JP6149901B2 - 移動式クレーン - Google Patents

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Description

本発明は、移動式クレーンに関する。
従来、走行可能なクレーン本体と、そのクレーン本体に連結されたカウンタウェイト台車とを備えた移動式クレーンが知られている。カウンタウェイト台車は、カウンタウェイトを積載し、クレーン本体の安定性を高めてクレーンの吊能力を向上させるものである。下記特許文献1には、このようなカウンタウェイト台車を備えた移動式クレーンの一例が示されている。
特許文献1に開示されたクレーンは、移動シャーシと旋回構造体からなるクレーン本体に相当する構成を備えている。移動シャーシは、2つのキャタピラートラックを備えていて自走可能に構成されている。旋回構造体は、縦軸回りに旋回可能となるように移動シャーシ上に取り付けられている。また、このクレーンは、カウンタウェイト台車に相当する貨車を備えている。貨車は、旋回構造体の後部から後方へ延びる入れ子ビームによって旋回構造体と連結されている。これにより、クレーンの走行時には、移動シャーシの進行に伴って貨車が引っ張られて移動するようになっている。また、旋回構造体の旋回時には、旋回構造体と一体的に貨車が旋回構造体の旋回軸回りに旋回するようになっている。
貨車は、入れ子ビームに接続された支持フレームを有するシャーシと、このシャーシの支持フレームの下方において入れ子ビームの両側に分かれて配置され、支持フレームに取り付けられた2組のホイール(車輪)とを有する。各組のホイールは、それぞれ複数のホイールからなる。
各組のホイールは、それぞれ、縦軸回りに操向可能となっており、状況に応じてそれらのホイールの向きが変更されるようになっている。例えば、旋回構造体が移動シャーシに対して旋回して旋回構造体の前後方向が移動シャーシの進行方向に対して斜めになった状態、すなわち入れ子ビームの延びる方向が移動シャーシの進行方向に対して斜めになった状態でクレーンが走行する場合があり、この場合には、ホイールの転動方向が移動シャーシの進行方向に一致するように各組のホイールの向きが変更されるようになっている。また、旋回構造体の旋回時には、その旋回方向にホイールの転動方向が沿うように各組のホイールの向きが変更されるようになっている。
特開2000−198674号公報
貨車(カウンタウェイト台車)に積載されるカウンタウェイトの重量は非常に大きいため、上記従来のクレーンでは、クレーン本体の移動シャーシ(下部走行体)が貨車を引っ張って走行するときには移動シャーシの走行駆動装置の負担が大きくなり、また、旋回構造体(上部旋回体)が旋回するときには、旋回構造体の旋回駆動装置の負担が大きくなる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、カウンタウェイト台車を備えた移動式クレーンにおいて、下部走行体の走行駆動装置の負担及び上部旋回体の旋回駆動装置の負担を軽減することである。
上記目的を達成するために、例えば、カウンタウェイト台車の車輪を回転駆動する車輪駆動装置をカウンタウェイト台車に設けてカウンタウェイト台車を自走可能とすることが考えられる。この構成によれば、移動式クレーンの走行時には、車輪駆動装置により車輪を回転駆動してカウンタウェイト台車を下部走行体の進行方向と同じ方向へ自走させることにより、下部走行体の走行駆動装置の負担を軽減できる。また、上部旋回体の旋回時には、その旋回方向に沿う向きに配置した車輪を車輪駆動装置により回転駆動してカウンタウェイト台車を上部旋回体の旋回方向と同じ向きへ自走させることにより、上部旋回体の旋回駆動装置の負担を軽減できる。
しかしながら、このような構成では、移動式クレーンの走行中に、上部旋回体とカウンタウェイト台車とを繋ぐ連結部に大きな負荷が作用して連結部が破損する虞がある。その理由は、以下の通りである。
移動式クレーンの走行時には、一般的に、下部走行体に対して上部旋回体が旋回しないように旋回駆動装置の作動がロックされるとともに、カウンタウェイト台車の車輪の向きはその車輪の転動方向が下部走行体の進行方向に一致する向きに設定されて固定されるが、上部旋回体が各種要因により旋回方向に僅かに位置ずれ(旋回角度のずれ)を生じる場合がある。例えば、カウンタウェイト台車の走行速度が下部走行体の走行速度よりも大きくなってカウンタウェイト台車が上部旋回体を進行方向に押すような状態になった場合に、旋回駆動装置の構成部材間に存在する微小な遊びに起因して上部旋回体が旋回方向へ位置ずれを生じる。また、上記のようにカウンタウェイト台車が上部旋回体を進行方向に押すような状態になってその押す力が大きい場合には、旋回駆動装置のロックの保持力が負けて上部旋回体が旋回方向に僅かな位置ずれを生じる場合もある。
上部旋回体が旋回方向に位置ずれした場合には、上部旋回体に連結部を介して連結されたカウンタウェイト台車も上部旋回体の旋回方向に位置ずれを生じる。これにより、移動式クレーンの走行開始時に下部走行体の進行方向に一致するように設定されていたカウンタウェイト台車の車輪の転動方向(カウンタウェイト台車の進行方向)が、下部走行体の進行方向からずれる。その結果、カウンタウェイト台車が自走して連結部を押すときに、カウンタウェイト台車から連結部へ下部走行体(クレーン本体)の進行方向に対して斜め方向の力が加えられることになる。これにより、連結部に大きな負荷が作用して連結部が破損する虞が生じる。
本願発明者は、このような問題を解決するため、以下の移動式クレーンを発明した。すなわち、本発明による移動式クレーンは、自走可能に構成された下部走行体とその下部走行体上に旋回可能となるように搭載された上部旋回体とを有するクレーン本体と、カウンタウェイトが積載され、自走可能に構成されたカウンタウェイト台車と、前記上部旋回体と前記カウンタウェイト台車とを連結する連結部と、前記クレーン本体の走行中に前記連結部に負荷がかかる要因となる前記クレーン本体と前記カウンタウェイト台車の状態の不一致の度合いの指標値を導出する指標値導出部と、前記カウンタウェイト台車の動作を制御する制御部と、を備え、前記カウンタウェイト台車は、車輪と、前記車輪を回転駆動する車輪駆動装置とを有し、前記車輪駆動装置は、前記車輪を回転駆動する駆動状態と、前記車輪に駆動力を付与せずに前記車輪を回転自在とするフリー状態とに切換可能に構成され、前記制御部は、前記クレーン本体の走行中に前記指標値導出部によって導出された前記指標値が許容値未満である場合に前記車輪駆動装置が前記駆動状態になるように前記車輪駆動装置を制御し、前記クレーン本体の走行中に前記指標値導出部によって導出された前記指標値が前記許容値以上である場合に前記車輪駆動装置が前記フリー状態になるように前記車輪駆動装置を制御する(請求項1)。
