JP2007008453A - 作業車の走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 旋回走行の方向を反転した場合において、走行体の移動軌跡を目標軌跡に沿わせることができるようにする。
【解決手段】 舵角検出器62により検出された前輪11a(被操舵輪)の舵角が操舵ダイヤル42の操作状態に応じて設定された前輪11aの目標舵角に追従するように操舵シリンダ17を作動させる制御を行う構成において、操舵ダイヤル42の操作状態に応じて設定された前輪11a(被操舵輪)の目標舵角と舵角検出器62により検出された前輪11aの検出舵角とを比較し、目標舵角と検出舵角との差が所定値以上であるとき、走行体10の走行速度が所定速度以下となるように走行体10の走行速度規制を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車輪駆動式の走行体に作業装置を備えて構成された作業車の走行制御装置に関する。
車輪駆動式の走行体に作業装置を備えて構成された作業車としては、例えば走行体に昇降手段を介して作業台を取り付けた高所作業車が知られている。このような高所作業車には種々の形態のものがあるが、その中には比較的小型の走行体に垂直昇降装置(伸縮ポストやシザース機構等)を設け、この垂直所高装置に作業台を取り付けたものがある。このような高所作業車では、作業台に搭乗した作業者が作業台上から走行体の走行操作及び作業台の昇降操作を行うことができるようになっている(例えば、下記の特許文献1参照)。
上記タイプの作業車における走行体の走行操作は、走行体の発進停止及び前進後退の切り換えを行う進行停止操作手段(例えばレバーやダイヤル等からなる)と、走行中の走行体の舵取り、すなわち走行体の被操舵輪の操舵操作を行う操舵操作手段(例えばレバーやダイヤル等からなる)とを作業者が操作して行うようになっている。そして、走行体の走行中に作業者によって走行体の舵取りがなされると、作業台若しくは走行体に備えられたコントローラは、舵角検出器により検出された被操舵輪の舵角が操舵操作手段の操作状態に応じて設定された被操舵輪の目標舵角に追従するように操舵アクチュエータ(通常油圧シリンダ)を作動させ、リンク機構(ステアリングリンク機構)を介して被操舵輪の舵角を変化させる。なお、ここで被操舵輪の舵角とは、被操舵輪の走行体の前後中心軸に対する偏向角をいう。
また、上記のような作業車では、進行停止操作手段の操作状態を調節することによって走行体の走行速度設定を行うことができるが、走行体の直進走行中に目標舵角を大きくとって(目標舵角を大きい値に設定して)曲率半径の小さい旋回走行に移行したときには、作業者が意識的に走行速度を減速させる操作をしなければ被操舵輪の舵角が目標舵角に追従しにくくなり、走行体の走行軌跡が目標軌跡から大きく外れてしまうケースが出てくる。このため現状の作業車では、走行体の走行中に目標舵角が大きい値に変更されたときには走行体の走行速度が所定速度以下に規制(操舵前の走行速度によっては強制減速)されるようになっている。
特開平10−158000号公報 特開2001−180899号公報
しかしながら、上記作業車において走行体の走行速度規制がなされるのは目標舵角が大きい値に設定されている間のみであるため、旋回走行から直進走行に移行する際等に目標舵角が直進相当舵角近くまで戻されたときには走行速度を本来の速度に戻すべく増速されていた。このため旋回走行の方向を反転させた場合、例えば左旋回走行から右旋回走行に移行する走行操作をしたような場合には、操舵操作手段は左旋回走行指令の操作位置から一旦中立位置を経て右旋回走行指令の操作位置へ操作されるが、実際の舵角の変化は目標舵角の変化に対して遅れることから、走行体は旋回走行中であるにも拘わらず増速されることとなり、走行体の走行軌跡が目標軌跡から大きく外れてしまうという問題が生じていた。また、作業車が高所作業車である場合には、旋回走行中の増速による慣性力を受けて、作業者が作業台上で姿勢を崩してしまうこともあった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、旋回走行の方向を反転した場合において、走行体の移動軌跡を目標軌跡に沿わせることが可能な構成の作業車の走行制御装置を提供することを目的としている。
本発明に係る車両の走行制御装置は、車輪駆動式の車両の走行制御装置であって、前記車両の操舵輪(例えば、実施形態における前輪11a)の操舵操作を行う操舵操作手段(例えば、実施形態における操舵ダイヤル42)と、前記操舵輪の舵角を検出する舵角検出手段(例えば、実施形態における舵角検出器62)と、前記操舵輪の舵角を変化させる操舵アクチュエータ(例えば、実施形態における操舵シリンダ17)と、前記舵角検出手段により検出された前記操舵輪の舵角が前記操舵操作手段から出力される操作指令に応じて設定された前記操舵輪の目標舵角になるように前記操舵アクチュエータを作動させる制御を行う操舵制御手段(例えば、実施形態におけるコントローラ50及び操舵制御バルブ52)と、前記操舵操作手段の操作状態および前記操舵アクチュエータの作動状態に応じて前記車両の走行速度規制を行う走行速度規制手段(例えば、実施形態におけるコントローラ50及び進行停止制御バルブ51)とを備える。ここで操舵輪の舵角とは、操舵輪の車両の前後中心軸に対する偏向角を言う。
