JP6150116B2 - ラックブッシュ - Google Patents

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Description

この発明は、車両の転舵機構のラック軸を支持するラックブッシュに関する。
下記特許文献1で開示された軸受機構は、円筒状の内周面を有したハウジングと、ハウジング内に挿着されていると共に円筒状の外周面を有したラック軸と、ハウジングの内周面とラック軸の外周面との間に介在された滑り軸受(いわゆるラックブッシュ)とを具備している。ラック軸は、軸方向に移動自在である。滑り軸受は、円筒状の軸受本体と、軸受本体の内側に設けられた摺動面とを具備している。軸受本体は、摺動面を介してラック軸の外周面に装着されている。
特開2009−103206号公報
特許文献1の軸受機構において、ラック軸の外周面は、滑り軸受の摺動面と摺動する。そのため、ラック軸の外周面と滑り軸受の摺動面との間には、摩擦が発生する。当該摩擦を低減するためには、ラック軸の外周面と滑り軸受の摺動面との間にグリース等の潤滑剤を用いることが一般的である。しかし、当該軸受機構において、滑り軸受とラック軸との間には、潤滑剤を保持するための構成が存在しない。そのため、摺動を繰り返すことでラック軸の外周面と滑り軸受の摺動面との間から潤滑剤がなくなってしまう虞がある。ラック軸の外周面と滑り軸受の摺動面との間から潤滑剤がなくなった状態でラック軸を動かすために操舵部材を操舵すると、ラック軸の外周面と滑り軸受の摺動面との間の摩擦によって、異音が発生する等の不具合が生じる虞がある。
この発明は、かかる背景のもとでなされたものであり、ラック軸とラックブッシュとの間での潤滑性の向上を図ることができるラックブッシュを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、操舵部材(2)の操舵に応じて軸方向(X)に移動することによって転舵輪(13)を転舵させるラック軸(8)と、前記ラック軸を収容するハウジング(9)との間に介在され、前記ラック軸を前記軸方向に移動可能に支持するラックブッシュ(10)であって、前記ラック軸に対して外嵌される筒状であって、前記軸方向に移動する前記ラック軸に摺擦する内周面(14D)を有するブッシュ本体(14)と、前記ブッシュ本体の内周面に設けられ、前記軸方向と直交する周方向(C)に沿って延びる溝(18)、および、前記周方向に並ぶ複数の穴(19)の少なくとも一方で構成され、潤滑剤(20)を溜めるための溜まり部(16)と、を含み、前記ブッシュ本体が、前記軸方向に沿って半割されていて、一対の半割部分(21,22,30)を含み、前記ブッシュ本体に設けられ、前記一対の半割部分を互いに接続させる接続部(23)をさらに含み、前記接続部が、前記一対の半割部分における前記軸方向の端部(21C,21D,22C,22D)同士の間に架設されていることを特徴とする、ラックブッシュである。
請求項2記載の発明は、前記溜まり部は、前記ブッシュ本体の内周面において、前記周方向における全域に設けられていることを特徴とする、請求項1記載のラックブッシュである。
請求項3記載の発明は、前記溜まり部の深さ(d,d)は、前記ブッシュ本体の肉厚(t,t)以下であることを特徴とする、請求項1または2記載のラックブッシュである。
請求項記載の発明は、前記接続部は、前記ブッシュ本体の肉厚よりも薄いことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のラックブッシュである
請求項記載の発明は、前記ラックブッシュは、射出成形により成形されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のラックブッシュである。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
請求項1記載の発明によれば、操舵部材の操舵に応じて、ラック軸が軸方向に移動する際、ラックブッシュでは、ブッシュ本体の内周面とラック軸とが摺擦する。摺擦による摩擦低減のため、ブッシュ本体の内周面とラック軸との間に潤滑剤を設けることが想定される。ここで、ブッシュ本体の内周面には、潤滑剤を溜めるための溜まり部が設けられている。
