JP6134605B2 - 車両用シートの傾動ロック装置 - Google Patents
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Description
この傾動ロック装置においては、前傾したシートバックが所定の起立姿勢まで引き起こされると、ロックレバーのフック部がロックスプリングの付勢力を受けてストッパピンと係合する。また、この状態からロックレバーが乗員によってロックスプリングの付勢力に抗する方向に回動操作されると、フック部がストッパピンから外れてシートバックの回動ロックが解除される。
これにより、ロックレバーのレバー本体部が側壁のシート幅方向外側に配置され、ロックスプリングが側壁のシート幅方向内側に配置されることになる。そして、ロックスプリングの一方の端部を支持するスプリング支持部は、側壁のシート幅方向内側において、ヒンジ軸を通る仮想鉛直線と回動軸を通る仮想鉛直線とに挟まれたデッドスペースにコンパクトに配置される。
この場合、ロックスプリングの他方の端部が取り付けられるレバー側取付部は、側壁のシート幅方向内側において、ヒンジ軸を通る仮想鉛直線と回動軸を通る仮想鉛直線とに挟まれたデッドスペースに配置されることになる。
この場合、ロックレバーのレバー側取付部を構成する屈曲片が、側壁の変位許容孔を貫通して側壁のシート幅方向内側に配置されるため、ロックレバーの小型化が可能になる。また、この場合、変位許容孔を通してシート幅方向外側からロックスプリングの取付状態を目視確認することが可能になる。
これにより、シートバックに大きな衝撃荷重が入力され、その衝撃荷重が可動フレームを介してロックレバーに入力された場合にも、変形規制突起が側壁のシート幅方向内側で変位許容孔の縁部に当接することで、レバー本体部のシート幅方向外側方向への変形が規制される。
この場合、固定フレームに対する可動フレームの回動角度が設定角度であるときに、ロックレバーがロック方向に最大に変位すると、ロックレバーの屈曲片が固定フレーム側の第1の回動規制部と可動フレーム側の第2の回動規制部とに当接し、それによってロックレバーの回動変位が規制される。したがって、ロックレバーのロック方向の最大回動を第1の回動規制部と第2の回動規制部の二ヵ所で安定して規制しつつも、構造のコンパクト化を図ることができる。
これにより、ロックスプリングが、固定フレームのシート幅方向内側において、一方の端部を上方側に他方の端部を下方側にして斜めに配置されることになる。このため、上下方向のスペースを大きく占有することなく、ロックスプリングをコンパクトに配置することが可能になる。
この場合、レバー側取付部が下方に変位した際に、レバー側取付部やロックスプリングがベース壁と干渉するのを窪み部が回避することになる。
この場合、スプリング支持部がレバー側取付部よりも上方側に配置されているため、スプリング支持部やロックスプリングとの干渉を招くことなく、固定フレームを車体側に容易に締結固定することが可能になる。
この場合、変位許容孔の周域部の剛性が補強フランジによって高められることになる。
図1は、この実施形態の車両用シートの傾動ロック装置1をシート幅方向外側から見た図であり、図2は、傾動ロック装置1の構成部品を分解して示した図である。また、図3は、傾動ロック装置1をシート幅方向内側から見た図であり、図4は、図3のA−A断面に対応する断面図、図5は、傾動ロック装置1の一部を後部上方側から見た図である。なお、図1〜図3において、矢印UPは鉛直上方を指し、矢印FRは車両の前方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
図1において、符号2は、車両用シートのシートクッションであり、符号3は、車両用シートのシートバックである。この実施形態では、傾動ロック装置1は右ハンドル車の運転席側のシートの右側側部に設置されている。
固定ブラケット4と可動ブラケット5は剛性の高い金属板によって形成されており、固定ブラケット4は、例えば、シートの前後スライドを可能にする図示しないシートレールのレールアッパの上面等に一体にボルト締結される。なお、図2中符号34は、固定ブラケット4をシートレールに固定するためのボルトである。また、可動ブラケット5は、例えば、シートバック3の図示しないシートバックフレームの側面等に一体にボルト締結される。
側壁8は、側面視(シート幅方向から見た側面視)で後端側領域8aの高さが最も高く、その後端側領域8aから前方側に向かって次第に高さが低くなり、ある高さに達した時点から一定高さになっている。以下、側壁8の高さが次第に低くなる領域を傾斜領域8bと呼ぶものとする。
ベース壁14の基端側領域14aには、ヒンジピン6が回動可能に嵌入される軸孔15が設けられるとともに、軸孔15の外側の略半周の外側を取り囲むように、断面略円弧状の補強ビード16がシート幅方向外側に膨出して設けられている。この補強ビード16は、ベース壁14の中間部領域14cの一部にまで達するようにベース壁14の外側縁部に沿って設けられている。
