JP6145400B2 - プライのジョイント構造および空気入りタイヤ - Google Patents
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所定のピッチで平行に配列されたコードをトッピングゴムで被覆して形成されるトップ反を裁断して得られるプライ片の側縁部同士をオーバーラップさせてジョイントすることにより形成されたプライのジョイント部におけるプライのジョイント構造であって、
前記ジョイント部に、前記ジョイント部を貫通するプリッキング穴が形成されており、
前記プリッキング穴の穴径Dと前記コードのピッチdとの関係が、0.5d≦D≦1.5dであり、
前記プリッキング穴が、前記ジョイント部におけるオーバーラップの幅をLとしたとき、前記ジョイント部の中心から前記プライの長手方向のそれぞれ両側1/6Lの範囲内に設けられている
ことを特徴とするプライのジョイント構造である。
さらに、前記プリッキング穴が、加硫後の空気入りタイヤの径方向におけるブレーカーのエッジ位置からビードエイペックス上端位置までの間に1〜4個配置されるように設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のプライのジョイント構造である。
請求項1または請求項2に記載のジョイント構造を有するカーカスプライが用いられていることを特徴とする空気入りタイヤである。
表1に示すように、プリッキング穴径φD、プリッキング位置比La/Lb、プリッキングエリアA内のプリッキング個数がそれぞれ異なるプリッキング穴6がジョイント部4に形成された空気入りタイヤを作製し、実施例1〜実施例4、および比較例1〜比較例4の試験用タイヤとした。
(a)タイヤサイズ:195/65R15 PCR
(b)カーカスプライ:1−0HTUのプライ構造
(c)トップ反スペック:
コード径φ :0.68mm
コードエンズ :5.0/5cm
コード構成 :1670dtex/2
トップ反ゲージ:0.95mm
(a)評価方法
各試験用タイヤの内圧を3.0kPaにして、FV測定用ドラムを回転させ、距離測定センサーにてショルダー部のデント量を測定した。測定結果を、プリッキング穴を設けなかった比較例5における測定結果を100とする指数で評価し、デント評価とした。指数が高いほどデントのレベルが改善され、低いほどデントのレベルが悪化したことを示す。
評価結果を表1に示す。
2 トッピングゴム
3 プライ片
4 ジョイント部
6 プリッキング穴
7 ブレーカー
8 ビードエイペックス
10 押圧ローラー
11 突起
20 押し当て体
21 圧着面
Claims (3)
- 所定のピッチで平行に配列されたコードをトッピングゴムで被覆して形成されるトップ反を裁断して得られるプライ片の側縁部同士をオーバーラップさせてジョイントすることにより形成されたプライのジョイント部におけるプライのジョイント構造であって、
前記ジョイント部に、前記ジョイント部を貫通するプリッキング穴が形成されており、
前記プリッキング穴の穴径Dと前記コードのピッチdとの関係が、0.5d≦D≦1.5dであり、
前記プリッキング穴が、前記ジョイント部におけるオーバーラップの幅をLとしたとき、前記ジョイント部の中心から前記プライの長手方向のそれぞれ両側1/6Lの範囲内に設けられている
ことを特徴とするプライのジョイント構造。 - さらに、前記プリッキング穴が、加硫後の空気入りタイヤの径方向におけるブレーカーのエッジ位置からビードエイペックス上端位置までの間に1〜4個配置されるように設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のプライのジョイント構造。 - 請求項1または請求項2に記載のジョイント構造を有するカーカスプライが用いられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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