JP6142802B2 - 電極層の製造装置 - Google Patents
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Description
上記一対の触媒層は、一対の電極層であるカソードおよびアノードである。これら一対の触媒層はいずれも、触媒担体と触媒担体に担持された触媒とを含む。ここで、触媒担体としてはカーボンが一般に用いられ、触媒担体に担持される触媒としては白金等が好ましく用いられる。
上記触媒層は例えば、電解質膜あるいはガス拡散層を電極基材とし、その表面に触媒層の材料を含む塗料を塗工して塗膜を形成し、これを乾燥することで、製造される(特許文献1等)。
二次電池の活物質層も同様に、金属箔等の集電体を電極基材とし、その表面に活物質層の材料を含む塗料を塗工して塗膜を形成し、これを乾燥することで、製造される。二次電池の活物質層において、活物質としてカーボンが用いられることがある。
本明細書では、燃料電池の触媒層および二次電池の活物質層等を含めて、「電極層」と言う。
電極層に上記のような空隙部があると、空隙部への応力集中により電極層のひび割れが起こりやすくなる。電極層のひび割れは、これが搭載される電池の耐久性低下あるいは出力低下等の要因となり得る。
電極基材の表面にカーボンを含む塗膜を形成する塗工装置と、前記塗膜を乾燥して電極層とする乾燥装置とを備えた電極層の製造装置であって、
乾燥中の前記電極基材を振動する振動手段を備えたものである。
図面を参照して、燃料電池の概略構成について説明する。
図1は、燃料電池の模式断面図である。
上記一対の触媒層は、一対の電極層であるカソード120およびアノード130である。これら一対の触媒層はいずれも、触媒担体と触媒担体に担持された触媒とを含む。ここで、触媒担体としてはカーボンが一般に用いられ、触媒担体に担持される触媒としては白金等が好ましく用いられる。
燃料電池100において、カソード120側には、酸化ガスとしての空気が供給され、アノード130側には、燃料ガスとしての水素が供給される。
ガス拡散層160、170は例えば、カーボンクロスおよびカーボンペーパ等のカーボン多孔質体、あるいは、金属メッシュおよび発砲金属等の金属多孔質体等からなる。
セパレータ180、190は例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン、あるいはプレス成形された金属板等からなる。
セパレータ180は片面(図示左面)に複数の凹部が形成されており、これら複数の凹部によって、セパレータ180とガス拡散層160との間に、ガス拡散層160に酸化ガスとしての空気を供給するための酸化ガス供給流路140が形成されている。
セパレータ190は片面(図示右面)に複数の凹部が形成されており、これら複数の凹部によって、セパレータ190とガス拡散層170との間に、ガス拡散層170に燃料ガスとしての水素ガスを供給するための燃料ガス供給流路150が形成されている。
同様に、アノード130は、電解質膜110あるいはガス拡散層170を電極基材とし、その表面に触媒層の材料を含む塗料を塗工して塗膜を形成し、これを乾燥することで、製造される。
図面を参照して、本発明に係る一実施形態の電極層の製造装置とこれを用いた電極層の製造方法について説明する。
図2は、本実施形態の電極層の製造装置の模式斜視図である。この図は、電極層を製造している様子を示している。
帯状の電極基材11を送り出す送出しローラ20と、
電極基材11の表面にカーボンを含む塗膜12を形成する塗工装置30と、
塗膜12を乾燥して電極層13とする乾燥装置40と、
電極層13が形成された電極基材11を巻き取る巻取りローラ51とを備えている。
塗工装置30は、塗工ダイ等である。
乾燥装置40は、乾燥炉等である。
図中、乾燥装置40内は透視図で図示してある。
図示する例では、搬送用ローラ61〜63が設けられている。
搬送用ローラ61は、塗工装置30の下方に設けられ、塗膜12の形成時に電極基材11を下方から支持する支持部材を兼ねている。
搬送用ローラ61、62は、乾燥装置40と巻取りローラ51との間に設けられている。搬送用ローラ61と搬送用ローラ62とは、電極基材11を挟んで互いに対向配置されている。
電極層13が上記の燃料電池100のアノード130である場合、電極基材11は電解質膜110あるいはガス拡散層170である。