このように構成される走行制御装置において、前記走行速度規制手段は、前記操舵操作手段の操作状態に応じて設定された前記操舵輪の目標舵角と前記舵角検出手段により検出された前記操舵輪の検出舵角とを比較し、前記目標舵角と前記検出舵角との差が所定値以上であるとき、前記車両の走行速度が所定速度以下となるように前記車両の走行速度規制を行うように構成するのが好ましい。
また、上記走行制御装置において、前記走行速度規制手段は、前記操舵操作手段の操作状態に応じて設定された前記操舵輪の目標舵角と前記舵角検出手段により検出された前記操舵輪の検出舵角とを比較し、前記差が大きくなるに応じて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うように構成しても良い。
この場合、前記走行速度規制手段は、前記差が大きくなるに応じて大きくなる減速度を設定し、この設定された減速度に基づいて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うのが好ましい。
また、上記走行制御装置において、前記操舵操作手段の操作速度を検出する操舵操作速度検出手段を有し、前記走行速度規制手段は、前記操舵操作速度検出手段により求められた前記操舵操作手段の操作速度が所定値以上となったとき、前記車両の走行速度が所定速度以下となるように前記車両の走行速度規制を行うように構成するのが好ましい。
さらに、上記走行制御装置において、前記操舵操作手段の操作速度を検出する操舵操作速度検出手段を有し、前記走行速度規制手段は、前記操舵操作速度検出手段により求められた前記操舵操作手段の操作速度が所定値以上となったとき、前記操作速度が大きくなるに応じて前記車両の走行速度を漸次低下させる制御を行うように構成しても良い。
この場合、前記走行速度規制手段は、前記操作速度が大きくなるに応じて大きくなる減速度を設定し、この設定された減速度に基づいて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うのが好ましい。
また、上記走行制御装置において、前記操舵アクチュエータの作動速度を検出する操舵アクチュエータ作動速度検出手段を有し、前記走行速度規制手段は、前記操舵アクチュエータ作動速度検出手段により求められた前記操舵アクチュエータの作動速度が所定値以上であるとき、前記車両の走行速度が所定速度以下となるように前記車両の走行速度規制を行うように構成するのが好ましい。
さらに、上記走行制御装置において、前記操舵アクチュエータの作動速度を検出する操舵アクチュエータ作動速度検出手段を有し、前記走行速度規制手段は、前記操舵アクチュエータ作動速度検出手段により求められた前記操舵アクチュエータの作動速度が所定値以上であるとき、前記作動速度が大きくなるに応じて前記車両の走行速度を漸次低下させる制御を行うように構成しても良い。
この場合、前記走行速度規制手段は、前記作動速度が大きくなるに応じて大きくなる減速度を設定し、この設定された減速度に基づいて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うのが好ましい。
このように構成された本発明に係る車両の走行制御装置によれば、操舵操作手段の操作状態および操舵アクチュエータの作動状態に応じて走行速度規制手段により車両の走行速度規制を行うので、旋回走行の方向を反転したような場合に、走行体の移動軌跡を目標軌跡に合わせる制御が容易である。
なお、操舵操作手段の操作状態に応じて設定された操舵輪の目標舵角と舵角検出手段により検出された操舵輪の舵角(検出舵角)との差が所定値以上であるときには車両の走行速度が所定速度以下に規制(操舵前の走行速度によっては強制減速)されるように構成した場合には、旋回走行の方向を反転させた場合であっても、操舵輪の実際の舵角が目標舵角に十分に追従していない間は走行速度が低速に保たれる。このため車両の走行速度が過大となることがなく、車両の移動軌跡を目標軌跡に沿わせることが可能である。
また、操舵操作手段が素早く操作され(このとき操舵輪の目標舵角と操舵輪の検出舵角との差は大きくなる)、操舵操作速度検出手段により検出された操舵操作手段の操作速度が所定値以上となったときには、車両の走行速度が所定速度以下に規制(操舵前の走行速度によっては強制減速)されるように構成すれば、旋回走行の方向を反転させた場合において、操舵輪の実際の舵角が目標舵角に十分に追従していない間は走行速度が低速に保たれる。このため車両の走行速度が過大となることがなく、車両の移動軌跡を目標軌跡に沿わせることが可能である。
さらに、操舵操作手段が素早く操作され(このとき操舵輪の目標舵角と操舵輪の検出舵角との差は大きくなる)、操舵輪の検出舵角を目標舵角に一致させようとして操舵アクチュエータの作動速度が所定値以上となったときには、その操舵アクチュエータの作動速度が所定値以上となっている間、車両の走行速度が所定速度以下に規制(操舵前の走行速度によっては強制減速)されるように構成すれば、旋回走行の方向を反転させたような場合において、操舵輪の実際の舵角が目標舵角に十分に追従していない間は走行速度が低速に保たれる。このため車両の走行速度が過大となることがなく、車両の移動軌跡を目標軌跡に沿わせることが可能である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図2は本発明の第1実施形態に係る作業車の走行制御装置を備えた高所作業車1を示している。この高所作業車1はいわゆる垂直昇降式の高所作業車であり、車輪駆動式の走行体10と、この走行体10に垂直上方に延びて設けられた垂直昇降装置としての伸縮ポスト20と、この伸縮ポスト20に支持された作業者搭乗用の作業台30とを有して構成されている。走行体10は前後左右にタイヤ車輪11を備えるとともに内部に走行モータ(油圧モータ)12を備えており(図3参照)、この走行モータ12により後部のタイヤ車輪11(以下、後輪11bと称する)を駆動し、また前部のタイヤ車輪11(以下、前輪11aと称する)を操舵して走行することができるようになっている。