溜まり部は、ラック軸の軸方向と直交する周方向に沿って延びる溝、および、当該周方向に並ぶ複数の穴の少なくとも一方で構成されている。そのため、ブッシュ本体の内周面の溜まり部に潤滑剤を予め溜めておいた状態で、ラックブッシュをラック軸に取り付けることができる。
溜まり部に潤滑剤が溜まった状態で、ラック軸が軸方向への移動を繰り返したとしても、潤滑剤は、溜まり部から、ブッシュ本体とラック軸との間へ、当該周方向における広い範囲に亘って提供され続ける。
よって、ラック軸とラックブッシュとの間での潤滑性の向上を図ることができる。
また、ブッシュ本体は、軸方向に沿って半割された一対の半割部分を組み合わせることで構成されている。この場合、筒状のブッシュ本体の内周面に溜まり部を形成するよりも、個々に溜まり部が形成された一対の半割部分を組み合わせる方が、溜まり部を有するラックブッシュの製造が容易であり、その分、溜まり部を設けるためのコストの低減を図れる。
また、一対の半割部分は接続部を介して一体化されている。これにより、ラックブッシュの部品点数を削減できるので、ラックブッシュをラック軸に取り付ける際の作業性の向上を図れる。
また、接続部は、半割部分の軸方向の端部に設けられているので、折れ曲がりやすい。そのため、接続部を折り曲げて一対の半割部分を容易に組み合わせることで、ラックブッシュを速やかに完成させることができる。さらに、半割部分の軸方向の端部に設けられた接続部は、目立たないので、ラック軸に対してブッシュ本体が外嵌された後において、他の部品と干渉することがない。
請求項2記載の発明によれば、溜まり部は、ブッシュ本体の内周面において、周方向の全域に設けられているため、潤滑剤をラック軸の周方向における全域へと確実に行き渡らせることができる。よって、ラック軸とラックブッシュとの間での潤滑性の更なる向上を図ることができる。
請求項3記載の発明によれば、溜まり部は、ブッシュ本体を貫通していない程度に深いので、より多くの潤滑剤を溜めることができ、その一方で、溜まり部がブッシュ本体を貫通していないことにより、ブッシュ本体は、溜まり部の形成による剛性の低下を抑制することができる
求項記載の発明によれば、接続部は、ブッシュ本体の肉厚よりも薄いので、折れ曲がりやすい。そのため、接続部を折り曲げて一対の半割部分を容易に組み合わせることで、ラックブッシュを速やかに完成させることができる。
請求項記載の発明のように、ラックブッシュは、射出成形により成形してもよい。ラックブッシュのブッシュ本体は、請求項記載の発明のように、一対の半割部分を組み合わせることで構成されている。そのため、個々に溜まり部が形成された一対の半割部分を単純な射出プレス成形により成形してから組み合わせることによって、溜まり部を有するラックブッシュを容易に大量生産することができる。
図1は、本発明の一実施形態のステアリング装置1の概略平面図である。 図2は、図1の要部を拡大した図である。 図3は、ラックブッシュ10を軸方向Xに沿った切断面で切断したときの断面図である。 図4は、一対の半割部分30を180°離れるように展開した状態でのラックブッシュ10の斜視図である。 図5は、一対の半割部分30が閉じることで完成した状態でのラックブッシュ10の斜視図である。 図6は、射出成形機により成形した直後の一対の半割部分30の断面図である。 図7は、図4に本発明の変形例を適用した図である。 図8は、図5に本発明の変形例を適用した図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のステアリング装置1の概略平面図である。
図1を参照して、ステアリング装置1は、操舵部材2と、ステアリングシャフト3と、自在継手4と、中間軸5と、自在継手6と、ピニオン軸7と、ラック軸8と、ハウジング9とを主に含んでいる。
操舵部材2として、たとえば、ステアリングホイールを用いることができる。操舵部材2には、ステアリングシャフト3の一端が連結されている。ステアリングシャフト3の他端と中間軸5の一端とが自在継手4によって連結されている。また、中間軸5の他端とピニオン軸7の一端とが自在継手6によって連結されている。ステアリングシャフト3と、中間軸5と、ピニオン軸7とは、同一直線上に存在しない。
