JP4092965B2 - 燃料電池の通気層、その製造方法、および該通気層をもつ燃料電池 - Google Patents

燃料電池の通気層、その製造方法、および該通気層をもつ燃料電池 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池(たとえば、固体高分子電解質型の燃料電池)の、通気層(セパレータのガス流路とガス流路間を隔てる部分を構成する層および/またはガス拡散層)と、その通気層の製造方法と、その通気層を有する燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体高分子電解質型燃料電池は、イオン交換膜からなる電解質膜とこの電解質膜の一面に配置されたアノードおよび電解質膜の他面に配置されたカソードとからなる膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )と、アノード、カソードに燃料ガス(水素)および酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための流体流路を形成するセパレータとを複数重ねてセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル(電極板)、インシュレータ、エンドプレートを配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート)にて固定したスタックからなる。アノード、カソードは触媒層を有する。触媒層とセパレータとの間には拡散層が設けられる。
固体高分子電解質型燃料電池では、アノード側では、水素を水素イオンと電子にする反応が行われ、水素イオンは電解質膜中をカソード側に移動し、カソード側では酸素と水素イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子がセパレータを通してくる、またはセル積層体の一端のセルのアノードで生成した電子が外部回路を通してくる)から水を生成する反応が行われる。
アノード側:H2 →2H+ +2e-
カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2
従来の燃料電池におけるアノードへの燃料ガスの供給と排出、カソードへの酸化ガスの供給と排出は、特開2001−57215に開示されているように、カーボンまたは金属のセパレータのリブ間に形成された溝のガス流路により行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の燃料電池の触媒層へのガスの供給とガスの排出では、ガス流路が溝構造であるため、溝以外の部分は中実のリブとなっていてガスが流れず、発電に寄与できない。この緩和策として、従来は、セパレータと電極触媒層との間に薄いガス拡散層を設けてガス流れを一部分散しているが、触媒電極層にガスを均一に供給できないため、面積当りの発電能力を実質的に低下させている。
また、特にセパレータは、流路溝を作るため、機械加工を行ったり圧縮成形を行うため、高コストとなっている。また、カーボンクロスやカーボンペーパーの拡散層も加工費が高く、セル全体として高コストとなっている。
本発明の目的は、従来のセパレータのリブに対応する電極触媒層部分へのガスの供給を増加させることができ、かつ、セパレータに溝の加工または成形を施す必要がない(したがって、コストを低減できる)、燃料電池の通気層、その製造方法、および該通気層をもつ燃料電池を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(イ) 通気性をもたない板状のセパレータ本体上の少なくとも一部に形成された通気層であって、該通気層は、互いに通気性が異なる複数の部分をもつ燃料電池の通気層。
(ロ) 通気性をもたない板状のセパレータ本体上の少なくとも一部に、互いに通気性が異なる複数の部分をもつ通気層を形成する、燃料電池の通気層の製造方法。
(ハ) 粒子状および/または繊維状の通気層材料をドラムに静電気を利用して所定パターンで付着させそれをセパレータ本体上に転写する、(ロ)の燃料電池の通気層の製造方法。
