセンブリ250との間に介在させた接着剤により、外部接続端子160の固定及び、外部接続端子160と端子アセンブリ250との間の封止が行われている。
なお、端子カバー260の後端部260kは縮径され、これにより、段部261が形成されている。端子アセンブリ250も同様に、後端部250kが縮径した形態とされ、端子カバー260の段部261に、端子アセンブリ250の外周に形成された肩部251が係合している。
また、外部接続端子160の軸線方向HJ先端側GSには、径方向外側に向けて拡径した拡径部161が形成され、この拡径部161は、端子アセンブリ250の内側に形成された段部252に係合している。
本実施形態1のグロープラグ1において、ヒータ130及び中軸120が本発明におけるヒータ部に相当し、中軸120の中軸後端部120kがヒータ側後端部に相当する。また、外部接続端子160の筒部162の先端部162s及びボールベアリングのボール163が直線運動軸受に相当する。
以上で説明したように、本実施形態1のグロープラグ1では、中軸120と外部接続端子160とが、接触導通機構である直線運動軸受機構10のボール163を介して径方向HRに接触導通して、互いに電気的に導通しており、これにより、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸120と外部接続端子160との導通が維持される。
このような接触導通機構10を用いることにより、ヒータ130及び中軸120に軸線方向HJの荷重を掛けることがないので、この軸線方向HJの荷重による燃焼圧の検知への影響やグロープラグ毎のばらつきを抑えることができ、燃焼圧を適切に検知可能な燃焼圧センサ付きグロープラグ1となる。
さらに、接触導通機構10として直線運動軸受機構10を用いることで、ヒータ130及び中軸120の軸線AXに直交する径方向HRの変位を規制し、ヒータ130及び中軸120と外部接続端子160とを確実に導通させつつ、ヒータ130及び中軸120の軸線方向HJの変位による外部接続端子160との間の摩擦の発生を最小限に抑えることができる。これにより、燃焼圧をより適切に検知することができる。
さらに、本実施形態1のグロープラグ1では、直線運動軸受機構10は、丸棒状(軸状)の中軸後端部120kと、この中軸後端部120kを挿入可能な外部接続端子160の筒部162の先端部162s及びボールベアリングのボール163(直線運動軸受)とからなる。
このように、中軸後端部120kを直線運動軸受機構10の一部として用いることで、より小型で安価に直線運動軸受機構10を構成することができる。
(実施形態2)
次いで、本発明の第2の実施の形態を、図4を参照しつつ説明する。図4は、本実施形態2に係る燃焼圧センサ付きグロープラグ1Aの後端部分の拡大断面図である。実施形態1のグロープラグ1では、接触導通機構として、中軸後端部120k、外部接続端子160の筒部162の先端部162s及びボールベアリングのボール163からなる直線運動軸受機構10を用いていた。これに対し、本実施形態2のグロープラグ1Aでは、実施形態1とは異なり、接触導通機構として、中軸後端部120kに径方向HRから弾性的に接触する金属の板ばね部164を備える摺動接触機構10Aを用いている。
なお、本実施形態2及びその他の実施形態において、ヒータ130や圧力センサ200等の接触導通機構以外の構造は、実施形態1のグロープラグ1と同様であるので、これらについては説明を省略する。
本実施形態2では、図4に示すように、端子アセンブリ250の内側には、中軸120の中軸後端部120kと、外部接続端子160とが配置されており、外部接続端子160には、その軸線方向HJ先端側GSに弾性を有し略V字状に曲折された1枚の板ばね部164が設けられている。この板ばね部164は、自身の軸線方向HJ先端側GSに位置し曲折の頂部をなす弾性接触部165で、中軸後端部120kに径方向HRから弾性的に接触している。
なお、板ばね部164は、弾性接触部165で中軸後端部120kに接触すると共に、中軸後端部120kと板ばね部164とは、この接触を維持しつつ、中軸後端部120kが板ばね部164に対し軸線方向HJに摺動する。また、板ばね部164及びその弾性接触部165と中軸後端部120kとで、接触導通機構である摺動接触機構10Aが構成されている。また、ヒータ130、中軸120、外部接続端子160及び摺動接触機構10Aで、これらを導通する導通経路が形成されている。
