JP2007038778A - 作業車のステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造及び制御により、操舵輪を所望の舵角に変化させることができる作業車のステアリング装置を提供する。
【解決手段】少なくとも左右一対の前輪11aを有する走行体と、前輪11aをキングピン軸15の周りに揺動可能に支持する一対のナックルアーム14と、ナックルアーム14を連結するタイロッド16からなる転舵機構13と、前輪11aに繋がる転舵機構13を駆動して前輪11aの舵角を変化させる操舵シリンダ17と、左右一対の前輪11aのどちらか一方に取り付けられてこの前輪のキングピン軸15の周りの回転角から前輪11aの舵角を検出する舵角検出器と、舵角検出器が取り付けられた前輪11aの目標舵角を設定する操舵ダイヤルと、操舵ダイヤルにより検出された左右一対の前輪11aのどちらか一方の舵角が設定された目標舵角となるように、操舵シリンダ17を作動させる制御を行うコントローラとを備えて構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、作業車のステアリング装置に関し、特に、旋回時において走行体の左右に設けられた一対の操舵輪の舵角に差が生じる特性を持つ転舵機構を備えた作業車のステアリング装置に関する。
工場内における運搬作業や建物の内装工事等に用いられる自走式の作業車においては、種々の形態のものがあるが、前後に一対の操舵輪及び駆動輪を有した走行体と、この走行車上に垂直に取り付けられた伸縮ポストと、この伸縮ポストに昇降自在に取り付けられた作業台と、作業台に設けられ走行体の走行・操舵制御を行うことが可能な操作装置と、操舵輪の舵角(ここでは、走行体の前後中心軸に対する操舵輪の偏向角をいう)を変化させるステアリング装置を備えて構成されたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ステアリング装置は、前記操舵輪をキングピン軸の周りに揺動可能に支持する一対のナックルアーム及び一対のナックルアームを連結するタイロッドとからなる転舵機構と、この転舵機構に繋がる操舵アクチュエータとを備え、操舵アクチュエータの作動により転舵機構を駆動して、操舵輪の舵角を変化させることができるようになっている。
特開平10−158000号公報
ところで、上記のようなタイプの作業車に用いられる転舵機構は、一般にアッカーマンリンク機構と呼ばれるものであり、旋回時の内外輪の舵角に差が生じるという特性を持っている。従来、ステアリング装置では、この特性を踏まえ、旋回時に外輪(若しくは内輪)となる操舵輪の舵角を舵角検出手段により検出し、この検出値が、操作装置の操作状態に応じて設定された目標舵角になるように、操舵アクチュエータの作動制御を行っていた。
これに伴い、従来のステアリング装置では、左右一対の操舵輪のどちらにも、舵角検出手段を取り付ける必要があった。また、左右一対の操舵輪に取り付けた舵角検出手段のそれぞれにおいて、検出した舵角、操作装置の操作状態、操舵アクチュエータの作動量を一致させる煩雑な調整作業を行わねばならず、手間がかかった。さらに、旋回時に外輪(若しくは内輪)となる操舵輪がこれら左右で変わる度に、舵角を参照する舵角検出手段も変えなければならず、制御が複雑になるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造及び制御により、操舵輪を所望の舵角に変化させることができる作業車のステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の作業車のステアリング装置は、少なくとも左右一対の操舵輪(例えば、本実施形態における前輪11a)を有する走行体と、前記操舵輪をキングピン軸の周りに揺動可能に支持する一対のナックルアーム、及び、前記一対のナックルアームを連結するタイロッドからなる転舵機構と、前記操舵輪に繋がる前記転舵機構を駆動して、前記操舵輪の舵角を変化させる操舵アクチュエータ(例えば、本実施形態における操舵シリンダ17)と、前記左右一対の操舵輪のどちらか一方に取り付けられ、前記操舵輪の舵角を検出する舵角検出手段(例えば、本実施形態における舵角検出器62)と、前記舵角検出手段が取り付けられた操舵輪の目標舵角を設定する舵角設定手段(例えば、本実施形態における操舵ダイヤル42)と、前記舵角検出手段により検出された前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の舵角が、前記舵角設定手段により設定された前記目標舵角となるように、前記操舵アクチュエータを作動させる制御を行う操舵制御手段(例えば、本実施形態におけるコントローラ50)とを備えて構成される。
