JP6134250B2 - リニアガイド装置 - Google Patents

リニアガイド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6134250B2
JP6134250B2 JP2013229429A JP2013229429A JP6134250B2 JP 6134250 B2 JP6134250 B2 JP 6134250B2 JP 2013229429 A JP2013229429 A JP 2013229429A JP 2013229429 A JP2013229429 A JP 2013229429A JP 6134250 B2 JP6134250 B2 JP 6134250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
path
rolling
groove
direction changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013229429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015090172A (ja
Inventor
堅一朗 青木
堅一朗 青木
清原 好晴
好晴 清原
岳人 出井
岳人 出井
洋治 石崎
洋治 石崎
康弘 青木
康弘 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP2013229429A priority Critical patent/JP6134250B2/ja
Publication of JP2015090172A publication Critical patent/JP2015090172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6134250B2 publication Critical patent/JP6134250B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

本発明は、各種産業機械で用いられる転がり案内装置、特にリニアガイド装置に関するものである。
従来の転がり案内装置の例として、リニアガイド装置が知られている。
リニアガイド装置には、例えば、ボールの転動を利用して、スライダを直線状の案内レールに沿って移動自在に構成されたものがある。この種のリニアガイド装置は、長手方向の両側面にそれぞれ形成されたレール側転動溝を有する案内レールと、該ボール誘導溝に対向して形成されたスライダ側転動溝を有するスライダと、案内レールのレール側転動溝とスライダのスライダ側転動溝との間に形成された負荷転動路と、スライダの長手方向の両端部に組付けられ、負荷転動路を転動するボールの進行方向を転換可能な方向転換路が形成されたエンドキャップと、スライダに形成され、方向転換路で方向転換されたボールを再び負荷転動路に戻す転動体戻し路と、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−340339号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたリニアガイド装置では、負荷転動路を転動するボールを離脱させて負荷転動路から方向転換路へ案内する際の摺動抵抗を低減させることができないという問題があった。その結果、ボールを負荷転動路から方向転換路の内部へとスムーズに案内することができず、従来では、該ボールの案内路内における流動性に限界があった。
したがって、本発明の目的は、転動するボールを離脱させて案内路から循環経路の内部へ案内する際の摺動抵抗を従来よりも低減させることで、該ボールを負荷転動路から方向転換路の内部へとスムーズに案内して、該ボールの案内路内における流動性を従来よりも良くするリニアガイド装置を提供することにある。
(1)本発明のリニアガイド装置は、ボールを転動可能な第1の溝が形成された第1の部材と、前記ボールを転動可能な第2の溝が形成された第2の部材と、前記第1の溝と前記第2の溝との間を転動する前記ボールを循環可能な循環経路と、前記循環経路が、前記転動する前記ボールを離脱させて前記循環経路の内部へ案内可能な案内路を備え、前記案内路の壁面に、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材が形成されており、前記第1の部材が、両側面のそれぞれに前記第1の溝が形成された直線状の案内レールであって、前記第2の部材が、前記第2の溝が前記第1の溝と対向して形成され、前記循環経路をボールが循環することにより、前記案内レールに対して相対的に直線運動可能なブロック体であって、前記循環経路が、前記第1の溝と前記第2の溝との間に形成され、前記ボールを転動可能なボール転動路と、前記ボール転動路を転動するボールを離脱させて、該ボールの進行方向を転換可能な方向転換路と、前記方向転換路で方向転換されたボールを再び前記ボール転動路に戻すボール戻し通路と、を備え、前記案内路が、前記方向転換路であって、前記方向転換路のうち、外周側及び/又は内周側の壁面に、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで前記繊維部材が形成されており、前記ボール戻し通路と前記方向転換路との継ぎ目部分の周辺又は前記継ぎ目部分の周辺のうち前記方向転換路側を前記繊維部材によって被覆し、前記方向転換路から前記ボール戻し通路に進入する前記ボールを前記繊維部材に衝突させることができるようにすることで、前記継ぎ目部分の周辺に段差が生じていたとしても前記ボールからの衝撃を吸収できるように構成されてなることを特徴とする。
