JP6148993B2 - 回転式圧縮機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
圧縮機構部は、シリンダ室と、上述した回転軸の偏心部に取り付けられるとともに、回転軸の回転によりシリンダ室内で偏心回転するローラと、を備えている。そして、ローラがシリンダ室内で偏心回転することで、シリンダ室内の冷媒を圧縮するように構成されている。
始めに、冷凍サイクル装置について簡単に説明する。
図1に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置1は、回転式圧縮機2と、回転式圧縮機2に接続された凝縮器3と、凝縮器3に接続された膨張装置4と、膨張装置4と回転式圧縮機2との間に接続された蒸発器5と、を備えている。
膨張装置4は、凝縮器3から送り込まれる高圧の液体冷媒の圧力を下げ、高圧の液体冷媒を低温・低圧の液体冷媒にする。
蒸発器5は、膨張装置4から送り込まれる低温・低圧の液体冷媒を気化させ、低温・低圧の液体冷媒を低圧の気体冷媒にする。そして、蒸発器5において、低圧の液体冷媒が気化する際に周囲から気化熱を奪い、周囲が冷却される。なお、蒸発器5を通過した低圧の気体冷媒は、上述した回転式圧縮機2内に取り込まれる。
本実施形態の回転式圧縮機2は、圧縮機本体11とアキュムレータ12とを備えている。
アキュムレータ12は、いわゆる気液分離器であって、上述した蒸発器5と圧縮機本体11との間に設けられている。アキュムレータ12は、吸い込みパイプ21を通して圧縮機本体11の後述するシリンダ41に接続されており、蒸発器5で気化された気体冷媒、及び蒸発器5で気化されなかった液体冷媒のうち、気体冷媒のみを圧縮機本体11に供給するように構成されている。
偏心部51にはローラ53が外嵌されている。ローラ53は、回転軸31の回転に伴い、外周面がシリンダ41の内周面に摺接しながら、軸線Oに対して偏心回転可能に構成されている。
また、回転軸31のうち、偏心部51よりも軸方向の上側に位置する部分には、一端が回転軸31の外周面に開口するとともに、他端が孔部55内に連通する給油孔56が形成されている。この給油孔56は、孔部55内を流通する潤滑油Jを、偏心部51とローラ53間や、軸受部42と回転軸31間等、圧縮機構部33における摺動部分に給油するためのものである。
また、図示の例において、シリンダプレート43のうち、大径部72が位置する部分の厚さ(大径部72の深さ)H1は、小径部73が位置する部分の厚さ(小径部73の深さ)H2に比べて大きくなっている(H1>H2)。
一方、厚さH2に比べて内径φ2を大きくした場合には、小径部73内での通路抵抗を低減できる。
この構成によれば、例えば回転軸31の両端部をそれぞれ軸受部により支持する構成に比べて、低コスト化や組付性の向上を図ることができる。
また、シリンダプレート43の肉厚化を図ることができるので、シリンダプレート43の剛性を確保し、回転軸31に加わる軸方向の荷重をシリンダプレート43により支持することができる。
したがって、回転軸31に加わる軸方向の荷重を支持した上で、給油通路55a内に効率的に潤滑油Jを供給できる。
また、本実施形態のシリンダプレート43は、連通通路71の内面が鋳肌面とされているため、低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態の回転式圧縮機2を、シリンダ室46を2つ有するツインロータリ式の圧縮機に採用することも可能である。
さらに、本実施形態の回転式圧縮機2では、連通通路71のうち、シリンダ室46の外側に向けて開口する外側開口部76が、シリンダ室46の内側に向けて開口する内側開口部77に比べて大きくなっていれば構わない。例えば、図4に示すシリンダプレート105のように、外側開口部76から内側開口部77に向かうに従い内径が漸次縮小するテーパ状に連通通路103を形成しても構わない。
この構成によれば、電動機部32に潤滑油Jが付着するのを抑制して、電動機部32の回転性能を維持できる。
さらに、給油孔56の形成箇所や数等については、適宜設計変更が可能である。
また、給油通路55a内に、ポンプ部材(例えば、羽根車等)を設け、給油通路55a内に潤滑油Jを誘導し易くしても構わない。
また、シリンダプレートの肉厚化を図ることができるので、シリンダプレートの剛性を確保し、回転軸に加わる軸方向の荷重をシリンダプレートにより支持することができる。
したがって、回転軸に加わる軸方向の荷重を支持した上で、給油通路内に効率的に潤滑油を供給できる。
Claims (3)
- 軸方向に延びる給油通路が形成された回転軸と、
前記回転軸の回転により流体を圧縮する圧縮機構部と、を備えた回転式圧縮機において、
前記圧縮機構部は、
前記回転軸が貫通するシリンダ室を形成する筒状のシリンダと、
軸方向における前記シリンダ室の上側の開口部を閉塞するとともに、前記回転軸に加わる径方向の荷重を受ける軸受部と、
軸方向における前記シリンダ室の下側の開口部を閉塞するとともに、軸方向における前記回転軸の下面を摺動可能に支持して、前記回転軸に加わる軸方向の荷重を受けるシリンダプレートと、
前記シリンダプレートに形成され、前記シリンダ室の外側と前記給油通路の内部とを連通させる連通通路と、を備え、
前記連通通路のうち、前記シリンダ室の外側に向けて開口する外側開口部は、前記シリンダ室の内側に向けて開口する内側開口部に比べて大きくなっている回転式圧縮機。 - 前記回転軸には、軸方向の上側から前記給油通路内に連通するとともに、軸方向に延びるガス抜き通路が形成され、
前記給油通路及び前記ガス抜き通路は、内径が同等になっている請求項1記載の回転式圧縮機。 - 請求項1または請求項2に記載の回転式圧縮機と、
前記回転式圧縮機に接続された凝縮器と、
前記凝縮器に接続された膨張装置と、
前記膨張装置と前記回転式圧縮機との間に接続された蒸発器と、を備えていることを特徴とする冷凍サイクル装置。
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Family Applications (1)
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