JP6134250B2 - リニアガイド装置 - Google Patents
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Description
図1〜図4に示すように、リニアガイド装置(転がり案内装置)100は、案内レール(第1の部材)1と、ブロック体(第2の部材)2と、方向転換部材3と、繊維部材4と、を備えて構成される。リニアガイド装置100は、ボールB(図4参照)が循環経路内を循環することにより、ブロック体2が案内レール1に対して相対的に直線運動可能に構成されている。本実施形態では、ボール転動路5(図4参照)と、方向転換路(案内路)30(図4参照)と、ボール戻し通路21(図4参照)と、で循環経路が構成されており、ボール転動路5内のボールBは、方向転換路30及びボール戻し通路21を順次通過して、再びボール転動路5へと戻される。ボール転動路5は、図4に示すように、案内レール1と略平行な方向に延在する直線状の通路であって、図2に示すように、案内レール1の第1の溝13と、ブロック体2の第2の溝20との間に形成される。
案内レール1は、金属からなるものであって、図1に示すように、直線状に形成されている。また、案内レール1は、図2に示すように、略矩形状の断面形状を有している。さらに、案内レール1は、図1及び図2に示すように、両側面10のそれぞれにおいて、凹部11が形成されており、両側面10の肩部分S(図1参照)には突部12が形成されている。この突部12の上下には、図2に示すように、ボールBを転動可能な第1の溝13(本実施形態では4つ)が形成されている。すなわち、案内レール1には、全体として、4つの第1の溝13が設けられている。
ブロック体2は、金属からなるものであって、図1に示すように、案内レール1の一部分を収容可能であって、案内レール1に跨るように構成される。また、ブロック体2には、図2に示すように、ボールBを転動可能な第2の溝20(一部、図2に図示せず)が第1の溝13と対向して4つ形成されている。また、ブロック体2の内部には、図2に示すように、4つのボール戻し通路21が形成されている。このボール戻し通路21は、循環経路の一部を構成するものであって、図4に示すように、案内レール1と略平行な方向に延在する直線部分22を有している。ボール戻し通路21は、方向転換路30で方向転換されたボールBを再びボール転動路5に戻す通路として構成される。ボール戻し通路21は、図2に示すように、略円形の断面形状を有しているが、その形状は適宜変更できる。また、本実施形態において、ボール戻し通路21の内径は、ボールBの径よりも大きく設計されている。
図3は、図1に示した方向転換部材3を示す斜視図であって、該方向転換部材3をブロック体2への組み付け面の側から見た図である。方向転換部材3は、金属製、樹脂製又はエラストマー製であって、図1に示すように、ブロック体2の両端部に組み付け可能に構成される。図3に示すように、方向転換部材3は、方向転換路30(図3では不図示)を構成可能な複数の溝31及び片32を有している。各溝31は、第1の溝13(図2参照)及び第2の溝20(図2参照)に対応して形成されており、案内レール1を取り囲むようにして方向転換部材3の4カ所に形成されている。各溝31は、図3に示すように、長孔状の開口を有しており、該開口に半円柱状の片32が嵌合されることで、方向転換路30が完成される。方向転換路30は、図4に示すように、ボール転動路5を転動するボールBを離脱させて、該ボールBの進行方向を180[°]転換可能な通路として構成される。具体的には、方向転換路30は、図4に示すように、ボール戻し通路21の端部から下方に曲線を描くように折れ曲がって、ボール転動路5の端部に向かって延在するものであって、ボール転動路5からボールBを離脱させて、ブロック体2のボール戻し通路21へ案内可能に構成されている。本実施形態において、方向転換路30の内径は、ボールBの径よりも大きく設計されている。
本発明では、図4に示すように、方向転換部材3の方向転換路30のうち、外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bと、ブロック体2のボール戻し通路21の直線部分22と、に、方向転換路30内においてボールBを通過可能とする厚みで、繊維部材4が形成されている。繊維部材4の厚みの範囲は、0.2[mm]〜1.5[mm]であることが好ましい。本実施形態では、ボール転動路5から方向転換路30へのボールBのスムーズな進入を実現可能なように、外周側の壁面30aを覆う繊維部材4のボール転動路5側の端部に先端部分Tを設けている。この先端部分Tは、方向転換路30側から第1の溝13の表面にかけて断面厚みが薄くなるように、テーパー状に形成されている。
