JP6307831B2 - 直動案内装置、サイドシールリップ部の保護シート - Google Patents
直動案内装置、サイドシールリップ部の保護シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP6307831B2 JP6307831B2 JP2013213070A JP2013213070A JP6307831B2 JP 6307831 B2 JP6307831 B2 JP 6307831B2 JP 2013213070 A JP2013213070 A JP 2013213070A JP 2013213070 A JP2013213070 A JP 2013213070A JP 6307831 B2 JP6307831 B2 JP 6307831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rail
- temporary shaft
- slider
- lip portion
- protective sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/08—Arrangements for covering or protecting the ways
- F16C29/084—Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
- F16C29/086—Seals being essentially U-shaped, e.g. for a U-shaped carriage
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/005—Guide rails or tracks for a linear bearing, i.e. adapted for movement of a carriage or bearing body there along
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/065—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Description
より詳細には、スライダは、スライダ本体と、スライダ本体の相対移動方向(案内レールの長手方向)両端面に取り付けられたエンドキャップとを備え、エンドキャップのスライダ本体と反対側の面に、サイドシールが取り付けられている。案内レールとスライダとの間に形成される空隙部から、ごみ、粉塵、切粉、切屑等の異物が入り込み、転動体転動面に付着すると、転動体の円滑な転動が妨げられる。
サイドシールのリップ部は、案内レールの表面に常時摺接するために、スライダよりもレール側に突出する。また、シール性を確保するためにゴム等の比較的脆い材料で形成されている。そのため、サイドシールのリップ部は、リップ部が摺接する案内レール等の凹凸によって損傷を受けやすい。
このとき、仮軸と案内レールとの間に段差や凹凸があると、サイドシールのリップ部が損傷を受けるおそれがある。また、スライダが案内レールに乗り移った後に、案内レールの背面に開口した取付穴(取り付けボルトを挿入する穴)によって、サイドシールのリップ部が損傷を受けることもある。
サイドシールのリップ部の損傷を防止するための従来からの技術として、特許文献1に記載された保護具がある。この保護具は、いわゆるロールピン形状をなす部材であり、横断面が略U字状であり、円筒の一部をその長手方向に沿って切断したスリットを有する。この保護具は、素材がばね性をもつ薄板の鋼帯ないし成形性に優れた合成樹脂から形成されている。この保護具の外面は平滑であり、サイドシールのリップ部よりも摩擦係数は小さくなっている。
一方、特許文献3には、案内レールを覆うレールカバーの幅方向端部に突き合わされるように突出する薄肉の突起部を、仮軸の軸方向(案内レールの長手方向と一直線状に合わせる方向)端部に設ける技術が開示されている。仮軸上のスライダを案内レールに乗り移らせる際に、インナーシールは仮軸の突起部上に乗り上がるので、インナーシールがレールカバーと干渉することが防止される。
また、特許文献5には、断面の外形形状が軸方向に渡って一様ではない仮軸が開示されている。このような構成により、仮軸上のスライダを案内レールに円滑に移動させることができる。
特許文献2に記載された方法では、サイドシールのリップ部のうち、案内レールの背面に接する部分とその付近が保護されるだけで、案内レールの両側面に接する部分のうち大部分は保護されていない。また、特許文献2に記載された損傷防止部品は、背面をレールカバーで覆っている案内レールにしか適用できない。
