JP6149217B2 - 突起を備えた金属微粒子 - Google Patents

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Description

本発明は、錐状の突起など、みかけ上、先細りとなった突起を有する、ニッケル元素を含む金属微粒子に関する。
ニッケル微粒子は、導電性材料や触媒などに用いられており、近年非常に注目されている材料である。ニッケル微粒子などの金属微粒子は、その用いられる分野によって必要とされる特性が異なるため、粒子径や結晶子径以外に、粒子の形状を制御することが必要とされている。例えば、回路基板等の電気的接続に用いる導電性微粒子には、マトリックス中での接触箇所の増大並びに導電性能の向上を目的に、粒子表面に突起形状を持つ粒子が必要とされている。その他触媒に用いる場合にも、同じ粒子径であれば比表面積の大きい粒子の方が特性に優れるため、突起を有する金属微粒子が必要とされている。
特許文献1や特許文献2に記載されたような樹脂微粒子から成る基材粒子表面にニッケルまたはニッケル合金の導電層を有し、前記導電層は突起形状を有する微粒子が、これまでに開示されている。しかし、粒子表面に微細なニッケル微粒子またはその凝集体が点状や紐状に付着しているに過ぎない。この微粒子が同種材料での積層や、異種の材料で構成される場合には熱膨張などの物性が異なるため、はく離や変質の問題を有する。また、特許文献3に記載されたような粒子径が0.1〜10μmであって、外表面に粒径の1/4よりも低い多数の錐状の突起を一体に有するニッケル微粒子が開示されているが、突起が小さいために十分な接触を保つことが難しく、導電不良の防止や抵抗値の低減化等の実現が難しかった。
さらに、何れの文献にあっても、粒子径(D)に対する結晶子径(d)の比率(d/D)については、充分な検討がなされていなかった。
また、導電性スラリーとしての有用性を高めるためには、金属自体の融点に対して1/5以下の比較的低温域における粒子同士の融着性が高いことが好ましいと考えられるが、この点に関する考察は十分になされていないのが実情であった。
またさらに、金属微粒子などの微粒子の製造にあっては、得られた微粒子同士の凝集を防ぐ必要があることが多いが、従来の技術にあっては、分散剤などの利用によって凝集を防ぐことが一般的であり、凝集防止を微粒子の形状から防止するという発想はなされていないのが現状である。
特開2012−134156号公報 特開2000−243132号公報 特開2007−191786号公報
導電特性や触媒特性の向上や、例えば200℃以下程度の比較的低温域における粒子同士の融着性や、粒子同士の凝集防止などに関して、粒子本体から突出する突起による効果が、充分に発揮され得る新たな金属微粒子並びに同金属微粒子を含む金属微粒子粉体及びスラリーの提供を課題とする。
本発明者は、粒子本体と、前記粒子本体から突出する突起を備え、前記粒子本体の粒子径が5μm以下の金属微粒子において、充分に長い突起を有する新規な形状を備えたニッケル元素を含む金属微粒子を製造することができたものであり、これにより本発明を完成させた。
なお本明細書の記載において、「粒子径」とは、特に断りがない限り、突起を除いた粒子本体の粒子径を意味する。
本発明に係る金属微粒子にあっては、前記突起が、その基端から先端に向かうに従って、みかけ上の幅が徐々に小さくなる先細り形状を有するものであり、且つ、前記突起の内、少なくとも1個の突起の高さが、前記粒子本体の前記粒子径に対して1/4より大きく8/4以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る金属微粒子にあっては、粒子本体と、前記粒子本体から突出する突起を備え、前記粒子本体の粒子径が5μm以下の金属微粒子において、前記突起を構成する金属自体の融点よりも低い温度で前記突起が溶融変形することを特徴とする。
また本発明は、上記の金属微粒子を含有する組成物であって、前記組成物の形態が粉体状又はスラリー状である金属粒子含有組成物を提供する。
前記の突起は、その基端から先端に向かうに従って、電子顕微鏡によるみかけ上の幅が徐々に小さくなる先細り形状を有するものであり、前記基端の見かけ上の幅が前記みかけ上の高さの2倍の値以下であることが望ましい。より望ましくは、前記基端の見かけ上の幅が前記みかけ上の高さ以下のものであり、さらに望ましくは前記基端の見かけ上の幅が前記みかけ上の高さの1/2の値以下である。このように、突起が細く長いものである方が、上記の溶融変形が促進され、突起を構成する金属自体の融点よりも低い温度で、例えば同融点の1/5以下の温度でも、溶融変形が生じ、また、粒子同士の凝集防止効果も高まる。本発明に係る金属微粒子は、前記粒子本体と前記突起とが同一の素材から一体に形成されたニッケルやニッケル合金やニッケル化合物などの微粒子であり、導電材料や触媒としての有用性が高い。また、前記粒子本体と前記突起とが同一の素材から一体に形成されたものであることによって、はく離や変質の可能性を低減でき、安定した特性を示すことができる。また、前記金属微粒子の粒子径(D)に対する結晶子径(d)の比率(d/D)が、0.02以上であるものとして実施することが有利である。この比率(d/D)が大きい程、熱収縮や劣化などを低減できる可能性がある。
本発明の金属微粒子においては、突起の長さが、公知のものに比して充分に長いものであることを特徴とするものであるが、粒子本体の形状は特に問わないものである。粒子本体の形状は球体に限らず、不定形であっても、本発明の効果を発揮する。また、金属微粒子は、その比表面積が、前記粒子本体の粒子径より換算される、前記金属微粒子を球形とした場合の表面積に対して2.5倍以上であることが望ましい。