伸縮ポスト20は走行体10に垂直上方に延びて設けられた下部ポスト21と、この下部ポスト21に対して入れ子式に設けられた上部ポスト22とからなり、内蔵された昇降シリンダ(油圧シリンダ)23(図1参照)の伸縮作動により上下方向に伸縮(上部ポスト22を昇降)させることができるようになっている。作業台30は上部ポスト22に取り付けられており、伸縮ポスト20の上下方向の伸縮作動により昇降移動させることができるようになっている。
作業台30には走行体10の発進停止及び前進後退の切り換えを行う進行停止操作レバー41と、走行中の走行体10の舵取り、すなわち被操舵輪である前輪11aの操舵操作を行う操舵ダイヤル42と、作業台30の昇降操作を行う昇降操作レバー43とが備えられた操作ボックス40が設けられており(図2及び図5参照)、作業台30に搭乗した作業者はこれら進行停止操作レバー41、操舵ダイヤル42及び昇降操作レバー43を操作することにより、作業台30に居ながらにして走行体10の走行操作と作業台30の昇降操作とを行うことができるようになっている。
被操舵輪である前輪11aのステアリング機構は、前輪11aの繋がるステアリングリンク機構13と、このステアリングリンク機構13を駆動して前輪11aの舵角γ(前輪11aの走行体10の前後中心軸に対する偏向角。図4参照)を変化させる操舵シリンダ(油圧シリンダ)17と、操舵ダイヤル42の操作に応じて操舵シリンダ17の作動制御を行うコントローラ50とから構成されている。
ステアリングリンク機構13は、図3に示すように、前輪11aを回転自在に支承する左右の前輪支持部材14と、左右の前輪支持部材14を連結するタイロッド16とを有して構成されている。左右の前輪支持部材14はそれぞれ上下方向に延びたキングピン15を介して走行体10に取り付けられており、そのキングピン15まわりに揺動できるようになっている。また、左右の前輪支持部材14それぞれにはアーム部14aが走行体10の後方に延びて設けられており、タイロッド16の両端部はこれら左右のアーム部14aに連結ピンP1によって連結されている。
ステアリングリンク機構13を構成する左側の前輪支持部材14のアーム部14aには操舵シリンダ17の一端部が連結ピンP2によって連結されており、操舵シリンダ17の他端部は図示しない走行体10のシリンダ連結部に連結ピンP3によって連結されている。このため、操舵シリンダ17を伸縮作動させることにより左側の前輪支持部材14をキングピン15回りに揺動させることができ、またタイロッド16を介して右側の前輪支持部材14を左側の前輪支持部材14と同時かつ同方向に揺動させることができる。そして、操舵シリンダ17を伸長作動させることによって左右の前輪11aを右方向に向けることができ、操舵シリンダ17を収縮作動させることによって左右の前輪11aを左方向に向けることができる。また、図4に示すように、前輪11aの舵角γが零(γ=0)であるときの操舵シリンダ17の長さを操舵シリンダ17の伸縮量Δが零(Δ=0)の状態であり(図4(A)参照)、また前輪11aが右方向に偏向した状態の舵角γの符号を正、前輪11aが左方向に偏向した状態の舵角γの符号を負と定義すると、操舵シリンダ17の伸長量Δが正値(Δ>0)のときには前輪11aの舵角γは正値(γ>0)となり(図4(B)参照)、操舵シリンダ17の伸縮量Δが負値(Δ<0)のときには前輪11aの舵角γは負値(γ<0)となる(図4(C)参照)。
図1は走行体10の走行動作及び作業台30の昇降動作に関する信号及び動力の伝達経路を示している。作業台30の操作ボックス40内に備えられた進行停止操作レバー41は非操作状態において中立位置(図5に示すよう垂直姿勢の位置)に位置し、この中立位置を基準に前方或いは後方へ傾動操作することができるようになっている。そして、この進行停止操作レバー41は、傾動操作状態から手を放したときには、内蔵されたスプリングの力によって自動で中立位置に復帰する構成となっている。進行停止操作レバー41の操作状態(中立位置を基準とした操作方向と操作量)は操作ボックス40内に設けられたポテンショメータ等からなる進行停止操作検出器41aによって検出することができ、進行停止操作検出器41aが検出した進行停止操作レバー41の操作状態の情報はコントローラ50(作業台30若しくは走行体10に備えられる)に入力されるようになっている。ここで、進行停止操作レバー41の中立位置よりも前方への傾動操作は走行体10の前進走行指令に相当し、その傾動操作量が大きいときほどコントローラ50において前進走行時における目標走行速度が大きい値に設定される。また、進行停止操作レバー41の中立位置よりも後方への傾動操作は走行体10の後退走行指令に相当し、その傾動操作量が大きいときほどコントローラ50において後退走行時における目標走行速度が大きい値に設定される。また、進行停止操作レバー41を中立位置に復帰させる操作は走行体10の停止指令に相当する。