なお、前記転舵機構は、前記走行体の旋回時に、前記左右一対の操舵輪の舵角に差が生じる特性(内輪の舵角の大きさが常に一定の比率で外輪の舵角の大きさよりも大きくなる特性)を持ち、前記舵角設定手段は、捻り操作可能に設けられ、操作方向と操作量に応じて、前記舵角検出手段が取り付けられた前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の前記目標舵角を設定し、前記操舵制御手段は、前記舵角検出手段により検出された前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の舵角が、前記舵角設定手段の操作方向と操作量に応じて設定された前記目標舵角となるように、前記転舵機構の特性に基づいて前記操舵アクチュエータを作動させる制御を行うように構成されることが望ましい。
以上の構成により、本発明に係る作業車のステアリング装置では、左右の操舵輪のどちらか一方に舵角検出器を取り付け、この検出器が検出した舵角をもとに操舵アクチュエータの作動制御をし、操舵輪を所望の舵角に変化させることができる。このように、従来と比べ、構造・制御がより簡単な作業車のステアリング装置を得ることができる。
なお、前記転舵機構は、前記走行体の旋回時に、前記左右一対の操舵輪の舵角に差が生じる特性を持ち、前記舵角設定手段は、捻り操作可能に設けられ、操作方向と操作量に応じて、前記舵角検出手段が取り付けられた前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の前記目標舵角を設定し、前記操舵制御手段は、前記舵角検出手段により検出された前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の舵角が、前記舵角設定手段の操作方向と操作量に応じて設定された前記目標舵角となるように、前記転舵機構の特性に基づいて前記操舵アクチュエータを作動させる制御を行うように構成されることが望ましい。
このような構成により、本発明に係る作業車のステアリング装置は、左右の操舵輪のどちらか一方に舵角検出器を取り付け、旋回時に内外輪の舵角に差が生じる特性に基づいて前記検出器の検出結果と舵角設定手段の操作方向・操作量とを関係付け、操舵アクチュエータの作動制御をし、操舵輪を所望の舵角に変化させることができる。このように、構造・制御がより簡単な作業車のステアリング装置を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る作業車のステアリング装置を備えた高所作業車1を示している。
高所作業車1は、前後左右に設けられた4つのタイヤ車輪11を有して走行可能な走行体10と、走行体10上に取り付けられ上下方向に伸縮動可能な伸縮ポスト20と、伸縮ポスト20に取り付けられた作業台30とを備えて構成されている。
走行体10は、後部の左右一対のタイヤ車輪(以下、後輪11bと称する)を駆動する走行モータ(油圧モータ)12を内蔵しており(図3参照)、この走行モータ12により後輪11bを駆動し、前部の左右一対のタイヤ車輪(以下、前輪11aと称する)を操舵することによって、所望位置へと走行できるようになっている。
伸縮ポスト20は、下部ポスト21と、下部ポスト21に対して入れ子式に設けられた上部ポスト22とからなり、内蔵の昇降シリンダ(油圧シリンダ)23(図2参照)により上下方向に伸縮動(上部ポスト22を昇降)できるようになっている。なお、上部ポスト22には作業台30が取り付けられている。
作業台30には、ここに搭乗した作業者が操作する操作ボックス40が備えられている。この操作ボックス40には、走行体10の発進停止及び前進後退の切り替え等を行う進行停止操作レバー41と、走行中の走行体10の舵取り(すなわち、操舵輪である前輪11aの操舵)操作を行う操舵ダイヤル42と、作業台30の昇降操作を行う昇降操作レバー43等が設けられている(図2及び図5参照)。そして、作業台30に搭乗した作業者は、これら進行停止操作レバー41,昇降操作レバー43や操舵ダイヤル42を操作し、走行体10の走行・操舵及び作業台30の昇降を行うことにより、任意の作業位置に移動できるようになっている。