上記(1)の構成によれば、案内路の壁面には、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材が、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで形成される。それ故、転動するボールを離脱させて案内路から循環経路の内部へ案内する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、ボールを案内路から循環経路の内部へとスムーズに案内することができる。これにより、ボールの方向転換路(案内路)内における流動性を従来よりも良くすることができる。また、ボールと案内路との衝突によって発生する叩き音を従来よりも抑制できることに加えて、繊維部材があることで防振効果が発揮されると共に、繊維部材によってボールからの衝撃吸収が可能であるので、ボール及び案内路に割れなどの損傷又は疲労が生じることを防止することで、ボール及び案内路の耐久性を従来よりも向上できる。また、方向転換路のうち、外周側及び/又は内周側の壁面には、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材が、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで形成される。それ故、ボール転動路を転動するボールを離脱させてボール転動路から方向転換路へ案内する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、ボールをボール転動路から方向転換路の内部へとスムーズに案内することができる。これにより、ボールと方向転換路との衝突によって発生する叩き音を従来よりも抑制できると共に、ボール及び方向転換路に割れなどの損傷が生じることを防止することで、ボール及び方向転換路の耐久性を従来よりも向上できる。また、ボール戻し通路と方向転換路との継ぎ目部分の内部側周辺が繊維部材によって被覆されているので、方向転換部材をブロック体に対して組み付けてリニアガイド装置を製作した際に継ぎ目部分周辺に段差が発生したか否かを問わず(段差の有無を問わず)、方向転換路からボール戻し通路へ入するボールを、必ず、繊維部材に衝突させることができる。それ故、仮に、リニアガイド装置を製作した際に継ぎ目部分周辺で段差が生じても、継ぎ目部分周辺を覆う繊維部材によってボールからの衝撃を吸収できる。この結果、ボール戻し通路の耐久性を向上させることができるので、ブロック体を長期間使用できる。
)上記()のリニアガイド装置においては、前記ブロック体の両端部に組付け可能であって、前記方向転換路を形成可能な金属製、樹脂製又はエラストマー製の方向転換部材を備え、前記ボール戻し通路が、前記ブロック体の内部に形成されていることが好ましい。
上記()の構成によれば、方向転換路のうち、外周側及び/又は内周側の壁面には、エラストマー又は樹脂を含浸させた繊維からなる繊維部材が形成されるので、金属製、樹脂製又はエラストマー製の方向転換部材を用いて、ボール転動路から方向転換路へボールを案内する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、ボール転動路から方向転換路へボールをスムーズに案内できる。
)上記(1)又は(2)のリニアガイド装置においては、前記ボール戻し通路が、前記案内レールと略平行な方向に延在する直線部分を備え、前記直線部分が、前記繊維部材によって被覆されていることが好ましい。
上記()の構成によれば、ボール戻し通路の直線部分が繊維部材によって被覆されているので、ボールが直線部分を通過する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、直線部分において、ボールをスムーズに移動させることができる。
本発明の一実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す図である。 図1のA−A線の矢視断面図である。 図1に示した方向転換部材を示す斜視図である。 図1に示したリニアガイド装置におけるボールの循環経路の詳細を示す図である。 本発明に係るリニアガイド装置の変形例1を説明するための図である。 本発明に係るリニアガイド装置の変形例2を説明するための図である。 本発明に係るリニアガイド装置の変形例3を説明するための図である。
以下、図1〜図4を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る転がり案内装置について説明する。本実施形態では、転がり案内装置の一例として、リニアガイド装置に本発明を適用する場合について説明する。
