JP6134486B2 - 放射能検査装置 - Google Patents

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この発明は、食品放射能スクリーニング検査装置等の放射能検査装置に関する。
食品としての米に対して放射能検査を行う食品放射能スクリーニング検査装置においては、例えば、30キログラムの米を収納した米袋をコンベアにより搬送し、このコンベアの上下に配設した放射線検出器により米袋から放射されるガンマ線を検出する構成が採用されている。
なお、特許文献1には、医療用器具や食品中の異物などを非破壊で検査するための放射線検査装置が開示されている。また、特許文献2には、核燃料施設で使用された物品等の放射能汚染を検査する放射能検査装置が開示されている。
ここで、特許文献2に記載の放射能検査装置においては、指令された時間ごとに計数したバックグラウンドの計測値からバックグラウンドの変動量を算出し、バックグラウンド計測値の変動パターンに対し予め記憶しておいたバックグラウンドの変動原因に対する変動パターンを参照してバックグラウンド計測値の変動原因を推定するとともに、推定された原因に応じて測定停止指示または警告表示をおこなうことにより、バックグラウンドの変動があった場合であっても、誤って検出感度の低い状態で測定してしまうことを防止している。
特開2003−130817号公報 特開2007−225507号公報
このような放射能検査装置においては、放射線を検出するための放射線検出器と被検体との位置関係を一定に維持しないと、被検体の放射線を正確に検出することは不可能となる。被検体をコンベア上に載置する場合において、被検体の位置がコンベアによる被検体の搬送方向に対して位置誤差を生じている場合には問題は無いが、被検体の位置がコンベアによる被検体の搬送方向と直交する方向に位置誤差を生じている場合には、被検体と放射線検出器との距離が変化することから、放射線検出器による放射線の検出値にも誤差を生ずることになる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、装置本体に対する被検体の搬入時に、被検体をコンベアに対して一定の位置に配置することにより、被検体と放射線検出器との距離を一定に維持して、放射線検出器による放射線の検出値を正確なものとすることが可能な放射線検査装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、被検体である米袋から放射される放射線を前記米袋の上方から検出する第1放射線検出器と、前記米袋の下方から検出する第2放射線検出器とが配設されたガントリー構造の装置本体と、
前記装置本体に形成された搬入口から前記装置本体内に検査を行うべき前記米袋を搬入するとともに、前記装置本体に形成された搬出口から検査を終了した前記米袋を搬出するコンベアと、
を備えた放射能検査装置において、前記米袋は、寸法に規格があり、幅は一定である袋に30キログラムの米を収納したものであり、前記搬入口の幅を、前記コンベアにより搬送される前記米袋の幅の1倍以上1.4倍以下としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記搬入口の高さを、前記コンベアにより搬送される前記被検体の高さの1倍以上1.4倍以下としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記第1放射線検出器および前記第2放射線検出器による放射線の検出領域の前記コンベアによる前記被検体の搬送方向と直交する方向の幅は、前記コンベアによる前記被検体の搬送方向と直交する方向における前記搬入口の幅と略同一である。
請求項1に記載の発明によれば、搬入口の幅をコンベアにより搬送される被検体の幅の1.4倍以下としたことから、装置本体内に搬入される被検体におけるコンベア上での搬送方向と直交する方向の位置ずれを小さなものとすることができる。このため、第1放射線検出器および第2放射線検出器による放射線の検出値の精度を一定に維持して、正確な放射能検査を実行することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、搬入口の高さをコンベアにより搬送される被検体の高さの1.4倍以下としたことから、搬入口のサイズに合わせて第1、第2放射線遮蔽部材および第1、第2放射線検出器を配置することにより、第1、第2放射線検出器7、8と被検体とを接近させ状態で放射線を検出することができる。このため、放射線の検出感度を高く維持することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、第1放射線検出器および前記第2放射線検出器による放射線の検出領域の被検体の搬送方向と直交する方向の幅が搬入口の幅と略同一であることから、被検体を搬入口を通過させて装置本体内に搬入することにより、被検体を放射線の検出領域中を通過させることが可能となる。
この発明に係る放射能検査装置の斜視図である。 この発明に係る放射能検査装置の正断面概要図である。 この発明に係る放射能検査装置の側断面概要図である。 この発明に係る放射能検査装置の側面図である。 この発明に係る放射能検査装置の装置本体1および第1放射線遮蔽部材5等を取り外して見た平面概要図である。 搬入口2と米袋Rの寸法との関係を示す説明図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る放射能検査装置の斜視図である。図2は、この発明に係る放射能検査装置の正断面概要図である。図3は、この発明に係る放射能検査装置の側断面概要図である。図4は、この発明に係る放射能検査装置の側面図である。図5は、この発明に係る放射能検査装置の装置本体1および第1放射線遮蔽部材5等を取り外して見た平面概要図である。