また、特許文献3〜5に記載された仮軸には、スライダを仮軸から案内レールに移動させる際に、サイドシールおよび仮軸の損傷を防止するという点で改善の余地がある。
上記課題を解決するため、この発明の態様1は、下記の構成(1) と(2) を有する直動案内装置を提供する。
(1) 案内レールと、スライダと、複数の転動体とからなる。前記案内レールは、長手方向に延びる転動体転動面を外面に有する。前記スライダは、前記案内レールの転動体転動面に対向して形成された転動体転動面を有し、前記案内レールに、前記転動体を介して、前記長手方向に沿って相対移動可能に跨架されている。前記案内レールの背面と両側面に摺接するリップ部を有するサイドシールが、前記スライダの移動方向端部に、前記案内レールと前記スライダとの間に形成された空隙部を封止するように取り付けられている。
第一態様の直動案内装置は、前記構成(2) を有することで、スライダを仮軸から案内レールに移動させる際に、スライダが乗り越える凹凸があっても、また、案内レールの背面に開口した取付穴があっても、リップ部が前記凹凸や取付穴に直接接することがない。このため、リップ部の損傷を防止することができるし、直動案内装置の稼働時には、保護シートを剥離すればリップ部が案内レールに直接摺接するため、リップ部によるシール機能が得られる。
この発明の態様2は、上記構成(1)(2)と下記の構成(3) 〜(5) を有する。
(3) 前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインは、前記案内レールの長手方向に垂直な断面形状に対応する複数の角部を有する。
(4) 前記保護シートの片面には、前記複数の角部に対応する位置に切り込みが形成されている。
(5) 前記保護シートは、前記切り込みが形成されている側の面を前記リップ部に向けて、前記切り込みと前記リップ部とで形成された空間に配置された剥離可能な接着剤により、前記リップ部の表面に接着されている。
この発明の態様3は、態様1および態様2の直動案内装置において、下記の構成(6) を有する。
(6) 前記保護シートは、前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインに沿わせる方向で分割された複数のシート片からなる。
この発明の態様4は、前記構成(1) の直動案内装置の、前記リップ部の前記案内レールとの摺接面を保護する保護シートであって、下記の構成(7) を有する保護シートを提供する。
(7) 前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインの長さ以上の長さと、前記リップ部の前記移動方向の寸法以上の幅を有する。
この「先端ラインの長さ」は、「前記案内レールの一方の側面から背面を経て他方の側面に至る方向に延在するリップ部の全長」と同義である。
この発明の態様5は、態様4の保護シートであって、下記の構成(8) を有する。
(8) 前記リップ部に対して剥離可能な接着剤を一方の面に有する。
[態様6]
この発明の態様6は、態様4の保護シートであって、下記の構成(9) を有する。
(9) 前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインは、前記案内レールの長手方向に垂直な断面形状に対応する複数の角部を有し、一方の面の前記複数の角部に対応する位置に、切り込みが形成されている。
この発明の態様7は、態様4〜態様6の保護シートであって、下記の構成(10)を有する。
(10)前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインに沿わせる方向で分割された複数のシート片からなる。
この「先端ラインに沿わせる方向」は、「前記案内レールの一方の側面から背面を経て他方の側面に至る方向に延在するリップ部の延在方向」と同義である。
この発明の態様8は、下記の構成(11)〜(14)を有する直動案内装置の仮軸用アタッチメントを提供する。
(11)仮軸に組み付けられたスライダを前記仮軸の軸方向(案内レールの長手方向と一直線状に合わせる方向)に移動させて、前記仮軸から、前記スライダと共に直動案内装置を構成する案内レールへ前記スライダを乗り移らせる際に使用される。前記仮軸の軸方向両端部のうち前記案内レール側に配置される軸方向端部に、前記仮軸と同軸に、且つ、一直線状の配置となるように取り付けられて使用される。軸方向に垂直な断面形状が前記仮軸と略同じであり、前記仮軸に取り付けられる側の軸方向端部である仮軸側端部と、前記案内レールの長手方向端部に対向する側の軸方向端部であるレール側端部を有する。
(13)前記仮軸側端部の断面の大きさは、取り付けられる前記仮軸の軸方向端部の断面の大きさと略同一であり、前記レール側端部の断面の大きさは、前記仮軸側端部の断面の大きさよりも大きい。
