JP4697353B2 - 物品搬出モニタ - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象物品の放射能汚染を検査する物品搬出モニタに関する。
原子力発電所など放射性物質取扱施設では放射線管理区域と非管理区域とが設定される。物品が放射線管理区域内にあるとき、その物品は放射性物質が付着して汚染(放射能汚染)されるおそれがある。そこで、作業員が放射線管理区域から非管理区域へ物品を持ち出すときに、物品搬出モニタを用いる。物品搬出モニタは、検査対象物品の放射能汚染の有無を検査する。物品が放射能汚染されていると判断されたときに、作業員は物品を非管理区域へ持ち出さない。
さて、このような物品搬出モニタに係る先行技術文献として、例えば、特許文献1(特開2009−008555号公報,発明の名称:物品搬出モニタ)がある。この先行技術文献に記載の物品搬出モニタは、特に小物物品を検査する。小物物品は、工具、測定器具、書類、ノート、筆記具などである。
特許文献1の物品搬出モニタは、上面検出器および下面検出器を備える。上面検出器は、マトリクス状に配置された上面分割センサを有する。また、下面検出器は、マトリクス状に配置された下面分割センサを有する。そして、上面分割センサおよび下面分割センサを組合せて物品の六面の放射能汚染の有無を検査する。
特開2009−008555号公報(段落番号[0063],図7)
特許文献1の物品搬出モニタは、特に高速検出用途では最適である。しかしながら、より厳密に放射能汚染の有無を検査したいという要請もあった。即ち、特許文献1の物品搬出モニタは、構成が簡素で高速汚染判定が可能であるという利点を有するものの、前後左右のセンサがないため、検査対象物品の大きさや形状によっては前後左右の側面に関する検出感度を確保をすることが難しく、更なる改良が望まれていた。
そこで、本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、検査対象空間内であれば、どこの位置に測定物品が置かれても、汚染を確実に検出できる物品搬出モニタを提供することにある。
本発明の物品搬出モニタは、モニタ部を有する。このモニタ部の検出器は、検査対象物品の搬送経路前側に配置された上下移動可能な前面検出器と、搬送経路後側に配置された上下移動可能な後面検出器と、搬送経路左側に固定配置された左面検出器と、搬送経路右側に固定配置された右面検出器と、搬送経路上側に上下移動可能に配置された上面検出器と、搬送経路下側に固定配置された下面検出器と、を備える。そして、検査対象物品の例えば前面の汚染が検出されるときは、検査対象物品から前面検出器まで所定距離内にある場合には前面検出器を用い、所定距離を超える場合には、検査対象物品の面に近い、上面検出器の前側および下面検出器の前側を用いて検査される。検査対象物品の後面、左面、右面についても同様に行う。これにより、検査対象物品の面に近い検出器を用いて検査することとなり、正確な検出が可能になる。
ここで、検査対象物の前後左右の少なくとも一方の位置決めが可能であるときには、その位置決め可能な方向については対向する検出器で常時汚染を検出し、残りの検出器について検査対象物品との間の距離が所定距離を超える場合に、検査対象物品の面に近い、上面検出器の前側および下面検出器の前側を用いて検査される。
そして、汚染の有無の判断に際し、前面検出信号、上面前側左方検出信号および下面前側左方検出信号の合算信号、上面前側右方検出信号および下面前側右方検出信号の合算信号、後面検出信号、上面後側左方検出信号および下面後側左方検出信号の合算信号、上面後側右方検出信号および下面後側右方検出信号の合算信号、左面検出信号、上面左側前方検出信号および下面左側前方検出信号の合算信号、上面左側後方検出信号および下面左側後方検出信号の合算信号、右面検出信号、上面右側前方検出信号および下面右側前方検出信号の合算信号、上面右側後方検出信号および下面右側後方検出信号の合算信号、上面検出信号、および、下面検出信号を比較して、計数率が最大となる値を使用して汚染判定を行う。また、これら検出器から適宜検出信号を選択・合算して汚染判定をする為、汚染箇所の特定も可能である。
上記物品搬出モニタのモニタ部の構成は、具体的には以下のようなものであり、
前面検出器は、検査対象物品の搬送経路の前側に配置され、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個(nは2以上の自然数)の前面分割センサ(1)〜前面分割センサ(2n−1)が一行に上下に移動可能に配置されており、
後面検出器は、検査対象物品の搬送経路の後側に配置され、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個の後面分割センサ(1)〜後面分割センサ(2n−1)が一行に上下に移動可能に配置されており、
左面検出器は、検査対象物品の搬送経路の左側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個(mは2以上の自然数である)の左面分割センサ(1)〜左面分割センサ(2m−1)が一列に固定配置されており、
右面検出器は、検査対象物品の搬送経路の右側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個の右面分割センサ(1)〜右面分割センサ(2m−1)が一列に固定配置されており、
上面検出器は、検査対象物品の搬送経路の上側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個、また、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個の上面分割センサ(1,1)〜上面分割センサ(2m−1,2n−1)がマトリクス状に上下に移動可能に配置されており、
下面検出器は、検査対象物品の搬送経路の下側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個、また、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個の下面分割センサ(1,1)〜下面分割センサ(2m−1,2n−1)がマトリクス状に固定配置されており、
さらに、
前面検出器は、全ての前面分割センサ(2n−1)により構成され、
後面検出器は、全ての後面分割センサ(2n−1)により構成され、
左面検出器は、全ての左面分割センサ(2m−1)により構成され、
右面検出器は、全ての右面分割センサ(2m−1)により構成され、
上面検出器は、全ての上面分割センサ(2m−1,2n−1)により構成され、
下面検出器は、全ての下面分割センサ(2m−1,2n−1)により構成され、
上面前側左方検出器は、前側左方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、1列からn列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
上面前側右方検出器は、前側右方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
上面後側左方検出器は、後側左方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、1列からn列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
上面後側右方検出器は、後側右方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
上面左側前方検出器は、左側前方の1行からm行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の上面分割センサから構成され、
上面左側後方検出器は、左面後側のm行から2m−1行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の上面分割センサから構成され、
上面右側前方検出器は、右面前側の1行からm行まで、および、2n−j列から2n−1列(j=1〜n)までのm×j個の上面分割センサから構成され、
上面右側後方検出器は、右面後側のm行から2m−1行まで、および、2n−j列(j=1〜n)から2n−1列までのm×j個の上面分割センサから構成され、
下面前側左方検出器は、前側左方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、1列からn列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
下面前側右方検出器は、前側右方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
下面後側左方検出器は、後側左方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、1列からn列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
下面後側右方検出器は、後側右方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
下面左側前方検出器は、左側前方の1行からm行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の下面分割センサから構成され、
下面左側後方検出器は、左面後側のm行から2m−1行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の下面分割センサから構成され、
下面右側前方検出器は、右面前側の1行からm行まで、および、2n−j列から2n−1列(j=1〜n)までのm×j個の下面分割センサから構成され、
下面右側後方検出器は、右面後側のm行から2m−1行まで、および、2n−j列(j=1〜n)から2n−1列までのm×j個の下面分割センサから構成され、
このようなモニタ部を用いて汚染測定がなされる。
そして、下面検出器と検査対象物品との間の垂直距離、および、検査対象物品と上面検出器との間の垂直距離がともに所定距離となるように位置決めする位置決め手段を備えるようにしたため、上下面については最適位置で検査することが可能となる。
本発明によれば、検査対象空間内であれば、どこの位置に測定物品が置かれても、汚染を確実に検出できる物品搬出モニタを提供することができる。