<リニアガイド装置の全体構成>
図1〜図4に示すように、リニアガイド装置(転がり案内装置)100は、案内レール(第1の部材)1と、ブロック体(第2の部材)2と、方向転換部材3と、繊維部材4と、を備えて構成される。リニアガイド装置100は、ボールB(図4参照)が循環経路内を循環することにより、ブロック体2が案内レール1に対して相対的に直線運動可能に構成されている。本実施形態では、ボール転動路5(図4参照)と、方向転換路(案内路)30(図4参照)と、ボール戻し通路21(図4参照)と、で循環経路が構成されており、ボール転動路5内のボールBは、方向転換路30及びボール戻し通路21を順次通過して、再びボール転動路5へと戻される。ボール転動路5は、図4に示すように、案内レール1と略平行な方向に延在する直線状の通路であって、図2に示すように、案内レール1の第1の溝13と、ブロック体2の第2の溝20との間に形成される。
<案内レールの構成>
案内レール1は、金属からなるものであって、図1に示すように、直線状に形成されている。また、案内レール1は、図2に示すように、略矩形状の断面形状を有している。さらに、案内レール1は、図1及び図2に示すように、両側面10のそれぞれにおいて、凹部11が形成されており、両側面10の肩部分S(図1参照)には突部12が形成されている。この突部12の上下には、図2に示すように、ボールBを転動可能な第1の溝13(本実施形態では4つ)が形成されている。すなわち、案内レール1には、全体として、4つの第1の溝13が設けられている。
<ブロック体の構成>
ブロック体2は、金属からなるものであって、図1に示すように、案内レール1の一部分を収容可能であって、案内レール1に跨るように構成される。また、ブロック体2には、図2に示すように、ボールBを転動可能な第2の溝20(一部、図2に図示せず)が第1の溝13と対向して4つ形成されている。また、ブロック体2の内部には、図2に示すように、4つのボール戻し通路21が形成されている。このボール戻し通路21は、循環経路の一部を構成するものであって、図4に示すように、案内レール1と略平行な方向に延在する直線部分22を有している。ボール戻し通路21は、方向転換路30で方向転換されたボールBを再びボール転動路5に戻す通路として構成される。ボール戻し通路21は、図2に示すように、略円形の断面形状を有しているが、その形状は適宜変更できる。また、本実施形態において、ボール戻し通路21の内径は、ボールBの径よりも大きく設計されている。
<方向転換部材の構成>
図3は、図1に示した方向転換部材3を示す斜視図であって、該方向転換部材3をブロック体2への組み付け面の側から見た図である。方向転換部材3は、金属製、樹脂製又はエラストマー製であって、図1に示すように、ブロック体2の両端部に組み付け可能に構成される。図3に示すように、方向転換部材3は、方向転換路30(図3では不図示)を構成可能な複数の溝31及び片32を有している。各溝31は、第1の溝13(図2参照)及び第2の溝20(図2参照)に対応して形成されており、案内レール1を取り囲むようにして方向転換部材3の4カ所に形成されている。各溝31は、図3に示すように、長孔状の開口を有しており、該開口に半円柱状の片32が嵌合されることで、方向転換路30が完成される。方向転換路30は、図4に示すように、ボール転動路5を転動するボールBを離脱させて、該ボールBの進行方向を180[°]転換可能な通路として構成される。具体的には、方向転換路30は、図4に示すように、ボール戻し通路21の端部から下方に曲線を描くように折れ曲がって、ボール転動路5の端部に向かって延在するものであって、ボール転動路5からボールBを離脱させて、ブロック体2のボール戻し通路21へ案内可能に構成されている。本実施形態において、方向転換路30の内径は、ボールBの径よりも大きく設計されている。
方向転換部材3の金属材料は、鉄、アルミニウム、真鍮などが使用できる。樹脂材料では、ポリアセタール、ポリカーボネート、ナイロン、ポリフェニルサルファイド、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル等が使用できる。また、エラストマー材料として、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、水素化ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム等を単独で、又はこれらのエラストマーを各種変性処理したものを使用することができる。これらのエラストマーは、単独で使用することができるほか、複数種のエラストマーをブレンドして用いることもできる。
<繊維部材の構成>
本発明では、図4に示すように、方向転換部材3の方向転換路30のうち、外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bと、ブロック体2のボール戻し通路21の直線部分22と、に、方向転換路30内においてボールBを通過可能とする厚みで、繊維部材4が形成されている。繊維部材4の厚みの範囲は、0.2[mm]〜1.5[mm]であることが好ましい。本実施形態では、ボール転動路5から方向転換路30へのボールBのスムーズな進入を実現可能なように、外周側の壁面30aを覆う繊維部材4のボール転動路5側の端部に先端部分Tを設けている。この先端部分Tは、方向転換路30側から第1の溝13の表面にかけて断面厚みが薄くなるように、テーパー状に形成されている。