(14)前記レール側端部の外周面は内方に向かって弾性変形可能となっている。
態様8の仮軸用アタッチメントによれば、スライダを仮軸から案内レールに移動させる際に、サイドシール及びインナーシールの損傷を抑制することができるとともに、仮軸の損傷を防止することができる。
この発明の態様9は、前記態様8の仮軸用アタッチメントであって、下記の構成(15)を有する。
(15)前記レール側端部は、軸方向に突出する板状の突出部を有し、前記突出部が前記外周面を形成し、前記突出部の両側面(左面と右面)に、軸方向に延びるスリットが形成されている。
この発明の態様10は、前記態様8の仮軸用アタッチメントであって、下記の構成(16)を有する。
(16)前記突出部の上面に、軸方向に延びるスリットが形成されている。
[態様11]
この発明の態様11は、前記態様8の仮軸用アタッチメントであって、下記の構成(17)を有する。
(17)少なくとも前記レール側端部が弾性材料からなる。
この発明の態様12は、前記態様11の仮軸用アタッチメントであって、下記の構成(18)を有する。
(18)前記弾性材料はゴムである。
[態様13]
この発明の態様13は、前記態様11の仮軸用アタッチメントであって、下記の構成(19)を有する。
(19)前記弾性材料は熱可塑性エラストマである。
この発明の態様14は、案内レールと、前記態様9〜13の仮軸アタッチメントが取り付けられ、且つ、転動体が組み込まれたスライダが組み付けられた仮軸と、を有することを特徴とする直動案内装置を提供する。
[第1実施形態]
図1〜3を用いて、この発明の第1実施形態に相当する直動案内装置を説明する。これらの図において、直動案内装置の構造として周知であり、且つ、この発明と直接の関係がない部分、例えば転動体、転動体の戻り通路、ねじ穴等については図示を一部省略している。
直動案内装置は、案内レール10の長手方向と幅方向が水平となるように配置され、案内レール10の上面(背面)に、スライダ20が跨架される例が多い。そのため、この実施形態においても、案内レールの長手方向とスライダ移動方向と上下方向と左右方向(幅方向)の向きを、この例に沿って説明する。したがって、案内レール10の長手方向や上下方向や左右方向に傾斜などの変更が加えられた場合には、その姿勢に倣って各部の方向や傾きを解釈する。
サイドシール30は、金属の補強板31とゴム製の板状部32およびリップ部33とからなり、金型を用い補強板31の一方の面にゴムを溶着することで、板状部32とリップ部33が形成されている。補強板31には、エンドキャップ22の給油穴23に連通する給油穴31aが形成されている。ゴム製の板状部32には、給油穴31aより径の大きな給油穴32aが形成されている。
図3に示すように、両エンドキャップ22間には、転動体を保持する保持器4が架設されている。保持器4の上側にはインナーシール5が、下側にはアンダーシール6が取り付けられている。インナーシール5およびアンダーシール6のリップ部は、いずれも案内レール10の側面10bに摺接している。
インナーシール5とアンダーシール6のリップ部は、サイドシール30のリップ部33(横向きリップ33b)の側面に突き当てられている。これにより、インナーシール5およびアンダーシール6とサイドシール30との間からの塵埃等の侵入も防止される。
保護シート7に形成されている接着剤層は、リップ部33に対する所定の接着性能を有する。所定の接着性能とは、組立時にサイドシール30が固定された状態のスライダ20を仮軸から案内レール10に移動する際には、リップ部33から保護シート7が外れず、組立後に保護シート7を外す力を加えた際には、保護シート7がリップ部33から容易に外れる接着性能を意味する。
保護シート7の具体例としては、マスキングテープ、マスキングシートが挙げられる。マスキングテープとしては、具体的に、クレープマスキングテープ、フォトグラフィックテープ、平面紙マスキングテープ、ファインラインマスキングテープ、ポリエステルマスキングテープ、ポリ塩化ビニルフィルムマスキングテープ、鉛箔マスキングテープ、アルミ箔マスキングテープなどがある。
この実施形態で、保護シート7の長さは、リップ部33の案内レール11と摺接する先端ラインの長さ以上であり、保護シート7の幅Hは、リップ部33のスライダ移動方向の寸法T以上である。具体的には、図3に示すように、保護シート7は、スライダ20の移動方向において、エンドキャップ22の端面より左側(スライダ本体側)からサイドシール30より右側までの範囲に存在し、図3の上下方向において、横向きリップ33bより下方まで存在する。
直動案内装置の組立時にスライダ20を案内レール10に装着する際には、先ず、スライダ本体21にエンドキャップ22とサイドシール30を取り付け、スライダ20に保持器4とインナーシール5及びアンダーシール6を取り付け、スライダ20に形成された戻し路および方向転換路と保持器内に転動体を配置する。
