JP5105976B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の複数色の画像形成部を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について、それぞれ、帯電、露光、現像、転写という電子写真プロセスを経て画像を形成し、それぞれの色を重ね合わせてカラー画像を得るタンデム方式のものがある。
ところで、タンデム方式の画像形成装置は、印字速度が高速である反面、各色の色合わせが難しいという欠点を持つため、始めに色ずれ調整を行っても時間が経つにつれ温度変化などにより微妙な位置ずれが生じ、この位置ずれが各色の色ずれの原因となる。
そこで、近年、中間転写体等に色ずれを検出するための位置検出用パターンを形成し、この位置検出用パターンをCCDラインセンサ等で検出して各色の色ずれを検出する手段を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1)。
また、中間転写体等に形成された2色以上の位置検出用パターンを光センサで検出して各色の色ずれを検出するシステムが提案されている(特許文献2)。
また、中間転写体等に形成された位置検出用パターンをセンサで検出して画像と該画像が転写されるシートとのレジストレーションずれ量を算出して、シートの画像位置を補正することも行なわれている。
特開平6−18796号公報 特開平6−118735号公報
中間転写体に形成された位置検出用パターンを検出するセンサには、主に正反射型の光学センサが用いられている。この反射型センサを用いて位置検出用パターンを精度良く検出するためには、中間転写体は傷が無く、限りなく平らで光を良く反射して正反射光が強く、位置検出用パターンは表面の細かい凹凸によって光を散乱して正反射光が弱いことが求められる。
しかし、中間転写体は、常にシートや画像形成部のドラム等に接しており、細かいキズやトナーの影響によりグロス等の表面状態が変化する。特に、画質向上等のために用いられる弾力性のある中間転写体では、トナーや細かなキズによるグロスの変化が大きい。
一般に、正反射光型の光学センサでは、中間転写体がグロス変化すると、位置検出用パターンの検出精度が低下し、中間転写体と位置検出用パターンとの信号レベルのS/N比が低下する。
また、正反射光型の光学センサでは、位置検出用パターンを形成したときのトナー濃度が変動して、位置検出用パターンの反射率が変化した場合、中間転写体と位置検出用パターンとの出力差が変化し、精度良く位置検出用パターンを検知できないことがある。
そこで、本発明は、位置検出用パターンの検出精度を高めて画像形成部での位置ずれに起因する色ずれや、中間転写体上の画像と該画像が転写されるシートとのレジストレーションずれを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、中間転写体上にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により前記中間転写体上に、前記中間転写体の表面に垂直な方向高さを有する位置検出用のトナー像を形成させるパッチ形成手段と、前記中間転写体に向けて光を照射する発光部と、前記発光部から照射され、前記中間転写体で、又は、前記中間転写体上に形成される前記位置検出用のトナー像で反射される光を受光することで、前記発光部と該発光部からの光が反射される反射面との距離に応じた信号を出力する出力手段と、前記距離が所定の距離よりも短くなったことを示す信号が前記出力手段から出力されることに応じて、前記中間転写体上に形成された前記位置検出用のトナー像が所定の位置に搬送されたことを検出する検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置検出用パターンの検出精度を高めて画像形成部での位置ずれに起因する色ずれや、中間転写体上の画像と該画像が転写されるシートとのレジストレーションずれを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の一例である画像形成装置を説明するための概略断面図である。
本実施形態の画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の感光ドラム2a〜2dの表面に対して、半導体レーザを光源とするレーザ走査ユニット5a〜5dからレーザが照射されてドラム表面に静電潜像が形成される。