これにより、ヒータ130及び中軸120と外部接続端子160とが、接触導通機構10Aにより径方向HRに接触導通して、互いに電気的に導通している。また、これと共に、ヒータ130及び中軸120の軸線方向HJの変位が許容され、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸120と外部接続端子160との導通が維持される。
本実施形態2のグロープラグ1Aにおいて、中軸後端部120kがヒータ側後端部及び第1接触部に相当し、弾性接触部165を有する外部接続端子160の板ばね部164が第2接触部に相当する。
以上で説明したように、本実施形態2のグロープラグ1Aでは、ヒータ130及び中軸120と外部接続端子160とが、接触導通機構である摺動接触機構10Aにより径方向HRに接触導通して、互いに電気的に導通しており、これにより、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸120と外部接続端子160との導通が維持される。
このような接触導通機構10Aを用いることにより、実施形態1と同様、ヒータ130及び中軸120に軸線方向HJの荷重を掛けることがないので、この軸線方向HJの荷重による燃焼圧の検知への影響やグロープラグ毎のばらつきを抑えることができ、燃焼圧を適切に検知可能な燃焼圧センサ付きグロープラグ1となる。
さらに、本実施形態2のグロープラグ1Aでは、接触導通機構10Aは、中軸後端部120k(第1接触部)と、外部接続端子160に設けられた板ばね部164(第2接触部)とを含む摺動接触機構10Aである。なお、中軸後端部120k(第1接触部)と板ばね部164(第2接触部)とは、径方向HRからの接触を維持しつつ、中軸後端部120k(第1接触部)が板ばね部164(第2接触部)に対し軸線方向HJに摺動する。
このような中軸後端部120k(第1接触部)及び板ばね部164(第2接触部)を設けた摺動接触機構10Aを用いることにより、接触導通機構10Aをより簡易に実現することができる。
さらに、本実施形態2のグロープラグ1Aでは、外部接続端子160の軸線方向HJ先端側GSに板ばね部164(第2接触部)を設けており、この板ばね部164は、中軸後端部120k(第1接触部)に径方向HRから弾性的に接触する弾性接触部165を有している。
このような弾性接触部165を設けることにより、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸後端部120k(第1接触部)と板ばね部164(第2接触部)との接触を確実に維持しつつ摺動することができる。
さらに、本実施形態2のグロープラグ1Aでは、金属の板ばね部164を設けることにより、摺動接触機構10Aを簡易な構成とすることができる。
(実施形態3)
次いで、本発明の第3の実施の形態を、図5に示す。この図5は、本実施形態3に係る燃焼圧センサ付きグロープラグ1Bの後端部分の拡大断面図である。実施形態2のグロープラグ1Aでは、接触導通機構として、板ばね部164を1枚備え、この板ばね部164の弾性接触部165により、中軸後端部120kに1箇所で接触している摺動接触機構10Aを用いていた。これに対し、本実施形態3のグロープラグ1Bでは、接触導通機構として、板ばね部164(弾性接触部165)を複数備え、中軸後端部120kに複数箇所で接触している摺動接触機構10Bを用いている点で異なり、ヒータ部130、中軸120、外部接続端子160及び摺動接触機構10Bで、これらを導通する導通経路が形成されている。なお、本実施形態3では、板ばね部164を2枚備えて、中軸後端部120kの被接触部123に2箇所で接触する例を示したが、摺動接触機構10Bとして、さらに多くの板ばね部164(弾性接触部165)を備えていても良い。
本実施形態3のグロープラグ1Bでは、実施形態2と同様の作用効果を奏するほか、摺動接触機構10Bとして、板ばね部164及び弾性接触部165を複数備え、中軸後端部120kに複数箇所で接触しているので、中軸後端部120kと板ばね部164(弾性接触部165)との接触をより確実なものとすることができる。
(実施形態4)
次いで、本発明の第4の実施の形態を、図6を参照しつつ説明する。図6は、本実施形態4に係る燃焼圧センサ付きグロープラグ1Cの後端部分の拡大断面図である。実施形態2,3では、接触導通機構である摺動接触機構10A,10Bとして、板ばね部164を有していた。これに対し、本実施形態4のグロープラグ1Cでは、実施形態2,3の板ばね部164とは異なり、接触導通機構である摺動接触機構10Cとして、嵌合孔167をなす筒状の嵌合接触部168を有している。