本発明を実施するための形態の物品搬出モニタの外観図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は右側面図である。 本発明を実施するための形態の物品搬出モニタの外観図であり、図2(a)は背面図、図2(b)は左側面図である。 本発明を実施するための形態の物品搬出モニタの平面図である。 搬送コンベヤの説明図である。 モニタ部の説明図である。 回路ブロックの説明図である。 モニタ部と搬送部の説明図であり、図7(a)はモニタ部と搬送部の側面図、図7(b)はモニタ部と搬送部の背面図である。 汚染測定の説明図であり、図8(a)は大型の検査対象物品に対する前後上下面の汚染測定の説明図、図8(b)は小型の検査対象物品に対する前後上下面の汚染測定の説明図である。 汚染測定の説明図であり、図9(a)は大型の検査対象物品に対する左右上下面の汚染測定の説明図、図9(b)は小型の検査対象物品に対する左右上下面の汚染測定の説明図である。 汚染測定の説明図であり、図10(a)は大型の検査対象物品に対する前後左右面の汚染測定の説明図、図10(b)は小型の検査対象物品に対する前後左右面の汚染測定の説明図である。 上下検出器による検出の説明図であり、図11(a)は前一行の分割センサによる前面左側の検出の説明図、図11(b)は前一行の分割センサによる前面右側の検出の説明図、図11(c)は前二行の分割センサによる前面左側の検出の説明図、図11(d)は前二行の分割センサによる前面右側の検出の説明図である。 上下検出器による検出の説明図であり、図12(a)は後一行の分割センサによる後面左側の検出の説明図、図12(b)は後一行の分割センサによる後面右側の検出の説明図、図12(c)は後二行の分割センサによる後面左側の検出の説明図、図12(d)は後二行の分割センサによる後面右側の検出の説明図である。 上下検出器による検出の説明図であり、図13(a)は左一列の分割センサによる左面前側の検出の説明図、図13(b)は左一列の分割センサによる左面後側の検出の説明図、図13(c)は左二列の分割センサによる左面前側の検出の説明図、図13(d)は左二列の分割センサによる左面後側の検出の説明図である。 上下検出器による検出の説明図であり、図14(a)は右一列の分割センサによる右面前側の検出の説明図、図14(b)は右一列の分割センサによる右面後側の検出の説明図、図14(c)は右二列の分割センサによる右面前側の検出の説明図、図14(d)は右二列の分割センサによる右面後側の検出の説明図である。 一般化された上下検出器による検出の説明図である。 トレイ18の変形例を示す斜視図である。
続いて、本発明を実施するための形態について図を参照しつつ以下に説明する。この物品搬出モニタ100では、図1,図2,図3でも明らかなように、本体部1、入口側テーブル部2、重量計3、搬入口4、物品寸法検知センサ5、入口側操作パネル部6、入口側プリンタ7、状態表示灯8、搬送コンベヤ9、モニタ部10、リフター11、ストッカ部12、出口側操作パネル部13、出口側プリンタ14、トレイ戻し機構15、搬入口側扉16、ストッカ扉17、トレイ18を備える。
仕切200は、図3で示すように、垂直隔壁であり、放射線管理区域と非管理区域の境界として設けられる。この物品搬出モニタ100は、放射線管理区域と非管理区域に跨って設置されている。
検査対象物品300は、先に説明したように工具、測定器具、書類、ノート、筆記具などの小物物品であり、大きさや形状が一定ではない。検査対象物品300は、物品搬出モニタ100を通過しないと放射線管理区域から非管理区域へ持ち出されないようになっている。
続いて各構成について説明する。
本体部1は、モニタ本体部1a、ストッカ収納部1bを備える。図1,図2からも明らかなように、搬送方向に対して後側(搬入口側)にモニタ本体部1aが配置され、また、搬送方向に対して前側にストッカ収納部1bが配置される。図3に示すように、モニタ本体部1aの搬入口4が放射線管理区域側に配置され、他は非管理区域に設置されている。これらモニタ本体部1a、ストッカ収納部1bについては後述する。
入口側テーブル部2は、モニタ本体部1aの入口側正面に設けられたテーブルである。この入口側テーブル部2は、搬送方向に対して後側であって放射線管理区域側に配置される。この入口側テーブル部2にはトレイ18が載置されている。
重量計3は、入口側テーブル部2内に埋設されて設けられており、トレイ18に検査対象物品300が載せられたとき、重量計3は重さを検出して制御駆動部19(図6参照)へ重さデータを送信する。制御駆動部19はトレイ18に検査対象物品300が載せられたと判断して自動搬送とモニタ動作とを開始することとなる。
搬入口4は、モニタ本体部1aの入口側正面に設けられ、機構系・制御駆動回路系を備える搬入口駆動部20(図6参照)により昇降可能に構成されている。搬入口4が開くとトレイ18に載せられた検査対象物品300がトレイ18とともにモニタ本体部1a内へ搬入される。
物品寸法検知センサ5は、搬入口4の下端を除く3方を囲むように配置され、検査対象物品300が測定可能な大きさ(高さ)か否かを判定する為に、上下左右方向の大きさを測定するセンサであり、例えばレーザ測距センサなどである。
入口側操作パネル部6は、モニタ本体部1aの入口側正面に配置されており、操作手順を画面と音声で説明をするカラー液晶ディスプレイとスピーカや、検査対象物品300の種類や個数などを設定入力するキー、搬入のための起動(測定開始)スイッチなどが設けられる。例えば、操作ガイドとともに、検査結果や異常内容を表示する。
入口側プリンタ7は、モニタ本体部1aの入口側正面に配置されており、検査対象物品300への汚染測定により得られた検査結果を印字する。
状態表示灯8は、モニタ本体部1aの入口側正面に配置されており、検査対象物品300がモニタ部10から搬出されて装置内部滞留等の異常がなくなったときに音声発生部(図示せず)の「ピンポン」という音の発生とともに点灯され、モニタ部10へ次の検査対象物品を搬送可能であることを告げる。
搬送コンベヤ9は、図1で示すようにモニタ本体部1a内に左右方向にトレイ18の左右側部を載置可能に所定距離保って一対設けられている。搬送コンベヤ9は、図4や図7で示すようにタイミングプーリ9aやタイミングベルト9bからなり、タイミングベルト9b上に載せられたトレイ18を移動させる機能を有している。搬送コンベヤ9は、搬送コンベヤ駆動部21(図6参照)により駆動される。
モニタ部10は、図1で示すように、モニタ本体部1a内に搬送コンベヤ9に対向して設けられ、図5で示すように、β線用前面検出器10a、β線用後面検出器10b、β線用左面検出器10c、β線用右面検出器10d、β線用上面検出器10e、β線用下面検出器10f、γ線用下面検出器10gを備える。モニタ部10は六面に検出器が配置される。モニタ部10の付近には搬入口4が配置され、下側に搬送コンベヤ9が配置されている。
なお、本装置は移動可能な、搬入口4および図示されていない搬出口に、検出器と遮蔽体が取り付けられており、搬入口4が上昇した後、検査対象物品300を載せたトレイ18を内部に導入し、搬入口4が閉じた後に測定を開始する。搬入口4等に取付けられた遮蔽体は、測定時においてバックグラウンド(BG)の影響を受けにくくするように配置している。
β線用下面検出器10fと検査対象物品300との間の垂直距離は、トレイ18を搬送コンベヤ9で搬送することにより常に一定な検出位置となっており(図7(b)参照)、トレイ18と搬送コンベヤ9とが本発明の下面の位置決め手段になっている。
これら検出器のうち、β線用前面検出器10aおよびβ線用後面検出器10bと、β線用上面検出器10eとは、モニタ部昇降部22により個別に昇降されるように構成されている。β線用上面検出器10eに取り付けられた検査対象物品検知機構により、β線用上面検出器10eと検査対象物品300との距離を常に一定に保って停止するようにモニタ部昇降部22を制御する。尚、この距離は放射線の検出ができるように充分近い距離を確保している。このようにβ線用上面検出器10eおよびβ線用下面検出器10fから検査対象物品300までの距離はそれぞれ一定に保たれる。これら検査対象物品検知機構、制御駆動部19、モニタ部昇降部22が本発明の位置決め手段となる。
β線用前面検出器10aは、検査対象物品300の前面汚染を測定するものであり、たとえばβ線用プラスチックシンチレーション式の検出器である。後述するが、多数の前面分割センサ(1)〜前面分割センサ(2n−1)を並べて配置したものである。但しnは2以上の自然数である。
β線用後面検出器10bは、検査対象物品300の後面汚染を測定するものであり、たとえばβ線用プラスチックシンチレーション式の検出器である。後述するが、多数の後面分割センサ(1)〜後面分割センサ(2n−1)を並べて配置したものである。
β線用左面検出器10cは、検査対象物品300の左面汚染を測定するものであり、たとえばβ線用プラスチックシンチレーション式の検出器である。後述するが、多数の左面分割センサ(1)〜左面分割センサ(2m−1)を並べて配置したものである。但しmは2以上の自然数である。
β線用右面検出器10dは、検査対象物品300の右面汚染を測定するものであり、たとえばβ線用プラスチックシンチレーション式の検出器である。後述するが、多数の右面分割センサ(1)〜右面分割センサ(2m−1)を並べて配置したものである。
β線用上面検出器10eは、検査対象物品300の上面汚染を測定するものであり、たとえばβ線用プラスチックシンチレーション式の検出器である。後述するが、多数の上面分割センサ(1,1)〜上面分割センサ(2m−1,2n−1)をマトリクス状に配置したものである。
β線用下面検出器10fは、検査対象物品300の下面汚染を測定するものであり、たとえばβ線用プラスチックシンチレーション式の検出器である。後述するが、多数の下面分割センサ(1,1)〜下面分割センサ(2m−1,2n−1)をマトリクス状に配置したものである。
これら六面の検出器により、前後左右上下の六面から、検査対象物品300の大きさによらず最適な測定可能としている。なお、測定原理については後述する。
γ線用下面検出器10gは、検査対象物品300から放射されるγ線を測定するものであり、たとえばγ線用検出器である。
リフター11は、図1で示すように、ストッカ収納部1b内に配置されており、汚染測定終了後にモニタ部10から搬送されたトレイ18を載せて上下方向へ移動させる。このリフター11も先に説明した搬送コンベヤ9と同様の機能を有し、トレイ18を前後方向に移動させる機能も有している。リフター11はリフター駆動部23(図6参照)により上下方向へ移動するように駆動制御される。
ストッカ部12は、図1で示すように、ストッカ収納部1b内に配置されており、リフター11により昇降されたトレイ18に載置されている検査対象物品300をトレイ18とともにストックする。リフター11がトレイ18を移動させてトレイ18をストッカ部12内に入れる。
出口側操作パネル部13は、図2(a)に示すように、ストッカ収納部1bの出口側正面に配置されており、入口側操作パネル部6と同様に、操作手順を画面と音声で説明をするカラー液晶ディスプレイとスピーカや、検査対象物品300の種類や個数などを設定入力するキー、搬入のための起動(測定開始)スイッチなどが設けられる。例えば、操作ガイドとともに、検査結果や異常内容を表示する。
出口側プリンタ14は、図2(a)に示すように、ストッカ収納部1bの出口側正面に配置されており、検査対象物品300への汚染測定により得られた検査結果を印字する。
トレイ戻し機構15は、図2及び図3に示すように、ストッカ部12が装置外の非管理区域に取り出され、検査対象物品300が取り出されたときに不要となったトレイ18を放射線管理区域内に戻す機構である。トレイ戻し機構15は、例えば、図2,図3で示すように、斜行するスライダで構成され、トレイ18がその自重によりこのスライダを滑って下降して放射線管理区域内に戻される。なお、トレイ戻し機構15は、放射線管理区域と非管理区域とが連通しないように配慮された機構となっている。
搬入口側扉16は、図3に示すように、機械的に開閉可能になされており、内部のモニタ部10を操作する場合等に用いられる。
