JP2011126050A - スクリーン印刷システム及びスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法 - Google Patents

スクリーン印刷システム及びスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法 Download PDF

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哲矢 田中
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Abstract

【課題】キャビティ基板のスクリーン印刷に用いられるマスクのクリーニングを十分に行うことができるスクリーン印刷システム及びスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ペーパー部材42のマスク接触領域Rを第1のマスク13aの凸状部13tの下面に接触させてその部分に付着したペーストPstの除去を行っている間に、ペーパー部材42が第1のマスク13aに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材42の巻き取りを行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、基板本体の上面及び基板本体の上面に形成された開口部の底面に電極を有するいわゆるキャビティ基板にスクリーン印刷を施すスクリーン印刷システム及びこのスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法に関するものである。
電子部品が実装される基板の中には、基板本体の上面のほか基板本体の上面に形成された開口部(キャビティ部)の底面にも電極を有したいわゆるキャビティ基板が知られている。このキャビティ基板は電子部品を三次元に配置できるため、小型でありながら高密度化な基板を構成することができる。
このようなキャビティ基板において、キャビティ部の底面に設けられた電極(キャビティ部電極)及び基板本体の上面に設けられた電極(フラット部電極)に半田等のペーストを印刷するには、キャビティ部に嵌合する下方に突出した形状の凸状部にキャビティ部電極に応じたパターン孔を有したマスクを用いて基板に対するスクリーン印刷を行う第1のスクリーン印刷機と、フラット部電極に応じたパターン孔を有したマスクを用いて基板に対するスクリーン印刷を行う第2のスクリーン印刷機が連結されたスクリーン印刷システムが用いられる。
このようなスクリーン印刷システムの各スクリーン印刷機では、基板へのスクリーン印刷を終えた後、次に投入される基板に対するスクリーン印刷に備えるため、マスクに対して相対移動し、上端にペーパー部材を掛け渡して形成したマスク接触領域をマスクの下面に接触させてマスクの下面に付着したペーストを除去するクリーニング装置を備えたものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2004−66832号公報
しかしながら、キャビティ部に嵌合する凸状部を有したマスクの下面をクリーニング装置によってクリーニングする場合、各凸状部の下面にペーパー部材を順次接触させていくと、ひとつの凸状部の下面のペーストの除去が終わった後、ペーパー部材が次にクリーニングを行う凸状部に接触するときに、前の凸状部から除去したペーストが次の凸状部に擦り付けられてしまうことがあり、マスクのクリーニングが不十分となって、スクリーン印刷の印刷精度が悪化する場合があるという問題点があった。
そこで本発明は、キャビティ基板のスクリーン印刷に用いられるマスクのクリーニングを十分に行うことができるスクリーン印刷システム及びスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のスクリーン印刷システムは、基板本体の上面の一部に形成された複数の開口部それぞれの底面に設けられた複数の第1電極及び基板本体の上面に設けられた複数の第2電極を有する基板の位置決めを行い、基板本体の開口部に嵌合する下方に突出し
た形状の複数の凸状部のそれぞれに第1電極に対応する第1のパターン孔が形成された第1のマスクを基板の上面に接触させて第1電極にスクリーン印刷を行う第1のスクリーン印刷機及び第1のスクリーン印刷機によりスクリーン印刷が行われた基板の位置決めを行い、第2電極に対応する第2のパターン孔が形成された平板状の第2のマスクを基板の上面に接触させて第2電極にスクリーン印刷を行う第2のスクリーン印刷機を連結させたスクリーン印刷システムであって、第1のマスクに対して相対移動し、ペーパー部材支持部の上端にペーパー部材を掛け渡して形成したマスク接触領域を第1のマスクの各凸状部の下面に順次接触させて第1のマスクの各凸状部の下面に付着したペーストを除去する第1のクリーニング装置と、第2のマスクに対して相対移動し、ペーパー部材支持部の上端にペーパー部材を掛け渡して形成したマスク接触領域を第2のマスクの下面に接触させて第2のマスクの下面に付着したペーストを除去する第2のクリーニング装置とを備え、第1のクリーニング装置は、第1のマスクの凸状部の下面に付着したペーストの除去を行っている間に、ペーパー部材が第1のマスクに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材の巻き取りを行うペーパー部材巻き取り手段を有した。