(ニ) セパレータ本体上に接着剤を塗布し、ついで粒子状および/または繊維状の通気層材料を所定パターンで塗布する、(ロ)の燃料電池の通気層の製造方法。
(ホ) セパレータの一部および/または拡散層として上記通気層を有する(イ)の燃料電池。
【0005】
上記本発明の(イ)の燃料電池の通気層、(ロ)、(ハ)、(ニ)の燃料電池の通気層の製造方法、(ホ)の燃料電池では、従来セパレータのリブに相当する部分も通気性をもつので、従来のセパレータのリブに相当する部分に対応する電極触媒層部分へのガスの供給を増加させることができ、発電能力を高めることができる。また、従来のセパレータの溝の部分にも通気層を形成するので、溝の形成が不要となり、製造コストを低減できる。
また、(ロ)、(ハ)、(ニ)の燃料電池の通気層の製造方法では、ドライ状態で製造することが可能であるため、溶剤乾燥等の余分な工程を除去することができ、コスト低減、作業環境の改善をはかることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の燃料電池電極の製造方法および燃料電池電極の製造装置を図1〜図11を参照して、説明する。
図中、図1、図2は燃料電池を示し、本発明の何れの実施例にも適用される。
図3〜図6は本発明の実施例1(セパレータの、従来の溝、リブ部を通気層として構成する場合)を示している。
図7〜図10は本発明の実施例2(セパレータの、従来の溝、リブ部を通気層として構成するとともに、その上にガス拡散層も通気層として構成する場合)を示している。
図11は、図1の燃料電池のスタックを示しており、本発明の何れの実施例にも適用される。
本発明の実施例1、2に共通するまたは類似する構成要素には、本発明の実施例1、2にわたって同じ符号を付してある。
【0007】
まず、本発明の実施例1、2に共通する構成要素の構成、作用を説明する。
本発明が対象とする燃料電池は、固体高分子電解質型燃料電池10である。本発明の燃料電池10は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自動車以外に用いられてもよい。
【0008】
固体高分子電解質型燃料電池10は、図1、図11に示すように、イオン交換膜からなる電解質膜11とこの電解質膜11の一面に配置された触媒層から構成されるアノード14および電解質膜11の他面に配置された触媒層から構成されるカソード17とからなる膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )と、アノード、カソードに燃料ガス(水素)および酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための燃料ガス流路27、酸化ガス流路28を有するセパレータ18とを重ねたセルから構成される。燃料電池スタック23は、セル19(またはセルを複数重ねたモジュール)を複数重ねたセル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル20(電極板)、インシュレータ21、エンドプレート22を配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(テンションプレート24)、ボルト25にて固定したものから構成される。
触媒層12、15とセパレータ18との間には拡散層13、16が設けられてもよい。ただし、セパレータ18の、従来のリブ部に対応する部分(後述の、通気層1の第2の部分1b)も通気性をもつので、拡散層13、16は設けられなくてもよい。
【0009】
図4、図5に示すように、セパレータ18は、通気性をもたない板状のセパレータ本体2と、セパレータ本体2上の少なくとも一部(セルの発電領域)に形成された通気層1とを有する。セパレータ本体2はカーボンプレートまたは金属プレートまたは導電性樹脂プレートからなる。通気層1は、互いに通気性が異なる複数の部分(第1の部分1a、第2の部分1bを含む。拡散層13、16が設けられる場合は第3の部分1cも含む。)をもつ。