ピニオン軸7の他端にはピニオン7Aが一体的に設けられている。ラック軸8は、車両の幅方向(図1の左右方向)に延びる略円柱の棒状である。
ラック軸8の外周面8Bには、ピニオン7Aと噛み合うラック8Aが形成されており、ピニオン軸7およびラック軸8によってラックアンドピニオン機構からなる転舵機構Aが構成されている。ラック軸8は、ハウジング9に収容されており、ラック軸8の両端部は、ハウジング9の両側へ突出し、各端部にはそれぞれ継手11を介してタイロッド12が結合されている。各タイロッド12は対応するナックルアーム(図示せず)を介して対応する転舵輪13に連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転がピニオン7Aおよびラック8Aによって、軸方向Xに沿ってラック軸8の直線運動に変換される。これにより、転舵輪13の転舵が達成される。このように、ラック軸8は、操舵部材2の操舵に応じて軸方向Xに移動することによって転舵輪13を転舵させることができる。
ここで、ラック軸8が延びる方向を軸方向Xとし、軸方向Xに垂直な方向のうち図1の紙面に向かって延びる方向を前後方向Yとし、軸方向Xに垂直な方向のうち図1の上下に延びる方向を上下方向Zとする。軸方向Xは、車両の幅方向(図1の左右方向)と同じであり、前後方向Yは、車両の前後方向と同じであり、上下方向Zは、車両の上下方向とほぼ同じである。また、車両の前側は、前後方向Yにおける紙面手前側であり、車両の後側は、前後方向Yにおける紙面奥側である。
ハウジング9は、車体に固定される略円筒体である。ハウジング9は、ラック軸8を軸方向Xに沿って直線往復動可能に収容している。ハウジング9は、ラック軸8の径方向に間隔を隔てて配置されている。ハウジング9は、一端部(図1における軸方向Xの左側の端部)9Aと他端部(図1における軸方向Xの右側の端部)9Bとを含んでいる。この実施形態に係るラックブッシュ10は、ハウジング9の一端部9Aおよび他端部9Bの両方に配置され、ラック軸8を軸方向Xに移動可能に支持している。
図2は、図1の要部を拡大した図である。図2は、図1と同じ姿勢である。また、図2は、ハウジング9の一端部9A周辺を示したものであり、以下では、ハウジング9の一端部9A周辺の部材についてのみ説明するが、他端部9B周辺の部材については、一端部9A周辺の部材構成と、車両の幅方向(軸方向X)における中心を挟んで対称となるように構成されている。
以下では、図1に加えて図2も参照して説明する。
図2を参照して、ラックブッシュ10は、ブッシュ本体14と、係止部15と、溜まり部16とを含んでいる。
ブッシュ本体14は、軸方向Xに延びる筒状である。ブッシュ本体14は、図2における軸方向Xの左側(図1における車両の幅方向の左側)の第1部分14Aと、図2における軸方向Xの右側(車両の幅方向における中心側であって、図1における右側)の第2部分14Bとを含んでいる。第1部分14Aは、第2部分14Bよりも大径である。ブッシュ本体14の外周面14Cは、第1部分14Aと第2部分14Bとの境界において、第1部分14Aから第2部分14Bに向かって縮径している。第1部分14Aの径方向における厚みである肉厚tは、第2部分14Bの肉厚tよりも大きい。ブッシュ本体14(ラックブッシュ10)は、ラック軸8に対して同軸状で外嵌された状態で、ハウジング9に収容されている。この状態で、ブッシュ本体14(ラックブッシュ10)は、ラック軸8とハウジング9との間に介在されている。また、この状態では、ブッシュ本体14の外周面14Cは、第1部分14Aおよび第2部分14Bの両部分においてハウジング9の内周面9Cに接している。内周面9Cは、ブッシュ本体14に沿うように第1部分14Aと第2部分14Bとの境界において、第1部分14Aから第2部分14Bに向かって縮径している。また、ブッシュ本体14における内周面14Dは、第1部分14Aおよび第2部分14Bの両部分(つまり、軸方向Xにおける全域)において、ラック軸8の外周面8Bと接している。
