JP6134907B2 - ペースト転写ユニット及び部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品にペーストを転写させるペースト膜を形成するペースト転写ユニット及びこのペースト転写ユニットを備えた部品実装装置に関するものである。
半導体パッケージ等を対象とした部品実装装置には、フラックスや接着剤等のペーストの薄膜(ペースト膜)を形成して部品へのペーストの転写に供するペースト転写ユニットを備えたものがある。ペースト転写ユニットは、ペーストが供給されたステージに対してスキージが所定の間隔を空けた状態で相対移動することでステージ上に一定厚さのペースト膜を形成し、使用済みのペースト膜はステージ上を摺動するスクレーパによって掻取る構成となっている(例えば、特許文献1)。
特開2008−108884号公報
しかしながら、スクレーパの下縁はペーストと長時間接触することによって膨潤し、折れや波打ち等の変形が生じる場合があった。その結果、ペーストの掻取り時にステージ上のペーストを完全に掻取ることができずにペーストをステージ上に残してしまい、その後スキージによってペースト膜を形成する際に、残ったペーストをスクレーパの背面側で掻取ってしまうという不具合が生じていた。
そこで本発明は、ペーストとの長時間の接触によって膨潤したスクレーパの変形を修正して安定したペースト膜の形成を実現できるペースト転写ユニット及び部品実装装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のペースト転写ユニットは、ペーストが供給されるステージと、ペーストが供給された前記ステージに対して相対移動することで前記ステージ上にペースト膜を形成するスキージと、前記ステージ上を摺動して前記ペースト膜を掻取るスクレーパと、を備え、前記スクレーパは、下縁を前記ステージに接触させて摺動する掻取り部材及びこの掻取り部材の上部を固定保持するホルダを備えて成り、前記掻取り部材の上端面には切欠き部が形成されており、前記掻取り部材は前記ステージ上の前記ペースト膜を掻取る掻取り面に開口して内部を前記上端面側に向かって延びるペースト誘導路を備えた
請求項2に記載のペースト転写ユニットは、請求項1に記載のペースト転写ユニットであって、前記切欠き部は、前記掻取り部材の前記ステージに対する相対移動方向に沿って前記上端面を横断して設けられている。
請求項3に記載のペースト転写ユニットは、請求項1又は2に記載のペースト転写ユニットであって、前記ホルダは前記掻取り部材の前記上端面が当接される当接面を有する。
請求項に記載の部品実装装置は、請求項1乃至の何れかに記載のペースト転写ユニットと、前記ペースト転写ユニットにより形成された前記ペースト膜に接触させてペーストを転写した部品を基板に装着する装着ヘッドとを備えた。
本発明では、スクレーパの掻取り部材は上端面に切欠き部を備えているので上部が容易に変形し得る。このため、掻取り部材の下縁が膨潤して変形を生じても掻取り部材のホルダに対する固定保持状態を緩めることで掻取り部材の下縁を直線状にすることができ、掻取り部材の下縁の変形を修正して安定したペースト膜の形成を実現できる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるペースト転写装置の斜視図 本発明の一実施の形態におけるペースト転写装置の側面図 本発明の一実施の形態におけるペースト転写装置が備えるスクレーパの(a)斜視図(b)側面図 本発明の一実施の形態におけるスクレーパの分解斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の制御系統を示すブロック図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態におけるペースト転写装置の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装装置の動作説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態におけるスクレーパの正面図 (a)本発明の第1変形例におけるスクレーパの部分斜視図(b)第1変形例におけるスクレーパの矢視VB−VB断面図(c)矢視VC−VC断面図 本発明の第2変形例におけるスクレーパの(a)正面図(b)側面図 本発明の第3変形例におけるスクレーパの(a)正面図(b)側面図 本発明の第4変形例におけるスクレーパの(a)正面図(b)側面図 (a)(b)(c)本発明の第5変形例におけるスクレーパの正面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1において、部品実装装置1は、上流工程側の装置から送られてきた基板2を搬入し(図1中に示す矢印A)、その基板2上の電極部3に部品4を装着して下流工程側の装置に搬出する部品実装動作を繰り返し実行する装置である。以下、説明の便宜上、基板2の搬送方向をX軸方向(作業者OPから見た左右方向)とし、X軸方向と直交する水平面内方向をY軸方向(作業者OPから見た前後方向)とする。また、上下方向をZ軸方向とする。
図1において、部品実装装置1は、基台11上に基板2を搬送して作業位置に位置決めするコンベア12、部品供給口13aに部品4を供給する複数のパーツフィーダ13及び直交座標ロボットから成るヘッド移動機構14を備えており、ヘッド移動機構14によって装着ヘッド15が移動される。
装着ヘッド15の下部には複数の吸着ノズル16が下方に延びた状態で取付けられている。これら吸着ノズル16はそれぞれ、装着ヘッド15内に設けられたノズル駆動機構15aの作動によって上下方向への移動(昇降)と上下軸回りの回動を行い、装着ヘッド15内に設けられた吸着機構15bの作動によって部品4の真空吸着動作を行う。
装着ヘッド15には撮像視野を下方に向けた基板カメラ17が取付けられており、基台11上のコンベア12とパーツフィーダ13との間の領域には撮像視野を上方に向けた部品カメラ18が取付けられている。
パーツフィーダ13に隣接した位置には部品4に転写させるためのペーストPstの薄膜(ペースト膜Pm)を形成するペースト転写ユニット20が設けられている。ペースト転写ユニット20は、図2及び図3に示すように、ベース部21の上方に皿状のステージ22を有しており、ステージ22はベース部21に取付けられたステージ駆動アクチュエータ23によってY軸方向に移動(すなわちベース部21に対して相対移動)される。ベース部21にはスキージ・スクレーパ保持部24が設けられており、スキージ・スクレーパ保持部24にはスキージ25及びスクレーパ26が保持されている。
スキージ25はX軸方向に延びた「へら」状の部材から成り、スキージ・スクレーパ保持部24に取付けられたスキージ昇降アクチュエータ27によって昇降させることができる。スキージ昇降アクチュエータ27によってスキージ25を昇降させると、ステージ22の上面22sとスキージ25の下縁25sとの間隔Gp(図3中の拡大図参照)の大きさが変更される。
図3及び図4(a),(b)において、スクレーパ26はスキージ25よりも作業者OPに近い側(後方とする)に位置しており、X軸方向に延びた「へら」状の掻取り部材31と、この掻取り部材31を固定保持するホルダ32を備えて成る。
図4(a),(b)において、ホルダ32は、X軸方向に延びた水平部41a及び水平部41aの前端から下方に延びた垂直部41bから成る断面L字状の主部41と、水平部41aの後斜面41cに複数のボルト42によって取付けられた押え部43から成る。掻取り部材31は後方に延出した上部31aの上端面31bを水平部41aの下面(当接面41d)に当接させるとともに前端面31cを垂直部41bの後面41eに当接させており、上部31aの後端部31dが押え部43の係止溝43aに係止された状態でホルダ32に保持されている。すなわち掻取り部材31は、その上部31aが、ホルダ32の有する掻取り部材保持空間(当接面41d、後面41e及び係止溝43aによって囲まれる空間)内で位置変位を拘束された状態でホルダ32に取付けられている。
図4(a),(b)において、掻取り部材31の下部はホルダ32の垂直部41bよりも下方に突出しており、その前面にはペーストPstの掻取り面31eが形成されている。ホルダ32はスキージ・スクレーパ保持部24に取付けられた付勢ばね24s(図3)によって下方に付勢されており、これにより掻取り部材31の(掻取り面31eの)下縁31fは常時ステージ22の上面22sに押付けられた状態となっている。