本実施形態では、繊維部材4が形成されているボール戻し通路21の内寸M1(図4参照)は、ボールBの径よりも大きい。また、本実施形態では、繊維部材4が形成されている方向転換路30の内寸M2(図4参照)は、ボールBの径よりも大きい。
繊維部材4は、アラミド繊維、ナイロン、ウレタン、木綿、絹、麻、アセテート、レーヨン、フッ素を含む繊維、及び、ポリエステル等によって形成可能であって、エラストマーで含浸処理されている。繊維の形状は、例えば短繊維形状又は長繊維形状であってもよく、またシート状の布であってもよい。
エラストマーにより繊維を含浸処理することで、繊維の間にエラストマー材が入り込み、繊維同士を接着させてまとめあげ、繊維部材4のように部材(シート体)として機能させることが可能となる。また、繊維にエラストマー等が含浸することにより、繊維同士の擦れによる摩耗が低減されると共に、さらには繊維部材4と方向転換路(案内路)30(図4参照)との接着を向上させる。
なお、エラストマーは、繊維を含浸処理できるものであればよい。このエラストマーとしては、例えば、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタンゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、水素化ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム等を単独で、又はこれらのエラストマーを各種変性処理したものを使用することができる。これらのエラストマーは、単独で使用することができるほか、複数種のエラストマーをブレンドして用いることもできる。また、エラストマーには、加硫剤のほか、加硫促進剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、充填剤、及び、着色剤等の従来からゴムの配合剤として使用していたものを適量配合することができる。これら以外に、繊維部材4の潤滑性を向上させるために、グラファイト、シリコンオイル、フッ素パウダー、又は二硫化モリブデン等の固体潤滑剤がエラストマーに含まれていてもよい
上記のエラストマーによる繊維への含浸処理は、エラストマーを溶剤等で溶解し液状とした後、所定の繊維(短繊維、長繊維又は布)をディッピング処理する方法が好適に使用される。実際の使用に際しては、繊維をシート状に形成した布を使用することができる。この布のエラストマーの含浸処理の方法も上記と同様な方法で行われる。
布を構成するものとしては、繊維を不規則にからめた不織布、規則的に成形した織布、及び、編布(ニット)等が挙げられる。これらの布は、繊維(短繊維又は長繊維)のみから構成されたものと比べ、シート状であることから、エラストマー等による含浸処理を行い易く(ハンドリングが容易)、さらに、外周側の壁面30a(図4参照)、及び、内周側の壁面30b(図4参照)と、ボール戻し通路21の直線部分22(図4参照)と、にも接着し易いといった特徴を有する。なお、上記織布の織り方については、平織、朱子織、及び綾織等が用いられる。
また、上記の布には、ある程度の伸縮性があるものがよい。図3の方向転換部材3は形状が複雑であるため、上記の布が少なくとも一方向に伸縮可能であると、上記の布へのシワ等の発生をより一層抑えることができる。繊維の厚み範囲は、0.1[mm]〜2.0[mm]、好ましくは、0.2[mm]〜1.5[mm]が良い。繊維の厚みが薄すぎるとボールの衝撃吸収量が少なくなることと繊維自体の耐久性も低下するからである。
外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bと、ボール戻し通路21の直線部分22と、に繊維部材4を接着する際に使用される接着剤は、アクリル樹脂系接着剤、オレフィン系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、クロロプレンゴム系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、シリコン系接着剤、スチレン−ブタジエンゴム系接着剤、ニトリルゴム系接着剤、ホットメルト接着剤、フェノール樹脂系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、ユリア樹脂系接着剤、及びレゾルシノール系接着剤等があり、接着剤を加熱融解した状態にして流動性を付与した上で塗布し冷却することにより硬化・接着する方法、及び、接着剤を加熱することで硬化・接着させる方法等がある。
<本実施形態に係るリニアガイド装置(転がり案内装置)の特徴>