ここで、ブッシュ本体14の外周面14Cおよび内周面14Dのそれぞれの周方向に符号「C」を付し、外周面14Cおよび内周面14Dのそれぞれの径方向に符号「R」を付すことにする。周方向Cは、径方向Rから見て、軸方向Xと直交している。
係止部15は、第1部分14Aの外周面14Cから径方向Rにおける外側へ突出した爪状の突起である。係止部15は、たとえば、ブッシュ本体14の周方向(ラック軸8の周方向でもある)Cにおいて180°隔てて(図2においてはラック軸8を挟んで上下方向Zに隔てて)2つ形成されている。ここで、ハウジング9の内周面9Cでは、各係止部15と一致する部分に、係止穴17が1つずつ形成されている。各係止部15は、係止穴17に対して係合している。これにより、ラックブッシュ10がハウジング9内で軸方向Xおよび周方向Cにおいて位置決めされている。
図3は、ラックブッシュ10を軸方向Xに沿った切断面で切断したときの断面図である。ここで、図3の姿勢は、図2と同じである。図3では、ラック軸8を鎖線で示してある。
以下では、図1および図2に加えて図3も参照して説明する。
図3を参照して、溜まり部16は、ブッシュ本体14の内周面14Dに設けられた溝18および穴19を含んでいる。
溝18は、ブッシュ本体14の内周面14Dに設けられている。溝18は、軸方向Xにおいて、係止部15よりもラック8A側(ラック軸8の軸方向Xにおける中心側)に複数(ここでは2本)設けられている。これらの溝18は、軸方向Xに間隔を隔てて並んでいる。溝18は、軸方向Xと直交する周方向Cに沿って延びており、その深さdは、ブッシュ本体14の肉厚t,t以下である。詳しくは、この実施形態の溝18は、第1部分14Aに設けられているので、溝18の深さdは、第1部分14Aにおけるブッシュ本体14の肉厚t以下である。溝18は、内周面14Dにおいて、周方向Cにおける全域に延びている。
穴19は、径方向Rの内側から見て円形状をなす凹部(いわゆるボールインテンド)であり、径方向Rの外側へ略半球状に窪んでいる。穴19は、内周面14Dにおいて、複数設けられている。また、複数の穴19は、内周面14Dにおいて、溝18が設けられている部分には、設けられておらず、2つの溝18によって軸方向Xにおいて区切られた3つの領域S,S,Sに設けられている。各領域において、複数の穴19は、互いに等間隔を隔てており、ブッシュ本体14の周方向Cにおいては、一定の間隔Pを隔てて並ぶ列Lをなしている。穴19の列Lは、図3において最も左側(係止部15側)の領域Sでは、1列だけ配置されており、2つの溝18の間の領域Sでは、軸方向Xに並んで2列配置されている。そして、穴19の列Lは、図3において最も右側(ラック軸8の軸方向Xにおける中心側)の領域Sには、軸方向Xに並んで3列配置されている。
穴19の列Lが複数存在する領域SおよびSのそれぞれにおいて、複数の穴19は、全体として千鳥状に配置されている。具体的には、軸方向Xに隣り合う2つの列Lは、穴19の内径Dと同程度の大きさの間隔Pを隔てている。また、軸方向Xに隣り合う列Lの穴19同士は、間隔Pの略半分にあたる間隔Pだけ周方向Cにずれている。そのため、領域SおよびSのそれぞれにおいて、複数の穴19は、周方向Cにおける全域に分布していることになる。また、穴19の深さdは、ブッシュ本体14の肉厚t,t以下である。詳しくは、第1部分14Aに設けられた穴19の深さdは、第1部分14Aにおけるブッシュ本体14の肉厚t以下であり、第2部分14Bに設けられた穴19の深さdは、第2部分14Bにおけるブッシュ本体14の肉厚t以下である。
このように、溜まり部16は、ブッシュ本体14の内周面14Dにおいて、周方向Cにおける全域に設けられている。溝18と穴19とは、軸方向Xの全域において、一定の間隔を持って交互に設けられている。また、溜まり部16の深さd,dは、ブッシュ本体14の肉厚t,t以下である。その一方で、溜まり部16がブッシュ本体14を貫通していないことにより、ブッシュ本体14は、溜まり部16の形成による剛性の低下を抑制することができる。