請求項2に記載のスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法は、基板本体の上面の一部に形成された複数の開口部それぞれの底面に設けられた複数の第1電極及び基板本体の上面に設けられた複数の第2電極を有する基板の位置決めを行い、基板本体の開口部に嵌合する下方に突出した形状の複数の凸状部のそれぞれに第1電極に対応する第1のパターン孔が形成された第1のマスクを基板の上面に接触させて第1電極にスクリーン印刷を行う第1のスクリーン印刷機及び第1のスクリーン印刷機によりスクリーン印刷が行われた基板の位置決めを行い、第2電極に対応する第2のパターン孔が形成された平板状の第2のマスクを基板の上面に接触させて第2電極にスクリーン印刷を行う第2のスクリーン印刷機を連結させたスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法であって、ペーパー部材支持部の上端にペーパー部材を掛け渡してマスク接触領域を形成した第1のクリーニング装置を第1のマスクに対して相対移動させ、ペーパー部材の一部から成るマスク接触領域を第1のマスクの各凸状部の下面に順次接触させて第1のマスクの各凸状部の下面に付着したペーストを除去する工程と、ペーパー部材支持部上端にペーパー部材を掛け渡してマスク接触領域を形成した第2のクリーニング装置を第2のマスクに対して相対移動させ、ペーパー部材の一部から成るマスク接触領域を第2のマスクの下面に接触させて第2のマスクの下面に付着したペーストを除去する工程とを含み、第1のクリーニング装置による第1のマスクの各凸状部の下面に付着したペーストを除去する工程において、第1のマスクの凸状部の下面に付着したペーストの除去を行っている間に、ペーパー部材が第1のマスクに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材の巻き取りを行う。
本発明では、ペーパー部材のマスク接触領域を第1のマスクの凸状部の下面に接触させてその部分に付着したペーストの除去を行っている間に、ペーパー部材が第1のマスクに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材の巻き取りを行うようになっているので、ひとつの凸状部のペーストの除去を終えた後、次にペーストの除去を行う凸状部にペーパー部材が接触したときに、前の凸状部から除去したペーストが後の凸状部に擦り付けられてしまうことがない。このため、キャビティ基板のスクリーン印刷に用いられるマスクのクリーニングを十分に行うことができ、印刷精度を向上させることができる。また、凸状部の下面に付着したペーストの除去を行っている間にペーパー部材の巻き取りを行うことから、凸状部同士が極めて近い距離で隣接している場合であっても、前の凸状部から除去したペーストが後の凸状部に擦り付けられてしまう事態を確実に防止することができる。また、ペーパー部材は、第1のマスクに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度で巻き取られるので、ペーパー部材は凸状部の下面に対してこすられ、ペーストはペーパー部材によって効率よく除去される。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷システムの平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷システムを構成する両スクリーン印刷機の概略構成図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷システムが印刷対象とするキャビティ基板の(a)平面図(b)側断面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷システムの第1のマスクの(a)平面図(b)側断面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷システムの第2のマスクの(a)平面図(b)側断面図 本発明の一実施の形態における両スクリーン印刷機が備えるクリーニング装置の(a)斜視図(b)部分側断面図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における第1のスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における第2のスクリーン印刷機の動作説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における第1のスクリーン印刷機が備えるクリーニング装置の動作説明図 本発明の一実施の形態における第2のスクリーン印刷機が備えるクリーニング装置の動作説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1において、本実施の形態におけるスクリーン印刷システム1は2つのスクリーン印刷機2が基板3の搬送方向(図1中に示す矢印A)に連結されて成る。このスクリーン印刷システム1の基板3の搬送方向の上流側に位置するスクリーン印刷機2(第1のスクリーン印刷機2aとする)は、その上流側から投入された基板3の搬入及び位置決めを行ってスクリーン印刷を施した後、下流側に位置するスクリーン印刷機2(第2のスクリーン印刷機2bとする)に搬出し、第2のスクリーン印刷機2bは、第1のスクリーン印刷機2aから搬出された基板3の搬入及び位置決めを行ってスクリーン印刷を施し、図示しない下流側の装置(例えば部品実装機)に搬出する。以下、説明の便宜上、基板3の搬送方向である水平面内方向(図1の紙面左右方向)をX軸方向、X軸方向と直交する水平面内方向(図1の紙面上下方向)をY軸方向とする。また、上下方向(図1の紙面に垂直な方向)をZ軸方向とする。