この放射能検査装置は、その内部に例えば30キログラムの米を収納した米袋Rに対して放射能検査を実行するための食品放射能スクリーニング検査装置であり、米袋Rを搬入するための搬入口2と、米袋Rを搬出するための搬出口3とが形成されたガントリー構造の装置本体1と、搬入口2から装置本体1内に米袋Rを搬入するとともに、搬出口3から検査を終了した米袋Rを搬出する一対のコンベア4(これらを総称する場合には、単に「コンベア4」という)と、検査結果を表示するための表示部9とを備える。ここで、ガントリー構造とは、門型の装置本体1が固定され、この装置本体1に対してコンベア4により搬送される米袋Rが移動する構造を指す。
装置本体1内のコンベア4の上方の位置には、米袋Rから放射される放射線を検出するための第1放射線検出器7が配設されている。そして、この第1放射線検出器7の周囲には、放射線の遮蔽効果を有する鉛から構成され、第1放射線検出器7における下側(コンベア4側)の領域以外の領域を囲う形状を有する第1放射線遮蔽部材5が配設されている。この第1放射線遮蔽部材5は、コンベア4の上方において、搬入口2方向に向けてコンベア4による米袋Rの搬送方向と逆方向に延びる庇部51と、コンベア4の上方において、搬出口3方向に向けてコンベア4による米袋Rの搬送方向に延びる庇部52とを備える。この第1放射線遮蔽部材5は、装置本体1における支持板12により支持されている。この支持板12には、第1放射線遮蔽部材5における下側を向く開口部と対応する開口部が形成されている。
一方、装置本体1内のコンベア4の下方の位置には、米袋Rから放射される放射線を検出するための第2放射線検出器8が配設されている。そして、この第2放射線検出器8の周囲には、放射線の遮蔽効果を有する鉛から構成され、第2放射線検出器8における上側(コンベア4側)の領域以外の領域を囲う形状を有する第2放射線遮蔽部材6が配設されている。この第2放射線遮蔽部材6は、コンベア4の下方において、搬入口2方向に向けてコンベア4による米袋Rの搬送方向と逆方向に延びる庇部61と、コンベア4の下方において、搬出口3方向に向けてコンベア4による米袋Rの搬送方向に延びる庇部62とを備える。この第2放射線遮蔽部材6は、装置本体1における支持板13により支持されている。
第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6は鉛から構成されることから、その重量が大きなものとなる。このため、この放射能検査装置においては、コンベア4の両側から第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6を支持するガントリー構造の装置本体1を採用している。
なお、装置本体1における搬入口2側に配設されたコンベア4と搬出口3側に配設されたコンベア4との間には、案内板41が配設されている。この案内板41は、例えば、カーボン等の放射線吸収率の低い材質から構成されている。このため、米袋Rからの放射線を、コンベア4により遮断されることなく、第2放射線検出器8により効率的に測定することが可能となる。
上述した第1放射線検出器7および第2放射線検出器8は、例えば、シンチレータとフォトマルチプライヤーとを組み合わせることにより、第1放射線遮蔽部材5または第2放射線遮蔽部材6における開口部から放射線を検出する構成を有する。これらの第1放射線検出器7および第2放射線検出器8は、図5にも示すように、コンベア4による米袋Rの搬送方向と直交する方向に、装備されている。これらの第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の検出領域の米袋Rの搬送方向と直交する方向の幅は、米袋Rの搬送方向と直交する方向における搬入口2の幅と略同一となっている。そして、第1放射線検出器7における放射線の検出面は、第1放射線遮蔽部材5における庇部51および庇部52の下面より上方に配置されており、第2放射線検出器8における放射線の検出面は、第2放射線遮蔽部材6における庇部61および庇部62の上面より下方に配置されている。
図6は、搬入口2と米袋Rの寸法との関係を示す説明図である。
この放射能検査装置においては、装置本体1に形成された搬入口2の大きさは、米を入れた状態の米袋Rの外形寸法に対応させて、可能な限り小さめに設定されている。
図6に示すように、搬入口2の幅W1については、コンベア4により搬送される米袋Rの幅W2の1倍以上1.4倍以下としている。この搬入口2の幅W1が米袋Rの幅W2よりも十分大きかった場合には、米袋Rがコンベア4上に載置されるときに米袋Rがコンベア4の中央付近から搬送方向と直交する方向にずれた位置に載置されて、そのまま装置本体1内に搬送され、放射線量を測定される可能性がある。このように、米袋Rに対して、その搬送方向と直交する方向の位置誤差が生じた場合には、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の検出値にも誤差が生ずることになる。