この移動式クレーンでは、クレーン本体の走行中に連結部に負荷がかかる要因となるクレーン本体とカウンタウェイト台車の状態の不一致の度合いの指標値が許容値以上である場合に、車輪駆動装置がカウンタウェイト台車の車輪に駆動力を付与しない前記フリー状態になる。このため、上部旋回体が旋回方向に位置ずれしてカウンタウェイト台車の車輪の転動方向(カウンタウェイト台車の進行方向)がクレーン本体の進行方向からずれ、その結果、カウンタウェイト台車から連結部へ下部走行体の進行方向に対して斜め方向の力が加えられて連結部にかかる負荷が増大した場合に、カウンタウェイト台車が単にクレーン本体に引っ張られて移動する状態になる。よって、カウンタウェイト台車から連結部へ前記斜め方向の力が加えられなくなる。その結果、連結部にかかる負荷を低減でき、連結部の破損を防ぐことができる。
前記移動式クレーンにおいて、前記指標値導出部は、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回角度を検出する旋回角度検出部と、前記クレーン本体の走行開始時点で設定された前記上部旋回体の旋回角度と前記クレーン本体の走行中に前記旋回角度検出部によって検出された前記上部旋回体の旋回角度との角度差を前記指標値として算出する演算部と、を有し、前記制御部は、前記クレーン本体の走行中に前記演算部によって算出された角度差が前記許容値としての許容角度未満である場合に前記車輪駆動装置が前記駆動状態になるように前記車輪駆動装置を制御し、前記クレーン本体の走行中に前記演算部によって算出された角度差が前記許容角度以上である場合に前記車輪駆動装置が前記フリー状態になるように前記車輪駆動装置を制御することが好ましい(請求項2)。
この構成では、旋回角度検出部と演算部により、走行開始時点での上部旋回体の旋回角度と走行中の上部旋回体の旋回角度との角度差が導出され、この角度差は、走行中に連結部にかかる負荷が増大する原因である上部旋回体の旋回方向への位置ずれを直接的に表すものである。そして、本構成では、この角度差に基づいて車輪駆動装置を駆動状態とフリー状態のいずれにするかが決定されるので、走行中に連結部にかかる負荷が増大する原因である上部旋回体の旋回方向への位置ずれを車輪駆動装置の駆動状態からフリー状態への切換制御に直接的に反映することができる。
この場合において、前記カウンタウェイト台車は、前記連結部に接続されていて前記車輪をその向きが変更可能となるように支持する台車フレームと、前記車輪の向きを変更するための車輪操向装置とを有し、前記制御部は、前記クレーン本体の走行中に前記演算部によって算出される前記角度差が前記許容角度以上になった後、前記車輪操向装置により前記車輪の転動方向が前記下部走行体の進行方向に一致するように前記車輪の向きが変更されるまで前記車輪駆動装置を前記フリー状態に保持することが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、走行中に上部旋回体が旋回方向に位置ずれを生じて前記角度差が許容角度以上になった後、上部旋回体の旋回方向への位置ずれに起因するカウンタウェイト台車の車輪の転動方向の下部走行体の進行方向に対するずれが車輪操向装置によって修正されるまでの間、車輪駆動装置をフリー状態に保持して連結部にかかる負荷を低減させた状態を保持することができる。
前記移動式クレーンにおいて、前記カウンタウェイト台車は、前記連結部に接続されていて前記車輪をその向きが変更可能となるように支持する台車フレームと、前記車輪の向きを変更するための車輪操向装置とを有し、前記制御部は、前記指標値が前記許容値以上である場合において、前記車輪操向装置により前記車輪の転動方向が前記下部走行体の進行方向に一致するように前記車輪の向きが変更されるまで前記車輪駆動装置を前記フリー状態に保持することが好ましい(請求項4)。
この構成によれば、クレーン本体の走行中に連結部に負荷がかかる要因となるクレーン本体とカウンタウェイト台車の状態の不一致の度合いの指標値が許容値以上である場合に、下部走行体の進行方向に対するカウンタウェイト台車の車輪の転動方向のずれが車輪操向装置によって修正されるまでの間、車輪駆動装置をフリー状態に保持して連結部にかかる負荷を低減させた状態を保持することができる。
以上説明したように、本発明によれば、上部旋回体が下部走行体に対して旋回方向に位置ずれを生じた場合に、上部旋回体とカウンタウェイト台車とを繋ぐ連結部に移動式クレーンの走行中にかかる負荷を低減して連結部の破損を防ぐことができる。
本発明の一実施形態による移動式クレーンの側面図である。 カウンタウェイト台車の車輪ユニットが走行姿勢にある移動式クレーンの上から見た状態を模式的に示す図である。 カウンタウェイト台車の車輪ユニットが連結部伸縮姿勢にある移動式クレーンの上から見た状態を模式的に示す図である。 カウンタウェイト台車の車輪ユニットが旋回姿勢にある移動式クレーンの上から見た状態を模式的に示す図である。 走行中の移動式クレーンにおいて上部旋回体が旋回方向に位置ずれを生じた状態を示す図2相当図である。 カウンタウェイト台車を前側から見た側面図である。 車輪ユニットを上方から見た図である。 車輪ユニットの車輪駆動装置の構成を示す油圧回路図である。 カウンタウェイト台車の動作を制御するための制御システムの機能ブロック図である。 カウンタウェイト台車の制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1〜図9を参照して、本発明の一実施形態による移動式クレーン2について説明する。なお、以下、移動式クレーン2を単にクレーン2と称する。
本実施形態によるクレーン2は、図1に示すように、クレーン本体4と、カウンタウェイト台車6(以下、単に台車6と称する)とを備える。
クレーン本体4は、下部走行体8と、上部旋回体9と、連結部10と、図略の旋回駆動装置とを有する。
下部走行体8は、クローラ式であり、自走可能に構成されている。下部走行体8は、その車幅方向の両側部(左右両側部)に分かれて配置された一対のクローラ装置11(図2参照)を備えている。この一対のクローラ装置11の駆動により、下部走行体8が自走するようになっている。この時の下部走行体8の進行方向Aは、クローラ装置11の長手方向に一致するようになっている。