次に、スライダ20がセットされたままの仮軸の端部を、案内レール10の端部に突き合わせて、案内レール10と仮軸を直列に連続させる。この状態で、スライダ20を仮軸から案内レール10に移動させる。これにより、スライダ20は、保持器4に転動体を保持した状態で、案内レール10に乗り移ることができる。
この実施形態では、図3に示すように、保護シート7の一部が、サイドシール3の外部や横向きリップ33bより下方に張り出しているため、その部分を工具の先端で摘むこと等によって、保護シート7を容易に引き剥がすことができる。
図4は、この発明の第2実施形態の直動案内装置を示す図であり、図5は図4のA部分の拡大図である。
この実施形態は、保護シート7が第1実施形態と相違するが、それ以外の構成と作用効果は第1実施形態と同一である。そのため、図4、5に図1〜3と同様の符号を記し、重複した説明は省略する。
第1実施形態のような一体の保護シート7を使用するか、第2実施形態のような分割されたシート片7aからなる保護シート7を使用するかは、剥離作業の容易性とシート片の枚数とを考慮して、直動案内装置の諸条件に応じて選択すればよい。
また、図6に示すように、複数の保護シート7またはシート片7aを剥離紙等からなる台紙(予備シート)8に貼ったものを用意し、これを直動案内装置の近くや容易に取り出せる位置に配置しておくとよい。これにより、スライダ20を一旦案内レール10から外した後に、再度、スライダ20を案内レール10に戻す際に、手近な位置にある台紙8から保護シート7を剥離して使用することができる。
なお、台紙8には、保護シート7だけを貼り付けておいてもよいし、シート片7aだけを貼り付けておいてもよいし、保護シート7とシート片7aの両方を貼り付けておいてもよい。
図7は、この発明の第3実施形態の直動案内装置を示す図であり、図8はその一部を示す側面図である。図9は図7のA−A断面図であって、案内レールと転動体を省略して示す図である。図10は、図7の直動案内装置を構成する保護シートを示す側面図である。図11は図7のB部分の拡大図であり、図12は図7のC部分の拡大図である。
第3実施形態の直動案内装置では、図10に示すように、一方の面に直線状の切り込み71とV字状の切り込み72が形成されている保護シート7Aを使用する。
また、複数の保護シート7Aまたはそのシート片を剥離紙等からなる台紙(予備シート)8に貼ったものを用意し、これを直動案内装置の近くや容易に取り出せる位置に配置しておくとよい。
直動案内装置の仮軸用アタッチメントの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図13は、直動案内装置の構成を説明する斜視図であり、図14は、図13の直動案内装置を長手方向から見た正面図(ただし、エンドキャップを省略して図示している)である。なお、これ以降の各図においては、同一又は相当する部分には、同一の符号を付してある。さらに、これ以降の説明における上、下、左、右、縦、横等の方向を示す用語は、特に断りがない限り、説明の便宜上、図14におけるそれぞれの方向を意味する。
そして、案内レール1の転動体軌道面110と両袖部26の転動体軌道面111とで、4つの転動体転動路が形成されている。これらの転動体転動路は長手方向に延びている。なお、案内レール1及びスライダ2が備える転動体軌道面110,111の数は、片側2条に限らず、例えば片側1条又は3条以上などであってもよい。
一方、エンドキャップ2Bは、例えば合成樹脂の射出成形品からなり、断面形状が略コ字状に形成されている。エンドキャップ2Bは、スライダ本体2Aとの対向面(裏面)の左右両側に、転動体転動路とこれに平行な直線路とを連通させる半ドーナッツ状の湾曲路(図示せず)を有する。
案内レール1に組み付けられたスライダ2を案内レール1に沿って長手方向に移動させると、転動体転動路内の転動体3は、転動体転動路内を転動しつつ案内レール1に対してスライダ2と同方向に移動する。
また、直動案内装置を射出成形機、工作機械(例えば各種研削機)、ロボットなどに取り付けて使用すると、案内レール1の転動体軌道面110やその他の露出面にゴミ、塵埃等の異物が堆積して転動体3の転動に支障をきたすおそれがある。そのため、エンドキャップ2Bには防塵埃用のサイドシール25が取り付けられている。
そして、インナーシール5のリップ部7aが、案内レール1の側面11aに沿うように下方に向けて折り曲げられたレールカバー18の幅方向両端部18aに摺接するようになっている。このインナーシール5により、サイドシール25を越えてスライダ2内に侵入したゴミ、塵埃等の異物が、案内レール1の上面11b側から転動体軌道面110,111に侵入することが防止される。