【0010】
セパレータ18のうち、燃料ガス流路27、酸化ガス流路28となる第1の部分1a(従来のセパレータでは溝となる部分)は、ガス通気性をもつ材料で埋められた、幅をもつポーラスな層とされており、燃料ガス流路27同士を隔てる、および酸化ガス流路28同士を隔てる、第2の部分1b(従来のセパレータでは流路溝を隔てるリブの部分)も、ガス通気性をもつ材料からなる、幅をもつボーラスな層とされている。
第1の部分1aと第2の部分1bは、図2、図4に示すように、セパレータ面内方向に配置されている。第1の部分1aと第2の部分1bは、望ましくは、表面が面一(同一高さの面)とされている。
第1の部分1aと第2の部分1bとは通気性を互いに異ならしてあり、第1の部分1aは第2の部分1bより通気性が大(ガスを通しやすい)とされている。
【0011】
触媒層12、14とセパレータ18間にガス拡散層13、16が設けられる場合には、図8に示すように、セパレータ18の通気層18bの第1の部分1aと第2の部分1bの上に、さらに、通気性をもつ層からなる第3の部分1cを形成して、この第3の部分1cを拡散層13、16として用いるようにする。第3の部分1cが設けられる場合、第3の部分1cは通気層1の一部を構成する。
第3の部分1cは、第1の部分1a、第2の部分1bに対して、セパレータ面内方向と直交する方向に配置されている。
第3の部分1cの通気性は、望ましくは、第1の部分1aの通気性より小で、第2の部分1bの通気性より大とされている。
【0012】
通気層1の複数の部分1a、1b、1cは、複数の部分1a、1b、1cを構成する粒子状および/または繊維状(以下、単に粒子状という)の材料の、サイズ(粒子の径、繊維の径等)および/または濃度を互いに異ならせることにより、互いに通気性を異ならせてある。材料は、導電材料であり、たとえばカーボンである。ただし、ガス流路となるポーラス層を構成する第1の部分1aの材料は、他の部分1b、1cの材料より導電性は低くてもよく、場合によっては絶縁材であってもよい。
たとえば、第1の部分1aは粒径が10〜500μm程度のカーボン粒子から構成されており、第2の部分1bは粒径が1〜10μm程度のカーボン粒子から構成されており、第3の部分1cは粒径が5〜100μm程度の揮発性および弾力性のあるカーボン粒子から構成されている。
【0013】
つぎに、本発明の燃料電池の通気層1の製造方法を説明する。
通気層材料は、カーボン粒子(粉末、繊維である場合を含む)を含む。通気層材料は、カーボン粒子に、バインダーとしての樹脂粒子(粉末、繊維である場合を含む)を混ぜたものであってもよい。通気層材料は、導電性を有するが、非磁性である。そして、非磁性である点において、コピー機のトナーと異なる。
【0014】
本発明の燃料電池の通気層1の製造装置は、図3の(イ)に示すように、粉末状の通気層材料3を供給する通気層材料供給容器4と、供給された通気層材料3が表面に所定パターンで塗布され該塗布された通気層材料3をセパレータ本体2に転写するドラム5と、転写された通気層材料3をセパレータ本体2に定着させる定着装置6、を有する。ドラム5上への通気層材料3の塗布は、静電塗布の場合と非静電塗布の場合を含む。
ただし、本発明の燃料電池の通気層の製造装置は、図3の(ロ)に示すように、通気層材料供給容器4よりセパレータ本体送り方向上流側でセパレータ本体2に接着剤塗布ローラー8Aにて接着剤を塗布し、接着剤が塗布されたセパレータ本体2に通気層材料供給容器4から粉末状の通気層材料3を所定パターンで直接供給、塗布し、通気層材料供給容器4よりセパレータ本体送り方向下流側で通気層材料をセパレータ本体2に定着させる装置から構成されてもよい。ここで、直接塗布とは、図3のようなドラム5を介して塗布するものでないということである。
【0015】
ドラム5を介して塗布する場合の、燃料電池の通気層1の製造装置は、図3の(イ)に示すような静電複写方式の塗布装置であってもよいし、またはスクリーン+スキージ方式(図3の(ロ)に示すように、スクリーン+スキージ方式の通気層材料供給容器からドラムに所定パターンで材料を塗布し、このドラムからセパレータ本体に転写し、定着させる方式)の塗布装置であってもよい。