操舵ダイヤル42は非操作状態において中立位置(図5に示すように、操舵ダイヤル42に記されたマークM1と操作ボックス40に記されたマークM2とが一致する位置)に位置し、この中立位置を基準に右回り(時計回り)或いは左回り(反時計回り)に捻り操作することができるようになっている。そして、この操舵ダイヤル42は、捻り操作状態から手を放したときには、内蔵されたスプリングの力によって自動で中立位置に復帰する構成となっている。操舵ダイヤル42の操作状態(中立位置を基準とした操作方向と操作量)は操作ボックス40内に設けられたポテンショメータ等からなる操舵操作検出器42aによって検出することができ、操舵操作検出器42aが検出した操舵ダイヤル42の操作状態の情報はコントローラ50に入力されるようになっている。ここで、操舵ダイヤル42の右回り方向へ捻り操作は前輪11aの右方向への操舵指令に相当し、中立位置から右回り方向への捻り操作量が大きいときほどコントローラ50において右方向への目標舵角が大きい値に設定される。また、操舵ダイヤル42の左回り方向への捻り操作は前輪11aの左方向への操舵指令に相当し、中立位置から左回り方向への捻り操作量が大きいときほどコントローラ50において左方向への目標舵角が大きい値に設定される。また、操舵ダイヤル42を中立位置に復帰させる操作は前輪11aを舵角零の状態(γ=0の状態であり、図4(A)参照)にする指令に相当する。
昇降操作レバー43は非操作状態において中立位置(図5に示すように垂直姿勢の位置)に位置し、この中立位置を基準に前方或いは後方へ傾動操作することができるようになっている。そして、この昇降操作レバー43は、傾動操作状態から手を放したときには、内蔵されたスプリングの力によって自動で中立位置に復帰する構成となっている。昇降操作レバー43の操作状態(中立位置を基準とした操作方向と操作量)は操作ボックス40内に設けられたポテンショメータ等からなる昇降操作検出器43aによって検出することができ、昇降操作検出器43aが検出した昇降操作レバー43の操作状態の情報はコントローラ50に入力されるようになっている。ここで、昇降操作レバー43の中立位置よりも前方への傾動操作は作業台30の下降指令に相当し、その傾動操作量が大きいときほどコントローラ50において作業台30の下降時における目標作動速度が大きい値に設定される。また、昇降操作レバー43の中立位置よりも後方への傾動操作は作業台30の上昇指令に相当し、その傾動操作量が大きい時ほどコントローラ50において作業台30の上昇時における目標作動速度が大きい値に設定される。また、昇降操作レバー43を中立位置に復帰させる操作は作業台30の停止指令に相当する。
走行体10の内部には電動モータや小型エンジン等からなる動力源(図示せず)によって駆動される油圧ポンプP(図1参照)が設けられており、この油圧ポンプPから吐出された圧油は進行停止制御バルブ51経由で走行モータ12に供給されるようになっている。ここで、走行体10の駆動輪である左右の後輪11bは走行モータ12によりギヤボックス18を介して駆動される左右の車軸19に取り付けられており(図3参照)、コントローラ50は、進行停止操作レバー41の操作状態に応じた方向及び量で進行停止制御バルブ51のスプール(図示せず)を電磁駆動するので、作業台30上の作業者は、進行停止操作レバー41の操作によって走行体10の発進停止及び進行方向(前進後退)の切り換えと走行速度の設定とを行うことができる。また、油圧ポンプPから吐出された圧油は操舵制御バルブ52経由で操舵シリンダ17に供給されるようになっており(図4も参照)、コントローラ50は操舵ダイヤル42の操作状態に応じた方向及び量で操舵制御バルブ52のスプール(図示せず)を電磁駆動するので、作業台30上の作業者は、操舵ダイヤル42の操作によって操舵シリンダ17の伸縮操作を行って、前輪11aの操舵を行うことができる。また、油圧ポンプPから吐出された圧油は昇降制御バルブ53経由で昇降シリンダ23に供給されるようになっており、コントローラ50は昇降操作レバー43の操作状態に応じた方向及び量で昇降制御バルブ53のスプール(図示せず)を電磁駆動するので、作業台30上の作業者は、昇降操作レバー43の操作によって作業台30の昇降移動を行うことができる。
走行体10には後輪11bの車軸19の回転数から走行体10の走行速度を検出する走行速度検出器61と前輪支持部材14のキングピン15回りの回転角から前輪11aの舵角を検出する舵角検出器(例えばポテンショメータ)62とが設けられており、伸縮ポスト20内には昇降シリンダ23の作動速度等から作業台30の昇降速度を検出する昇降速度検出器63が設けられている(図1参照)。そして、これら走行速度検出器61により検出された走行体10の走行速度の情報、舵角検出器62により検出された舵角の情報及び昇降速度検出器63により検出された作業台30の昇降速度の情報はいずれもコントローラ50に入力されるようになっている。
コントローラ50は、進行停止操作検出器41aにより検出された進行停止操作レバー41の操作状態(中立位置を基準とした操作方向及び操作量)の情報が入力されると、その検出された進行停止操作レバー41の操作状態に応じた走行体10の目標走行速度を設定し、走行速度検出器61により検出された走行体10の走行速度がその目標走行速度に追従するように進行停止制御バルブ51のスプールを駆動して走行モータ12の回転数をコントロールする。また、コントローラ50は、昇降操作検出器43aにより検出された昇降操作レバー43の操作状態(中立位置を基準とした操作方向及び操作量)の情報が入力されると、その検出された昇降操作レバー43の操作状態に応じた走行体10の目標昇降速度を設定し、昇降速度検出器63により検出された作業台30の昇降速度がその目標昇降速度に追従するように昇降制御バルブ53のスプールを駆動して昇降シリンダ23の作動速度をコントロールする。
