JP6130659B2 - 画像形成装置及び検出装置 - Google Patents

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本発明は、主に電子写真プロセスを採用したカラーレーザプリンタ、カラー複写機、カラーファクシミリ等の画像形成装置における色ずれ及び濃度検出技術に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置は、印刷速度の高速化のために、感光体を色毎に設けたタンデム型が主流となっている。タンデム型の画像形成装置では、例えば、中間転写ベルトに色ずれや濃度検出のための現像剤像である検出画像を形成し、検出画像からの反射光を光学センサで検出することで色ずれや濃度の補正を実行している。
特許文献1は、トナー像からの正反射光(鏡面反射光ともいう)及び散乱反射光を検出する2つのセンサを備え、2つのセンサの出力差に応じて画像濃度を制御することを開示している。また、特許文献2は、正反射光と散乱反射光の双方を、プリズムを用いて検出する光学センサを開示している。これらの方式では、一方の受光素子で散乱反射光成分のみを検出し、もう一方の受光素子で検出した正反射光と散乱反射光の和から差し引く補正等を行うことで、正反射光成分のみを取り出している。この取り出した正反射光成分から濃度を検出する方式は、トナーからの散乱反射光ではなく、下地からの正反射光を主として検出する。したがって、散乱反射光量に差がある現像剤の色によらず濃度検出を行うことができ、また、人間の視覚特性に対しても敏感なハイライト領域の検出能力が高いとされている。しかしながら、特許文献1のような方式の場合、正反射光成分のみを取り出す補正処理の誤差が大きくなるとされている。そのため、特許文献3は、正反射光の実効スポット径を絞ることにより散乱反射光成分の比率を低下させて精度を向上させることを開示している。
また、色ずれや濃度検出のための検出画像による現像剤の消費は、極力減らすことが求められている。つまり、検出画像は可能な限り小さくすることが好ましい。小さい検出画像でも精度良く濃度検出を行うためには空間分解能の高いセンサが必要とされ、特許文献4は、発光側の照射面積を小さくしたセンサを開示している。
特開平3−209281号公報 特開2003−76129号公報 特開2005−300918号公報 特開2005−241933号公報
従来の光学センサにおいて正反射光のスポット径を絞ると、光学センサ内の発光素子の位置のばらつきや、絞り機構のメカニカルなばらつき等により、製造上の歩留まりや検出精度に多大な影響を与えてしまう。例えば、光学センサの空間分解能を高くするほど、その絞り機構を小さくする必要があり、特許文献4によると、製造上のばらつき等を考慮すると、正反射光のスポット径は1mm程度が限界である。
本発明は、以上のような課題を鑑みてなされたものであり、簡易な構成のセンサとし、検出の分解能を高くするものである。
本発明の一側面によると、画像形成装置は、像担持体と、現像剤からなる検出画像を前記像担持体に形成する形成手段と、前記検出画像が形成された像担持体に向けて発散する光を照射する光照射手段と、前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた検出信号を出力する受光手段と、前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段による照射領域を通過する間に、前記検出画像が形成された第1の位置からの反射光の受光量に応じた検出信号の値と、前記第1の位置とは異なる第2の位置であって、前記第1の位置に形成された検出画像と同色で同濃度の検出画像が形成されていない前記第2の位置からの反射光の受光量に応じた検出信号の値との差に応じた、散乱反射光成分を除いた信号に基づき前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出する検出手段と、を備え、前記検出画像は、前記検出画像の移動方向において現像剤量が変化し、前記検出画像の移動による、前記受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記受光手段との距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする。
簡易な構成のセンサとし、検出の分解能を高くすることが可能となる。
一実施形態による光学センサが照射した光の反射状態を示す図。 一実施形態による光学センサと複数のラインを含む検出画像を示す図。 光学センサで検出する散乱反射光の説明図。 光学センサで検出する正反射光の説明図。 現像剤の色の違いによる反射光の違いの説明図。 ギャップ距離が1mmのときの検出画像のライン幅と反射光の関係を示す図。 ギャップ距離が4mmのときの検出画像のライン幅と反射光の関係を示す図。 ギャップ距離が1mmのときの検出画像のライン及びスペース幅と反射光の関係を示す図。 ギャップ距離が4mmのときの検出画像のライン及びスペース幅と反射光の関係を示す図。 一実施形態による検出システムの例示的な構成図。 一実施形態による複数のラインを含む検出画像に対する処理の説明図。 一実施形態による1本のラインを含む検出画像に対する処理の説明図。 一実施形態による検出システムの例示的な構成図。 第一実施形態と第二実施形態の相違点の説明図。 一実施形態による画像形成装置の概略的な構成図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。また、以下の各図において、同様の構成要素には同様の参照符号を使用する。
<第一実施形態>
まず、本実施形態による画像形成装置の画像形成部101について図15を用いて説明する。なお、図15の参照符号の末尾のY、M、C、Bkは、それぞれ、対応する部材が対象とする現像剤であるトナーの色が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。なお、以下の説明において色を区別する必要がない場合には、末尾のY、M、C、Bkを省いた参照符号を使用する。帯電部2は、図中の矢印の方向に回転駆動される、像担持体である感光体1を一様に帯電し、露光部7は、感光体1にレーザ光を照射して感光体1に静電潜像を形成する。現像部3は、現像バイアスを印加することで、静電潜像に現像剤を供給して、静電潜像を可視像であるトナー像(現像剤像)とする。一次転写ローラ6は、一次転写バイアスにより感光体1のトナー像を中間転写ベルト8に転写する。なお、中間転写ベルト8は、矢印81の方向に回転駆動される。各感光体1が中間転写ベルト8にトナー像を重ねて転写することでカラー画像が形成される。クリーニングブレード4は、中間転写ベルト8に転写されず感光体1に残ったトナーを除去する。
搬送ローラ14、15及び16は、カセット13内の記録材を搬送路9に沿って二次転写ローラ11まで搬送する。二次転写ローラ11は、二次転写バイアスにより中間転写ベルト8のトナー像を記録材に転写する。なお、記録材に転写されず中間転写ベルト8に残ったトナーは、クリーニングブレード21により除去され、廃トナー回収容器22へと回収される。トナー像が転写された記録材は、定着部17において、加熱及び加圧されてトナー像の定着が行われ、搬送ローラ20により装置外へと排出される。なお、エンジン制御部25は、マイクロコントローラ26を搭載しており、画像形成装置の図示しない各種の駆動源のシーケンス制御や、センサを用いた各種制御等を行う。また、中間転写ベルト8に対向する位置に光学センサ27が設けられている。