【0016】
静電複写方式の場合は、燃料電池の通気層1の製造装置は、図3の(イ)に示すように、粒子状の通気層材料3を収容している通気層材料供給容器4から粒子状の通気層材料3をドラム5の表面に供給する材料供給ローラー4Aと、ドラム5を構成する感光体ドラムと、ドラム5位置よりセパレータ本体2の送り方向下流に設けられた、定着装置を構成する定着ローラー7と、感光体ドラム5表面を帯電させる帯電ローラー8と、感光体ドラム5に投光し(光はたとえばレーザ光)所定パターン(この所定パターン部位に通電層が塗布される)以外の部分を除電する投光装置9(投光された部位が除電される)と、感光体ドラム5との間にセパレータ本体2を通しセパレータ本体2を感光体ドラム5に圧接する転写ローラー6と、を有する。
【0017】
スクリーン+スキージ方式の場合は、図3の(ロ)に示すように、通気層材料供給装置が、ドラム5とは別の、表面の少なくとも一部(全部である場合と一部である場合を含む)がメッシュで形成されたスクリーンドラム41と、スクリーンドラム41内に静止・配置された、スクリーンドラム41内の通気層材料3を押さえつけるスキージ42と、を有する。スクリーンドラム41のメッシュの目は、通気層材料3の粒子の大きさに合わせてあり、粒子がスキージ42で押された時にメッシュを通して粒子を通過させる。
【0018】
定着ローラー7よりセパレータ本体2の送り方向上流側に位置する装置は、不活性ガス雰囲気中に配設されている。
不活性ガスは、たとえば窒素である。不活性ガス雰囲気中に配設するのは、加熱雰囲気(たとえば、定着ローラー7を加熱する場合は50〜150℃に加熱する)で塗布が行われるので、カーボン粉末の発火のおそれを皆無にして、万全の安全性を期するためである。
【0019】
つぎに、本発明の燃料電池の通気層1の製造方法を説明する。
本発明の燃料電池の通気層1の製造方法は、図3の(イ)または(ロ)に示すように、通気性をもたない板状のセパレータ本体2上の少なくとも一部(発電領域)に、互いに通気性が異なる複数の部分1a、1b(、1c)をもつ通気層1を形成する工程を有する。
【0020】
図3の(イ)の静電複写方式では、通気層1を形成するに当り、カーボンを含む粒子状および/または繊維状の通気層材料3をドラム5上に所定のパターン(第1の部分1aは流路のパターンで、第2の部分1bはリブのパターンでといった具合)で保持させ、ドラム5上の所定のパターンの通気層材料3をセパレータ本体2上に転写し、該転写された所定パターンの通気層材料3をセパレータ本体2に定着ローラー7にて定着させる。
さらに詳しくは、通気層材料3のドラム5上への所定パターンでの保持は、ドラム5を感光体ドラムから構成し、帯電ローラー8を感光体ドラム5に接触させて感光体ドラム5の表面を帯電させ、感光体ドラム5にパソコンデータに従ってパターンをコントロールされた光(たとえば、レーザ光)をあてて所定パターン以外の部分を除電し、感光体ドラム5に通気層材料3を供給して所定パターン部位に通気層材料3を静電気にて付着させることにより行う。
【0021】
図3の(ロ)の直接塗布方式では、セパレータ本体の送り方向に見て、通気性材料供給装置4の上流で、セパレータ本体2上に接着剤塗布ローラー8Aにて接着剤を塗布し、通気性材料供給装置4でセパレータ本体2上に通気性材料3を所定パターンで供給し接着剤で接着することにより、通気性材料3を所定パターンでセパレータ本体2上に塗布する。
【0022】
図3の(イ)のドラム5を介しての塗布の場合も、図3の(ロ)の直接塗布の場合も、セパレータ本体2の送り方向に複数の通気層材料供給装置を設け、通気層1の複数の部分1a、1b、1cの各部分を、それぞれの部分用に設けた通気層材料供給装置からそれぞれの通気層材料を供給して、塗布する。すなわち、部分1aは部分1aに材料を供給する通気層材料供給装置により塗布し、部分1bは部分1bに材料を供給する通気層材料供給装置により塗布し、部分1cは部分1cに材料を供給する通気層材料供給装置により塗布する。そして、各部分1a、1b、1cを塗布する通気層材料供給装置も、各部分に対して、セパレータ本体2の送り方向に複数設けられてもよい。たとえば、部分1aを塗布する通気層材料供給装置がセパレータ本体2の送り方向に複数設けられる。