ストッカ扉17は、図3に示すように、機械的に開閉可能になされており、リフター11が動作中は開かないようにロックされる。
トレイ18は、皿状容器であって、図4で示すように、少なくとも下面が金網状に形成されており、検査対象物品300と下側にあるβ線用下面検出器10fとの間に遮蔽物がほとんどなく対向するようになされている。
続いて物品搬出モニタ100の動作について説明する。
まず、退域者は、放射線管理区域で使用した工具や、測定器具、書類、ノートなどの検査対象物品300を、正面の入口側テーブル部2上であって搬入口4の手前に位置するトレイ18に置く。この物品投入時、モニタ本体部1a内のモニタ部10は、モニタ部昇降部22によってβ線用後面検出器10bおよびβ線用上面検出器10eをトレイ18に載った検査対象物品300の搬入を妨げないように上方に退避させている。そして、退域者の操作によって、搬入口4が上昇し、トレイ18に載った検査対象物品300が搬入口4を通過する。トレイ18が搬送コンベヤ9によりモニタ部10内に載置された後、搬入口4が閉まる。そして、モニタ部10のβ線用後面検出器10bおよびβ線用上面検出器10eがモニタ部昇降部22によって下降し、モニタ部10内で前後上下左右の検出器が最適位置となり、六面での検出を可能とする。このようにモニタ部10では検査の正確度を向上させている。
続いて、モニタ部10は、検査対象物品300の前後左右上下の各面の汚染の有無を検査する(検査原理については後述する)。トレイ18は先に説明したように、下面は金網状に形成されているため、モニタ部10内へ搬入されたときにβ線用下面検出器10fと検査対象物品300が遮蔽物なく対向するように配慮されている。
検査の結果、その検査対象物品300に汚染が無かったら、図示されていない搬出口が上昇した後、検査対象物品300は、搬送コンベヤ9からリフター11へトレイ18ごと移動され、リフター11がストッカ部12へトレイ18とともに検査対象物品300を搬送する。なお、検査対象物品300に汚染があった場合は、トレイ18が搬入口4側へ戻される。退域者は、自身の体表面汚染の検査を別のモニタによって済ませた後、ストッカ扉17を開けてから、ストッカ部12内へ搬送されている検査対象物品300をトレイ18とともに取り出す。これにより検査対象物品300は背面側の非管理区域に搬出される。検査対象物品300が受け取られて空になったトレイ18はトレイ戻し機構15によって放射線管理区域側へ戻される。また、トレイ18を取り出した後に、ストッカ扉17を閉める。
物品搬出モニタ100の動作はこのようなものである。
続いてモニタ部10について説明する。
モニタ部10は、図5に示すように、β線用前面検出器10a、β線用後面検出器10b、β線用左面検出器10c、β線用右面検出器10d、β線用上面検出器10e、β線用下面検出器10f、γ線用下面検出器10gを備える。このように検査対象物品300の表面の測定部位は、β線を上面、下面、前面、後面、右側面、左側面の六部位とし、γ線を下面の一部位とする。検出器配置をこのようにすることで、測定対象物300の大きさによらず、測定対象物300の各面での検出感度を担保する。
β線用前面検出器10aは、図5で示すように、検査対象物品300の搬送経路に対して略垂直方向に3個の前面分割センサ(1),(2),(3)が左側から並べて配置された検出器である。前面分割センサは、プラスチックシンチレータ、プリアンプ、ディスクリート回路および高電圧電源回路等で構成されている。これら前面分割センサは、図6で示すように、それぞれ制御駆動部19に接続されており、制御駆動部19がこれら検出信号を用いて測定処理を行う。
β線用後面検出器10bは、図5で示すように、検査対象物品300の搬送経路に対して略垂直方向に3個の後面分割センサ(1),(2),(3)が左側から並べて配置された検出器である。後面分割センサは、プラスチックシンチレータ、プリアンプ、ディスクリート回路および高電圧電源回路等で構成されている。これら後面分割センサは、図6で示すように、それぞれ制御駆動部19に接続されており、制御駆動部19がこれら検出信号を用いて測定処理を行う。
β線用左面検出器10cは、図5で示すように、検査対象物品300の搬送経路に対して略平行方向に3個の左面分割センサ(1),(2),(3)が前側から並べて配置された検出器である。左面分割センサは、プラスチックシンチレータ、プリアンプ、ディスクリート回路および高電圧電源回路等で構成されている。これら左面分割センサは、図6で示すように、それぞれ制御駆動部19に接続されており、制御駆動部19がこれら検出信号を用いて測定処理を行う。
β線用右面検出器10dは、図5で示すように、検査対象物品300の搬送経路に対して略平行方向に3個の右面分割センサ(1),(2),(3)が前側から並べて配置された検出器である。右面分割センサは、プラスチックシンチレータ、プリアンプ、ディスクリート回路および高電圧電源回路等で構成されている。これら右面分割センサは、図6で示すように、それぞれ制御駆動部19に接続されており、制御駆動部19がこれら検出信号を用いて測定処理を行う。
β線用上面検出器10eは、図5で示すように、検査対象物品300の搬送経路の上側であってこの搬送経路に対して略平行方向に3個、また、搬送経路に対して略垂直方向に3個で計9個の上面分割センサ(1,1),(1,2),(1,3),(2,1),(2,2),(2,3),(3,1),(3,2),(3,3)がマトリクス状に配置された検出器である。上面分割センサは、プラスチックシンチレータ、プリアンプ、ディスクリート回路および高電圧電源回路等で構成されている。これら上面分割センサは、図6で示すように、それぞれ制御駆動部19に接続されており、制御駆動部19がこれら検出信号を用いて測定処理を行う。
β線用下面検出器10fは、図5で示すように、検査対象物品300の搬送経路の下側であってこの搬送経路に対して略平行方向に3個、また、搬送経路に対して略垂直方向に3個で計9個の下面分割センサ(1,1),(1,2),(1,3),(2,1),(2,2),(2,3),(3,1),(3,2),(3,3)がマトリクス状に配置された検出器である。下面分割センサは、プラスチックシンチレータ、プリアンプ、ディスクリート回路および高電圧電源回路等で構成されている。これら下面分割センサは、図6で示すように、それぞれ制御駆動部19に接続されており、制御駆動部19がこれら検出信号を用いて測定処理を行う。
γ線用下面検出器10gは、図5で示すように、検査対象物品300の搬送経路の下側であってこの搬送経路に対して略垂直方向に2個の分割センサ(1),(2)が左側から並べて配置された検出器である。分割センサは、プラスチックシンチレータ、プリアンプ、ディスクリート回路および高電圧電源回路等で構成されている。これら分割センサは、図6で示すように、それぞれ制御駆動部19に接続されており、制御駆動部19がこれら検出信号を用いて測定処理を行う。
これらのような各検出器の分割センサ単体の有効面積を以下の表1に示す。
Figure 0004697353
このように小型(130mm×130mm)の分割センサを並べて、汚染部位の位置により、最適な結果(効率→大きく、BG計数率→小さく)が出せるように組み合わせて合算信号とする。
続いて本発明の特徴であるモニタ部10の詳細な構成および測定原理について図を参照しつつ説明する。先に説明したように、鉛筆やノート、ケースというように大きさが異なる小物物品を検査対象物品300として汚染測定するため、検査対象物品300の汚染部位から検出器までの距離が離れるにしたがって感度が悪くなり、所定の距離を越えると、検出感度を満足できない。
そこで、検査対象物品300の汚染部位に近い分割センサを組み合せて選択し、汚染部位からの放射線についての感度を向上させるようにした。
まず検査対象物品300の前後面の検出について説明する。
例えば、図8(a)や図10(a)で示すように、検査対象物品300が大きい場合、前面および後面に近く、汚染部位から前面検出器10aまでの距離aが所定距離よりも短い場合には前面検出器10aが用いられ、また、汚染部位から後面検出器10bまでの距離aが所定距離よりも短い場合には後面検出器10bが用いられる。
一方、図8(b)や図10(b)で示すように、検査対象物品300が小さい場合、前面および後面から遠く、汚染部位から前面検出器10aまでの距離aが所定距離よりも長い場合には前面検出器10aに代えて汚染部位に近い上面や下面の検出器が用いられ、また、汚染部位から後面検出器10bまでの距離aが所定距離よりも長い場合には後面検出器10bに代えて汚染部位に近い上面や下面の検出器が用いられる。
前面について考察すると、これは前面検出器の計数効率に比べ上面+下面の検出器の計数効率が小さいときに前面が選択され、前面検出器の計数効率に比べ上面+下面検出器の計数効率が大きいときに上面+下面の検出器が選択される。後面についても同様にして選択される。
続いて検査対象物品300の左右面の検出について説明する。
この検出原理は前後面と同様である。つまり、図9(a)や図10(a)で示すように、物品が大きい場合、左面および右面に近く、汚染部位から左面検出器10cまでの距離aが所定距離よりも短い場合には、左面検出器10cが用いられ、また、汚染部位から右面検出器10dまでの距離aが所定距離よりも短い場合には右面検出器10dが用いられる。
一方、図9(b)や図10(b)で示すように、検査対象物品300が小さい場合、左面および右面から遠く、汚染部位から左面検出器10cまでの距離aが所定距離よりも長い場合には左面検出器10cに代えて汚染部位に近い上面+下面の検出器が用いられ、また、汚染部位から右面検出器10dまでの距離aが所定距離よりも長い場合には右面検出器10dに代えて汚染部位に近い上面+下面の検出器が用いられる。
左面について考察すると、これは左面検出器の計数効率に比べ上面+下面の検出器の計数効率が小さいときに左面検出器が選択され、左面検出器の計数効率に比べ上面+下面の検出器の計数効率が大きいときに上面+下面の検出器が選択される。右面についても同様に選択される。
続いて検査対象物品300の上下面の検出について説明する。
上下方向に関し、前提として、図7,図8,図9で示すように、上面から検査対象物品300までの距離は昇降手段により所定距離となるように機械的に決定される。また、下面から検査対象物品300までの距離はトレイにより所定距離となるように機械的に決定される。このため、検査対象物品300の大きさによらず常に距離が一定に保たれるため、上下面については感度の良い検出がなされる。
まとめると検出原理としては、物品の上面・下面については物品の上面・下面から検出器までの距離が一定距離に保たれる上下検出器が用いられる。そして、物品の前面・後面・左面・右面については前面・後面・左面・右面にある汚染部位から検出器までの距離aが所定距離よりも短いため前面・後面・左面・右面の検出器の計数効率が大きい場合には前面・後面・左面・右面の検出器が用いられ、また、前面・後面・左面・右面にある汚染部位から検出器までの距離aが所定距離よりも遠いため前面・後面・左面・右面の検出器の計数効率が小さい場合には上面+下面の検出器の計数効率の組み合わせが用いられる。