次に、軸方向一端部を仮軸120に装着した仮軸用アタッチメント132の軸方向他端部を案内レール1の長手方向端部に対向させつつ、仮軸セット134を案内レール1と同軸且つ一直線状に配置する(図16を参照。ただし、図16の仮軸120を仮軸セット134に置き換えて参照のこと)。
なお、以降においては、仮軸用アタッチメント132の軸方向両端部のうち、仮軸120に取り付けられる側の軸方向端部を仮軸側端部41、案内レール1に対向する側の軸方向端部をレール側端部42と記す。すなわち、仮軸用アタッチメント132は、仮軸120に取り付けられる側の軸方向端部である仮軸側端部41と、前記案内レールの長手方向端部に対向する側の軸方向端部であるレール側端部42を有する。
よって、仮軸用アタッチメント132のレール側端部42の断面の大きさは、仮軸側端部41の断面の大きさよりも大きい。なお、仮軸用アタッチメント132及び仮軸120の断面とは、特に断りがない限り、軸方向に垂直な断面(軸方向に直交する平面で切断した場合の断面)を意味する。
図17の例では、仮軸用アタッチメント132のレール側端部42と仮軸側端部41との間の中央部46の断面の大きさは、仮軸側端部41の断面の大きさと同一で、レール側端部42の断面の大きさのみが、仮軸側端部41の断面の大きさよりも大きくなっている。
仮軸120上のスライダ2を案内レール1に向けて軸方向に移動させることで、スライダ2が仮軸用アタッチメント132上に至ると、仮軸用アタッチメント132の断面の大きさは、仮軸側端部41からレール側端部42に向かって滑らかに大きくなっている。そのため、スライダ2が仮軸側端部41からレール側端部42に移動するにつれて、サイドシール25及びインナーシール5は仮軸用アタッチメント132の外周面に沿って、無理なく徐々に外方(仮軸用アタッチメント132から離れる方向)に広げられる。
また、仮軸用アタッチメント132の突出部45は、内方に向かって弾性変形可能となっているので、サイドシール25や転動体3からの応力を許容することができる。すなわち、サイドシール25や、予圧が付与されている転動体3から、仮軸用アタッチメント132に応力や予圧力が負荷されたとしても、突出部45の弾性変形により緩衝されるため、スライダ2が仮軸用アタッチメント132上を通過する際に突出部45が損傷することはほとんどない。
このように、仮軸用アタッチメント132を使用すれば、スライダ2を仮軸120から案内レール1に移動させる際に、サイドシール25、インナーシール5、及びレールカバー18の損傷を抑制することができる。また、スライダ2を仮軸120から案内レール1に移動させる際に仮軸120が損傷することを防止することができるため、仮軸用アタッチメント132自身の損傷も生じにくい。
なお、凸部51及び凹部52の形状は略L字状に限定されるものではない。
弾性変形端部付き仮軸135を使用することにより、仮軸用アタッチメント132を仮軸120に取り付ける工程を省略することができるとともに、仮軸用アタッチメント132と仮軸120との結合構造が不要なため、コスト低減が可能である。
態様11の仮軸アタッチメントの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、態様11の仮軸アタッチメントの特徴は、材質を弾性材料とすることで、仮軸から案内レールにスライダを挿入する際にシール先端部の損傷を防止した点にある。この特徴部分以外の構造は、従来から知られている直動案内装置の構造とほぼ同様であるから、従来と同様に構成する部分に関しては、第4実施形態の図13〜15を参照するとともに、説明を省略又は簡略にし、特徴部分を中心に説明する。
次に、軸方向一端部を仮軸120に装着した仮軸アタッチメント132Aの軸方向他端部を案内レール1の軸方向端部に対向させつつ、仮軸セット134Aを案内レール1と同軸且つ一直線状に配置する(図25参照)。そして、仮軸120上のスライダ2(不図示)を案内レール1に向けて軸方向に移動させて、案内レール1上に乗り移らせる。このとき、仮軸セット134Aと案内レール1とは、接触させて配置してもよいし、若干の軸方向隙間をあけて配置してもよい。
また、この仮軸アタッチメント132Aの仮軸側端部41の断面形状は、仮軸120の軸方向端部(仮軸アタッチメント132Aが取り付けられる側の端部)の断面形状と略同一であり、レール側端部42の断面形状は、仮軸120の軸方向端部の断面形状と略相似形である。
さらに、仮軸アタッチメント132Aのレール側端部42は、弾性材料であるゴムにより形成された突出部45を備えている。すなわち、仮軸アタッチメント132Aのレール側端部42寄りで、仮軸側端部41よりも断面の面積が大きくなっている部分は、ゴム(弾性材料)からなる。また、突出部45の外周面は仮軸アタッチメント132Aの中央部46の外周面と連続している。