【0023】
図3の(イ)のドラム5を介しての塗布の場合も、図3の(ロ)の直接塗布の場合も、通気層1の、互いに通気性が異なる複数の部分1a、1b、1cを形成する方法は、通気層材料3のサイズおよび/または濃度を、複数の部分1a、1b、1c間で互いに異ならせることにより、行う。
図3の(イ)のドラム5を介しての塗布の場合も、図3の(ロ)の直接塗布の場合も、通気層材料3が固まって均一供給に支障を来さないようにように、粒子状通気層材料3は、通気層材料供給容器4内で、振動または流動される。
通気層材料3の、セパレータ本体2への定着は、所定の圧力と所定の熱をもって行われる。たとえば、通気層材料3が塗布されたセパレータ本体2を加熱された定着ローラー7の間を通すことにより行われる。
【0024】
つぎに、本発明の燃料電池10を説明する。
本発明の燃料電池10は、図1、図4、図5、図7、図8に示すように、通気層1を有する。この通気層1は、セパレータ18のガス流路部を構成する部分1aと、ガス流路部同士を隔てる部分1bと、を有する。通気層1は、さらに、ガス拡散層となる部分1cを有していてもよい。これらの部分1a、1b、1cの通気性の度合いは互いに異なっている。通気層1は、前述の通気層の製造方法によって製造されたものである。
【0025】
つぎに、本発明の燃料電池の通気層1、通気層1の製造方法、通気層1をもつ燃料電池10の作用を説明する。
通気層1のうち、ガス通路を隔てる部分1b(従来セパレータの流路群の隣接流路間のリブに相当する部分)も通気性をもつので、従来のセパレータのリブに対応する電極触媒層部分へのガスの供給を増加させることができ、発電能力を高めることができる。従来の燃料電池では、セパレータのリブに対応する拡散層部分がリブで押圧されて通気性が悪化するので、セパレータのリブに対応する電極触媒層部分へのガスの供給が少なくなり、発電能力が低下したが、本発明では、ガス通路を隔てる部分1bも通気性をもつので、発電領域全域にわたってガスが供給され、発電領域全域が発電能力を発揮し、発電能力が高まる。
また、拡散層に対応する部分1cをさらに形成した場合は、発電領域全域の電極触媒層へのガスの供給がより一層促進され、発電領域全域が発電能力を発揮し、発電能力が高まる。
【0026】
また、従来のセパレータの溝に相当する部分1aにも通気層材料を塗布するので、溝の形成が不要となり、製造コストを低減できる。
通気層1のうち、ガス流路を形成する部分1aは空間ではなく、ポーラス層として形成されるが、通気層材料の、サイズ、形状(たとえば、球状を複数の角をもつ形状にする等)、濃度を適宜選定することにより、流路抵抗は、従来の溝と同程度に低くすることができる。
【0027】
また、燃料電池の通気層1の製造方法では、ドライ状態で製造することが可能であるため、溶剤乾燥等の余分な工程を除去することができ、コスト低減、作業環境の改善をはかることができる。
【0028】
つぎに、本発明の各実施例に特有な構成、作用を説明する。
本発明の実施例1では、図1〜図6に示すように、セパレータ本体2の上に形成される通気層1は、複数のガス流路を構成する第1の部分1aと複数のガス流路部分を隔てる第2の部分1bとを有している。第1の部分1aおよび第2の部分1bは、セパレータ面内方向に配置されている。第2の部分1bは通気性を有するが、第2の部分1bの通気性は第1の部分1aの通気性より低くしてある。
【0029】
通気層1の製造においては、図6に示すように、ステップ100で第2の部分1b(密な部分)を形成し、ついでステップ200で第1の部分1a(粗な部分)を形成する。第1の部分1aの形成と第2の部分1bの形成の順序は逆にしてもよい。
第1の部分1aの形成においては、ステップ101で粉末容器(通気層材料供給容器)4から粉末(通気層材料)3を供給し、ステップ102でローラー4Aにてドラム5上に供給し、ステップ103で所定パターンで帯電させた感光体ドラム5に、ステップ104で所定パターンで静電付着させる。