上記構成によれば、方向転換部材3の方向転換路30のうち、外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bに、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材4が、方向転換路30内においてボールBを通過可能とする厚みで形成される。それ故、ボール転動路5を転動するボールBを離脱させてボール転動路5から方向転換路30へ案内する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、ボールBをボール転動路5から方向転換路30の内部へとスムーズに案内することができる。これにより、ボールBの方向転換路30内における流動性を良くすることができる。また、ボールBと方向転換路30との衝突によって発生する叩き音を従来よりも抑制できることに加えて、繊維部材4があることで防振効果が発揮されると共に、繊維部材4によってボールBからの衝撃吸収が可能であるので、ボールB及び方向転換路30に割れなどの損傷又は疲労が生じることが防止されることで、ボール及び方向転換路30の耐久性を従来よりも向上できる。
また、上記構成によれば、方向転換路30のうち、外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bに、繊維部材4が形成されるので、金属製、樹脂製又はエラストマー製の方向転換部材3を用いて、ボール転動路5から方向転換路30へボールBを案内する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、ボール転動路5から方向転換路30へボールBをスムーズに案内できる。
また、上記構成によれば、ボール戻し通路21の直線部分22が繊維部材4によって被覆されているので、ボールBが直線部分22を通過する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、直線部分22において、ボールBをスムーズに移動させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではないことは言うまでもない。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
なお、上記実施形態では、方向転換部材3の方向転換路30のうち、外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bの双方に、繊維部材4を形成する例について述べたが(図4参照)、本発明はこれに限定されず、外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bのいずれか一方のみに繊維部材4を形成しても良い。また、方向転換路30の壁面の一部分に繊維部材4を形成しても良く、方向転換路30の壁面の全面に亘って繊維部材4を形成しても良い。
なお、上記実施形態では、ブロック体2のボール戻し通路21の直線部分22に繊維部材4を形成する例について述べたが(図4参照)、本発明はこれに限定されず、ボール戻し通路21の全長に亘って内壁面の全面に繊維部材4を形成しても良い。
また例えば、図5に示す本発明の変形例1に係るリニアガイド装置(転がり案内装置)200のように、ブロック体202のボール戻し通路221が、方向転換部材203の方向転換路(案内路)230と接続される接続部(後に詳述)を有し、該接続部の周辺が繊維部材204によって被覆されていても良い。なお、この変形例1では、繊維部材204においてブロック体202が形成されている側と反対側の面は段差が無く面一となっている(図5参照)。
この変形例1では、ボール戻し通路221と方向転換部材203との継ぎ目部分の他にも、方向転換部材203をブロック体202に対して組み付けてリニアガイド装置200を製作した際に、継ぎ目部分の周辺において段差を生じさせ得る部分の全体を、接続部と呼称する。図5では、この接続部を太線で示している。すなわち、接続部は、方向転換路230と接続される部分であって、且つ、ボール戻し通路221に形成されるものである。なお、図5中の符号201,205,213,220,222,230a,230b,231,232,B1、及び、T1は、それぞれ、上記実施形態と同様の、案内レール,ボール転動路,第1の溝,第2の溝,直線部分,外周側の壁面,内周側の壁面,溝,片,ボール,及び,先端部分を示す。この変形例1によれば、ボール戻し通路221と方向転換路230との接続部周辺が繊維部材204によって被覆されているので、方向転換部材203をブロック体202に対して組み付けてリニアガイド装置200を製作した際に接続部周辺に段差が発生したか否かを問わず(段差の有無を問わず)、方向転換路230からボール戻し通路221へ入するボールB1を、必ず、繊維部材204に衝突させることができる。それ故、仮に、リニアガイド装置200を製作した際に接続部周辺で段差が生じていたとしても、接続部周辺を覆う繊維部材204によってボールB1からの衝撃を吸収できる。この結果、ボール戻し通路221の耐久性を向上させることができるので、ブロック体202を従来よりも長期間に亘って使用できる。また、この変形例1によれば、ボール転動路205から方向転換路230へのボールB1のスムーズな進入を実現可能なように、外周側の壁面230aを覆う繊維部材204のボール転動路205側の端部に先端部分T1を設けている。この先端部分T1は、方向転換路230側から第1の溝213の表面にかけて断面厚みが薄くなるように、テーパー状に形成されている。なお、図5では、先端部分T1がテーパー状に形成されているが、先端部分T1の形状はこれに限定されず、真っ直ぐにカットした形状(外周側の壁面230aから同壁面230aに対して略垂直に延びる断面を有した形状)を有していても良い。
