JP6146523B1 - 離間機構、吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦部を離間部から離して配置できるようにする。【解決手段】離間機構は、管と、前記管との摩擦により該管を帯電させて電荷を発生させる摩擦部と、前記管の内部に収容され、前記電荷を移動させる流体と、予め定められた搬送方向に搬送される記録媒体に液滴を吐出する吐出部に対する前記搬送方向の下流側に配置され、内部が前記管の内部と通じて前記流体を収容し、該流体によって移動した電荷による静電力で、前記液滴の吐出により生じた微粒子を前記吐出部の吐出面から離間させる離間部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、離間機構、吐出装置に関する。
特許文献1には、ノズルプレートの各ノズル群に対する紙搬送方向下流に形成された導電性パターンを帯電させることにより、ミストを吸着させる構成が開示されている。
特開2010−214788号公報
ここで、搬送される記録媒体に液滴を吐出する吐出部に対する搬送方向下流側に配置された離間部自体を摩擦部で摩擦して帯電させ、吐出部からの液滴の吐出により生じた微粒子(ミスト)を離間部の静電力で吐出部の吐出面から離間させる構成が考えられる。この構成では、離間部自体を摩擦部で摩擦して帯電させるため、摩擦部を離間部に接触させて配置する必要がある。なお、ここでの「離間」は、接触していたものを引き離すことを意味せず、離れていたものをより遠くに遠ざけることを意味する。以下、同様である。
本発明は、摩擦部を離間部から離して配置できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、管と、前記管との摩擦により該管を帯電させて電荷を発生させる摩擦部と、前記管の内部に収容され、電荷を移動可能な性質と流動性とを有する流体と、予め定められた搬送方向に搬送される記録媒体に液滴を吐出する吐出部に対する前記搬送方向の下流側に配置され、内部が前記管の内部と通じて前記流体を収容し、該流体によって移動した電荷による静電力で、前記液滴の吐出により生じ且つ帯電している微粒子を前記吐出部の吐出面から離間させる離間部と、を備える。
請求項2の発明は、前記管及び前記離間部によって形成され、前記流体が循環される循環経路と、前記循環経路で前記流体を循環させる循環部と、を備える。
請求項3の発明では、前記摩擦部は、前記循環部を兼ねる。
請求項4の発明では、前記離間部は、内部が大気に開放され、前記流体に混入した気泡を排出する。
請求項5の発明では、前記管は、前記吐出部を駆動する駆動基板に接触し、前記流体が前記駆動基板を冷却する。
請求項6の発明では、前記循環部は、前記吐出部に供給される液体を貯留する貯留部へ該液体を供給する供給部を兼ねる。
請求項7の発明では、前記流体は、前記液体である。
請求項8の発明では、前記離間部は、前記流体を保持しつつ該流体を露出させる開孔が形成された表面を有する。
請求項9の発明では、前記離間部は、搬送状態の前記記録媒体に対する前記吐出部とは反対側に配置され、前記静電力により、前記微粒子を吸引する。
請求項10の発明は、前記搬送方向に前記記録媒体としての連帳紙を搬送する搬送部と、前記連帳紙に液滴を吐出して画像を形成する吐出部と、請求項1〜9のいずれか1項に記載の離間機構と、を備える。
請求項11の発明は、前記記録媒体の搬送方向に配置された複数の前記吐出部と、前記離間部を複数有する前記離間機構と、を備え、前記離間部は、それぞれ前記吐出部の搬送方向下流側に配置され、前記管で接続されている。
本発明の請求項1の構成によれば、摩擦部を離間部から離して配置できる。
本発明の請求項2の構成によれば、流体が管の内部で滞留している構成と比べ、流体に気泡が混入した場合でも、離間部への電荷の移動不良を抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、摩擦部と循環部とが別体とされた構成と比べ、部品点数を低減できる。
本発明の請求項4の構成によれば、離間部が密封されている構成と比べ、流体に気泡が混入した場合でも、離間部への電荷の移動不良を抑制できる。
本発明の請求項5の構成によれば、駆動基板を冷却する専用の冷却機構を有する構成と比べ、部品点数を低減できる。
本発明の請求項6の構成によれば、液体を供給する専用の供給部を有する構成と比べ、部品点数を低減できる。
本発明の請求項7の構成によれば、流体と液体とを別々に流通させる構成に比べ、管の数を低減できる。
本発明の請求項8の構成によれば、離間部が非導電性の部材で構成されていても、微粒子に対して静電力を作用させることができる。
本発明の請求項9の構成によれば、搬送状態の記録媒体に対する吐出部側に離間部を配置スペースがなくても、微粒子を静電力で吐出部の吐出面から離間させることができる。