また、本発明は、上記の金属微粒子を作製する方法であって、被処理流動体として、ニッケル化合物溶液である第一流体と、還元剤溶液である第二流体とを、対向して配設された、接近・離反可能な、少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する少なくとも2つの処理用面の間にできる薄膜流体中で混合し、上記金属微粒子としてニッケル微粒子を析出させることを特徴とする金属微粒子の製造方法を提供する。上記第一流体と上記第二流体との混合後の混合液のpHを10〜14とすることが望ましい。
また、本発明は、第1処理用部と、この第1処理用部に対して相対的に接近・離反可能な第2処理用部との、少なくとも2つの処理用部と、上記の第1処理用部と第2処理用部とを相対的に回転させる回転駆動機構とを備え、上記の各処理用部において互いに対向する位置に、第1処理用面及び第2処理用面の少なくとも2つの処理用面が設けられており、上記の各処理用面は、上記被処理流動体が流される流路の一部を構成するものであり、上記の第1処理用面と第2処理用面との間に上記被処理流動体が通されるものであり、上記少なくとも2つの処理用面を離反させる方向に移動させる力と、上記少なくとも2つの処理用面を接近させる方向に押す力とのバランスによって、上記第1処理用面と第2処理用面との間の間隔を微小間隔に維持し、この微小間隔に維持された両処理用面間に上記被処理流動体が通されることにより、上記被処理流動体が上記薄膜流体を形成するものであるものとして実施することができる。
また、本発明は、上記第一流体と上記第二流体とのうちの何れか一方が、上記薄膜流体を形成しながら上記両処理用面間を通過し、上記何れか一方が流される流路とは独立した別途の導入路を備えており、上記少なくとも2つの処理用面の少なくとも何れか一方に上記別途の導入路に通じる開口部を少なくとも一つ備え、上記第一流体と上記第二流体とのうちの何れか他方を、上記開口部から上記少なくとも2つの処理用面の間に導入して、上記第一流体と上記第二流体とを、上記薄膜流体中で混合するものとして実施することができる。
本発明は、導電特性や触媒特性の向上など、粒子本体から突出する突起による効果が、充分に発揮され得る新たな金属微粒子を提供することができたものである。
この金属微粒子は、種々の特性を有するものとして実施することができるものであり、例えば、前記金属微粒子の粒子径(D)に対する結晶子径(d)の比率(d/D)が、0.02以上の金属微粒子を提供できたものであり、熱収縮や劣化などを低減できる可能性があり、導電特性や触媒特性の向上が期待されるものである。また突起を有しない粒子や、これまでに開示された突起を有する粒子よりも表面積を確保できるため、これまでよりも少量で同等もしくはそれ以上の効果が得られる可能性があるため、省資源が期待される。また、粒子本体から突出する突起が、前記突起を構成する金属自体の融点よりも低い温度で溶融変形することで、これまでよりも低温での熱処理によって、粒子同士を融着させることができるため、導電性微粒子及びそれを用いた配線部材などを低エネルギーにて得ることが可能である。また、充分に長い突起の存在によって金属微粒子同士の凝集を抑制することができるものである。
本発明の実施の形態に係る流体処理装置の略断面図である。 (A)は図1に示す流体処理装置の第1処理用面の略平面図であり、(B)は同装置の処理用面の要部拡大図である。 (A)は同装置の第2導入部の断面図であり、(B)は同第2導入部を説明するための処理用面の要部拡大図である。 製造例1にて得られたニッケル微粒子の10万倍のSEM写真である。 製造例1にて得られたニッケル微粒子の3万倍のSEM写真である。 製造例2にて得られたニッケル微粒子の10万倍のSEM写真である。 製造例2にて得られたニッケル微粒子の3万倍のSEM写真である。 製造例3にて得られたニッケル微粒子の5万倍のSEM写真である。 製造例3にて得られたニッケル微粒子の1万倍のSEM写真である。 製造例4にて得られたニッケル微粒子のTEM写真である。 製造例5にて得られたニッケル微粒子の3万倍のSEM写真である。 製造例6にて得られたニッケル微粒子の10万倍のSEM写真である。 製造例7にて得られたニッケル微粒子の10万倍のSEM写真である。 製造例7にて得られたニッケル微粒子の3万倍のSEM写真である。 製造例8にて得られたニッケル微粒子の5万倍のSEM写真である。 製造例9にて得られたニッケル微粒子の5万倍のSEM写真である。 製造例10にて得られたニッケル微粒子のTEM写真である。 製造例10にて得られたニッケル微粒子の、図17とは異なる視野のTEM写真である。 製造例7にて得られたニッケル微粒子を150℃で3時間の熱処理をした後の5万倍のSEM写真である。 製造例7にて得られたニッケル微粒子を150℃で3時間の熱処理をした後の10万倍のSEM写真である。 製造例7にて得られたニッケル微粒子を250℃で3時間の熱処理をした後の5万倍のSEM写真である。 製造例9にて得られたニッケル微粒子を150℃で3時間の熱処理をした後の3万倍のSEM写真である。 (A)(B)は本発明に係る金属微粒子の説明図である。
本発明の金属微粒子は、突起を有する金属微粒子である。前記突起は、粒子本体と一体化していることが好ましく、単数または複数からなるものとして実施できる。図23(A)に示すように、突起の少なくとも一個の高さ(H)は、粒子本体の粒子径(D)に対して1/4よりも大きいことが好ましい。前記突起は、多角錐や円錐などの錐状であることが好ましい。前記突起は、すべの突起が同じ形状であっても、異なる形状であってもよい。また、本発明における金属微粒子は、5μm以下、好ましくは1μm以下の微細な粒子であることが好ましい。