図1及び図2において、スクリーン印刷システム1を構成する2つのスクリーン印刷機2(第1のスクリーン印刷機2a及び第2のスクリーン印刷機2b)は、ともに、基台11の上に基板3の位置決めを行う一対のコンベア機構から成る基板保持部12を備えており、基板保持部12の上方にはスクリーン印刷用のマスク13のほか、ペースト供給ヘッド14、カメラユニット15及びクリーニング装置16をそれぞれ基台11に対して移動自在に備えている。また、図1において、基台11上における基板保持部12の基板3の搬送方向(X軸方向)の前後の位置には、外部から投入された基板3を搬入して基板保持部12に基板3を受け渡す一対のコンベア機構から成る基板搬入部12aと、基板保持部12から受け取った基板3を外部に搬出する一対のコンベア機構から成る基板搬出部12bを備えている。
図3(a),(b)において基板3は、下層側基板部材21aの上面に上層側基板部材21bが貼り合わされて成る基板本体21をベースに構成されている。基板本体21の上面(上層側基板部材21bの上面)には複数のフラット部電極fdが設けられており、基板本体21の上面の一部(上層側基板部材21bの一部)に設けられた開口部であるキャ
ビティ部CVの底面(下層側基板部材21aの上面)には複数のキャビティ部電極cdが設けられている。すなわちこの基板3は、基板本体21の上面の一部に形成された複数のキャビティ部CVそれぞれの底面に設けられた複数のキャビティ部電極cd(第1電極)及び基板本体21の上面に設けられた複数のフラット部電極fd(第2電極)を有したキャビティ基板となっている。
マスク13は第1のスクリーン印刷機2aが備えるものと第2のスクリーン印刷機2bが備えるものとではその形状が異なっている。図4(a),(b)及び図5(a),(b)において、第1のスクリーン印刷機2aが備えるマスク13(第1のマスク13aとする)及び第2のスクリーン印刷機2bが備えるマスク13(第2のマスク13bとする)はともに、全体として矩形形状を有しており、その四辺は枠部材13wによって支持されている。
図4(a),(b)において、第1のマスク13aの枠部材13wによって囲まれた領域内には、基板3に設けられた複数のキャビティ部CVのそれぞれに嵌合する下方に突出した形状の複数の凸状部13tが設けられており、各凸状部13tには、基板3の各キャビティ部CVの底面に設けられた複数のキャビティ部電極cdに対応する複数のパターン孔(第1のパターン孔H1とする)が設けられている。また、図5(a),(b)において、第2のマスク13bの枠部材13wによって囲まれた領域内には、基板3に設けられた複数のフラット部電極fdに対応する複数のパターン孔(第2のパターン孔H2とする)が設けられている。
図2において、各スクリーン印刷機2が備える基板保持部12はその全体が水平面内方向(XY面内方向)及び上下方向(Z軸方向)に移動自在に設けられており、基板保持部12全体を移動させることにより、基板保持部12により保持した基板3をマスク13の下方の任意の位置に位置決めすることができる。
図2において、各スクリーン印刷機2が備えるペースト供給ヘッド14はマスク13の上方において水平面内方向(XY面内方向)及び上下方向(Z軸方向)に移動自在に設けられており、下部にはY軸方向に対向する2つのガイド部材14aを備えている。各ガイド部材14aはX軸方向に延びた「へら」状の部材から成り、ペースト供給ヘッド14に内蔵されたペーストカートリッジ14bより下方に供給(圧送)されるペーストPstがマスク13上の目的とする箇所に集中して供給されるようにペーストPstの流路のガイドを行う。
図2及び図6(a),(b)において、各スクリーン印刷機2が備えるクリーニング装置16(第1のスクリーン印刷機2aが備える第1のクリーニング装置16a及び第2のスクリーン印刷機2bが備えるクリーニング装置16b)は、ともに全体が水平面内方向(ここではY軸方向)に移動自在に設けられており(図1中に示す矢印B)、上端が水平で矩形の筒状閉断面に形成されたペーパー部材支持部であるノズル部41及びY軸方向に延び、ノズル部41の上端をY軸方向に通過するように掛け渡されて配置されたペーパー部材42を有して成る。ノズル部41の上端に掛け渡されたペーパー部材42の一部は、ノズル部41によってマスク13の下面に下方から接触されるマスク接触領域R(図6(b)及び図1)を形成している。
第1のスクリーン印刷機2aが備える第1のクリーニング装置16aは、マスク接触領域Rを第1のマスク13aの各凸状部13tの下面に接触させた状態で第1のマスク13aに対して相対移動することにより、第1のマスク13aの下面に付着したペーストPstを除去する(拭き取る)。また、第2のスクリーン印刷機2bが備える第2のクリーニング装置16bは、マスク接触領域Rを第2のマスク13bの下面に接触させた状態で第
2のマスク13bに対して相対移動することにより、第2のマスク13bの下面に付着したペーストPstを除去する(拭き取る)。各クリーニング装置16のノズル部41をY軸方向に挟む位置には一対のローラ部材43が設けられており、ペーパー部材42はこれら一対のローラ部材43の回転動作によって巻き取られてマスク接触領域Rの更新がなされる。