上部旋回体9は、下部走行体8に対して縦軸回りに旋回可能となるように下部走行体8上に搭載されている。以下、上部旋回体9の旋回中心である縦軸を旋回軸C1と称する。上部旋回体9は、図1に示すように、下部走行体8上に旋回可能となるように取り付けられた上部旋回体本体14と、その上部旋回体本体14に取り付けられたブーム16及びマスト18と、吊荷を吊るための吊具20と、を備える。
ブーム16は、起伏自在となるように上部旋回体本体14の前端部に取り付けられている。このブーム16の先端部から吊具20が吊り下げられる。
マスト18は、ブーム16の後側の位置でその基端部(下端部)を支点として水平軸回りに回動可能となるように上部旋回体本体14に取り付けられている。マスト18の先端部(上端部)は、ブームガイライン22を介してブーム16の先端部と接続されている。これにより、マスト18は、起立状態のブーム16を後方からブームガイライン22を介して支える。また、マスト18の先端部は、台車6に台車ガイライン24を介して接続されている。
なお、上部旋回体9に関する「前側」は、上部旋回体9においてブーム16が設けられた側を意味し、上部旋回体9に関する「前部」は、上部旋回体9においてブーム16が設けられた側の端部近傍の部分を意味する。また、上部旋回体9に関する「後側」は、上部旋回体9においてブーム16が設けられた側と反対側を意味し、上部旋回体9に関する「後部」は、上部旋回体9においてブーム16が設けられた側と反対側の端部近傍の部分を意味する。
連結部10は、上部旋回体9(上部旋回体本体14)と台車6とを連結するものである。連結部10は、上部旋回体本体14の後部に結合されており、上部旋回体本体14の前後方向に直交する左右幅方向における当該上部旋回体本体14の略中央に配置されている。詳しくは、上から見て連結部10の左右幅方向の中心線が上部旋回体本体14の左右幅方向の中心線と一致するように連結部10が配置されている。連結部10は、上部旋回体本体14の後端から突出して後方へ上部旋回体本体14の前後方向に沿って延びるビーム状のものであり、その長手方向(上部旋回体本体14の前後方向)において伸縮可能に構成されている。
図略の旋回駆動装置は、下部走行体8に対して上部旋回体9(上部旋回体本体14)を旋回軸C1回りに旋回駆動する装置である。旋回駆動装置は、油圧モータである旋回モータと、旋回モータが出力する動力を下部走行体8と上部旋回体本体14との間で伝達して下部走行体8に対して上部旋回体本体14を旋回させる伝達機構とを有する。旋回駆動装置は、旋回モータへの作動油の供給が停止されて旋回モータの作動が停止した状態で旋回モータをロックするためのロック装置を備えている。クレーン2の走行時には、このロック装置により旋回モータが作動停止状態でロックされ、それによって上部旋回体9が旋回しないように固定される。
台車6は、上部旋回体9からその上部旋回体9の後方へ離れた位置に配置されており、連結部10を介して上部旋回体本体14の後部に連結されている。台車6は、その上にカウンタウェイト27(図1参照)を積載し、上記のように台車ガイライン24(図1参照)を介してマスト18の先端部と接続されるとともに連結部10を介して上部旋回体本体14の後部と連結されることにより、吊作業時に上部旋回体9の前部にかかる吊荷重やブーム16の荷重等とのバランスを取ってクレーン2の安定性を高め、それによってクレーン2の吊能力を高めるものである。台車6は、自走可能に構成されている。
具体的に、台車6は、図6に示すように、台車フレーム28と、一対の車輪ユニット30と、一対の車輪操向装置32(図6及び図7参照)と、複数のジャッキ装置33(図1及び図6参照)とを有する。
台車フレーム28は、上から見て上部旋回体本体14の左右幅方向に長い略矩形状に形成されている。台車フレーム28は、その左右幅方向の中心が上部旋回体本体14の左右幅方向の中心と一致するように配置されている。すなわち、台車フレーム28は、その左右幅方向の中心が連結部10の左右幅方向の中心と一致するように配置されている。その状態で、台車フレーム28は、連結部10に結合されている。この台車フレーム28上にカウンタウェイト27(図1参照)が積載される。
一対の車輪ユニット30は、台車フレーム28に取り付けられている。一対の車輪ユニット30は、台車フレーム28の下側に配置されるとともに、台車フレーム28の連結部10に対する取付箇所28a(図6参照)の左右両側に分かれて配置されている。各車輪ユニット30は、ユニットフレーム34と、複数の車輪36とを有する。
ユニットフレーム34は、縦軸回りに旋回可能となるように台車フレーム28に取り付けられている。以下、ユニットフレーム34(車輪ユニット30)の旋回中心である縦軸を旋回軸C2と称する。旋回軸C2は、上部旋回体9の旋回軸C1と平行な軸線である。
複数の車輪36は、旋回軸C2と直交する方向に延びる軸回りに回転自在となるようにユニットフレーム34によって支持されている。複数の車輪36は、同軸となるように並列に配置されている。本実施形態では、各車輪ユニット30は、4つの車輪36を有しており、その4つの車輪36のうち2つずつが組になっている。組になっている2つの車輪36は、同軸に配置された状態で1つの車輪軸に結合されている。
そして、本実施形態では、一対の車輪ユニット30のうちの一方の車輪ユニット30のみが、その車輪ユニット30の車輪36をそれらの軸回りに回転駆動する車輪駆動装置38を有する。車輪駆動装置38は、車輪36を回転駆動する駆動状態と、車輪36に駆動力を付与せず、車輪36を回転自在とするフリー状態とに切換可能に構成されている。車輪駆動装置38は、図8に示すように、油圧ポンプ42と、油圧モータ44と、油圧回路46とを備える。
油圧ポンプ42は、油圧モータ44へ供給する作動油を吐出するものである。
油圧モータ44は、油圧ポンプ42から作動油が供給されることによって作動して、車輪36を回転(転動)させる動力を発生する。図8では、1つの油圧モータ44を示しているが、車輪駆動装置38は、実際には2つの油圧モータ44(図6参照)を備えており、この2つの油圧モータ44は、車輪36の並び方向において両外側に位置する2つの車輪36に分かれて取り付けられている。この2つの油圧モータ44についての作動油の給排にかかる構成は同様であるため、以下、一方の油圧モータ44の構成について代表して説明する。