より詳しくは、粒子径(D)は、10〜1000nmが好ましく、さらに好ましくは20〜1000nm、更に好ましくは50nm〜1000nmである。粒子径(D)が10nmを下回ると、ナノ粒子化による粒子全体の融点降下が影響する可能性が考えられるため、特に突起を設ける意味が減少する。
上記の種々の粒子径の粒子本体において、本発明者は、種々の大きさの突起を有する粒子を製造することができたが、最も長い突起については、10〜630nmの高さ(H)の突起を確認したものであり、粒子径(D)との比率では、突起の高さ(H)が粒子径(D)の約1/4〜8/4のものを確認することができた。特に、2/4〜5/4の突起については安定して製造することができた。
他方、短い突起については、1〜250nmの高さ(H)の突起を確認したものであり、粒子径(D)との比率では、突起の高さ(H)が粒子径(D)の約1/4未満から1/100未満のものを確認した。
但し、これらの値は、電子顕微鏡による観察結果に基づくものであり、現在の技術では、立体的な粒子本体並びに突起についても、平面的な観察にならざるを得ないため、実物の突起については、これらの数値よりも幾分大きな数値となると考えられる。
各突起の基端の幅(W)は、粒子径(D)によっても異なるが、1nm〜500nmであり、基端の幅(W)が前記突起の高さ(H)の約2/1〜1/10であるものが確認された。
1個の粒子における全突起の本数は、2〜1000本、好ましくは10〜500本であり、良好に製造された粒子には約2〜100本のものが確認された。
粒子中の全ての突起について、上記の電子顕微鏡によるみかけ上の高さ(H)が粒子本体の粒子径(D)に対して1/4より大きい突起(大突起)であることが望ましいが、本発明はかかるものに限定するものではなく、高さ(H)が粒子径(D)に対して1/4以下の小さな突起(小突起)と混在するものであってもよい。この大突起は、全突起の本数の30%以上であることが最も好ましいが、突起の本数が多い場合などでは、10%以上でもよく、最低限1本の突起が大突起で、他の突起は全て小突起であってもよい。
なお、図23(B)に示すように、粒子径(D1)が5.0μm以下であり、突起が対向した位置に存在する場合、両突起間の電子顕微鏡によるみかけ上の平面距離(D8)は7.5μm以下となる。そして、これらの突起のうち最長の長さを有する突起の高さ(H8)は、上記平面距離(D8)の1/6よりも大きいものであることが望ましい。なお、実際の粒子においては、大突起が対向した位置に存在するとは限らないため、複数の突起間の電子顕微鏡によるみかけ上で最長となる突起間の平面距離が7.5μm以下であればよい。
また、前記粒子は、その金属自体の融点よりも低い温度で前記突出する突起が溶融変形する。例えば、下記実施例に記載のニッケルの場合は、一般的に融点が1450℃(理化学辞典第4版編久保亮五他発行岩波書店)であるが、同融点の1/5以下の温度である150℃の低温において溶融変形し、粒子同士が融着する。このため、これまで以上に低温で、粒子同士を融着、接合することが可能となった。
より具体的には、本発明に係る金属微粒子は、粒子本体の表面から突出する先細りの突起を有している。この突起は、充分に長く、突起の先端になればなるほど先細りとなるため、ナノスケールになり、いわゆる量子サイズ効果が発現しやすくなる。そのため、突起部分では塊状の物質、いわゆるバルク物質では起こり得ない特異な振舞いを示し、その物質自体の融点に対して1/5以下の温度で前記突出する突起が溶融変形し得るものと考えられる。
また、前記金属微粒子の粒子径(D)に対する結晶子径(d)の比率(d/D)が、0.02以上であることが好ましい。前記金属微粒子の粒子径は、特に限定されないが、5μm以下、好ましくは1μm以下の微粒子であることが好ましい。この比率(d/D)が大きい程、熱収縮や劣化などを低減できる可能性が高くなる。
また本発明における前記金属は、ニッケル元素を含むものであり、純金属としてのニッケルの他、ニッケルと、ニッケル以外の銀、銅、錫などの他の元素の1種または複数種とからなる合金であってもよく、ニッケルと他の金属元素又は非金属元素とを含んだ金属化合物であってもよい。
本発明における、金属微粒子の製造方法としては、特に限定されない。一例として、本願出願人によって開示された、国際公開WO2009/008393号パンフレットに記載されたような装置を用いて作製することが可能であり、5μm以下、好ましくは1μm以下の微細で均一な粒子を作製する上で有利である。
(装置の説明)図1〜図3に示す流体処理装置は、上記国際公開WO2009/008393号パンフレットに記載の装置と同様であり、接近・離反可能な少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する処理用部における処理用面の間で被処理物を処理するものであって、被処理流動体のうちの第1の被処理流動体である第1流体を処理用面間に導入し、上記第1流体を導入した流路とは独立し、処理用面間に通じる開口部を備えた別の流路から被処理流動体のうちの第2の被処理流動体である第2流体を処理用面間に導入して処理用面間で上記第1流体と第2流体を混合・攪拌して処理を行う装置である。なお、図1においてUは上方を、Sは下方をそれぞれ示しているが、本発明において上下前後左右は相対的な位置関係を示すに止まり、絶対的な位置を特定するものではない。図2(A)、図3(B)においてRは回転方向を示している。図3(B)においてCは遠心力方向(半径方向)を示している。
この装置は、被処理流動体として少なくとも2種類の流体を用いるものであり、そのうちで少なくとも1種類の流体については被処理物を少なくとも1種類含むものであり、接近・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面を備え、これらの処理用面の間で上記の各流体を合流させて薄膜流体とするものであり、当該薄膜流体中において上記の被処理物を処理する装置である。この装置は、上述のとおり、複数の被処理流動体を処理することができるが、単一の被処理流動体を処理することもできる。