図2及び図6(a),(b)において、両クリーニング装置16(第1のクリーニング装置16a及び第2のクリーニング装置16b)のノズル部41の内部は上下に貫通する空気吸引管路41aとなっており、この空気吸引管路41a内に真空圧を供給することにより、ペーパー部材42のマスク接触領域Rを介して空気吸引管路41a内に空気を吸引することができる。
基板搬入部12a、基板保持部12及び基板搬出部12bの作動による基板3の搬送動作は、各スクリーン印刷機2が備える制御装置50(図2)が図示しないアクチュエータ等から成る基板搬送機構51(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、基板保持部12全体の水平面内方向及び上下方向への移動による基板3のマスク13(第1のマスク13a又は第2のマスク13b)に対する位置決め動作は、各スクリーン印刷機2が備える制御装置50が図示しないアクチュエータ等から成る基板位置決め機構52(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
ペースト供給ヘッド14の水平面内方向及び上下方向への移動によるペースト供給ヘッド14のマスク13に対する位置決め動作は、制御装置50が図示しないアクチュエータ等から成るペースト供給ヘッド移動機構53(図2)の作動制御を行うことによってなされ、ペースト供給ヘッド14からのペーストPstの供給動作は、制御装置50が図示しないアクチュエータ等から成るペースト供給機構54(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
図2において、カメラユニット15は撮像視野を上方に向けた第1カメラ15a及び撮像視野を下方に向けた第2カメラ15bから成り、カメラユニット15のマスク13の下方での水平面内方向への移動動作は、制御装置50が図示しないアクチュエータ等から成るカメラ移動機構55の作動制御を行うことによってなされる。また、第1カメラ15a及び第2カメラ15bの撮像動作制御は制御装置50によってなされ、第1カメラ15a及び第2カメラ15bの撮像動作によって得られた画像データは制御装置50に入力される(図2)。
両クリーニング装置16(第1のクリーニング装置16a及び第2のクリーニング装置16b)のマスク13に対する位置決め及びY軸方向への移動動作は、制御装置50が図示しないアクチュエータ等から成るクリーニング装置移動機構56(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、一対のローラ部材43によるペーパー部材42の巻き取り動作は、制御装置50が図示しないアクチュエータ等から成るペーパー部材巻き取り機構57(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、空気吸引管路41a内に真空圧を供給して行うペーパー部材42のマスク接触領域Rを介した空気の吸引動作は、制御装置50が図示しないアクチュエータ等から成る吸引機構58(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
スクリーン印刷システム1による基板3へのスクリーン印刷の実行工程では、先ず、基板3が第1のスクリーン印刷機2aの基板搬入部12aに投入される。第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、図示しない検出器により、基板搬入部12aに基板3が投入されたことを検知したら、基板搬送機構51を作動させ、基板搬入部12aから基板保持部12に基板3を受け渡させて基板保持部12に基板3を保持させる(第1の基板保持
工程)。そして、基板保持部12に基板3を保持させたら、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12ごと基板3を移動させ、第1のマスク13aが備える第1のパターン孔H1と基板3に設けられたキャビティ部電極cdとが上下に対向するように第1のマスク13に対する基板3の位置合わせを行う(図7(a)。第1の位置合わせ工程)。
この第1のマスク13aに対する基板3の位置合わせでは、第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、カメラ移動機構55の作動制御を行うことにより、第1のマスク13aの下方でカメラユニット15を水平移動させ、第1カメラ15aによって第1のマスク13aに設けられたマスク側位置決めマーク(図示せず)を撮像(画像認識)するとともに、第2カメラ15bによって基板3に設けられた基板側位置決めマーク(図示せず)を撮像(画像認識)し、これら両位置決めマークが上下方向に一致するように基板3を移動させる。
第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、上記第1の位置合わせ工程が終了したら、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12ごと基板3を上昇させ(図7(a)中に示す矢印C1)、基板3の上面を第1のマスク13aの下面に接触させる。これにより第1のマスク13aの凸状部13tと基板3のキャビティ部CVが上下に嵌合し、第1のマスク13aの第1のパターン孔H1と基板3のキャビティ部電極cdとが上下に合致した状態となる(図7(b)。第1のマスク接触工程)。