これらの図にも示すように、可動ブラケット5は、補強ビード16の下端後方側に、ベース壁14から車幅方向外側に立ち上がる湾曲傾斜壁17が連設されている。この湾曲傾斜壁17は補強ビード16側から前方側に凸に緩やかに湾曲し、その下面側の湾曲面が後に詳述する係止準備機構のガイド面17aを構成するようになっている。なお、湾曲傾斜壁17のシート幅方向の外側端には、ガイド面17aをシート幅方向外側から覆い隠すためのカバーフランジ18が延設されている。図6においては、カバーフランジ18部分が破断されている。
湾曲傾斜壁17の後部上方側の端面は、ベース壁14に対して略直角に(シート幅方向外側に)立ち上がる平坦面とされ、この実施形態の傾動ロック装置1における被係止面17bを構成している。換言すると、被係止面17bは、可動ブラケット5の一部をシート幅方向外側に屈曲させて形成された湾曲傾斜壁17のうちの、屈曲部分の屈曲線b1(図7参照)と略直交する平坦な端面によって形成されている。また、湾曲傾斜壁17のうちの被係止面17bに近接する部分の付根部位置(屈曲線b1を挟む屈曲した領域)には、一部をシート幅方向外側に部分的に膨出変形させた補強ビード36が設けられている。
また、可動ブラケット5は、ベース壁14の後縁部のうちの、先端側領域14bから中間部領域14cの一部に跨る範囲と、ベース壁14の前縁部のうちの、中間部領域14cから先端側領域14bの一部に跨る範囲とに、シート幅方向内側に屈曲する補強フランジ20a,20bが設けられている。
ロックレバー10は固定ブラケット4に対する回動角度が設定角度範囲に規制されている。ロックレバー10は、いずれの回動範囲にある場合にも、レバー本体部21の解除操作片21bが軸孔22(回動ピン13)の上方側に位置されるようになっている。図1、及び、図6は、ロックレバー10の解除操作片21bがほぼ最大に後方側に回動した状態を示している。なお、ロックレバー10に関しての「前」「後」や「上」「下」は、特別に断らない限りこの状態での「前」「後」や「上」「下」言うものとする。
また、ロック片21aの延出端側の上端面28は、ロック片21aの延出方向に沿ってほぼ直線状に形成され、その上端面28の前端側は曲率半径の小さい円弧を描いて係止面24に連続している。ロック片21aの上端面28は、可動ブラケット5の後傾側の回動操作時に可動ブラケット5のガイド面17aと摺接する被ガイド面を構成している。上端面28は、ガイド面17aとともに係止準備機構を構成する。
また、屈曲片23には、固定ブラケット4の側壁8のシート幅方向内側位置において、斜め下方に延出する変形規制突起30が形成されている。この変形規制突起30は、側壁8のシート幅方向内側位置において、変位許容孔25の下方側の縁部に臨んで配置されている。変形規制突起30は、変位許容孔25の下方側の縁部に当接することにより、屈曲片23のシート幅方向外側への位置ずれを規制し、それによってロック片21aのシート幅方向外側方向への変形を抑制する。
また、図2に示すように、ベース壁7の後縁の窪み部38の形成される領域は、ベース壁7の一般部に比較してシート幅方向の延出幅が狭まるように切欠き部40が設けられている。ベース壁7の変位許容孔25からシート幅方向内側に突出したロックレバー10の屈曲片23の端部(係止溝23a)には、ロックスプリング27の後側の端部を後部下方側に引っ張って係止させる必要があるが、この実施形態では、ベース壁7の後縁に切欠き部40が設けられているため、この切欠き部40を通して屈曲片23の端部に対するロックスプリング27の係止作業を容易に行うことができる。
さらに、ベース壁7上の窪み部38の前方側には、固定ブラケット4をボルト34によって車体側に締結固定するための締結孔39(締結固定部)が設けられている。この締結孔39は、ベース壁7のうちの、側面視でスプリング支持片26と下方側で対向する領域に形成されている。スプリング支持片26は、側壁8の傾斜領域8bの上部(ロックレバー10の屈曲片23よりも上方位置)に配置されているため、締結孔39の上方側に比較的余裕のある作業スペースを確保することができる。したがって、この構造を採用したことにより、車体に対する固定ブラケット4の取付作業を容易に行うことができる。
この実施形態の場合、係止面24と被係止面17bの接触位置(ロックレバー10による可動ブラケット5のロック位置)は、ヒンジピン6と回動ピン13の回動中心O1,O2を結ぶ仮想線Lよりも、可動ブラケット5の後傾回動側(図中下方側)に位置されている。
即ち、係止面24の曲面は、ロックレバー10の回動中心O2を中心とした一定半径の仮想円cに近似した円弧面ではあるが、厳密には、一定半径の円弧cに対しロックレバー10のロック側の回動方向に向かって内側(回動ピン13側)に僅かずつ傾斜する形状とされている。さらに、この係止面24の曲面は、ほぼ平坦な被係止面17bと曲面上のいずれの位置で押圧状態で接触したときにも、その押圧力によって可動ブラケット5の前傾方向の回動を規制し得る形状とされている。
このため、例えば、図8(A)に示すように回動停止している被係止面17bに対し、ロックレバー10がロックスプリング27の付勢力によって回動ピン13を中心として図中矢印方向に回動すると、ロックレバー10のロック片21aの回動変位に伴って係止面24と被係止面17bの間の隙間が次第に狭まり、係止面24上のある位置で被係止面17bに押圧状態で接触し、この状態で両者が噛み合って可動ブラケット5の前傾方向の回動が規制されることになる。また、図8(B)に示すように、図8(A)よりも係止面24と被係止面17bの間の隙間誤差が大きい場合には、ロックレバー10が図8(A)の場合よりも多く回動して係止面24上のより後方側の位置で被係止面17bに押圧状態で接触する。この場合も、係止面24と被係止面17bが相互に噛み合い、可動ブラケット5の前傾方向の回動が規制されることになる。
この結果、可動ブラケット5は前後方向の回動を規制された状態で固定ブラケット4に対してロックされる。
可動ブラケット5のロックを解除する場合には、ロックレバー10の解除操作片21bを、図12中の矢印で示すようにロックスプリング27の付勢力に抗して前部下方に回動操作する。こうしてロックレバー10が回動操作されると、ロック片21aが可動ブラケット5側の被係止面17bから円弧を描いて後方側に引き抜かれる。このとき、ロック片21a側の係止面24が可動ブラケット5側の被係止面17bから離間することになるが、係止面24は、ロックレバー10がロック解除方向に回動操作されたときに被係止面17bとの隙間が漸増するように設定されているため、被係止面17bとの係合は比較的容易に解除することができる。
このときには、屈曲片23が変位許容孔25の前端部25a(第1の回動規制部)に当接する位置(ロック方向に最大に変位した位置)までロックレバー10が回動する。この実施形態の場合、図13に示すように、ロックレバー10がロック方向に最大に変位した時点で、屈曲片23の付根部が可動ブラケット5側の湾曲傾斜壁17の被係止面17bに近接した側縁部17cに当接するようになっている。つまり、この実施形態においては、可動ブラケット5が後傾規制位置にあるときに湾曲傾斜壁17の側縁部17cが固定ブラケット4の変位許容孔25の前端部25aとシート幅方向で並列に並ぶように設定されている。湾曲傾斜壁17の側縁部17cは第2の回動規制部を構成している。
したがって、この実施形態の場合、ロックレバー10のロック方向の最大回動を、変位許容孔25の前端部25a(第1の回動規制部)と湾曲傾斜壁17の側縁部17c(第2の回動規制部)の二ヵ所で安定して規制することができる。また、可動ブラケット5が後傾規制位置にあるときには、変位許容孔25の前端部25aと湾曲傾斜壁17の側縁部17cとが相互に近接した位置でシート幅方向で並列に並ぶため、構造のコンパク可を図りつつ、ロックレバー10のロック方向の最大回動を安定して規制することができる。
前述のように可動ブラケット5が設定傾動角度でロックレバー10によってロックされているときに、図14中の矢印で示すように、可動ブラケット5(シートバック3)の後方側から大きな衝撃荷重が入力されると、その衝撃荷重は、可動ブラケット5の被係止面17bとロックレバー10の係止面24との係合部を介してロックレバー10のロック片21aに伝達される。このとき、例えば、被係止面17bが形成される可動ブラケット5側の湾曲傾斜壁17に僅かな変形が生じると、被係止面17bから係止面24に伝達される荷重の向きが僅かにシート幅方向外側に傾斜する事象が起こる。この場合、被係止面17bから係止面24に入力される衝撃荷重の一部は、図14中の仮想線で示すようにロックレバー10のロック片21aをシート幅方向外側に変形させようとする。そして、この際に実際にロック片21aがシート幅方向外側に大きく変形してしまうと、ロックレバー10の係止面24が可動ブラケット5側の被係止面17bに対して押圧されにくくなる。
さらに、この実施形態の傾動ロック装置1の場合、ロックスプリング27の後端部が取り付けられるロックレバー10の屈曲片23の端部も、ヒンジピン6を通る仮想鉛直線Laと回動ピン13を通る仮想鉛直線Lbとに挟まれた側壁8のシート幅方向内側のスペースに配置されているため、シートに組み付けた状態での占有スペースをより小さくすることができる。
また、この傾動ロック装置1においては、ロックレバー10側の係止面24と可動ブラケット5側の被係止面17bとの間の隙間誤差が大きく、ロック作動時に、万が一、ロックレバー10側の係止面24が面上のいずれの位置でも被係止面17bに押圧状態で接触しないことがあっても、係止面24が、ロックレバー10のロック方向の回動に伴って被係止面17bとの隙間が漸減するように形成されているため、ロック部分におけるガタツキを大幅に低減することができる。
4…固定ブラケット(固定フレーム)
6…ヒンジピン(ヒンジ軸)
5…可動ブラケット(可動フレーム)
8…側壁
9…補強フランジ
10…ロックレバー
13…回動ピン(回動軸)
17b…被係止面
17c…側縁部(第2の回動規制部)
21…レバー本体部
23…屈曲片(レバー側取付部)
25…変位許容孔
25a…前端部(第1の回動規制部)
26…スプリング支持片(スプリング支持部)
27…ロックスプリング
30…変形規制突起
38…窪み部
39…締結孔(締結固定部)
Claims (9)
- シートクッションの一側部に設けられる固定フレームと、
シートバックの一側部に設けられ、前記固定フレームにヒンジ軸を介して回動可能に連結される可動フレームと、
前記固定フレームに前記ヒンジ軸よりも後方側の回動軸を介して回動可能に軸支され、前記可動フレームと係合することにより前記可動フレームの回動をロックするロックレバーと、
前記ロックレバーを回動付勢するロックスプリングと、を備え、
前記固定フレームに対する前記可動フレームの回動角度が設定角度になったときに、前記ロックレバーが前記可動フレームの被係止面に係合する車両用シートの傾動ロック装置において、
前記ロックレバーは、前記可動フレームと係合するレバー本体部が前記固定フレームの側壁のシート幅方向外側に配置され、
前記ロックスプリングは、前記固定フレームの側壁のシート幅方向内側に配置され、
前記固定フレームの側壁のシート幅方向内側には、前記ロックスプリングの一方の端部が取り付けられるスプリング支持部が設けられ、
前記スプリング支持部は、前記ヒンジ軸を通る仮想鉛直線と、前記回動軸を通る仮想鉛直線とに挟まれたスペースに配置されていることを特徴とする車両用シートの傾動ロック装置。 - 前記ロックレバーには、前記ロックスプリングの他方の端部が取り付けられるレバー側取付部が設けられ、
前記レバー側取付部は、前記ヒンジ軸を通る仮想鉛直線と、前記回動軸を通る仮想鉛直線とに挟まれたスペースに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シートの傾動ロック装置。 - 前記ロックレバーは、前記レバー本体部から前記固定フレームの側壁を貫通して当該側壁のシート幅方向内側に延出する屈曲片を有し、
前記側壁は、前記屈曲片が挿入され前記ロックレバーの回動に伴う前記屈曲片の変位を許容する変位許容孔を有し、
前記ロックスプリングの他方の端部が取り付けられるロックレバーのレバー側取付部は、前記屈曲片によって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シートの傾動ロック装置。 - 前記ロックレバーの屈曲片には、前記側壁のシート幅方向内側において前記変位許容孔の縁部に臨む変形規制突起が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シートの傾動ロック装置。
- 前記ロックレバーには、シート幅方向内側に屈曲する屈曲片が設けられ、
前記固定フレームには、前記ロックレバーがロック方向に最大に変位したときに前記屈曲片が当接して、前記ロックレバーのロック方向の回動変位を規制する第1の回動規制部が設けられ、
前記可動フレームには、前記固定フレームに対する前記可動フレームの回動角度が設定角度であるときに、前記ロックレバーがロック方向に最大に変位した場合に、シート幅方向で前記第1の回動規制部と並列に並ぶ位置で前記屈曲片が当接して、前記ロックレバーのロック方向の回動変位を規制する第2の回動規制部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用シートの傾動ロック装置。 - 前記ロックレバーの前記レバー側取付部は、前記固定フレームのスプリング支持部よりも後部下方に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートの傾動ロック装置。
- 前記固定フレームには、前記側壁の下端からシート幅方向内側に屈曲するベース壁が延設され、前記ベース壁の前記レバー側取付部に対向する部位には、下方に窪んだ窪み部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シートの傾動ロック装置。
- 前記ベース壁上の車体側との締結固定部は、前記スプリング支持部と対向する部位に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用シートの傾動ロック装置。
- 前記側壁のうちの前記変位許容孔を取り囲む領域の端縁には、補強フランジが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用シートの傾動ロック装置。
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