この流体処理装置は、対向する第1及び第2の、2つの処理用部10,20を備え、少なくとも一方の処理用部が回転する。両処理用部10,20の対向する面が、夫々処理用面となる。第1処理用部10は第1処理用面1を備え、第2処理用部20は第2処理用面2を備える。
両処理用面1,2は、被処理流動体の流路に接続され、被処理流動体の流路の一部を構成する。この両処理用面1,2間の間隔は、適宜変更して実施することができるが、通常は、1mm以下、例えば0.1μmから50μm程度の微小間隔に調整される。これによって、この両処理用面1,2間を通過する被処理流動体は、両処理用面1,2によって強制された強制薄膜流体となる。
この装置を用いて複数の被処理流動体を処理する場合、この装置は、第1の被処理流動体の流路に接続され、当該第1被処理流動体の流路の一部を形成すると共に、第1被処理流動体とは別の、第2被処理流動体の流路の一部を形成する。そして、この装置は、両流路を合流させて、処理用面1,2間において、両被処理流動体を混合し、反応させるなどの流体の処理を行なう。なお、ここで「処理」とは、被処理物が反応する形態に限らず、反応を伴わずに混合・分散のみがなされる形態も含む。
具体的に説明すると、上記の第1処理用部10を保持する第1ホルダ11と、第2処理用部20を保持する第2ホルダ21と、接面圧付与機構と、回転駆動機構と、第1導入部d1と、第2導入部d2と、流体圧付与機構pとを備える。
図2(A)へ示す通り、この実施の形態において、第1処理用部10は、環状体であり、より詳しくはリング状のディスクである。また、第2処理用部20もリング状のディスクである。第1、第2処理用部10、20の材質は、金属、カーボンの他、セラミックや焼結金属、耐磨耗鋼、サファイア、その他金属に硬化処理を施したものや、硬質材をライニングやコーティング、メッキなどを施工したものを採用することができる。この実施の形態において、両処理用部10,20は、互いに対向する第1、第2の処理用面1、2の少なくとも一部が鏡面研磨されている。
この鏡面研磨の面粗度は、特に限定されないが、好ましくはRa0.01〜1.0μm、より好ましくはRa0.03〜0.3μmとする。
少なくとも一方のホルダは、電動機などの回転駆動機構(図示せず)にて、他方のホルダに対して相対的に回転することができる。図1の50は、回転駆動機構の回転軸を示しており、この例では、この回転軸50に取り付けられた第1ホルダ11が回転し、この第1ホルダ11に支持された第1処理用部10が第2処理用部20に対して回転する。もちろん、第2処理用部20を回転させるようにしてもよく、双方を回転させるようにしてもよい。また、この例では、第1、第2ホルダ11、21を固定しておき、この第1、第2ホルダ11、21に対して第1、第2処理用部10、20が回転するようにしてもよい。
第1処理用部10と第2処理用部20とは、少なくとも何れか一方が、少なくとも何れか他方に、接近・離反可能となっており、両処理用面1,2は、接近・離反できる。
この実施の形態では、第1処理用部10に対して、第2処理用部20が接近・離反するもので、第2ホルダ21に設けられた収容部41に、第2処理用部20が出没可能に収容されている。但し、これとは、逆に、第1処理用部10が、第2処理用部20に対して接近・離反するものであってもよく、両処理用部10,20が互いに接近・離反するものであってもよい。
この収容部41は、第2処理用部20の、主として処理用面2側と反対側の部位を収容する凹部であり、平面視において、円を呈する、即ち環状に形成された、溝である。この収容部41は、第2処理用部20を回転させ得る十分なクリアランスを持って、第2処理用部20を収容する。なお、第2処理用部20は軸方向に平行移動のみが可能なように配置してもよいが、上記クリアランスを大きくすることにより、第2処理用部20は、収容部41に対して、処理用部20の中心線を、上記収容部41の軸方向と平行の関係を崩すように傾斜して変位できるようにしてもよく、さらに、第2処理用部20の中心線と収容部41の中心線とが半径方向にずれるように変位できるようにしてもよい。
このように、3次元的に変位可能に保持するフローティング機構によって、第2処理用部20を保持することが望ましい。
上記の被処理流動体は、各種のポンプや位置エネルギーなどによって構成される流体圧付与機構pによって圧力が付与された状態で、第1導入部d1と、第2導入部d2から両処理用面1、2間に導入される。この実施の形態において、第1導入部d1は、環状の第2ホルダ21の中央に設けられた通路であり、その一端が、環状の両処理用部10、20の内側から、両処理用面1、2間に導入される。第2導入部d2は、第1の被処理流動体と反応させる第2の被処理流動体を処理用面1,2へ供給する。この実施の形態において、第2導入部d2は、第2処理用部20の内部に設けられた通路であり、その一端が、第2処理用面2にて開口する。流体圧付与機構pにより加圧された第1の被処理流動体は、第1導入部d1から、両処理用部10,20の内側の空間に導入され、第1処理用面1と第2処理用面2との間を通り、両処理用部10,20の外側に通り抜けようとする。これらの処理用面1,2間において、第2導入部d2から流体圧付与機構pにより加圧された第2の被処理流動体が供給され、第1の被処理流動体と合流し、混合、攪拌、乳化、分散、反応、晶出、晶析、析出などの種々の流体処理がなされ、両処理用面1,2から、両処理用部10,20の外側に排出される。なお、減圧ポンプにより両処理用部10,20の外側の環境を負圧にすることもできる。