本発明の請求項10の構成によれば、吐出部からの液滴の吐出により生じた微粒子を静電力で吐出部の吐出面から離間させる離間部自体を摩擦部で摩擦して帯電させる構成と比べ、摩擦部から吐出部へ伝わる振動による画質の影響を抑制できる。
本発明の請求項11の構成によれば、複数の離間部に対して摩擦部を共通化できる。
第一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 第一実施形態に係る画像形成装置の抑制機構の構成を示す概略図である。 第二実施形態に係る画像形成装置の抑制機構の構成を示す概略図である。 第三実施形態に係る画像形成装置の抑制機構の構成を示す概略図である。 第四実施形態に係る画像形成装置の抑制機構の構成を示す概略図である。 第五実施形態に係る画像形成装置の抑制機構の構成を示す概略図である。 第六実施形態に係る画像形成装置の抑制機構の構成を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
《第一実施形態》
(画像形成装置10)
まず、画像形成装置10について説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す概略図である。
画像形成装置10は、搬送方向に長尺な連帳紙P(記録媒体の一例)にインク滴を吐出して連帳紙Pに画像を形成する装置であり、液滴を吐出する吐出装置の一例として機能する。具体的には、画像形成装置10は、図1に示されるように、搬送機構20(搬送部の一例)と、吐出ユニット30と、乾燥部50と、離間機構の一例としての抑制機構60(図2参照)と、を備えている。
(搬送機構20)
搬送機構20は、連帳紙Pを搬送する機構である。具体的には、搬送機構20は、図1に示されるように、連帳紙Pを巻き出す巻出ロール22と、連帳紙Pを巻き取る巻取ロール24と、連帳紙Pを搬送する複数の搬送ロール26と、を有している。巻取ロール24は、駆動部28によって回転駆動される。これにより、巻取ロール24が連帳紙Pを巻き取ると共に、巻出ロール22が連帳紙Pを巻き出す。
複数の搬送ロール26は、巻出ロール22と巻取ロール24との間で連帳紙Pに巻き掛けられている。これにより、巻出ロール22から巻取ロール24までの連帳紙Pの搬送経路が定められている。複数の搬送ロール26は、巻取ロール24が連帳紙Pを巻き取ることで、巻取ロール24側へ進行する連帳紙Pに従動回転する。なお、各図では、連帳紙Pの搬送方向(以下、単に「搬送方向」という場合がある)を、適宜、矢印Aにて示している。
(吐出ユニット30)
吐出ユニット30は、連帳紙Pにインク滴(液滴の一例)を吐出するユニットである。具体的には、吐出ユニット30は、図1に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を連帳紙Pに吐出する吐出部の一例としての吐出ヘッド32Y、32M、32C、32K(以下、32Y〜32Kという)を有している。
吐出ヘッド32Y〜32Kは、この順で、連帳紙Pの搬送方向の上流側へ向かって配置されている。各吐出ヘッド32Y〜32Kは、連帳紙Pの幅方向(連帳紙Pの搬送方向と交差する交差方向)に長さを有している。
この各吐出ヘッド32Y〜32Kは、図2に示されるように、ノズルが形成されたノズル面33(吐出面の一例)から各色のインク滴を連帳紙Pに吐出して、連帳紙Pに画像を形成する。なお、ノズル面33から吐出されるインク滴には、主滴と、主滴よりも粒子径が小さい副滴と、が含まれる。さらに、ノズル面33からインク滴を吐出することで、副滴よりも粒子径が小さいミストM(微粒子の一例)が発生する。このミストMは、連帳紙Pの搬送による気流によって搬送方向の下流側へ運ばれる。このため、ミストMを発生させた各吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33の下流側部分や、ミストMを発生させた各吐出ヘッド32M、32C、32Kの搬送方向下流側にある各吐出ヘッド32Y、32M、32Cのノズル面33に、ミストMが付着しうる。
(乾燥部50)
乾燥部50は、インク滴が吐出された連帳紙Pを乾燥させる機能を有している。この乾燥部50は、図1に示されるように、吐出ユニット30に対する搬送方向の下流側に配置されている。具体的には、乾燥部50は、筐体52と、筐体52の内部に配置された赤外線ヒータ等の加熱源(図示省略)と、を有している。この加熱源は、例えば、筐体52の内部で搬送される連帳紙Pの画像形成面(吐出ユニット30からインク滴が吐出された面)に対向して、上下方向に沿って複数配置されている。乾燥部50では、当該複数の加熱源が連帳紙Pの画像形成面を加熱することで、連帳紙Pを乾燥させる。
(抑制機構60)
抑制機構60(離間機構の一例)は、各吐出ヘッド32Y〜32Kにおけるインク滴の吐出により生じたミストMが各吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33に付着することを抑制する機構である。
