JP2003068320A - 燃料電池用膜電極接合体の製造方法 - Google Patents

燃料電池用膜電極接合体の製造方法

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JP2003068320A
JP2003068320A JP2001255109A JP2001255109A JP2003068320A JP 2003068320 A JP2003068320 A JP 2003068320A JP 2001255109 A JP2001255109 A JP 2001255109A JP 2001255109 A JP2001255109 A JP 2001255109A JP 2003068320 A JP2003068320 A JP 2003068320A
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catalyst layer
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membrane electrode
coating material
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Masaru Watanabe
渡辺  勝
Yasuhiro Kamiyama
康博 上山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池の生産性が飛躍的に高められると同
時に、得られる燃料電池の性能も大きく向上する燃料電
池用膜電極接合体の製造方法を提供する。 【解決手段】 基材9を連続して移送し、その上に貴金
属担持固形物と水素イオン導電性樹脂とを含む塗料を塗
布して基材9上に第一の触媒層201を形成し、次に水
素イオン導電性樹脂を主成分とする塗料を塗布して第一
の触媒層201上に高分子電解質層301を形成し、次
いで貴金属担持固形物と水素イオン導電性樹脂とを含む
塗料を塗布して第二の触媒層401を形成して三層積層
帯を得る。続いて、この三層積層帯を打ち抜きして膜電
極接合体を得る。ここでは各層の幅が、所定の関係を満
たすように塗料を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子電解質型燃
料電池に使用される膜電極接合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、燃料ガスと、酸素等エアー
を含む酸化剤ガスとを電気化学的に反応させて電力エネ
ルギーを発生させるものである。高分子電解質型燃料電
池は、燃料電池の一種である。高分子電解質型燃料電池
を構成する単電池の一例を図9に示す。
【0003】図9において、31は高分子電解質膜(以
下、高分子膜という)、水素イオン導電性膜として使用
される。32は燃料極であり、カーボンシートと撥水層
よりなるガス拡散層(ガス透過型集電体等)と触媒層よ
り構成される。33は空気極であり、燃料極と同様のガ
ス拡散層と、触媒層より構成される。34、35はセパ
レータであり、単電池を接合して燃料電池を構成すると
きに燃料極に入る水素と空気極に入る空気とが混じるの
を防ぐ役割を果たすものである。このうち、膜電極接合
体は、高分子電解質膜31と、燃料極32、空気極33
のそれぞれの触媒層とが接着されてなるものである。
【0004】このような高分子電解質型燃料電池は、次
のようにして作製される。まず、貴金属触媒を担持する
カーボン粉末を触媒体とし、これに結合剤樹脂を混合し
て触媒層用ペーストを作製する。さらに、水素を含む燃
料ガスの通気性と電子導電性を併せ持った、例えば撥水
処理を施したカーボンペーパー等でガス拡散層を形成
し、このガス拡散層上に前述したペーストを塗布して触
媒層を形成して電極を作製する。続いてこの電極を高分
子膜の両面から接着して高分子電解質型燃料電池の単電
池を作製する。
【0005】この高分子電解質型燃料電池において、触
媒層と高分子膜とが接着された膜電極接合体は、高分子
膜(高分子層)の表面に触媒層を直接形成する方法や、
フイルム等の基材上に電極を形成したものを高分子膜に
転写する方法等によって製造される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法では、一般に触媒層等の各層を個別に塗布して形成す
るため燃料電池の生産性が低い。
【0007】また、各層の層間での接着を、各層を塗布
して形成した後に行うため、触媒層と高分子膜との接着