操舵輪である前輪11aと、操舵ダイヤル42とは、本発明に係るステアリング装置を介して連動連結されている。ステアリング装置は、前輪11aに繋がる転舵機構13と、この転舵機構13を駆動して前輪11aの舵角γ(前輪11aの走行体10の前後中心軸に対する偏向角。図4参照)を変化させる操舵シリンダ(油圧シリンダ)17と、左右一対の前輪11aのどちらか一方に取り付けられこの前輪11aの舵角を検出する舵角検出器62と、舵角検出器62が取り付けられた前輪11aの目標舵角を設定する操舵ダイヤル42と、操舵ダイヤル42の操作に応じて操舵シリンダ17の作動制御を行うコントローラ50とを備えて構成されている。
転舵機構13は、図3に示すように、前輪11aをキングピン軸15の周りに揺動可能に支持する一対のナックルアーム14、及び、前記一対のナックルアーム14を連結ピンP1により連結するタイロッド16からなる。舵角検出器62は、左側のナックルアーム14に取り付けられており、左側のキングピン軸15回りの回転角から、左側の前輪11aの舵角を検出する。操舵シリンダ17は、一端が転舵機構13を構成する左側のナックルアーム14に連結ピンP2により連結され、他端が走行体10のシリンダ連結部(図示せず)に連結ピンP3により連結されている。
このため、本発明に係るステアリング装置では、操舵シリンダ17を伸縮作動させることにより、左側の前輪11aをキングピン軸15の周りを揺動させ、タイロッド16を介して右側の前輪11aを左側の前輪11aと同時且つ同方向に揺動させ、前輪(操舵輪)11aの舵角γを変化させることができるようになっている。すなわち、操舵シリンダ17は、伸長作動により左右の前輪11aを右方向に向けることができ、収縮作動により左右の前輪11aを左方向に向けることができる。このとき、左右一対の前輪11aは、転舵機構13によって走行体10の旋回時に舵角に差が生じるように(具体的には、内輪の舵角の大きさが常に一定の比率で外輪の舵角の大きさよりも大きくなるように)設定されている。
図4を用いて説明すると、操舵シリンダ17は、伸縮量Δが零(Δ=0)のときは、左右の前輪11aの舵角γ,γがともに零(γ=0,γ=0)となる(図4(A)参照)。また、前輪11aが右方向に偏向した状態の舵角の符号を正、前輪11aが左方向に偏向した状態の舵角の符号を負と定義すると、伸長量Δが正値(Δ>0)のときには、左右の前輪11aの舵角γ,γは正値(γ>0,γ>0)となる(図4(B)参照)。このとき、詳細は後述するが、転舵機構13が持つ特性により、左側の前輪11aの舵角γと右側の前輪の舵角γとの関係は、|γ|<|γ|となる。また、伸縮量Δが負値(Δ<0)のときには、前輪11aの舵角γ,γは負値(γ<0,γ<0)となる(図4(C)参照)。このとき、転舵機構13が持つ特性により、左側の前輪11aの舵角γと右側の前輪の舵角γとの関係は、|γ|>|γ|となる。
上記のように構成された高所作業車1において、操作ボックス40内に備えられたレバー・ダイヤルの操作に対応した走行制御について、図2を用いて説明する。なお、図2には、走行体10の走行・操舵及び作業台30の昇降に関する信号及び動作の伝達経路を示している。
作業台30の操作ボックス40内に備えられた進行停止操作レバー41は、非操作状態において中立位置(図5に示すように垂直姿勢の位置)に位置し、この中立位置を基準に前方或いは後方へ傾動操作することができるようになっている。そして、この進行停止操作レバー41は、傾動操作状態から手を離したときには、内蔵されたスプリングの力によって自動で中立位置に復帰する構成となっている。そして、進行停止操作レバー41の操作状態(非操作状態を中立位置とし、この中立位置を基準とした操作方向と操作量)は、操作ボックス40内に設けられたポテンショメータ等からなる進行停止操作検出器41aによって検出することができる。なお、進行停止操作検出器41aが検出した進行停止操作レバー41の操作状態の情報は、(作業台30若しくは走行体10に備えられた)コントローラ50に入力されるようになっている。