電極層13が二次電池の活物質層である場合、電極基材11は金属箔等の集電体である。
振動装置によって巻取りローラ51が電極基材11の幅方向に振動され、この巻取りローラ51の振動によって巻取りローラ51に物理的に接触する電極基材11が幅方向に振動される。
巻取りローラ51の振動は、乾燥装置40と巻取りローラ51との間の電極基材11のみならず、乾燥装置40内の電極基材11にも伝搬する。すなわち、振動手段50によって、乾燥装置40内の電極基材11が振動される。
この場合も、振動装置によって搬送用ローラ61、62が電極基材11の幅方向に振動され、これら搬送用ローラ61、62の振動によって搬送用ローラ61、62に物理的に接触する電極基材11が幅方向に振動される。
搬送用ローラ61、62の振動は、乾燥装置40と搬送用ローラ61、62との間の電極基材11のみならず、乾燥装置40内の電極基材11にも伝搬する。すなわち、振動手段60によって、乾燥装置40内の電極基材11が振動される。
電極基材11は乾燥初期から振動が付与されることが好ましい。すなわち、乾燥装置40内の電極基材11が全体的に振動されることが好ましい。
振動手段50または60によって乾燥装置40内の電極基材11に付与される振動は例えば、1〜10Hz程度の微小振動でよい。この場合、乾燥装置40内の電極基材11の振幅は0.5〜10mm程度である。
図中、符号211は電極基材、符号213は従来の電極層、符号Cはカーボン粒子、符号CXはカーボン凝集部、符号Sは空隙部である。
比較例1の電極層213には、断面視において、電極層213の下面から上面に柱状に延びるカーボン凝集部CXが見られた。図5のSEM写真において、白く隔壁のように見える部分がカーボン凝集部CXである。電極層213の全体に渡って、カーボン凝集部CXが網目状に広がっている様子が見られた。
断面視において、互いに隣接するカーボン凝集部CXの間に空隙部Sが見られた。図5のSEM写真において、黒く見える部分が空隙部Sである。個々の空隙部Sは断面視で電極層213の下面から上面に渡っており、電極層213の全体に渡ってドット状に多数の空隙部Sが広がっている様子が見られた。このような空隙部Sがあると、空隙部Sへの応力集中により電極層213のひび割れが起こりやすくなる。
図中、符号Cはカーボン粒子である。
実施例1の電極層13には、断面視で、複数のカーボン粒子Cが厚み方向に凝集したカーボン凝集部CXが見られなかった。実施例1の電極層13では、膜全体にカーボン粒子Cが良好に分散され、電極層13の厚み方向に延びた大きな空隙部Sは見られなかった。
図4に示すように、乾燥中の電極基材11を振動することで、塗膜12中でカーボンが凝集することを抑制でき、カーボン凝集部CXのないまたは少ない略均一な電極層13を製造できた。この電極層13では、膜全体にカーボンCが良好に分散され、厚み方向に延びた大きな空隙部Sは見られないので、応力集中が起こりにくく、ひび割れが生じにくい。
11 電極基材
12 塗膜
13 電極層
20 送出しローラ
30 塗工装置
40 乾燥装置
50 振動手段
51 巻取りローラ
60 振動手段
61、62 搬送用ローラ
Claims (1)
- 電極基材の表面にカーボンを含む塗膜を形成する塗工装置と、前記塗膜を乾燥して電極層とする乾燥装置と、前記電極層が形成された前記電極基材を巻き取る巻取りローラとを備えた電極層の製造装置であって、
乾燥中の前記電極基材を振動する振動手段を備え、
前記電極基材に対して前記振動手段による振動付与と振動停止とを繰り返し、振動停止中に前記巻取りローラに前記電極層が形成された前記電極基材を巻き取る電極層の製造装置。
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JP2014002804A JP6142802B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 電極層の製造装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014002804A Active JP6142802B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 電極層の製造装置 |
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