抑制機構60は、図2に示されるように、チューブ71、72、73、74(管の一例)と、ローラポンプ80(摩擦部の一例、循環部の一例)と、水62(流体の一例)と、収容容器90Y、90M、90C、90K(離間部の一例)と、を有している。
収容容器90Y、90M、90C、90K(以下、90Y〜90Kという)は、それぞれ、各吐出ヘッド32Y〜32Kの搬送方向下流側に配置されている。具体的には、収容容器90M、90C、90Kは、それぞれ、吐出ヘッド32Y、32Mの間、吐出ヘッド32M、32Cの間、吐出ヘッド32C、32Kの間に配置されている。
各収容容器90Y〜90Kは、導電性を有する材料、例えば、ステンレス等の金属材料で形成されている。この各収容容器90Y〜90Kは、各吐出ヘッド32Y〜32Kの長手方向に沿って長さを有する直方体形状に形成されている。各収容容器90Y〜90Kの内部には、導電性を有する液体としての水62が収容されている。
収容容器90Kの上部には、収容容器90Kの内部を大気に開放する開放管94が設けられている。収容容器90Kの内部の上側部分には、空気層が形成されている。
チューブ71の一端部は、収容容器90Yの長手方向一端部に接続され、チューブ71の他端部は、収容容器90Kの長手方向一端部に接続されている。チューブ73の一端部は、収容容器90Mの長手方向一端部に接続され、チューブ73の他端部は、収容容器90Cの長手方向一端部に接続されている。
チューブ72の一端部は、収容容器90Yの長手方向他端部に接続され、チューブ72の他端部は、収容容器90Mの長手方向他端部に接続されている。チューブ74の一端部は、収容容器90Cの長手方向他端部に接続され、チューブ74の他端部は、収容容器90Kの長手方向他端部に接続されている。
各チューブ71、72、73、74(以下、71〜74という)の内部は、各チューブ71〜74の一端部及び他端部が接続された各収容容器90Y〜90Kの内部と通じている。各チューブ71〜74の内部を水62が流通可能となっている。
したがって、抑制機構60では、チューブ71〜74及び収容容器90Y〜90Kによって、チューブ71、収容容器90K、チューブ74、収容容器90C、チューブ73、収容容器90M、チューブ72、及び収容容器90Yの順で、水62が循環される循環経路が形成される。また、この循環経路は、開放管94を除いて閉じられた流路となっている。また、この循環経路において、収容容器90K、90C、90M、90Yは、水62の流通方向に沿ってこの順で配置されており、収容容器90Y〜90Kは、直列に配置されている。
各チューブ71〜74は、可撓性(潰れる変形が可能な性質)を有しており、ポリエチレンなどの樹脂材料で構成されている。
ローラポンプ80(摩擦部の一例、循環部の一例)は、ポンプ本体82と、対向部材84と、回転体86と、を有している。
回転体86は、ポンプ本体82に回転可能に支持されている。回転体86には、外周の一部(例えば、180度の範囲)にチューブ71が巻き掛けられている。この回転体86は、ポンプ本体82に設けられた駆動部(図示省略)によって、図2における反時計回り方向に回転駆動される。回転体86には、複数(例えば、3つ)のローラ87が回転可能に取り付けられている。複数のローラ87は、外周の一部が、回転体86の外周から張り出すように、回転体86の周方向に沿って等間隔で配置されている。
対向部材84は、回転体86との間にチューブ71が配置された状態において、回転体86の外周におけるチューブ71が巻き掛けられた範囲で、回転体86の外周に対向している。対向部材84は、回転体86の当該外周に沿った円弧状の板体で構成されている。
ローラポンプ80では、回転体86が回転することで、ローラ87がチューブ71を対向部材84に押し付けながらチューブ71をしごいて、チューブ71内の水62を搬送する。これにより、水62が、チューブ71〜74及び収容容器90Y〜90Kで形成された循環経路を循環する。
また、ローラポンプ80では、回転体86が回転することで、ローラ87がチューブ71と摩擦してチューブ71が帯電し、ミストMと同極性(例えば、負極)の電荷Eが発生する。なお、ローラ87には、チューブ71との摩擦帯電により、ミストMと同極性の電荷Eを発生させる材料が用いられている。具体的には、ローラ87には、ステンレス等の金属材料が用いられている。
そして、チューブ71で発生した電荷Eは、チューブ71〜74及び収容容器90Y〜90Kで形成された循環経路を循環する水62を通じて、収容容器90Y〜90Kへ移動し、当該電荷Eによって、収容容器90Y〜90KがミストMと同極性に帯電する。これにより、収容容器90Y〜90Kが静電力でミストMを反発し、吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33からミストMを連帳紙P側へ離間させる。