仮軸120上のスライダ2を案内レール1に向けて軸方向に移動させ、スライダ2が仮軸用アタッチメント32上に至ると、仮軸用アタッチメント32の断面の大きさは、仮軸側端部41からレール側端部42に向かって滑らかに大きくなっているので、スライダ2が仮軸側端部41からレール側端部42に移動するにつれて、サイドシール25及びインナーシール5は仮軸アタッチメント132Aの外周面に沿って、無理なく徐々に外方(仮軸アタッチメント132Aから離れる方向)に広げられる。
また、仮軸アタッチメント132Aの突出部45は内方に向かって弾性変形可能となっているので、サイドシール25や転動体3からの応力を許容することができる。すなわち、サイドシール25や、予圧が付与されている転動体3から仮軸アタッチメント132Aに応力や予圧力が負荷されたとしても、突出部45の弾性変形により緩衝されるため、スライダ2が仮軸アタッチメント132A上を通過する際に突出部45が損傷することはない。また、突出部45の全体が弾性変形するので、均等且つ安定した弾性力を得ることができる。
ゴム以外の弾性材料としては、熱可塑性エラストマが挙げられる。熱可塑性エラストマの種類としては、ポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリ塩化ビニル系、ポリブタジエン系等がある。これらのうち、ポリブタジエン系熱可塑性エラストマは、耐摩耗性に優れ、反発弾性も高いため、突出部45をポリブタジエン系熱可塑性エラストマ製とすることが好ましい。これにより、スライダが突出部45を通過した後に突出部45の弾性変形が直ぐに解消される。
また、仮軸アタッチメント132Aと仮軸120との取り付け構造は、特に限定されるものではないが、単純な構造であることが好ましい。例えば、図23に示すように、仮軸アタッチメント132Aの仮軸側端部41から軸方向に突出する略L字状の凸部51を、仮軸120の軸方向端部に設けられた、凸部51に対応する形状の凹部52に嵌め合わせる取り付け構造が好ましい。
なお、凸部51及び凹部52の形状は略L字状に限定されるものではない。
さらに、上記のような取り付け構造に加えて、図26に示すように、ボルト61を用いて仮軸アタッチメント132Bと仮軸120を固定してもよい。上記取り付け構造とボルト61との両方により取り付ければ、仮軸アタッチメント132Bと仮軸120をより強固に固定することができる。また、仮軸アタッチメント132Bに貫通孔62を設け、仮軸120に雌ねじ63を設ければよいので、加工コストはそれほど上昇せず、より強固な固定を低コストで実現することができる。
図28に示すように、凸部53の基端には周溝部53aが形成され、凹部54の開口には小径部54aが形成されている。凸部53の直径A1は小径部54aの直径A2より大きい。周溝部53aの直径A3は小径部54aの直径A2より僅かに小さい。凸部53と周溝部53aで形成される段差と、凹部54と小径部54aとで形成される段差との寸法差は、公差の範囲内となるように設計されている。また、凸部53は仮軸アタッチメント132Cと一体にゴムで形成されている。
なお、図23に示す取り付け構造においても、凸部51および凹部52を上記の凸部53および凹部54と同様の形状および寸法関係とすることで、仮軸120と仮軸アタッチメント132Aをより強固に固定することができる。
10 案内レール
10a 案内レールの上面(背面)
10b 案内レールの側面
20 スライダ
21 スライダ本体
22 エンドキャップ
30 サイドシール
33 リップ部
33a 下向きリップ
33b 横向きリップ
34a〜34e リップ部の案内レールと摺接する先端ラインが有する角部
5 インナーシール
6 アンダーシール
7 保護シート
7A 保護シート
7a シート片
71,72 切り込み
8 台紙
[第4および第5実施形態の符号]
1 案内レール
11a 案内レールの側面
11b 案内レールの上面
2 スライダ
2A スライダ本体
2B エンドキャップ
3 転動体
25 サイドシール
26 袖部
5 インナーシール
110 案内レールの転動体軌道面
111 スライダの転動体軌道面
120 仮軸
132 仮軸アタッチメント
132A 仮軸アタッチメント
132B 仮軸アタッチメント
132C 仮軸アタッチメント
134 仮軸セット
134A 仮軸セット
41 仮軸側端部
42 レール側端部
45 突出部
51 凸部
52 凹部
53 凸部
54 凹部
61 ボルト
62 貫通孔
63 雌ねじ
Claims (5)
- 案内レールと、スライダと、複数の転動体とからなり、
前記案内レールは、長手方向に延びる転動体転動面を外面に有し、
前記スライダは、前記案内レールの転動体転動面に対向して形成された転動体転動面を有し、前記案内レールに、前記転動体を介して、前記長手方向に沿って相対移動可能に跨架され、