本実施形態4では、図6に示すように、端子アセンブリ250の内側には、中軸120の直円柱状(直棒状)の中軸後端部120kと、外部接続端子160とが配置されており、外部接続端子160には、その軸線方向HJ先端側GSに円筒状の筒部166が設けられている。また、筒部166の内側には、中軸後端部120kとすきまばめに嵌合する嵌合孔167が形成されており、この嵌合孔167をなす筒部166のうち軸線方向HJ先端側GSの嵌合接触部168が、中軸後端部120kを径方向HR外側から包囲している。これにより、中軸後端部120kは、嵌合孔167をなす筒状の嵌合接触部168に接触、摺動する。また、筒部166には、自身を貫通して嵌合孔167に連通する空気孔169が空気抜きのために設けられている。
なお、本実施形態4では、中軸後端部120kがヒータ側後端部及び第1接触部に相当し、嵌合接触部168が第2接触部に相当する。また、中軸後端部120k(第1接触部)と嵌合接触部168(第2接触部)とで、接触導通機構である摺動接触機構10Cが構成されている。また、ヒータ130、中軸120、外部接続端子160及び摺動接触機構10Cで、これらを導通する導通経路が形成されている。
これにより、ヒータ130及び中軸120と外部接続端子160とが、接触導通機構10Cにより径方向HRに接触導通して、互いに電気的に導通している。また、これと共に、ヒータ130及び中軸120の軸線方向HJの変位が許容され、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸120と外部接続端子160との導通が維持される。
以上で説明したように、本実施形態4のグロープラグ1Cでは、中軸120と外部接続端子160とが、接触導通機構である摺動接触機構10Cにより径方向HRに接触導通して、互いに電気的に導通しており、これにより、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸120と外部接続端子160との導通が維持される。
このような接触導通機構10Cを用いることにより、実施形態1〜3と同様、ヒータ130及び中軸120に軸線方向HJの荷重を掛けることがないので、この軸線方向HJの荷重による燃焼圧の検知への影響やグロープラグ毎のばらつきを抑えることができ、燃焼圧を適切に検知可能な燃焼圧センサ付きグロープラグ1となる。
さらに、本実施形態4のグロープラグ1Cでは、直円柱状(直棒状)の中軸後端部120kを設ける一方、外部接続端子160の軸線方向HJ先端側GSに嵌合孔167をなす筒状の嵌合接触部168を設けている。そして、中軸後端部120kは、外部接続端子160の嵌合孔167にすきまばめに嵌合して、嵌合接触部168に接触、摺動する。
これにより、ヒータ130及び中軸120が軸線方向HJに変位しても、中軸後端部120kと嵌合接触部168との接触を確実に維持しつつ摺動することができる。
また、このような中軸後端部120k及び嵌合接触部168を設けることにより、接触導通機構である摺動接触機構10Cをより簡易に実現することができる。
以上において、本発明を実施形態1〜4に即して説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態1〜4では、グロープラグ1は、ヒータ130として、シースヒータを備えたいわゆるメタルグロープラグを例示した。しかし、グロープラグとしては、これに限られず、ヒータとして、セラミックヒータを備えたいわゆるセラミックグロープラグを用いても良い。
また、実施形態1〜4では、圧力検知素子215としてピエゾ抵抗型素子を用いたが、圧力検知素子としては、圧電素子等を用いることもできる。
また、実施形態1では、直線運動軸受としてボールベアリングを用いたが、リニアブッシュ、リニアローラーベアリングなど、その他の直動軸受を用いても良い。
また、実施形態1では、ヒータ側後端部である中軸後端部120kの形状を丸棒状としたが、中軸後端部120kは軸状であれば良く、例えば、角棒状など、その断面が多角形をなすものであっても良い。