なお、各収容容器90Y〜90Kは、ミストMに対して反発力を発揮する表面93が、吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33に沿って配置されている。
(本実施形態に係る作用)
次に、本実施形態に係る作用を説明する。
本実施形態では、抑制機構60における回転体86が回転駆動されると、ローラ87がチューブ71と摩擦することでチューブ71が帯電し、ミストMと同極性(例えば、負極)の電荷Eが発生する。
また、回転体86が回転することで、ローラ87がチューブ71を対向部材84に押し付けながらチューブ71をしごいて、チューブ71内の水62を搬送する。これにより、水62が、チューブ71〜74及び収容容器90Y〜90Kで形成された循環経路を循環する。
チューブ71で発生した電荷Eは、前述の循環経路を循環する水62を通じて、収容容器90Y〜90Kへ移動し、当該電荷Eによって収容容器90Y〜90KがミストMと同極性に帯電する。
一方、各吐出ヘッド32Y〜32Kは、ノズル面33から各色のインク滴を連帳紙Pに吐出して、連帳紙Pに画像を形成する。ノズル面33からインク滴を吐出することで、ミストMが発生する。このミストMは、連帳紙Pの搬送による気流によって搬送方向の下流側へ運ばれる。このため、ミストMを発生させた各吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33の下流側部分や、ミストMを発生させた各吐出ヘッド32M、32C、32Kの搬送方向下流側にある各吐出ヘッド32Y、32M、32Cのノズル面33に、ミストMが付着しうる。
そして、本実施形態では、収容容器90Y〜90Kが静電力でミストMを反発し、吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33からミストMを離間させる。これにより、ノズル面33へのミストMの付着が抑制され、インク滴の不吐出が抑制される。
本実施形態では、連帳紙Pに画像を形成することから、一度に行う画像形成動作(ジョブ)が長時間であるため、ノズル面33の清掃を行う構成とした場合でも、その清掃動作が行われる頻度が低くなる。したがって、連帳紙Pに画像を形成する本実施形態では、ノズル面33へのミストMの付着が抑制されることが、特に有益である。
なお、ノズル面33から遠ざけたミストMは、連帳紙Pに付着するもの考えられるが、ミストMは微粒子であり、連帳紙Pが搬送されていることからミストMは局所的に連帳紙Pに付着しないため、画質への影響は小さい。
ここで、各吐出ヘッド32Y〜32Kの搬送方向下流側に配置された収容容器90Y〜90K等の離間部自体を、ローラポンプ80等の摩擦部で摩擦して帯電させる構成(第一比較例)では、離間部に接触する位置に摩擦部を配置する必要がある。
これに対して、本実施形態では、チューブ71で発生した電荷Eを、水62を通じて、収容容器90Y〜90Kへ移動させ、当該電荷Eによって収容容器90Y〜90KがミストMと同極性に帯電する。したがって、収容容器90Y〜90Kから離れた位置にローラポンプ80を配置してもよく、収容容器90Y〜90Kに接触する位置にローラポンプ80(回転体86)を配置する必要がない。よって、本実施形態の構成によれば、第一比較例と比べ、ローラポンプ80の配置の自由度が高くなる。
また、第一比較例では、収容容器90Y〜90Kごとに摩擦部が必要となる。これに対して、本実施形態の構成では、単一のローラポンプ80であっても、4つの収容容器90Y〜90Kが帯電される。
また、第一比較例では、各吐出ヘッド32Y〜32Kと近接した位置で摩擦動作が行われることになり、摩擦動作により振動が各吐出ヘッド32Y〜32Kに伝わる可能性がある。本実施形態では、各吐出ヘッド32Y〜32Kから離れた位置で摩擦動作が行うことで、摩擦動作により振動が各吐出ヘッド32Y〜32Kに伝わりにくくなる。これにより、各吐出ヘッド32Y〜32Kへ伝わる振動による画質の影響が抑制される。
さらに、各吐出ヘッド32Y〜32Kの搬送方向下流側に配置された収容容器90Y〜90K等の離間部を帯電させる方法としては、当該離間部に電力を供給し、離間部を帯電させる構成(第二比較例)も考えられる。しかしながら、第二比較例のように、離間部を電力で帯電させる場合には、高圧電源が必要になる。
これに対して、本実施形態では、摩擦帯電によって収容容器90Y〜90Kを帯電させるので、摩擦する回転体86を駆動させるのに、高圧電源が必ずしも必要とならない。このため、第二比較例と比べ、電源や帯電手段の選択の自由度がある。
また、本実施形態では、チューブ71で発生した電荷Eは、前述の循環経路を循環する水62を通じて、収容容器90Y〜90Kへ移動し、当該電荷Eによって収容容器90Y〜90KがミストMと同極性に帯電する。
ここで、水62がチューブ71〜74及び収容容器90Y〜90Kの内部で滞留している構成(第三比較例)では、チューブ71〜74の内部で水62に気泡が混入した場合では、気泡が絶縁体となって、電荷Eの移動を妨げる。