掻取り部材31をホルダ32から取外すときには、ホルダ32に対してボルト42を緩めたうえで、ホルダ32の側方から掻取り部材31を引抜けばよい(図5)。一方、掻取り部材31をホルダ32に取付けるときには、これとは逆の順序で掻取り部材31をホルダ32に差込んでボルト42を締付ければよい。或いは、ホルダ32の主部41から押え部43を取外し、この状態から主部41の当接面41dに掻取り部材31の上端面31bを当接させ、主部41の後面41eに掻取り部材31の前端面31cを当接させたうえで、掻取り部材31の後端部31dを押え部43の係止溝43aによって係止するようにしつつ、ボルト42によって押え部43を主部41に締付ければよい。
図5において、掻取り部材31の上部31aには、上端面31bに開口する複数の切欠き部31VがX軸方向(掻取り部材31のステージ22に対する相対移動方向と直交する)に並んで設けられている。これら上端面31bに形成された複数の切欠き部31Vはそれぞれ、掻取り部材31のステージ22に対する相対移動方向(Y軸方向)に沿って、上端面31bを横断して(すなわちY軸方向に貫通して)設けられている。
図6において、コンベア12による基板2の搬送及び位置決め動作、各パーツフィーダ13による部品4の供給動作、ヘッド移動機構14による装着ヘッド15の移動動作は部品実装装置1が備える制御装置30によってなされる。また、ノズル駆動機構15aによる各吸着ノズル16の昇降及び回動の各動作の制御と吸着機構15bによる各吸着ノズル16の部品4の吸着動作も制御装置30によってなされる。
基板カメラ17の撮像動作制御及び部品カメラ18の撮像動作制御は制御装置30によってなされる。基板カメラ17の撮像動作によって得られた画像データと部品カメラ18の撮像動作によって得られた画像データはそれぞれ制御装置30に送信され、制御装置30の画像認識部30a(図6)において画像認識がなされる。また、ペースト転写ユニット20のステージ駆動アクチュエータ23によるステージ22のY軸方向への移動動作及びスキージ昇降アクチュエータ27によるスキージ25の昇降動作はそれぞれ制御装置30によってなされる。
制御装置30は、部品実装装置1により基板2上に部品4を装着する場合には、先ず、ペースト転写ユニット20のステージ22上にペースト膜Pmを形成(成膜)させる。これには、先ず、ステージ駆動アクチュエータ23を作動させてステージ22をベース部21の前方(図7における紙面左側)に位置させたうえで、図示しないペースト供給手段によってステージ22の上面22sにペーストPstを供給する。そして、スキージ25の下縁25sがペーストPstに接触しない程度の高さになるまでスキージ25を上昇させたうえで、ステージ22を後方に移動させる(図7(a)中に示す矢印B1)。このときスクレーパ26は付勢ばね24sによって掻取り部材31の下縁31fがステージ22の上面22sに押付けられているので、ステージ22上のペーストPstはステージ22に対して相対移動したスクレーパ26によってステージ22の前方領域に掻取られた状態となる(図7(b))。
制御装置30は、ステージ22を後方に移動させたら、スキージ25を下降させてスキージ25の下縁25sとステージ22の上面22sとの間の間隔Gpが形成しようとするペースト膜Pmの厚さになるようにする(図7(c)中に示す矢印C)。そして、ステージ22を前方に移動させ(図7(d)中に示す矢印B2)、スキージ25をステージ22に対して相対移動させる。これによりペースト転写ユニット20のステージ22上にペースト膜Pmが形成される。
制御装置30は、ペースト転写ユニット20のステージ22上にペースト膜Pmを形成したら、コンベア12を作動させて上流工程側の装置から送られてきた基板2を受け取って搬入し、所定の作業位置に位置決めする。次いで、装着ヘッド15を移動させ、基板カメラ17による基板2上の一対の基板マーク2m(図1)の撮像を行って画像認識を実行し、得られた基板マーク2mの位置から基板2の位置ずれを求める。
制御装置30は、基板2の位置ずれを求めたら、パーツフィーダ13の部品供給口13aに部品4を供給させる一方、装着ヘッド15をパーツフィーダ13の上方に位置させて、部品供給口13aに供給された部品4を吸着ノズル16に吸着させる。そして、装着ヘッド15をペースト転写ユニット20の直上の位置に移動させ、そこから装着ヘッド15を下降させて(図8(a)。図中に示す矢印D1参照)、部品4の下面に形成されたバンプ4bにペーストPstを付着させる(図8(b))。
制御装置30は、部品4のバンプ4bにペーストPstを付着させたら、装着ヘッド15をステージ22に対して上昇させた後(図8(c)中に示す矢印D2参照)、ペーストPstを付着させた部品4が部品カメラ18の上方を通過するように装着ヘッド15を移動させる。そして、部品カメラ18による部品4の撮像を行って画像認識を実行し、部品4の吸着ノズル16に対する位置ずれ(吸着ずれ)を求める。
制御装置30は、部品4の吸着ノズル16に対する位置ずれを求めたら、装着ヘッド15を基板2の上方に位置させ、吸着ノズル16に吸着させた部品4を基板2に接触させて真空吸着を解除し、部品4を基板2に装着する。この部品4の装着時には、事前に求めた基板2の位置ずれと部品4の吸着ずれが修正されるように、基板2に対する吸着ノズル16の位置補正を行う。
制御装置30は、基板2に対する部品4の装着を行ったら、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了したか否かの判断を行い、その結果、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していなかったときには、続いて新たな部品4の吸着を行い、基板2に装着すべき全ての部品4の装着が終了していたときにはコンベア12を作動させて基板2を部品実装装置1から搬出する。
このような構成の部品実装装置1において、スクレーパ26の掻取り部材31は、前述したように、上端面31bをホルダ32の主部41の当接面41dに当接させた状態でホルダ32に取付けられているが(図9(a))、掻取り部材31の下縁31fはステージ22の上面22sに押付けられてペーストPstと長時間接触した状態にあるので、時間の経過とともに膨潤して折れや波打ち等の変形が生じてしまう(図9(b))。このような掻取り部材31の折れや波打ち等は、スクレーパ26によるペーストPstの掻取り時にステージ22上のペーストPstを完全に掻取ることができなくなるという不都合が生じる。
作業者OPは、スクレーパ26によるステージ22上のペーストPstの掻取り状態が不良になり、その結果ペーストPstの掻き残しが増え、ペーストPst量が減少することで安定したペースト膜Pmの形成ができなくなってきたと判断した場合には、部品実装装置1による部品実装作業を一旦停止させたうえで、掻取り部材31の取付け状態をリセットする。
掻取り部材31の取付け状態をリセットするには、作業者OPは、一旦ボルト42を緩めてから改めてボルト42を締付ける。このボルト42を緩めてから改めてボルト42を締付ける間に、掻取り部材31の上部31aは前述のホルダ32の掻取り部材保持空間(当接面41d、後面41e及び係止溝43aによって囲まれる空間)内でX軸方向の拘束が解除され、下縁31f側の膨潤の程度が上部31a側よりも大きいために下方に凸となる弓状に反った形状(図9(c))になろうとする掻取り部材31の全体がX軸方向に伸びることを許容することによって、掻取り部材31の下縁31fの反りが修正される(図9(d))。このとき掻取り部材31の上部31aは各切欠き部31Vを開くようにしてX軸方向に容易に伸びることができ、切欠き部31Vの数が多いほどX軸方向の伸びを滑らかにすることができる。この掻取り部材31の取付け状態のリセットによってペースト膜Pmの掻取り状態は良好となり、以後、ペーストPstの掻き残しのない安定した状態でペースト膜Pmを形成することが可能となる。
なお、図10(a),(b)の第1変形例に示すように、掻取り部材31のステージ22に対する相対移動方向(Y軸方向)に沿って、上端面31bを横断させずに(Y軸方向に貫通させずに)、平面視にて蛇腹状になるように切欠き部31Vを形成してもよい。この場合、Y軸方向における前方側から切欠いた切欠き部31VとY軸方向における後方側から切欠いた切欠き31VとをX軸方向に向かって交互に設ける。
また、図11(a),(b)の第2変形例に示すように、掻取り部材31に、ステージ22上のペースト膜Pmを掻取る掻取り面31eに開口して内部を上端面31b側に向かって延びるペースト誘導路31gが設けられていてもよい。このペースト誘導路31gは、掻取り部材31の下縁31fを浸すペーストPstの一部を掻取り部材31の上端面31b側に誘導し(図11(b)中に示す白矢印参照。後述の図12(b)及び図13(b)についても同様)、これにより掻取り部材31の上部31a側も下縁31f側とできるだけ同程度に膨潤させることによって、掻取り部材31の反りを解消しようとするものである。この場合、ペースト誘導路31gの形状等は自由であり、図12(a),(b)の第3変形例に示すように、ペースト誘導路31gの掻取り面31eにおける開口高さが掻取り部材31の上部31aに達しているものや、図13(a),(b)の第4変形例に示すように、ペースト誘導路31gの掻取り面31eにおける開口幅(X軸方向の寸法)が複数の切欠き部31Vを跨る寸法を有しているもの等であってもよい。
なお、このように掻取り部材31にペースト誘導路31gを設けることによって掻取り部材31の反りが十分に解消される場合には、図14(a),(b),(c)の第5変形例に示すように、切欠き部31Vの形成を省略することも可能である。
以上説明したように、本実施の形態におけるペースト転写ユニット20では、スクレーパ26の掻取り部材31は上端面31bに切欠き部31Vを備えているので上部が容易に変形し得る。このため、掻取り部材31の下縁31fが膨潤して変形しても掻取り部材31のホルダ32に対する固定状態を緩める(実施の形態ではボルト42を緩める)ことで掻取り部材31の下縁31fを直線状にすることができ、掻取り部材31の下縁31fの変形を修正して安定したペースト膜Pmの形成を実現できる。
ペーストと長時間接触したスクレーパが膨潤して変形した場合であってもこれを修正して安定したペースト膜の形成を実現できるペースト転写ユニット及び部品実装装置を提供する。
1 部品実装装置
2 基板
4 部品
15 装着ヘッド
20 ペースト転写ユニット
22 ステージ
25 スキージ
26 スクレーパ
31 掻取り部材
31a 上部
31b 上端面
31e 掻取り面
31f 下縁
31g ペースト誘導路
31V 切欠き部
32 ホルダ
41d 当接面
Pst ペースト
Pm ペースト膜

Claims (4)

  1. ペーストが供給されるステージと、
    ペーストが供給された前記ステージに対して相対移動することで前記ステージ上にペースト膜を形成するスキージと、
    前記ステージ上を摺動して前記ペースト膜を掻取るスクレーパと、を備え、
    前記スクレーパは、下縁を前記ステージに接触させて摺動する掻取り部材及びこの掻取り部材の上部を固定保持するホルダを備えて成り、前記掻取り部材の上端面には切欠き部が形成されており、
    前記掻取り部材は前記ステージ上の前記ペースト膜を掻取る掻取り面に開口して内部を前記上端面側に向かって延びるペースト誘導路を備えたことを特徴とするペースト転写ユニット。
  2. 前記切欠き部は、前記掻取り部材の前記ステージに対する相対移動方向に沿って前記上端面を横断して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のペースト転写ユニット。
  3. 前記ホルダは前記掻取り部材の前記上端面が当接される当接面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のペースト転写ユニット。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載のペースト転写ユニットと、前記ペースト転写ユニットにより形成された前記ペースト膜に接触させてペーストを転写した部品を基板に装着する装着ヘッドとを備えたことを特徴とする部品実装装置。
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