また例えば、リニアガイド装置200(図5参照)に更に変形を加えたものであって、図6に示す本発明の変形例2に係るリニアガイド装置(転がり案内装置)300のように、方向転換路330の外周側の壁面330a、及び、内周側の壁面330bのみを繊維部材304で被覆して、ボール戻し通路321を繊維部材304で被覆しなくても良い。この変形例2では、ボールB2が、方向転換路330からボール戻し通路321に移動する際に、角部(後に詳述)にぶつからないように、ボール戻し通路321の径D1は、繊維部材304で被覆された方向転換路330の径D2よりも大きく設計されている。なお、図6では、角部を太線で示している。すなわち、繊維部材304のボール戻し通路321側の端面(図6中の太線)と、該端面から所定距離だけボール戻し通路321の内部に入り込んだ路面(図6中の太線)と、が交わって、その交点の周辺においてボールB2が接触しない部位を角部と呼称する。なお、図6中の符号301,302,303,305,313,320,332,B2、及び、T2は、それぞれ、上記実施形態と同様の、案内レール,ブロック体、方向転換部材,ボール転動路,第1の溝,第2の溝,片,ボール,及び,先端部分を示す。なお、図6では、先端部分T2がテーパー状に形成されているが、先端部分T2の形状はこれに限定されず、真っ直ぐにカットした形状(外周側の壁面330aから同壁面330aに対して略垂直に延びる断面を有した形状)を有していても良い。
また例えば、リニアガイド装置200(図5参照)に更に変形を加えたものであって、図7に示す本発明の変形例3に係るリニアガイド装置(転がり案内装置)400のように、ボールB3が方向転換路430からボール戻し通路421に入る際に、ボールB3とボール戻し通路421とが強く衝突しないように、繊維部材404の端部E1,E2をテーパー状に形成しても良い。なお、図7中の符号401,402,403,405,413,420,430a,430b,432,B3、及び、T3は、それぞれ、上記実施形態と同様の、案内レール,ブロック体、方向転換部材,ボール転動路,第1の溝,第2の溝,外周側の壁面,内周側の壁面,片,ボール,及び,先端部分を示す。なお、図7では、先端部分T3がテーパー状に形成されているが、先端部分T3の形状はこれに限定されず、真っ直ぐにカットした形状(外周側の壁面430aから同壁面430aに対して略垂直に延びる断面を有した形状)を有していても良い。
なお、上記実施形態では、転がり案内装置の一例として、リニアガイド装置に本発明を適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。転がり案内装置の別の一例として、リターンチューブ方式のボールねじ装置、及び、エンドリフレクタ方式のボールねじ装置に本発明を適用してもよい。
この種のリターンチューブ方式のボールねじ装置(転がり案内装置)は、ボールの転動を利用して、雄型部材(第1の部材)と雌型部材(第2の部材)とを螺合可能に構成されたものであって、雄型部材と、雌型部材と、雌型部材に装着可能なリターンチューブと、を備えて構成され、雄型部材は、外周面に形成された螺旋状の複数の雄溝(第1の溝)を有している。雌型部材は、内周面に形成された複数の雌溝(第2の溝)を有している。雄溝及び雌溝の間には、ボールを転動可能なボール転動路が形成されている。リターンチューブは、一端から他端に向けてボールを運搬可能な部材であって、その内周面には、ボール転動路と連通するボール案内路(案内路)が形成されている。そして、ボール転動路とボール案内路とで、循環経路が構成される。この種のリターンチューブ方式のボールねじ装置では、転動するボールが循環経路の内周面と衝突し易い部分、例えば、ボール転動路とボール案内路との境界部分の周辺を、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材で、循環経路中においてボールを通過可能とする厚みで被覆することで、ボールが循環経路の内周面と衝突し易い部分でボールを必ず繊維部材に衝突させることができる。それ故、繊維部材によってボールからの衝撃を吸収できる。ここで、繊維部材は、必ずしも、ボール転動路とボール案内路との境界部分の周辺に形成されている必要はなく、循環経路の内周面の全面に形成されていても良い。