これに対して、本実施形態の構成では、チューブ71で発生した電荷Eは、循環する水62を通じて、収容容器90Y〜90Kへ移動するので、第三比較例と比べ、水62に気泡が混入した場合でも、収容容器90Y〜90Kへの電荷Eの移動不良が抑制される。したがって、本実施形態の構成によれば、第三比較例と比べ、収容容器90Y〜90Kの帯電不良が抑制される。
また、本実施形態では、収容容器90Kの内部が開放管94によって大気に開放されている。このため、水62に気泡が混入した場合に、当該気泡が開放管94を通じて除去される。ここで、本実施形態では、チューブ71が、チューブ72、73、74よりも長く、チューブ71で気泡が発生する可能性が高い。したがって、チューブ71の下流端部が接続された収容容器90Kに開放管94を設ける構成により、気泡が効果的に除去される。
したがって、収容容器90Y〜90Kが密封されている構成(第四比較例)と比べ、水62に気泡が混入した場合でも、収容容器90Y〜90Kへの電荷Eの移動不良が抑制される。したがって、本実施形態の構成によれば、第四比較例と比べ、収容容器90Y〜90Kの帯電不良が抑制される。
また、本実施形態では、前述のように、ローラポンプ80が、摩擦部の一例として、且つ循環部の一例として機能する。このため、摩擦部と循環部とが別体とされた構成と比べ、部品点数が低減される。
《第二実施形態》
(画像形成装置200)
次に、第二実施形態に係る画像形成装置200について説明する。以下では、画像形成装置10と異なる部分について説明し、画像形成装置10と同一の部分については、説明を適宜省略する。また、画像形成装置200において、画像形成装置10と同一の機能を有する部分には、適宜、同一の符号を付す。
画像形成装置200は、図3に示されるように、各吐出ヘッド32Y〜32Kを駆動する駆動基板34Y、34M、34C、34K(以下、34Y〜34Kという)を有している。駆動基板34Y〜34Kには、それぞれ、駆動基板34Y〜34Kで生じた熱が移動されその熱を外気へ放出する放熱板35Y、35M、35C、35K(以下、35Y〜35Kという)が設けられている。
また、チューブ71には、チューブ71内の水62を冷却する冷却機構79が設けられている。冷却機構79としては、ペルチェ素子を用いた機構や、チラーなどが用いられる。そして、画像形成装置200では、各チューブ71〜74は、それぞれ、放熱板35K、35Y、35M、35Cに接触している。
画像形成装置200の構成によれば、各駆動基板34Y〜34Kで生じた熱が各放熱板35Y〜35Kへ移動し、各放熱板35Y〜35Kから外気へ放出される。さらに、各放熱板35Y〜35Kに接触する各チューブ71〜74内の水62が、各放熱板35Y〜35Kから吸熱して、各駆動基板34Y〜34Kを冷却する。各放熱板35Y〜35Kから吸熱した水62は、チューブ71に設けられた冷却機構79で冷却される。これにより、駆動基板34Y〜34Kの冷却が促進される。
このように、画像形成装置200では、チューブ71で発生した電荷Eを収容容器90Y〜90Kへ移動させる機能を有する水62が、各駆動基板34Y〜34Kの冷却も行う。したがって、画像形成装置200の構成によれば、各駆動基板34Y〜34Kを冷却する専用の冷却機構を有する構成と比べ、部品点数が低減される。
《第三実施形態》
(画像形成装置300)
次に、第三実施形態に係る画像形成装置300について説明する。以下では、画像形成装置10と異なる部分について説明し、画像形成装置10と同一の部分については、説明を適宜省略する。また、画像形成装置300において、画像形成装置10と同一の機能を有する部分には、適宜、同一の符号を付す。
画像形成装置300は、図4に示されるように、メインタンク310と、バッファタンク312と、供給側タンク314(貯留部の一例)と、排出側タンク316と、チューブ322、323、324、325、326と、ローラポンプ332、336と、ローラポンプ334(供給部の一例)と、抑制機構360と、を備えている。
ローラポンプ332、334、336は、前述のローラポンプ80と同様に構成されている。メインタンク310、バッファタンク312、供給側タンク314及び排出側タンク316には、インクNが貯留(収容)されている。メインタンク310、バッファタンク312、供給側タンク314及び排出側タンク316は、インクNが貯留する貯留部のとして機能する。
チューブ322は、メインタンク310とバッファタンク312とに接続されている。チューブ323は、バッファタンク312と供給側タンク314とに接続されている。チューブ324は、供給側タンク314と吐出ヘッド32Kとに接続されている。チューブ325は、吐出ヘッド32Kと排出側タンク316とに接続されている。チューブ326は、排出側タンク316とバッファタンク312とに接続されている。