ユーザが車両を運転する際には、ラック軸8は、軸方向Xに何度も往復移動する。ここで、ブッシュ本体14の内周面14D(溜まり部16が形成された部分を除く)は、ラック軸8の外周面8Bに面接触している。また、ラックブッシュ10は、前述したラックブッシュ10の係止部15とハウジング9の係止穴17との係合によって、軸方向Xの動きを規制されている。そのため、内周面14Dは、ラック軸8が動くたびに、ラック軸8に摺擦する。そのため、ラック軸8とブッシュ本体14との間には、摺擦による摩擦を低減するためにグリースなどの潤滑剤20(各図におけるドット部分)が設けられている。
潤滑剤20は、ラックブッシュ10がラック軸8に対して外嵌される前に、ブッシュ本体14の内周面14Dに塗布される。前述したように、ラックブッシュ10には、溜まり部16が設けられている。溜まり部16は、潤滑剤20を溜めるためのものである。そのため、ブッシュ本体14の内周面14Dの溜まり部16に潤滑剤20を予め溜めておいた状態で、ラックブッシュ10をラック軸8に取り付けることができる。また、溜まり部16は、ブッシュ本体14を貫通していない程度に深いので、より多くの潤滑剤20を溜めることができる。この状態では、ブッシュ本体14の内周面14Dとラック軸8との間には、潤滑剤20が介在されている。ユーザが何度も操舵部材2を操舵すると、内周面14Dに塗布された潤滑剤20は、徐々にラック軸8上に延ばされる。しかし、潤滑剤20は、溜まり部16に十分存在しているため、ラック軸8が軸方向Xへの移動を繰り返したとしても、潤滑剤20は、溜まり部16から、ブッシュ本体14とラック軸8との間へ、周方向Cにおける広い範囲に亘って提供され続ける。そのため、潤滑剤20は、ラック軸8と内周面14Dとが摺擦する領域において、不足することがない。よって、ラック軸8とラックブッシュ10との間での潤滑性の向上を図ることができる。
また、溜まり部16は、ブッシュ本体14の内周面14Dにおいて、周方向Cの全域に設けられているため、潤滑剤20をラック軸8の周方向Cにおける全域へと確実に行き渡らせることができる。これにより、ラック軸8とラックブッシュ10との間での潤滑性の更なる向上を図ることができる。
次に、車両への組み付けに関して、ラックブッシュ10の構造をさらに詳しく説明する。
図4は、一対の半割部分30を180°離れるように展開した状態でのラックブッシュ10の斜視図である。図5は、一対の半割部分30が閉じることで完成した状態でのラックブッシュ10の斜視図である。
以下では、図1〜図3に加えて図4および図5も参照して説明する。
図4を参照して、車両に組み付ける前(ラック軸8に対して外嵌される前)のラックブッシュ10(ブッシュ本体14)は、軸方向Xに沿って半割されていて、一対の半割部分30を含んでいる。一対の半割部分30は、それぞれ半円筒状である。各半割部分30は、ブッシュ本体14の周方向Cにおいて係止部15が形成されている部分から90°ずれた部分を軸方向Xに沿って2分割したものである。筒状のブッシュ本体14の内周面14Dに溜まり部16を形成するよりも、このように、個々に溜まり部16が形成された一対の半割部分30を組み合わせる方が、溜まり部16を有するラックブッシュ10の製造が容易であり、その分、溜まり部16を設けるためのコストの低減を図れる。
ここで、図4における各半割部分30の軸方向は、図3における軸方向Xと一致している。また、図3における軸方向Xの左側が図4における左手前側であり、図3における軸方向Xの右側が図4における右奥側である。また、図5におけるブッシュ本体14は、図4の場合と同じ視点から見たときの姿勢で示されている。
一対の半割部分30の中心軸(円弧中心を通る仮想線)は、共に軸方向Xに一致しているので、互いに平行である。一対の半割部分30は、軸方向Xと直交する方向に並んでおり、軸方向Xにおいて同じ位置に配置されている。一対の半割部分30において、図4における右手前側を第1半割部分21とし、図4における左奥側を第2半割部分22とする。