またコントローラ50は、操舵操作検出器42aにより検出された操舵ダイヤル42の操作状態(中立位置を基準とした操作方向及び操作量)の情報が入力されると、その検出された操舵ダイヤル42の操作状態に応じた前輪11aの目標舵角を設定し、舵角検出器62により検出される前輪11aの舵角がその目標舵角に追従するように操舵制御バルブ52を駆動して操舵シリンダ17の伸長量をコントロールする。例えば、走行体10の直進走行中(このとき目標舵角と実際の舵角はともに0度である)に操舵ダイヤル42を右回り方向に捻り操作してこれにより目標舵角が右方向30度に設定されたとすると、コントローラ50は舵角検出器62により検出される舵角が目標舵角(30度)と一致するまで操舵シリンダ17を伸長作動させる。
ここで、コントローラ50は、操舵ダイヤル42の操作状態に応じて設定した前輪11aの目標舵角と舵角検出器62により検出された前輪11aの舵角とを比較し、目標舵角と検出舵角(舵角検出器62により検出された前輪11aの舵角)との差が所定値以上であるときには走行体10の走行速度が所定速度以下となるように走行体10の走行速度規制を行う(操舵前の走行速度によっては強制減速)ようになっている。このため、旋回走行の方向を反転させた場合(後述する図8に示すケース)であっても、被操舵輪の実際の舵角が目標舵角に十分に追従していない間は走行速度が低速に保たれ、走行体10の走行速度が過大となることがないので、走行体10の移動軌跡を目標軌跡に沿わせることが可能である。なお、このような走行体10の走行速度の規制は、例えば、コントローラ50が進行停止制御バルブ51のスプール駆動量を小さくして、走行モータ12の回転数を小さくすることによって行われる。
このように走行速度規制を行う方法としては、予め所定速度を設定しておき、この所定速度を超えて走行しているときには所定速度まで減速させる制御や、図6に示すように、目標舵角と検出舵角との差に応じて減速度を設定しておき、この減速度が得られるような速度規制制御等がある。
図7及び図8は、上記のように走行体10の速度規制がなされる場合の例を示している。先ず、図7は直進走行から左旋回走行に移行した場合の例である。ここでは、走行体10は直進走行(A地点〜B地点。この間目標舵角と実際の舵角はともに0度であり、両者の差Δもほぼ0である)の途中で、操舵ダイヤル42を中立位置から左回りに大きく捻り操作したが、操舵ダイヤル42の操作直後から前輪11aが実際に左旋回方向相当の舵角になるまでの間(B地点〜D地点)、設定された前輪11aの目標舵角γ0と、舵角検出器62により検出された前輪11aの検出舵角γとの間の差Δ(=γ0−γ)が大きくなって予め定めた閾値δを上回ってしまったため、その間、走行体10の走行速度Sが所定速度S′以下に規制(強制減速)されている。なお、この例では、走行体10が左旋回走行に移行し、検出舵角γが目標舵角γ0に近づいて目標舵角γ0と検出舵角γとの差Δが閾値δよりも小さくなった後は(D地点〜)、走行体10の走行速度Sは進行停止操作レバー41の操作量に応じて設定された本来の走行速度S0まで復帰するよう、走行体10の走行速度Sが上昇(増速)されている。
図8は、左旋回走行から右旋回走行に移行した場合(旋回走行の方向を反転させた場合)の例である。ここでは、左旋回走行(A地点〜B地点。この間操舵ダイヤル42は中立位置よりも左側に大きく捻り操作されているが実際の舵角もこれに追従していて両者の差Δはほぼ0である)の途中で操舵ダイヤル42を右回りに大きく捻り、中立位置を超えて右側に大きく位置させる操作をしたが、操舵ダイヤル42の操作直後から前輪11aが実際に右旋回走行相当の舵角になるまでの間(B地点〜F地点)、設定された前輪11aの目標舵角γ0と、舵角検出器62により検出された前輪11aの検出舵角γとの間の差Δ(=γ0−γ)は大きくなって予め定めた閾値δを上回ってしまったため、その間、走行体10の走行速度Sが所定速度S′以下に規制(強制減速)されている。なお、この例においても、走行体10が右旋回走行に移行し、検出舵角γが目標舵角γ0に近づいて目標舵角γ0と検出舵角γとの差Δが閾値δよりも小さくなった後は(F地点〜)、走行体10の走行速度Sは進行停止操作レバー41の操作量に応じて設定された本来の走行速度S0まで復帰するよう、走行体10の走行速度Sが上昇(増速)されている。
図9は、直進走行から弱い左方舵取り走行に移行した場合の例であり、操舵ダイヤル42の操作は行うものの、上記のような走行体10の走行速度規制がなされないケースである。ここでは、走行体10は直進走行(A地点〜B地点。この間目標舵角と実際の舵角はともに0度であり、両者の差Δもほぼ0である)の途中で操舵ダイヤル42を左回りに小さく捻り操作したが、操舵ダイヤル42の操作直後から前輪11aが実際に左旋回方向相当の舵角になるまでの間(B地点〜D地点)においても、設定された前輪11aの目標舵角γ0と、舵角検出器62により検出された前輪11aの検出舵角γとの間の差Δ(=γ0−γ)は閾値δ以上には大きくならなかったため、走行体10の走行速度規制は行われていない。このように、操舵ダイヤル42を中立位置(走行体10の直進に相当)から小さく捻り操作した場合(目標舵角が小さい場合)には特に走行速度規制は行われないので、操舵ダイヤル42をその中立位置を挟んで往復するように操作した場合(スラローム走行の場合)であっても、強制減速されることなく走行することが可能である。