ローラポンプ332、334、336は、それぞれ、チューブ322、323、326に配置されている。ローラポンプ332の回転体86が図4の時計回り方向へ回転することで、ローラ87がチューブ322を対向部材84に押し付けながらチューブ322をしごいて、メインタンク310内のインクNがバッファタンク312へ供給される。
また、ローラポンプ334の回転体86が図4の反時計回り方向へ回転することで、ローラ87がチューブ323を対向部材84に押し付けながらチューブ323をしごいて、バッファタンク312内のインクNが供給側タンク314へ供給される。供給側タンク314内のインクNは、吐出ヘッド32KでのインクNの消費に伴って吐出ヘッド32Kへ供給される。吐出ヘッド32Kへ供給されたインクNは、一部がインク滴として連帳紙Pに吐出され、吐出されなかったインクNは、吐出ヘッド32Kから排出側タンク316へ排出される。
さらに、ローラポンプ336の回転体86が図4の反時計回り方向へ回転することで、ローラ87がチューブ326を対向部材84に押し付けながらチューブ326をしごいて、排出側タンク316内のインクNがバッファタンク312へ供給される。
抑制機構360は、第一実施形態における収容容器90Kと、チューブ371と、を有している。チューブ371の一端部は、収容容器90Kの長手方向一端部に接続され、チューブ371の他端部は、収容容器90Kの長手方向他端部に接続されている。
チューブ371の内部は、収容容器90Kの内部と通じると共に、水62が流通可能となっている。チューブ371は、可撓性(潰れる変形が可能な性質)を有しており、ポリエチレンなどの樹脂材料で構成されている。チューブ371は、チューブ323と共に、ローラポンプ334の回転体86の外周一部(例えば、180度の範囲)に巻き掛けられている。なお、チューブ371とチューブ323は、回転体86の回転軸方向に並んで配置されている。
ローラポンプ334の回転体86が回転することで、ローラ87がチューブ371をしごいて、収容容器90K内の水62を循環させる。また、ローラポンプ334の回転体86が回転することで、ローラ87がチューブ371と摩擦してチューブ371が帯電し、ミストMと同極性(例えば、負極)の電荷Eが発生する。
そして、チューブ371で発生した電荷Eは、チューブ371で循環する水62を通じて、収容容器90Kへ移動し、当該電荷Eによって、収容容器90KがミストMと同極性に帯電する。これにより、収容容器90Kが静電力でミストMを反発し、吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33からミストMを離間させる。これにより、ノズル面33へのミストMの付着が抑制され、インク滴の不吐出が抑制される。
画像形成装置300では、前述のように、インクNをバッファタンク312から供給側タンク314へ供給するローラポンプ334が、収容容器90K内の水62を循環させるポンプを兼ねている。したがって、画像形成装置300の構成によれば、インクNを供給する供給部としてのポンプと、水62を循環させるポンプとがそれぞれ専用のポンプで構成されている場合と比べ、部品点数が低減される。
なお、抑制機構360では、ローラポンプ334が、水62を循環させるポンプを兼ねていたが、これに限られない。例えば、ローラポンプ332、336のいずれかが水62を循環させるポンプを兼ねている構成であってもよい。
また、画像形成装置300の抑制機構360では、さらに、第一実施形態における収容容器90Y、90M、90Cを設け、収容容器90Kの場合と同様に、チューブで接続してポンプで水62を循環させてもよい。この場合、例えば、ローラポンプ332、334、336のいずれかが、水62を循環させるポンプを兼ねるように構成される。
また、画像形成装置300における抑制機構360に替えて、抑制機構60を適用し、ローラポンプ332、334、336が、抑制機構60におけるローラポンプ80を兼ねるように構成してもよい。
《第四実施形態》
(画像形成装置400)
次に、第四実施形態に係る画像形成装置400について説明する。以下では、画像形成装置300と異なる部分について説明し、画像形成装置300と同一の部分については、説明を適宜省略する。また、画像形成装置400において、画像形成装置300と同一の機能を有する部分には、適宜、同一の符号を付す。
画像形成装置400の抑制機構360は、画像形成装置300におけるチューブ323、371に替えて、図5に示されるように、チューブ423、471を備えている。チューブ423は、可撓性(潰れる変形が可能な性質)を有しており、ポリエチレンなどの樹脂材料で構成されている。
チューブ423の一端部は、バッファタンク312に接続され、チューブ423の他端部は、収容容器90Kの長手方向一端部に接続されている。チューブ471の一端部は、収容容器90Kの長手方向他端部に接続され、チューブ471の他端部は、供給側タンク314に接続されている。収容容器90Kには、水62ではなく、導電性を有する液体としてのインクNが収容されている。