ここで、進行停止操作レバー41の中立位置よりも前方への傾動操作は、走行体10の前進走行指令に相当し、その傾動操作量が大きい程、コントローラ50において前進走行時の目標走行速度が大きい値に設定される。また、進行停止操作レバー41の中立位置よりも後方への傾動操作は、走行体10の後退走行指令に相当し、その傾動操作量が大きい程、コントローラ50において後進走行時の目標走行速度が大きい値に設定される。また、進行停止操作レバー41を中立位置への復帰させる操作は、走行体10の停止指令に相当する。
操舵ダイヤル42は、非操作状態において中立位置(図5に示すように、操舵ダイヤル42に記されたマークM1と操作ボックス40に記されたマークM2とが一致する位置)に位置し、この中立位置を基準に右回り(時計回り)或いは左回り(反時計回り)に捻り操作することができるようになっている。そして、この操舵ダイヤル42は、捻り操作状態から手を離したときには、内蔵されたスプリングの力によって自動で中立位置に復帰する構成となっている。そして、操舵ダイヤル42の操作状態(中立位置を基準とした操作方向と操作量)は、操作ボックス40内に設けられたポテンショメータ等からなる操舵操作検出器42aによって検出することができる。なお、操舵操作検出器42aが検出した操舵ダイヤル42の操作情報は、コントローラ50に入力されるようになっている。
ここで、操舵ダイヤル42の右回り方向へ捻り操作は、前輪11aの右方向への操舵指令に相当し、中立位置から右回り方向へ捻り操作量が大きい程、コントローラ50において右方向への目標舵角が大きい値に設定される。また、操舵ダイヤル42の左回り方向への捻り操作は、前輪11aの左方向への操舵指令に相当し、中立位置から左回り方向への捻り操作量が大きい程、コントローラ50において左方向への目標舵角が大きい値に設定される。また、操舵ダイヤル42を中立位置に復帰させる操作は、前輪11aの舵角を零の状態(すなわち、γ=0の状態。図4(A)参照)にする指令に相当する。
昇降操作レバー43は、非操作状態において中立位置(図5に示すように垂直姿勢の位置)に位置し、この中立位置を基準に前方或いは後方へ傾動操作することができるようになっている。そして、この昇降操作レバー43は、傾動操作状態から手を放したときには、内蔵されたスプリングの力によって自動で中立位置に復帰する構成となっている。そして、昇降操作レバー43の操作状態(中立位置を基準とした操作方向と操作量)は、操作ボックス40内に設けられたポテンショメータ等からなる昇降操作検出器43aによって検出することができる。なお、昇降操作検出器43aが検出した昇降操作レバー43の操作状態の情報は、コントローラ50に入力されるようになっている。
ここで、昇降操作レバー43の中立位置よりも前方への傾動操作は、作業台30の下降指令に相当し、その傾動操作量が大きい程、コントローラ50において作業台30の下降時における目標作動速度が大きい値に設定される。また、昇降操作レバー43の中立位置よりも後方への傾動操作は、作業台30の上昇指令に相当し、その傾動操作量が大きい程、コントローラ50において作業台30の上昇時における目標作動速度が大きい値に設定される。また、昇降操作レバー43を中立位置に復帰させる操作は作業台30の停止指令に相当する。
走行体10には、その内部に電動モータや小型エンジン等からなる動力源(図示せず)によって駆動される油圧ポンプP(図1参照)が設けられており、この油圧ポンプPから吐出された圧油は、進行停止制御バルブ51経由で走行モータ12に供給されるようになっている。ここで、走行体10の駆動輪である左右の後輪11bは、走行モータ12によりギヤボックス18を介して駆動される左右の車軸に取り付けられており(図3参照)、コントローラ50は、進行停止操作レバー41の操作状態に応じた方向及び量で、進行停止制御バルブ51のスプール(図示せず)を電磁駆動するので、作業台30上の作業者は、進行停止操作レバー41の操作によって走行体10の発進停止及び進行方向(前進後退)の切り替えと走行速度の設定とを行うことができる。
また、油圧ポンプPから吐出された圧油は、操舵制御バルブ52経由で操舵アクチュテータ17に供給されるようになっており(図4参照)、コントローラ50は、操舵ダイヤル42の操作状態に応じた方向及び量で、操舵制御バルブ52のスプール(図示せず)を電磁駆動するので、作業台30上の作業者は、操舵ダイヤル42の操作によって操舵シリンダ17の伸縮操作を行って、前輪11aの操舵を行うことができる。
また、油圧ポンプPから吐出された圧油は、昇降制御バルブ53経由で昇降シリンダ23に供給されるようになっており、コントローラ50は、昇降操作レバー43の操作状態に応じた方向及び量で、昇降制御バルブ53のスプール(図示せず)を電磁駆動するので、作業台30上の作業者は、昇降操作レバー43の操作を行って、作業台30の昇降移動を行うことができる。
走行体10には、後輪11bの車軸19の回転数から走行体10の走行速度を検出する走行速度検出器61と、上記したように左右一対の前輪11aのどちらか一方(ここでは左側)のキングピン軸15の周りの回転角から前輪11aの舵角を検出する舵角検出器(例えば、ポテンショメータ)62とが設けられている。また、伸縮ポスト20には、昇降シリンダ23の作動速度等から作業台30の昇降速度を検出する昇降速度検出器63が内蔵されている。これら走行速度検出器61により検出された走行体10の走行速度の情報、舵角検出器62により検出された舵角の情報及び昇降速度検出器63により検出された作業台30の昇降速度の情報は、いずれもコントローラ50に入力されるようになっている。
コントローラ50は、進行停止操作検出器41aにより検出された進行停止操作レバー41の操作状態(中立位置を基準とした操作方向及び操作量)の情報が入力されると、その検出された進行停止操作レバー41の操作状態に応じた走行体10の目標走行速度を設定し、走行速度検出器61により検出された走行体10の走行速度がその目標走行速度となるように進行停止制御バルブ51のスプールを駆動し、走行モータ12の回転数をコントロールする。
また、コントローラ50は、昇降操作検出器43aにより検出された昇降操作レバー43の操作状態(中立位置を基準とした操作方向及び操作量)の情報が入力されると、その検出された昇降操作レバー43の操作状態に応じた走行体10の目標昇降速度を設定し、昇降速度検出器63により検出された作業台30の昇降速度がその目標昇降速度となるように昇降制御バルブ53のスプールを駆動し、昇降シリンダ23の作動速度をコントロールする。
また、コントローラ50は、操舵操作検出器42aにより検出された操舵ダイヤル42の操作状態(中立位置を基準とした操作方向及び操作量)の情報が入力されると、その検出された操舵ダイヤル42の操作状態に応じた(左側の)前輪11aの目標舵角を設定し、舵角検出器62により検出される(左右一対のうちどちらか一方(本実施形態では左側)の)前輪11aの舵角が、その目標舵角となるように操舵制御バルブ52を駆動し、転舵機構13の特性に基づいて、操舵シリンダ17の伸長量をコントロールする。
なお、本実施形態では、図6に示すように、操舵ダイヤル42の最大捻り操作量は左回り及び右回りの各々において40度に設定され、左側の前輪11aの最大舵角は左方向90度、右方向70度に設定され、操舵ダイヤル42の操作状態と、舵角検出に用いる側である)左側の前輪11aの目標舵角とは、比例関係にある。また、右側の前輪11aは、図7に示すように、最大舵角が左方向70度、右方向90度に設定されており、転舵機構13を介して左側の前輪11aと繋がっているため、右側前輪11aの舵角は左側前輪11aの舵角(の検出値)から割り出すことができるようになっている。
すなわち、操舵ダイヤル42が右回り方向に最大捻り操作量(40度)操作され、走行体10が右回り方向に最も大きく旋回し、左前輪11Lの舵角として舵角検出器62により右方向70度が検出された場合は、上記転舵機構13との関係より、右前輪11Rの舵角は右方向90度であることが分かる(図7参照)。また、操舵ダイヤル42が左回り方向に最大捻り操作量(40度)操作され、走行体10が左回り方向に最も大きく旋回し、左前輪11Lの舵角として舵角検出器62により左方向90度が検出された場合は、上記転舵機構13との関係で、右前輪11Rの舵角が左方向70度であることが分かる。
このような構成により、コントローラ50は、例えば、走行体10の直進走行中(このとき操舵ダイヤル42は中立位置にあり、目標舵角と実際の舵角はともに0度である)に、操舵ダイヤル42が左回り方向に20度捻り操作されると、目標舵角が左方向45度に設定され、舵角検出器62により検出される左側の前輪11aの舵角が目標舵角(左方向45度)と一致するまで、操舵シリンダ17を伸長作動させる(図6参照)。なお、このときの右側の前輪11aの舵角は、左方向35度である(図7参照)。
また、コントローラ50は、操舵ダイヤル42が右回り方向に30度捻り操作されると、転舵機構13の特性に基づいて目標舵角を右方向52.5度に設定し、舵角検出器62により検出される左側の前輪11aの舵角が目標舵角(右方向52.5度)と一致するまで、操舵シリンダ17を伸長作動させる。なお、このときの右側の前輪11aの舵角は、右方向67.5度である(図7参照)。
以上のような構成により、本発明では、左右一対の操舵輪(前輪11a)のどちらか一方の舵角のみを検出し、この検出値が操舵ダイヤルの操作状態(操作方向及び操作量)に応じて設定された目標舵角と一致するように、操舵シリンダの作動制御を行うことで、前輪11aを所望の方向に回転させることができる。このように、ステアリング装置を簡単な構造及び制御で構成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。上記実施形態では、前輪11aが操舵輪であり、後輪11bが走行モータ12により駆動される駆動輪である構成だったが、これに限定されるものではなく、例えば、前輪11aが走行モータ12により駆動され駆動輪と操舵輪を兼用し、後輪11bが従動輪である構成としてもよい。
本発明に係る作業者のステアリング装置を備えた高所作業車の斜視図である。 上記高所作業車における、走行体の走行・操舵及び作業台の昇降に関する信号及び動作の伝達経路を示す図である。 上記高所作業車におけるステアリング装置の構成を示す平面図である。 上記高所作業車における操舵シリンダの伸長量と前輪の舵角との関係を示す図であり、(A)は操舵シリンダの伸長量が零の状態、(B)は操舵シリンダの伸長量が正値の状態、(C)は操舵シリンダの伸長量が負値の状態を示している。 上記高所作業車の作業台に備えられた操作ボックスの斜視図である。 上記高所作業車における操舵ダイヤルの最大捻り操作量と左前輪の舵角との関係を示す図である。 上記高所作業車における操舵ダイヤルの操作状態に応じた左側前輪及び右側前輪の動きと、これら左側前輪及び右側前輪における舵角の関係を示す図である。
符号の説明
1 高所作業車
10 走行体
11 前輪(操舵輪)
13 転舵機構
14 ナックルアーム
15 キングピン軸
16 タイロッド
17 操舵シリンダ(操舵アクチュエータ)
42 操舵ダイヤル(舵角設定手段)
50 コントローラ(操舵制御手段)
62 舵角検出器(舵角検出手段)

Claims (2)

  1. 少なくとも左右一対の操舵輪を有する走行体と、
    前記操舵輪をキングピン軸の周りに揺動可能に支持する一対のナックルアーム、及び、前記一対のナックルアームを連結するタイロッドからなる転舵機構と、
    前記操舵輪に繋がる前記転舵機構を駆動して、前記操舵輪の舵角を変化させる操舵アクチュエータと、
    前記左右一対の操舵輪のどちらか一方に取り付けられ、前記操舵輪の舵角を検出する舵角検出手段と、
    前記舵角検出手段が取り付けられた操舵輪の目標舵角を設定する舵角設定手段と、
    前記舵角検出手段により検出された前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の舵角が、前記舵角設定手段により設定された前記目標舵角となるように、前記操舵アクチュエータを作動させる制御を行う操舵制御手段とを備えたことを特徴とする作業車のステアリング装置。
  2. 前記転舵機構は、前記走行体の旋回時に、前記左右一対の操舵輪の舵角に差が生じる特性を持ち、
    前記舵角設定手段は、捻り操作可能に設けられ、操作方向と操作量に応じて、前記舵角検出手段が取り付けられた前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の前記目標舵角を設定し、
    前記操舵制御手段は、前記舵角検出手段により検出された前記左右一対の操舵輪のどちらか一方の舵角が、前記舵角設定手段の操作方向と操作量に応じて設定された前記目標舵角となるように、前記転舵機構の特性に基づいて前記操舵アクチュエータを作動させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の作業車のステアリング装置。
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