ここで、一対の半割部分30が互いに近づく方向を「内側」とし、一対の半割部分30が互いに離れる方向を「外側」とする。第1半割部分21の内側の端面(軸方向Xに細長い平坦面)には、符号「21A」を付し、第1半割部分21の外側の端面(軸方向Xに細長い平坦面)には、符号「21B」を付すことにする。また、第1半割部分21において、軸方向Xで第1部分14A側の端部には、符号「21C」を付し、軸方向Xで第2部分14B側の端部には、符号「21D」を付すことにする。また、第2半割部分22の内側の端面(軸方向Xに細長い平坦面)には、符号「22A」を付し、第2半割部分22の外側の端面(軸方向Xに細長い平坦面)には、符号「22B」を付すことにする。また、第2半割部分22において、軸方向Xで第1部分14A側の端部には、符号「22C」を付し、第2半割部分22において、軸方向Xで第2部分14B側の端部には、符号「22D」を付すことにする。一対の半割部分30(ブッシュ本体14)には、端部21D付近の端面21Aおよび端部22D付近の端面22Aを互いに接続させる接続部23が設けられている。接続部23は、図4では湾曲した薄板状であって、端部21Dと端部22Dとの間においてブリッジ状になっており、一対の半割部分30と一体的に成形されている。このように、接続部23は、一対の半割部分30の並び方向に延びていて、一対の半割部分30における軸方向Xの端部である端部21Dおよび22D同士の間に架設されている。つまり、接続部23は、ブッシュ本体14において局所的に設けられている。
図4の状態において、接続部23を曲げることで一対の半割部分30を互いに接近させると、図5に示すようにラックブッシュ10が完成する。この状態で、端面21Aと端面22Aとは、周方向Cにおいて互いに対向し、端面21Bと端面22Bとは、周方向Cにおいて互いに対向している。接続部23によって、一対の半割部分30同士は、相対移動が規制されているため、これらの半割部分30を互いにずれないように移動させることができる。そのため、ラックブッシュ10をラック軸8に対して外嵌する際、作業者は、半割部分30同士を位置合わせする手間を省くことができる。このように、接続部23は、一対の半割部分30を互いに接続させている。これにより、ラックブッシュ10の部品点数を削減できるので、ラックブッシュ10をラック軸8に取り付ける際の作業性の向上を図れる。また、接続部23は、一対の半割部分30において局所的に設けられているので、接続部23を折り曲げて一対の半割部分30を容易に組み合わせることで、ラックブッシュ10を速やかに完成させることができる。
ここで、ラックブッシュ10の材料としては、ポリエステルなどのエラストマー材を用いることが望ましい。ポリエステルなどのエラストマー材を用いることで、接続部23の破損を防ぐことができる。その他には、摺動特性の良いポリアセタール材を適用することも可能である。
また、接続部23は、ブッシュ本体14の肉厚(ここでは、最も薄い肉厚t)よりも薄く、板厚方向には、折れ曲がりやすい。そのため、接続部23を折り曲げて一対の半割部分30を容易に組み合わせることで、ラックブッシュ10を速やかに完成させることができる。なお、図4において、接続部23の大きさは、誇張されており、実際の大きさを示すものではない。そのため、接続部23を曲げてブッシュ本体14を円形状にした状態では、接続部23は、図5のように、外周面14Cから外側に突出することはなく、外周面14Cと滑らかに接続されている。このように、一対の半割部分30の軸方向Xの端部21Dおよび端部22Dに設けられた接続部23は、目立たない。このことは、後述する図6〜図8においても当てはまる。そのため、ラック軸8に対してブッシュ本体14が外嵌された後において(図3参照)、接続部23は、図5に示すように径方向Rに突出しておらず、他の部品と干渉することがない。
図6は、射出成形機により成形した直後の一対の半割部分30の断面図である。ここで、図6における紙面に向かう方向は、図4における軸方向Xと一致している。また、図4における軸方向Xの左手前側が図6における紙面の手前であり、図4における軸方向Xの右奥側が図6における紙面の奥側である。