なお、図10(a)で示すように前面・後面・左面・右面という全ての面で距離aが所定距離よりも短い場合や、図10(b)で示すように前面・後面・左面・右面という全ての面で距離aが所定距離よりも長い場合のみに限らず、例えば、前面・左面では距離aが所定距離よりも短く、また、後面・右面では距離aが所定距離よりも長いような場合もあり、適宜組み合わされることとなる。
続いて距離aが所定距離よりも長い場合の詳細について説明する。
図11(a)で示すような上面分割センサ(1,1)と上面分割センサ(2,1)との間の境界位置に前面があって前面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が前面左側であって上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(1,2)を跨ぐ位置にある場合には、前面として上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(1,2)という前面左側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(1,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
また、図11(b)で示すような上面分割センサ(1,3)と上面分割センサ(2,3)との間の境界位置に前面があって前面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が前面右側であって上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(1,3)を跨ぐ位置にある場合には、前面として上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(1,3)という前面右側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(1,1)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図11(c)で示すような上面分割センサ(2,1)と上面分割センサ(3,1)との間の境界位置に前面があって前面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が前面左側であって上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2)を跨ぐ位置にある場合には、前面として上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(1,2)、上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(2,2)という前面左側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,3)、上面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(2,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図11(d)で示すような上面分割センサ(2,3)と上面分割センサ(3,3)との間の境界位置に前面があって前面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が前面右側であって上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(2,3)を跨ぐ位置にある場合には、前面として上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(1,3)、上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(2,3)という前面右側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,1)、上面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(2,1)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図12(a)で示すような上面分割センサ(2,1)と上面分割センサ(3,1)との間の境界位置に後面があって後面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が後面左側であって上面分割センサ(3,1),上面分割センサ(3,2)を跨ぐ位置にある場合には、後面として上面分割センサ(3,1),上面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(3,2)という後面左側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(3,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
また、図12(b)で示すような上面分割センサ(2,3)と上面分割センサ(3,3)との間の境界位置に後面があって後面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が後面右側であって上面分割センサ(3,2),上面分割センサ(3,3)を跨ぐ位置にある場合には、後面として上面分割センサ(3,2),上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(3,3)という後面右側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(3,1)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図12(c)で示すような上面分割センサ(1,1)と上面分割センサ(2,1)との間の境界位置に後面があって後面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が後面左側であって上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2)を跨ぐ位置にある場合には、後面として上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2)、上面分割センサ(3,1),上面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(3,2)という後面左側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(2,3)、上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(3,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図12(d)で示すような上面分割センサ(1,3)と上面分割センサ(2,3)との間の境界位置に後面があって後面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が後面右側であって上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(2,3)を跨ぐ位置にある場合には、後面として上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(2,3)、上面分割センサ(3,2),上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(3,3)という後面右側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(2,1)、上面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(3,1)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図13(a)で示すような上面分割センサ(1,1)と上面分割センサ(1,2)との間の境界位置に左面があって左面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が左面前側であって上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(2,1)を跨ぐ位置にある場合には、左面として上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(2,1)という左面前側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(3,1)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
また、図13(b)で示すような上面分割センサ(3,1)と上面分割センサ(3,2)との間の境界位置に左面があって左面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が左面後側であって上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(3,1)を跨ぐ位置にある場合には、左面として上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(3,1)という左面後側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(1,1)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図13(c)で示すような上面分割センサ(1,2)と上面分割センサ(1,3)との間の境界位置に左面があって左面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が左面前側であって上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(2,2)を跨ぐ位置にある場合には、左面として上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(1,2)、上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(2,2)という左面前側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(3,1)、上面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(3,2)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図13(d)で示すような上面分割センサ(3,2)と上面分割センサ(3,3)との間の境界位置に左面があって左面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が左面後側であって上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