性に劣り、その結果、微少な隙間が生じて界面において
分離することがあった。
【0008】さらに、触媒層の原料となる塗料を高分子
膜の表面に塗布するとき、触媒層用塗料に含まれる溶媒
が高分子膜を溶解したり、膨潤させたりして良好な膜電
極接合体が得られないことがあった。
【0009】本発明は、燃料電池の生産性が飛躍的に高
められると同時に、得られる燃料電池の性能も大きく向
上する燃料電池用膜電極接合体の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の燃料電池用膜電極接合体の製造方法に
おいては、基材を連続して移送し、この基材上に貴金属
を担持する固形物と、水素イオン導電性を有する樹脂と
を含む塗料を帯状に塗布して基材上に第一の触媒層を形
成し、それと同時またはその後に水素イオン導電性を有
する樹脂を主成分とする塗料を帯状に塗布して第一の触
媒層上に電解質層を形成し、それと同時またはその後に
貴金属を担持する固形物と水素イオン導電性を有する樹
脂とを含む塗料を帯状に塗布して電解質層上に第二の触
媒層を形成して三層積層帯を作製する。次に、この三層
積層帯を打ち抜きして三層積層体を作製して、これを膜
電極接合体とする。
【0011】ここで、第一の触媒層の幅W1、電解質層
の幅W2、および第二の触媒層の幅W 3が、W1≦W2とW
3≦W2を満たすようする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0013】(第一の実施の形態)図1に、本実施の形
態に係る膜電極接合体の概略構成図を示す。ここで、9
は膜電極接合体を連続して作製する際に用いるテープ状
の基材であり、この上に各層が形成される。201は第
一の触媒層であり基材9の上に形成される。また、30
1は高分子電解質層(高分子膜)であり、第一の触媒層
の上に形成される。さらに、401は第二の触媒層であ
り、高分子電解質層301の上に形成される。
【0014】このような膜電極接合体は、次のように作
製する。即ち、まず、ポリエチレンテレフタレート製ま
たはガス透過型集電体からなる基材9を連続して移送し
ながら、その上に白金や白金合金等の触媒を担持する貴
金属担持カーボン粉末、水素イオン導電性を有するフッ
素樹脂、及び溶媒とが混合された塗料をノズルのスリッ
トを通して押し出して帯状に塗布して、第一の触媒層2
01を形成する。
【0015】ここで、カーボン粉末としては、ケッチェ
ンブラック、アセチレンブラック等の導電性カーボンブ
ラックが使用できる。また、フッ素系樹脂としては、ポ
リエチレンフタレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリフ
ッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、
パーフルオロスルホン酸等の単独または複数種が使用で
きる。さらに、溶媒としては、水、エチルアルコール、
メチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレン
グリコール、メチレングリコール、プロピレングリコー
ル、メチルエチルケトン、アセトン、トルエン、キシレ
ン、nメチル−2−ピロリドン等の単独または複数種が
使用できる。また、溶媒の添加量は、カーボン粉末を1
00として重量比で10〜400とするのが良い。
【0016】第一の触媒層201の形成と同時、また
は、その後に、水素イオン導電性を有するフッ素樹脂を
主成分とする塗料をノズルのスリットを通して押し出し
て帯状に塗布して、第一の触媒層201上に高分子電解
質層301を形成する。
【0017】次いで、貴金属担持カーボン粉末、水素イ
オン導電性を有する樹脂、及び溶媒を含む塗料をノズル
のスリットを通して押し出して帯状に塗布して、高分子
電解質層301上に第二の触媒層401を形成する。第
一の触媒層201と第二の触媒層401の膜厚は、3〜
100μmの範囲とするのが良い。
【0018】こうして、三つの層が積層された帯状物
(以下、三層積層帯という)を作製する。なお、ここで
塗料を塗布する際には、第一の触媒層201の幅W1
高分子電解質層301の幅W2、および第二の触媒層4
01の幅W3が、W1≦W2とW3≦W2を満たすことが必
要である。
【0019】次に、得られた三層積層帯を基材9から剥
がし、所定の形状に打ち抜いて三層構造の積層体(以
下、三層積層体という)、即ち膜電極接合体を作製す
る。次いで、この膜電極接合体の両面に撥水処理された
カーボンペーパーを貼り合わせて電極を作製する。さら
に、この電極の外周部にゴム製のガスケット板を接合
し、冷却水とガスの流通用のマニホールド孔を形成す
る。
【0020】一方、外寸20cm×32cm×1.3m
m、深さ0.5mmの、フェノール樹脂を含浸する黒鉛
板からなる導電性セパレータ板を2枚準備する。このセ
パレータ板の内1枚は燃料ガス流通用の流路を、もう1
枚は酸化剤ガス流通用の流路を備えたものとし、その流
路と前記した電極のマニホールド孔とが接合するように
して、電極の表面と裏面から重ね合わせて接合し、最終
的に図9に示す単電池を作製する。
【0021】本実施の形態によれば、基材上に各層用塗
料を連続して塗布して各層を形成するため、膜電極接合
体を構成する各層の境界面での接着強度が高くなり、カ
ーボン粉末が凝集することなく、表面の平滑性や平坦性
に優れ、膜厚のバラツキが小さく、ひび割れもない膜電
極接合体が得られる。さらに、この接合体より得られる
燃料電池の放電率や寿命特性が格段に向上する。
【0022】また、従来の、塗布と休止を繰り返すスク
リーン印刷法や、シートに一枚一枚塗布していた方法に
おいて発生していた、塗布を休止する間に塗料中のカー
ボン粉末が凝集してノズルから均一に供給できなる不具
合が解消され、燃料電池の生産性が飛躍的に高められ
る。
【0023】さらに、従来、高分子電解質層は機械的強
度に劣り、また、溶媒により膨潤し易いために三層積層
体を得るのが困難であったところ、本実施の形態によれ
ば、塗料を連続して塗布して各層を形成することによ
り、容易に三層構造の膜電極接合体を得ることができ
る。また、高分子電解質層は、機械的強度の高い第一の
触媒層と第二の触媒層によって保護され、触媒層同士も
接触しなくなるため、得られる燃料電池のリーク不良等
が有効に防止できる。
【0024】本発明では、図1に示すように、第一の触
媒層201と第二の触媒層401を、互いの外縁が重な
る矩形形状に形成されるように塗料を間欠的に塗布する
のが好ましい。これにより、図示しない後の工程で、得
られた膜電極接合体をシート状に打ち抜く際に、その打
ち抜きの形状を触媒層の矩形形状に合致させれば、高価
な貴金属を含む触媒層のロスが極力防止でき、燃料電池
の製造コストが低減される。
【0025】図2に図1のA−A断面を示す。本発明で
は、図2に示すように、第一の触媒層201の矩形形状
における、基材9の移送方向の長さL1、高分子電解質
層301の矩形形状における、基材9の移送方向の長さ
2、および第二の触媒層201の矩形形状における、
基材9の移送方向の長さL3が、L1≦L2とL3≦L2
満たすように塗料を塗布するのが好ましい。これによ
り、触媒層201と触媒層401とが、積層後に実質的
に接触しなくなり、得られる燃料電池のリーク不良等を
抑制できる。
【0026】また、図1と図2に示すように、高分子電
解質層301が第一の触媒層201を包み込むように形
成するのが好ましい。これにより、得られる燃料電池の
リーク不良がより効果的に抑制できる。
【0027】また、触媒層201と高分子電解質層30
1の層間には、塗料の組成を変更することにより層間の
接着性を高める中間の層を形成するのが好ましい。これ
により、膜電極接合体を構成する各層の境界面での接着
強度がさらに高くなり、得られる燃料電池の放電率や寿
命特性がさらに向上する。
【0028】さらに、第一の触媒層201と第二の触媒
層401の固形分濃度がそれぞれ10〜99%、好まし
くは15〜99%となるように、乾燥処理等の手段を用
いて各層を形成するのが良い。また、高分子電解質層3
01の固形分濃度が10〜99%、好ましくは15〜9
9%、より好ましくは15〜99.9%となるように、
乾燥処理等の手段を用いて各層を形成するのが良い。こ
れにより、高分子電解質層の表層が適度な多孔性を備え
たものとなり、得られる膜電極接合体の特性が向上す
る。また、各層の固形分濃度が前記した範囲内にあるこ
とにより、各層を同時でなく順次形成した場合でも、三
層が混在せずに明瞭に分離した高品質の膜電極接合体が
得られる。
【0029】なお、高分子電解質層301は、図1に示
すように帯状に連続的に形成しても良いが、第一の触媒
層201や第二の触媒層401を構成する矩形形状と互
いの外縁が重なる矩形形状になるように間欠的に塗布し
て形成しても良い。
【0030】これらの層を塗布により形成する方法とし
ては、例えば、特許第2842347号公報や特許第3
162026号公報に開示された方法が適用できる。こ
こでは、塗料の塗布と乾燥とを順次繰り返す方法、2種
の塗料を同時に塗布して乾燥する方法、3種の塗料を同
時に塗布して乾燥する方法のいずれの方法でも良い。ま
た、貴金属担持カーボン粉末には、フッ素系樹脂を予め
付着させたものを用いても良い。即ち、前述するフッ素
系樹脂を、例えば三井鉱山(株)製ヘンシェルミキサー
を用いてカーボン粉末に予め被着させておくこともでき
る。
【0031】(第二の実施の形態)図3に、本実施の形
態で用いる膜電極接合体の製造装置の概略を示す。1は
基材9上に塗料を吐出するノズルであり、スリット10
1、102、103、マニホールド104、105、1
06、サックバック装置5、塗料供給装置6、7,8よ
り構成される。ここで、サックバック装置5は、ノズル
1の各スリットから間欠的に塗料を塗布するために各マ
ニホールド中の塗料を吸引する。また、塗料供給装置6
は、各マニホールドに塗料を供給するものであり、塗料
貯溜用のタンク601、塗料の送液ポンプ602、塗料
の送液の切替を行う三方バルブ603から構成される。
塗料供給装置8も同様の構成であり、塗料供給装置7
は、三方バルブを備えない以外は、塗料供給装置6、8
と同様の構成である。また、10はロールであり、基材
9を連続して移送する。
【0032】この装置は、ノズル1に、スリット、マニ
ホールド、塗料供給装置をそれぞれ3基ずつ備えてお
り、ロール10により連続して移送される基材9上に塗
料が同時に塗布される。
【0033】本装置を用いて、基材9上に各層を形成す
るときは、ノズル1のマニホールド104へ第一触媒層
用塗料2を送り込み、スリット101から押し出し、ロ
ール10によって連続的に移送される基材9の上に塗布
して触媒層201を形成する。
【0034】ここでは、触媒層201が基材9上で帯状
に整列する矩形形状に形成されるように、三方バルブ6
03を切り替え、ノズル1への塗料の供給を停止すると
同時に、塗料を吸引するサックバック装置5を作動さ
せ、ノズル1内部の塗料2を吸引しながら塗料を間欠的
に供給する。さらに触媒層401は、触媒層201と同
様にして、触媒層201の矩形形状と外縁が重なるよう
に、触媒層201と同様にして塗料を間欠的に塗布す
る。また、高分子電解質層301はマニホールド105
とスリット102に塗料を供給して帯状に連続的に塗布
する。この際、第一の触媒層201の幅W1と第二の触
媒層401の幅W3、高分子電解質膜301の幅W2が、
1≦W2とW3≦W2を満たすようにする。
【0035】さらに、第一の触媒層201の矩形形状に
おける、基材9の移送方向の長さL 1、高分子電解質層
301の矩形形状における、基材9の移送方向の長さL
2、および触媒層201の矩形形状における、基材9の
移送方向の長さL3が、L1≦L 2とL3≦L2を満たすよ
うにする。
【0036】こうして、本実施の形態では、各層の原料
となる3つの塗料をノズル1からほぼ同時に供給して三
層積層帯が作製される。さらに、第一の実施の形態と同
様にして膜電極接合体、単電池を作製する。
【0037】また、ここでは、各層の原料に用いる塗料
の粘度と固形分濃度の調整は極めて重要であり、各層を
安定して形成するために、塗布を供給する速度により変
化するせん断速度を同一とするときの各層の塗料の粘度
ができるだけ均等になるようにする。具体的には、剪断
速度が1000(1/sec)のとき、各層の塗料粘度
は0.01〜10Pa・Sの範囲内になるようにし、か
つ塗料2〜4の粘度は中間の値のものを基準として±2
00%以内に収まるようにする。
【0038】本実施の形態によれば、基材上に各層用の
塗料を同時に塗布して各層を形成するため、膜電極接合
体を構成する各層の境界面での接着強度が格段に高くな
り、また、表面の平滑性や平坦性に優れ、膜厚のバラツ
キが小さく、ひび割れもない膜電極接合体が得られる。
さらに、この接合体より得られる燃料電池の放電率や寿
命特性が格段に向上する。
【0039】(第三の実施の形態)図4に、本実施の形
態で用いる膜電極接合体の製造装置の概略を示す。1、
12、13は基材9上に塗料を吐出するノズルであり、
それぞれスリット2、12、13、マニホールド2、
3、4より構成される。ここで、サックバック装置5
は、ノズル1の各スリットから間欠的に塗料を塗布する
ために各マニホールド中の塗料を吸引する。ノズル12
のみ、サックバック装置5を備えず、塗料を連続的に供
給する。また、10はロールであり、基材9を連続して
移送する。
【0040】この装置は、スリットとマニホールドから
なるノズルを基材の移送方向に3基備えており、移送方
向に直列した3基のロール10によって連続して移送さ
れる基材9上に塗料が同時に塗布される。
【0041】本装置を用いて、基材9上に各層を形成す
るときは、基材9が移送される方向に直列したノズル1