図6を参照して、ラックブッシュ10は、下側の第1金型24と上側の第2金型25とによって区画された空間に樹脂を流し込んで成形する射出成形によって成形されている。図示しないが、第2金型25には、溝18を成形するためのリブ(凸条)と、穴19を成形するための半球状の凸部とが形成されている。また、接続部23によって連結された一対の半割部分30は、ここでの射出成型の際に、一対の半割部分30とともに一体的に成形される。これにより、個々に溜まり部16が形成された一対の半割部分30を単純な射出プレス成形により成形してから組み合わせることによって、溜まり部16を有するラックブッシュ10を容易に大量生産することができる。
ここで、溜まり部16(溝18および穴19)は、ブッシュ本体14の内周面14Dから径方向Rの外側へ向かって形成されている(図5参照)。そのため、半割形状でない円筒状のラックブッシュ10の溜まり部16を射出成形(いわゆる射出プレス成形)によって成形する場合は、金型を溝18および穴19(周方向C)に対して垂直(軸方向X)に抜かなければならない。このような成形方法では、金型の抜きを考慮した場合には、溜まり部16の深さd,dを十分に確保するのは困難である。
一方、溜まり部16の深さ方向(径方向R)へ金型を抜くことができるスライド型(図示しない)の射出成形であれば、目標の深さを有する溜まり部16を形成できる。ただし、スライド型では、プレス型(射出プレス成形)よりも多くの金型が必要となるうえ、各金型を複雑に動かさねばならないので、一回の成形で作成できるラックブッシュ10の数が少ない。
しかし、ブッシュ本体14は、一対の半割部分30として成形されることで、一度の射出プレス成形で大量生産できるので、作業工数の低減に寄与することができる。
次に、本発明の変形例について説明する。
図7は、図4に本発明の変形例を適用した図である。図8は、図5に本発明の変形例を適用した図である。ここで、図7および図8の姿勢は、図4と一致している。なお、上記に説明した部材と同様の部材には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
以下では、図1〜6に加えて図7および図8も参照して説明する。
図7を参照して、本発明の変形例における一対の半割部分30は、軸方向Xに並んでいて、互いの境界を中心として対称になっていて、全体として1つの半円筒を構成している。詳しくは、第1半割部分21における端面21Aと、第2半割部分22における端面22Aとは、軸方向Xに沿った同一直線上に配置されていて、第1半割部分21における端面21Bと、第2半割部分22における端面22Bとは、軸方向Xに沿った同一直線上に配置されている。
変形例における接続部23は、一対の半割部分30のそれぞれにおいて、2箇所に形成されていて、軸方向Xに延びている。一方の接続部23は、端部21C側の端面21Aと端部22C側の端面22Aとを互いに接続している。他方の接続部23は、端部21C側の端面21Bと端部22C側の端面22Bとを互いに接続している。このように、接続部23は、一対の半割部分30において軸方向Xの端部21C,22C同士の間に架設されている。また、各半割部分30の係止部15は、図示されていないが、各半割部分30において、互いの境界側の端部21C,22Cに設けられている。
図8を参照して、ラックブッシュ10は、図7の状態から接続部23が折り曲げられる途中または折り曲げられた後に、ラック軸8に挿通されることで、ラック軸8に対して外嵌される。この状態で、端面21Aと端面22Aとは、周方向Cにおいて互いに対向し、端面21Bと端面22Bとが周方向Cにおいて互いに対向している。また、一対の半割部分30同士の相対移動は、接続部23によって規制されている。そのため、ラックブッシュ10を、一対の半割部分30同士が互いにずれることなく移動させることができる。そのため、ラックブッシュ10をラック軸8に対して外嵌する際、一対の半割部分30を互いに位置合わせする手間を省くことができる。また、接続部23は、ブッシュ本体14の肉厚t,tよりも薄いため、板厚方向には、弾性的に変形する。そのため、接続部23は、容易に折り曲げられることができ、作業性の向上に寄与することができる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、図3を参照して、溜まり部16は、必ずしも溝18および複数の穴19の両方を含んでいる必要はなく、少なくとも一方で構成されていてもよい。