油圧モータ44の出力軸は、対応する車輪36の車輪軸に接続されており、油圧モータ44が作動してその出力軸が回転することにより、対応する車輪36が回転するようになっている。油圧モータ44は、図8に示すように、第1給排口44a及び第2給排口44bを有する。油圧モータ44は、第1給排口44aに作動油が供給されることにより車輪36を一方向へ回転させるように作動し、第2給排口44bに作動油が供給されることにより車輪36を前記一方向と反対方向へ回転させるように作動する。
油圧回路46(図8参照)は、油圧モータ44を作動させて車輪36を駆動するために、油圧ポンプ42から吐出される作動油を油圧モータ44へ導くとともに油圧モータ44から排出された作動油をタンク48へ導く状態をとり得るようになっている。この状態が車輪駆動装置38の前記駆動状態に対応する。また、油圧回路46は、油圧モータ44が動力を発生することなくフリーに回転し得る状態にするために、油圧ポンプ42から油圧モータ44への作動油の供給を停止するとともに後述のバイパス管路58を通じた油圧モータ44の第1給排口44aと第2給排口44bとの間で作動油の循環を許容する状態をとり得るようになっている。この状態が車輪駆動装置38の前記フリー状態に対応する。
油圧回路46は、制御弁50と、供給配管52と、戻し配管54と、第1管路56と、第2管路57と、バイパス管路58と、バイパス制御弁59と、第1切換弁60と、第2切換弁61と、バイパス切換弁62とを備える。
制御弁50は、油圧モータ44への作動油の供給状態の制御を行うための切換弁である。制御弁50は、供給配管52を介して油圧ポンプ42と接続されるとともに、戻し配管54を介してタンク48と接続されている。また、制御弁50は、第1管路56を介して油圧モータ44の第1給排口44aに接続されるとともに、第2管路57を介して油圧モータ44の第2給排口44bに接続されている。
制御弁50は、供給配管52を第1管路56に接続するとともに戻し配管54を第2管路57に接続する第1供給位置50aと、供給配管52を第2管路57に接続するとともに戻し配管54を第1管路56に接続する第2供給位置50bと、供給配管52及び戻し配管54を第1管路56及び第2管路57と接続しない供給停止位置50cとをとり得るように構成されている。
制御弁50は、第1パイロットポート51a及び第2パイロットポート51bを有する。制御弁50は、第1パイロットポート51aにパイロット圧が供給されることによって第1供給位置50aになり、第2パイロットポート51bにパイロット圧が供給されることによって第2供給位置50bになり、第1及び第2パイロットポート51a,51bのいずれにもパイロット圧が供給されない場合に供給停止位置50cになるように構成されている。
制御弁50は、第1供給位置50aでは、油圧ポンプ42から供給配管52に吐出された作動油を第1管路56へ導き、それによって、第1管路56から油圧モータ44の第1給排口44aへ作動油が供給される。その結果、油圧モータ44が車輪36を一方向へ回転させるように作動し、その油圧モータ44の第2給排口44bから作動油が排出される。また、制御弁50は、第1供給位置50aでは、油圧モータ44の第2給排口44bから第2管路57に排出された作動油をその第2管路57から戻し配管54へ導き、それによって、作動油が戻し配管54を通じてタンク48へ戻る。
また、制御弁50は、第2供給位置50bでは、油圧ポンプ42から供給配管52に吐出された作動油を第2管路57へ導き、それによって、第2管路57から油圧モータ44の第2給排口44bへ作動油が供給される。その結果、油圧モータ44が車輪36を前記一方向と反対方向へ回転させるように作動し、その油圧モータ44の第1給排口44aから作動油が排出される。また、制御弁50は、第2供給位置50bでは、油圧モータ44の第1給排口44aから第1管路56に排出された作動油をその第1管路56から戻し配管54へ導き、それによって、作動油が戻し配管54を通じてタンク48へ戻る。
また、制御弁50は、供給停止位置50cでは、供給配管52及び戻し配管54と第1管路56及び第2管路57との接続を遮断し、それによって、油圧ポンプ42から油圧モータ44の第1給排口44a及び第2給排口44bのいずれへも作動油が供給されなくなる。その結果、油圧モータ44の作動が停止し、車輪36に回転駆動力が付与されなくなる。
第1管路56と第2管路57は、バイパス管路58を介して接続されており、このバイパス管路58にバイパス制御弁59が設けられている。バイパス制御弁59は、バイパス管路58を通じた第1管路56と第2管路57との間での作動油の流通を許容する流通位置59aと、バイパス管路58を通じた第1管路56と第2管路57との間での作動油の流通を遮断する流通停止位置59bとをとり得るように構成されている。バイパス制御弁59は、パイロットポート59cを有しており、このパイロットポート59cにパイロット圧が供給されることによって流通停止位置59bになる一方、パイロットポート59cにパイロット圧が供給されない状態では流通位置59aになるように構成されている。
第1切換弁60は、制御弁50の第1パイロットポート51aに管路を介して接続されており、第2切換弁61は、制御弁50の第2パイロットポート51bに管路を介して接続されている。第1切換弁60は、第1パイロットポート51aへのパイロット圧の供給と供給停止とを切り換えるソレノイドバルブであり、第2切換弁61は、第2パイロットポート51bへのパイロット圧の供給と供給停止とを切り換えるソレノイドバルブである。
バイパス切換弁62は、バイパス制御弁59のパイロットポート59cに管路を介して接続されている。バイパス切換弁62は、バイパス制御弁59のパイロットポート59cへのパイロット圧の供給と供給停止とを切り換えるソレノイドバルブである。
各車輪操向装置32(図6参照)は、一対の車輪ユニット30のそれぞれに付設されている。各車輪操向装置32は、対応する車輪ユニット30を台車フレーム28に対してその車輪ユニット30の旋回軸C2回りに旋回させて当該車輪ユニット30の複数の車輪36を一体的に操向するものである。この車輪操向装置32は、操向用モータ64(図7参照)と、操向用ギア装置65(図6参照)と、操向制御油圧回路66(図9参照)と、ロック装置67(図9参照)と、を有する。
操向用モータ64は、車輪ユニット30を操向するための動力を発生する油圧モータであり、台車フレーム28に設けられている。
操向用ギア装置65は、操向用モータ64の出力軸と車輪ユニット30のユニットフレーム34との間に介在し、操向用モータ64の出力軸の回転をユニットフレーム34に伝達してユニットフレーム34を旋回軸C2回りに旋回させるものである。