同様に、第2の部分1bの形成においては、ステップ201で粉末容器(通気層材料供給容器)4から粉末(通気層材料)3を供給し、ステップ202でローラー4Aにてドラム5上に供給し、ステップ203で所定パターンで帯電させた感光体ドラム5に、ステップ204で所定パターンで静電付着させる。
そして、ステップ400で、通気層材料3をセパレータ本体2に加熱圧着または加熱融着させる。ステップ100とステップ200との間にもステップ400を設けてもよい。
【0030】
本発明の実施例2では、図1、図2、図7〜図10に示すように、セパレータ本体2の上に形成される通気層1は、複数のガス流路を構成する第1の部分1aと複数のガス流路部分を隔てる第2の部分1bと、ガス拡散層として働く第3の部分1cを有している。
第1の部分1aおよび第2の部分1bは、セパレータ面内方向に配置されている。第3の部分1cは、第1の部分1aおよび第2の部分1bに対して、セパレータ面内方向と直交する方向に配置されている。
第2の部分1bは通気性を有するが、第2の部分1bの通気性は第1の部分1aの通気性より低くしてある。第3の部分1cの通気性は第1の部分1aの通気性より低く、第2の部分1bの通気性より高くしてある。
第3の部分1cは図9に示すように製造される。図9の製造装置には、図3の製造装置で製造された第1の部分1a、第2の部分1bが塗布形成されたセパレータ本体2が送られてきて、図9の製造装置で、第3の部分1cが塗布形成される。
【0031】
実施例2の通気層1の製造においては、図10に示すように、ステップ100で第2の部分1b(密な部分)を形成し、ついでステップ200で第1の部分1a(粗な部分)を形成する。第1の部分1aの形成と第2の部分1bの形成の順序は逆にしてもよい。実施例2のステップ100は、実施例1のステップ100と同じであり、実施例2のステップ200は、実施例1のステップ200と同じである。ステップ100、ステップ200の後にステップ400を設けて通気層材料3をセパレータ本体2に加熱圧着または加熱融着させてもよい。
実施例2の通気層1の製造においては、さらに、ステップ300で第3の部分1b(中間の粗さの部分)を形成する工程が設けられる。第3の部分1cの形成においては、ステップ301で粉末容器(通気層材料供給容器)4から粉末(通気層材料)3を供給し、ステップ302でローラー4Aにてドラム5上に供給し、ステップ303で所定パターンで帯電させた感光体ドラム5に、ステップ304で所定パターンで静電付着させる。ステップ300の後にステップ400を設けて通気層材料3をセパレータ本体2に加熱圧着または加熱融着させる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1、2の燃料電池の通気層、請求項3〜6の燃料電池の通気層の製造方法の燃料電池、請求項7、8の燃料電池によれば、従来セパレータのリブに相当する部分も通気性をもつので、従来のセパレータのリブに相当する部分に対応する電極触媒層部分へのガスの供給を増加させることができ、発電能力を高めることができる。また、従来のセパレータの溝の部分にも通気層を形成するので、溝の形成が不要となり、製造コストを低減できる。
また、請求項3〜6の燃料電池の通気層の製造方法によれば、ドライ状態で製造することが可能であるため、溶剤乾燥等の余分な工程を除去することができ、コスト低減、作業環境の改善をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池の通気層をもつ燃料電池(単セル)の断面図である。
【図2】図1の燃料電池のセパレータの正面図である。
【図3】本発明の実施例1の燃料電池の通気層の製造方法を実施する装置の側面図であり、(イ)はドラムを介してセパレータ本体上に通気層を形成する方法を、(ロ)はセパレータ本体上に直接通気層を形成する方法を示す。
【図4】本発明の実施例1の、第1の部分と第2の部分をもつ通気層を形成したセパレータの一部の断面図である。
【図5】図4の一部の拡大断面図である。
【図6】本発明の実施例1の燃料電池の通気層の製造方法の工程図である。