1〜13のマニホールドへ触媒層用塗料2、4、高分子
電解質層用塗料3をぞれぞれ送り込み、ノズル11〜1
3のスリットから押し出し、ロール10によって連続的
に移送される基材9の上に順次塗布する。ここでは、隣
接するロール10の間に設置された乾燥装置14、15
により、触媒層201、高分子電解質層301、および
触媒層201の各層の固形分濃度が10〜99%、好ま
しくは15〜99%となるようにオンラインで乾燥処理
して各層を順次形成する。さらに、第一の実施の形態と
同様にして膜電極接合体、単電池を作製する。
【0042】本実施の形態によれば、前述した乾燥処理
により、高分子電解質層の表層が適度な多孔性を備えた
ものとなり、得られる膜電極接合体の特性が向上する。
また、固形分濃度が前記した範囲内にあることにより、
このように各層を同時でなく順次形成した場合でも、三
層が混在せずに明瞭に分離した高品質の膜電極接合体が
得られる。また、各層の固形分濃度が前記した範囲内に
あれば、触媒層を、溶媒で溶解するときに層状に形成す
るのが困難となったり、触媒層を形成した後、その上に
高分子電解質層を塗布するときに、触媒層に高分子電解
質層用塗料が浸透して高分子電解質層を形成するのが困
難となったりする不具合が防止できる。
【0043】(第四の実施の形態)図5に、本実施の形
態で用いる膜電極接合体の製造装置の概略を示す。1
6、17は基材9上に塗料を吐出するノズルであり、そ
れぞれスリット、マニホールド、サックバック装置より
構成される。ここで、サックバック装置は、ノズル1
6、17の各スリットから間欠的に塗料を塗布するため
に各マニホールド中の塗料を吸引する。また、2基のロ
ールが、基材9を連続して移送する。
【0044】この装置は、スリットとマニホールドから
なるノズルを基材の移送方向に2基備えており、移送方
向に直列した2基のロールによって、ノズル16で、触
媒層201と高分子電解質層301が同時に塗布され、
その後、ノズル17で、高分子電解質層301上に触媒
層401が塗布される。
【0045】本装置を用いて、基材9上に各層を形成す
るときは、基材9が移送される方向に直列したノズル1
6、17のマニホールドへ触媒層用塗料、高分子電解質
層用塗料をぞれぞれ送り込み、ノズル16、17のスリ
ットから押し出し、ロールによって連続的に移送される
基材9の上に順次塗布する。ここでは、隣接するロール
の間に設置された乾燥装置14、15により、第一の触
媒層の固形分濃度が15〜99%となり、高分子電解質
層301および触媒層401の各層の固形分濃度が15
〜99%、好ましくは15〜99.9%となるようにオ
ンラインで乾燥処理して各層を順次形成する。さらに、
第一の実施の形態と同様にして膜電極接合体、単電池を
作製する。
【0046】本実施の形態によれば、前述した乾燥処理
により、高分子電解質層の表層が適度な多孔性を備えた
ものとなり、得られる膜電極接合体の特性が向上する。
また、固形分濃度が前記した範囲内にあることにより、
このように各層を同時でなく順次形成した場合でも、三
層が混在せずに明瞭に分離した高品質の膜電極接合体が
得られる。
【0047】なお、本実施の形態では各層を一度のオン
ライン処理で形成しているが、第一の触媒層201と高
分子電解質層301とを二層構造になるよう形成した
後、一旦巻き取り、再度オンラインで第二の触媒層40
1を形成してもよい。このように、第一の触媒層201
と高分子電解質層301とが同時に塗布されて形成され
ていれば、両層の接着強度が高められる。
【0048】(第五の実施の形態)図6に、本実施の形
態で用いる膜電極接合体の製造装置の概略を示す。2
0、21は基材9上に塗料を吐出するノズルであり、そ
れぞれスリット、マニホールド、サックバック装置より
構成される。ここで、サックバック装置は、ノズル2
0、21の各スリットから間欠的に塗料を塗布するため
に各マニホールド中の塗料を吸引する。また、2基のロ
ールが、基材9を連続して移送する。
【0049】この装置は、スリットとマニホールドから
なるノズルを基材の移送方向に2基備えており、移送方
向に直列した2基のロールによって、ノズル20で、第
一の触媒層201が塗布される。その後、ノズル21
で、第一の触媒層201上に高分子電解質層301と第
二の触媒層401が同時に塗布される。
【0050】本装置を用いて、基材9上に各層を形成す
るときは、基材9が移送される方向に直列したノズル2
0、21のマニホールドへ触媒層用塗料、高分子電解質
層用塗料をぞれぞれ送り込み、ノズル20、21のスリ
ットから押し出し、ロールによって連続的に移送される
基材9の上に順次塗布する。ここでは、隣接するロール
の間に設置された乾燥装置18、19により、第一の触
媒層201の固形分濃度が15〜99%となり、高分子
電解質層301および第二の触媒層401の各層の固形
分濃度が15〜99%、好ましくは15〜99.9%と
なるようにオンラインで乾燥処理して各層を順次形成す
る。さらに、第一の実施の形態と同様にして膜電極接合
体、単電池を作製する。
【0051】本実施の形態によれば、前述した乾燥処理
により、高分子電解質層の表層が適度な多孔性を備えた
ものとなり、得られる膜電極接合体の特性が向上する。
また、固形分濃度が前記した範囲内にあることにより、
このように各層を同時でなく順次形成した場合でも、三
層が混在せずに明瞭に分離する高品質の膜電極接合体が
得られる。
【0052】なお、本実施の形態では各層を一度のオン
ライン処理で形成しているが、第一の触媒層201を単
層構造になるよう形成した後、一旦巻き取り、再度オン
ラインで高分子電解質層301と第二の触媒層401を
形成してもよい。このように、高分子電解質層301と
第二の触媒層401とが同時に塗布されて形成されてい
れば、両層の接着強度が高められる。
【0053】(第六の実施の形態)図7に、本実施の形
態で用いる膜電極接合体の製造装置の概略を示す。23
はガス透過型集電体(基材)である。また、201は第
一の触媒層、301は高分子電解質層、401は第二の
触媒層であり、それぞれガス透過型集電体23上に形成
される。
【0054】本装置を用いて、ガス透過型集電体23上
に各層を形成するときは、ノズルのマニホールドへ各塗
料を送り込み、スリットから押し出し、連続的に移送さ
れるガス透過型集電体23の上に塗布して第一の触媒層
201、高分子電解質層301、および第二の触媒層4
01を形成して三層構造帯を作製する。
【0055】次に、図7に示すように、得られた三層構
造帯ともう一方のガス透過型集電体23を、それぞれプ
レスロール22によりオンラインで供給しながら、両者
を貼り合わせる。さらに、第一の実施の形態と同様にし
て膜電極接合体、単電池を作製する。なお、ここでは、
ガス透過型集電体に、カーボンーペーパーを用いたが、
その他カーボンクロス、カーボン不織布等も使用でき
る。
【0056】本実施の形態によれば、触媒層とガス透過
型集電体とをオンライン処理で貼り合わせるため、触媒
層とガス透過型集電体との接着強度が高められ、得られ
る膜電極接合体の特性が向上する。
【0057】また、本実施の形態によれば、ガス透過型
集電体と各層の接着強度が格段に高くなり、また、表面
の平滑性や平坦性に優れ、膜厚のバラツキが小さく、さ
らにひび割れもない膜電極接合体が得られる。さらに、
この接合体より得られる燃料電池の放電率や寿命特性が
格段に向上する。
【0058】(第七の実施の形態)図8に、本実施の形
態で用いる膜電極接合体の製造装置の概略を示す。2
4、25は塗料を吐出するノズルであり、それぞれスリ
ット、マニホールド、サックバック装置より構成され
る。ここで、サックバック装置は、ノズル24、25の
各スリットから間欠的に塗料を塗布するために各マニホ
ールド中の塗料を吸引する。
【0059】この装置は、スリットとマニホールドから
なるノズルを基材の移送方向に2基備えている。移送方
向に直列した2基のロールによって、ノズル24、25
で、第一の触媒層201と第二の触媒層401が、図示
しないロールによって連続的に移送される高分子電解質
の帯状体(高分子膜)26の両面から同時に塗布され
る。
【0060】本装置を用いて、高分子電解質の帯状体2
6上に各層を形成するときは、ノズルのマニホールドへ
各塗料を送り込み、スリットから押し出し、連続的に移
送される高分子電解質層301の両面に塗布して第一の
触媒層201および第二の触媒層401を形成する。こ
の際、第一の触媒層201の幅W1と第二の触媒層40
1の幅W3、高分子電解質層301の幅W2が、W1≦W2
とW3≦W2を満たすようにする。
【0061】次に各層の固形分濃度が15〜99%の範
囲内となるように乾燥装置18により乾燥処理して各層
を形成し、次いで第一の触媒層201と第二の触媒層4
01の表面にガス透過型集電体を図7に示すプレスロー
ルで接着させる。さらに、第一の実施の形態と同様にし
て膜電極接合体、単電池を作製する。
【0062】なお、ここでは、特許第3162026号
公報に開示された方法で塗布するが、特開平10―34
0727号公報に開示された方法も適用できる。
【0063】本実施の形態によれば、高分子電解質層の