上記の接面圧付与機構は、第1処理用面1と第2処理用面2とを接近させる方向に作用させる力を、処理用部に付与する。この実施の形態では、接面圧付与機構は、第2ホルダ21に設けられ、第2処理用部20を第1処理用部10に向けて付勢する。
上記の接面圧付与機構は、第1処理用部10の第1処理用面1と第2処理用部20の第2処理用面2とが接近する方向に押す力(以下、接面圧力という)を発生させるための機構である。この接面圧力と、流体圧力などの両処理用面1、2間を離反させる力との均衡によって、nm単位ないしμm単位の微小な膜厚を有する薄膜流体を発生させる。言い換えれば、上記力の均衡によって、両処理用面1、2間の間隔を所定の微小間隔に保つ。
図1に示す実施の形態において、接面圧付与機構は、上記の収容部41と第2処理用部20との間に配位される。具体的には、第2処理用部20を第1処理用部10に近づく方向に付勢するスプリング43と、空気や油などの付勢用流体を導入する付勢用流体導入部44とにて構成され、スプリング43と上記付勢用流体の流体圧力とによって、上記の接面圧力を付与する。このスプリング43と上記付勢用流体の流体圧力とは、いずれか一方が付与されるものであればよく、磁力や重力などの他の力であってもよい。この接面圧付与機構の付勢に抗して、流体圧付与機構pにより加圧された被処理流動体の圧力や粘性などによって生じる離反力によって、第2処理用部20は、第1処理用部10から遠ざかり、両処理用面間に微小な間隔を開ける。このように、この接面圧力と離反力とのバランスによって、第1処理用面1と第2処理用面2とは、μm単位の精度で設定され、両処理用面1,2間の微小間隔の設定がなされる。上記離反力としては、被処理流動体の流体圧や粘性と、処理用部の回転による遠心力と、付勢用流体導入部44に負圧を掛けた場合の当該負圧、スプリング43を引っ張りスプリングとした場合のバネの力などを挙げることができる。この接面圧付与機構は、第2処理用部20ではなく、第1処理用部10に設けてもよく、双方に設けてもよい。
上記の離反力について、具体的に説明すると、第2処理用部20は、上記の第2処理用面2と共に、第2処理用面2の内側(即ち、第1処理用面1と第2処理用面2との間への被処理流動体の進入口側)に位置して当該第2処理用面2に隣接する離反用調整面23を備える。この例では、離反用調整面23は、傾斜面として実施されているが、水平面であってもよい。被処理流動体の圧力が、離反用調整面23に作用して、第2処理用部20を第1処理用部10から離反させる方向への力を発生させる。従って、離反力を発生させるための受圧面は、第2処理用面2と離反用調整面23とになる。
さらに、この図1の例では、第2処理用部20に近接用調整面24が形成されている。この近接用調整面24は、離反用調整面23と軸方向において反対側の面(図1においては上方の面)であり、被処理流動体の圧力が作用して、第2処理用部20を第1処理用部10に接近させる方向への力を発生させる。
なお、第2処理用面2及び離反用調整面23に作用する被処理流動体の圧力、即ち流体圧は、メカニカルシールにおけるオープニングフォースを構成する力として理解される。処理用面1,2の接近・離反の方向、即ち第2処理用部20の出没方向(図1においては軸方向)と直交する仮想平面上に投影した近接用調整面24の投影面積A1と、当該仮想平面上に投影した第2処理用部20の第2処理用面2及び離反用調整面23との投影面積の合計面積A2との、面積比A1/A2は、バランス比Kと呼ばれ、上記オープニングフォースの調整に重要である。このオープニングフォースについては、上記バランスライン、即ち近接用調整面24の面積A1を変更することで、被処理流動体の圧力、即ち流体圧により調整できる。
摺動面の実面圧P、即ち、接面圧力のうち流体圧によるものは次式で計算される。
P=P1×(K−k)+Ps
ここでP1は、被処理流動体の圧力即ち流体圧を示し、Kは上記のバランス比を示し、kはオープニングフォース係数を示し、Psはスプリング及び背圧力を示す。
このバランスラインの調整により摺動面の実面圧Pを調整することで処理用面1,2間を所望の微小隙間量にし、被処理流動体による流動体膜を形成させ、生成物などの処理された被処理物を微細とし、また、均一な反応処理を行うのである。
なお、図示は省略するが、近接用調整面24を離反用調整面23よりも広い面積を持ったものとして実施することも可能である。
被処理流動体は、上記の微小な隙間を保持する両処理用面1,2によって強制された薄膜流体となり、環状の両処理用面1、2の外側に移動しようとする。ところが、第1処理用部10は回転しているので、混合された被処理流動体は、環状の両処理用面1,2の内側から外側へ直線的に移動するのではなく、環状の半径方向への移動ベクトルと周方向への移動ベクトルとの合成ベクトルが被処理流動体に作用して、内側から外側へ略渦巻き状に移動する。
なお、回転軸50は、鉛直に配置されたものに限定するものではなく、水平方向に配位されたものであってもよく、傾斜して配位されたものであってよい。被処理流動体は両処理用面1,2間の微細な間隔にて処理がなされるものであり、実質的に重力の影響を排除できるからである。また、この接面圧付与機構は、前述の第2処理用部20を変位可能に保持するフローティング機構と併用することによって、微振動や回転アライメントの緩衝機構としても機能する。
第1、第2処理用部10、20は、その少なくともいずれか一方を、冷却或いは加熱して、その温度を調整するようにしてもよく、図1では、第1、第2処理用部10、20に温調機構(温度調整機構)J1,J2を設けた例を図示している。また、導入される被処理流動体を冷却或いは加熱して、その温度を調整するようにしてもよい。これらの温度は、処理された被処理物の析出のために用いることもでき、また、第1、第2処理用面1、2間における被処理流動体にベナール対流若しくはマランゴニ対流を発生させるために設定してもよい。
図2に示すように、第1処理用部10の第1処理用面1には、第1処理用部10の中心側から外側に向けて、即ち径方向について伸びる溝状の凹部13を形成して実施してもよい。この凹部13の平面形状は、図2(B)へ示すように、第1処理用面1上をカーブして或いは渦巻き状に伸びるものや、図示はしないが、真っ直ぐ外方向に伸びるもの、L字状などに屈曲あるいは湾曲するもの、連続したもの、断続するもの、枝分かれするものであってもよい。また、この凹部13は、第2処理用面2に形成するものとしても実施可能であり、第1及び第2の処理用面1,2の双方に形成するものとしても実施可能である。この様な凹部13を形成することによりマイクロポンプ効果を得ることができ、被処理流動体を第1及び第2の処理用面1,2間に吸引することができる効果がある。
この凹部13の基端は第1処理用部10の内周に達することが望ましい。この凹部13の先端は、第1処理用面1の外周面側に向けて伸びるもので、その深さ(横断面積)は、基端から先端に向かうにつれて、漸次減少するものとしている。
この凹部13の先端と第1処理用面1の外周面との間には、凹部13のない平坦面16が設けられている。
前述の第2導入部d2の開口部d20を第2処理用面2に設ける場合は、対向する上記第1処理用面1の平坦面16と対向する位置に設けることが好ましい。
この開口部d20は、第1処理用面1の凹部13からよりも下流側(この例では外側)に設けることが望ましい。特に、マイクロポンプ効果によって導入される際の流れ方向が処理用面間で形成されるスパイラル状で層流の流れ方向に変換される点よりも外径側の平坦面16に対向する位置に設置することが望ましい。具体的には、図2(B)において、第1処理用面1に設けられた凹部13の最も外側の位置から、径方向への距離nを、約0.5mm以上とするのが好ましい。特に、流体中から微粒子を析出させる場合には、層流条件下にて複数の被処理流動体の混合と、微粒子の析出が行なわれることが望ましい。開口部d20の形状は、図2(B)や図3(B)に示すように円形状であってもよく、図示しないが、リング状ディスクである処理用面2の中央の開口を取り巻く同心円状の円環形状であってもよい。また、開口部を円環形状とした場合、その円環形状の開口部は連続していてもよいし、不連続であってもよい。
この第2導入部d2は方向性を持たせることができる。例えば、図3(A)に示すように、上記の第2処理用面2の開口部d20からの導入方向が、第2処理用面2に対して所定の仰角(θ1)で傾斜している。この仰角(θ1)は、0度を超えて90度未満に設定されており、さらに反応速度が速い反応の場合には1度以上45度以下で設置されるのが好ましい。
また、図3(B)に示すように、上記の第2処理用面2の開口部d20からの導入方向が、上記の第2処理用面2に沿う平面において、方向性を有するものである。この第2流体の導入方向は、処理用面の半径方向の成分にあっては中心から遠ざかる外方向であって、且つ、回転する処理用面間における流体の回転方向に対しての成分にあっては順方向である。言い換えると、開口部d20を通る半径方向であって外方向の線分を基準線gとして、この基準線gから回転方向Rへの所定の角度(θ2)を有するものである。この角度(θ2)についても、0度を超えて90度未満に設定されることが好ましい。
この角度(θ2)は、流体の種類、反応速度、粘度、処理用面の回転速度などの種々の条件に応じて、変更して実施することができる。また、第2導入部d2に方向性を全く持たせないこともできる。
上記の被処理流動体の種類とその流路の数は、図1の例では、2つとしたが、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。図1の例では、第2導入部d2から処理用面1,2間に第2流体を導入したが、この導入部は、第1処理用部10に設けてもよく、双方に設けてもよい。また、一種類の被処理流動体に対して、複数の導入部を用意してもよい。また、各処理用部に設けられる導入用の開口部は、その形状や大きさや数は特に制限はなく適宜変更して実施し得る。また、上記第1及び第2の処理用面間1、2の直前或いはさらに上流側に導入用の開口部を設けてもよい。
なお、処理用面1,2間にて上記処理を行う事が出来れば良いので、上記とは逆に、第1導入部d1より第2流体を導入し、第2導入部d2より第1流体を導入するものであっても良い。つまり、各流体における第1、第2という表現は、複数存在する流体の第n番目であるという、識別のための意味合いを持つに過ぎないものであり、第3以上の流体も存在し得る。
上記装置においては、析出・沈殿または結晶化のような処理が、図1に示すように、接近・離反可能に互いに対向して配設され、少なくとも一方が他方に対して回転する処理用面1、2の間で強制的に均一混合しながら起こる。処理された被処理物の粒子径や単分散度は処理用部10、20の回転数や流速、処理用面1,2間の距離や、被処理流動体の原料濃度、または被処理流動体の溶媒種等を適宜調整することにより、制御することができる。
(製造例)本発明の金属微粒子を製造する方法について、ニッケルを一例に挙げて以下に示す。装置としては、図1〜図3に示すものであって、上記国際公開WO2009/008393号パンフレットに開示された原理であり、本願出願人によって販売されている反応装置(製品名:ULREA SS−11、エム・テクニック株式会社製)を用いた。第一流体としてニッケル化合物溶液を用い、第二流体として還元剤溶液を用い、第一流体と第二流体とを、前記装置を用いて混合し、ニッケル微粒子を析出させた。