また、実施形態2,3では、摺動接触機構10A,10Bとして、弾性接触部165を有する板ばね部164(第2接触部)を外部接続端子160に設ける一方、ヒータ側後端部である棒状の中軸後端部120k(第1接触部)に板ばね部164の弾性接触部165が径方向HR外側から弾性的に接触摺動させる構成とした(図4,図5参照)。しかし、中軸後端部120kを筒状に形成し、この筒状の中軸後端部120k(第1接触部)に、外部接続端子160に設けた板ばね状の弾性接触部(第2接触部)を径方向HR内側から弾性的に接触摺動させる構成としても良い。また、これらとは逆に、ヒータ側後端部である中軸後端部120kに板ばね状の弾性接触部を設けて、この中軸後端部120kに設けた弾性接触部(第1接触部)を、外部接続端子160に設けた棒状の第2接触部に径方向HR外側からまたは筒状の第2接触部に径方向HR内側から弾性的に接触摺動させる構成としても良い。
また、実施形態4では、摺動接触機構10Cとして、筒状の嵌合接触部168(第2接触部)を外部接続端子160に設ける一方、ヒータ側後端部である直円柱状(直棒状)の中軸後端部120k(第1接触部)に嵌合接触部168が径方向HR外側から接触する構成とした(図6参照)。しかし、これとは逆に、ヒータ側後端部である中軸後端部120kに筒状の嵌合接触部を設けて、この中軸後端部120kに設けた嵌合接触部(第1接触部)が、外部接続端子160に設けた直棒状の第2接触部に径方向HR外側から接触する構成としても良い。
また、実施形態1では、中軸120と外部接続端子160とを導通する導通経路中にボールベアリングのボール163を介在させたが、このボール163が設けられた外部接続端子160の筒部162は、外部接続端子160と一体とされていた。また、ボール163は、中軸120の中軸後端部120kに直接、径方向HRに接触導通していた。
しかし、ボール163を、外部接続端子160に導通する別の部材に設けても良く、また、ボール163を、中軸120に導通し従動する別の部材に接触導通させても良い。
また、実施形態2,3の板ばね部164や実施形態4の嵌合接触部168も、外部接続端子160と一体とされて、それぞれ中軸後端部120kに直接、径方向HRに接触導通していた。
しかし、中軸120と外部接続端子160を導通する導通経路中に、中軸120に導通し従動する別の部材や、外部接続端子160に導通する別の部材を有していても良く、接触導通機構は、中軸120またはこれに導通する部材と外部接続端子160またはこれに導通する部材とを、直接にまたはボールベアリングのボール163のような別部材を介して間接に、径方向HRに接触導通させるものであれば良い。
AX 軸線
HJ 軸線方向
GS 先端側
GK 後端側
HR 径方向
1,1A,1B,1C 燃焼圧センサ付きグロープラグ(グロープラグ)
10 直線運動軸受機構(接触導通機構)
10A,10B,10C 摺動接触機構(接触導通機構)
100 ハウジング
110 主体金具(ハウジング)
120 中軸(ヒータ部)
120k 中軸後端部(ヒータ側後端部,第1接触部)
130 ヒータ(ヒータ部)
130s ヒータ先端部
150 先端キャップ(ハウジング)
150s (先端キャップ(ハウジング)の)先端
160 外部接続端子
162 筒部
162s (筒部の)先端部(直線運動軸受)
163 ボールベアリングのボール(直線運動軸受)
164 板ばね部(第2接触部)
165 弾性接触部
167 嵌合孔
168 嵌合接触部(第2接触部)
190 内筒
190s (内筒の)先端部(ハウジング)
191 フランジ部(ハウジング)
192 内筒本体(圧力センサ)
200 圧力センサ
210 センサ本体(圧力センサ)
215 圧力検知素子(検知素子)
220 伝達スリーブ(圧力センサ)

Claims (8)

  1. 自身の軸線に沿う軸線方向に延びる筒状のハウジングと、
    自身のヒータ先端部を上記ハウジングの先端から突出させて、上記軸線方向に変位可能に上記ハウジング内に配置され、通電により上記ヒータ先端部が発熱するヒータ部と、
    上記ヒータ部よりも上記軸線方向の後端側に位置し上記ハウジングと絶縁された状態でこれに固定された外部接続端子と、
    上記ハウジングに対する上記ヒータ部の上記軸線方向の変位から燃焼圧を検知する圧力センサとを備え、
    上記ヒータ部と上記外部接続端子とを導通する導通経路中に、
    上記ヒータ部の上記軸線方向の変位を許容し、かつ、
    上記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材と上記外部接続端子またはこれに導通する部材とを、直接にまたはこれらとは別部材を介して間接に、上記軸線に直交する径方向に接触導通させて、上記ヒータ部が上記軸線方向に変位しても、上記軸線方向の変位による上記軸線方向への荷重を発生させることなく、上記導通経路の導通を維持する接触導通機構を有する