また、画像形成装置400では、チューブ423に対して、ローラポンプ334が配置されている。このローラポンプ334の回転体86が図5の反時計回り方向へ回転することで、ローラ87がチューブ423を対向部材84に押し付けながらチューブ423をしごいて、バッファタンク312内のインクNが収容容器90Kへ供給される。
また、ローラポンプ334の回転体86が回転することで、ローラ87がチューブ423と摩擦してチューブ423が帯電し、ミストMと同極性(例えば、負極)の電荷Eが発生する。
そして、チューブ423で発生した電荷Eは、収容容器90Kへ供給されるインクNを通じて、収容容器90Kへ移動し、当該電荷Eによって、収容容器90KがミストMと同極性に帯電する。これにより、収容容器90Kが静電力でミストMを反発し、吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33からミストMを離間させる。これにより、ノズル面33へのミストMの付着が抑制され、インク滴の不吐出が抑制される。
このように、画像形成装置400の構成では、水62ではなく、インクNを、導電性を有する液体として用いるので、水62及びインクNを用いて水62とインクNとを別々に流通させる構成に比べ、チューブの数が低減される。
《第五実施形態》
(画像形成装置500)
次に、第五実施形態に係る画像形成装置500について説明する。以下では、画像形成装置10と異なる部分について説明し、画像形成装置10と同一の部分については、説明を適宜省略する。また、画像形成装置500において、画像形成装置10と同一の機能を有する部分には、適宜、同一の符号を付す。
画像形成装置500では、図6に示されるように、各収容容器90Y〜90Kの表面93に、水62を保持しつつ水62を露出させる開孔95が形成されている。開孔95の孔径は、水62がその表面張力により外部に漏れずに孔内で保持されるように調整されている。開孔95の孔径は、例えば、数十〜数百μmとされている。
画像形成装置500では、各収容容器90Y〜90Kが非導電性の部材で構成されていても、ミストMに対して静電力が作用する。このように、各収容容器90Y〜90Kとして、非導電性の部材を用いてもよいので、各収容容器90Y〜90Kの構成材料の選択の自由度が高い。
《第六実施形態》
(画像形成装置600)
次に、第六実施形態に係る画像形成装置600について説明する。以下では、画像形成装置10と異なる部分について説明し、画像形成装置10と同一の部分については、説明を適宜省略する。また、画像形成装置600において、画像形成装置10と同一の機能を有する部分には、適宜、同一の符号を付す。
画像形成装置600における抑制機構560は、図7に示されるように、第一実施形態における抑制機構60を、搬送状態の連帳紙Pを基準に上下反転させた構成とされている。したがって、各収容容器90Y〜90Kは、搬送状態の連帳紙Pに対する吐出ヘッド32Y〜32Kとは反対側に配置されている。また、抑制機構560は、例えば、ミストMが正極に帯電する場合に用いられる。
そして、抑制機構560では、ローラポンプ80の回転体86が回転することで、ローラ87がチューブ71と摩擦してチューブ71が帯電し、ミストMと逆極性(例えば、負極)の電荷Eが発生する。そして、チューブ71で発生した電荷Eは、チューブ71〜74及び収容容器90Y〜90Kで形成された循環経路を循環する水62を通じて、収容容器90Y〜90Kへ移動し、当該電荷Eによって、収容容器90Y〜90KがミストMと逆極性に帯電する。これにより、収容容器90Y〜90Kが静電力でミストMを吸引し、吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33からミストMを離間させる。
なお、抑制機構560では、各収容容器90Y〜90Kの上面が、ミストMに対して吸引力を発揮する表面93とされている。
画像形成装置600では、搬送状態の連帳紙Pに対する吐出ヘッド32Y〜32K側に収容容器90Y〜90Kを配置スペースがなくても、ミストMを静電力で吐出ヘッド32Y〜32Kのノズル面33から離間させる。
(変形例)
上記の実施形態では、流体として、水62等の流体を用いたが、これに限られない。例えば、流体の一例としては、ゲル状のものであってもよく、流動性を有し、且つ電荷を移動可能である性質(導電性)を有するものであればよい。
上記の実施形態では、水62等の流体が循環する構成とされていたが、これに限られない。例えば、当該流体が循環せずに、チューブ71〜74等の管内で滞留する構成であってもよい。
上記の実施形態では、ローラポンプ80、334が、水62等の流体を循環させる循環部、及び、摩擦によりチューブ71等の管を帯電させる摩擦部として機能していたが、これに限られない。例えば、ローラポンプ80、334とは、別に、管と摩擦して管を帯電させる摩擦部を有する構成であってもよい。
上記の第一、第二、第五、第六実施形態の構成等では、吐出ヘッド32Yの搬送方向下流側に収容容器90Yが配置されていた。収容容器90Yは、吐出ヘッド32Yで発生したミストMが吐出ヘッド32Yのノズル面33の下流側部分に付着すること、及び、吐出ヘッド32Yの搬送方向下流側にある構成部品に付着することを抑制する効果を有する。したがって、収容容器90Yを有することが好ましいが、収容容器90Yを有さない構成であってもよい。この構成では、例えば、チューブ72も有せず、チューブ71の一端部が収容容器90Mの長手方向他端部に接続される。
上記の第一、第二、第五、第六実施形態の構成等では、収容容器90Y〜90Kが水62の流通方向に対して直列に配置されていたが、水62の流通方向に対して並列に配置される構成であってもよい。
上記の第一、第二、第五、第六実施形態の構成等では、収容容器90Kに開放管94が設けられていたが、これに限られない。例えば、開放管94は、収容容器90Kに替えて、収容容器90Y、90M、90Cのいずれかに設けられていてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した実施形態及び変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
10、200、300、400、500、600 画像形成装置(吐出装置の一例)
20 搬送機構(搬送部の一例)
32Y、32M、32C、32K 吐出ヘッド(吐出部の一例)
33 ノズル面(吐出面の一例)
34Y、34M、34C、34K 駆動基板
60、360、560 抑制機構(離間機構の一例)
62 水(流体の一例)
71〜74、371、423 チューブ(管の一例)
80 ローラポンプ(摩擦部の一例、循環部の一例)
90Y、90M、90C、90K 収容容器(離間部の一例)
95 開孔
314 供給側タンク(貯留部の一例)
334 ローラポンプ(摩擦部の一例、循環部の一例、供給部の一例)
E 電荷
M ミスト(微粒子の一例)
N インク(流体の一例、液体の一例)
P 連帳紙(記録媒体の一例)

Claims (11)

  1. 管と、
    前記管との摩擦により該管を帯電させて電荷を発生させる摩擦部と、
    前記管の内部に収容され、電荷を移動可能な性質と流動性とを有する流体と、
    予め定められた搬送方向に搬送される記録媒体に液滴を吐出する吐出部に対する前記搬送方向の下流側に配置され、内部が前記管の内部と通じて前記流体を収容し、該流体によって移動した電荷による静電力で、前記液滴の吐出により生じ且つ帯電している微粒子を前記吐出部の吐出面から離間させる離間部と、
    を備える離間機構。
  2. 前記管及び前記離間部によって形成され、前記流体が循環される循環経路と、
    前記循環経路で前記流体を循環させる循環部と、
    を備える請求項1に記載の離間機構。
  3. 前記摩擦部は、前記循環部を兼ねる
    請求項2に記載の離間機構。
  4. 前記離間部は、内部が大気に開放され、前記流体に混入した気泡を排出する
    請求項2又は3に記載の離間機構。
  5. 前記管は、
    前記吐出部を駆動する駆動基板に接触し、
    前記流体が前記駆動基板を冷却する
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の離間機構。
  6. 前記循環部は、
    前記吐出部に供給される液体を貯留する貯留部へ該液体を供給する供給部を兼ねる
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の離間機構。
  7. 前記流体は、前記液体である請求項6に記載の離間機構。
  8. 前記離間部は、前記流体を保持しつつ該流体を露出させる開孔が形成された表面を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の離間機構。
  9. 前記離間部は、搬送状態の前記記録媒体に対する前記吐出部とは反対側に配置され、前記静電力により、前記微粒子を吸引する請求項1〜8のいずれか1項に記載の離間機構。
  10. 前記搬送方向に前記記録媒体としての連帳紙を搬送する搬送部と、
    前記連帳紙に液滴を吐出して画像を形成する吐出部と、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の離間機構と、
    を備える吐出装置。
  11. 前記記録媒体の搬送方向に配置された複数の前記吐出部と、
    前記離間部を複数有する前記離間機構と、を備え、
    前記離間部は、それぞれ前記吐出部の搬送方向下流側に配置され、前記管で接続されている請求項10に記載の吐出装置。
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