感光ドラム2a〜2dの静電潜像は現像器7a〜7dにより現像されてトナー画像となり、各色のトナー画像は、一次転写部6a〜6dで中間転写ベルト(中間転写体)8に順次重ね合わせられる。
中間転写ベルト8は、ローラ10,11,21を介して支持搬送され、中間転写ベルト8に重ね合わせられた各色のトナー画像は、二次転写部22まで搬送されて、該二次転写部22に搬送されてくるシートに4色が一括転写される。なお、符号4a〜4dは、感光ドラム2a〜2dの表面に残留するトナーを除去するクリーナ、符号12は、中間転写ベルト8に残留するトナーを除去するクリーナである。
二次転写部22で4色のトナー画像が一括転写されたシートは、定着器23に搬送されて未定着のトナー画像が熱定着され、その後、排紙ローラ24を介して排紙トレイ25に排出される。
一方、シートは、給紙カセット17もしくは手差しトレイ13等から搬送路に給紙され、静電搬送手段30で横レジ位置を補正され、レジストローラ16でレジタイミングをとりつつ二次転写部22へ搬送される。
その際、給紙カセット17からシートを搬送路に給紙するためのピックアップローラ18,19、縦パスローラ20、レジストローラ16等の用紙搬送部は、高速で安定した搬送動作を実現するため、各々独立したステッピングモーターにより駆動される。
また、手差しトレイ13からシートを搬送路の給紙するためのピックアップローラ14,15等の用紙搬送部についても、同様に、各々独立したステッピングモーターにより駆動される。
また、両面印刷時には、定着器23を通過したシートは、排紙ローラ24から両面反転パス27に導かれた後、逆方向に反転搬送されて両面パス28へ搬送される。両面パス28を通過したシートは再び縦パスローラ20を通って上記同様にして二次転写部22に搬送される。
二次転写部22に搬送されたシートの裏面には、中間転写ベルト8から各色のトナー画像が一括転写され、転写後のシートは定着器23および排紙ローラ24を介して排紙トレイ25に排出される。
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態の一例である画像形成装置1の特徴部分について説明する。
本実施形態の画像形成装置1では、図2の最も右側に位置する感光ドラム2dと中間転写ベルト8の支持ローラ10との間に、測距センサ40を配置している。測距センサ40は、感光ドラム2a〜2dから中間転写ベルト8に転写された色ずれ補正用の位置検出用のパターン41を検出するためのもので、不図示の同期手段により駆動タイミングが制御される。位置検出用パターン41は、各色ごとに感光ドラム2a〜2d等の画像形成部でトナー像として形成されて中間転写ベルト8に転写される。
測距センサ40は、図3に示すように、発光部52および受光部のPSD(Position Sensitive Detector)56を有する。発光部52で発光された光はレンズ53で集光されて発光部52の対向位置にある物体60にあたり、該物体60を反射した光はレンズ54で集光されてPSD56に入射する。
この場合、測距センサ40に対向する物体60の位置により物体60からの反射光路は変化し、物体60が図3の実線の位置にあれば実線の反射光路となり、物体60が図3の破線の位置にある場合は破線の反射光路となる。その結果、物体60と測距センサ40との距離によりPSD56へ入射する反射光の位置が変る。PSD56は入射する光の位置により出力が変化する性質があり、測距センサ40から物体60までの距離の変化によりPSD56の出力電圧に変化が生じ、これにより測距が可能となる。
ところで、測距センサ40を用いて中間転写ベルト8の表面から測距センサ40までの距離を測定する際には、中間転写ベルト8は該中間転写ベルト8を搬送駆動する駆動手段によって常に搬送状態にある。
中間転写ベルト8が搬送されている状態では、中間転写ベルト8にばたつきが生じて測距センサ40と中間転写ベルト8の表面との距離が変化してしまい、正確な距離を測定することができなくなる。
そこで、この中間転写ベルト8のばたつきを防ぐために、発光部52で発光された光がレンズ53を通って中間転写ベルト8に照射される位置のベルト裏面側にバックアップローラ55(図2参照)を配置して、搬送時の中間転写ベルト8のばたつきを押さえる。また、中間転写ベルト8のばたつきが大きい場合には、中間転写ベルト8を押し上げるようにバックアップローラ55を配置することにより、特に図の上方向のばたつきを押さえることができる。
次に、測距センサ40を用いて中間転写ベルト8の位置検出用パターン41の検出例を説明する。
図4は、測距センサ40によって中間転写ベルト8の表面を検出しているときの状態を示す概略図である。
図4に示すように、測距センサ40で中間転写ベルト8を検出しているときは、発光部52で発光した光がレンズ53を通り集光されて対向する中間転写ベルト8の表面に照射され、該表面で反射した反射光は実線の光路でレンズ54を通りPSD56へ入射する。
ここで、測距センサ40から物体60(図3参照)までの距離(μm)と測距センサ40の出力(V)とが図6に示す関係にあるとき、測距センサ40で中間転写ベルト8の表面を検出すると出力値Aが出力される。
図5は、測距センサ40によって中間転写ベルト8の位置検出用パターン41を検出しているときの状態を示す概略図である。
図5に示すように、測距センサ40で位置検出用パターン41を検出するときは、発光部52で発光した光がレンズ53を通り集光されて対向する位置検出用パターン41の表面に照射される。そして、位置検出用パターン41の表面で反射した反射光は実線の光路でレンズ54を通りPSD56へ入射する。なお、図5の破線の光路は中間転写ベルト8の表面を反射したときの光路である。
ここで、測距センサ40から物体60(図3参照)までの距離(μm)と測距センサ40の出力(V)とが図6に示す関係にあるとき、測距センサ40で位置検出用パターン41の表面を検出すると出力値Bが出力される。
そして、測距センサ40が位置検出用パターン41を検出したときに出力される波形は、図7に示す出力波形50(アナログ波形)のようになる。この出力波形50から位置検出用パターン41のエッジを検出するため、しきい値Cにより2値化して出力波形51(デジタル波形)を出力し、この2値化した出力波形51の立ち上がり、立ち下り間の中心を位置検出用パターン41の検出データとして用いる。
ここで、感光ドラム2a〜2d等の画像形成部でトナー像として形成されて中間転写ベルト8に転写される位置検出用パターン41の濃度は前記画像形成部で形成可能な最大濃度とする。その場合、中間転写ベルト8に形成された位置検出用パターン41は図8に示す状態、即ち、最高濃度では位置検出用パターン41はトナー58が2層に並んでいる構造となる。
このときの位置検出用パターン41の高さは約12μmであり、中間転写ベルト8の表面粗さは約2.0μmである。従って、中間転写ベルト8と位置検出用パターン41とでは約10μmの高低差が生じており、位置検出用パターン41の検出精度を十分に高めることができる。
ところで、測距センサ40と中間転写ベルト8との取り付け誤差があるため、中間転写ベルト8の表面と測距センサ40との距離と、位置検出用パターン41と測距センサ40との距離と、を切り分けるためのしきい値Cを一義的に決めることはできない。また、中間転写ベルト8の表面にキズがついている場合等を想定すると、キズと位置検出用パターン41とを誤検知してしまう可能性がある。
そこで、位置検出用パターン41を検出する動作の前に、測距センサ40のしきい値の調整と中間転写ベルト8の表面のキズの検査を行なう必要がある。
図9を参照して、測距センサ40のしきい値の調整シーケンスを説明する。
画像形成装置1が起動した直後に図9に示す調整シーケンスが開始され、まず、中間転写ベルト8の表面から測距センサ40までの距離をあるサンプリング周期で1周分サンプリングする(ステップS902)。そして、ステップS902でサンプリングしたサンプリング値Anの平均値を算出する(ステップS903)。
次に、ステップS904で中間転写ベルト8の表面に位置検出用パターンを形成した後、形成した位置検出用パターン41と測距センサ40との距離をサンプリングしてサンプリング値Bを検出する(ステップS905)。
次に、B−An>(B−Aave)/3となるAnが連続X回以上かどうかを判断する(ステップS906)。ここで、Xは、あるサンプリング周期で位置検出用パターン41の幅(搬送方向の長さ)をサンプリングできる回数である。例えば、位置検出用パターン41が中間転写ベルト8で搬送されるときに測距センサ40を通り過ぎる時間が10msで、サンプリング周期が1msの場合、Xは10となる。