なお、操舵輪すなわち左右の前輪11aを直進方向(中立位置)から左右いずれかに操舵する場合には上述した走行速度規制を行うが、左右いずれかに操舵した状態から直進方向(中立位置)に戻す操作のときには、上述した走行速度規制を行わないように構成しても良い。
次に、本発明に係る走行制御装置の第2実施形態について説明する。この第2実施形態に係る走行制御装置では、コントローラ50が操舵操舵検出器42aからの出力に基づいて操舵ダイヤル42の操作速度(単位時間当たりの操作変化量)を検出(算出)し、これにより得られた操舵ダイヤル42の操作速度が予め定めた所定値以上となったときには、その後一定時間の間(目標舵角γ0と検出舵角γとの差が所定値以下になるまでの間など、その他の基準によってもよい)、走行体10の走行速度が所定速度以下となるように走行体10の走行速度規制を行うようになっている。
このように走行速度規制を行う方法としては、予め所定速度を設定しておき、この所定速度を超えて走行しているときには所定速度まで減速させる制御や、操舵ダイヤル42の操作速度が大きくなるに応じて増加する関係となる減速度を設定しておき、この減速度に基づく減速を行わせて所定速度とするような速度規制制御等がある。
この第2実施形態に係る走行制御装置において、例えば、図10に示すように、左旋回走行(A地点〜B地点。この間操舵ダイヤル42は中立位置よりも左側に捻り操作された状態で停止されている)の途中で操舵ダイヤル42を右回りに素早く捻り操作して左旋回走行から右旋回走行に移行した場合(旋回走行の方向を反転させた場合)を考える。この場合において、操舵ダイヤル42の操作速度vが所定値v0以上となったときには(B地点)走行体10の走行速度Sが所定速度S′以下になるように減速(強制減速)され、その後一定時間T0の間、この減速状態が持続される(B地点〜F地点)。そして、操舵ダイヤル42の操作速度vが所定値v0以上となってから一定時間T0が経過した後は(F地点〜)、走行体10の走行速度Sは進行停止操作レバー41の操作量に応じて設定された本来の走行速度S0まで復帰するよう、走行体10の走行速度Sが上昇(増速)される。ここで、走行体10の走行速度規制が持続される上記時間T0の設定は任意であるが、前輪11aの検出舵角γが操舵ダイヤル42の操作によって設定される目標舵角γ0に一致するように操作シリンダ17が作動を継続する時間を見越した値とすることが好ましい。
このように、第2実施形態に係る走行制御装置では、操舵ダイヤル42が素早く操作され(このとき前輪11aの目標舵角γ0と前輪11aの検出舵角γとの差は大きくなる)、コントローラ50において算出された操舵ダイヤル42の操作速度vが所定値v0以上となったときには、走行体10の走行速度Sが所定速度S′以下に規制(操舵前の走行速度によっては強制減速)されるようになっているので、旋回走行の方向を反転させた場合において、前輪11aの実際の舵角(検出舵角γ)が目標舵角γ0に十分に追従していない間は走行速度が低速に保たれる。このため上記第1の本発明に係る作業車の走行制御装置と同様の効果を得ることができる。
この実施形態においても、操舵輪すなわち左右の前輪11aを直進方向(中立位置)から左右いずれかに操舵する場合には上述した走行速度規制を行うが、左右いずれかに操舵した状態から直進方向(中立位置)に戻す操作のときには、上述した走行速度規制を行わないように構成しても良い。
続いて、本発明に係る走行制御装置の第3実施形態について説明する。この第3実施形態に係る走行制御装置は、操舵シリンダ17の作動速度を検出するシリンダ作動速度検出器64を備えるとともに(図11参照)、シリンダ作動速度検出器64により検出された操舵シリンダ17の作動速度が所定値以上であるとき、コントローラ50は、走行体10の走行速度が所定速度以下となるように走行体10の走行速度規制を行うようになっている。ここで、シリンダ作動速度検出器64は、操舵シリンダ17の作動速度を直接検出するものでなくてもよく、操舵シリンダ17の作動速度に比例する物理量(例えば操舵シリンダ17に流入する単位時間当たりの圧油の流量或いは操作制御バルブ52のスプールの駆動量(若しくはスプールの駆動信号の大きさ))を検出するもの等であってもよい。
この第3実施形態に係る作業車の走行制御装置において、例えば、図12に示すように、左旋回走行(A地点〜B地点。この間操舵ダイヤル42は中立位置よりも左側に捻り操作された状態で停止されている)の途中で操舵ダイヤル42を右回りに素早く捻り操作して左旋回走行から右旋回走行に移行した場合(旋回走行の方向を反転させた場合)を考える。この場合において、操舵シリンダ17の作動速度Vが所定値V0以上となったときには(B地点)走行体10の走行速度Sが所定速度S′以下になるように減速(強制減速)され、その後、操舵シリンダ17の作動速度Vが所定値V0以上となっている間、この減速状態が持続される(B地点〜F地点)。そして、操舵シリンダ17の作動速度Vが所定値V0を下回った後は(F地点〜)、走行体10の走行速度Sは進行停止操作レバー41の操作量に応じて設定された本来の走行速度S0まで復帰するよう、走行体10の走行速度Sが上昇(増速)される。なお、図12に示すように、操舵ダイヤル42を素早く操作した直後に操舵シリンダ17が大きな作動速度で作動するのは(操舵シリンダ17の作動速度が急激に大きくなるのは)、操舵ダイヤル42が素早く操作されることによって前輪11aの目標舵角γ0と前輪11aの検出舵角γとの差が大きくなり、操舵シリンダ17はできるだけ早く検出舵角γを目標舵角γ0に一致させようと動作するためである。