第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、上記第1のマスク接触工程が終了したら、ペースト供給ヘッド14のガイド部材14aを第1のマスク13aの上面に接触させたうえで、ペースト供給ヘッド14から第1のマスク13aの凸状部13t内にペーストPstを供給させる。これにより第1のマスク13aの第1のパターン孔H1内にペーストPstが充填される(図7(c)。第1のペースト充填工程)。
第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、上記第1のペースト充填工程が終了したら、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12ごと基板3を下降させ(図7(d)中に示す矢印C2)、基板3と第1のマスク13aを上下方向に相対的に離間させる(図7(d))。これによりペーストPstの版抜けが行われ、基板3の各キャビティ部電極cd上にペーストPstが印刷(転写)される(第1の版抜け工程)。
第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、上記第1の版抜け工程が終了したら、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12と基板搬出部12bとのコンベア機構同士の位置合わせを行う。そして、基板保持部12と基板搬出部12bとのコンベア機構同士の位置合わせが終わったら基板搬送機構51を作動させ、基板保持部12から基板搬出部12bに基板3を受け渡させた後、基板搬出部12bにより第1のスクリーン印刷機2aから基板3を搬出させる(第1の基板搬出工程)。
第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、第1のスクリーン印刷機2aから基板3が搬出され、図示しない検出器により、基板搬入部12aに基板3が投入されたことを検出したら、基板搬送機構51を作動させ、基板搬入部12aから基板保持部12に基板3を受け渡させて基板保持部12に基板3を保持させる(第2の基板保持工程)。そして、基板保持部12に基板3を保持させた後、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12ごと基板3を移動させ、第2のマスク13bが備える第2のパターン孔H2と基板3に設けられたフラット部電極fdとが上下に対向するように第2のマスク13bに対する基板3の位置合わせを行う(図8(a)。第2の位置合わせ工程)。
この第2のマスク13bに対する基板3の位置合わせでは、第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、カメラ移動機構55の作動制御を行うことにより、第2のマスク1
3bの下方でカメラユニット15を水平移動させ、第1カメラ15aによって第2のマスク13bに設けられたマスク側位置決めマーク(図示せず)を撮像(画像認識)するとともに、第2カメラ15bによって基板3に設けられた基板側位置決めマーク(図示せず)を撮像(画像認識)し、これら両位置決めマークが上下方向に一致するように基板3を移動させる。
第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、上記第2の位置合わせ工程が終了したら、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12ごと基板3を上昇させ(図8(a)中に示す矢印D1)、基板3の上面を第2のマスク13bの下面に接触させる(図8(b))。これにより第2のマスク13bの第2のパターン孔H2と基板3のフラット部電極fdとが上下に合致した状態となる(第2のマスク接触工程)。
ここで、キャビティ部電極cdは基板3の上面から窪んで設けられたキャビティ部CV内に設けられているので、キャビティ部電極cdへのペーストPstの印刷が終了した後に第2のマスク13bを基板3の上面に接触させても、第2のマスク13bがキャビティ部電極cd上のペーストPstと接触することはない(図8(c)参照)。
第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、上記第2のマスク接触工程が終了したら、ペースト供給ヘッド14のガイド部材14aを第2のマスク13bの上面に接触させたうえで、ペースト供給ヘッド14から第2のマスク13bの上面にペーストPstを供給させる。これにより第2のマスク13bの第2のパターン孔H2内にペーストPstが充填される(図8(c)。第2のペースト充填工程)。
第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、上記第2のペースト充填工程が終了したら、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12ごと基板3を下降させ(図8(d)中に示す矢印D2)、基板3と第2のマスク13bを上下方向に相対的に離間させる(図8(d))。これによりペーストPstの版抜けが行われ、基板3の各フラット部電極fd上にペーストPstが印刷(転写)される(第2の版抜け工程)。