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
  2. 請求項1に記載の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、
    前記接触導通機構は、
    前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材を前記軸線方向に変位可能に支持する直線運動軸受機構である
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
  3. 請求項2に記載の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、
    前記直線運動軸受機構は、
    前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材のうち前記軸線方向後端側に位置し、軸状とされたヒータ側後端部と、
    前記外部接続端子またはこれに導通する部材に設けた、上記ヒータ側後端部を挿入可能な直線運動軸受とからなる
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
  4. 請求項1に記載の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、
    前記接触導通機構は、
    前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材に設けられた第1接触部と、
    前記外部接続端子またはこれに導通する部材に設けられた第2接触部とを含み、
    上記第1接触部と上記第2接触部とは、一方が他方に前記径方向から接触し、かつ、この接触を維持しつつ、上記第1接触部が上記第2接触部に対し前記軸線方向に摺動する摺動接触機構である
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
  5. 請求項4に記載の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、
    前記第1接触部は、
    前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材のうち前記軸線方向後端側に位置するヒータ側後端部であり、
    前記第2接触部は、
    前記外部接続端子またはこれに導通する部材のうち前記軸線方向先端側に位置し、上記ヒータ側後端部に前記径方向から弾性的に接触する弾性接触部を有する
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
  6. 請求項5に記載の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、
    前記第2接触部は、
    金属の板ばね部である
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
  7. 請求項5または請求項6に記載の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、
    前記第2接触部は、
    前記弾性接触部を複数備え、前記ヒータ側後端部に複数箇所で接触してなる
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
  8. 請求項4に記載の燃焼圧センサ付きグロープラグであって、
    前記第1接触部は、
    前記ヒータ部またはこれに導通し従動する部材のうち前記軸線方向後端側に位置し、直棒状とされたヒータ側後端部であり、
    前記第2接触部は、
    前記外部接続端子またはこれに導通する部材のうち前記軸線方向先端側に位置し、上記ヒータ側後端部とすきまばめに嵌合する嵌合孔をなし、上記ヒータ側後端部を径方向外側から包囲する筒状の嵌合接触部である
    燃焼圧センサ付きグロープラグ。
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