なお、走行速度規制を行う方法としては、予め所定速度を設定しておき、この所定速度を超えて走行しているときには所定速度まで減速させる制御や、操舵シリンダ17の作動速度Vが大きくなるに応じて増加する関係となる減速度を設定しておき、この減速度に基づく減速を行わせて所定速度とするような速度規制制御等がある。
このように、第3実施形態に係る走行制御装置では、操舵ダイヤル42が素早く操作され(このとき前輪11aの目標舵角γ0と前輪11aの検出舵角γとの差は大きなる)、前輪11aの検出舵角γを目標舵角γ0に一致させようとして操舵シリンダ17の作動速度Vが所定値V0以上であるときには、その操舵シリンダ17の作動速度Vが所定値V0以上となっている間、走行体10の走行速度Sが所定速度S′以下に規制(操舵前の走行速度によっては強制減速)されるようになっているので、旋回走行の方向を反転させたような場合において、前輪11aの実際の舵角(検出舵角γ)が目標舵角γ0に十分に追従していない間は走行速度が低速に保たれる。このため上記第1の本発明に係る作業車の走行制御装置と同様の効果を得ることができる。
この実施形態においても、操舵輪すなわち左右の前輪11aを直進方向(中立位置)から左右いずれかに操舵する場合には上述した走行速度規制を行うが、左右いずれかに操舵した状態から直進方向(中立位置)に戻す操作のときには、上述した走行速度規制を行わないように構成しても良い。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施形態では、走行体の被操舵輪(前輪11a)の操舵操作を行う操舵操作手段はダイヤル(操舵ダイヤル42)であったが、これは他の手段、例えばレバー等であってもよい。また、走行体の被操舵輪(前輪11a)に繋がるリンク機構(ステアリングリンク機構13)を駆動する操舵アクチュエータは必ずしも油圧シリンダでなくてもよく、油圧モータ或いは電動モータとラック・ピニオン機構とを組み合わせたもの等であってもよい。また、上述の実施形態では、1つの走行モータ12の動力をギヤボックス18及び左右の車軸19を介して駆動輪である左右の後輪11bに伝達させる構成、すなわち1つの走行モータ12によって左右の後輪11bを同時に駆動する構成となっていたが、走行体10に2つの走行モータを備え、これら2つの走行モータによって左右の後輪11bを別々に駆動する構成となっていてもよい。また、上述の実施形態では、本発明が適用される対象の作業車は、走行体に昇降移動自在な作業台を備えた高所作業車であったが、これは一例であり、走行体に設けたブーム等の先端部に作業台を備えた高所作業車であってもよい。また、作業車は車輪駆動式の走行体に作業装置を備えた作業車であれば、必ずしも高所作業車でなくてもよいが、本発明が高所作業車に適用された場合には、旋回走行中の増速による慣性力を受けて作業者が作業台上で姿勢を崩してしまうような不安全な事態を効果的に防止する効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る作業車の走行制御装置を備えた高所作業車における走行体の走行動作及び作業台の昇降動作に関する信号及び動力の伝達経路を示すブロック図である。 上記高所作業車を走行体の斜め後方から見た図である。 上記高所作業車における走行体に備えられた走行装置の構成を示す平面図である。 上記高所作業車における操舵シリンダの伸長量と前輪の舵角との関係を示す図であり、(A)は操舵シリンダの伸長量が零の状態、(B)は操舵シリンダの伸長量が正値の状態、(C)は操舵シリンダの伸長量が負値の状態を示している。 上記高所作業車の作業台に備えられた操作ボックスの斜視図である。 目標舵角と検出舵角との差に応じて設定される減速度を示すグラフである。 (A)は上記高所作業車が直進走行から左旋回走行に移行した場合の走行体の移動軌跡であり、(B)は(A)に対応して示す、目標舵角と検出舵角との差Δの時間変化のグラフ(上段)と走行速度の時間変化のグラフ(下段)である。 (A)は上記高所作業車が左旋回走行から右旋回走行に移行した場合の走行体の移動軌跡であり、(B)は(A)に対応して示す、目標舵角と検出舵角との差Δの時間変化のグラフ(上段)と走行速度の時間変化のグラフ(下段)である。 (A)は上記高所作業車が直進走行から弱い左方舵取り走行に移行した場合の走行体の移動軌跡であり、(B)は(A)に対応して示す、目標舵角と検出舵角との差Δの時間変化のグラフ(上段)と走行速度の時間変化のグラフ(下段)である。 本発明の第2実施形態において、(A)は上記高所作業車が左旋回走行から右旋回走行に移行した場合の走行体の移動軌跡であり、(B)は(A)に対応して示す、操舵ダイヤルの操作速度vの時間変化のグラフ(上段)と走行速度の時間変化のグラフ(下段)である。 本発明の第2実施形態に係る作業車の走行制御装置を備えた高所作業車における走行体の走行動作及び作業台の昇降動作に関する信号及び動力の伝達経路を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態において、(A)は上記高所作業車が左旋回走行から右旋回走行に移行した場合の走行体の移動軌跡であり、(B)は(A)に対応して示す、操舵シリンダの作動速度Vの時間変化のグラフ(上段)と走行速度の時間変化のグラフ(下段)である。