【図7】本発明の実施例2の、第1の部分と第2の部分と第3の部分をもつ通気層を形成した、セパレータおよび拡散層の一部の断面図である。
【図8】図7の一部の拡大断面図である。
【図9】本発明の実施例2の燃料電池の通気層の製造方法を実施する装置の側面図である。
【図10】本発明の実施例2の燃料電池の通気層の製造方法の工程図である。
【図11】本発明の燃料電池の通気層をもつ燃料電池(スタック)の側面図である。
【符号の説明】
1 通気層
1a、1b、1c 通気層の部分
2 セパレータ本体
3 通気層材料
4 通気層材料供給容器
4A 材料供給ローラー
5 ドラム(感光体ドラム、回転ドラム)
6 転写ローラー
7 定着ローラー
8 帯電ローラー
8A 接着剤塗布ローラー
9 投光装置
10 (固体高分子電解質型)燃料電池
11 電解質膜
12 触媒層
13 拡散層
14 電極(アノード)
15 触媒層
16 拡散層
17 電極(カソード)
18 セパレータ
19 セル
20 ターミナル
21 インシュレータ
22 エンドプレート
23 スタック
24 テンションプレート
25 ボルト

Claims (8)

  1. 通気性をもたない板状のセパレータ本体上の少なくとも一部に形成された通気層であって、該通気層は、前記セパレータ本体を含まないセパレータの一部を構成し、該通気層は、ポーラス層として形成された複数のガス流路を構成する第1の部分と該複数のガス流路部分を隔てる通気性をもつ第2の部分とを含む互いに通気性が異なる複数の部分をもち、
    前記通気層の前記複数の部分は、該複数の部分を構成する粒子状および/または繊維状の材料の、サイズおよび/または濃度を互いに異ならせることにより、互いに通気性を異ならせてある燃料電池の通気層。
  2. 前記通気層が、前記第1の部分と第2の部分の上に形成された、拡散層として働く第3の部分をさらに含む請求項1記載の燃料電池の通気層。
  3. 通気性をもたない板状のセパレータ本体上の少なくとも一部に、複数のガス流路を構成する第1の部分と該複数のガス流路部分を隔てる第2の部分とを含む互いに通気性が異なる複数の部分をもつ通気層を形成し、
    該通気層を形成するに当り、前記通気層を粒子状および/または繊維状の通気層材料から構成し、該粒子状および/または繊維状の通気層材料のサイズおよび/または濃度を、前記複数の部分間で互いに異ならせることにより、前記通気層の前記互いに通気性が異なる複数の部分を形成する、燃料電池の通気層の製造方法。
  4. 前記通気層を形成するに当り、通気層材料供給容器内で振動または流動されて供給されるカーボンを含む粒子状および/または繊維状の通気層材料を静電気力にてドラム上に所定のパターンで保持させ、該ドラム上の所定のパターンの通気層材料をセパレータ本体上に転写し、セパレータ本体を加熱された定着ローラに通し、該転写された所定パターンの通気層材料をセパレータ本体に定着させる請求項記載の燃料電池の通気層の製造方法。
  5. 前記通気層材料の前記ドラム上への所定パターンでの保持は、前記ドラムを感光体ドラムから構成し、帯電ローラーを前記感光体ドラムに接触させて該感光体ドラムの表面を帯電させ、前記感光体ドラムに光をあてて所定パターン以外の部分を除電し、該感光体ドラムに前記通気層材料を供給して所定パターン部位に通気層材料を静電気にて付着させることにより行う請求項記載の燃料電池の通気層の製造方法。
  6. 前記セパレータ本体の送り方向に、通気層材料供給装置の上流で、前記セパレータ本体上に接着剤を塗布し、前記通気層材料供給装置の通気層材料供給容器内で通気層材料を振動または流動させ前記セパレータ本体上に通気層材料を所定パターンで供給し前記接着剤で接着することにより、通気層材料を所定パターンで前記セパレータ本体上に塗布する請求項記載の燃料電池の通気層の製造方法。
  7. セパレータの一部として前記通気層を有する請求項1記載の燃料電池。
  8. セパレータの一部および拡散層として前記通気層を有する請求項2記載の燃料電池。
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