両面に第一の触媒層201と第二の触媒層401が同時
に形成されるので、触媒層の収縮によって、高分子電解
質層の平坦性を損なわれることがない。
【0064】また、本実施の形態によれば、前述した乾
燥処理により、触媒層の表層が適度な多孔性を備えたも
のとなり、ガスの透過性が向上して得られる膜電極接合
体の特性が向上する。
【0065】さらに、本実施の形態によれば、ガス透過
型集電体と各層の接着強度が格段に高くなり、表面の平
滑性や平坦性に優れ、膜厚のバラツキが小さく、さらに
ひび割れもない膜電極接合体が得られる。さらに、この
接合体より得られる燃料電池の放電率や寿命特性が格段
に向上する。
【0066】
【発明の効果】本発明の膜電極接合体の製造方法によれ
ば、各層用の塗料を連続して塗布して触媒層と高分子電
解質層を形成することから、層間の接着強度が格段に高
くなり、また、表面の平滑性や平坦性に優れ、膜厚のバ
ラツキが小さく、さらにひび割れもない膜電極接合体が
得られる。さらに、この接合体より得られる燃料電池の
放電率や寿命特性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施の形態に係る膜電極接合体の概略
【図2】 第一の実施の形態に係る膜電極接合体の断面
【図3】 第二の実施の形態に係る膜電極接合体の製造
装置を示す概略図
【図4】 第三の実施の形態に係る膜電極接合体の製造
装置を示す概略図
【図5】 第四の実施の形態に係る膜電極接合体の製造
装置を示す概略図
【図6】 第五の実施の形態に係る膜電極接合体の製造
装置を示す概略図
【図7】 第六の実施の形態に係る膜電極接合体の製造
装置を示す概略図
【図8】 第七の実施の形態に係る膜電極接合体の製造
装置を示す概略図
【図9】 燃料電池を構成する単電池の概略図
【符号の説明】
101、102、103 スリット 104、105、106 マニホールド 201 第一の触媒層 301 高分子電解質層 401 第二の触媒層 601、701、801 タンク 602、702、802 送液ポンプ 603、703、803 三方バルブ 11〜13、16、17、20、21、24、25
ノズル 2、4 触媒層用の塗料 3 高分子電解質層用の
塗料 5 サックバック装置 6〜8 塗料供給装置 9 基材 10 ロール 14、15、18、19、27 乾燥装置 22 プレスロール 23 ガス透過型集電体 26 高分子電解質の帯状
体 31 高分子膜 32 燃料極 33 空気極 34、35 セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H018 AA06 AS01 BB08 BB11 DD08 EE03 EE17 HH03 HH05 5H026 AA06 BB04 BB06 CX05 EE02 EE18 HH03 HH05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材を連続して移送し、前記基材上に貴
    金属を担持する固形物と、水素イオン導電性を有する樹
    脂とを含む塗料を帯状に塗布して基材上に第一の触媒層
    を形成し、それと同時またはその後に前記樹脂を主成分
    とする塗料を帯状に塗布して前記第一の触媒層上に高分
    子電解質層を形成し、それと同時またはその後に前記固
    形物と前記樹脂とを含む塗料を帯状に塗布して前記電解
    質層上に第二の触媒層を形成して全体として三層積層帯
    を作製し、次に前記三層積層帯を打ち抜きして三層積層
    体を作製する膜電極接合体の製造方法であって、前記第
    一の触媒層の幅W1、前記電解質層の幅W2、および前記
    第二の触媒層の幅W3が、W1≦W2とW3≦W2を満たす
    ように塗料を塗布することを特徴とする燃料電池用膜電
    極接合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第一の触媒層と前記第二の触媒層
    は、互いの外縁が重なる矩形形状になるように塗料を間
    欠的に塗布することを特徴とする請求項1に記載の燃料
    電池用膜電極接合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第一の触媒層と前記第二の触媒層の
    それぞれの固形分濃度が10〜99%となるように各層
    を形成することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池
    用膜電極接合体の製造方法。
  4. 【請求項4】 基材を連続して移送し、前記基材上に貴
    金属を担持する固形物と、水素イオン導電性を有する樹
    脂とを含む塗料を帯状に塗布し、それと同時またはその
    後に前記樹脂を主成分とする塗料を帯状に塗布して、前
    記基材上に触媒層と高分子電解質層よりなる二層積層帯
    を形成し、その後に前記固形物と前記樹脂とを含む塗料
    を帯状に塗布して前記二層積層帯上に第二の触媒層を形
    成して全体として三層積層帯を作製し、次に前記三層積
    層帯を打ち抜きして三層積層体を作製する膜電極接合体
    の製造方法であって、前記第一の触媒層と前記第二の触
    媒層は、互いの外縁が重なる矩形形状となるように塗料
    を間欠的に塗布することを特徴とする請求項1または3
    に記載の燃料電池用膜電極接合体の製造方法。
  5. 【請求項5】 基材を連続して移送し、前記基材上に貴
    金属を担持する固形物と、水素イオン導電性を有する樹
    脂とを含む塗料を帯状に塗布して前記基材上に第一の触
    媒層を形成し、その後に前記樹脂を主成分とする塗料を
    帯状に塗布し、それと同時またはその後に前記固形物と
    前記樹脂とを含む塗料を帯状に塗布して前記第一の触媒
    層上に高分子電解質層と触媒層よりなる二層積層帯を形
    成して全体として三層積層帯を作製し、次に前記三層積
    層帯を打ち抜きして三層積層体を作製する膜電極接合体
    の製造方法であって、前記第一の触媒層と前記第二の触
    媒層は、互いの外縁が重なる矩形形状になるように塗料
    を間欠的に塗布することを特徴とする請求項1または3
    に記載の燃料電池用膜電極接合体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第一の触媒層および前記電解質層の
    ぞれぞれの固形分濃度が15〜99%となるように各層
    を形成することを特徴とする請求項3に記載の燃料電池
    用膜電極接合体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第一の触媒層の固形分濃度が15〜
    99%、前記電解質層の固形分濃度が15〜99.9%
    となるように各層を形成することを特徴とする請求項4
    または5に記載の燃料電池用膜電極接合体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第一の触媒層を構成する矩形形状に
    おける、基材の移送方向の長さL1、前記電解質層を構
    成する矩形形状における、同方向の長さL2、および前
    記第二の触媒層を構成する矩形形状における、同方向の
    長さL3が、L1≦L2とL3≦L2を満たすように塗料を
    塗布することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記
    載の燃料電池用膜電極接合体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第二の触媒層を形成し、次にその表
    面にガス透過型集電体を貼着することを特徴とする請求
    項2または8に記載の燃料電池用膜電極接合体の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 高分子電解質からなる帯状体を連続し
    て移送し、前記帯状体の両側の面から、貴金属を担持す
    る固形物と、水素イオン導電性を有する樹脂とを含む塗
    料を帯状にほぼ同時に塗布して前記帯状体上に第一の触
    媒層と第二の触媒層を形成して全体として三層積層帯を
    作製し、次に前記三層積層帯を打ち抜きして三層積層体
    を作製する膜電極接合体の製造方法であって、前記第一
    の触媒層の幅W1、前記電解質層の幅W2、および前記第
    二の触媒層の幅W3が、W1≦W2とW3≦W2を満たすよ
    うに塗料を塗布することを特徴とする燃料電池用膜電極
    接合体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第一触媒層と第二の触媒層を、そ
    の固形分濃度が15〜99%となるように形成し、次に
    前記第一触媒層と第二の触媒層の表面にガス透過型集電
    体を貼着することを特徴とする請求項10に記載の燃料
    電池用膜電極接合体の製造方法。
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