一方、エンドリフレクタ方式のボールねじ装置(転がり案内装置)は、ボールの転動を利用して、雄型部材(第1の部材)と雌型部材(第2の部材)とを螺合可能に構成されたものであって、雄型部材と、雌型部材と、雌型部材に装着可能なエンドリフレクタと、を備えて構成され、雄型部材は、外周面に形成された螺旋状の複数の雄溝(第1の溝)を有している。雌型部材は、内周面に形成された複数の雌溝(第2の溝)と、雌型部材の外壁と雌溝との間に形成されたボール戻し通路と、を有している。雄溝及び雌溝の間には、ボールを転動可能であって、一方通行でボールを運搬可能なボール転動路が形成されている。エンドリフレクタは、ボール転動路を転動するボールをボール転動路から掬い上げるボール掬い上げ部と、ボール掬い上げ部で掬い上げられたボールを雌型部材のボール戻し通路に案内するボール案内路(案内路)と、を有している。そして、ボール転動路と、ボール戻し通路と、ボール案内路と、で循環経路が構成される。この種のエンドリフレクタ方式のボールねじ装置では、転動するボールが循環経路の内周面と衝突し易い部分、例えば、ボール転動路とボール案内路との境界部分の周辺、及び/又は、ボール案内路とボール戻し通路との境界部分の周辺を、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材で、循環経路中においてボールを通過可能とする厚みで被覆することで、ボールが循環経路の内周面と衝突し易い部分でボールを必ず繊維部材に衝突させることができる。それ故、繊維部材によってボールからの衝撃を吸収できる。ここで、繊維部材は、必ずしも、ボール転動路とボール案内路との境界部分の周辺、及び/又は、ボール案内路とボール戻し通路との境界部分の周辺、に形成されている必要はなく、循環経路の内周面の全面に形成されていても良い。
1、201、301、401 案内レール(第1の部材)
2、202、302、402 ブロック体(第2の部材)
3、203、303、403 方向転換部材
4、204、304、404 繊維部材
5、205、305、405 ボール転動路
10 両側面
11 凹部
12 突部
13、213、313、413 第1の溝
20、220、320、420 第2の溝
21、221、321、421 ボール戻し通路
22、222 直線部分
30、230、330、430 方向転換路(案内路)
30a、230a、330a、430a 外周側の壁面
30b、230b、330b、430b 内周側の壁面
31、231 溝
32、232、332、432 片
100、200、300、400 リニアガイド装置(転がり案内装置)
B、B1、B2、B3 ボール
E1、E2 端部
M1、M2 内寸
S 肩部分
T、T1、T2、T3 先端部分

Claims (3)

  1. ボールを転動可能な第1の溝が形成された第1の部材と、
    前記ボールを転動可能な第2の溝が形成された第2の部材と、
    前記第1の溝と前記第2の溝との間を転動する前記ボールを循環可能な循環経路と、
    前記循環経路が、前記転動する前記ボールを離脱させて前記循環経路の内部へ案内可能な案内路と、を備え、
    前記案内路の壁面に、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材が形成されており、
    前記第1の部材が、両側面のそれぞれに前記第1の溝が形成された直線状の案内レールであって、
    前記第2の部材が、前記第2の溝が前記第1の溝と対向して形成され、前記循環経路をボールが循環することにより、前記案内レールに対して相対的に直線運動可能なブロック体であって、
    前記循環経路が、
    前記第1の溝と前記第2の溝との間に形成され、前記ボールを転動可能なボール転動路と、
    前記ボール転動路を転動するボールを離脱させて、該ボールの進行方向を転換可能な方向転換路と、
    前記方向転換路で方向転換されたボールを再び前記ボール転動路に戻すボール戻し通路と、
    を備え、
    前記案内路が、前記方向転換路であって、
    前記方向転換路のうち、外周側及び/又は内周側の壁面に、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで前記繊維部材が形成されており、
    前記ボール戻し通路と前記方向転換路との継ぎ目部分の周辺又は前記継ぎ目部分の周辺のうち前記方向転換路側を前記繊維部材によって被覆し、前記方向転換路から前記ボール戻し通路に進入する前記ボールを前記繊維部材に衝突させることができるようにすることで、前記継ぎ目部分の周辺に段差が生じていたとしても前記ボールからの衝撃を吸収できるように構成されてな
    ことを特徴とするリニアガイド装置。
  2. 前記ブロック体の両端部に組付け可能であって、前記方向転換路を形成可能な金属製、樹脂製又はエラストマー製の方向転換部材を備え、
    前記ボール戻し通路が、前記ブロック体の内部に形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のリニアガイド装置。
  3. 前記ボール戻し通路が、前記案内レールと略平行な方向に延在する直線部分を備え、
    前記直線部分が、前記繊維部材によって被覆されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアガイド装置。