この時、突起を有するニッケル微粒子を安定的に得るために、第一流体と第二流体の混合後の流体のpHを14以下とすることが好ましい。より好ましくは、同流体のpHを10〜14とする。第一流体または第二流体のpHを直接調節しても良いし、第一流体と第2流体の混合比を変更して、混合後のpHを前記の範囲に調節して実施できる。前記操作によって、突起を有した、粒子径(D)に対する結晶子径(d)の比率d/Dが0.02以上である金属微粒子が得られる。
製造例1〜7に用いた第一流体と第二流体、及び、第二流体の開口部d20(図2(B)参照)の形状などの条件を表1及び表2に示す。これらの各製造例において得られたニッケル微粒子の平均の結晶子径d(nm)、平均粒子径D(nm)、平均粒子径Dに対する平均の結晶子径dの比率(d/D)及び平均粒子径に対する最大突起高さ[%]を表3に示すと共に、各製造例において得られたニッケル微粒子の粒子径(nm)と最大突起高さ(nm)の電子顕微鏡の観察に基づく実測値、並びに、これらの実測値に基づく粒子径に対する最大突起高さ[%]を表4に示す。
また、実施例1〜7として、製造例1〜製造例7によって得られたニッケル微粒子の電子顕微鏡写真を図4〜図14に示し、比較例1〜3として製造例8〜製造例10によって得られたニッケル微粒子の電子顕微鏡写真を図15〜図18に示す。
(走査型電子顕微鏡観察)走査型電子顕微鏡(SEM)観察には、電界放射型走査電子顕微鏡(FE−SEM):日本電子製のJSM−7500Fを使用した。観察条件としては、観察倍率を1万倍以上とし、粒子径については、SEM観察にて確認された微粒子で球状の場合はその直径、楕円等の非球状の場合は最大の長さを直径として、これらの直径を粒子径(D)とした。粒子径(D)と突起の高さ(H)について、図23に示す。なお、粒子径は複数の微粒子についてSEM観察を行い、平均値として求めた値である。
(透過型電子顕微鏡)透過型電子顕微鏡(TEM)観察には、透過型電子顕微鏡、JEM−2100(JEOL製)を用いた。観察条件としては、観察倍率を3万倍以上とし、粒子径については、100個の一次粒子径の平均値を採用した。以下、TEM観察にて確認された微粒子の径についても、粒子径とする。TEM観察においても、SEMと同様に粒子径(D)と突起の高さ(H)を決定した。
(X線回折測定)X線回折(XRD)測定には、粉末X線回折測定装置X‘PertPROMPD(XRDスペクトリスPANalytical事業部製)を使用した。測定条件は,Cu対陰極,管電圧45kV,管電流40mA,0.016step/10sec、測定範囲は10〜100[°2Theta](Cu)である。得られたニッケル微粒子の結晶子径をXRD測定より算出した。シリコン多結晶盤は、47.3℃に確認されるピークを使用し、得られたニッケル回折パターンの44.5°付近のピークにシェラー式を当てはめた。
(BET比表面積)表3におけるBET比表面積(S2)の測定には、高速・比表面積/細孔分布測定装置、NOVA4200e(Quantachrome製)を使用した。測定サンプルの前処理条件は、100℃、1時間とし、測定時間は50分間とした。
表3における、比表面積(S1)は、ニッケルの比重をρ(8908 kg/m3)として、各実施例によって得られたニッケル微粒子の平均粒子径D(nm)を用いて以下の式(1)にて算出した。
S1=3/(ρ×(D/2)×10-9)/1000 [m2/g]…(1)
表中における略記号
HMH:ヒドラジン一水和物、BYK154(ビックケミー製分散剤、BYK−154)、KOH:水酸化カリウム、EG:エチレングリコール、PEG600(ポリエチレングリコール600)、H2O:水(純水)、H2SO4:硫酸、NiSO4・6H2O:硫酸ニッケル6水和物、Ni(NO32・6H2O:硝酸ニッケル6水和物、TEA:トリエタノールアミン、PAA:ポリアクリル酸アンモニウム
第2流体の開口部の形状については、3穴はポイント状の開口部を3個、第2処理用面の中心から等距離であって、開口部同士を等角度毎に設けたものであり、円環は、真円の環状の開口部を設けたものである。
製造例1〜7において得られたニッケル微粒子は、いずれも複数の突起を有しており、該突起の少なくとも一個が、前記ニッケル微粒子の粒子径に対して1/4より大きいものであり、また粒子径(D)に対する結晶子径(d)の比率(d/D)が、0.02以上であることを確認した。
(熱処理)製造例7及び製造例9(比較例2)によって得られたニッケル微粒子に対して、熱処理を行ない、その結果を図19〜図22に示す。
図19は、製造例7のニッケル微粒子を150℃で3時間の熱処理をした後の5万倍のSEM写真であり、図20は同10万倍のSEM写真である。図21は製造例7のニッケル微粒子を250℃で3時間の熱処理をした後の5万倍のSEM写真である。
これに対して、図22は、製造例9(比較例2)にて得られたニッケル微粒子を150℃で3時間の熱処理をした後の3万倍のSEM写真である。
製造例7及び製造例9において得られた粒子は共に、粒子径、結晶子径並びに粒子径に対する結晶子径の比率(d/D)はほぼ違いのない粒子である。しかしながら、図19、図20に見られるように、製造例7において得られた粒子は、250℃で3時間の熱処理を行った場合と同様に150℃で3時間の熱処理によっても粒子が融着している様子が確認できる。さらに、製造例7において得られた粒子は、図19と図21とを対比すると明らかなように、150℃で熱処理しても、250℃で熱処理しても、粒子の融着の程度に大きな差は確認できなかった。
他方、図22に見られるように、製造例9(比較例2)において得られた、表面に明確な突起を持たない粒子を150℃で3時間の熱処理をした場合には、粒子同士が明確に融着している様子は確認されなかった。さらに、図示は省略するが、製造例10(比較例3)において得られた短い突起を有する粒子を150℃で3時間の熱処理をした場合においても、突起の先端が変形したり、粒子同士が明確に融着している様子は確認されなかった。