第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、上記第2の版抜け工程が終了したら、基板位置決め機構52を作動させて、基板保持部12と基板搬出部12bとのコンベア機構同士の位置合わせを行う。そして、基板保持部12と基板搬出部12bとのコンベア機構同士の位置合わせが終わったら基板搬送機構51を作動させ、基板保持部12から基板搬出部12bに基板3を受け渡させた後、基板搬出部12bにより第2のスクリーン印刷機2bから基板3を搬出させる(第2の基板搬出工程)。これにより、スクリーン印刷システム1による基板3へのスクリーン印刷の実行工程が終了する。
本実施の形態におけるスクリーン印刷システム1では、上記手順によって基板3にペーストPstの印刷を施すが、第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、基板3の数枚分についてのスクリーン印刷工程を終了したら、第1のスクリーン印刷機2aが備えるクリーニング装置16(第1のクリーニング装置16a)を用いて第1のマスク13aの下面(凸状部13tの下面)のクリーニングを行い、第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、基板3の数枚分についてのスクリーン印刷工程を終了したら、第2のスクリーン印刷機2bが備えるクリーニング装置16(第2のクリーニング装置16b)を用いて第2のマスク13bの下面のクリーニングを行う。
第1のスクリーン印刷機2aにおける第1のマスク13aのクリーニングでは、第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、クリーニング装置移動機構56の作動制御を行って、第1のクリーニング装置16a全体を水平面内方向(ここではY軸方向。図9(a)〜図9(d)中に示す矢印E)に移動させつつ、第1のマスク13aの凸状部13tの
ひとつの下面に第1のクリーニング装置16aのペーパー部材42のマスク接触領域Rを接触させる(図9(a))。そうすると、第1のマスク13aの凸状部13tの下面に付着していたペーストPst(ペーストPstの残り滓DS)はペーパー部材42のマスク接触領域Rにくっついて除去され、第1のマスク13aの凸状部13tの下面がクリーニングされる。
第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、ひとつの凸状部13tの下面のクリーニングが終了したら、ペーパー部材42のマスク接触領域Rが隣の凸状部13tに接触するように第1のクリーニング装置16a全体をY軸方向に移動させて、次々に各凸状部13tの下面のクリーニングを行う(図9(a)→図9(b)→図9(c)→図9(d))。これにより、全ての凸状部13tの下面からペーストPstが除去される(第1のペースト除去工程)。
第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、第1のマスク13aが備える各凸状部13tの下面に付着したペーストPstの除去を行うにおいて、第1のクリーニング装置16aのペーパー部材42のマスク接触領域Rが凸状部13tの下面に接触している間、すなわち、第1のマスク13aの凸状部13tの下面に付着したペーストPstの除去を行っている間にペーパー部材巻き取り機構57を作動させてペーパー部材42の巻き取りを行う(図9(a)〜(d)中に示す矢印F。ペーパー部材巻き取り工程)。これにより、第1のマスク13aのひとつの凸状部13tのペーストPstの除去を終えた後、次にペーストPstの除去を行う凸状部13tに接触したときに、前の凸状部13tから除去したペーストPstが後の凸状部13tに擦り付けられてしまうことを防止することができる。
ここで、ペーパー部材42の巻き取り時におけるノズル部41に対するペーパー部材42の移動方向(巻き取り方向)は、第1のマスク13aに対するノズル部41の移動方向と同一の方向であってもよいし、反対の方向であってもよいが、ペーパー部材42を第1のマスク13aにこすり付けてペーストPstが効率よく除去される(拭き取られる)ようにするためには、第1のマスク13aに対してノズル部41が相対移動している間に、ペーパー部材42が第1のマスク13aに対して摺動するようにする必要がある。このため第1のクリーニング装置16aは、第1のマスク13aの凸状部13tの下面に付着したペーストPstの除去を行っている間に、ペーパー部材42が第1のマスク13aに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材42の巻き取りを行う。具体的には、第1のスクリーン印刷機2aの制御装置50は、ノズル部41に対するペーパー部材42の移動方向(巻き取り方向)を第1のマスク13aに対するノズル部41の移動方向と同一の方向にするか、或いは、ノズル部41に対するペーパー部材42の移動方向を第1のマスク13aに対するノズル部41の移動方向とは反対の方向にしたうえで、ノズル部41に対するペーパー部材42の移動速度と、第1のマスク13aに対するノズル部41の移動速度とが同一にならないようにする。
一方、第2のスクリーン印刷機2bにおける第2のマスク13bのクリーニングでは、第2のスクリーン印刷機2bの制御装置50は、クリーニング装置移動機構56の作動制御を行って、第2のクリーニング装置16b全体を水平面内方向(ここではY軸方向。図10中に示す矢印G)に移動させつつ、第2のマスク13bの下面に第2のクリーニング装置16bのペーパー部材42のマスク接触領域Rを接触させる(図10)。そうすると、第2のマスク13bの下面に付着していたペーストPst(ペーストPstの残り滓DS)はペーパー部材42のマスク接触領域Rにくっついて除去され、第2のマスク13bの下面がクリーニングされる(第2のペースト除去工程)。