例えば、タンデム型の画像形成装置では、装置製造時の組み付け誤差、部品公差、部品の熱膨張等により機械寸法が設計値からずれ、これにより、色毎の位置ずれが発生する。このため、各色の色ずれを検出するための検出画像を中間転写ベルト8等に形成し、形成した検出画像からの反射光を光学センサ27で検出する。そして、その検出結果に基づいて、主走査及び副走査方向の書き出し位置や画像クロックを色毎に調整することにより色ずれの補正を行う。また、画像形成装置では、経時変化又は連続印刷により出力される画像の色味や濃度等が変化し得る。この変動を補正するために、濃度制御が行われる。濃度制御においては、中間転写ベルト8等に各色の濃度を検出するための検出画像を形成し、形成した検出画像からの反射光を光学センサ27で検出する。そして、その検出結果を各電圧条件やレーザ光のパワーといったプロセス形成条件にフィードバックすることによって各色の最大濃度や、ハーフトーン階調特性を補正する。光学センサ27による濃度検出は、検出画像を光源で照射し、反射光の強度を受光素子で検出する方式が一般的である。反射光の強度に対応する信号は、マイクロコントローラ26で処理さ?、プロセス形成条件にフィードバックされる。最大濃度の制御は、各色のカラーバランスを一定に保つことと、トナーの載り過ぎによる色重ねした画像の飛び散りや、定着不良を防止することを目的とする。一方、ハーフトーンの階調制御は、非線形的な入出力特性によって、入力画像信号に対して出力濃度がずれて自然な画像が形成できないことを防止することを目的としている。
以下、本実施形態の光学センサ27の詳細について、図1(A)を用いて説明する。図1(A)は光学センサ27と検出画像40との関係を示す斜視図である。なお、図1(A)に示す検出画像40は、中間転写ベルト8の移動方向とは直交する方向のトナーによる1本のラインを含むトナー像である。なお、以下の実施形態では1本のラインを実線として説明するが、破線や点線等、途切れたラインであっても良い。本実施形態による光学センサ27は、パッケージ基板271の上に配置された発光素子272と受光素子277と、処理回路275と、遮光壁276と、を有している。色ずれ及び濃度検出で使用される通常の発光素子は、発光素子からフレアに拡散した光を集めるために、素子内に反射板が設けられている。砲弾型の発光素子の場合、集光レンズも構成されている。これに対し、本実施形態の光学センサ27では、反射板や集光レンズを設けずにLEDチップのみを配置することで点光源の発散光束を照射する。受光側に関しても、集光レンズ等は用いず、例えば受光量に応じた電流を出力するフォトダイオードで構成する。つまり、中間転写ベルト8での反射光は、光を絞るため又は集光するための光学部材を経?することなく受光素子277に入射する。処理回路275は、光照射を行う発光素子272の制御と、受光素子277で検出した信号の処理を行い、処理した信号をマイクロコントローラ26に出力する。なお、光学センサ27は、樹脂及びガラスによってパッケージングされている。遮光壁276は、発光素子272の照射光が、直接、受光素子277に迷光として入射することや、パッケージの界面による反射による光が受光素子277に入射することを防ぐために設けている。
画像形成装置は、中間転写ベルト8及び中間転写ベルト上に形成した検出画像40に対して、発光素子272より光を照射し、それらからの反射光を受光素子277で受光することで色ずれや、濃度を検出する。基本的には、各色の検出画像40の相対的な通過タイミングを検出することにより色ずれ量を求め、中間調で形成された検出画像40からの平均光量を検出することによりトナー濃度を判定する。色ずれ及び濃度は、中間転写ベルト8からの正反射光成分をモニタすることによって検出される。本実施形態の画像形成装置は、4色のトナーを使用しているが、トナーの色によって、光の吸収・反射特性が異なる。例えば、赤外光の場合、ブラックのトナーは光をほぼ吸収し、その他の色のトナーは、光を散乱反射する。赤色光の場合、ブラック及びシアンのトナーは光をほぼ吸収し、他の色のトナーは、光を散乱反射する。
つまり、散乱反射光量が多いトナーと、散乱反射光量が少ない又は殆ど生じないトナーが混在している状態において、検出画像40による散乱光成分を除去する処理を行う必要がある。このため、従来の色ずれ濃度制御においては、光学センサに絞り機構を設けて散乱反射光成分のみを検出するための受光素子を別途設けていた。しかし、本実施形態の光学センサ27は、絞り機構を設けずに検出画像40よる散乱反射光成分を除去する。絞り機構を設けないため、本実施形態の光学センサ27は、従来と比較して、数分の1のサイズに小型化することが可能となる。
以下では、中間転写ベルト8及び中間転写ベルト上の検出画像40からの反射光の状態について図1(B)及び図1(C)を用いて詳しく説明する。図1(B)は、図1(A)のX軸方向から見た図であり、中間転写ベルト8は図の奥側から手前側に進む。図1(C)は、図1(A)のY軸方向から見た図であり、中間転写ベルト8は図の白抜きの矢印方向に進む。中間転写ベルト8の表面では、発光素子272から照射された光は、主に、正反射し、受光素子277が検出する。この正反射光を実線矢印で示す。なお、図1(B)に示すように、受光素子277に入射する反射光の幅は、発光素子272が点発光源であり、且つ、中間転写ベルト8への入射光と反射光の光路長が同一となる配置関係である場合において、中間転写ベルトでの長さの2倍となる。一方、中間転写ベルト8に形成した検出画像40のトナーによるラインでは、発光素子272から照射された光は、主に、散乱反射する。この散乱反射光を破線矢印で示す。なお、散乱反射について、発光素子272から検出画像40への照射光は図が煩雑となるため記載を省略し、受光素子277で検出される散乱反射光成分に関しても、図面が煩雑となるため破線矢印?短く表記している。
例えば、発光素子272と受光素子277との配置距離は、1〜2mm程度に、そして、光学センサ27と中間転写ベルト8との距離(以下、ギャップ距離と称す)は、1〜5mm程度とすることができる。しかしながら、本発明はこれら値に限定されず、他の値を使用することもできる。
次に、トナーによる散乱反射光の検出について詳しく説明する。図3(A)は図1(C)で示した中間転写ベルト8上の検出画像40からの散乱反射光をより詳細に示したものである。検出画像40のラインでは照射光は様々な方向に反射され、光学センサ27と中間転写ベルト8との距離によってその検出特性は変化する。図3(A)では、2つのギャップ距離Gap1と、Gap4を示している。なお、ここでは、ギャップ距離Gap1を1mmとし、ギャップGap4を4mmとしている。また、符号272g1は、ギャップ距離Gap1のときの発光素子であり、符号272g2は、ギャップ距離Gap4のときの発光素子である。図3(B)及び(C)は、中間転写ベルト8を回転駆動させて、検出画像40を発光素子272の照射領域を通過させたときに受光素子277が受光する散乱反射光量を示している。なお、図3(B)及び(C)の+Lp3〜-Lp3は、図3(D)に示す発光素子272と、検出画像40との配置距離を示している。図3(B)に示す様に、ギャップ距離Gap1では、配置距離が凡そ+Lp1〜―Lp1の間で散乱反射光が検出された。一方、図3(C)に示す様に、ギャップ距離Gap4では、配置距離が凡そ+Lp3〜―Lp3の間で散乱反射光が検出された。配置距離が0であるLp0において、Gap4での散乱反射光量は、Gap1のときよりも大きく低下した。つまり、光学センサ27と中間転写ベルト8とのギャップ距離が大きくなるほど、検出画像40による散乱反射光量は低下するが、より遠くの検出画像40での散乱反射光が検出されることが分かる。
次に、正反射光の検出について詳しく説明する。図4(A)は図1(C)で示した中間転写ベルト8からの正反射光をより詳細に示したものである。なお、図4(A)に示す2つのギャップ距離は、図3(A)に示す散乱反射光の場合と同様である。図4(B)及び(C)は、中間転写ベルト8を回転駆動させて、検出画像40を発光素子272の照射領域を通過させたときに受光素子277が受光する正反射光量を示している。なお、図4(B)及び(C)の+Lp3〜−Lp3は、図3(D)に示す配置距離である。図4(B)及び(C)に示す様に、両ギャップ距離Gap1、Gap4において、配置距離Lp0付近で正反射光の低下が検出された。しかしながら、散乱反射光のようにギャップ距離に依存する、検出可能な範囲の拡がりは生じなかった。なお、配置距離Lp0における正反射光の低下は、検出画像40が通過する際において照射光が吸収又は散乱反射されるために生じるものである。
以上、中間転写ベルト8及びその上に形成された検出画像40からの散乱反射光と正反射光は、光学センサ27と検出画像40との配置距離に依存して変化する。さらに、散乱反射光はギャップ距離による影響を受け、正反射光はギャップ距離による影響を受け難い。
続いて、1本のラインを含む検出画像40を光学センサ27で検出した波形(散乱反射光と正反射光が合算された波形)について、図5を用いて説明する。図5(A)は散乱反射光量が多いトナーで検出画像40を形成したときの、配置距離と受光素子277の受光量との関係を示している。なお、配置距離とは、図3(D)に示す距離Lpのことである。なお、ここでは、ラインの副走査方向、つまり中間転写ベルト8の表面の移動方向の長さを600dpiで48ドットとした。図5(B)は散乱反射が極めて少ない、例えば、ブラックのトナーで検出画像40を形成したときの、配置距離と受光素子277の総受光量との関係を示している。図5(A)及び(B)には、それぞれの場合における散乱反射光と正反射光の受光量も示している。図5(A)の検出画像40は、図5(B)の検出画像40より散乱反射が大きいため、受光素子277の総受光量は、図5(B)と比較して散乱反射光の影響が大きくでている。なお、図5(A)及び(B)に示す波形は、検出画像40のラインの幅の大きさによって変化する。
図6(A)はギャップ距離を1mmとし、光学センサ27の検出領域内において検出画像40を移動させたときの光学センサ27の総受光量を示す波形である。なお、検出画像40には、散乱反射光量の多い色のトナーを使用し、その副走査方向の幅を6ドットから500ドットまで変化させた。図6(B)は、図6(A)の正反射光成分を、図6(C)は、図6(A)の散乱反射光成分を示している。なお、各波形の下に示す位置l0は、配置距離が0であるときに対応する。図6(B)より、正反射光の場合、検出画像40のライン幅が大きくなると、受光する正反射光量が減少する範囲が長くなるが、それ以外の受光量には大きな変化が無いことが分かる。なお、図6(A)〜(C)に示すSb1は、中間転写ベルト8自体の表面からの反射光量と同じ又は略同じである。一方、散乱反射光の場合は、検出画像40のライン幅が大きくなると、受光量も大きくなり、検出画像40のライン幅が凡そ200ドットになるとその振幅は飽和する。その後は、検出画像40のライン幅を大きくしても受光量の最大値は変化せず、最大値が長く継続することになる。なお、最大値の継続が長くなることは、受光素子277においては、そ?最大値での検出時間が長くなることに相当する。よって、散乱反射光については、所定のライン幅までは最大値も変化するが、所定のライン幅を超えると、受光量の最大値は変化しなくなる。図6(A)、(B)及び(C)の波形を取得した条件のうち、ギャップ距離のみを1mmから4mmに変更したときの波形を図7(A)、(B)及び(C)に示す。図7(A)〜(C)のSb4は、中間転写ベルト8の表面からの正反射光量に対応する。図7(C)から、ギャップ距離を大きくすると、より遠くの検出画像40からの散乱反射光を検出できることが分かる。また、検出画像40のライン幅が小さい間は、ギャップ距離が小さいときより散乱反射光量の最大値も小さくなるが、散乱反射光量が飽和する程度のライン幅となると、ギャップ距離による散乱反射光量の差異はかなり小さくなることが分かる。一方、正反射光についてはギャップ距離を大きくすると、単に、受光量が小さくなる。よって、ギャップ距離を大きくし、検出画像40のライン幅を大きくすると、総受光量に占める散乱反射光成分の比率が大きくなる。
続いて、図2に示す複数のラインを含む縞状の検出画像40を形成したときの光学センサ27の検出波形について説明する。なお、以下の実施形態では各ラインを実線として説明するが、破線や点線等、途切れたラインであっても良い。図8は、縞状の検出画像40を、発光素子272の照射範囲を通過させたときの受光素子277の総受光量の時間変化を示している。なお、検出画像40の副走査方向の長さは、凡そ100mmとし、ライン幅と、ライン間の領域(以後、スペースと呼ぶ。)の幅をそれぞれ変更した計8個の波形を示している。なお、波形(a)〜(h)では、ライン幅より、スペース幅を2ドット大きくしているが、これは、実際に形成される検出画像40のライン幅とスペース幅を略等しくするためである。なお、波形(a)から(h)には、信号波形と、検出画像40のライン幅及びスペース幅との関係の理解のため検出画像40のラインを信号波形の下部に表示している。
複数のラインを有する検出画像40では、各ラインからの散乱反射光が互いに干渉する。ラインのピッチが大きいと、散乱反射光は互いに干渉しても均一な状態とはならず、受光量が振動する。例えば、波形(f)で示すラインのピッチよりも粗いピッチの場合には、散乱反射光の受光量の変動が非常に大きくなる。なお、ここで、ラインのピッチとは、隣接するラインの中心間の距離であり、ライン幅とスペース幅の合計に等しい。さらに、波形(h)で示すラインのピッチでは、隣接するラインからの散乱反射光の影響はほとんど受けなくなる。逆に、波形(c)で示すラインのピッチよりも狭いピッチでは、散乱反射光量は、ほぼ均一となる。なお、この受光する散乱反射光量の変動は、スペース幅に主に依存し、ライン幅が12ドットであっても、スペース幅を30ドットとすれば、散乱反射光量はラインのピッチの周期で振動する。つまり、ギャップ距離を1mmとすると、スペース幅をおよそ15ドット以下とすることで、散乱反射光の変動を抑えることができる。例えば、本実施形態においては、検出画像40からの散乱反射光の変動が所定量以内となる様にスペース幅を設定する。より具体的には、図8の散乱反射光?振動しているところの極大値と極小値の差が所定量以内となる様にスペース幅を設定する。これにより、総受光量の内の散乱反射光成分は略一定となり、総受光量の振動は、検出画像40のラインによる正反射成分の減衰によるものが支配的となり、散乱反射光成分の除去が容易になる。
尚、図8で示したラインは、濃度がほぼ100%となる状態で形成された例で説明をしたものである。濃度を検出する際には、このラインが中間調濃度で形成されることになる。この場合、散乱反射光成分はラインのピッチの周期で振動するものの、濃度100%の時よりもその振動振幅値は小さくなる。例えば、濃度0%であれば散乱反射光成分の振動振幅は0であり、濃度100%であれば、図8で示したものとなり、濃度が中間調であればその間の振動振幅になる。つまり、濃度100%の条件時に、散乱反射光成分が略一定となる条件で複数のラインが形成されていれば、濃度が中間調のときも散乱反射光成分は略一定となる。
図9は、図8の波形を取得した条件の内、ギャップ距離のみを1mmから4mmに変更したときの波形である。ギャップ距離を4mmとすると、スペース幅をおよそ40ドット以下とすることで、散乱反射光量を均一にすることができる。図8及び図9から、散乱反射光成分の変動を所定量以内とするための条件はギャップ距離に依存し、ギャップ距離を長くするほど、散乱反射光成分を均一にするスペース幅が大きくなる。しかしながら、ギャップ距離を長くすると、正反射光の信号レベルが著しく低下する。
なお、本実施形態の光学センサ27には光の絞り構成が存在しないため、様々な角度からの散乱反射光を受光し、その検出範囲が広いことを先に説明した。図6及び7を用いて説明した様に、この特性により、ギャップ距離とライン幅によっては、正反射光よりも散乱反射光量が大きくなる。この散乱反射光の検出特性により、複数のラインを含む検出画像40からの散乱反射光成分が略一定となる条件を作り出すことが可能となる。一方、光の絞り機構のある従来の光学センサでは、一部の角度からの散乱反射光のみを検出することになるため、散乱反射光は正反射光量の数%程度となる。この散乱反射光の検出特性により、従来の光学センサでは、同様の方法で散乱反射光成分を除去しようとしても、散乱反射光が均一とならないため、同様の結果を得ることはできない。検出した散乱反射光が均一となるまで検出画像40のラインのピッチを狭くすると、検出信号上で正反射成分も均一な状態となってしまう。
続いて、光学センサ27が検出した総受光量から、トナーによる散乱反射光成分を除去して正反射成分を取り出す方法について、図10から図12を用いて説明する。図10に示す様に、光学センサ27の受光素子277は、総受光量に対応する電流を出力し、処理回路275は、総受光量に対応する電流を電圧に変換し、光検出信号としてエンジン制御部25の信号処理部28に出力する。信号処理部28は、総受光量を示す光検出信号から散乱反射光成分を取り除く散乱光除去部30を備えている。
散乱光除去部30のサンプリング部31は、光検出信号をサンプリングし、移動平均処理部32及び33は、サンプリングされた光検出信号の各区間の移動平均値を算出する。差動処理部34は、移動平均処理部32及び33が算出した移動平均値を差動演算することにより、散乱反射光成分を互いに相殺(キャンセル)して除去又は抑圧した散乱光除去信号を生成する。なお、移動平均処理部32及び33のそれぞれが移動平均値を算出する区間の間隔は、検出画像40のラインのピッチに応じた所定の期間に設定される。例えば、区間の間隔は、図8及び図9にて説明した光検出信号の正反射成分により生じる振動の周期とは異なる期間とすることができる。具体的には、例えば、移動平均処理部32が、図8及び図9に示す総受光量の極大値を含む区間の移動平均を求めている間に、移動平均処理部33が、図8及び図9に示す総受光量の極小値を含む区間の移動平均を求める様に2つの区間の間隔を設定することができる。
なお、図10の構成は、2つの区間の移動平均の差分を求めるものであるが、複数の第1区間の移動平均の合計と、複数の第2の区間の移動平均の合計との差分を求めることもできる。例えば、3つの第1の区間のそれぞれが図8及び図9に示す総受光量の異なる極大値を含む区間の移動平均を求めている間に、3つの第2の区間のそれぞれが総受光量の異なる極小値を含む区間の移動平均を求める様に計6つの区間の間隔を設定することができる。なお、この区間の数量、各区間の長さ、各区間相互の間隔は、上記以外の様々な値に設定することが可能であるが、基本的に中間転写ベルト8に形成する検出画像40の有無や濃度差によるコントラストを検出できる状態に設定する。本実施形態では、最も簡素な構成である区間が2つの場合について例示するが、その他の数であっても良い。さらに、移動平均を求めることなく、光検出信号の振幅そのものを差動処理する形態であっても良い。また、図8、図9に例示した受光量の信号波形は、縞状の検出画像40に応じた周期で大小の振動を繰り返しており、第1の区間と第2の区間は、その信号周期の略半分としたときに、最も大きな信号レベルを検出する。これは、正弦波や矩形波状等のように、1周期360°で振動する信号に対して、0°と180°の位相関係が最も大きい信号レベル差となるためである。なお、0°と360°の位相関係以外であれば信号レベルの差異が存在し利用可能である。
散乱光除去部30から出力された散乱光除去信号は、振幅データ生成部50と、タイミングデータ生成部60とに入力される。振幅データ生成部50の振幅検出部51は、散乱光除去信号の振幅値を検出する。検出された散乱光除去信号の振幅値は、振幅データ管理部52によって、記憶され、検出画像40からの反射光量の強度に相当するデータ、例えば濃度情報として管理される。また、タイミングデータ生成部60のタイミング検出部61は、散乱光除去信号の到達タイミングを検出する。検出されたタイミングデータは、検出画像40の形成位置に相当する位置情報であり、各色の検出画像40に対するタイミングデータの相対関係を管理することで、色ずれ情報として扱うことが可能となる。
図11(A)は、複数のラインを含む検出画像40を検出したときの光検出信号を示している。なお、図11(A)〜(C)は、散乱反射光の多い色のトナーで形成した検出画像40を検出したときの波形(図の左側)と、散乱反射光の少ない色のトナーで形成した検出画像40を検出したときの波形を(図の右側)それぞれ示している。なお、検出画像40のライン幅及びスペース幅はそれぞれ、36ドット及び38ドットとし、ギャップ距離は4mmとした。つまり、光検出信号における散乱反射光成分の振動が、所定量内となる様にライン間の距離と、ギャップ距離を設定した。図11(A)に示す様に、散乱反射が多い色のトナーでは、散乱反射光の影響により光検出信号の波形全体が持ち上がり、散乱反射が少ない色では、検出画像40が通過するときのみ照射光が吸収されて、信号レベルが減衰する波形となる。図11(A)の区間1及び区間2は、それぞれ、移動平均処理部32及び33が処理する区間に相当する。この区間1と区間2の移動平均値を差動演算した信号波形が図11(B)である。図11(B)の信号においては、散乱反射光成分が除去又は低減されている。図11(C)は、散乱光除去信号から抽出?た振幅データを波形イメージで示したものであり、中間調濃度の画像のときには、濃度に応じてこの振幅データが上下する。そして、トナーの散乱反射の有無に関わらず、同処理によって各色の検出画像40の濃度を検出することができるという利点がある。
図12(A)は、1本のラインを含む検出画像40を使用したときの光検出信号を示している。なお、図11(A)と同様に、散乱反射が多い色と、少ない色のそれぞれについての波形を示している。1本のラインを含む検出画像40は、例えば、色ずれ量の検出に使用することができる。なお、図12(A)及び(B)では、ライン幅を12ドットとし、ギャップ距離を4mmとした。
図12(A)に示す様に、散乱反射が生じる色のトナーでは、散乱反射光の影響により波形全体が持ち上がり、散乱反射が生じない色のトナーでは、検出画像40が通過するときのみ正反射光が吸収されて信号レベルが減衰している。図12(A)の区間1及び区間2は、それぞれ、移動平均処理部32及び33が処理する区間に相当する。この区間1と区間2の移動平均値を差動演算した信号波形が図12(B)である。図12(B)の信号では散乱反射光成分がほぼ除去されており、トナーの散乱反射の大小に関わらず、同様の波形信号レベルに補正される。図11の場合と違い、図12では単一ラインの検出画像40であるため、検出画像40の通過前後では散乱反射光成分は均一ではなく、よって、散乱光除去信号には若干の散乱光成分が残存する。しかし、色ずれ補正は、検出画像40の通過タイミングが検出目的であるため支障にはならない。また、図6及び図7を用いて説明した様に、ギャップ距離により散乱反射光の時間変化を穏やかにすることができる。よって、2つの区間を適切に設定することにより、2つの区間における散乱反射光の差が所定量以内にすることができる。さらに、この散乱反射光の残存成分が支障に?らないようにするために、散乱反射光が検出される時間の長さに対して、検出画像が通過する時間の長さが十分に小さくなるようなライン幅にすることができる。図12(B)の波形を所定の閾値と比較してタイミングデータを生成することによって、各色の検出画像40の到達タイミングを検出することが可能となる。なお、図12(B)に示す波形は、濃度の検出に使用することもできる。
以上、1つ以上のラインを含む検出画像40を中間転写ベルト8に形成し、中間転写ベルト8からの反射光を光学センサ27で検出し、検出した反射光の1つ以上の位置からの値を差動演算することにより、反射光からトナーによる散乱反射光成分を除去することができる。さらに、散乱反射光を除去した信号の振幅値情報及びタイミング情報を用いることにより、各色のトナー像の濃度情報及び色ずれ情報を検出することが可能となる。そして、濃度情報を、各バイアスの電圧条件やレーザ光のパワーといったプロセス形成条件にフィードバックすることによって各色の最大濃度やハーフトーン階調特性が補正される。また、色ずれ情報に基づき、主走査及び副走査方向の書き出し位置や画像クロックを色毎に調整することにより色ずれが補正される。なお、上述した様に、ラインは実線のみならず、破線や点線等の途切れたラインを含むものである。また、上述した実施形態では、検出画像40のラインは、中間転写ベルト8の移動方向に直交する方向であるものとしたが、例えば、直交する方向に対して斜めに引いたラインであっても良い。つまり、検出画像40は、中間転写ベルト8の移動方向において、トナー量(現像剤量)が?則的に変化する画像であれば良く、検出画像40の移動方向とは異なる方向のラインを含むものとすることができる。
また、本実施形態の光学センサ27は、光の絞り機構がない構成であるため、従来の数分の1の大きさに小型化することができ、かつ、検出画像40からの散乱光成分を高精度に除去した信号を生成することが可能となる。さらに、絞り機構が存在しないため、製造上のばらつきによる問題を生じさせずに、検出の分解能を高くすることが可能となる。さらに、検出の分解能が高いために、色ずれや濃度検出に使用する画像のサイズを小さくすることが可能となる。
なお、本実施形態の光学センサ27及び信号処理部28は、移動平均を求める区間数、区間長、各区間の間隔等を自在に設定することが容易であるという利点がある。また、本実施形態では、対向部材である中間転写ベルト8での同じ角度からの反射光を差動演算する。したがって、対向部材が曲面形状であっても、対向形状が曲面であることによって生じる反射光の補正処理等の必要は殆どない。よって、画像形成装置における光学センサ27の配置の自由度が高くなるという利点を有する。さらに、サンプリングして蓄積したデータの差動演算を行うため、差動演算する中間転写ベルト8の各領域を、光学センサ27の大きさに左右されることなく自在に設定できるという利点を有する。また、サンプリングのレートを検出画像40のラインのピッチに合わせることも容易である。
<第二実施形態>
第一実施形態では、点光源から照射した発散光束の反射光を単一の受光素子を用いて検出していた。本実施形態では、複数の受光素子(受光部)を含む受光素子アレイを用いる。以下、本実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。
図14の(A)、(B)及び(C)は、単一の受光素子277を用いる第一実施形態での散乱光成分の除去の説明図である。なお、発光素子272からの照射光については、図が煩雑となるためその記載を省略している。図14(A)は、中間転写ベルト8のB3と示した領域からの正反射光を受光素子277が受光している状態である。受光素子277は、領域B2にある検出画像40のラインからの散乱反射光も受光する。その後、中間転写ベルト8が回転駆動され、受光素子277への正反射光の反射位置に検出画像40のラインが到達した状態が図14(B)である。受光素子277は正反射光を殆ど受光せず、領域B2のラインからの散乱反射光を受光する。図14(C)は、さらに中間転写ベルト8が回転駆動され、受光素子277が領域B1からの正反射光を受光している状態である。また、受光素子277は、領域B2のラインからの散乱反射光も受光する。つまり、散乱反射光は図14(A)〜(C)の何れの状態においても受光しているが、正反射光については、図14(B)の状態では殆ど受光していない。従って、第一実施形態で説明したように、この散乱反射光が均一な状態となるように、縞状の検出画像?0を形成し、受光素子277が出力する光検出信号の異なる位置の値を差動演算することによって、散乱反射光を取り除いた信号を生成できる。
図14(D)及び(E)は、本実施形態による受光素子アレイ280を用いた散乱光成分の除去の説明図である。本実施形態では、説明の便宜上、最も簡素である受光素子が2つの場合について説明するが、受光素子の数を3以上とすることもできる。なお、発光素子272からの照射光については、図が煩雑となるためその記載を一部省略する。図14(D)は、中間転写ベルト8のB3と示した領域からの正反射光を受光素子282が受光し、もう一方の受光素子281は、検出画像40のラインの存在により正反射光を殆ど受光していない状態である。その後、中間転写ベルト8の表面が移動し、受光素子282への正反射光の反射位置に検出画像40のラインが到達した状態が図14(E)である。よって、受光素子282は正反射光を殆ど受光していない。しかし、図14(E)の状態において、受光素子281は、領域B1からの正反射光を受光する。なお、検出画像40のラインでの散乱反射光については、図14(D)及び図14(E)の両方の状態において、受光素子281及び受光素子282の両方が受光している。従って、この受光素子281、受光素子282の各受光素子によって同時間に検出した各検出値?リアルタイムに差動演算することにより、検出画像40からの散乱反射光を取り除いた信号を生成することが可能となる。
図13に示す様に、本実施形態における光学センサ27は、受光素子アレイ280を含み、受光素子アレイ280は、受光素子281、282を含んでいる。各受光素子281及び282が出力する受光量に応じた信号は、それぞれ、処理回路275の検出回路273及び検出回路274によって光検出信号に変換され、差動処理部290に出力される。なお、本実施形態では、受光素子281と受光素子282それぞれを単一の受光素子としている。しかしながら、各受光素子の副走査方向の幅をさらに微細化し、受光素子281と受光素子282の各微細化された複数の領域を交互に配置し、交互配置された各微細領域からの合算を検出回路273と検出回路274にそれぞれ出力する構成とすることもできる。つまり、第1の受光素子と第2の受光素子を副走査方向に交互に配置し、第1の受光素子の総受光量に対応する信号と、第2の受光素子の総受光量に対応する信号をそれぞれ検出回路273と検出回路274に出力する構成とすることができる。この構成により高い分解能で位置又は濃度情報を検出することができる。差動処理部290では、入力された光検出信号を差動処理することにより散乱反射光成分を除去した?号を生成する。本実施形態では、複数の各受光素子の配置距離については検出画像40のラインのピッチにより決定される。具体的には、例えば、複数の第1の受光素子のそれぞれが受光する受光量は、複数のラインにより、図11(A)に示す様に振動するものであるが、その位相が同相となる様な間隔で配置する。同様に、複数の第2の受光素子が受光する受光量は、複数のラインにより振動するものであるが、その位相が同相となる様な間隔で配置する。しかし、第1の受光素子と第2の受光素子の受光量の振動は同相とはならない様に、例えば、逆相となる様に配置する。なお、受光素子の数量、各受光素子長、各受光素子間相互の配置距離は、様々に設定することが可能であるが、基本的に中間転写ベルト8上に形成されるトナーパッチ40の有無や濃度差によるコントラストを検出できる値とする。
以下、信号処理部28では、第一実施形態と同様に、トナーからの散乱反射光を除去した散乱光除去信号の振幅値情報及びタイミング情報用いることにより、各色のトナーの濃度及び位置情報を検出する。本実施形態は、検出画像40及び中間転写ベルト8表面について、副走査方向の異なる位置からの正反射光成分を、異なる受光素子で同時に受光して差動処理することで濃度又は位置情報を検出するものである。そのため、信号処理等に関して、簡素な構成とすることができる利点がある。また、リアルタイムに検出画像40からの散乱反射光を取り除いた信号を監視できる利点を有する。
なお、第一実施形態は、1つの受光素子を使用して検出した受光量の時間変化を示す信号の異なる時間位置の差動処理を行うものであった。これは、検出画像40が発光素子272の照射領域を通過する際、検出画像40及びその周囲の中間転写ベルト8表面の異なる位置からの正反射光成分を含む反射光量の差分を取るものである。例えば、第一実施形態で検出信号の第1の時間位置と、第1の時間位置より後の第2の時間位置との差動処理を行うものとする。なお、第1の時間において受光素子277への正反射光の反射位置である検出画像40上の位置を第1の位置とし、第2の時間において受光素子277への正反射光の反射位置である検出画像40又は中間転写ベルト8表面の位置を第2の位置とする。この場合、第1の位置と第2の位置との距離は、中間転写ベルト8の表面の移動速度に第1の時間と第2の時間との差分を乗じた値に等しい。よって、第1の時間位置と第2の時間位置の差動処理を行うことは、受光素子277が第1の位置から正反射光を受光しているときの総受光量と、受光素子277が第2の位置から正反射光を受光しているときの総受光量との差動処理を行うことに相当する。なお、ここで、正反射?成分を含む反射光量とは、検出画像40のスペースや中間転写ベルト8表面からの強い正反射光を受光している状態のみならず、ラインにより散乱反射されて、正反射光成分が零や大変少なくなっている状態をも含んでいるものとする。
また、第二実施形態は、複数、例えば、2つの受光素子を使用し、それぞれの受光素子で検出した受光量の時間変化を示す信号の同じ時間位置の差動処理を行うものであった。受光素子の配置位置同じにはなり得ず、異なるものであるため、これは、検出画像40及びその前後の中間転写ベルト8表面の異なる位置からの正反射光成分を含む反射光量の差分を取るものである。例えば、第二実施形態で第1の受光部と第2の受光部の2つの受光部を副走査方向に配置し、第1の受光部が第1の検出信号を出力し、第2の受光部が第2の検出信号を出力するものとする。第1の受光部が検出画像40の第1の位置から正反射光を受光している第1の時間において、第2の受光部への正反射光の反射位置となる検出画像40又は中間転写ベルト8の表面上の位置を第2の位置とする。この場合、第1の位置と第2の位置の距離は、第1の受光部と第2の受光部との距離に応じた距離となる。例えば、図14(D)の様に2つの受光部を配置すると、第1の位置と第2の位置との距離は、第1の受光部と第2の受光部との距離の半分である。この場合、第1の検出信号及び第2の検出信号の第1の時間位置の値の差動処理を行うことは、第1?受光部が第1の位置から正反射光を受光し、第2の受光部が第2の位置から正反射光を受光しているときの各受光量の差動処理を行うことに相当する。つまり、第一実施形態と第二実施形態は、共に、検出画像40及びその前後の中間転写ベルト8表面の異なる位置からの正反射光成分を含む反射光量の差分を取るものである。
なお、受光素子の受光領域は主走査方向の線でなく、副走査方向においてもある幅があるため、受光素子は、検出画像40及び中間転写ベルト8の副走査方向のある幅からの正反射光を同時に受光する。これは、副走査方向の受光量の平均値を求めていることに相当する。つまり、第一実施形態では区間の平均値を求めて差動処理を行っていたが、第一実施形態における区間の幅は、第二実施形態における受光素子の受光領域の副走査方向の長さに相当する。そして、第一実施形態における差動処理を行う2つの区間の区間間隔は、第二実施形態においては、2つの受光素子の副走査方向における配置間隔に相当する。
なお、第一実施形態では、1つの受光素子を使用して検出した受光量の時間変化を示す信号の異なる時間位置の差動処理を行う。ここで、光学センサ27が、中間転写ベルト8の表面が真っ直ぐな平面領域に対向するのではなく、曲面となった曲面領域に対向して設けられているものとする。この場合、第二実施形態の様に、複数の受光素子の受光量の差動処理を行う構成では、中間転写ベルト8の表面と各受光素子との距離は、受光素子毎に異なり、よって、受光素子での正反射光の広がり具合も、受光素子毎に異なることになる。よって、第二実施形態の構成では、対向面が平面である場合と比較して、対向面が曲面の場合、その検出精度が劣化し得る。これに対して、第一実施形態では、1つの受光素子を使用するのみであるので、対向面が曲面であっても検出精度が劣化することはない。
<その他の実施形態>
なお、画像形成装置を例にして本発明を説明したが、画像形成装置等に実装され得る検出装置として実装することも可能である。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (24)

  1. 像担持体と、
    現像剤からなる検出画像を前記像担持体に形成する形成手段と、
    前記検出画像が形成された像担持体に向けて発散する光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた検出信号を出力する受光手段と、
    前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段による照射領域を通過する間に、前記検出画像が形成された第1の位置からの反射光の受光量に応じた検出信号の値と、前記第1の位置とは異なる第2の位置であって、前記第1の位置に形成された検出画像と同色で同濃度の検出画像が形成されていない前記第2の位置からの反射光の受光量に応じた検出信号の値との差に応じた、散乱反射光成分を除いた信号に基づき前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出する検出手段と、
    を備え
    前記検出画像は、前記検出画像の移動方向において現像剤量が変化し、
    前記検出画像の移動による、前記受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記受光手段との距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、所定の期間だけ離れた2つの時間位置に応じた検出信号の値の差動処理を行うことで前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段は、所定の期間だけ離れた2つの区間に応じた検出信号のそれぞれの平均値の差動処理を行うことで前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出手段は、複数の時間位置に応じた検出信号の値の合計と、該複数の時間位置のそれぞれから所定の期間だけ離れた複数の時間位置に応じた検出信号の値の合計との差動処理を行うことで前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出手段は、複数の区間に応じた検出信号のそれぞれの平均値の合計と、該複数の区間のそれぞれから所定の期間だけ離れた複数の区間に応じた検出信号のそれぞれの平均値の合計との差動処理を行うことで前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 記所定の期間は、前記検出画像が移動することで、前記検出画像の現像剤量の変化により前記検出信号に生じる振動の周期とは異なる期間であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記所定の期間は、前記振動の周期の略半分の期間であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体の前記光照射手段による照射領域は曲面であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記受光手段は、1つ以上の第1の受光部と1つ以上の第2の受光部を備えており、
    前記検出手段は、前記1つ以上の第1の受光部のそれぞれが出力する第1の検出信号の値の和と、前記1つ以上の第2の受光部のそれぞれが出力する第2の検出信号の値の和との差動処理を行うことで前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 記検出画像が移動することで、前記検出画像の現像剤量の変化により前記第1の検出信号及び前記第2の検出信号には振動が生じ、
    前記第1の検出信号と前記第2の検出信号の振動の位相が異なる様に、前記第1の受光部と前記第2の受光部は配置されていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記受光手段は、複数の第1の受光部と複数の第2の受光部を備えており、
    前記複数の第1の受光部のそれぞれが出力する第1の検出信号の位相が同相となり、前記複数の第2の受光部のそれぞれが出力する第2の検出信号の位相が同相となる様に、前記複数の第1の受光部と前記複数の第2の受光部は配置されていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 記検出画像の移動による、前記第1の受光部及び前記第2の受光部が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記受光手段との距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする請求項から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 像担持体と、
    現像剤からなる検出画像を前記像担持体に形成する形成手段と、
    前記検出画像が形成された像担持体に向けて発散する光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた検出信号を出力する受光手段と、
    前記像担持体に形成された前記検出画像が前記光照射手段による照射領域を通過する間に検出される、1つ以上の第1の時間位置に応じた検出信号の値の和と、前記第1の時間位置とは所定の期間だけ離れた1つ以上の第2の時間位置に応じた検出信号の値の和との差に応じた信号に基づき、前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記1つ以上の第2の時間位置に応じた検出信号は、前記1つ以上の第1の時間位置に応じた検出信号に対応する反射位置に形成された検出画像とは、同色で同濃度の検出画像が形成されていない位置からの反射光に対応し、
    前記検出画像は、前記検出画像の移動方向において現像剤量が変化し、
    前記検出画像の移動による、前記受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記受光手段との距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記第1の時間位置に応じた検出信号の値は、第1の区間の平均値であり、前記第2の時間位置に応じた検出信号の値は、前記第1の区間から前記所定の期間だけ離れた第2の区間の平均値であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記検出画像は、前記検出画像の移動方向とは異なる方向の複数のラインを含み、
    前記所定の期間は、前記検出画像の前記複数のラインが移動することにより前記検出信号に生じる振動の周期とは異なる期間であることを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装置。
  16. 前記検出画像は、前記検出画像の移動方向とは異なる方向の複数のラインを含み、
    前記複数のラインの間隔は、前記検出画像の移動による、前記受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の変動が所定量以内となる間隔であることを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 像担持体と、
    現像剤からなる検出画像を前記像担持体に形成する形成手段と、
    前記検出画像が形成された像担持体に向けて発散する光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた第1の検出信号を出力する1つ以上の第1の受光手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた第2の検出信号を出力する1つ以上の第2の受光手段と、