(凝集)製造例1〜製造例7から得られた粒子については、例えば、図5、図7、図9、図10に示されるように、いずれの粒子についても凝集は認められなかったのに対して、製造例8(比較例1)〜製造例10(比較例3)粒子については、例えば図17に示すように、全部又は一部に凝集が認められた。
本発明によれば、錐状の突起を有する金属微粒子であって、該突起の内、少なくとも1個の突起の高さが、金属微粒子の粒子径に対して1/4より大きい金属微粒子を提供することができ、導通不良防止とともに抵抗値の低減化が期待でき、並びに触媒特性の向上や配線を形成するための熱処理の温度を低減化できる可能性も期待できる。

Claims (10)

  1. 粒子本体と、前記粒子本体から突出する突起を備え、前記粒子本体の粒子径が5μm以下であるニッケル元素を含む金属微粒子において、
    前記突起の内の少なくとも1個の突起は、先細り形状を有しており、且つ、電子顕微鏡によるみかけ上の高さが、前記粒子本体の前記粒子径に対して1/4より大きく8/4以下であり、
    前記粒子本体と前記突起とが同一の素材から構成された一体の粒子であって、
    前記金属微粒子の前記粒子本体の粒子径(D)に対する結晶子径(d)の比率(d/D)が、0.02以上であることを特徴とする金属微粒子。
  2. 前記少なくとも1個の突起は、その基端から先端に向かうに従って、電子顕微鏡によるみかけ上の幅が徐々に小さくなる先細り形状を有するものであり、前記基端の見かけ上の幅が前記みかけ上の高さの2倍の値以下であることを特徴とする請求項1に記載の金属微粒子。
  3. 前記金属微粒子の比表面積が、前記粒子本体の粒子径より換算される、前記金属微粒子を球形とした場合の比表面積に対して2.5倍以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の金属微粒子。
  4. 前記突起が多数本、前記粒子本体から突出しており、
    電子顕微鏡によるみかけ上の高さが前記粒子本体の前記粒子径に対して1/4より大きい大突起の本数が、全突起の本数の30%以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の金属微粒子。
  5. 記突起は、その基端から先端に向かうに従って、電子顕微鏡によるみかけ上の幅が徐々に小さくなる先細り形状を有するものであり、且つ、複数の前記突起間の電子顕微鏡によるみかけ上で最長となる平面距離が7.5μm以下であり、前記突起のうち最長の長さを有する突起の電子顕微鏡によるみかけ上の高さが、前記最長平面距離の1/6よりも大きいものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の金属微粒子。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の金属微粒子を含有する組成物であって、前記組成物の形態が粉体状又はスラリー状である金属粒子含有組成物。
  7. 粒子本体と、前記粒子本体から突出する突起を備え、前記粒子本体の粒子径が5μm以下であるニッケル元素を含む金属微粒子であり、
    前記突起の内の少なくとも1個の突起は、先細り形状を有しており、且つ、電子顕微鏡によるみかけ上の高さが、前記粒子本体の前記粒子径に対して1/4より大きく8/4以下であり、
    前記粒子本体と前記突起とが同一の素材から構成された金属微粒子を作製する方法であって、
    被処理流動体として、ニッケル化合物溶液である第一流体と、還元剤溶液である第二流体とを、対向して配設された、接近・離反可能な、少なくとも一方が他方に対して相対的に回転する少なくとも2つの処理用面の間にできる薄膜流体中で混合し、上記金属微粒子としてニッケル微粒子を析出させることを特徴とする金属微粒子の製造方法。
  8. 第1処理用部と、この第1処理用部に対して相対的に接近・離反可能な第2処理用部との、少なくとも2つの処理用部と、
    上記の第1処理用部と第2処理用部とを相対的に回転させる回転駆動機構とを備え、
    上記の各処理用部において互いに対向する位置に、第1処理用面及び第2処理用面の少なくとも2つの処理用面が設けられており、
    上記の各処理用面は、上記被処理流動体が流される流路の一部を構成するものであり、
    上記の第1処理用面と第2処理用面との間に上記被処理流動体が通されるものであり、
    上記少なくとも2つの処理用面を離反させる方向に移動させる力と、上記少なくとも2つの処理用面を接近させる方向に押す力とのバランスによって、上記第1処理用面と第2処理用面との間の間隔を微小間隔に維持し、この微小間隔に維持された両処理用面間に上記被処理流動体が通されることにより、上記被処理流動体が上記薄膜流体を形成するものであることを特徴とする請求項7に記載の金属微粒子の製造方法。
  9. 上記第一流体と上記第二流体とのうちの何れか一方が、上記薄膜流体を形成しながら上記両処理用面間を通過し、
    上記何れか一方が流される流路とは独立した別途の導入路を備えており、
    上記少なくとも2つの処理用面の少なくとも何れか一方に上記別途の導入路に通じる開口部を少なくとも一つ備え、
    上記第一流体と上記第二流体とのうちの何れか他方を、上記開口部から上記少なくとも2つの処理用面の間に導入して、上記第一流体と上記第二流体とを、上記薄膜流体中で混合することを特徴とする請求項7又は8に記載の金属微粒子の製造方法。
  10. 上記第一流体と上記第二流体との混合後の混合液のpHを10〜14とすることを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の金属微粒子の製造方法。
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