なお、上記の第1のスクリーン印刷機2aにおける第1のマスク13aのクリーニング
の際及び第2のスクリーン印刷機2bにおける第2のマスク13bのクリーニングの際には、両スクリーン印刷機2a,2bの制御装置50は吸引機構58の作動制御を行い、空気吸引管路41aからペーパー部材42のマスク接触領域Rを介して空気を真空吸引するようにする。これにより各マスク13(第2のマスク13a又は第2のマスク13b)の下面に付着したペーストPstはペーパー部材42側に吸い出され、ペーストPstの除去が効果的に行われる。
以上説明したように、本実施の形態におけるスクリーン印刷システム1は、基板本体21の上面の一部に形成された複数のキャビティ部CV(開口部)それぞれの底面に設けられた複数のキャビティ部電極cd(第1電極)及び基板本体21の上面に設けられた複数のフラット部電極fd(第2電極)を有する基板3の位置決めを行い、基板本体21のキャビティ部CVに嵌合する下方に突出した形状の複数の凸状部13tのそれぞれにキャビティ部電極cdに対応する第1のパターン孔H1が形成された第1のマスク13aを基板3の上面に接触させてキャビティ部電極cdにスクリーン印刷を行う第1のスクリーン印刷機2a及び第1のスクリーン印刷機2aによりスクリーン印刷が行われた基板3の位置決めを行い、フラット部電極fdに対応する第2のパターン孔H2が形成された平板状の第2のマスク13bを基板3の上面に接触させてフラット部電極fdにスクリーン印刷を行う第2のスクリーン印刷機2bを連結させたものであり、第1のマスク13aに対して相対移動し、ペーパー部材支持部であるノズル部42の上端にペーパー部材42を掛け渡して形成したマスク接触領域Rを第1のマスク13aの各凸状部13tの下面に順次接触させて第1のマスク13aの各凸状部13tの下面に付着したペーストPstを除去する第1のクリーニング装置16aと、第2のマスク13bに対して相対移動し、ノズル部41の上端にペーパー部材42を掛け渡して形成したマスク接触領域Rを第2のマスク13bの下面に接触させて第2のマスク13bの下面に付着したペーストPstを除去する第2のクリーニング装置16bを備え、第1のクリーニング装置16aは、第1のマスク13aの凸状部13tの下面に付着したペーストPstの除去を行っている間に、ペーパー部材42が第1のマスク13aに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材42の巻き取りを行うペーパー部材巻き取り手段(ペーパー部材巻き取り機構57)を有したものとなっている。
また、本実施の形態におけるスクリーン印刷システム1のマスク13のクリーニング方法は、ペーパー部材支持部であるノズル部41の上端にペーパー部材42を掛け渡してマスク接触領域Rを形成した第1のクリーニング装置である第1のクリーニング装置16aを第1のマスク13aに対して相対移動させ、マスク接触領域Rを第1のマスク13aの各凸状部13tの下面に順次接触させて第1のマスク13aの各凸状部13tの下面に付着したペーストPstを除去する工程(第1のペースト除去工程)と、ノズル部41の上端にペーパー部材42を掛け渡してマスク接触領域Rを形成した第2のクリーニング装置である第2のクリーニング装置16bを第2のマスク13bに対して相対移動させ、マスク接触領域Rを第2のマスク13bの下面に接触させて第2のマスク13bの下面に付着したペーストPstを除去する工程(第2のペースト除去工程)を含み、第1のクリーニング装置16aによる第1のマスク13aの各凸状部13tの下面に付着したペーストPstを除去する工程(第1のペースト除去工程)において、第1のマスク13aの凸状部13tの下面に付着したペーストPstの除去を行っている間に、ペーパー部材42が第1のマスク13aに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材42の巻き取りを行うようになっている。
このように、本実施の形態におけるスクリーン印刷システム1(スクリーン印刷システム1のマスク13のクリーニング方法)では、ペーパー部材42のマスク接触領域Rを第1のマスク13aの凸状部13tの下面に接触させてその部分に付着したペーストPstの除去を行っている間に、ペーパー部材42が第1のマスク13aに対して摺動する巻き
取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材の巻き取りを行うようになっているので、ひとつの凸状部13tのペーストPstの除去を終えた後、次にペーストPstの除去を行う凸状部13tにペーパー部材42が接触したときに、前の凸状部13tから除去したペーストPstが後の凸状部13tに擦り付けられてしまうことがない。このため、キャビティ基板のスクリーン印刷に用いられるマスク13のクリーニングを十分に行うことができ、印刷精度を向上させることができる。
また、凸状部13tの下面に付着したペーストPstの除去を行っている間にペーパー部材42の巻き取りを行うことから、凸状部13t同士が極めて近い距離で隣接している場合であっても、前の凸状部13tから除去したペーストPstが後の凸状部13tに擦り付けられてしまう事態を確実に防止することができる。