そして、ステップS906でB−An>(B−Aave)/3でなければ、位置検出用パターン41よりも大きなキズや汚れが中間転写ベルト8の表面にあると判断して(ステップS907)、その旨を音声或いは不図示の表示部に表示すること等によりユーザに通知する。ユーザは、中間転写ベルト8のキズや汚れ等を検査して交換、または清掃などを行う。
一方、ステップS906でB−An>(B−Aave)/3であれば、図7の出力波形50を2値化するときのしきい値C=(B−Aave)/2となるように決める(ステップS908)。しきい値Cのレベルはこの値に限らず、画像形成装置の系で適切なレベルを選べばよい。
そして、図7で説明したように、出力波形50をしきい値Cにより2値化して出力波形51(デジタル波形)を出力し、この2値化した出力波形51の立ち上がり、立ち下り間の中心を位置検出用パターン41の位置検出データとして用いる。この位置検出データを基に行なわれる色ずれ補正のシーケンスは公知の方法でどのような方法でもよい。
次に、図12を参照して、本実施形態の画像形成装置1の制御系について説明する。
測距センサ40は、上述したように、中間転写ベルト8の表面に形成した位置検出用パターン41を検出するためのセンサである。測距センサ40からは、中間転写ベルト8の表面あるいは、位置検出用パターン41の測距センサ40からの距離に応じて電圧出力される。
そして、測距センサ40から出力された電圧信号はコンパレータ102やA/Dコンバータ103に入力される。コンパレータ102では、測距センサ40の出力電圧信号が所定のしきい値Cより上回っているか、否かを判断する。
そして、測距センサ40の出力電圧信号が所定のしきい値Cより上回っている場合は、測距センサ40の出力電圧信号(図7の出力波形50(アナログ))をしきい値Cにより2値化してデジタル信号(図7の出力波形(デジタル))を出力する。A/Dコンバータ103では、測距センサ40からのアナログ出力電圧をデジタル信号に変換している。
ASIC104は、デジタル集積回路で、パターン生成部105、パターン読み取り制御部106、レジストレーションずれ算出部107、レジタイミング調整部108、および色ずれ算出・調整部109を備える。
パターン生成部105は、パターン検知制御で生成する位置検出用パターン41の画像データを生成する。パターン読み取り制御部106は、2値化された測距センサ40の出力電圧信号を読み取り、一時的にデータを格納する。色ずれ算出・調整部109は、読み取ったパターンデータに基づいて各色のパターンのタイミングずれを算出・調整する。
CPU204は、制御システムの中枢であり、画像位置補正制御の実行タイミング含め、各種命令をコントロールしている。CPU204の制御は、ROM111に格納されているプログラムデータに基づいて行われる。このプログラムデータには、画像位置補正制御におけるしきい値調整部205が含まれている。
ここで、本実施形態では、コンパレータ(比較手段)102、パターン読み取り制御部106、CPU204、およびしきい値調整部205によって本発明のパターン位置検出手段を構成する。また、本実施形態では、色ずれ算出・調整部109、CPU204によって本発明の色ずれ補正制御手段を構成する。
SRAM112には、しきい値調整部205の制御で、決定した測距センサ40のしきい値Cなどの装置固有のデータが格納される。画像処理制御部202では、CPU204の命令によって各種画像処理制御が実行されて、中間調濃度の調整などが行われる。
また、画像形成装置1には温度や湿度を検出するための環境センサ203が配置されており、環境センサ203のセンサ出力はA/Dコンバータ103によってデジタル信号に変換されて、CPU204に入力される。色ずれは、画像形成装置1の温度や湿度の変化により生じるため、環境センサ203からのデータにより温度や湿度の変化がある一定量を超えたと判断した時点等を画像形成装置1の色ずれ制御サイクルに入る開始条件とすればよい。
ここまでは、測距センサ40で中間転写ベルト8表面の位置検出用パターン41を検出して、色ずれ補正制御を行う例を説明したが、本実施形態では、中間転写ベルト8に転写されたカラー画像と該カラー画像が転写されるシートとの位置合わせ制御も行なう。
即ち、本実施形態では、図2に戻って、二次転写部22とレジストローラ16との間にシートSの先端を検知するシート検知センサ45が配置されている。
また、中間転写ベルト8の支持ローラ10と支持ローラ21との間には、上述した色ずれ補正制御後に、中間転写ベルト8に転写されたカラー画像43の搬送方向前方に形成された画像先端検出用パターン42を検出する光学センサ44が配置される。
この画像先端検出用パターン42は、二次転写部22でカラー画像が転写されるシートの領域外に位置するように中間転写ベルト8に形成される。
光学センサ44は、中間転写ベルト8の表面に向けて光を照射する光源と中間転写ベルト8で反射した反射光を受光する受光センサとを有する正反射型のセンサであり、不図示の同期手段により駆動タイミングが制御される。
そして、光学センサ44で検出した画像先端検出用パターン42の検出タイミングと、シート検知センサ45によるシートの検知タイミングとに基づき、レジストローラ16によるシートSの搬送タイミングおよび搬送速度を不図示の搬送制御手段により制御する。これにより、中間転写ベルト8側のカラー画像43の先端とシートSの先端とが合うようにレジストローラ16によってシートが搬送される。
具体的には、図11を参照して、中間転写ベルト8と共に速度Vdで搬送される画像先端検出用パターン42を光学センサ44で検知してから、レジストローラ16により速度Vuで搬送されるシートSをシート検知センサ45で検知するまでの時間Tppを測定する。ここで、Vu>Vdとする。
時間Tpp測定後、レジストローラ16の減速タイミングである時間Trdを算出する。ここで、Trd=Tpp−Tであり、Tは、光学センサ44およびシート検知センサ8と転写位置との距離、画像先端検出用パターン42とカラー画像43との距離、およびVd,Vuによって決まる定数である。
シート検知センサ45がシートSを検知してから時間Trd後に、レジストローラ16の搬送速度をVuからVdに速度制御することで、二次転写部22で中間転写ベルト8側のカラー画像43をシートSの一定位置に転写することができる。なお、レジストローラ16によるシートSの搬送速度制御はシートSが転写位置(二次転写部22)に達する前に終了する。
次に、中間転写ベルト8への画像先端検出用パターン42の形成方法を説明する。
上述した色ずれ補正制御を行なった後は、色ずれはほぼ解消されるので4色のずれ量は少ない。従って、画像先端検出用パターン42は、色ずれ補正制御後に4色の感光ドラム2a〜2d等の画像形成部により所定のタイミングで中間転写ベルト8に最大濃度で4色重なるように形成する。4色の多層画像形成時には、図10に示すように、中間転写ベルト8の表面にトナー像が8層に重なる。
このときの画像先端検出用パターン42のトナー像の厚みは48μmとなり、中間転写ベルト8の表面粗さ2μmを考慮しても46μmの高低差が生じる。これにより、色ずれ補正で用いた位置検出用パターン41に比べて約4倍のS/N比となり、正反射型の光学センサ44を用いた場合でも、画像先端検出用パターン42の誤検知の可能性が極端に低くなる。この結果、中間転写ベルト8上のカラー画像43と該カラー画像43が転写されるシートSとのレジストレーションずれを低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明の実施の形態の一例である画像形成装置を説明するための概略断面図である。 本発明の実施の形態の一例である画像形成装置の特徴部分を説明するための説明図である。 測距センサを説明するための説明図である。 測距センサによる中間転写ベルトの表面の検出例を説明するための説明図である。 測距センサによる位置検出用パターンの検出例を説明するための説明図である。 測距センサから物体までの距離(μm)と測距センサの出力(V)との関係を示すグラフ図である。 測距センサが位置検出用パターンを検出したときの出力波形の一例を示す図である。 位置検出用パターンのトナーを示す図である。 測距センサのしきい値の調整シーケンスを説明するためのフローチャート図である。 画像先端検出用パターンの形成例を説明するための図である。 光学センサ、シート検知センサ、およびレジストローラのタイミングチャート図である。 本発明の実施の形態の一例である画像形成装置の制御系を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2a〜2d 感光ドラム
5a〜5d レーザ走査ユニット
6a〜6d 一次転写部
7a〜7d 現像器
8 中間転写ベルト(中間転写体)
16 レジストローラ
22 二次転写部
40 測距センサ
41 位置検出用パターン
42 画像先端検出用パターン
44 光学センサ
45 シート検知センサ
52 発光部
56 PSD
102 コンパレータ
103 A/Dコンバータ
104 ASIC
105 パターン生成部
106 パターン読み取り制御部
107 レジストレーションずれ算出部
108 レジタイミング調整部
109 色ずれ算出・調整部
111 ROM
112 SRAM
202 画像処理制御部
203 環境センサ
204 CPU
205 しきい値調整部

Claims (7)

  1. 中間転写体上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により前記中間転写体上に、前記中間転写体の表面に垂直な方向高さを有する位置検出用のトナー像を形成させるパッチ形成手段と、
    前記中間転写体に向けて光を照射する発光部と、
    前記発光部から照射され、前記中間転写体で、又は、前記中間転写体上に形成される前記位置検出用のトナー像で反射される光を受光することで、前記発光部と該発光部からの光が反射される反射面との距離に応じた信号を出力する出力手段と、
    前記距離が所定の距離よりも短くなったことを示す信号が前記出力手段から出力されることに応じて、前記中間転写体上に形成された前記位置検出用のトナー像が所定の位置に搬送されたことを検出する検出手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検出手段は、前記中間転写体上に前記位置検出用のトナー像が形成されていない状態で前記出力手段から出力される信号を前記中間転写体の1周に亘ってサンプリングすることで、前記発光部から前記中間転写体の表面までの距離の平均値に応じた前記所定の距離を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出力手段は、前記発光部から前記反射面までの距離が短ければ短いほど高い電圧を出力し、
    前記検出手段は、前記電圧が所定の電圧よりも高くなることに応じて、前記中間転写体上に形成された前記位置検出用のトナー像が前記所定の位置に搬送されたことを検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体のトナー像が形成される面とは反対側の面を押圧する押圧部材を更に有し、
    前記押圧部材は、前記発光部から光を照射する前記中間転写体の位置を、該中間転写体のトナー像が担持される面の反対側から押圧することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体上に前記位置検出用のトナー像が形成されていない状態で前記出力手段から出力される信号を前記中間転写体の1周に亘ってサンプリングすることで、前記発光部から前記中間転写体の表面までの距離の平均値を算出し、前記発光部から前記中間転写体の表面までの距離が前記平均値よりも所定量以上多ければ、前記中間転写体の異常を報知する報知手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部により形成されるトナー像をシートに転写させるために、該シートを中間転写体上のトナー像と接触するように搬送する搬送部と、該搬送部によるシートの搬送を制御する搬送制御手段と、を更に有し、
    前記パッチ形成手段は、前記画像形成部により中間転写体上に形成される前記転写させるためのトナー像よりも、前記中間転写体が搬送される方向で下流側に前記位置検出用のトナー像を形成させ、
    前記搬送制御手段は、前記中間転写体上に形成された前記位置検出用のトナー像が前記所定の位置に搬送されたことを前記検出手段が検出したタイミングに基づき、前記中間転写体上の前記転写させるためのトナー像がシート上の所定の位置に転写されるように、前記搬送部がシートを送り出すタイミングと、前記搬送部の搬送速度との少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記出力手段は、前記反射される光を受光する受光面を持ち、該受光面における前記反射される光を受光する受光位置に応じた信号を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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