JP2013229429A 2013-11-05 2013-11-05 リニアガイド装置 Expired - Fee Related JP6134250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013229429A JP6134250B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 リニアガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013229429A JP6134250B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 リニアガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015090172A JP2015090172A (ja) 2015-05-11
JP6134250B2 true JP6134250B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=53193808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013229429A Expired - Fee Related JP6134250B2 (ja) 2013-11-05 2013-11-05 リニアガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6134250B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017150566A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 日本精工株式会社 直動案内装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923120A (ja) * 1982-07-27 1984-02-06 Koyo Seiko Co Ltd 直動玉軸受
DE4005582C2 (de) * 1990-02-22 1996-01-25 Neff Antriebstech Automation Linearlager und Herstellungsverfahren für dessen Kugelumleitungseinrichtungen
JP3544407B2 (ja) * 1995-05-02 2004-07-21 Thk株式会社 転がり案内装置
JPH11280866A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Iai:Kk アクチュエータ
JP2008057698A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nsk Ltd リニアガイド装置の戻し通路用スリーブ、循環経路形成部材、リニアガイド装置
JP5317557B2 (ja) * 2008-07-04 2013-10-16 Thk株式会社 運動案内装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015090172A (ja) 2015-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7604408B2 (en) Linear guide device
TWI582315B (zh) 滾動體收容具
KR102058637B1 (ko) 볼 나사, 시일재, 및, 시일 구조
JP6809059B2 (ja) リニアガイド
JP6134250B2 (ja) リニアガイド装置
JP6307831B2 (ja) 直動案内装置、サイドシールリップ部の保護シート
WO2014156473A1 (ja) リニアガイド装置用給油装置、リニアガイド装置
US9803688B2 (en) Rolling bearing guide apparatus
US10816037B2 (en) Seals for linear guides
TWI710719B (zh) 線性滑軌的密封構材
JP2015055255A (ja) 転がり案内装置
JP2008275069A (ja) エンドキャップ及びそれを備えたリニアガイド
WO2017109924A1 (ja) 直動機構用サイドシールユニットおよび直動機構
CN208565237U (zh) 传动软轴
JP2015010631A (ja) 案内装置
JP2023183927A (ja) 潤滑剤供給体及び潤滑剤供給体を備えた直動案内装置
JP6649012B2 (ja) リニアガイドのシール材
JP4488715B2 (ja) 転がり案内ユニット
JP6222243B2 (ja) 直動案内装置
JP2018017357A (ja) 直動案内装置
TWI522541B (zh) 直線運動模組的製造方法
JP2014037852A (ja) ボールねじ、シール材、及び、シール構造
JP2017155773A (ja) 転がり装置
JP2014190375A (ja) ボールねじ、シール材、及び、シール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6134250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees