JP6133243B2 - 標示板 - Google Patents

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本発明は、標示板に関し、より詳しくは、設置面に設置して土地の境界や測量点等を標示する標示板に関する。
この種の標示板として、例えば、特許文献1に開示された境界標示板が知られている。この境界標示板は、境界標示を行う矢印が表面に設けられたプレートの中央に固定用釘の取付孔を有しており、プレートの裏面側に回転防止用の突起部が設けられている。また、特許文献2には、位置情報を明示するプレートと、プレートを設置面に固定するアンカーとで構成され、それぞれの契合部が契合することによってプレートの回転が阻止されるプレートの固設構造が開示されている。
実際に販売されている製品としては、例えば、非特許文献1に開示されているように、アンカーピンが挿通される円形状の取付孔が中央に形成された境界標示板が知られている。
特開平7−218262号公報 特開2007−114010号公報
「マイゾックス製品情報ガイド2014」 株式会社マイゾックス p.55 固定タイプ
上記の特許文献1および2に開示された構成は、いずれも設置後のプレートの回転を防止することで、プレートの矢印の位置ずれ防止を図っている。ところが、プレートを固定するために設置面に形成する下孔の位置が所望の位置からずれた場合には、矢印が境界点を正確に標示するようにプレートを設置することが困難であるという問題があった。
一般に、境界標示板の設置はコンクリート構造物に行われることが多いが、図7(a)に示すように、ドリルビット50によりコンクリート構造物52に目標線Lに沿って下孔を形成しようとすると、図7(b)に示すように、ドリルビット50の先端がコンクリート構造物52に含まれる砕石54に当たったときに、図7(c)に示すように、ドリルビッド50が傾斜するおそれがあり、図7(d)に示すように、ドリルビッド50による穿孔位置が目標線Lから若干(例えば3mm程度)ずれるおそれがある。従来の標示板は、このように位置ずれが生じた下孔を利用してプレートを固定すると、境界点を正確に標示することができないため、一度穿孔した下孔を再度穿孔して下孔を拡張する作業が必要になるだけでなく、下孔の拡張によりアンカーとの間に生じる隙間を接着剤等で埋め込む作業が必要になり、更には、プレートが確実に固定されるまで接着剤等の硬化を待つ必要が生じる。このため、設置作業が煩雑なだけでなく、接着剤等が硬化するまでの間にアンカーの位置ずれを生じるおそれがあり、プレートの設置を精度良く行うことが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、所望の位置を標示できるように容易に設置可能であり、設置後は標示位置を長期間良好に維持することができる標示板の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、平板状に形成され表裏面を貫通する長孔状の取付孔を有するプレート本体と、挿通孔を有し前記プレート本体の表面側に配置される保持体と、前記取付孔および前記挿通孔に挿通されて前記保持体を介して前記プレート本体を設置面に固定する固定具とを備え、前記プレート本体の表面は、設置面に設置した状態で設置面に対して傾斜する傾斜面とされており、前記保持体は、前記プレート本体に当接する下面側が、前記プレート本体の前記傾斜面に対応する傾斜面とされ、前記プレート本体は、周縁部の一点である標示点を標示する標示部が表面に設けられており、前記プレート本体の表面は、前記標示点から前記プレート本体の中心に向けて傾斜し、前記取付孔は、前記プレート本体の前記傾斜面の傾斜方向に沿って延びる標示板により達成される。
また、前記標示点は、平面視正方形状に形成された前記プレート本体の角部または中点のいずれかに形成されていることが好ましい。
本発明によれば、所望の位置を標示できるように容易に設置可能であり、設置後は標示位置を長期間良好に維持することができる標示板を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る標示板の平面図である。 図1に示す標示板を設置面に設置した状態を示す概略側面図である。 図1に示す標示板の分解斜視図である。 図1に示す標示板の効果を説明するための概略平面図である。 本発明の他の実施形態に係る標示板の平面図である。 図5に示す標示板を設置面に設置した状態を示す概略側面図である。 コンクリート構造物への穿孔に伴う問題点を説明するための工程図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る標示板の平面図であり、図2は、図1に示す標示板を設置面に設置した状態を示す概略側面図である。図1および図2に示すように、標示板1は、プレート本体10と、プレート本体10の表面に配置される保持体20と、保持体20を介してプレート本体10を設置面Gに固定する固定具30とを備えている。固定具30は、ビス32およびアンカー34を備えている。
プレート本体10は、平面視正方形状に形成された平板状の部材であり、角部の1つが所望の位置標示を行う標示点mとされている。プレート本体10の中央には、標示点mおよびその対角の2つの角部を結ぶ対角線に沿って延びる、長孔状の取付孔12が形成されている。プレート本体10の表面には、標示点mを容易に認識できるように矢印形状等で標示する標示部14が設けられている。
プレート本体10の表面は、設置面Gに設置した状態で、この設置面Gに対して標示点mから対角に向けて一定の傾斜角で傾斜する傾斜面10aとされている。取付孔12は、この傾斜面10aの傾斜方向に沿って延びている。標示点mは、プレート本体10を設置面Gに設置した状態で、プレート本体10の最も高い位置となる。
保持体20は、プレート本体10の取付孔12の幅と略同じ寸法の直径を有する挿通孔22が中央に形成された座金状の部材である。保持体20の下面は、プレート本体10の傾斜面10aに対応する傾斜面20aとされており、プレート本体10の傾斜面10aの傾斜角と略同じ傾斜角を有することで、設置状態における保持体20の上面が略水平に維持される。
図3は、上記の構成を備える標示板1を設置面Gに設置する方法を説明するための分解斜視図である。本実施形態の標示板1を用いて、例えば土地の境界点bを標示する場合、プレート本体10の標示点mが境界点bに一致するように設置面G上のプレート本体10の位置決めを行い、プレート本体10の取付孔12に対応する設置面Gの位置を特定する。ついで、設置面Gの特定された位置に対してドリルビットにより下孔40を形成した後、この下孔40にアンカー34を挿入して固定する。
次に、取付孔12および挿通孔22がアンカー34のねじ孔34aに一致するように、プレート本体10および保持体20を設置面Gに配置して、境界点bに対する標示点mの正確な位置合わせを行う。この後、ビス32を取付孔12および挿通孔22に挿通してアンカー34のねじ孔34aに螺合させることにより、ビス32の頭部32aと設置面Gとの間にプレート本体10および保持体20を挟持して、プレート本体10を設置面Gに固定することができる。
本実施形態の標示板1は、プレート本体10の表面が傾斜面10aとされており、プレート本体10に当接する保持体20の下面が、プレート本体10の傾斜面10aに対応する傾斜面20aとされているため、固定された後のプレート本体10がビス32を中心に水平回動しようとしても、保持体20との間で当たりが生じる。すなわち、プレート本体10および保持体20のそれぞれの傾斜面10a,20aは、傾斜方向に沿って互いに平行な状態が維持されるため、保持体20に対するプレート本体10の回動が阻止される。したがって、標示点mの標示位置を長期間良好に維持することができる。
また、本実施形態の標示板1は、ビス32が挿通される取付孔12が長孔状に形成されているため、コンクリート構造物に下孔40を形成する場合等で下孔40の位置ずれが生じた場合でも、取付孔12の内部におけるビス32の位置を調整することで、この位置ずれを吸収することができる。したがって、プレート本体10を、所望の位置を標示できるように容易に設置することができる。取付孔12の長手方向の長さは、下孔40の形成位置のずれに対応できる範囲でなるべく短いことが好ましく、具体的には、取付孔12の幅(短径)に対して2〜3倍程度であることが好ましい。例えば、ビス32の直径が5mmである場合、取付孔12の幅(短径)も5mm程度であることから、取付孔12の長手方向の長さは、10〜15mm程度であることが好ましい。
取付孔12は、本実施形態のように、プレート本体10の傾斜面10aの傾斜方向に沿って延びるように形成されることが好ましい。この構成によれば、図4に示すように、プレート本体10の標示点mが設置面の同じ位置を標示するように、標示点mを中心としてプレート本体10を回動させた場合に、取付孔12の配置が標示点mを中心とする放射状に変化するため、取付孔12へのビス32の収容を広範囲で行うことができる。したがって、下孔40の位置ずれの許容度を高めることができ、プレート本体10をより容易に設置することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、プレート本体10の角部の1つを標示点mとして、この標示点mから対角に向けて傾斜面10aを形成しているが、図5および図6に示すように、平面視正方形状のプレート本体10における一辺の中点を標示点mとして、この標示点mを含む辺から対辺に向けて傾斜するように、傾斜面10aを形成してもよい。保持体20の下面側は、この傾斜面10aに対応する傾斜面20aとなるように形成する。なお、図5および図6において、図1および図2と同様の構成部分には同一の符号を付している。
プレート本体10の平面視形状は、本実施形態のように正方形状であることが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、矩形状、多角形状、円形状、楕円形状等であってもよい。いずれの形状であっても、プレート本体10の周縁部の一点を標示点として、この標示点からプレート本体10の中心に向けて表面全体を傾斜させることにより、本実施形態と同様の効果を奏することができる。標示点は、プレート本体10の最も高い位置であることが好ましいが、プレート本体10の最も低い位置であってもよい。
固定具30は、本実施形態においてはビス32およびアンカー34から構成しているが、保持体20を介してプレート本体10を設置面Gに固定可能であれば、他の構成であってもよい。例えば、設置面に埋設されるアンカーボルトにプレート本体の取付孔および保持体の挿通孔を挿通し、アンカーボルトに螺合させたナットで保持体を押圧することにより、プレート本体を設置面に固定するようにしてもよい。
1 標示板
10 プレート本体
10a 傾斜面
12 取付孔
14 表示部
20 保持体
20a 傾斜面
22 挿通孔
30 固定具
32 ビス
34 アンカー
40 下孔
m 標示点
G 設置面

Claims (2)

  1. 平板状に形成され表裏面を貫通する長孔状の取付孔を有するプレート本体と、
    挿通孔を有し前記プレート本体の表面側に配置される保持体と、
    前記取付孔および前記挿通孔に挿通されて前記保持体を介して前記プレート本体を設置面に固定する固定具とを備え、
    前記プレート本体の表面は、設置面に設置した状態で設置面に対して傾斜する傾斜面とされており、
    前記保持体は、前記プレート本体に当接する下面側が、前記プレート本体の前記傾斜面に対応する傾斜面とされ
    前記プレート本体は、周縁部の一点である標示点を標示する標示部が表面に設けられており、
    前記プレート本体の表面は、前記標示点から前記プレート本体の中心に向けて傾斜し、
    前記取付孔は、前記プレート本体の前記傾斜面の傾斜方向に沿って延びる標示板。
  2. 前記標示点は、平面視正方形状に形成された前記プレート本体の角部または各辺の中点のいずれかに形成されている請求項1に記載の標示板。
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