(3,2)を跨ぐ位置にある場合には、左面として上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2)、上面分割センサ(3,1),上面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(2,1)、下面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(3,1)、下面分割センサ(3,2)という左面後側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,1)、上面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(1,1)、下面分割センサ(1,2)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図14(a)で示すような上面分割センサ(1,2)と上面分割センサ(1,3)との間の境界位置に右面があって右面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が右面前側であって上面分割センサ(1,3),上面分割センサ(2,3)を跨ぐ位置にある場合には、右面として上面分割センサ(1,3),上面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(2,3)という右面前側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(3,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
また、図14(b)で示すような上面分割センサ(3,2)と上面分割センサ(3,3)との間の境界位置に右面があって右面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が右面後側であって上面分割センサ(2,3),上面分割センサ(3,3)を跨ぐ位置にある場合には、右面として上面分割センサ(2,3),上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(3,3)という右面後側一列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(1,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図14(c)で示すような上面分割センサ(1,1)と上面分割センサ(1,2)との間の境界位置に右面があって右面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が右面前側であって上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(2,2)を跨ぐ位置にある場合には、右面として上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(1,3)、上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(2,3)という右面前側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(3,2)、上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(3,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
そして、図14(d)で示すような上面分割センサ(3,1)と上面分割センサ(3,2)との間の境界位置に右面があって右面よりも上下面の計数効率が高く、かつ汚染部位が右面後側であって上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(3,2)を跨ぐ位置にある場合には、右面として上面分割センサ(2,2),上面分割センサ(2,3)、上面分割センサ(3,2),上面分割センサ(3,3)、下面分割センサ(2,2)、下面分割センサ(2,3)、下面分割センサ(3,2)、下面分割センサ(3,3)という右面後側二列の合算した検出信号が用いられる。上面分割センサ(1,2)、上面分割センサ(1,3)、下面分割センサ(1,2)、下面分割センサ(1,3)の計数率が小さい検出信号は検出感度以下と考え、その部分には汚染がないと判定する。
制御駆動部19は、前面左側一列、前面右側一列、後面左側一列、後面右側一列、左面前側一列、左面後側一列、右面前側一列、右面後側一列、前面左側二列、前面右側二列、後面左側二列、後面右側二列、左面前側二列、左面後側二列、右面前側二列、右面後側二列の合算信号の中から計数率の大きい合算信号を選択することで検査対象物品300の大小に拘わらず検出感度を担保することができる。制御駆動部19は、このようにして汚染測定を行う。このようにして、汚染部位からの放射線についての感度を向上させるようにした。また、計数率が小さい場合は汚染なしと判断する。
この際、最新のBG計数率(設定されているBG測定回数分のBG計数率の移動平均値)を記憶しておき、表面汚染測定時にBG計数率の減算を行い、正味計数率を算出する。また、測定エリア〔400(w)×400(D)×150(H)mm〕内、全てにおいて4BG/cm2以下を満足させる。
なお、本形態では説明の具体化のためβ線用上面検出器10eおよびβ線用下面検出器10fの例として3×3の下面分割センサおよび上面分割センサを持つものとして説明したが、一般化すると2m−1×2n−1個である。
なお、この場合、β線用前面検出器10aは(2n−1)個の前面分割センサを持つ。β線用後面検出器10bは(2n−1)個の後面分割センサを持つ。β線用左面検出器10cは(2m−1)個の左面分割センサを持つ。β線用右面検出器10dは(2m−1)個の右面分割センサを持つ。このように一般化した場合についても説明する。
β線用上面検出器10eは、詳しくは図15に示すように、検査対象物品300の搬送経路の上側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)行、また、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)列の上面分割センサ(2m−1,2n−1)がマトリクス状に配置されている。
β線用下面検出器10fは、詳しくは図15に示すように、検査対象物品300の搬送経路の下側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)行、また、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)列の下面分割センサ(2m−1,2n−1)がマトリクス状に配置されている。
このうち前面左側で1行からi行までを検出するとき、上面検出器は、1行からi行まで、および、1列からn列までのi×n個の上面分割センサから構成されてi×nの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、1行からi行まで、および、1列からn列までのi×n個の下面分割センサから構成されてi×nの下面検出信号を出力する。
i=1として1行目で検出するなら、上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(1,2),・・・,上面分割センサ(1,n),下面分割センサ(1,1),下面分割センサ(1,2),・・・,下面分割センサ(1,n)となる。
i=2として1,2行目で検出するなら、上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(1,2),・・・,上面分割センサ(1,n),上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2),・・・,上面分割センサ(2,n),下面分割センサ(1,1),下面分割センサ(1,2),・・・,下面分割センサ(1,n),下面分割センサ(2,1),下面分割センサ(2,2),・・・,下面分割センサ(2,n)となる。
i=mとして1,2,・・・,m行目で検出するなら、上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(1,2),・・・,上面分割センサ(1,n),上面分割センサ(2,1),上面分割センサ(2,2),・・・,上面分割センサ(2,n),・・・,上面分割センサ(m,1),上面分割センサ(m,2),・・・,上面分割センサ(m,n),下面分割センサ(1,1),下面分割センサ(1,2),・・・,下面分割センサ(1,n),下面分割センサ(2,1),下面分割センサ(2,2),・・・,下面分割センサ(2,n),・・・,下面分割センサ(m,1),下面分割センサ(m,2),・・・,下面分割センサ(m,n)となる。
また、前面右側で1行からi行までを検出するとき、上面検出器は、1行からi行まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の上面分割センサから構成されてi×nの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、1行からi行まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の下面分割センサから構成されてi×nの下面検出信号を出力する。
i=1として1行目で検出するなら、上面分割センサ(1,n),・・・,上面分割センサ(1,2n−2),上面分割センサ(1,2n−1),下面分割センサ(1,n),・・・,下面分割センサ(1,2n−2),下面分割センサ(1,2n−1)となる。
i=2として1,2行目で検出するなら、上面分割センサ(1,n),・・・,上面分割センサ(1,2n−2),上面分割センサ(1,2n−1),上面分割センサ(2,n),・・・,上面分割センサ(2,2n−2),上面分割センサ(2,2n−1),下面分割センサ(1,n),・・・,下面分割センサ(1,2n−2),下面分割センサ(1,2n−1),下面分割センサ(2,n),・・・,下面分割センサ(2,2n−2),下面分割センサ(2,2n−1)となる。
i=mとして1,2,・・・,m行目で検出するなら、上面分割センサ(1,n),・・・,上面分割センサ(1,2n−2),上面分割センサ(1,2n−1),上面分割センサ(2,n),・・・,上面分割センサ(2,2n−2),上面分割センサ(2,2n−1),・・・,上面分割センサ(m,n),・・・,上面分割センサ(m,2n−2),上面分割センサ(m,2n−1),下面分割センサ(1,n),・・・,下面分割センサ(1,2n−2),下面分割センサ(1,2n−1),下面分割センサ(2,n),・・・,下面分割センサ(2,2n−2),下面分割センサ(2,2n−1),・・・,下面分割センサ(m,n),・・・,下面分割センサ(m,2n−2),下面分割センサ(m,2n−1)となる。
また、後面左側で2m−i行から2m−1行までを検出するとき、上面検出器は、2m−i行から2m−1行まで、および、1列からn列までのi×n個の上面分割センサから構成されてi×nの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、2m−i行から2m−1行まで、および、1列からn列までのi×n個の下面分割センサから構成されてi×nの下面検出信号を出力する。
i=1として2m−1行目で検出するなら、上面分割センサ(2m−1,1),上面分割センサ(2m−1,2),・・・,上面分割センサ(2m−1,n),下面分割センサ(2m−1,1),下面分割センサ(2m−1,2),・・・,下面分割センサ(2m−1,n)となる。
i=2として2m−2,2m−1行目で検出するなら、上面分割センサ(2m−2,1),上面分割センサ(2m−2,2),・・・,上面分割センサ(2m−2,n),上面分割センサ(2m−1,1),上面分割センサ(2m−1,2),・・・,上面分割センサ(2m−1,n),下面分割センサ(2m−2,1),下面分割センサ(2m−2,2),・・・,下面分割センサ(2m−2,n),下面分割センサ(2m−1,1),下面分割センサ(2m−1,2),・・・,下面分割センサ(2m−1,n)となる。
i=mとしてm,・・・,2m−1行目で検出するなら、上面分割センサ(m,1),上面分割センサ(m,2),・・・,上面分割センサ(m,n),・・・,上面分割センサ(2m−2,1),上面分割センサ(2m−2,2),・・・,上面分割センサ(2m−2,n),上面分割センサ(2m−1,1),上面分割センサ(2m−1,2),・・・,上面分割センサ(2m−1,n),下面分割センサ(m,1),下面分割センサ(m,2),・・・,下面分割センサ(m,n),・・・,下面分割センサ(2m−2,1),下面分割センサ(2m−2,2),・・・,下面分割センサ(2m−2,n),下面分割センサ(2m−1,1),下面分割センサ(2m−1,2),・・・,下面分割センサ(2m−1,n)となる。
また、後面右側で2m−i行から2m−1行までを検出するとき、上面検出器は、2m−i行から2m−1行まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の上面分割センサから構成されてi×nの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、2m−i行から2m−1行まで、および、n列から2n−1列のi×n個の下面分割センサから構成されてi×nの下面検出信号を出力する。
i=1として2m−1行目で検出するなら、上面分割センサ(2m−1,n),・・・,上面分割センサ(2m−1,2n−2),上面分割センサ(2m−1,2n−1)、下面分割センサ(2m−1,n),・・・,下面分割センサ(2m−1,2n−2),下面分割センサ(2m−1,2n−1)となる。
i=2として2m−2,2m−1行目で検出するなら、上面分割センサ(2m−2,n),・・・,上面分割センサ(2m−2,2n−2),上面分割センサ(2m−2,2n−1),上面分割センサ(2m−1,n),・・・,上面分割センサ(2m−1,2n−2),上面分割センサ(2m−1,2n−1),下面分割センサ(2m−2,n),・・・,下面分割センサ(2m−2,2n−2),下面分割センサ(2m−2,2n−1),下面分割センサ(2m−1,n),・・・,下面分割センサ(2m−1,2n−2),下面分割センサ(2m−1,2n−1)となる。
i=mとしてm,・・・,2m−1行目で検出するなら、上面分割センサ(m,n),・・・,上面分割センサ(m,2n−2),上面分割センサ(m,2n−1),・・・,上面分割センサ(2m−2,n),・・・,上面分割センサ(2m−2,2n−2),上面分割センサ(2m−2,2n−1),上面分割センサ(2m−1,n),・・・,上面分割センサ(2m−1,2n−2),上面分割センサ(2m−1,2n−1),下面分割センサ(m,n),・・・,下面分割センサ(m,2n−2),下面分割センサ(m,2n−1),・・・,下面分割センサ(2m−2,n),・・・,下面分割センサ(2m−2,2n−2),下面分割センサ(2m−2,2n−1),下面分割センサ(2m−1,n),・・・,下面分割センサ(2m−1,2n−2),下面分割センサ(2m−1,2n−1)となる。
また、左面前側で1列からj列までを検出するとき、上面検出器は、1行からm行まで、および、1列からj列までのm×j個の上面分割センサから構成されてm×jの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、1行からm行まで、および、1列からj列までのm×j個の下面分割センサから構成されてm×jの下面検出信号を出力する。
j=1として1列目で検出するなら、上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(2,1),・・・,上面分割センサ(m,1),下面分割センサ(1,1),下面分割センサ(2,1),・・・,下面分割センサ(m,1)となる。
j=2として1,2列目で検出するなら、上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(2,1),・・・,上面分割センサ(m,1),上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(2,2),・・・,上面分割センサ(m,2),下面分割センサ(1,1),下面分割センサ(2,1),・・・,下面分割センサ(m,1),下面分割センサ(1,2),下面分割センサ(2,2),・・・,下面分割センサ(m,2)となる。
j=nとして1,2,・・・,n列目で検出するなら、上面分割センサ(1,1),上面分割センサ(2,1),・・・,上面分割センサ(m,1),上面分割センサ(1,2),上面分割センサ(2,2),・・・,上面分割センサ(m,2),・・・,上面分割センサ(1,n),上面分割センサ(2,n),・・・,上面分割センサ(m,n),下面分割センサ(1,1),下面分割センサ(2,1),・・・,下面分割センサ(m,1),下面分割センサ(1,2),下面分割センサ(2,2),・・・,下面分割センサ(m,2),・・・,下面分割センサ(1,n),下面分割センサ(2,n),・・・,下面分割センサ(m,n)となる。
また、左面後側で1列からj列までを検出するとき、上面検出器は、m行から2m−1行まで、および、1列からj列までのm×j個の上面分割センサから構成されてm×jの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、m行から2m−1行まで、および、1列からj列までのm×j個の下面分割センサから構成されてm×jの下面検出信号を出力する。
j=1として1列目で検出するなら、上面分割センサ(m,1),・・・,上面分割センサ(2m−2,1),上面分割センサ(2m−1,1),下面分割センサ(m,1),・・・,下面分割センサ(2m−2,1),下面分割センサ(2m−1,1)となる。
j=2として1,2列目で検出するなら、上面分割センサ(m,1),・・・,上面分割センサ(2m−2,1),上面分割センサ(2m−1,1),上面分割センサ(m,2),・・・,上面分割センサ(2m−2,2),上面分割センサ(2m−1,2),下面分割センサ(m,1),・・・,下面分割センサ(2m−2,1),下面分割センサ(2m−1,1),下面分割センサ(m,2),・・・,下面分割センサ(2m−2,2),下面分割センサ(2m−1,2)となる。
j=nとして1,2,・・・,n列目で検出するなら、上面分割センサ(m,1),・・・,上面分割センサ(2m−2,1),上面分割センサ(2m−1,1),上面分割センサ(m,2),・・・,上面分割センサ(2m−2,2),上面分割センサ(2m−1,2),・・・,上面分割センサ(m,n),・・・,上面分割センサ(2m−2,n),上面分割センサ(2m−1,n),下面分割センサ(m,1),・・・,下面分割センサ(2m−2,1),下面分割センサ(2m−1,1),下面分割センサ(m,2),・・・,下面分割センサ(2m−2,2),下面分割センサ(2m−1,2),・・・,下面分割センサ(m,n),・・・,下面分割センサ(2m−2,n),下面分割センサ(2m−1,n)となる。
また、右面前側で2n−j列から2n−1列までを検出するとき、上面検出器は、1行からm行まで、および、2n−j列から2n−1列までのm×j個の上面分割センサから構成されてm×jの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、1行からm行まで、および、2n−j列から2n−1列までのm×j個の下面分割センサから構成されてm×jの下面検出信号を出力する。
j=1として2n−1列目で検出するなら、上面分割センサ(1,2n−1),上面分割センサ(2,2n−1),・・・,上面分割センサ(m,2n−1),下面分割センサ(1,2n−1),下面分割センサ(2,2n−1),・・・,下面分割センサ(m,2n−1)となる。
j=2として2n−2,2n−1列目で検出するなら、上面分割センサ(1,2n−2),上面分割センサ(2,2n−2),・・・,上面分割センサ(m,2n−2),上面分割センサ(1,2n−1),上面分割センサ(2,2n−1),・・・,上面分割センサ(m,2n−1),下面分割センサ(1,2n−2),下面分割センサ(2,2n−2),・・・,下面分割センサ(m,2n−2),下面分割センサ(1,2n−1),下面分割センサ(2,2n−1),・・・,下面分割センサ(m,2n−1)となる。
j=nとしてn,・・・,2n−2,2n−1列目で検出するなら、上面分割センサ(1,n),上面分割センサ(2,n),・・・,上面分割センサ(m,n),・・・,上面分割センサ(1,2n−2),上面分割センサ(2,2n−2),・・・,上面分割センサ(m,2n−2),上面分割センサ(1,2n−1),上面分割センサ(2,2n−1),・・・,上面分割センサ(m,2n−1),下面分割センサ(1,n),下面分割センサ(2,n),・・・,下面分割センサ(m,n),・・・,下面分割センサ(1,2n−2),下面分割センサ(2,2n−2),・・・,下面分割センサ(m,2n−2),下面分割センサ(1,2n−1),下面分割センサ(2,2n−1),・・・,下面分割センサ(m,2n−1)となる。
また、右面後側で2n−j列から2n−1列までを検出するとき、上面検出器は、m行から2m−1行まで、および、2n−j列から2n−1列までのm×j個の上面分割センサから構成されてm×jの上面検出信号を出力する。そして、下面検出器は、m行から2m−1行まで、および、2n−j列から2n−1列までのm×j個の下面分割センサから構成されてm×jの下面検出信号を出力する。
j=1として2n−1列目で検出するなら、上面分割センサ(m,2n−1),・・・,上面分割センサ(2m−2,2n−1),上面分割センサ(2m−1,2n−1),下面分割センサ(m,2n−1),・・・,下面分割センサ(2m−2,2n−1),下面分割センサ(2m−1,2n−1)となる。
j=2として2n−2,2n−1列目で検出するなら、上面分割センサ(m,2n−2),・・・,上面分割センサ(2m−2,2n−2),上面分割センサ(2m−1,2n−2),上面分割センサ(m,2n−1),・・・,上面分割センサ(2m−2,2n−1),上面分割センサ(2m−1,2n−1),下面分割センサ(m,2n−2),・・・,下面分割センサ(2m−2,2n−2),下面分割センサ(2m−1,2n−2),下面分割センサ(m,2n−1),・・・,下面分割センサ(2m−2,2n−1),下面分割センサ(2m−1,2n−1)となる。