上記構成によれば、方向転換部材3の方向転換路30のうち、外周側の壁面30a、及び、内周側の壁面30bに、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材4が、方向転換路30内においてボールBを通過可能とする厚みで形成される。それ故、ボール転動路5を転動するボールBを離脱させてボール転動路5から方向転換路30へ案内する際の摺動抵抗を低減させることができる。その結果、ボールBをボール転動路5から方向転換路30の内部へとスムーズに案内することができる。これにより、ボールBの方向転換路30内における流動性を良くすることができる。また、ボールBと方向転換路30との衝突によって発生する叩き音を従来よりも抑制できることに加えて、繊維部材4があることで防振効果が発揮されると共に、繊維部材4によってボールBからの衝撃吸収が可能であるので、ボールB及び方向転換路30に割れなどの損傷又は疲労が生じることが防止されることで、ボール及び方向転換路30の耐久性を従来よりも向上できる。
2、202、302、402 ブロック体(第2の部材)
3、203、303、403 方向転換部材
4、204、304、404 繊維部材
5、205、305、405 ボール転動路
10 両側面
11 凹部
12 突部
13、213、313、413 第1の溝
20、220、320、420 第2の溝
21、221、321、421 ボール戻し通路
22、222 直線部分
30、230、330、430 方向転換路(案内路)
30a、230a、330a、430a 外周側の壁面
30b、230b、330b、430b 内周側の壁面
31、231 溝
32、232、332、432 片
100、200、300、400 リニアガイド装置(転がり案内装置)
B、B1、B2、B3 ボール
E1、E2 端部
M1、M2 内寸
S 肩部分
T、T1、T2、T3 先端部分
Claims (3)
- ボールを転動可能な第1の溝が形成された第1の部材と、
前記ボールを転動可能な第2の溝が形成された第2の部材と、
前記第1の溝と前記第2の溝との間を転動する前記ボールを循環可能な循環経路と、
前記循環経路が、前記転動する前記ボールを離脱させて前記循環経路の内部へ案内可能な案内路と、を備え、
前記案内路の壁面に、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで、エラストマーを含浸させた繊維からなる繊維部材が形成されており、
前記第1の部材が、両側面のそれぞれに前記第1の溝が形成された直線状の案内レールであって、
前記第2の部材が、前記第2の溝が前記第1の溝と対向して形成され、前記循環経路をボールが循環することにより、前記案内レールに対して相対的に直線運動可能なブロック体であって、
前記循環経路が、
前記第1の溝と前記第2の溝との間に形成され、前記ボールを転動可能なボール転動路と、
前記ボール転動路を転動するボールを離脱させて、該ボールの進行方向を転換可能な方向転換路と、
前記方向転換路で方向転換されたボールを再び前記ボール転動路に戻すボール戻し通路と、
を備え、
前記案内路が、前記方向転換路であって、
前記方向転換路のうち、外周側及び/又は内周側の壁面に、前記案内路中において前記ボールを通過可能とする厚みで前記繊維部材が形成されており、
前記ボール戻し通路と前記方向転換路との継ぎ目部分の周辺又は前記継ぎ目部分の周辺のうち前記方向転換路側を前記繊維部材によって被覆し、前記方向転換路から前記ボール戻し通路に進入する前記ボールを前記繊維部材に衝突させることができるようにすることで、前記継ぎ目部分の周辺に段差が生じていたとしても前記ボールからの衝撃を吸収できるように構成されてなる
ことを特徴とするリニアガイド装置。 - 前記ブロック体の両端部に組付け可能であって、前記方向転換路を形成可能な金属製、樹脂製又はエラストマー製の方向転換部材を備え、
前記ボール戻し通路が、前記ブロック体の内部に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のリニアガイド装置。 - 前記ボール戻し通路が、前記案内レールと略平行な方向に延在する直線部分を備え、
前記直線部分が、前記繊維部材によって被覆されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアガイド装置。
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