操向制御油圧回路66は、操向用モータ64への作動油の供給を制御して操向用モータ64の動作を制御するように構成されている。この操向制御油圧回路66は、車輪駆動装置38の油圧回路46と同様の構成を備えている。すなわち、操向制御油圧回路66は、油圧回路46の制御弁50及び切換弁60,61と同様の制御弁及び切換弁を備えており、油圧回路46の場合と同様に切換弁によって制御弁を操向用モータ64への作動油の供給を許容する供給位置と操向用モータ64への作動油の供給を停止する供給停止位置との間で切り換えることにより、操向用モータ64の作動を制御する。
ロック装置67は、台車フレーム28に対してユニットフレーム34が旋回しないようにそのユニットフレーム34をロックするための装置である。ロック装置67は、ユニットフレーム34をロックするロック状態と、ユニットフレーム34が旋回軸C2回りに旋回可能となるようにユニットフレーム34のロックを解除するロック解除状態とに切換可能に構成されている。
複数のジャッキ装置33(図1及び図6参照)は、台車フレーム28に設けられており、台車フレーム28及び一対の車輪ユニット30を一体としてジャッキアップするための装置である。各車輪ユニット30の操向は、ジャッキ装置33によって台車フレーム28及び車輪ユニット30をジャッキアップして車輪36を地面から浮かせた状態で行われる。
また、本実施形態によるクレーン2は、姿勢選択装置68と、指標値導出部70と、制御部72とを備えている(図9参照)。
姿勢選択装置68は、オペレータが台車6の各車輪ユニット30の旋回軸C2回りの姿勢を選択するために用いるものであり、クレーン本体4に設けられている。姿勢選択装置68により選択可能な車輪ユニット30の姿勢として、走行姿勢(図2参照)と、連結部伸縮姿勢(図3参照)と、旋回姿勢(図4参照)とがある。
走行姿勢(図2参照)は、クレーン2が走行するときに設定される車輪ユニット30の姿勢であり、車輪36の転動方向B(台車6の進行方向B)が下部走行体8の進行方向Aと一致するように車輪ユニット30の向きがセットされる姿勢である。図2に示されるように、クレーン2は、上部旋回体9の前後方向Dが下部走行体8の進行方向Aに対して斜めを向いていて連結部10及び台車フレーム28が下部走行体8の進行方向Aに対して斜めに配置されている状態で走行する場合がある。この場合において、走行姿勢に配置された車輪ユニット30の車輪36の転動方向Bは、下部走行体8の進行方向Aに一致する一方、上部旋回体9の前後方向D及び連結部10の延びる方向に対して斜めになる。
なお、クレーン2の走行は、必ずしも図2のような状態で行われるわけではなく、図3の状態と同じ状態、すなわち、上部旋回体9の前後方向D及び連結部10の延びる方向が下部走行体8の進行方向Aと一致する状態で行われる場合もある。この場合には、走行姿勢に配置された車輪ユニット30の車輪36の転動方向Bは、下部走行体8の進行方向Aに一致するとともに、上部旋回体9の前後方向D及び連結部10の延びる方向にも一致する。
連結部伸縮姿勢(図3参照)は、連結部10を伸縮させるときに設定される車輪ユニット30の姿勢であり、車輪36の転動方向Bが連結部10の伸縮方向Eと一致する姿勢である。
旋回姿勢(図4参照)は、上部旋回体9が下部走行体8に対して旋回軸C1回りに旋回するときに設定される車輪ユニット30の姿勢である。上部旋回体9の旋回時には、台車6が上部旋回体9と一体的に旋回軸C1回りに旋回するため、旋回姿勢における車輪ユニット30は、各車輪ユニット30の車輪36の転動方向Bが台車6の旋回方向に沿う向きにセットされる。
姿勢選択装置68(図9参照)は、オペレータが車輪ユニット30の姿勢を上記3つの姿勢(走行姿勢、連結部伸縮姿勢、旋回姿勢)から選択するために操作する選択ボタン等からなる選択部74と、その選択部74の操作により選択された車輪ユニット30の姿勢の情報を後述の本体側制御部82へ送信する送信部76とを有する。
指標値導出部70(図9参照)は、クレーン2の走行中に連結部10に負荷がかかる要因となるクレーン本体4と台車6の状態の不一致の度合いの指標値を導出するものである。本実施形態では、指標値導出部70は、前記指標値として、クレーン2の走行開始時点で設定された上部旋回体9の旋回角度とクレーン2の走行中に検出された上部旋回体9の旋回角度との角度差を導出する。この導出される角度差が大きいことは、クレーン2の走行中に上部旋回体9の旋回方向への位置ずれが大きくなったことを意味する。すなわち、図2に示すように走行開始時点で下部走行体8(クレーン本体4)の進行方向Aに一致するように設定された台車6の進行方向B(車輪36の転動方向B)が、上部旋回体9の旋回方向への位置ずれに伴って、図5に示すように下部走行体8(クレーン本体4)の進行方向Aと不一致になり、下部走行体8と台車6の進行方向のずれが大きくなったことを意味する。よって、前記角度差は、前記指標値として用いることができる。
指標値導出部70は、図9に示すように、旋回角度検出部78と、演算部79とを有する。
旋回角度検出部78は、クレーン本体4に設けられている。旋回角度検出部78は、下部走行体8に対する上部旋回体9の旋回軸C1回りの旋回角度を検出するものである。旋回角度検出部78は、上部旋回体9の旋回角度を逐次検出し、その検出した旋回角度のデータを演算部79へ逐次送信する。
演算部79は、クレーン本体4に設けられた本体制御装置80に組み込まれている。演算部79は、クレーン2の走行開始時点で設定された上部旋回体9の旋回角度とクレーン2の走行中に旋回角度検出部78によって検出された上部旋回体9の旋回角度との角度差を、受信した旋回角度のデータに基づいて算出する。演算部79は、この角度差の算出を逐次行う。また、演算部79は、姿勢選択装置68により前記走行姿勢が選択されたときに、旋回角度検出部78によって検出された上部旋回体9の旋回角度に基づいて、車輪36の転動方向(台車6の進行方向)が下部走行体8の進行方向と一致する車輪ユニット30の旋回軸C2回りの操向角度(旋回角度)を算出する。
制御部72は、台車6の動作を制御するものである。この制御部72は、クレーン2の走行中に指標値導出部70によって導出された指標値が予め設定された許容値未満である場合に車輪駆動装置38が前記駆動状態になるように車輪駆動装置38を制御し、クレーン2の走行中に指標値導出部70によって導出された指標値が前記許容値以上である場合に車輪駆動装置38が前記フリー状態になるように車輪駆動装置38を制御する。具体的に、本実施形態では、制御部72は、クレーン2の走行中に演算部79によって算出された前記角度差が予め設定された許容値としての許容角度未満である場合に車輪駆動装置38が前記駆動状態になるように車輪駆動装置38を制御し、クレーン2の走行中に演算部79によって算出された前記角度差が前記許容角度以上になった場合に車輪駆動装置38が前記フリー状態になるように車輪駆動装置38を制御する。
制御部72は、本体側制御部82と、台車側制御部84とを有する。
本体側制御部82は、選択された車輪ユニット30の姿勢の情報を姿勢選択装置68の送信部76から受信したことに応じて、その受信した情報の姿勢に実際の車輪ユニット30の姿勢を変更することを指示する制御信号を台車側制御部84へ送信する。また、本体側制御部82は、選択された車輪ユニット30の姿勢が走行姿勢であることを示す情報を送信部76から受信した場合には、演算部79に前記操向角度を算出させ、車輪ユニット30がその算出された操向角度に対応する方向を向く走行姿勢に当該車輪ユニット30の姿勢を変更することを指示する制御信号を台車側制御部84へ送信する。
また、本体側制御部82は、クレーン2の走行時には、下部走行体8の進行方向(前進又は後進)に応じた台車6の進行方向を指示する制御信号を台車側制御部84へ送信する。また、本体側制御部82は、上部旋回体9の旋回時には、上部旋回体9の旋回方向に応じた台車6の旋回方向を指示する制御信号を台車側制御部84へ送信する。
また、本体側制御部82は、クレーン2の走行中に演算部79により算出された前記角度差が予め設定された許容角度(例えば2度)以上であるか否かの判定を行う。本体側制御部82は、前記角度差が許容角度以上である場合に、車輪駆動装置38を前記駆動状態から前記フリー状態へ切り換えることを指示する制御信号を台車側制御部84へ送信する。
台車側制御部84は、本体側制御部82から制御信号を受信したことに応じて、その受信した制御信号が指示する車輪操向装置32の動作制御、又は、受信した制御信号が指示する車輪駆動装置38の動作制御を行うものである。
具体的に、台車側制御部84は、本体側制御部82から車輪ユニット30の姿勢の変更を指示する制御信号を受信した場合には、操向制御油圧回路66の切換弁に制御弁の位置を切り換えさせて操向用モータ64への作動油の供給を制御する。それによって、台車側制御部84は、操向用モータ64の作動を制御して、車輪操向装置32に車輪ユニット30の姿勢を当該台車側制御部84が受信した制御信号によって指示される姿勢に変更させる。
また、台車側制御部84は、クレーン2の走行時に本体側制御部82から台車6の進行方向を指示する制御信号を受信し、台車6を当該制御信号により指示される進行方向へ走行させるように車輪駆動装置38を制御する。
具体的に、台車側制御部84は、台車6を前進させる制御信号を受信した場合には、例えば第1切換弁60を制御して第1パイロットポート51aにパイロット圧が供給される状態にし、それによって制御弁50を第1供給位置50aにする。これにより、油圧モータ44の第1給排口44aに作動油が供給されて、油圧モータ44が車輪36を前進駆動する方向に作動し、台車6が前進するようになっている。また、台車側制御部84は、台車6を後進させる制御信号を受信した場合には、第2切換弁61を制御して第2パイロットポート51bにパイロット圧が供給される状態にし、それによって制御弁50を第2供給位置50bにする。これにより、油圧モータ44の第2給排口44bに作動油が供給されて、油圧モータ44が車輪36を後進駆動する方向に作動し、台車6が後進するようになっている。
また、台車側制御部84は、クレーン2の走行中に本体側制御部82から車輪駆動装置38をフリー状態へ切り換えることを指示する制御信号を受信した場合には、第1切換弁60及び第2切換弁61を制御して第1及び第2パイロットポート51a,51bのいずれにもパイロット圧が供給されない状態にし、それによって制御弁50を供給停止位置50cにする。また、この場合に、台車側制御部84は、バイパス切換弁62を制御してバイパス制御弁59のパイロットポート59cにパイロット圧が供給されない状態にし、それによってバイパス制御弁59を流通位置59aにする。これにより、油圧モータ44がフリーに回転可能になり、車輪駆動装置38がフリー状態に切り換えられる。
次に、図10のフローチャートを参照して、クレーン2の走行時に行われる制御内容について説明する。
まず、オペレータが選択部74を操作し、車輪ユニット30の姿勢として走行姿勢を選択する(ステップS1)。これにより、送信部76は、走行姿勢が選択されたことを示す信号を本体側制御部82へ送信する。
本体側制御部82は、送信部76から前記信号を受信したことに応じて、演算部79に車輪ユニット30(車輪36)の操向角度を算出させる(ステップS2)。この際、演算部79は、旋回角度検出部78によって検出された上部旋回体9の旋回角度に基づいて、車輪36の転動方向が下部走行体8の進行方向と一致する車輪ユニット30の操向角度を算出する。
次に、本体側制御部82は、車輪ユニット30の向きのロック解除を指示する制御信号を台車側制御部84へ送信し、台車側制御部84は、その制御信号を受信したことに応じてロック装置67に車輪ユニット30の向きのロックを解除させる(ステップS3)。
次に、本体側制御部82は、演算部79によって算出された操向角度を含む制御信号を台車側制御部84へ送信して台車側制御部84に車輪操向装置32の動作を制御させ、それによって、実際の車輪ユニット30の操向角度が前記制御信号に含まれる操向角度に一致するように車輪操向装置32に車輪ユニット30の向きを調節させる(ステップS4)。
次に、台車側制御部84は、車輪ユニット30の向きが変わらないようにロック装置67に車輪ユニット30の向きをロックさせる(ステップS5)。
次に、本体側制御部82は、旋回角度検出部78によって検出された上部旋回体9の旋回角度を記憶する(ステップS6)。すなわち、本体側制御部82は、クレーン2の走行開始時点での上部旋回体9の旋回角度を記憶する。
その後、クレーン2の走行が行われる(ステップS7)。この走行は、下部走行体8が自走するとともに台車6が自走することによって行われる。この際、本体側制御部82は、台車側制御部84へ車輪駆動装置38を前記駆動状態にすることを指示する制御信号を送信し、その制御信号を受信した台車側制御部84は、車輪駆動装置38を駆動状態にする。
具体的には、台車制御部84は、第1及び第2切換弁60,61を制御して、第1パイロットポート51a又は第2パイロットポート51bのいずれかにパイロット圧が供給される状態にし、それによって制御弁50を第1供給位置50a又は第2供給位置50bにする。例えば、下部走行体8及び台車6を前進させる場合に、第1パイロットポート51aにパイロット圧が供給される状態にし、それによって制御弁50を第1供給位置50aにする。これにより、油圧ポンプ42から油圧モータ44の第1給排口44aへ作動油が供給されて油圧モータ44が車輪36を前進駆動させる方向へ作動する。これにより、台車6が前方へ自走する。
クレーン2の走行中には、上部旋回体9がその旋回方向へ位置ずれを生じる場合がある。例えば、台車6の走行速度がクレーン本体4の走行速度よりも大きくて、台車6が連結部10を介して上部旋回体9を押す場合がある。また、本実施形態では、一対の車輪ユニット30のうちの片側の車輪ユニット30の車輪36のみが回転駆動されるため、上部旋回体9の前後方向に対して斜め方向に上部旋回体9を押すような台車6の駆動力が発生する場合がある。クレーン2の走行時には、上部旋回体9の旋回方向への動きは旋回駆動装置のロック装置によりロックされているが、旋回駆動装置の構成部材間には微小な遊びが存在し、上記のように上部旋回体9が押された場合には、前記遊びに起因して上部旋回体9が僅かに旋回方向へ位置ずれする場合がある。また、上部旋回体9が強い力で押された場合には、ロック装置による上部旋回体9の保持力が負けて、上部旋回体9が僅かに旋回方向へ位置ずれする場合もある。
クレーン2の走行中に、本体側制御部82は、上記ステップS6で記憶した旋回角度に対する実際の上部旋回体9の旋回角度のずれが予め設定された許容角度(例えば2度)以上であるか否かを判定する(ステップS8)。具体的には、クレーン2の走行中は、上記ステップS6で記憶された上部旋回体9の旋回角度と旋回角度検出部78によって逐次検出される上部旋回体9の旋回角度との角度差が演算部79によって逐次算出され、本体側制御部82は、この演算部79によって算出される角度差が許容角度以上であるか否かを判定する。
ここで、本体側制御部82が演算部79によって算出された角度差は許容角度以上ではないと判定した場合には、上記ステップS7以降の処理が再度行われる。一方、本体側制御部82が演算部79によって算出された角度差は許容角度以上であると判定した場合には、本体側制御部82は、台車側制御部84へ車輪駆動装置38を前記フリー状態に切り換えることを指示する制御信号を送信する(ステップS9)。
制御信号を受信した台車側制御部84は、その制御信号に従って、車輪駆動装置38をフリー状態へ切り換える(ステップS10)。具体的には、台車側制御部84は、第1切換弁60を制御して制御弁50の第1パイロットポート51aにパイロット圧が供給されないようにするとともに、第2切換弁61を制御して制御弁50の第2パイロットポート51bにパイロット圧が供給されないようにし、それによって、制御弁50を供給停止位置50cに切り換える。また、台車側制御部84は、バイパス切換弁62を制御してバイパス制御弁59のパイロットポート59cにパイロット圧が供給されないようにし、それによって、バイパス制御弁59を流通位置59aに切り換える。
これにより、油圧ポンプ42から油圧モータ44へ作動油が供給されず、バイパス管路58を通って油圧モータ44の第1給排口44aと第2給排口44bとの間で作動油が循環可能な状態となる。その結果、油圧モータ44が駆動力を発生せずフリーに回転可能となって、車輪36が回転駆動されずフリーに転動可能となる。すなわち、台車6は、単にクレーン本体4によって牽引されて移動する状態になる。
上部旋回体9の旋回方向への位置ずれに起因して車輪36の転動方向(台車6の進行方向)がクレーン本体4の進行方向に対してずれを生じた状態では、台車6が自走して連結部10を押すことにより、連結部10にクレーン本体4の進行方向に対して斜め方向の力が加えられるが、台車6が牽引状態になることによりそのような斜め方向の力が連結部10に加えられなくなる。その結果、連結部10にかかる負荷が軽減される。
車輪36の転動方向がクレーン本体4の進行方向に対してずれを生じた状態は、いずれ、クレーン2の走行を停止させて台車6をジャッキ装置33でジャッキアップしてから車輪ユニット30の向きを修正することによって解消される。この際、上記ステップS1〜S4と同様の処理が行われ、それによってクレーン本体4の進行方向に対する車輪36の転動方向のずれが解消される。台車側制御部84は、このずれが解消されるまで車輪駆動装置38をフリー状態に保持し、ずれが解消された時点、すなわち、車輪36の転動方向がクレーン本体4の進行方向に一致するように車輪ユニット30の向きが修正された時点で車輪駆動装置38を駆動状態に切り換える。
以上のようにして、本実施形態によるクレーン2の制御が行われる。
本実施形態では、クレーン2の走行中に上部旋回体9が旋回方向に位置ずれを生じて台車6の進行方向がクレーン本体4の進行方向からずれ、その結果、台車6から連結部10へクレーン本体4の進行方向に対して斜め方向の力が加えられて連結部10にかかる負荷が増大したときに、車輪駆動装置38がフリー状態になって台車6が単にクレーン本体4に引っ張られて移動する状態になる。よって、台車6から連結部10へ前記斜め方向の力が加えられなくなる。その結果、連結部10にかかる負荷を軽減でき、連結部10の破損を防ぐことができる。
また、本実施形態では、クレーン2の走行開始時点での上部旋回体9の旋回角度とクレーン2の走行中の上部旋回体9の旋回角度との角度差が、連結部10に負荷がかかる要因となるクレーン本体4と台車6の状態の不一致の度合いの指標値として算出される。この角度差は、クレーン2の走行中に連結部10にかかる負荷が増大する原因である上部旋回体9の旋回方向への位置ずれを直接的に表すものである。そして、本実施形態では、この角度差に基づいて車輪駆動装置38を駆動状態とフリー状態のいずれにするかが決定されるので、クレーン2の走行中に連結部10にかかる負荷が増大する原因である上部旋回体9の旋回方向への位置ずれを車輪駆動装置38の駆動状態からフリー状態への切換制御に直接的に反映することができる。
また、本実施形態では、クレーン2の走行中に上部旋回体9が旋回方向に位置ずれを生じて前記角度差が許容角度以上になった後、上部旋回体9の旋回方向への位置ずれに起因する台車6の車輪36の転動方向のクレーン本体4の進行方向に対するずれが車輪操向装置32によって修正されるまでの期間、車輪駆動装置38がフリー状態に保持される。このため、前記期間において、連結部10にかかる負荷を低減させた状態を保持することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
例えば、クレーン本体の走行中に連結部に負荷がかかる要因となるクレーン本体と台車の状態の不一致の度合いの指標値は、必ずしも、クレーン本体の走行開始時点での上部旋回体の旋回角度とクレーン本体の走行中に検出された上部旋回体の旋回角度との角度差に限定されない。
例えば、前記指標値は、クレーン本体の走行速度(下部走行体の走行速度)と台車の走行速度との差であってもよい。この場合には、例えば、クレーン本体の走行速度を検出する本体速度検出部を下部走行体に設けるとともに、台車の走行速度を検出する台車速度検出部を台車に設けて、それらの検出部によって検出された速度の差を演算部が算出すればよい。そして、この場合には、制御部が、演算部によって算出された速度の差が予め設定された許容値としての速度差以上になったと判定したときに、車輪駆動装置をフリー状態に切り換えればよい。
また、前記指標値は、連結部の歪み量であってもよい。クレーン本体の走行中に連結部に負荷がかかる要因となるクレーン本体と台車の状態の不一致が生じた場合には、連結部に歪みが生じるため、この連結部の歪み量を前記指標値として用いることができる。そして、この場合には、例えば、歪みゲージを連結部に取り付け、その歪みゲージによって連結部の歪み量を検出すればよい。そして、制御部が、歪みゲージによって検出された歪み量が予め設定された許容値以上になったと判定したときに、車輪駆動装置をフリー状態に切り換えればよい。
また、本発明は、下部走行体8によるクレーン本体4の走行開始時点から台車6の車輪36の転動方向が下部走行体8の進行方向に対してずれを生じている場合においても適用可能である。この場合には、走行開始時点からクレーン本体4と台車6の状態の不一致の度合いの指標値が許容値以上となるが、制御部72は、それに応じて、走行開始時点から車輪駆動装置38をフリー状態にする。そして、制御部72は、その後、車輪操向装置32により台車6の車輪36の転動方向が下部走行体8の進行方向に一致するように車輪36の向きが変更されるまで車輪駆動装置38をフリー状態に保持する。そして、車輪操向装置32により車輪36の向きが変更されて前記指標値が許容値未満になった時点で、制御部72は、車輪駆動装置38を駆動状態に切り換える。
この構成によれば、クレーン本体4の走行中に連結部26に負荷がかかる要因となるクレーン本体とカウンタウェイト台車の状態の不一致の度合いの指標値が許容値以上である場合に、下部走行体8の進行方向に対する台車6の車輪36の転動方向のずれが車輪操向装置32によって修正されるまでの間、車輪駆動装置38をフリー状態に保持して連結部26にかかる負荷を低減させた状態を保持することができる。
また、車輪ユニットは、少なくとも走行姿勢をとり得ればよい。すなわち、車輪ユニットの姿勢として、連結部伸縮姿勢と旋回姿勢のうちのいずれか一方又は両方が選択できなくてもよい。
4 クレーン本体
6 カウンタウェイト台車
8 下部走行体
9 上部旋回体
26 連結部
27 カウンタウェイト
28 台車フレーム
32 車輪操向装置
36 車輪
38 車輪駆動装置
70 指標値導出部
72 制御部
78 旋回角度検出部
79 演算部

Claims (4)

  1. 自走可能に構成された下部走行体とその下部走行体上に旋回可能となるように搭載された上部旋回体とを有するクレーン本体と、
    カウンタウェイトが積載され、自走可能に構成されたカウンタウェイト台車と、
    前記上部旋回体と前記カウンタウェイト台車とを連結する連結部と、
    前記クレーン本体の走行中に前記連結部に負荷がかかる要因となる前記クレーン本体と前記カウンタウェイト台車の状態の不一致の度合いの指標値を導出する指標値導出部と、
    前記カウンタウェイト台車の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記カウンタウェイト台車は、車輪と、前記車輪を回転駆動する車輪駆動装置とを有し、
    前記車輪駆動装置は、前記車輪を回転駆動する駆動状態と、前記車輪に駆動力を付与せずに前記車輪を回転自在とするフリー状態とに切換可能に構成され、
    前記制御部は、前記クレーン本体の走行中に前記指標値導出部によって導出された前記指標値が許容値未満である場合に前記車輪駆動装置が前記駆動状態になるように前記車輪駆動装置を制御し、前記クレーン本体の走行中に前記指標値導出部によって導出された前記指標値が前記許容値以上である場合に前記車輪駆動装置が前記フリー状態になるように前記車輪駆動装置を制御する、移動式クレーン。
  2. 前記指標値導出部は、前記下部走行体に対する前記上部旋回体の旋回角度を検出する旋回角度検出部と、前記クレーン本体の走行開始時点で設定された前記上部旋回体の旋回角度と前記クレーン本体の走行中に前記旋回角度検出部によって検出された前記上部旋回体の旋回角度との角度差を前記指標値として算出する演算部と、を有し、
    前記制御部は、前記クレーン本体の走行中に前記演算部によって算出された角度差が前記許容値としての許容角度未満である場合に前記車輪駆動装置が前記駆動状態になるように前記車輪駆動装置を制御し、前記クレーン本体の走行中に前記演算部によって算出された角度差が前記許容角度以上である場合に前記車輪駆動装置が前記フリー状態になるように前記車輪駆動装置を制御する、請求項1に記載の移動式クレーン。
  3. 前記カウンタウェイト台車は、前記連結部に接続されていて前記車輪をその向きが変更可能となるように支持する台車フレームと、前記車輪の向きを変更するための車輪操向装置とを有し、
    前記制御部は、前記クレーン本体の走行中に前記演算部によって算出される前記角度差が前記許容角度以上になった後、前記車輪操向装置により前記車輪の転動方向が前記下部走行体の進行方向に一致するように前記車輪の向きが変更されるまで前記車輪駆動装置を前記フリー状態に保持する、請求項2に記載の移動式クレーン。
  4. 前記カウンタウェイト台車は、前記連結部に接続されていて前記車輪をその向きが変更可能となるように支持する台車フレームと、前記車輪の向きを変更するための車輪操向装置とを有し、
    前記制御部は、前記指標値が前記許容値以上である場合において、前記車輪操向装置により前記車輪の転動方向が前記下部走行体の進行方向に一致するように前記車輪の向きが変更されるまで前記車輪駆動装置を前記フリー状態に保持する、請求項1に記載の移動式クレーン。
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