符号の説明
1 高所作業車(作業車)
10 走行体
11a 前輪(被操舵輪)
13 ステアリングリンク機構(リンク機構)
17 操舵シリンダ(操舵アクチュエータ)
20 伸縮ポスト(作業装置)
30 作業台(作業装置)
42 操舵ダイヤル(操舵操作手段)
42a 操舵操作検出器(操舵操作速度検出手段)
50 コントローラ(操舵制御手段、走行速度規制手段、操舵操作速度検出手段)
51 進行停止制御バルブ(走行速度規制手段)
52 操舵制御バルブ(操舵制御手段)
62 舵角検出器(舵角検出手段)
64 シリンダ作動速度検出器(操舵アクチュエータ作動速度検出手段)

Claims (10)

  1. 車輪駆動式の車両の走行制御装置であって、
    前記車両の操舵輪の操舵操作を行う操舵操作手段と、
    前記操舵輪の舵角を検出する舵角検出手段と、
    前記操舵輪の舵角を変化させる操舵アクチュエータと、
    前記舵角検出手段により検出された前記操舵輪の舵角が前記操舵操作手段から出力される操作指令に応じて設定された前記操舵輪の目標舵角になるように前記操舵アクチュエータを作動させる制御を行う操舵制御手段と、
    前記操舵操作手段の操作状態および前記操舵アクチュエータの作動状態に応じて前記車両の走行速度規制を行う走行速度規制手段とを備えたことを特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 前記走行速度規制手段は、前記操舵操作手段の操作状態に応じて設定された前記操舵輪の目標舵角と前記舵角検出手段により検出された前記操舵輪の検出舵角とを比較し、前記目標舵角と前記検出舵角との差が所定値以上であるとき、前記車両の走行速度が所定速度以下となるように前記車両の走行速度規制を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  3. 前記走行速度規制手段は、前記操舵操作手段の操作状態に応じて設定された前記操舵輪の目標舵角と前記舵角検出手段により検出された前記操舵輪の検出舵角とを比較し、前記差が大きくなるに応じて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  4. 前記走行速度規制手段は、前記差が大きくなるに応じて大きくなる減速度を設定し、この設定された減速度に基づいて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の車両の走行制御装置。
  5. 前記操舵操作手段の操作速度を検出する操舵操作速度検出手段を有し、
    前記走行速度規制手段は、前記操舵操作速度検出手段により求められた前記操舵操作手段の操作速度が所定値以上となったとき、前記車両の走行速度が所定速度以下となるように前記車両の走行速度規制を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  6. 前記操舵操作手段の操作速度を検出する操舵操作速度検出手段を有し、
    前記走行速度規制手段は、前記操舵操作速度検出手段により求められた前記操舵操作手段の操作速度が所定値以上となったとき、前記操作速度が大きくなるに応じて前記車両の走行速度を漸次低下させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  7. 前記走行速度規制手段は、前記操作速度が大きくなるに応じて大きくなる減速度を設定し、この設定された減速度に基づいて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の車両の走行制御装置。
  8. 前記操舵アクチュエータの作動速度を検出する操舵アクチュエータ作動速度検出手段を有し、
    前記走行速度規制手段は、前記操舵アクチュエータ作動速度検出手段により求められた前記操舵アクチュエータの作動速度が所定値以上であるとき、前記車両の走行速度が所定速度以下となるように前記車両の走行速度規制を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  9. 前記操舵アクチュエータの作動速度を検出する操舵アクチュエータ作動速度検出手段を有し、
    前記走行速度規制手段は、前記操舵アクチュエータ作動速度検出手段により求められた前記操舵アクチュエータの作動速度が所定値以上であるとき、前記作動速度が大きくなるに応じて前記車両の走行速度を漸次低下させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  10. 前記走行速度規制手段は、前記作動速度が大きくなるに応じて大きくなる減速度を設定し、この設定された減速度に基づいて前記車両の走行速度を漸次減速させる制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の車両の走行制御装置。
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