また、溝18は、ブッシュ本体14の内周面14Dに必ずしも2個形成されている必要はなく、1つだけ形成されていることもあり得るし、3つ以上形成されていることもあり得る。また、溝18は、周方向Cの全域に形成されていることが好ましいが、厳密に全域に形成されていなくてもよい。
また、複数の穴19は、内周面14Dおいて等間隔に形成されているが、等間隔でない場合もあり得るし、厳密に周方向Cの全域に亘って分散していないこともあり得る。
また、穴19の内径Dは、複数の穴19においてそれぞれ違っていることもあり得る。
また、第1半割部分21の端面21Aと、第2半割部分22の端面22Aとには、ラック軸8に対してラックブッシュ10が外嵌された状態(ラックブッシュ10の円筒状の形状)を維持するためのロック機構(凹凸の嵌め込みなど)が設けられていてもよい。同様に、第1半割部分21の端面21Bと、第2半割部分22の端面22Bとにも、当該ロック機構が設けられていてもよい。その場合、ラック軸8に対してラックブッシュ10を取り付ける工程の作業性の向上に寄与する。
また、接続部23は、必ずしも端面21A、端面22A、端面21Bおよび端面22Bに設けられている必要はなく、一対の半割部分30の軸方向Xにおける端部同士(端部21Cと端部22Cとの間や、端部21Dと端部22Dとの間)を連結できればよい。
また、図4を参照して、実施例における接続部23は、必ずしも端部同士を連結している必要はなく、端部21Cと端部21Dとの間(端部22Cと端部22Dとの間でもある)で一対の半割部分30を連結していればよい。たとえば、端部21Cと端部21Dとの真ん中であってもよい。また、接続部23は、必ずしも1つである必要はなく、端部21Cと端部21Dとの間で複数設けられていてもよい。
また、図7を参照して、変形例における接続部23は、必ずしも端部21Cと端部22Cとの間に2つ設けられている必要はなく、どちらか1つだけ設けられていてもよい。
2…操舵部材、8…ラック軸、9…ハウジング、10…ラックブッシュ、13…転舵輪、14…ブッシュ本体、14D…内周面、16…溜まり部、18…溝、19…穴、20…潤滑剤、21…第1半割部分、21C…端部、21D…端部、22…第2半割部分、22C…端部、22D…端部、23…接続部、30…半割部分、X…軸方向、C…周方向、d…深さ、d…深さ、t…肉厚、t…肉厚

Claims (5)

  1. 操舵部材の操舵に応じて軸方向に移動することによって転舵輪を転舵させるラック軸と、前記ラック軸を収容するハウジングとの間に介在され、前記ラック軸を前記軸方向に移動可能に支持するラックブッシュであって、
    前記ラック軸に対して外嵌される筒状であって、前記軸方向に移動する前記ラック軸に摺擦する内周面を有するブッシュ本体と、
    前記ブッシュ本体の内周面に設けられ、前記軸方向と直交する周方向に沿って延びる溝、および、前記周方向に並ぶ複数の穴の少なくとも一方で構成され、潤滑剤を溜めるための溜まり部と、を含み、
    前記ブッシュ本体が、前記軸方向に沿って半割されていて、一対の半割部分を含み、
    前記ブッシュ本体に設けられ、前記一対の半割部分を互いに接続させる接続部をさらに含み、
    前記接続部が、前記一対の半割部分における前記軸方向の端部同士の間に架設されていることを特徴とする、ラックブッシュ。
  2. 前記溜まり部は、前記ブッシュ本体の内周面において、前記周方向における全域に設けられていることを特徴とする、請求項1記載のラックブッシュ。
  3. 前記溜まり部の深さは、前記ブッシュ本体の肉厚以下であることを特徴とする、請求項1または2記載のラックブッシュ。
  4. 前記接続部は、前記ブッシュ本体の肉厚よりも薄いことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のラックブッシュ。
  5. 前記ラックブッシュは、射出成形により成形されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のラックブッシュ。
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