前記案内レールの背面と両側面に摺接するリップ部を有するサイドシールが、前記スライダの移動方向端部に、前記案内レールと前記スライダとの間に形成された空隙部を封止するように取り付けられている直動案内装置において、
前記リップ部の前記案内レールとの摺接面全体が保護シートで覆われ、前記保護シートは剥離可能な接着剤で前記リップ部の表面に接着されていることを特徴とする直動案内装置。 - 前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインは、前記案内レールの長手方向に垂直な断面形状に対応する複数の角部を有し、
前記保護シートの片面には、前記複数の角部に対応する位置に切り込みが形成され、
前記保護シートは、前記切り込みが形成されている側の面を前記リップ部に向けて、前記切り込みと前記リップ部とで形成された空間に配置された剥離可能な接着剤により、前記リップ部の表面に接着されている請求項1記載の直動案内装置。 - 前記保護シートは、前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインに沿わせる方向で分割された複数のシート片からなる請求項1または2記載の直動案内装置。
- 案内レールと、スライダと、複数の転動体とからなり、前記案内レールは、長手方向に延びる転動体転動面を外面に有し、前記スライダは、前記案内レールの転動体転動面に対向して形成された転動体転動面を有し、前記案内レールに、前記転動体を介して、前記長手方向に沿って相対移動可能に跨架され、前記案内レールの背面と両側面に摺接するリップ部を有するサイドシールが、前記スライダの移動方向端部に、前記案内レールと前記スライダとの間に形成された空隙部を封止するように取り付けられている直動案内装置の、前記リップ部の前記案内レールとの摺接面を保護する保護シートであって、
前記リップ部の前記案内レールと摺接する先端ラインの長さ以上の長さと、前記リップ部の前記移動方向の寸法以上の幅を有することを特徴とするサイドシールリップ部の保護シート。 - 前記リップ部に対して剥離可能な接着剤を一方の面に有する請求項4記載の保護シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013213070A JP6307831B2 (ja) | 2012-10-10 | 2013-10-10 | 直動案内装置、サイドシールリップ部の保護シート |
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012225038 | 2012-10-10 | ||
JP2012225038 | 2012-10-10 | ||
JP2012260512 | 2012-11-29 | ||
JP2012260512 | 2012-11-29 | ||
JP2013013064 | 2013-01-28 | ||
JP2013013064 | 2013-01-28 | ||
JP2013026872 | 2013-02-14 | ||
JP2013026872 | 2013-02-14 | ||
JP2013213070A JP6307831B2 (ja) | 2012-10-10 | 2013-10-10 | 直動案内装置、サイドシールリップ部の保護シート |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014178025A JP2014178025A (ja) | 2014-09-25 |
JP2014178025A5 JP2014178025A5 (ja) | 2016-11-17 |
JP6307831B2 true JP6307831B2 (ja) | 2018-04-11 |
Family
ID=51698171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013213070A Active JP6307831B2 (ja) | 2012-10-10 | 2013-10-10 | 直動案内装置、サイドシールリップ部の保護シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6307831B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11619262B2 (en) * | 2020-10-27 | 2023-04-04 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6561563B2 (ja) * | 2015-04-27 | 2019-08-21 | 日本精工株式会社 | 直動案内装置用仮軸およびその保管方法 |