j=nとしてn,・・・,2n−2,2n−1列目で検出するなら、上面分割センサ(m,n),・・・,上面分割センサ(2m−2,n),上面分割センサ(2m−1,n),・・・,上面分割センサ(m,2n−2),・・・,上面分割センサ(2m−2,2n−2),上面分割センサ(2m−1,2n−2),上面分割センサ(m,2n−1),・・・,上面分割センサ(2m−2,2n−1),上面分割センサ(2m−1,2n−1),下面分割センサ(m,n),・・・,下面分割センサ(2m−2,n),下面分割センサ(2m−1,n),・・・,下面分割センサ(m,2n−2),・・・,下面分割センサ(2m−2,2n−2),下面分割センサ(2m−1,2n−2),下面分割センサ(m,2n−1),・・・,下面分割センサ(2m−2,2n−1),下面分割センサ(2m−1,2n−1)となる。
一般化したモニタ部10の汚染測定はこのようなものである。
以上、本発明の物品搬出モニタ100について説明した。
このように本発明の物品搬出モニタ100では分割センサを上下・前後・左右に多く並べ、分割センサからの信号を組み合わせるなど信号処理の工夫をすることで検査対象物品300の大きさによらずに効率良く測定する方式としたものであり、
(a)検査対象物品300の前後左右上下に複数の分割センサからなる検出器を配置し、特に検査対象物品300が小さく物品から前後左右方向の検出器までの距離が長い場合には上側検出器と下側検出器とから検出するようにしたため、大きさによらずに検査対象物品300の表面汚染を検出可能とした。
(b)上面検出器や下面検出器を最適位置まで近づけて上下面を確実に検出し、また、検査対象物品300の前後左右面については上面検出器や下面検出器が近い場合には上面検出器や下面検出器が検出するようにして、前後左右上下の六面の微弱な表面汚染でも検出できるようになった。
(c)分割センサのうち計数率の高い検出信号を出力する分割センサを選択して汚染レベルを判定し、更に、分割センサの検出面積を小さくしてバックグラウンドによる影響を低減して検出感度を向上させている。加えて、分割センサの検出面積を小さくすることにより、天然核種が広く薄く付着しただけで汚染されていない小物物品が「汚染」と判定されにくくし、検出感度を低くすることができる。
なお、上記実施形態においては、β線用前面検出器10a、β線用後面検出器10b、β線用左面検出器10cおよびβ線用右面検出器10dのそれぞれについて、検査対象物品300が小さく物品から前後左右方向の検出器までの距離が長い場合に上側検出器と下側検出器とから検出する場合について説明した。本発明は上記構成に限定されるものではなく、β線用前面検出器10a、β線用後面検出器10b、β線用左面検出器10cおよびβ線用右面検出器10dの少なくとも1つが検査対象物品300が小さく物品から前後左右方向の検出器までの距離が長い場合に上側検出器と下側検出器とから検出するようにしてもよい。
また、β線用前面検出器10aと、β線用左面検出器10cおよびβ線用右面検出器10dの一方との2つの検出器が検査対象物品300が小さく物品から前後左右方向の検出器までの距離が長い場合に上側検出器と下側検出器とから検出するようにしてもよい。さらに、β線用後面検出器10bと、β線用左面検出器10cおよびβ線用右面検出器10dの一方との2つの検出器が検査対象物品300が小さく物品から前後左右方向の検出器までの距離が長い場合に上側検出器と下側検出器とから検出するようにしてもよい。これらの場合には隣接する検出器で、検査対象物品300が小さく物品から前後左右方向の検出器までの距離が長い場合に上側検出器と下側検出器とから検出することになる。したがって、図16に示すように、トレイ18上の検査対象物品300の載置位置が2つの検出器以外の検出器との距離が短くなるように金網部に僅かな段差の位置決め部30を形成すればよい。この位置決め部30は段差に限らず少なくとも3本の位置決めピンを設けるようにしてもよい。この場合には、2枚の金網部で検査対象物品を挟持してトレイ18上の検査対象物品300の位置ずれを防止することが好ましく、このように検査対象物品を挟持する場合には、位置決め部を省略して、これに代えて載置位置を示す表示を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、β線用前面検出器10aおよびβ線用後面検出器10bが上方に退避する場合について説明したが、これに限らず、トレイ18の搬送方向の長さを短くしてβ線用下面検出器10fに沿って下方に退避するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、β線用上面検出器10eおよびβ線用下面検出器10fのマトリクス上の分割センサの一辺の数が奇数である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、偶数とすることもできる。
本発明の物品搬出モニタは、特に工具、測定器具、書類、ノート、筆記具など、大きさや形状が一定ではない小物物品の汚染測定に適用することができる。
100:物品搬出モニタ
1:本体部
1a:モニタ設置部
1b:ストッカ収納部
2:入口側テーブル部
3:重量計
4:搬入口
5:物品寸法検知センサ
6:入口側操作パネル部
7:入口側プリンタ
8:状態表示灯
9:搬送コンベアコンベヤ
10:モニタ部
10a:β線用前面検出器
10b:β線用後面検出器
10c:β線用左面検出器
10d:β線用右面検出器
10e:β線用上面検出器
10f:β線用下面検出器
10g:γ線用下面検出器
11:リフター
12:ストッカ部
13:出口側操作パネル部
14:出口側プリンタ
15:トレイ戻し機構
16:搬入口側扉
17:ストッカ扉
18:トレイ
19:駆動制御部
20:搬入口駆動部
21:搬送コンベア駆動部
22:モニタ部昇降部
23:リフター駆動部
200:仕切
300:検査対象物品

Claims (6)

  1. 放射性物質取扱施設の放射線管理区域から搬出される検査対象物品の放射性物質による汚染の有無を検査するために、少なくとも、放射線の検出器を内蔵して検査対象物品の汚染測定を行うモニタ部と、検査対象物品を載せたトレイをモニタ部へ搬送する搬送コンベヤと、を有する物品搬出モニタにおいて、
    モニタ部の検出器は、
    検査対象物品の搬送経路に対して前側に配置される上下移動可能な前面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して後側に配置される上下移動可能な後面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して左側に固定配置された左面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して右側に固定配置された右面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して上側に上下移動可能に配置され、マトリクス状に配置された複数の上面分割センサを有する上面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して下側に固定配置され、マトリクス状に配置された複数の下面分割センサを有する下面検出器と、
    を有し、
    このモニタ部は、
    前記前面検出器、前記後面検出器、前記左面検出器および前記右面検出器の少なくとも1つが、検査対象物品の端面から検出器までの距離が所定距離内にある場合に当該検出器からの検出信号により検査対象物品の対向面の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の端面から検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が当該検出器側にある場合に当該汚染部位に近い前記上面検出器の上面分割センサおよび前記下面検出器の下面分割センサの検出信号により検査対象物品の汚染の有無を検出し、
    汚染測定を行うことを特徴とする物品搬出モニタ。
  2. 請求項1に記載の物品搬出モニタにおいて、
    前記モニタ部は、前記前面検出器および前記後面検出器の一方と前記左面検出器および前記右面検出器の一方との2つの検出器が、検査対象物品の端面から検出器までの距離が所定距離内にある場合に当該検出器からの検出信号により検査対象物品の前面の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の端面から検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が当該検出器側にある場合に当該汚染部位に近い前記上面検出器の上面分割センサおよび前記下面検出器の下面分割センサの検出信号により検査対象物品の汚染の有無を検出する
    ことを特徴とする物品搬出モニタ。
  3. 放射性物質取扱施設の放射線管理区域から搬出される検査対象物品の放射性物質による汚染の有無を検査するために、少なくとも、放射線の検出器を内蔵して検査対象物品の汚染測定を行うモニタ部と、検査対象物品を載せたトレイをモニタ部へ搬送する搬送コンベヤと、を有する物品搬出モニタにおいて、
    モニタ部の検出器は、
    検査対象物品の搬送経路に対して前側に配置された上下移動可能な前面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して後側に配置された上下移動可能な後面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して左側に固定配置された左面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して右側に固定配置された右面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して上側に上下移動可能に配置され、上面前側左方検出器、上面前側右方検出器、上面後側左方検出器、上面後側右方検出器、上面左側前方検出器、上面左側後方検出器、上面右側前方検出器、および、上面右側後方検出器を含む上面検出器と、
    検査対象物品の搬送経路に対して下側に固定配置され、下面前側左方検出器、下面前側右方検出器、下面後側左方検出器、下面後側右方検出器、下面左側前方検出器、下面左側後方検出器、下面右側前方検出器、および、下面右側後方検出器を含む下面検出器と、
    を有し、このモニタ部は、