    前記像担持体に形成された前記検出画像が前記光照射手段による照射領域を通過する間に、前記第1の受光手段から出力される前記第1の検出信号の値の和と、前記第2の受光手段から出力される前記第2の検出信号の値の和との差に応じた信号に基づき、前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出する検出手段と、
    を備え
    前記検出画像は、前記検出画像の移動方向において現像剤量が変化し、
    前記検出画像の移動による、前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段それぞれとの距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする画像形成装置
  18. 前記形成手段は、前記像担持体の移動方向とは直交する方向の複数の現像剤によるラインを含む検出画像を前記像担持体に形成し、
    前記1つ以上の第1の受光手段それぞれの受光領域の前記移動方向の長さは、前記検出画像のラインの前記移動方向の長さだけ離れた前記像担持体の位置で正反射した光の前記1つ以上の第1の受光手段が配置されている位置での前記移動方向の長さより短く、
    前記1つ以上の第2の受光手段それぞれの受光領域の前記移動方向の長さは、前記検出画像のラインの前記移動方向の長さだけ離れた前記像担持体の位置で正反射した光の前記1つ以上の第2の受光手段が配置されている位置での前記移動方向の長さより短いことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記検出画像は、前記検出画像の移動方向とは異なる方向の複数のラインを含み、
    前記第1の受光手段が出力する第1の検出信号及び前記第2の受光手段が出力する第2の検出信号には、前記検出画像の前記複数のラインが移動することにより振動が生じ、
    前記第1の検出信号と前記第2の検出信号の位相が異なる様に、前記第1の受光手段と前記第2の受光手段は配置されていることを特徴とする請求項17又は18に記載の画像形成装置。
  20. 前記検出画像は、前記検出画像の移動方向とは異なる方向の複数のラインを含み、
    前記複数のラインの間隔は、前記検出画像の移動による、前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の変動が所定量以内となる間隔であることを特徴とする請求項17から19のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  21. 前記位置情報を用いて形成する画像の位置の補正を行う、或いは、前記濃度情報を用いて形成する画像の濃度の補正を行うことを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 現像剤からなる検出画像が形成された像担持体に向けて発散する光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた検出信号を出力する受光手段と、
    前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段による照射領域を通過する間に、前記検出画像が形成された第1の位置からの反射光の受光量に応じた検出信号の値と、前記第1の位置とは異なる第2の位置であって、前記第1の位置に形成された検出画像と同色で同濃度の検出画像が形成されていない前記第2の位置からの反射光の受光量に応じた検出信号の値との差に応じた、散乱反射光成分を除いた信号に基づき前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出する検出手段と、
    を備え
    前記検出画像は、前記検出画像の移動方向において現像剤量が変化し、
    前記検出画像の移動による、前記受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記受光手段との距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする検出装置。
  23. 現像剤からなる検出画像が形成された像担持体に向けて発散する光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた検出信号を出力する受光手段と、
    前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段による照射領域を通過する間に検出される、1つ以上の第1の時間位置に応じた検出信号の値の和と、前記第1の時間位置とは所定の期間だけ離れた1つ以上の第2の時間位置に応じた検出信号の値の和との差に応じた信号に基づき前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記1つ以上の第2の時間位置に応じた検出信号は、前記1つ以上の第1の時間位置に応じた検出信号に対応する反射位置に形成された検出画像とは、同色で同濃度の検出画像が形成されていない位置からの反射光に対応し、
    前記検出画像は、前記検出画像の移動方向において現像剤量が変化し、
    前記検出画像の移動による、前記受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記受光手段との距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする検出装置。
  24. 現像剤からなる検出画像が形成された像担持体に向けて発散する光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた第1の検出信号を出力する1つ以上の第1の受光手段と、
    前記光照射手段が照射した光の反射光を、光を絞るため又は集光するための光学部材を経由することなく受光し、正反射光成分を含む反射光の受光量に応じた第2の検出信号を出力する1つ以上の第2の受光手段と、
    前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段による照射領域を通過する間に、前記第1の受光手段から出力される前記第1の検出信号の値の和と、前記第2の受光手段から出力される前記第2の検出信号の値の和との差に応じた信号に基づき前記検出画像の位置情報または濃度情報を検出する検出手段と、
    を備え
    前記検出画像は、前記検出画像の移動方向において現像剤量が変化し、
    前記検出画像の移動による、前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段が受光する前記検出画像からの散乱反射光量の振動が所定量以内となる様に、前記像担持体と前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段それぞれとの距離と、前記検出画像の現像剤量の変化は設定されていることを特徴とする検出装置。
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