一方、搬入口2の幅W1の寸法を小さくした場合には、米袋Rが搬入口2を通過するためには、コンベア4に対する米袋Rの搬送方向と直交する方向の位置を一定の位置とする必要が生ずる。このため、搬入口2の幅W1を、小さくすることにより、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の検出領域の米袋Rの搬送方向と直交する方向の幅が、米袋Rの搬送方向と直交する方向における搬入口2の幅と略同一となっていることと相俟って、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の検出値の精度を一定に維持することが可能となる。なお、搬入口2に対して米袋Rを通過させるためには、搬入口2の幅W1を米袋Rの幅W2の1倍以上とする必要がある。このため、この放射能検査装置においては、搬入口2の幅を米袋Rの幅の1倍以上1.4倍以下としている。また、搬出口3の大きさは、搬入口2と同程度の大きさとなっている。
なお、米袋R自体は、その寸法に規格があり、その幅は一定である。しかしながらこの米袋Rに米を入れた場合には、その外形形状が米の入れ方により若干異なる。このため、搬入口2の幅W1を米を入れた状態の米袋Rの幅W2にあまり近づけると、米袋Rを搬入口2を介して装置本体1内に搬送するときに支障を来すことになる。なお、この明細書で述べる米袋Rの幅(すなわち、被検体の幅)は、米を入れた状態の米袋Rの幅の平均値を意味する。
一方、図6に示すように、搬入口2の高さH1についても、コンベア4により搬送される米袋Rの高さH2の1倍以上1.4倍以下としている。この搬入口2の上端の位置は、第1放射線遮蔽部材5の下面の高さ位置と一致しており、この搬入口2の下端の位置は、第2放射線遮蔽部材6の上面の高さ位置と一致している。そして、これらの距離をできるだけ小さくすることにより、第1、第2放射線検出器7、8を米袋Rにできるだけ接近させることができ、放射線の検出感度を高く維持することが可能となる。
なお、この場合においても、米袋Rに米を入れた場合には、その外形形状が米の入れ方により若干異なることから、搬入口2の高さH1を米を入れた状態の米袋Rの高さH2にあまり近づけると、米袋Rを搬入口2を介して装置本体1内に搬送するときに支障を来すことになる。なお、この明細書で述べる米袋Rの高さ(すなわち、被検体の高さ)も、米を入れた状態の米袋Rの高さの平均値を意味する。
一般的に、30キログラムの米を収納した米袋Rの幅W2は、平均すると400mm程度である。このため、装置本体1における搬入口2の幅W1は、その1.4倍以下の560mm以下とすることが好ましく、1.3倍以下の520mm以下とすることがより好ましい。搬入口2としてこのような寸法のものを採用することにより、装置本体1内に搬入される米袋Rの位置ずれを小さなものとすることができ、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の検出値の精度を一定に維持して、正確な放射能検査を実行することが可能となる。また、一般的に、30キログラムの米を収納した米袋Rの高さH2は、平均すると150mm程度である。このため、装置本体1における搬入口2の高さH1は、その1.4倍以下の210mm以下とすることが好ましく、200mm程度以下とすることがより好ましい。
以上のような構成を有する放射能検査装置において、米袋R内の米のスクリーニング検査を実行するときには、操作者がパレット上に載置された多数の米袋Rを順次コンベア4上に載置する。コンベア4上に載置された米袋Rは、搬入口2を介して、装置本体1内に搬入される。そして、この米袋Rが第1放射線検出器7および第2放射線検出器8の間を通過するときに、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8により米袋Rに入れられた米からの放射線が検出される。
このように、この発明に係る放射能検査装置においては、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8がコンベア4により搬送されて移動中の米袋Rから放射される放射線を検出することから、米袋Rを連続して搬送しながら放射能検査を実行することが可能となり、多量の米袋Rを効率的に検査することが可能となる。このため、全ての米袋Rに対してスクリーニング検査を実行する場合においても、検査を短時間で完了することが可能となる。
この時には、第1放射線検出器7は第1放射線遮蔽部材5により、また、第2放射線検出器8は第2放射線遮蔽部材6により、各々、囲まれていることから、バックグラウンド放射線の影響を受けることなく、正確に放射線を検出することが可能となる。このとき、ガントリー構造の装置本体1により、比重が大きい放射線の遮蔽効果を有する材質から構成される第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6を、コンベア4により搬送される米袋Rの上下の位置に確実に固定することが可能となる。
また、この放射線の検出時には、搬入口2の幅が米袋Rの幅の1.4倍以下となっていることから、米袋Rはコンベア4のほぼ中央部に載置された状態で装置本体1内に搬入される。このため、米袋Rのコンベア4上での搬送方向と直交する方向の位置ずれを最小限におさえることができ、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の検出値の精度を一定に維持することが可能となる。
第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の測定値は、予め設定された基準値と比較される。この基準値は、例えば、1キログラム当たり50Bq程度の値である。そして、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の測定値が基準値以下の場合には、表示部9にその旨の表示(例えば、「○」の表示)がなされる。一方、第1放射線検出器7および第2放射線検出器8による放射線の測定値が基準値を越えている場合には、表示部9にその旨の表示(例えば、「×」の表示)とともに、警告音等が発生する。
ところで、このような放射能検査装置において、多量の米袋Rに対するスクリーニング検査を実行するためには、コンベア4に対して連続して米袋Rを載置して装置本体1内に搬入する必要がある。このような場合においては、コンベア4により装置本体1に搬入される米袋Rのピッチが小さなものとなることから、連続して搬送される米袋Rからの放射能が互いに影響し合い、正確な検査値が得られないという問題が生ずる。しかしながら、この発明に係る放射能検査装置においては、第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6における搬入口2方向に延びる庇部51、61の作用により、現在第1、第2放射線検出器7、8により放射線を測定して検査を実行している米袋Rの検査結果に、次に連続して搬送されてくる米袋Rからの放射線が影響を与えることを防止することが可能となる。
また、同様に、コンベア4により装置本体1から搬出される米袋Rのピッチが小さくなった場合においては、設定値以上の放射線を検出した米袋Rの次に連続して検査を行った米袋Rから放射線が検出された場合に、この放射線が現在検査中の米袋Rによるものか、あるいは、先に放射線が検出された米袋Rの影響によるものであるのかを認識できず、再度、設定値以上の放射線を検出した米袋Rの次に連続して検査を行った米袋Rを単独で搬送して検査をやり直す必要がある。しかしながら、この発明に係る放射能検査装置においては、第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6における搬出口3方向に延びる庇部52、62の作用により、現在検査を実行している米袋Rの検査結果に、先に検査を完了した米袋Rからの放射線が影響を与えることを防止することができる。これにより、設定値以上の放射線を検出した米袋Rの次に連続して検査を行った米袋Rから放射線が検出された場合に、その放射線が先に検査を行った米袋Rの影響によるものではないことを認識することが可能となる。このため、設定値以上の放射線を検出した米袋Rの次に連続して検査を行った米袋Rに対して、再度の放射能検査を行う必要がなくなり、放射能検査を効率的に実行することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6として、鉛製のものを使用している。しかしながら、放射線の遮蔽効果を有する材質であれば、鉛以外の材質を使用してもよい。このような材質としては、鉛または鉄を含む金属を使用することができる。この時の放射線の遮断効率は、第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6の厚さにより異なるが、90%以上であることが好ましい。第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6の材質として鉛を使用した場合には、90%程度の放射線遮断効率を得るために、第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6の厚みを5cm程度とすることが可能となり、装置をコンパクト化することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材6における米袋Rの搬送方向の上流側に庇部51、61を配設するとともに、下流側に庇部52、62を配設している。しかしながら、これに加えて、米袋Rの搬送方向の側方に向く庇部を設けてもよい。また、第1放射線遮蔽部材5および第2放射線遮蔽部材における米袋Rの搬送方向の側方全域を、鉛等の放射線の遮蔽効果を有する側板で覆うようにしてもよい。
1 装置本体
2 搬入口
3 搬出口
4 コンベア
5 第1放射線遮蔽部材
6 第2放射線遮蔽部材
7 第1放射線検出器
8 第2放射線検出器
9 表示部
11 フレーム
12 支持板
13 支持板
41 案内板
51 庇部
52 庇部
61 庇部
62 庇部
R 米袋
H1 搬入口2の幅
H2 米袋Rの幅
W1 搬入口2の高さ
H2 米袋Rの高さ

Claims (3)

  1. 被検体である米袋から放射される放射線を前記米袋の上方から検出する第1放射線検出器と、前記米袋の下方から検出する第2放射線検出器とが配設されたガントリー構造の装置本体と、
    前記装置本体に形成された搬入口から前記装置本体内に検査を行うべき前記米袋を搬入するとともに、前記装置本体に形成された搬出口から検査を終了した前記米袋を搬出するコンベアと、
    を備えた放射能検査装置において、前記米袋は、寸法に規格があり、幅は一定である袋に30キログラムの米を収納したものであり、前記搬入口の幅を、前記コンベアにより搬送される前記米袋の幅の1倍以上1.4倍以下としたことを特徴とする放射能検査装置。
  2. 請求項1に記載の放射能検査装置において、
    前記搬入口の高さを、前記コンベアにより搬送される前記米袋の高さの1倍以上1.4倍以下とした放射能検査装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の放射能検査装置において、
    前記第1放射線検出器および前記第2放射線検出器による放射線の検出領域の前記コンベアによる前記被検体の搬送方向と直交する方向の幅は、前記コンベアによる前記米袋の搬送方向と直交する方向における前記搬入口の幅と略同一である放射能検査装置。
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