また、ペーパー部材42は、第1のマスク13aに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度で巻き取られるので、ペーパー部材42は凸状部13tの下面に対してこすられ、ペーストPstはペーパー部材42によって効率よく除去される。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、各スクリーン印刷機2が備えるクリーニング装置16(第1のクリーニング装置16a及び第2のクリーニング装置16b)は基板3の搬送方向(X軸方向)と直交する水平面内方向であるY軸方向に移動してマスク13の下面をクリーニングするようになっていたが、各クリーニング装置16の移動方向は特に限定されず、基板3の搬送方向と平行な方向であるX軸方向に移動してマスク13の下面をクリーニングするようになっていてもよい。
キャビティ基板のスクリーン印刷に用いられるマスクのクリーニングを十分に行うことができるスクリーン印刷システム及びスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法を提供する。
1 スクリーン印刷システム
2a 第1のスクリーン印刷機
2b 第2のスクリーン印刷機
3 基板
13a 第1のマスク
13t 凸状部
13b 第2のマスク
16a 第1のクリーニング装置
16b 第2のクリーニング装置
21 基板本体
41 ノズル部(ペーパー部材支持部)
42 ペーパー部材
57 ペーパー部材巻き取り機構(ペーパー部材巻き取り手段)
H1 第1のパターン孔
H2 第2のパターン孔
CV キャビティ部(開口部)
fd キャビティ部電極(第1電極)
cd フラット部電極(第2電極)
R マスク接触領域
Pst ペースト

Claims (2)

  1. 基板本体の上面の一部に形成された複数の開口部それぞれの底面に設けられた複数の第1電極及び基板本体の上面に設けられた複数の第2電極を有する基板の位置決めを行い、基板本体の開口部に嵌合する下方に突出した形状の複数の凸状部のそれぞれに第1電極に対応する第1のパターン孔が形成された第1のマスクを基板の上面に接触させて第1電極にスクリーン印刷を行う第1のスクリーン印刷機及び第1のスクリーン印刷機によりスクリーン印刷が行われた基板の位置決めを行い、第2電極に対応する第2のパターン孔が形成された平板状の第2のマスクを基板の上面に接触させて第2電極にスクリーン印刷を行う第2のスクリーン印刷機を連結させたスクリーン印刷システムであって、
    第1のマスクに対して相対移動し、ペーパー部材支持部の上端にペーパー部材を掛け渡して形成したマスク接触領域を第1のマスクの各凸状部の下面に順次接触させて第1のマスクの各凸状部の下面に付着したペーストを除去する第1のクリーニング装置と、
    第2のマスクに対して相対移動し、ペーパー部材支持部の上端にペーパー部材を掛け渡して形成したマスク接触領域を第2のマスクの下面に接触させて第2のマスクの下面に付着したペーストを除去する第2のクリーニング装置とを備え、
    第1のクリーニング装置は、第1のマスクの凸状部の下面に付着したペーストの除去を行っている間に、ペーパー部材が第1のマスクに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材の巻き取りを行うペーパー部材巻き取り手段を有したことを特徴とするスクリーン印刷システム。
  2. 基板本体の上面の一部に形成された複数の開口部それぞれの底面に設けられた複数の第1電極及び基板本体の上面に設けられた複数の第2電極を有する基板の位置決めを行い、基板本体の開口部に嵌合する下方に突出した形状の複数の凸状部のそれぞれに第1電極に対応する第1のパターン孔が形成された第1のマスクを基板の上面に接触させて第1電極にスクリーン印刷を行う第1のスクリーン印刷機及び第1のスクリーン印刷機によりスクリーン印刷が行われた基板の位置決めを行い、第2電極に対応する第2のパターン孔が形成された平板状の第2のマスクを基板の上面に接触させて第2電極にスクリーン印刷を行う第2のスクリーン印刷機を連結させたスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法であって、
    ペーパー部材支持部の上端にペーパー部材を掛け渡してマスク接触領域を形成した第1のクリーニング装置を第1のマスクに対して相対移動させ、ペーパー部材の一部から成るマスク接触領域を第1のマスクの各凸状部の下面に順次接触させて第1のマスクの各凸状部の下面に付着したペーストを除去する工程と、
    ペーパー部材支持部上端にペーパー部材を掛け渡してマスク接触領域を形成した第2のクリーニング装置を第2のマスクに対して相対移動させ、ペーパー部材の一部から成るマスク接触領域を第2のマスクの下面に接触させて第2のマスクの下面に付着したペーストを除去する工程とを含み、
    第1のクリーニング装置による第1のマスクの各凸状部の下面に付着したペーストを除去する工程において、第1のマスクの凸状部の下面に付着したペーストの除去を行っている間に、ペーパー部材が第1のマスクに対して摺動する巻き取り方向及び巻き取り速度でペーパー部材の巻き取りを行うことを特徴とするスクリーン印刷システムのマスクのクリーニング方法。
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