    検査対象物品の前面から前面検出器までの距離が所定距離内にある場合に前面検出器からの前面検出信号により検査対象物品の前面の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の前面から前面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が前面左側にある場合に上面前側左方検出器からの上面前側左方検出信号および下面前側左方検出器からの下面前側左方検出信号により検査対象物品の前面左側の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の前面から前面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が前面右側にある場合に上面前側右方検出器からの上面前側右方検出信号および下面前側右方検出器からの下面前側右方検出信号により検査対象物品の前面右側の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の後面から後面検出器までの距離が所定距離内にある場合に後面検出器からの後面検出信号により検査対象物品の後面の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の後面から後面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が後面左側にある場合に上面後側左方検出器からの上面後側左方検出信号および下面後側左方検出器からの下面後側左方検出信号により検査対象物品の後面左側の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の後面から後面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が後面右側にある場合に上面後側右方検出器からの上面後側右方検出信号および下面後側右方検出器からの下面後側右方検出信号により検査対象物品の後面右側の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の左面から左面検出器までの距離が所定距離内にある場合に左面検出器からの左面検出信号により検査対象物品の左面の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の左面から左面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が左面前側にある場合に上面左側前方検出器からの上面左側前方検出信号および下面左側前方検出器からの下面左側前方検出信号により検査対象物品の左面前側の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の左面から左面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が左面後側にある場合に上面左側後方検出器からの上面左側後方検出信号および下面左側後方検出器からの下面左側後方検出信号により検査対象物品の左面後側の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の右面から右面検出器までの距離が所定距離内にある場合に右面検出器からの右面検出信号により検査対象物品の右面の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の右面から右面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が右面前側にある場合に上面右側前方検出器からの上面右側前方検出信号および下面右側前方検出器からの下面右側前方検出信号により検査対象物品の右面前側の汚染の有無を検出し、
    検査対象物品の右面から右面検出器までの距離が所定距離を超え、かつ汚染部位が右面後側にある場合に上面右側後方検出器からの上面右側後方検出信号および下面右側後方検出器からの下面右側後方検出信号により検査対象物品の右面後側の汚染の有無を検出し、
    上面検出器からの上面検出信号により検査対象物品の上面の汚染の有無を検出し、
    下面検出器からの下面検出信号により検査対象物品の下面の汚染の有無を検出し、
    汚染測定を行うことを特徴とする物品搬出モニタ。
  4. 請求項3に記載の物品搬出モニタにおいて、
    前面検出信号、上面前側左方検出信号および下面前側左方検出信号の合算信号、上面前側右方検出信号および下面前側右方検出信号の合算信号、後面検出信号、上面後側左方検出信号および下面後側左方検出信号の合算信号、上面後側右方検出信号および下面後側右方検出信号の合算信号、左面検出信号、上面左側前方検出信号および下面左側前方検出信号の合算信号、上面左側後方検出信号および下面左側後方検出信号の合算信号、右面検出信号、上面右側前方検出信号および下面右側前方検出信号の合算信号、上面右側後方検出信号および下面右側後方検出信号の合算信号、上面検出信号、および、下面検出信号を比較して、計数率が大きい信号を選択するとともに汚染部位の位置を特定する判定手段を、
    備えることを特徴とする物品搬出モニタ。
  5. 請求項3または請求項4に記載の物品搬出モニタにおいて、
    前記前面検出器は、検査対象物品の搬送経路の前側に上下移動可能に配置され、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個(nは2以上の自然数)の前面分割センサ(1)〜前面分割センサ(2n−1)が一行に上下移動可能に配置されており、
    前記後面検出器は、検査対象物品の搬送経路の後側に配置され、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個の後面分割センサ(1)〜後面分割センサ(2n−1)が一行に上下移動可能に配置されており、
    前記左面検出器は、検査対象物品の搬送経路の左側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個(mは2以上の自然数である)の左面分割センサ(1)〜左面分割センサ(2m−1)が一列に固定配置されており、
    前記右面検出器は、検査対象物品の搬送経路の右側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個の右面分割センサ(1)〜右面分割センサ(2m−1)が一列に固定配置されており、
    前記上面検出器は、検査対象物品の搬送経路の上側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個、また、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個の上面分割センサ(1,1)〜上面分割センサ(2m−1,2n−1)がマトリクス状に上下移動可能に配置されており、
    前記下面検出器は、検査対象物品の搬送経路の下側に配置され、搬送経路に対して略平行方向に(2m−1)個、また、搬送経路に対して略垂直方向に(2n−1)個の下面分割センサ(1,1)〜下面分割センサ(2m−1,2n−1)がマトリクス状に固定配置されており、
    さらに、
    前記前面検出器は、全ての前面分割センサ(2n−1)により構成され、
    前記後面検出器は、全ての後面分割センサ(2n−1)により構成され、
    前記左面検出器は、全ての左面分割センサ(2m−1)により構成され、
    前記右面検出器は、全ての右面分割センサ(2m−1)により構成され、
    前記上面検出器は、全ての上面分割センサ(2m−1,2n−1)により構成され、
    前記下面検出器は、全ての下面分割センサ(2m−1,2n−1)により構成され、
    前記上面前側左方検出器は、前側左方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、1列からn列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
    前記上面前側右方検出器は、前側右方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
    前記上面後側左方検出器は、後側左方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、1列からn列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
    前記上面後側右方検出器は、後側右方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の上面分割センサから構成され、
    前記上面左側前方検出器は、左側前方の1行からm行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の上面分割センサから構成され、
    前記上面左側後方検出器は、左面後側のm行から2m−1行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の上面分割センサから構成され、
    前記上面右側前方検出器は、右面前側の1行からm行まで、および、2n−j列から2n−1列(j=1〜n)までのm×j個の上面分割センサから構成され、
    前記上面右側後方検出器は、右面後側のm行から2m−1行まで、および、2n−j列(j=1〜n)から2n−1列までのm×j個の上面分割センサから構成され、
    前記下面前側左方検出器は、前側左方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、1列からn列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
    前記下面前側右方検出器は、前側右方の1行からi行(i=1〜m)まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
    前記下面後側左方検出器は、後側左方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、1列からn列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
    前記下面後側右方検出器は、後側右方の2m−i行(i=1〜m)から2m−1行まで、および、n列から2n−1列までのi×n個の下面分割センサから構成され、
    前記下面左側前方検出器は、左側前方の1行からm行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の下面分割センサから構成され、
    前記下面左側後方検出器は、左面後側のm行から2m−1行まで、および、1列からj列(j=1〜n)までのm×j個の下面分割センサから構成され、
    前記下面右側前方検出器は、右面前側の1行からm行まで、および、2n−j列から2n−1列(j=1〜n)までのm×j個の下面分割センサから構成され、
    前記下面右側後方検出器は、右面後側のm行から2m−1行まで、および、2n−j列(j=1〜n)から2n−1列までのm×j個の下面分割センサから構成され、
    汚染測定がなされることを特徴とする物品搬出モニタ。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の物品搬出モニタにおいて、
    前記下面検出器と検査対象物品との間の垂直距離、および、検査対象物品と前記上面検出器との間の垂直距離がともに所定距離となるように位置決めする位置決め手段
    を備えることを特徴とする物品搬出モニタ。
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