KR101923294B1 (ko) | 2017-01-17 | 2018-11-28 | 하이윈 테크놀로지스 코포레이션 | 먼지막이 시트를 구비하는 선형 슬라이딩 레일 |
CN109519471B (zh) * | 2017-09-19 | 2020-04-21 | 上银科技股份有限公司 | 线性滑轨的扩张式夹轨 |
TWI680240B (zh) * | 2018-07-16 | 2019-12-21 | 精浚科技股份有限公司 | 線性滑軌 |
WO2022210059A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | 日本精工株式会社 | 直動案内装置の仮軸用アタッチメント |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009121648A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Nsk Ltd | 直動案内装置用シール部材保護具、およびこれを用いた直動案内装置の組み付け方法 |
JP2012154431A (ja) * | 2011-01-26 | 2012-08-16 | Nsk Ltd | 直動案内装置の損傷防止部品 |
-
2013
- 2013-10-10 JP JP2013213070A patent/JP6307831B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11619262B2 (en) * | 2020-10-27 | 2023-04-04 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014178025A (ja) | 2014-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6307831B2 (ja) | 直動案内装置、サイドシールリップ部の保護シート | |
TWI531733B (zh) | 運動導引裝置及螺桿裝置 | |
JP5880639B2 (ja) | 直動案内軸受装置及びそれに用いられるシール部材 | |
JP6171391B2 (ja) | 直動案内装置 | |
JP5316700B2 (ja) | リニアガイド装置 | |
JP4577285B2 (ja) | 直動案内装置の仮軸 | |
CN110088507B (zh) | 滚珠螺杆装置的密封构件 | |
JP5672895B2 (ja) | 直動案内装置の仮軸用アタッチメント | |
JP5696440B2 (ja) | シール装置及びリニアガイド装置 | |
JP2014180147A (ja) | 固定部材およびワイヤハーネス | |
JP2005291341A (ja) | 直動案内軸受装置及びアンダーシール | |
US20060133888A1 (en) | Boot for constant velocity universal joint | |
JP2008128384A (ja) | 転動体保持器及びそれを備えた直動案内装置 | |
JP2009184026A (ja) | テレスコピックカバー | |
WO2012023238A1 (ja) | リニアガイドのサイドシール | |
CN111699326B (zh) | 直动引导装置及其组装方法 | |
JP2009121648A (ja) | 直動案内装置用シール部材保護具、およびこれを用いた直動案内装置の組み付け方法 | |
US20140339779A1 (en) | Dustproof member and measurement device | |
US20090214286A1 (en) | Boot for constant velocity universal joint | |
JP6922703B2 (ja) | 直動案内装置及びその組立方法 | |
JP2020085089A (ja) | 直動案内装置及び機械装置 | |
JP2015117734A (ja) | 直動案内装置 | |
JP4965497B2 (ja) | 電子機器用ケース | |
JP6134250B2 (ja) | リニアガイド装置 | |
JP5772201B2 (ja) | 直動案内装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160930 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170704 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6307831 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |