JP2002169345A - トナー濃度検出装置、トナー濃度検出方法、画像形成方法、カラー記録装置、色ずれ検出治具、画像形成装置の製造方法、及び画像形成装置 - Google Patents

トナー濃度検出装置、トナー濃度検出方法、画像形成方法、カラー記録装置、色ずれ検出治具、画像形成装置の製造方法、及び画像形成装置

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JP2002169345A
JP2002169345A JP2000364900A JP2000364900A JP2002169345A JP 2002169345 A JP2002169345 A JP 2002169345A JP 2000364900 A JP2000364900 A JP 2000364900A JP 2000364900 A JP2000364900 A JP 2000364900A JP 2002169345 A JP2002169345 A JP 2002169345A
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Hidefumi Nishikawa
英史 西川
Takatami Soma
宇民 相馬
Hiroyuki Maruyama
宏之 丸山
Tadayuki Ueda
忠行 植田
Kenji Izumiya
賢二 泉宮
Takaharu Okutomi
隆治 奥富
Shinobu Kishi
岸  忍
Masahiro Shigetomi
雅弘 重富
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像担持体上でのトナー画像の付
着量が増大しても検知精度を得るトナー濃度検出装置、
トナー濃度検出方法、画像形成方法、カラー記録装置、
色ずれ検出治具、画像形成装置の製造方法、及び画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 画像担持体の表面上のトナー画像、画像
担持体に対して光を照射し、反射された反射光を第1、
第2の偏光に偏光手段により偏光分離し、第1、第2の
受光部にて受光して、トナー画像の濃度の変動を検出す
る。第1の受光部は、鏡面反射成分、トナー画像にて反
射される拡散反射成分のうち偏光手段で分離された一方
の分離拡散反射成分を検出する。第2の受光部は、他方
の分離拡散反射成分を検出する。第1の受光部により鏡
面反射成分と一方の分離拡散反射成分との差分(第1の
出力信号)を出力し、第2の受光部により他方の分離拡
散反射成分(第2の出力信号)を出力し、第1の出力信
号と第2の出力信号とを所定の付着量にて切換て出力制
御する制御手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー濃度検出装
置、トナー濃度検出方法、画像形成方法、カラー記録装
置、色ずれ検出治具、画像形成装置の製造方法、及び画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(第1の従来技術)この種の画像形成装
置においては、画像担持体上に形成されたトナー画像の
濃度を検出するトナー濃度検出装置が知られている。
【0003】このトナー濃度検出装置では、環境や経時
変動に伴う画像濃度の変動を検知するため、画像担持体
上に形成されたトナー画像に対して例えばLEDから光
を照射することで、その反射光を受光素子例えば反射型
のセンサーにて受光して光量検知することで濃度を算出
してトナー画像の濃度の検出が行われている。
【0004】(第2の従来技術)同様にして、カラー画
像形成可能な画像形成装置においても、画像担持体例え
ば感光体上または中間転写体上に付着したトナー画像の
濃度(付着量)を反射型センサーを用いて検出する。
【0005】この場合、トナー画像の色による分光反射
率の違いにより、各色の検知感度に差が生じ、一つのセ
ンサーで全色検知を行うには、偏光フィルタを使用した
タイプのセンサーが採用されている。
【0006】(第3の従来技術)従来、この種のカラー
記録装置にあっては、カラー別にトナー画像を形成する
複数の画像形成ステーションを無端状の搬送ベルトに沿
って並設し、カラー画像を重ねて記録する。
【0007】従って、記録媒体に対して画像形成ステー
ションが例えば傾いて配置してあると、カラー画像を重
ねて記録した場合、カラー画像の位置ずれによって、色
ずれが生じ、所望の色再現が実現できないので、搬送ベ
ルトに各画像形成ステーションにて色ずれ検出用マーク
(以下、「レジストマーク」という。)を転写し、この
レジストマークを検出して、色ずれを補正する装置が提
案されている。そして、搬送ベルト上に転写されたレジ
ストマークは例えば弾性材からなるクリーニングブレー
ドにて削り落とす方法が採られている。
【0008】この場合、中間転写ベルトあるいは転写ベ
ルト上に作像されたレジストマークを、光電変換素子例
えばCCDセンサーなどで読み取ることで検出し、複数
の画像形成ユニット間のずれ量を算出していた。
【0009】(第4の従来技術)さらに、カラー記録装
置での色ずれ検出では、色ずれ検出手段として反射型の
フォトセンサーなども用いている。例えば、図24に示
すように、転写ベルト612上に形成されたレジストマ
ークを検出する際には、その上方に配設されたフォトセ
ンサー610より光を前記レジストマークに対して照射
し、転写ベルト612にて反射する反射光を検出するこ
とで、転写ベルト612の搬送速度(一定)と検出時間
とに基づき、前記レジストマークの搬送方向での長さを
算出してずれ量を求めている。
【0010】さらに、フォトセンサー610にて照射さ
れるポイントは、1ポイントであるために、レジストマ
ークが搬送方向と該搬送方向と直交する方向で同じ長さ
であるという理由により、前記搬送方向での長さに基づ
き、該搬送方向と直交する方向での長さを算出してこの
方向でのずれ量を求めている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1の
従来技術では、画像荷持体上のトナー画像の濃度検出に
反射型のセンサーを使用しているために、トナー画像が
発光波長に対して反射率の高い特性を有する色である場
合、トナー画像の付着量が増えるに従い、反射光の光量
が弱くなるとともに様々な方向に光が乱反射して拡散
し、高付着量領域での検知精度が得られないという問題
がある。
【0012】また、発光波長に対して反射率の低い「吸
収」の特性となるような発光波長をLED側で選択する
ことにより検出を行うことも考えられるが、カラーの画
像形成装置の場合には、1つのセンサーで複数色例えば
C(シアン)、Y(イエロー)、(マゼンダ)、Bk
(ブラック)等の4色を検知する必要があるために、分
光特性において、4色が全て「吸収」の特性になる波長
領域がなく、上記問題が解決できない。
【0013】このために、偏光型センサーを用いて、検
知対象からの反射光を、鏡面反射成分(画像担持体から
の反射光)とトナー画像での拡散反射成分とに分光し、
前記鏡面反射成分を2つの受光素子の一方の受光部に入
射させ、前記拡散反射成分を1/2に分離して双方の各
受光部に各々入射させる。そして、2つの各受光部での
信号に基づき、鏡面反射成分のみを取り出すことで、ト
ナー画像からの反射光の影響を除去することができる。
【0014】しかしながら、この偏光型センサーを使用
する場合には、画像担持体がトナー画像の付着により完
全に覆われると、画像担持体での反射光がなくなり、信
号成分が得られず、高付着領域での検知が困難となって
いた。
【0015】上記第2の従来技術にあっては、トナーの
下の感光体(又は中間転写体)からの直接反射光で検知
を行うため、トナー画像の付着量が増大するに従い反射
光の光量が減少し、付着量が多い高濃度の検出には、十
分な反射光が得られず、検知性能が低くなるという問題
点があった。
【0016】また、散乱光を検出する方法も考えられて
きているが、トナー画像の色による光の反射光の違いに
より、1つのセンサーで全色検知することが困難であっ
た。
【0017】上記第3の従来技術にあっては、例えば図
23に示すように、マゼンダ(M)のレジストマーク6
04a、イエロー(Y)のレジストマーク604bを、
一列に配置された複数の画素を有するCCDセンサー6
02にて読みとる場合には、これらのレジストマーク6
04a、604bが形成された転写ベルトを矢印方向Y
に移動させる間に駆動むらが生じると、読み取り時に当
該駆動むらによるずれが生じてしまう。
【0018】このため、レジストマークを検知する際
に、中間転写ベルト或いは転写ベルトの駆動ムラなどの
外乱が検知精度に影響し、正確なずれ量を算出すること
ができなかった。
【0019】上記第4の従来技術にあっては、転写ベル
トのようなベルト状のものは駆動時に上下方向にぶれる
ため、レジストマークの高さ位置が上下してしまい、図
25に示すように、レジストマークが形成される無端状
の転写ベルト612(又は感光体)の高さ方向の変動Δ
hに伴い、フォトセンサー610のレジストマーク上の
スポット位置(光が当たるポイント位置)に変動(ず
れ)Δxが生じるため、精度の高い色ずれ検出を行うこ
とが困難であった。
【0020】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、画像担持体上でのトナー画
像の付着量が増大しても検知精度を得ることのできるト
ナー濃度検出装置、トナー濃度検出方法、画像形成方法
及び画像形成装置を提供することにある。
【0021】また、本発明の第2の目的は、画像担持体
上でのトナー画像の付着量が増大しても検知精度を得る
ことができ、しかも1つのセンサーで全色を検知するこ
とができるトナー濃度検出装置、トナー濃度検出方法、
画像形成方法及び画像形成装置を提供することにある。
【0022】また、本発明の第3の目的は、レジストマ
ークを検知する際に、中間転写ベルト或いは転写ベルト
の駆動むらを防止して、正確な位置ずれ量を検出するこ
とのできるカラー記録装置、色ずれ検出治具、画像形成
装置の製造方法、画像形成方法及び画像形成装置を提供
することにある。
【0023】また、本発明の第4の目的は、色ずれ検出
用マーク(レジストマーク)が形成される感光体及び無
端状ベルトの高さ方向のずれに伴う、フォトセンサーの
スポット位置のずれを補正することができ、もって精度
の高い色ずれ検出を行うことができるカラー記録装置、
色ずれ検出治具、画像形成装置の製造方法、画像形成方
法及び画像形成装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像担持体の表面上に形成されたトナー画像又は前
記画像担持体に対して光を照射し、前記トナー画像又は
前記画像担持体にて反射された反射光を第1の偏光及び
それと交差する第2の偏光に偏光手段により偏光分離
し、分離された第1、第2の偏光を第1、第2の受光部
にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動を検出する
トナー濃度検出装置であって、前記第1の受光部は、前
記反射光のうち前記画像担持体にて反射される鏡面反射
成分と、前記反射光のうち前記トナー画像にて反射され
る拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離された一方
の分離拡散反射成分と、を検出し、前記第2の受光部
は、前記拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離され
た他方の分離拡散反射成分を検出し、前記第1の受光部
での検出結果に基づき、前記鏡面反射成分と前記一方の
分離拡散反射成分との差分を第1の出力信号として出力
し、前記第2の受光部での検出結果に基づき、前記他方
の分離拡散反射成分を第2の出力信号として出力し、前
記第1の出力信号と前記第2の出力信号とを所定の付着
量にて切り換えて出力するように制御する制御手段と、
前記制御手段にて出力される前記第1又は前記第2の出
力信号に基づき、トナー濃度を算出するトナー濃度算出
手段と、を含むことを特徴としている。
【0025】また、請求項2に記載の発明は、画像担持
体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持体
に対して光を照射する照射光生成手段と、前記照射光生
成手段にて照射された照射光が前記トナー画像又は前記
画像担持体にて反射され、この反射光を第1の偏光及び
それと交差する第2の偏光に分離する偏光手段と、前記
偏光手段により偏光分離された第1、第2の偏光を各々
受光する第1、第2の受光部と、を含み、前記第1、第
2の受光部での受光に基づき、前記トナー画像の濃度の
変動を検出するトナー濃度検出装置であって、前記トナ
ー画像のうち、少なくとも黒のトナー画像は、前記照射
光生成手段の発光波長に対して高い反射率を有する部材
にて形成されることを特徴としている。
【0026】また、請求項3に記載の発明は、画像担持
体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持体
に対して光を照射し、前記トナー画像又は前記画像担持
体にて反射された反射光を第1の偏光及びそれと交差す
る第2の偏光に偏光手段により偏光分離し、分離された
第1、第2の偏光を第1、第2の受光部にて受光して、
前記トナー画像の濃度の変動を検出するトナー濃度検出
装置であって、前記第1の受光部は、前記反射光のうち
前記画像担持体にて反射される鏡面反射成分と、前記反
射光のうち前記トナー画像にて反射される拡散反射成分
のうち前記偏光手段にて分離された一方の分離拡散反射
成分と、を検出し、前記第2の受光部は、前記拡散反射
成分のうち前記偏光手段にて分離された他方の分離拡散
反射成分を検出し、予め設定された規定値と、前記第2
の受光部にて検出された前記他方の分離拡散反射成分の
出力信号の値と、に基づき、前記トナー画像の濃度算出
前に、前記画像担持体の面粗度を算出して、前記画像担
持体上の前記トナー画像が形成される適正箇所を決定す
るように制御する制御手段と、を設けたことを特徴とし
ている。
【0027】また、請求項4に記載の発明は、画像担持
体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持体
に対して光を照射し、前記トナー画像又は前記画像担持
体にて反射された反射光を第1の偏光及びそれと交差す
る第2の偏光に偏光手段により偏光分離し、分離された
第1、第2の偏光を第1、第2の受光部にて受光して、
前記トナー画像の濃度の変動を検出するトナー濃度検出
方法であって、前記反射光のうち前記画像担持体にて反
射される鏡面反射成分と、前記反射光のうち前記トナー
画像にて反射される拡散反射成分のうち前記偏光手段に
て分離された一方の分離拡散反射成分と、を前記第1の
受光部にて検出するステップと、前記拡散反射成分のう
ち前記偏光手段にて分離された他方の分離拡散反射成分
を前記第2の受光部にて検出するステップと、前記第1
の受光部での検出結果に基づき、前記鏡面反射成分と前
記一方の分離拡散反射成分との差分を第1の出力信号と
して出力し、前記第2の受光部での検出結果に基づき、
前記他方の分離拡散反射成分を第2の出力信号として出
力するステップと、予め設定された前記第1の出力信号
の電圧に対する前記トナー画像の付着量の相関を示す第
1の相関テーブルと、予め設定された前記第2の出力信
号の電圧に対する前記トナー画像の付着量の相関を示す
第2の相関テーブルとに基づき、第1、第2の出力信号
を切り換えるステップと、前記第1又は前記第2の出力
信号に基づき、前記トナー画像の濃度を算出するステッ
プと、を含むことを特徴としている。
【0028】また、請求項5に記載の発明は、画像担持
体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持体
に対して光を照射し、前記トナー画像又は前記画像担持
体にて反射された反射光を第1の偏光及びそれと交差す
る第2の偏光に偏光手段により偏光分離し、分離された
第1、第2の偏光を第1、第2の受光部にて受光して、
前記トナー画像の濃度の変動を検出するトナー濃度検出
方法であって、前記反射光の拡散反射成分のうち前記偏
光手段にて分離された一方の分離拡散反射成分を前記第
2の受光部にて検出するステップと、前記第2の受光部
での検出結果に基づき、前記一方の分離拡散反射成分を
第2の出力信号として出力するステップと、予め設定さ
れた規定値と、前記第2の受光部にて検出された前記一
方の分離拡散反射成分の出力信号の値と、に基づき、前
記トナー画像の濃度算出前に、前記画像担持体の面粗度
を算出して、前記画像担持体上の前記トナー画像が形成
される適正箇所を決定するステップと、前記画像担持体
の表面上に前記トナー画像を形成するステップと、を含
むことを特徴としている。
【0029】また、請求項6に記載の発明は、画像担持
体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持体
に対して光を照射し、前記トナー画像又は前記画像担持
体にて反射された反射光を第1の偏光及びそれと交差す
る第2の偏光に偏光手段により偏光分離し、分離された
第1、第2の偏光を第1、第2の受光部にて受光して、
前記トナー画像の濃度の変動を検出して画像形成を行う
画像形成方法であって、前記画像担持体の表面に前記ト
ナー画像の形成を行うステップと、前記反射光のうち前
記画像担持体にて反射される鏡面反射成分と、前記反射
光のうち前記トナー画像にて反射される拡散反射成分の
うち前記偏光手段にて分離された一方の分離拡散反射成
分と、を前記第1の受光部にて検出するステップと、前
記拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離された他方
の分離拡散反射成分を前記第2の受光部にて検出するス
テップと、前記第1の受光部での検出結果に基づき、前
記鏡面反射成分と前記一方の分離拡散反射成分との差分
を第1の出力信号として出力し、前記第2の受光部での
検出結果に基づき、前記他方の分離拡散反射成分を第2
の出力信号として出力するステップと、予め設定された
前記第1の出力信号の電圧に対する前記トナー画像の付
着量の相関を示す第1の相関テーブルと、予め設定され
た前記第2の出力信号の電圧に対する前記トナー画像の
付着量の相関を示す第2の相関テーブルとに基づき、第
1、第2の出力信号を切り換えるステップと、前記第1
又は前記第2の出力信号に基づき、前記トナー画像の濃
度を算出するステップと、算出された前記トナー画像の
濃度が所定濃度でない場合に、プロセス調整を行い再度
トナー画像形成を行うステップと、を含むことを特徴と
している。
【0030】また、請求項7に記載の発明は、偏光手段
にて散乱光成分と直接光成分とを分光し、前記直接光成
分により低濃度から中濃度領域のトナー画像の付着量を
検出し、前記散乱光成分により高濃度領域の前記トナー
画像の付着量を検出し、前記散乱光成分を除去した前記
直接光成分にて前記付着量を検出する検出手段に基づ
き、低濃度から高濃度領域の前記トナー画像の付着量を
検出するトナー濃度検出装置であって、前記散乱光成分
を検出する場合に、前記トナー画像の濃度を前記トナー
画像の色毎に補正する補正手段を含むことを特徴として
いる。
【0031】また、請求項8に記載の発明は、偏光手段
にて散乱光成分と直接光成分とを分光し、前記直接光成
分により低濃度から中濃度領域のトナー画像の付着量を
検出し、前記散乱光成分により高濃度領域の前記トナー
画像の付着量を検出し、前記散乱光成分を除去した前記
直接光成分にて前記付着量を検出する検出手段に基づ
き、低濃度から高濃度領域の前記トナー画像の付着量を
検出するトナー濃度検出装置であって、前記散乱光成分
を検知する場合に、前記トナー画像の色毎に前記光を照
射する光の光量を変更する光量変更手段を含むことを特
徴としている。
【0032】また、請求項9に記載の発明は、偏光手段
にて散乱光成分と直接光成分とを分光し、前記直接光成
分により低濃度から中濃度領域のトナー画像の付着量を
検出し、前記散乱光成分により高濃度領域の前記トナー
画像の付着量を検出し、前記散乱光成分を除去した前記
直接光成分にて前記付着量を検出する検出手段に基づ
き、低濃度から高濃度領域の前記トナー画像の付着量を
検出するトナー濃度検出装置であって、前記散乱光成分
を検知する場合に、前記トナー画像の色毎に前記検出手
段の出力の増幅率を変更する増幅率変更手段を有するこ
とを特徴としている。
【0033】また、請求項10に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正するカラー記録装置であって、前記
色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所定領
域を一度に検出可能な検出手段を有することを特徴とし
ている。
【0034】また、請求項11に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正するカラー記録装置であって、前記
色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所定領
域を一度に検出可能な検出手段と、前記検出手段による
前記色ずれ検出マーク検出時に、搬送動作する前記搬送
ベルトを停止するように制御する制御手段と、を含むこ
とを特徴としている。
【0035】また、請求項12に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正するカラー記録装置であって、前記
搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に形成
されたベルト位置検出用マークを検出するための第1の
検出手段と、前記色ずれ検出用マーク全体を検出するた
め二次元の所定領域を一度に検出可能な第2の検出手段
と、前記第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第
2の検出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到
達する所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルト
を停止するように制御する制御手段と、を含むことを特
徴としている。
【0036】また、請求項13に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正するカラー記録装置であって、前記
搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に形成
されたベルト位置検出用マークを検出するための第1の
検出手段と、前記色ずれ検出用マーク全体を検出するた
め二次元の所定領域を一度に検出可能な第2の検出手段
と、色ずれの補正量を演算する補正量演算手段と、前記
第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第2の検出
手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達する所
定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを停止す
るように制御し、かつ前記補正量演算手段での補正量に
基づき、画像形成の制御を行う制御手段と、を含むこと
を特徴としている。
【0037】また、請求項14に記載の発明は、前記補
正量演算手段は、主走査方向の補正量を算出する主走査
補正量算出手段を含み、前記制御手段は、前記補正量に
基づき、主走査開始タイミングを制御する主走査開始タ
イミング制御手段を含むことを特徴としている。
【0038】また、請求項15に記載の発明は、前記補
正量演算手段は、副走査方向の補正量を算出する副走査
補正量算出手段を含み、前記制御手段は、前記補正量に
基づき、副走査開始タイミングを制御する副走査開始タ
イミング制御手段を含むことを特徴としている。
【0039】また、請求項16に記載の発明は、前記補
正量演算手段は、全体横倍の補正量を算出する全体横倍
補正量算出手段を含み、前記制御手段は、前記補正量に
基づき、画素クロックの周期を制御する画素クロック周
期制御手段を含むことを特徴としている。
【0040】また、請求項17に記載の発明は、前記補
正量演算手段は、部分横倍の補正量を算出する部分横倍
補正量算出手段を含み、前記制御手段は、前記補正量に
基づき、水平方向書き込みユニットを駆動する水平方向
書き込みユニット駆動手段を含むことを特徴としてい
る。
【0041】また、請求項18に記載の発明は、前記補
正量演算手段は、スキューの補正量を算出するスキュー
補正量算出手段を含み、前記制御手段は、前記補正量に
基づき、垂直方向書き込みユニットを駆動する垂直方向
書き込みユニット駆動手段を含むことを特徴としてい
る。
【0042】また、請求項19に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットにに
より色ずれ検出用マークを搬送ベルトに形成し、前記色
ずれ検出マークを検出して複数の前記画像形成ユニット
間の色ずれを補正するカラー記録装置の色ずれ検出治具
であって、前記色ずれ検出用マークを照射する光源と、
前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
定領域を一度に検出可能な検出手段と、前記色ずれ検出
用マークにて反射される反射光を前記検出手段に案内す
る光学系と、前記光源及び前記光学系並びに前記検出手
段を支持する支持部材と、を有することを特徴としてい
る。
【0043】また、請求項20に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルトに形成し、前記色ず
れ検出マークを検出する色ずれ検出治具を用いて、複数
の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正する画像形成
装置の製造方法であって、前記色ずれ検出治具は、前記
色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所定領
域を一度に検出可能な検出手段を有し、前記搬送ベルト
上に前記色ずれ検出マークを形成するステップと、色ず
れ検出マーク形成後、前記搬送ベルトを備えた搬送ベル
トユニットを前記画像形成装置の外部に引き出すステッ
プと、前記画像形成装置に前記色ずれ検査治具を設置す
るステップと、前記色ずれ検出治具により前記色ずれ検
出用マークを検出して、基準に対するずれ量を検出する
ステップと、前記ずれ量に基づき、前記搬送ベルトユニ
ットの前記画像形成装置に対する固定位置を調整するス
テップと、を含むことを特徴としている。
【0044】また、請求項21に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットより
色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色ず
れ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニット
間の色ずれを補正する画像形成方法であって、前記搬送
ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に形成され
たベルト位置検出用マークを検出するステップと、この
検出結果に基づき、前記色ずれ検出用マーク全体を検出
するため二次元の所定領域を一度に検出可能な第2の検
出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達する
所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを停止
されるステップと、を含むことを特徴としている。
【0045】また、請求項22に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを感光体
又は無端状の搬送ベルトに沿って並設し各画像形成ユニ
ットにより色ずれ検出用マークを前記感光体又は前記搬
送ベルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出し
て複数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正するカ
ラー記録措置であって、前記色ずれ検出マークをスポッ
ト照射にて検出する第1の検出手段と、前記搬送ベルト
の搬送方向と交差する上下方向での距離変動を検出する
第2の検出手段と、前記第2の検出手段での検出結果に
基づき、前記距離変動に伴う前記第1の検出手段の検出
結果の誤差量を補正する補正手段と、含むことを特徴と
している。
【0046】また、請求項23に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを感光体
又は無端状の搬送ベルトに沿って並設し各画像形成ユニ
ットにより色ずれ検出用マークを前記感光体又は前記搬
送ベルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出し
て複数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正するカ
ラー記録措置であって、前記色ずれ検出マークをスポッ
ト照射にて検出する第1の検出手段と、前記搬送ベルト
の搬送方向と交差する上下方向での距離変動を検出する
第2の検出手段と、前記第2の検出手段での検出結果に
基づき、前記距離変動に伴う前記第1の検出手段の検出
結果の誤差量を補正する補正手段と、を含み、前記補正
手段は、予め算出された前記第2の検出手段の距離変動
検出値と、距離変動に伴う前記第1の検出手段の検出誤
差との相関を示す相関テーブルに基づき、距離変動によ
る前記色ずれ検出マークの検出誤差を補正することを特
徴としている。
【0047】また、請求項24に記載の発明は、画像担
持体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持
体に対して光を照射し、前記トナー画像又は前記画像担
持体にて反射された反射光を第1の偏光及びそれと交差
する第2の偏光に偏光手段により偏光分離し、分離され
た第1、第2の偏光を第1、第2の受光部にて受光し
て、前記トナー画像の濃度の変動を検出し、ファクシミ
リ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装置か
らのデータにより画像形成を行う第2のモード、原稿読
取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第3の
モード、をモード切換により使用する複合型の画像形成
装置であって、前記第1の受光部は、前記反射光のうち
前記画像担持体にて反射される鏡面反射成分と、前記反
射光のうち前記トナー画像にて反射される拡散反射成分
のうち前記偏光手段にて分離された一方の分離拡散反射
成分と、を検出し、前記第2の受光部は、前記拡散反射
成分のうち前記偏光手段にて分離された他方の分離拡散
反射成分を検出し、前記第1の受光部での検出結果に基
づき、前記鏡面反射成分と前記一方の分離拡散反射成分
との差分を第1の出力信号として出力し、前記第2の受
光部での検出結果に基づき、前記他方の分離拡散反射成
分を第2の出力信号として出力し、前記第1の出力信号
と前記第2の出力信号とを所定の付着量にて切り換えて
出力するように制御する制御手段と、前記制御手段にて
出力される前記第1又は前記第2の出力信号に基づき、
トナー濃度を算出するトナー濃度算出手段と、を含むこ
とを特徴としている。
【0048】また、請求項25に記載の発明は、画像担
持体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持
体に対して光を照射する照射光生成手段と、前記照射光
生成手段にて照射された照射光が前記トナー画像又は前
記画像担持体にて反射され、この反射光を第1の偏光及
びそれと交差する第2の偏光に分離する偏光手段と、前
記偏光手段により偏光分離された第1、第2の偏光を各
々受光する第1、第2の受光部と、を含み、前記第1、
第2の受光部での受光に基づき、前記トナー画像の濃度
の変動を検出し、ファクシミリ手順で画像形成を行う第
1のモード、情報処理装置からのデータにより画像形成
を行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基
づいて画像形成を行う第3のモード、をモード切換によ
り使用する複合型の画像形成装置であって、前記トナー
画像のうち、少なくとも黒のトナー画像は、前記照射光
生成手段の発光波長に対して高い反射率を有する部材に
て形成されることを特徴としている。
【0049】また、請求項26に記載の発明は、画像担
持体の表面上に形成されたトナー画像又は前記画像担持
体に対して光を照射し、前記トナー画像又は前記画像担
持体にて反射された反射光を第1の偏光及びそれと交差
する第2の偏光に偏光手段により偏光分離し、分離され
た第1、第2の偏光を第1、第2の受光部にて受光し
て、前記トナー画像の濃度の変動を検出し、ファクシミ
リ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装置か
らのデータにより画像形成を行う第2のモード、原稿読
取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第3の
モード、をモード切換により使用する複合型の画像形成
装置であって、前記第1の受光部は、前記反射光のうち
前記画像担持体にて反射される鏡面反射成分と、前記反
射光のうち前記トナー画像にて反射される拡散反射成分
のうち前記偏光手段にて分離された一方の分離拡散反射
成分と、を検出し、前記第2の受光部は、前記拡散反射
成分のうち前記偏光手段にて分離された他方の分離拡散
反射成分を検出し、予め設定された規定値と、前記第2
の受光部にて検出された前記他方の分離拡散反射成分の
出力信号の値と、に基づき、前記トナー画像の濃度算出
前に、前記画像担持体の面粗度を算出して、前記画像担
持体上の前記トナー画像が形成される適正箇所を決定す
るように制御する制御手段と、を設けたことを特徴とし
ている。
【0050】また、請求項27に記載の発明は、偏光手
段にて散乱光成分と直接光成分とを分光し、前記直接光
成分により低濃度から中濃度領域のトナー画像の付着量
を検出し、前記散乱光成分により高濃度領域の前記トナ
ー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分を除去した前
記直接光成分にて前記付着量を検出する検出手段に基づ
き、低濃度から高濃度領域の前記トナー画像の付着量を
検出し、ファクシミリ手順で画像形成を行う第1のモー
ド、情報処理装置からのデータにより画像形成を行う第
2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基づいて画
像形成を行う第3のモード、をモード切換により使用す
る複合型の画像形成装置であって、前記散乱光成分を検
出する場合に、前記トナー画像の濃度を前記トナー画像
の色毎に補正する補正手段を含むことを特徴としてい
る。
【0051】また、請求項28に記載の発明は、偏光手
段にて散乱光成分と直接光成分とを分光し、前記直接光
成分により低濃度から中濃度領域のトナー画像の付着量
を検出し、前記散乱光成分により高濃度領域の前記トナ
ー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分を除去した前
記直接光成分にて前記付着量を検出する検出手段に基づ
き、低濃度から高濃度領域の前記トナー画像の付着量を
検出し、ファクシミリ手順で画像形成を行う第1のモー
ド、情報処理装置からのデータにより画像形成を行う第
2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基づいて画
像形成を行う第3のモード、をモード切換により使用す
る複合型の画像形成装置であって、前記散乱光成分を検
知する場合に、前記トナー画像の色毎に前記光を照射す
る光の光量を変更する光量変更手段を含むことを特徴と
している。
【0052】また、請求項29に記載の発明は、偏光手
段にて散乱光成分と直接光成分とを分光し、前記直接光
成分により低濃度から中濃度領域のトナー画像の付着量
を検出し、前記散乱光成分により高濃度領域の前記トナ
ー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分を除去した前
記直接光成分にて前記付着量を検出する検出手段に基づ
き、低濃度から高濃度領域の前記トナー画像の付着量を
検出し、ファクシミリ手順で画像形成を行う第1のモー
ド、情報処理装置からのデータにより画像形成を行う第
2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基づいて画
像形成を行う第3のモード、をモード切換により使用す
る複合型の画像形成装置であって、前記散乱光成分を検
知する場合に、前記トナー画像の色毎に前記検出手段の
出力の増幅率を変更する増幅率変更手段を有することを
特徴としている。
【0053】また、請求項30に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正し、ファクシミリ手順で画像形成を
行う第1のモード、情報処理装置からのデータにより画
像形成を行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情
報に基づいて画像形成を行う第3のモード、をモード切
換により使用する複合型の画像形成装置であって、前記
色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所定領
域を一度に検出可能な検出手段を有することを特徴とし
ている。
【0054】また、請求項31に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正し、ファクシミリ手順で画像形成を
行う第1のモード、情報処理装置からのデータにより画
像形成を行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情
報に基づいて画像形成を行う第3のモード、をモード切
換により使用する複合型の画像形成装置であって、前記
色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所定領
域を一度に検出可能な検出手段と、前記検出手段による
前記色ずれ検出マーク検出時に、搬送動作する前記搬送
ベルトを停止するように制御する制御手段と、を含むこ
とを特徴としている。
【0055】また、請求項32に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正し、ファクシミリ手順で画像形成を
行う第1のモード、情報処理装置からのデータにより画
像形成を行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情
報に基づいて画像形成を行う第3のモード、をモード切
換により使用する複合型の画像形成装置であって、前記
搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に形成
されたベルト位置検出用マークを検出するための第1の
検出手段と、前記色ずれ検出用マーク全体を検出するた
め二次元の所定領域を一度に検出可能な第2の検出手段
と、前記第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第
2の検出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到
達する所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルト
を停止するように制御する制御手段と、を含むことを特
徴としている。
【0056】また、請求項33に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを無端状
の搬送ベルトに沿って並設し、各画像形成ユニットによ
り色ずれ検出用マークを搬送ベルト上に形成し、前記色
ずれ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニッ
ト間の色ずれを補正し、ファクシミリ手順で画像形成を
行う第1のモード、情報処理装置からのデータにより画
像形成を行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情
報に基づいて画像形成を行う第3のモード、をモード切
換により使用する複合型の画像形成装置であって、前記
搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に形成
されたベルト位置検出用マークを検出するための第1の
検出手段と、前記色ずれ検出用マーク全体を検出するた
め二次元の所定領域を一度に検出可能な第2の検出手段
と、色ずれの補正量を演算する補正量演算手段と、前記
第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第2の検出
手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達する所
定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを停止す
るように制御し、かつ前記補正量演算手段での補正量に
基づき、画像形成の制御を行う制御手段と、を含むこと
を特徴としている。
【0057】また、請求項34に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを感光体
又は無端状の搬送ベルトに沿って並設し各画像形成ユニ
ットにより色ずれ検出用マークを前記感光体又は前記搬
送ベルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出し
て複数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正し、フ
ァクシミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処
理装置からのデータにより画像形成を行う第2のモー
ド、原稿読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を
行う第3のモード、をモード切換により使用する複合型
の画像形成装置であって、前記色ずれ検出マークをスポ
ット照射にて検出する第1の検出手段と、前記搬送ベル
トの搬送方向と交差する上下方向での距離変動を検出す
る第2の検出手段と、前記第2の検出手段での検出結果
に基づき、前記距離変動に伴う前記第1の検出手段の検
出結果の誤差量を補正する補正手段と、含むことを特徴
とすることを特徴としている。
【0058】また、請求項35に記載の発明は、色別に
トナー画像を形成する複数の画像形成ユニットを感光体
又は無端状の搬送ベルトに沿って並設し各画像形成ユニ
ットにより色ずれ検出用マークを前記感光体又は前記搬
送ベルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出し
て複数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正し、フ
ァクシミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処
理装置からのデータにより画像形成を行う第2のモー
ド、原稿読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を
行う第3のモード、をモード切換により使用する複合型
の画像形成装置であって、前記色ずれ検出マークをスポ
ット照射にて検出する第1の検出手段と、前記搬送ベル
トの搬送方向と交差する上下方向での距離変動を検出す
る第2の検出手段と、前記第2の検出手段での検出結果
に基づき、前記距離変動に伴う前記第1の検出手段の検
出結果の誤差量を補正する補正手段と、を含み、前記補
正手段は、予め算出された前記第2の検出手段の距離変
動検出値と、距離変動に伴う前記第1の検出手段の検出
誤差との相関を示す相関テーブルに基づき、距離変動に
よる前記色ずれ検出マークの検出誤差を補正することを
特徴としている。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0060】[第1の実施の形態] (概略説明)先ず、本発明の特徴的な構成であるトナー
濃度検出装置の制御系の説明に先立って、トナー濃度検
出装置の機械的な全体の概略構成について、図1を参照
して説明する。図1は、本例のトナー濃度検出装置の原
理を示す外観図である。
【0061】本例のトナー濃度検出装置1は、図1に示
すように、画像担持体である感光体ドラム10と、この
感光体ドラム10の表面に形成された複数色例えばY
(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、Bk
(ブラック)等の4色のトナー画像を形成したパッチ1
2(12a・12b・12c・12d)と、感光体ドラ
ム10を回転させることでこれらのパッチ位置のトナー
画像の濃度を検出すべく、照射光を照射して当該パッチ
12での反射光を受光するための偏光型センサーを含む
光学ユニット20と、を含んで構成される。
【0062】パッチ位置のトナー画像例えば黒のトナー
画像は、センサーの発光波長に対して高い反射率を有す
る部材例えばカーボン等にて形成することが好ましい。
これにより、黒は反射する光が殆どないので、黒の特性
を反射する材質に形成することで、反射光を得ることが
できる。
【0063】光学ユニット20は、図2に示すように、
照射光を生成する照射光生成手段である発光ダイオード
(LED)22と、この発光ダイオード22からの照射
光を透過させる第1の偏光手段である偏光ビームスプリ
ッタ24と、この偏光ビームスプリッタ24を透過した
照射光が感光体ドラム(鏡面)10又はトナー画像11
上で反射した後の反射光を透過させる第2の偏光手段
(偏光手段)である偏光ビームスプリッタ26と、この
偏光ビームスプリッタ26にて分光されたP波(第1の
偏光)及びS/2波を受光するための第1の検出手段
(第1の受光部、受光素子)である偏光型の受光センサ
ー32と、前記偏光ビームスプリッタ26にて分光され
たS/2波(第2の偏光)を受光するための第2の検出
手段(第2の受光部、受光素子)である偏光型の受光セ
ンサー34と、が搭載されている。
【0064】(本発明の特徴的構成)ここで、本発明の
特徴、すなわち、この光学ユニット20における受光セ
ンサー32、34に基づきトナー画像の濃度を算出する
ための回路並びに制御系の具体的構成について図3を用
いて説明する。図3は、本発明のトナー濃度検出装置の
概略構成を示す機能ブロック図である。
【0065】本例のトナー濃度検出装置1は、図3に示
すように、感光体ドラム10表面(鏡面)或いは該感光
体ドラム10上に形成されたトナー画像に対して照射光
を照射するための照射光生成手段である発光ダイオード
(LED)22と、この発光ダイオード22にて照射さ
れた光が感光体ドラム10表面にて反射され、感光体ド
ラム10にて反射される当該反射光のうち偏光ビームス
プリッタ等にて分光された鏡面反射成分となるP波(第
1の偏光)及びトナー画像にて反射される前記反射光の
拡散反射成分うち(第2の偏光であるS波のうち)S/
2波(分離拡散反射成分)を検出するための第1の検出
手段、第1の受光部である受光センサー32と、トナー
画像にて反射される前記反射光の拡散反射成分うち(第
2の偏光であるS波のうち)S/2波(分離拡散反射成
分)を検出するための第2の検出手段、第2の受光部で
ある受光センサー34と、これらの受光センサー32、
34にて検出された検出結果に基づき、第1の出力信号
の第1の電圧Vp―Vs、第2の出力信号の第2の電圧
Vsを出力して、例えば所定の付着量を基準として高付
着量のときは第2の電圧Vsに基づき、低付着量のとき
は第1の電圧Vp―Vsに基づき、濃度算出に必要な付
着量を出力するように切り換え制御する切り換え制御手
段40と、各種のテーブルやデータ等を格納するための
記憶手段50と、この記憶手段50のデータと、切り換
え制御手段40での付着量に基づき濃度を算出するため
の濃度算出手段44と、算出されたトナー濃度が所定濃
度であるか否かを判定する判定手段46と、この判定手
段46での判定結果に基づき、所定濃度でない場合にプ
ロセス調整を行うためのプロセス調整手段47と、所定
濃度である場合に画像形成を行う画像形成手段48と、
感光体ドラム10と、この感光体ドラム10を駆動制御
して発光ダイオ−ド22からの照射光がY、M、C、B
kの位置に順次照射されるように回転駆動させるための
感光体駆動制御手段14と、照射光の光量を調整するた
めの光量調整手段60と、を含んで構成される。
【0066】照射光生成手段22は、例えばLED等の
発光ダイオードにて形成されることが好ましい。
【0067】受光センサー32は、例えば受光素子であ
るフォトダイオードD1と、抵抗R1とが直列に接続さ
れてなる。同様に、受光センサー34は、受光素子であ
るフォトダイオードD2と、抵抗R2とが直列に接続さ
れてなる。
【0068】切り換え制御手段40は、第1の電圧Vp
―Vs、第2の電圧Vsを各々算出する電圧算出手段3
6と、前記電圧算出手段36からの電圧とに基づき、濃
度算出に必要な付着量を算出制御する制御手段42と、
を含んで構成される。
【0069】電圧算出手段36は、フォトダイオードD
1からの信号出力電圧Vpと、フォトダイオードD2か
らの信号出力電圧Vsとに基づき、その差分を出力する
増幅度Aの差動増幅器A1と、フォトダイオードD2か
らの信号出力電圧Vsをそのまま出力する信号線37
と、を含んで構成されている。
【0070】差動増幅器A1の一方の入力には、反射光
のP波成分と1/2のS波成分とが電圧Vpにて入力さ
れ、他方の入力には1/2のS波成分が電圧Vsにて入
力され、出力からはP波成分が電圧Vp―Vsにて出力
される。信号線37では、1/2のS波成分が電圧Vs
にて出力する。この結果、制御手段42には、P波成分
とS波成分とが分離した状態で入力される。
【0071】なお、本例では、切り換え手段40を、差
動増幅器A1及び信号線37により構成したが、これに
限定されず、スイッチング機能を有したスイッチング回
路等を加えた構成としてもよい。
【0072】また、本例では、所定の付着量(例えばD
max値)を基準として高付着領域では第2の電圧Vs
に基づき、低付着領域では第1の電圧Vp―Vsに基づ
き、濃度を算出するように切り換え制御する構成とした
が、要は所定の付着量を基準として切り換え制御するも
のであれば、これに限定されず、複数パターンの特性テ
ーブルを用意しておき、複数の基準付着量に応じて、各
々切り換え制御する方式であってもよい。
【0073】記憶手段50は、例えばVsの出力―付着
量特性を定義した第1の出力―付着量特性テーブル(第
2の相関テーブル)、Vpの出力―付着量特性を定義し
た第2の出力―付着量特性テーブル、A(Vp―Vs)
の出力―付着量特性を定義した第3の出力―付着量特性
テーブル(第1の相関テーブル)と、を含んで構成され
る。ここで、Aは、差動増幅器A1の増幅度を示すが、
例えばA=1としている。
【0074】図4には、このような各出力成分の特性が
開示されている。同図に示すように、Vsは拡散反射光
検知信号で、高付着領域でも濃度変化を検出することが
可能である。Vsは付着量が減少するに従い出力が増大
しており、Vpの場合は、Vsよりもさらに高い変化率
にて増大する特性を示している。
【0075】図5には、トナー分光特性が開示されてい
る。同図に示すように、トナー分光特性においては、反
射特性を変えたBk(ブラック)のトナーでは、発光波
長が800〜900にて反射率が1にまで上がることと
なる。このために、発光波長は900以上では、C、
Y、Mを含めて反射率が1で反射率が共通する領域が存
在することとなる。従って、黒のトナー画像において
は、上述のカーボンを用いることが好ましい。
【0076】(処理手順について)次に、上述のような
構成のトナー濃度検出装置を含む画像形成装置における
トナー検出の処理手順について図6を参照しつつ説明す
る。
【0077】先ず、感光体ドラム10の状態を検知する
(ステップ、以下「S」101)。次いで、トナー画像
を作成する(S102)。
【0078】そして、出力成分の特性において付着量の
最大値Dmaxの値を検出する(S103)。なお、こ
の場合には、第2の電圧Vsを出力とするように切り換
え制御される。
【0079】すなわち、このステップでは、反射光のう
ち感光体ドラム10にて反射される鏡面反射成分と、反
射光のうちトナー画像にて反射される拡散反射成分のう
ち偏光手段にて分離された一方の分離拡散反射成分とを
前記第1の受光部にて検出するステップ、拡散反射成分
のうち偏光手段にて分離された他方の分離拡散反射成分
を第2の受光部にて検出するステップ、第1の受光部で
の検出結果に基づき、鏡面反射成分と一方の分離拡散反
射成分との差分を第1の出力信号として出力し、第2の
受光部での検出結果に基づき、他方の分離拡散反射成分
を第2の出力信号として出力するステップ、予め設定さ
れた第1の出力信号の電圧に対するトナー画像の付着量
の相関を示す第1の相関テーブルと、予め設定された第
2の出力信号の電圧に対するトナー画像の付着量の相関
を示す第2の相関テーブルとに基づき、第1、第2の出
力信号を切り換えるステップ、第1又は前記第2の出力
信号に基づき、トナー画像の濃度を算出するステップ、
を含む。
【0080】次に、検出された濃度が所定濃度であるか
否かの判断処理を行う(S104)。この判断処理にお
いて、所定濃度であるならば、トナー画像を作成する
(S105)。一方、この判断処理において、所定濃度
でないのであれば、プロセス調整を行い(S108)、
S102に戻りトナー画像作成を行う。
【0081】さらに、S105において、トナー画像の
作成を行うと、階調検出を行う(S106)。ここにお
いて、第1の電圧Vp−Vsを出力とするように切り換
え制御される。
【0082】階調検出を行った後に、所定濃度であるか
否かの判断処理を行う(S107)。この判断処理にお
いて、所定濃度でないのであれば、プロセス調整を行い
(SD109)、S107に戻りトナー画像作成を行
う。
【0083】一方、上記判断処理において、所定濃度で
あるのならば、処理を終了する。
【0084】以上のように、検知対象からの反射光を鏡
面反射成分と拡散反射成分とに分離可能な偏光型のセン
サーを使用し、P型成分(鏡面反射成分)検出用の第1
の受光部とS波成分(拡散反射成分)検出用の第2の受
光部からの出力を回路に取り込んだ後、増幅など行い差
分を出力として取り出す。
【0085】本例では、第1、第2の受光部の差分Vp
―Vsを信号として取り出す場合と、第2受光部の出力
Vsを取り出す場合とをテーブルを参照しながら切り換
え制御を行う。そして、階調検知の場合には前者の場合
を用い、感光体ドラムがトナー画像によりどの程度遮光
されたかでトナー濃度を検出し、Dmaxを検出する場
合には後者の場合を用い、感光体ドラムがトナー画像に
より完全に覆われる付着量よりも高い付着量を検知す
る。
【0086】このように、S波成分は検知対象からの拡
散反射成分、つまりトナー画像からの反射光成分であ
り、S波成分を抽出することで、感光体ドラムからの反
射光がなくなるような高付着量領域であってもトナー濃
度の差を検出することが可能になる。
【0087】なお、切り換え制御するポイントは、上述
の例に限らず、予め設定された付着量、又は出力にて切
り替えるように構成することもできる。
【0088】そして、プロセス調整手段47及び判定手
段46により、センサーの値をみて、トナー画像の濃度
が濃ければ薄くし、薄ければ濃くするように制御するこ
とでトナー濃度の制御を行う。
【0089】また、トナー濃度検知の開始時に感光体ド
ラム10上の状態を把握するため、検知対象からの拡散
反射成分を出力信号とする第2の受光部の出力が高いと
面粗度が高いもしくは、傷などが存在することになるた
め、規定値を設定しておき、第2の受光部の信号が規定
値以上になる領域には、パッチを形成しないようにする
ことで、画像濃度検出における誤検知を避けることがで
きる。
【0090】この出力は、発光量の変動、感光体ドラム
が劣化して荒れる等により濃度が変化する。このため、
感光体ドラムの反射光に基づき、当該反射光がある決ま
った値となるように発光ダイオードの光量を調整する。
【0091】すなわち、感光体ドラムの表面は鏡面反射
するが、表面が荒れたり、傷が付いたりすると、表面状
態が悪くなって拡散成分(S成分)が増える。そこで、
感光体ドラムを読むときに、S成分の増減を検出するこ
とにより、表面のあれ具合を検出することができる。
【0092】これにより、あるレベルを超えるような表
面状態の所にはつくらないようにして検出精度を向上さ
せることができる。この場合例えば、VsとVpの割合
に基づき、100パーセントの所(鏡面)では、Vp=
V、Vs=0となり、50パーセントの面粗度の所で
は、Vp=Vs=V/2となる。これによって、面粗度
が50パーセント以下の場合は、パッチ形成位置として
使用しないように形成すればよい。
【0093】なお、このようなことを実施するには、当
然のことながら、制御手段42は、予め設定された規定
値と、受光センサー34にて検出された他方の分離拡散
反射成分の出力信号の値と、に基づき、トナー画像の濃
度算出前に、感光体ドラム10の面粗度を算出して、感
光体ドラム10上のトナー画像が形成される適正箇所を
決定するように制御する機能を有する。また、上記規定
値は、予め記憶手段50に格納しておけばよい。
【0094】以上のように本実施の形態によれば、トナ
ー画像からの反射光成分であるS波成分を抽出すること
で、感光体ドラムからの反射光がなくなるような高付着
量領域であってもトナー濃度の差を検出することが可能
になる。
【0095】[第2の実施の形態]次に、本発明にかか
る第2の実施の形態について、図7に基づいて説明す
る。なお、以下には、前記第1の実施の形態の実質的に
同様の構成に関しては説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。図7は、本例のトナー濃度検出の概略を
示す説明図である。
【0096】本例のトナー濃度検出装置100は、図7
に示すように、発光ダイオードLED1と、この発光ダ
イオードLED1から照射された照射光を偏光する第1
の偏光手段である偏光プリズムP1と、偏光された照射
光を感光体ドラム10(鏡面)にて反射させ、この反射
された反射光を偏光し、鏡面反射成分(垂直成分)と散
乱成分(水平成分)とに分離する第2の偏光手段(偏光
手段)である偏光プリズムP2と、鏡面反射成分(垂直
成分)を検出する第1の検出手段であるフォトダイオー
ドPD2と、散乱成分(水平成分)を検出する第2の検
出手段であるフォトダイオードPD1と、を含んで構成
される。なお、フォトダイオードPD1とフォトダイオ
ードPD2とで本発明の検出手段を構成している。
【0097】本例では、トナー画像にて反射する散乱光
は、偏光プリズムP2により垂直、水平成分に分離さ
れ、各々フォトダイオードPD1、PD2に各々入射す
る。
【0098】そして、フォトダイオードPD1に入射し
た光の光量を、フォトダイオードPD2に入射した光の
光量から引くことにより、フォトダイオードPD2は、
直接反射光のみを検出することとなる。
【0099】ここで、本例において特徴的なことは、例
えば、高濃度域のカラーのトナー画像を検知する場合、
上記の乱反射成分を検出するが、フォトダイオードPD
1に入力する光量は、感光体ドラム10の直接反射によ
るフォトダイオードPD2の入力光量に対して大幅に少
ないため、この場合には、図3に示す光量調整手段60
により、発光ダイオードLED1への印加電圧をトナー
画像の各色毎に予め設定しておいた電圧まで上昇させた
上で検出動作を行う。
【0100】例えばトナー画像が黒を検知する場合に
は、発光ダイオードLED1への印加電圧を、光量調整
手段により最大値まで上昇させ、光量を増やして照射さ
せることとなる。
【0101】また、同様に、フォトダイオードPD1
(検出手段)の出力段(例えば図3に示す回路におい
て)の差動増幅器A1の増幅率Aを切り換える増幅率変
更手段を設けることによりトナー画像の色毎の補正を行
うこともできる。
【0102】さらに加えて、上述の光量調整手段、増幅
率変更手段とを組み合わせることにより補正手段を構成
し、トナー画像の色毎に補正を行い検出動作を行う構成
であってもよい。
【0103】以上のように本実施の形態によれば、高濃
度域で直接反射光が得られない場合には、散乱光成分側
を検出し、さらに、カラー機においてはトナー色により
出力補正を行って濃度(付着量)検知を行うことで、低
濃度から高濃度までを1センサーで検出できるため、コ
ストダウン、省スペース化が可能となる。
【0104】[第3の実施の形態] (概略構成)次に、本発明にかかる第3の実施の形態に
ついて、図8〜図15に基づいて説明する。図8は、本
例の画像形成装置を示す概略説明図である。
【0105】本例のカラー記録装置である画像形成装置
200は、図8に示すように、一側面に開口を有する筐
体にて形成された本体202と、この本体202の側部
にて突設された転写ベルトユニット204と、この転写
ベルトユニット204の上方に位置するように前記本体
202に突設された色ずれ検出治具210と、本体20
2内に形成された各色のレジストマーク207(色ずれ
検出用マーク)を転写するための不図示の各画像形成ユ
ニットと、を含んで構成される。
【0106】上記のような画像形成装置200におい
て、レジストパターン転写後、本体202の開口より、
転写ベルトユニット203(中間転写ユニット)を引き
出し、所望の取り付け箇所に色ずれ検出治具210を取
り付けて位置ずれの測定を行う。
【0107】(色ずれ検出治具)次に、色ずれ検出治具
210の詳細について、図9を用いて説明する。図9
は、本例の色ずれ検出治具を示す説明図である。
【0108】色ずれ検出治具210は、図9に示すよう
に、レジストマーク207に対して照射光を照射する光
生成手段としての光源214と、この光源214にて照
射された照射光がレジストマーク207にて反射した反
射光を案内するための光学系であるミラー216と、こ
のミラー216にて反射した反射光を受光することで所
定の画像を読み取る撮像手段、検知手段、検出手段、第
2の検出手段である2次元CCD(電荷結合素子)21
2と、これら光源214・ミラー216・2次元CCD
212を所定位置に搭載固定するための支持部材である
治具本体217と、を含んで構成されている。
【0109】2次元CCD212は、図10に示すよう
に、光電変換機能を有する複数の画素213がm行n例
にてマトリックス状配列された光電面を有し、これら複
数の画素213によって画像情報を含む光情報が受け取
られ、この光情報を電気情報に変換する。
【0110】(転写ベルトユニット)次に、転写ベルト
ユニット204について説明する。転写ベルトユニット
204は、図8に示すように、不図示の駆動モータ(転
写ベルト駆動手段)とともに回転する一対の転写ベルト
搬送ローラー206・206と、このローラー206・
206間に架設された転写ベルト205と、を含んで構
成されている。
【0111】転写ベルト(無端状の搬送ベルト)205
の表面には、図9に示すように、複数例えば4色(イエ
ロー、マゼンダ、ブラック、シアン等)のレジストマー
ク207が形成されている。なお、レジストマーク20
7は、図の例では、十字形状に形成されているが、この
形状に限定されるものではなく、なお、よりトナー量の
消費が少ない「├」、「┬」、「┤」、「┴」、
「┐」、「└」、「┘」、「┌」等のマークであっても
よい。
【0112】なお、転写ベルト205には、さらに、図
11に示すようなベルト位置検知用マーク208が形成
されている。このベルト位置検知マーク208を、不図
示のベルト位置検知用マーク検知手段により検知するこ
とで、基準位置の検出を行う。
【0113】(制御系の構成について)次に、上述のよ
うな2次元CCDによりずれ量を算出するための位置ず
れ検知治具及び画像形成装置の制御系の構成について説
明する。図12は、本例の画像形成装置の制御系を示す
機能ブロック図である。
【0114】本例の画像形成装置200(カラーレジス
ト)の制御系200は、図12に示すように、検知手
段、画像検出手段である2次元CCD212と、この2
次元CCD212にて検出された検出画像情報に基づ
き、当該画像情報を格納するための格納手段であるメモ
リ等の記憶手段240と、検出された前記画像情報と2
次元CCD212の画素位置とを対比させることでレジ
ストマークの位置ずれ量を補正する補正量を演算するた
めの補正量演算手段230と、この補正量演算手段23
0で算出された補正量を記憶手段240に格納するとと
もに、当該格納された演算結果画像情報を画像制御手段
である各駆動系に供給するとともに、各部の制御を司る
制御手段である中央演算処理装置(CPU)250と、
画像形成装置200の各画像形成用の駆動機構を制御す
るための画像制御手段である駆動系220と、ベルト位
置検知用マーク208を検出するためのベルト位置検知
用マーク検知手段222と、転写ベルト205を駆動す
る転写ベルト駆動手段209と、このベルト位置検知用
マーク検知手段222にて検知されたタイミングにて転
写ベルト駆動手段209を停止するように駆動制御する
とともに、中央演算処理装置250に対して停止した旨
の信号を送ることで2次元CCD212の読み取り動作
を開始させるように制御する転写ベルト駆動制御手段2
24と、を含んで構成されている。なお、これらの駆動
系、中央演算処理装置、転写ベルト駆動制御手段、転写
ベルト駆動手段を含めて本発明の制御手段として構成し
てもよいことは言うまでもない。
【0115】駆動系220は、補正量演算手段230か
ら中央演算処理装置250を介して入力される主走査補
正量に基づき、主走査開始タイミングを制御する主走査
開始タイミング制御手段225と、補正量演算手段23
0から中央演算処理装置250を介して入力される副走
査補正量に基づき、副走査開始タイミングを制御する副
走査開始タイミング制御手段226と、補正量演算手段
230から中央演算処理装置250を介して入力される
全体横倍補正量に基づき、画素クロックの周期を制御す
る画素クロック周期制御手段227と、補正量演算手段
230から中央演算処理装置250を介して入力される
部分横倍補正量に基づき、水平方向の書き込みユニット
を駆動する水平方向書き込みユニット駆動手段(第1の
書き込みユニット駆動手段)228と、補正量演算手段
230から中央演算処理装置250を介して入力される
スキュー補正量に基づき、垂直方向の書き込みユニット
を駆動する垂直方向書き込みユニット駆動手段(第2の
書き込みユニット駆動手段)229と、を含んで構成さ
れる。
【0116】補正量演算手段230は、主走査ずれを補
正する補正量を算出する主走査補正量算出手段232
と、副走査ずれを補正する補正量を算出する副走査補正
量算出手段233と、全体横倍ずれを補正する補正量を
算出する全体横倍補正量算出手段234と、部分横倍ず
れを補正する補正量を算出する部分横倍補正量算出手段
235と、スキューずれを補正する補正量を算出するス
キュー補正量算出手段236と、を含んで構成される。
【0117】ここで、主走査ずれとは、図13(A)に
示すように、例えばイエロー(Y)のレジストマーク2
07aに対してマゼンダ(M)のレジストマーク207
bが転写ベルトの進行方向と交差する横方向にてずれて
いるような場合をいい、主走査方向の書き出しタイミン
グの調整で補正する。
【0118】また、副走査ずれとは、図13(B)に示
すように、例えばイエローのレジストマーク207aに
対してマゼンダのレジストマーク207bが転写ベルト
の進行方向にてずれているような場合をいい、副走査方
向の書き出しタイミングの調整で補正する。
【0119】さらに、全体横倍ずれとは、図13(C)
に示すように、例えばマゼンダ(M)のレジストマーク
207bに対して、イエロー(Y)のレジストマーク2
07aが、転写ベルトの搬送方向と交差する横方向にて
所定の倍率びて拡大した場合をいい、画素クロックの周
波数調整で補正する。
【0120】さらにまた、部分横倍ずれとは、図13
(D)に示すように、例えばマゼンダ(M)のレジスト
マーク207bに対して、イエロー(Y)のレジストマ
ーク207aが、転写ベルトの搬送方向と交差する横方
向にて部分的に拡大した場合をいい、書き込みユニット
の水平方向の傾き調整で補正する。
【0121】また、スキューずれとは、図13(E)に
示すように、例えばイエロー(Y)のレジストマーク2
07aに対してマゼンダ(M)のレジストマーク207
bが傾斜してずれているような場合をいい、書き込みユ
ニットの垂直方向の傾き調整で補正する。
【0122】上記のような構成の画像形成装置200の
制御系において、ベルト位置検知用マーク検知手段22
2がベルト位置検知用マークを検知すると、転写ベルト
駆動制御手段224は、所定ステップ、転写ベルト駆動
手段209を駆動させた後に停止させるよう制御され
る。転写ベルト駆動手段209が停止すると、その旨の
信号(読取開始信号等)が中央演算処理装置250に伝
達され、光源が点灯されて2次元CCD212によるレ
ジストマーク207の読み込みが開始される。
【0123】2次元CCD212にてレジストマーク2
07等の画像情報が読み込まれると、2次元CCD21
2からの画像情報が記憶手段240に格納される。
【0124】ここで、2次元CCD212の各画素と、
記憶手段240のアドレスとは1:1に対応している。
従って、中央演算処理装置250は、記憶手段240か
ら画像情報を読み出すことにより、複数のレジストマー
ク207のいずれか一つを基準にレジストマーク207
間の位置ずれを算出し、カラー画像を重ねて記録する際
の色ずれを補正することとなる。
【0125】補正量演算手段230では、記憶手段24
0に格納されたレジストマーク検出情報から各誤差要因
(主走査、副走査、全体横倍、部分横倍、スキュー)の
ずれ量が算出され、算出されたずれ量より、各誤差要因
毎の補正量が求められる。そして、中央演算処理装置2
50は、各誤差要因の補正量に従って、画像形成手段を
制御する。
【0126】(レジスト補正動作の処理手順)次に、レ
ジスト補正動作の処理手順について、図14を参照しつ
つ説明する。
【0127】先ず、転写ベルト(中間転写ベルト)20
5上にレジストマーク207を転写する(S201)。
次いで、転写ベルトユニット(中間転写ユニット)20
5を引き出し、色ずれ検出治具210を設置する(S2
02)。そして、基準に対するずれ量を検出することと
なる(S203)。
【0128】さらに、ユニット位置のずれを算出する
(S204)。次に、このずれ量が規定内であるか否か
の判断処理を行う(S205)。この判断処理におい
て、ずれ量が規定外であると判断された場合には、ユニ
ット固定位置を調整する処理を行う(S206)。そし
て、S201に戻り中間転写ベルト上にレジストマーク
を転写する。
【0129】一方、上記判断処理において、ずれ量が規
定内であると判断された場合には、処理が終了する。
【0130】(処理手順)次に、上述のS203のずれ
量を検出するための処理手順について図15を参照して
説明する。
【0131】先ず、ベルト位置検出用マーク検出手段に
てベルト位置検出用マーク208を検出する(S30
1)。このベルト位置検出用マークにより、レジストパ
ターン207の転写ベルト205の転写位置、転写後の
停止位置が固定される。
【0132】次に、規定ステップとなる所定の時間経過
後、Y位置が2次元CCDの撮像範囲にくる位置で転写
ベルト205を停止させる(S302)。これにより、
停止位置が固定される。なお、ここで、位置決め検査治
具210の取り付け位置も固定されることとなる。
【0133】Y位置で停止させた状態で、2次元CCD
212によりレジストマーク207の読み込みを行う
(S303)。光源214により読み取られたレジスト
マーク207に係る光情報は、ミラー216で反射を繰
り返し2次元CCD212に達する。
【0134】この読み取り位置は、図11に示すよう
に、ベルト位置検知用マーク208からの距離S、Lに
より把握できる。これにより、この色(Y)の基準から
のずれ量を算出することができる。
【0135】そして、転写ベルト駆動動作を開始させる
(S304)。
【0136】次いで、規定ステップとなる所定の時間経
過後、M位置が2次元CCDの撮像範囲にくる位置で転
写ベルトを停止させる(S305)。
【0137】M位置で停止させた状態で、2次元CCD
によりレジストマークの読み取りを行う(S306)。
そして、転写ベルト駆動動作を開始させる(S30
7)。
【0138】次いで、規定ステップとなる所定の時間経
過後、C位置が2次元CCDの撮像範囲にくる位置で転
写ベルトを停止させる(S308)。
【0139】C位置で停止させた状態で、2次元CCD
によりレジストマークの読み込みを行う(S309)。
そして、転写ベルト駆動動作を開始させる(S31
0)。
【0140】次いで、規定ステップとなる所定の時間経
過後、BK位置が2次元CCDの撮像範囲にくる位置で
転写ベルトを停止させる(S311)。
【0141】Bk位置で停止させた状態で、2次元CC
Dによりレジストマークの読み込みを行う(S31
2)。そして、転写ベルト駆動動作を開始させる(S3
13)。
【0142】以上のようにして、レジストマークを読み
込む毎に転写ベルトを停止させて2次元CCDにより当
該レジストマークを読み込むことにより、従来のように
転写ベルトの動作に起因した駆動によるムラ等が生じな
い。加えて、読み込み時には、2次元CCDにより読み
込むので、停止させた状態で読み込んだとしてもそのず
れ量を算出することができる。
【0143】さらに、本例では、2次元CCDによる読
み取り時に、レジストマークを中間転写ベルト上あるい
は転写ベルト上で移動させる必要がなく、中間転写ベル
トあるいは転写ベルトの駆動ムラの影響を受けない高精
度な位置ずれ検知を行うことが可能になる。
【0144】また、駆動むらの影響を受けないため、4
色の相対的なずれ量ではなく、ある基準マーク(メモリ
しておく)に対する各色絶対的なずれを検出することが
可能になり、高精度なずれ量検出が可能になる。
【0145】さらに、レジストマークを停止した状態で
読み取るため、マークの形状が単純化でき、検知あるい
は演算処理が単純化することができる。
【0146】なお、2次元CCDは高価なため検査治具
に設置し、装置生産時にこの治具を使用し色ずれを防止
するようにすることが好ましい。
【0147】[第4の実施の形態]次に、本発明にかか
る第4の実施の形態について、図16〜図19に基づい
て説明する。図19は、本例のカラー記録装置の概略を
示す説明図である。
【0148】本例の画像形成装置に含まれるカラー記録
装置300は、図16に示すように、不図示の駆動モー
タ(転写ベルト駆動手段)とともに回転する転写ベルト
搬送ローラー304と、このローラー304に架設され
た転写ベルト302(搬送ベルト)と、この転写ベルト
302の搬送方向と交差する方向に沿って上方位置に配
設されたレジストセンサー312、314(第1の検出
手段)、及び変位センサー316(第2の検出手段)
と、各色毎のレジストマークを形成するための不図示の
画像形成ユニットなどを含んで構成されている。
【0149】転写ベルト302は、その搬送方向に沿っ
て、一側端側の複数のレジストマーク(色ずれ検出用マ
ーク)306a、306b、・・、他側端側の複数のレ
ジストマーク307a、307b、・・、が形成されて
いる。
【0150】一方のレジストセンサー312は、転写ベ
ルト302を搬送させながら、一側端側の複数のレジス
トマーク306a、306b、・・を検出するものであ
り、他方のレジストセンサー314は、転写ベルト30
2を搬送させながら、他側端側の複数のレジストマーク
307a、307b、・・を検出するものである。
【0151】変位センサー316は、転写ベルト302
の上下方向の変位を検出するものであり、例えばPSD
センサー等にて形成することが好ましい。
【0152】(制御系)次に、本例の画像形成装置の制
御系について、図17を参照しつつ説明する。
【0153】本例の画像形成装置300は、図17に示
すように、レジストを検出するための検出手段であるレ
ジストセンサー312、314と、図25に示すような
距離変動Δhの変位を検出するための変位検出手段であ
る変位センサー316と、レジストセンサー312、3
14及び変位センサー316からの各々の検出結果を格
納するための格納手段、記憶手段であるRAM320
と、このRAM320に格納された情報に基づき、当該
情報の補正処理を行う補正処理部330と、この補正処
理部330にて補正された画像情報を出力して画像形成
を行うための画像形成部332と、これらのRAM32
0・補正処理部330・画像形成部332などの制御を
司る制御手段であるCPU(中央演算処理装置)340
と、を含んで構成される。
【0154】なお、RAM、補正処理部、CPUなどで
本発明の補正手段を構成できる。
【0155】RAM320には、変位量とセンサー出力
との相関関係が定義された変位センサー出力特性相関テ
ーブル、変位センサー検出値とレジストセンサー検知誤
差量との相関関係を定義した変位センサーレジスト検知
誤差量の特性相関テーブル、などが格納されている。
【0156】図18には、変位量と、センサー出力との
相関関係を示した変位センサーの出力特性の一例が開示
されている。同図の特性では、変位量が増大するに従
い、センサー出力が減少する直線の特性となっている。
なお、この特性は、図示の例に限らず、変位量が増大す
るに従いセンサー出力が増大するような特性を有する
等、種々のセンサーを用いることができる。
【0157】図19には、変位センサーと、レジスト検
知誤差量との相関特性が開示されている、この図に示す
ように、変位センサーの検出値が増大するに従い、レジ
ストセンサー検知誤差量も比例して増大する。なお、こ
の特性は、図示の例に限らず種々の特性を有するもので
あってもよい。
【0158】本例では、変位センサー316により検出
される距離変動量とレジストセンサー312、314の
検知誤差量との関係式に従い補正量を算出することとな
る。すなわち、図9に示すような相関テーブルに基づき
補正値が演算される。
【0159】色ずれ検出手段であるレジストセンサー3
12、314に反射型のフォトセンサーを用いる場合、
発光―受光間の光路がある角度を持つため、無端状の転
写ベルト302(又は感光体ドラム)とレジストセンサ
ー312(314)との距離が変動すると、検知対象上
の光照射位置が変動するため、レジストマーク位置を正
確に検出することが困難である。
【0160】そこで、距離変動を検出可能な変位センサ
ー316を用いて、レジストセンサー312、314が
レジストマーク306a、306b、307a、307
b等を検知する際の無端状の転写ベルト302(又は感
光体ドラム)とレジストセンサー312(314)との
距離変動を検出する。
【0161】検出された距離変動量より、レジストマー
ク306a上のスポット位置の変動を算出し、レジスト
センサー312(314)の検出値を補正することで、
無端状の転写ベルト302(又は感光体ドラム)の高さ
方向の変動に伴う色ずれ検出の誤差を除去することが可
能になるため、確度のある色ずれ検出が実現できる。
【0162】また、変位センサー316による距離変動
の検出値と、距離変動に伴うレジストセンサー312
(314)の検知誤差量との関係を予め算出して、RA
M320にテーブルとして格納しておき、その相関テー
ブルに従って距離変動による色ずれ検出誤差の補正を行
うことで、変位センサー316とレジストセンサー31
2(314)との間に生じるばらつきを軽減し、より正
確な色ずれ検出を実現することも可能である。
【0163】このようにして、変位センサー316によ
り検出される距離変動量とレジストセンサーの検知誤差
量との相関関係に従い補正量を算出する。
【0164】なお、レジストマーク306a、307a
間の距離を算出することにより、全体横倍のずれを補正
することができる。
【0165】以上のように本実施の形態によれば、レジ
ストマーク(色ずれ検出用マーク)が形成される感光体
及び無端状ベルトの高さ方向のずれに伴う、レジストセ
ンサーのスポット位置のずれを補正できるので、精度の
高い色ずれ検出を行うことができる。
【0166】[第5の実施の形態] (全体構成)次に、本発明にかかる第5の実施の形態に
ついて、図20に基づいて説明する。図20は、本例の
画像形成装置の概略を示す断面図である。
【0167】本例では、上述の各実施の形態におけるト
ナー濃度検出装置、カラー記録装置、位置ずれ検出治具
に用いられる各制御手段等を備えた画像形成装置の全体
構成を示す例である。この画像形成装置の全体の概略構
成について、図20を参照して説明する。
【0168】本例の画像形成装置400は、ファクシミ
リ機能、複写機能、及びプリンタ機能を有する複合機で
あり、図20に示すように、原稿読取手段410、上述
の実施の形態におけるトナー濃度検出装置1、画像書込
手段440(不図示)、画像形成手段450、転写紙搬
送手段460、転写紙排紙手段464、転写紙反転手段
470を含んで構成される。また、装置本体406に外
付けされる形で、外部給紙手段が、ソーティグ、ステー
プリング、パンチング等の後処理を行うフィッシャー部
が、各々設けられることが好ましい。
【0169】また、画像形成装置400は、装置本体4
06の上面に設けられた不図示の操作手段及び表示手段
と、装置本体6に対して着脱自在に形成された複数たと
えば2段の給紙カセット482(482−1、482−
2)と、を含んで構成されている。
【0170】原稿読取手段410は、原稿の束の中から
例えば1枚の原稿に記載の画像(文字列、絵画等)を光
源の照射光に基づき、光情報として読み取り、これを電
気情報に変換する機能を有する。一般に、原稿は、その
原稿面がプラテンガラス表面と対面した状態で、該プラ
テンガラス上に載置される。
【0171】また、自動原稿給送手段としての自動両面
原稿搬送部(RADF)を備えることが好ましい。これ
により、上記同様、複数の原稿の束に関し、その原稿面
を連続して読み取ることができる。
【0172】画像書込手段440は、上述の電気情報に
基づき制御したレーザビームを、感光体ドラム10上に
照射し、静電潜像を形成する機能を有する。原稿面に係
る光情報が変換されその画像情報を含む電気情報は、図
示しない半導体レーザから発振するレーザビームに係る
制御を実施するために用いられる。
【0173】前記電気情報に基づいて制御され発振され
たレーザビームは、ポリゴンミラーに照射され、ここを
反射した該レーザビームは感光体ドラム10上に照射さ
れる。ここに、ポリゴンミラーがレーザビームを反射し
つつ回転することにより、感光体ドラム10上では、該
レーザビームの照射が、その軸方向に関して走査されな
がら行われることになる。このレーザビームの照射によ
り、感光体ドラム10上には、前記電気情報に基づいた
静電潜像が形成される。
【0174】画像形成手段450は、上記感光体ドラム
10上に形成される静電潜像を基にして転写紙上に画像
を形成する機能を有する。感光体ドラム10には、上述
したようにレーザビームの照射による静電潜像が形成さ
れるが、その前提作業として当該感光体ドラム10表面
全体を帯電部によって一様に帯電させておく。
【0175】カラー画像形成可能な複数例えば4色、イ
エロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(Bk)等の現像部453は、前記静電潜像に対して
帯電したトナー粒子を付着させてこれを可視化する。転
写部454では、別途給送されてくる転写紙面に対し
て、前記トナー粒子を転写・付着させ、該転写紙面上に
トナー像を形成する。
【0176】感光体ドラム10上に対しては、分離部が
該感光体ドラム10に吸着した転写紙を分離し、クリー
ニング部が転写後、感光体ドラム10上に残ったトナー
を清掃して清浄面を現出し、再び帯電部による一様帯電
が行われ、レーザビーム照射による静電潜像の形成が行
われ得るようにする。一方、転写紙Yについては圧着部
458へと送られる。圧着部458は、熱ローラ459
a及び459bによって転写紙に熱及び圧力を加え、前
記転写されたトナー像の圧着を図って、画像が形成され
る。
【0177】転写紙はこの後、排紙手段である転写紙排
紙手段464に設けられた複数のローラを介して、装置
外部のフィッシャー部へと排紙される。この時点におい
て、原稿面に係る画像の、転写紙Y面に対する「複写」
が完了することになる。
【0178】なお、上記排紙は、転写紙Yを表裏反転さ
せて実施できる。この場合には、上記した感光体ドラム
10から転写紙へのトナー像の転写を、上述の一方の面
に加えて、他方の面に対しても実施する。すなわち、片
面複写を終えた転写紙は転写紙反転手段470へと搬送
される。ガイド部が転写紙を図中右上方に搬送するよう
に切り換わると、該転写紙は、反転ローラを介して反転
部へと搬出される。以下、転写紙は、当該反転搬送経路
474を通過して、再び感光体ドラム10の上流側に到
達する。このとき、感光体ドラム10面と対向する転写
紙面は、転写紙反転手段470を通過する前に転写され
た面とは、別の面となっている。なお、一般的には、こ
のように反転された転写紙Yに実際に画像形成を行う
際、感光体ドラム10上には画像書込手段440によっ
て新たな画像情報の書き込みを行う。
【0179】搬送手段である転写紙搬送手段460は、
画像形成手段450の感光体ドラム11に対して転写紙
を搬送する機能を有する。転写紙Yは、複数例えば2段
に形成された給紙カセット(収納手段)482(図で
は、482−1、482−2、の2つの給紙カセット)
内の各々に設けられたトレイ上に積層・載置される。こ
れら給紙カセット482は、上記画像形成手段450に
転写紙を送出する際には装置本体内に納まり、転写紙を
補充する際には装置本体から引き出すことができる。
【0180】このような状態において、例えば複写実行
時に転写紙に関するサイズの指定や紙種の指定があれ
ば、それに従って、対応する給紙カセット482内のト
レイが図中上方に押し上げられることにより、転写紙面
が送出ローラーの周面に接触し、該ローラーが回転する
ことにより、当該転写紙が給紙カセット482から送出
される。以降、この転写紙は、複数の搬送ローラ等の構
成によって画像形成手段450に向け搬送されることに
なる。
【0181】ここで、転写紙搬送手段460、複写後反
転手段470、画像形成手段450及び転写紙排紙手段
464は、全体として「転写紙搬送系」を構成してお
り、多数の搬送ローラ等や、これら搬送ローラ等を回転
させるための図示しない駆動源等を備えたものとなって
いる。
【0182】(制御系)次に、上述のような画像形成装
置400の制御系の構成について図22を参照して説明
する。図22は、本例の画像形成装置の制御系の構成を
示す機能ブロック図である。
【0183】本例の画像形成装置400は、図22に示
すように、例えば上述の実施の形態のトナー濃度検出装
置1と、上述の実施の形態の2次元CCD212と、2
次元CCD212等にて位置ずれを制御するための図1
2にて開示された画像形成装置200の制御系の機能を
全て備えた位置ずれ補正制御系200Aと、上述の実施
の形態のレジストセンサー312(314)・変位セン
サー316と、これらのセンサーに基づき、色ずれ補正
を行う上述の図17にて開示された画像形成装置300
の制御系の機能を全て備えた色ずれ補正制御系300A
と、例えば所定のファクシミリ通信手順に従って通信を
行う通信手段403と、受信時に受信画像情報を復号化
して伸長し、送信時に原稿画像情報を圧縮して符号化す
る符号化復号化手段404と、所定の光学系からなり原
稿画像を読み取るための原稿読取手段410と、原稿読
取手段410にて読み取った画像情報、通信手段403
にて受信した画像情報を記憶する画像記憶手段407
と、受信した又は読み取った画像情報に所定の処理(変
倍処理、画像の重ね合わせ処理等)を施し画像記憶手段
307に格納する画像処理手段408と、記録媒体とし
ての転写紙上に画像形成を行う画像形成手段410と、
各種モードの設定や通信先の電話番号入力等を行う多数
のキー群(テンキー)、スタート釦等を備えた操作を行
う操作手段416と、例えばLCDタッチパネルを用い
て例えばコピーモードにおいて原稿のサイズを設定入力
する画面等を表示するための表示手段417と、表示手
段417に表示される画面の画面データを記憶しておく
画面データ記憶手段419と、この画面データ記憶手段
419に基づいて表示手段417の表示制御を行う表示
制御手段418と、画像形成手段450の動作に連動さ
せて給紙カセット内の転写紙を搬送する転写紙搬送手段
412と、画像書込手段440、転写紙排紙手段46
4、複写後反転手段470などの構成各部を所定の制御
プログラムに従って制御する制御手段420と、を含ん
で構成されている。
【0184】なお、複合機である画像形成装置400に
おけるコピー機能のみ抽出した構成でも画像形成装置を
構成できる。
【0185】ファクシミリ通信手段403は、NTTな
どの公衆網との間で発呼を行ったり、不特定多数の相手
方からの着呼、復旧、切断処理等の接続制御を行うため
の網制御装置(ネットワークコントロールユニット)、
受信時に公衆網によって伝送されてきた変調信号を復調
してデジタルの受信画像に変換し、送信時に公衆網の周
波数帯に整合するように原稿画像情報を変調して変調信
号に変換する通信モデムを有している。
【0186】画像記憶手段407は、コピー領域と、フ
ァクシミリ領域と、各国フォントビットマップデータ等
の画像データを内蔵する不揮発性メモリとからなってい
る。
【0187】画像処理手段408においては、原稿読取
手段410によって読み取られたデジタル画像信号、又
はファクシミリ通信手段403によって受信されたデジ
タル画像信号に対して、必要に応じて拡大縮小回路、濃
度補正回路で前処理を行った後、圧縮伸長回路で画像圧
縮し、画像記憶手段407に記憶する。そして、この記
憶した画像を読み出して、圧縮伸長回路で伸張し、画像
形成手段410に出力する。
【0188】操作手段416は、操作の受付けを行うタ
ッチパネルとパターンや文字の表示を行うLCDからな
る表示手段417とが重ねて配置されてなり、LCDに
表示されている位置でタッチパネルを押して操作するよ
うにされている表示操作部、ワンタッチ送信や同報通信
等を実行するためのワンタッチダイヤル用のワンタッチ
キー、「0」〜「9」のテンキー、「*」キー、「#」
キー等からなる電話番号入力用のキー釦、チェック釦、
ヘルプ釦、アプリケーション釦、リセット釦、ストップ
/クリア釦、割込コピー釦、スタート釦、コピー機能、
ファクシミリ機能、及びプリンタ機能の切替えを行うた
めのモードチェンジキーなどを有している。
【0189】制御手段420は、複合機の構成各部の状
態を管理し制御を行う機能を有する。
【0190】この他、制御手段420は、画像処理手段
408の制御を行うための画像制御部、画像形成手段4
50の駆動制御を行うためのプリンタ制御部、操作手段
416の操作制御を行う操作制御部、通信手段403の
制御を行うための通信制御部(データ処理手段、データ
通信制御手段)等を有している。
【0191】上述のような構成の画像形成装置400に
おいて、ユーザーは、操作手段416及び表示手段41
7を操作して、例えばコピーモードに設定して、原稿を
セットし、操作手段416内のスタート釦等を押下する
ことによって、コピーがスタートする。
【0192】例えば代表的には、図20に示すように、
プラテンガラス上に直接に原稿を載置して、複写を実行
する場合や、自動両面原稿搬送手段から複数の原稿をプ
ラテンガラス上に供給し連続した複写を実行する場合等
が考えられる。
【0193】このとき、図20の断面図に示すように、
例えば給紙カセット482の紙束から給送された転写紙
は、転写紙搬送手段460の搬送ローラーを介して搬送
され、画像形成手段450にて画像形成され、転写紙排
紙手段464の複数のローラーにて装置外部に排紙され
ることとなる。あるいは、両面コピーの場合には、一方
の面が画像形成手段450にて画像形成されると、複写
後反転手段470にて案内され、反転ローラを介して反
転部へと搬出される。次に、転写紙が反転部へ所定量送
出された状態において、反転搬送経路474へと搬送す
る。以下、転写紙は当該経路474、460を通過し
て、再び感光体ドラム10の上流側に到達することとな
る。
【0194】なお、カラー画像を形成可能な画像形成装
置400は、上述の例に限らず、例えば図21に示すよ
うな画像形成ステーションを形成するものであってもよ
い。
【0195】図21に示す画像形成装置500では、原
稿読取手段510と、上述の各実施の形態にて用いられ
るのと同様の画像形成ステーション520と、複数の給
紙カセット530並びに紙搬送系540と、を備えてい
る。
【0196】原稿読取手段510は、カラー画像を読み
取るイメージセンサー等を備え、一連の画像読み取りシ
ーケンスが制御手段により制御される。
【0197】画像形成ステーション520では、複数個
の感光体ドラム522(画像担持体)を並設し、感光体
ドラム522に形成されたイエロー画像、マゼンダ画
像、シアン画像、ブラック画像を順次搬送ベルト524
に搬送される記録媒体の転写材上に順次転写して複数色
の画像を形成可能に構成されている。
【0198】なお、画像形成ステーション520の駆動
は制御手段により制御され、転写材の搬送位置や、画像
形成などの制御を実行する処理手段を備えている。
【0199】また、画像形成ステーション520には、
上述の実施の形態において開示された、レジストセンサ
ー312(314)、変位センサー316、2次元CC
D212などを備えている。
【0200】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、例え
ば、上述の各実施の形態の一部では、複写装置、を例に
した説明をしたが、例えばパソコンのワープロ上等で作
成した画像を転写紙に印刷するプリンタ、また、通信回
線等を介して送信されてくる画像を印刷するファクシミ
リ等についても本発明を適用することは容易に可能であ
る。
【0201】また、上記実施形態で述べたような複写装
置、そして、いま述べたプリンタ及びファクシミリ等の
機能を一の装置内にすべて備えて構成した、いわゆる
「複合機」についても、本発明は全く同様に適用するこ
とが可能である。
【0202】また、上述の各実施の形態において、転写
ベルトに限らず、感光体ドラム等に形成する場合でもよ
い。
【0203】さらに、上述の各実施の形態同士、及び各
実施の形態と各変形例との組み合わせによる例をも含む
ことは言うまでもない。
【0204】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ナー画像からの拡散反射成分であるS波成分を抽出する
ことで、画像担持体からの反射光がなくなるような高付
着量領域であってもトナー濃度の差を検出することが可
能になる。
【0205】また、トナー濃度検知の開始時に画像担持
体上の状態を把握するため、拡散反射成分を出力信号と
する第2の受光部の出力が高いと面粗度が高いもしく
は、傷などが存在することになるため、規定値を設定し
ておき、第2の受光部の信号が規定値以上になる領域に
は、トナー画像を形成しないようにすることで、画像濃
度検出における誤検知を避けることができる。
【0206】すなわち、画像担持体の表面は鏡面反射す
るが、表面が荒れたり、傷が付いたりすると、表面状態
が悪くなって拡散反射成分が増える。そこで、画像担持
体を読むときに、拡散反射成分の増減を検出することに
より、表面のあれ具合を検出することができる。これに
より、あるレベルを超えるような表面状態の所にはつく
らないようにして検出精度を向上させることができる。
【0207】また、高濃度域で直接反射光が得られない
場合には、拡散反射成分を検出し、さらに、カラー機に
おいてはトナー画像の色により出力補正を行って濃度
(付着量)検知を行うことで、低濃度から高濃度までを
1センサーで検出できるため、コストダウン、省スペー
ス化が可能となる。
【0208】さらに、色ずれ検出マークを読み込む毎に
搬送ベルトを停止させて2次元の検出手段により当該色
ずれ検出マークを読み込むことにより、従来のように搬
送ベルトの動作に起因した駆動によるムラ等が生じな
い。加えて、読み込み時には、2次元により読み込むの
で、停止させた状態で読み込んだとしてもそのずれ量を
算出することができる。
【0209】また、色ずれ検出マークが形成される感光
体及び無端状の搬送ベルトの高さ方向のずれに伴う、第
1の検出手段のスポット位置のずれを補正できるので、
精度の高い色ずれ検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー濃度検出装置の画像濃度検知の
概略を示す説明図である。
【図2】本発明のトナー濃度検出装置に用いられる偏光
型センサーの概略を示す説明図である。
【図3】本発明のトナー濃度検出装置の全体の概略構成
の一例を示す機能ブロック図である。
【図4】トナー付着量と出力電圧との関係を示す説明図
である。
【図5】トナーの発光波長と反射率との関係を示す分光
特性を示す説明図である。
【図6】画像濃度を制御するための処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の画像形成装置における画像濃度検知の
概略を示す説明図である。
【図8】本発明のカラー記録装置の概略構成を示す説明
図である。
【図9】図8のカラー記録装置に設置される色ずれ検出
治具の構成の概略を示す説明図である。
【図10】図9の色ずれ検出治具に用いられる2次元C
CDの構成を示す概略図である。
【図11】図10の2次元CCDを用いたパターン読取
のイメージを示す説明図である。
【図12】本発明のカラー記録装置の位置ずれ検知を行
う概略構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図13】同図(A)〜(E)は、位置ずれ検知におけ
る位置ずれのパターンを各々示す説明図である。
【図14】本発明のカラー記録装置におけるレジスト補
正動作の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明のカラー記録装置におけるずれ量を検
出する動作の処理手順を説明するフローチャートであ
る。
【図16】本発明のカラー記録装置におけるずれ量を測
定するための構成の概略を示す説明図である。
【図17】本発明のカラー記録装置におけるずれ量を測
定するための構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図18】変位センサーの変位量とセンサー出力との関
係を示す出力特性を示す特性図である。
【図19】変位センサーの検出量とレジスト検知誤差量
との関係を示すレジスト検知誤差量の相関特性を示す特
性図である。
【図20】本発明の画像形成装置の全体構成の一例を示
す概略図である。
【図21】本発明の画像形成装置の全体構成の一例を示
す概略図である。
【図22】図21の画像形成装置の制御系の構成の一例
を示す機能ブロック図である。
【図23】従来のカラー記録装置における位置ずれを検
出する構成の概略を示す説明図である。
【図24】従来のカラー記録装置における位置ずれ検出
の概略を示す説明図である。
【図25】従来のカラー記録装置における位置ずれ検出
の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
1、100 トナー濃度検出装置 10 感光体ドラム 24、26 偏光ビームスプリッタ 32、34 受光センサー 60 光量調整手段 200、400、500 画像形成装置 205 転写ベルト 207 レジストマーク 210 色ずれ検出治具 212 2次元CCD 300 カラー記録装置 330 補正処理部 A1 差動増幅器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 380 H04N 1/29 G H04N 1/29 H G03G 21/00 372 (72)発明者 植田 忠行 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 泉宮 賢二 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 奥富 隆治 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 岸 忍 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 重富 雅弘 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2G059 AA01 BB06 BB09 CC19 DD12 EE02 EE05 EE13 GG01 GG02 GG04 JJ19 JJ22 KK01 KK03 MM01 MM05 MM10 MM14 2H027 DA09 DA10 DD09 DE02 DE07 EB04 EC03 EC19 ED04 ED06 ED16 EE06 FA21 FA30 2H030 AA01 AB02 AD16 AD17 BB02 BB16 BB36 BB42 BB44 BB56 BB63 BB71 2H076 AB02 AB67 AB68 EA01 5C074 AA10 BB03 BB26 CC26 DD03 DD16 DD24 DD27 EE11 EE12 FF15 GG12 GG13 GG14 GG19

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体の表面上に形成されたトナー
    画像又は前記画像担持体に対して光を照射し、前記トナ
    ー画像又は前記画像担持体にて反射された反射光を第1
    の偏光及びそれと交差する第2の偏光に偏光手段により
    偏光分離し、分離された第1、第2の偏光を第1、第2
    の受光部にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動を
    検出するトナー濃度検出装置であって、 前記第1の受光部は、前記反射光のうち前記画像担持体
    にて反射される鏡面反射成分と、前記反射光のうち前記
    トナー画像にて反射される拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された一方の分離拡散反射成分と、を検出
    し、 前記第2の受光部は、前記拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された他方の分離拡散反射成分を検出し、 前記第1の受光部での検出結果に基づき、前記鏡面反射
    成分と前記一方の分離拡散反射成分との差分を第1の出
    力信号として出力し、前記第2の受光部での検出結果に
    基づき、前記他方の分離拡散反射成分を第2の出力信号
    として出力し、前記第1の出力信号と前記第2の出力信
    号とを所定の付着量にて切り換えて出力するように制御
    する制御手段と、 前記制御手段にて出力される前記第1又は前記第2の出
    力信号に基づき、トナー濃度を算出するトナー濃度算出
    手段と、 を含むことを特徴とするトナー濃度検出装置。
  2. 【請求項2】 画像担持体の表面上に形成されたトナー
    画像又は前記画像担持体に対して光を照射する照射光生
    成手段と、 前記照射光生成手段にて照射された照射光が前記トナー
    画像又は前記画像担持体にて反射され、この反射光を第
    1の偏光及びそれと交差する第2の偏光に分離する偏光
    手段と、 前記偏光手段により偏光分離された第1、第2の偏光を
    各々受光する第1、第2の受光部と、 を含み、前記第1、第2の受光部での受光に基づき、前
    記トナー画像の濃度の変動を検出するトナー濃度検出装
    置であって、 前記トナー画像のうち、少なくとも黒のトナー画像は、
    前記照射光生成手段の発光波長に対して高い反射率を有
    する部材にて形成されることを特徴とするトナー画像検
    出装置。
  3. 【請求項3】 画像担持体の表面上に形成されたトナー
    画像又は前記画像担持体に対して光を照射し、前記トナ
    ー画像又は前記画像担持体にて反射された反射光を第1
    の偏光及びそれと交差する第2の偏光に偏光手段により
    偏光分離し、分離された第1、第2の偏光を第1、第2
    の受光部にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動を
    検出するトナー濃度検出装置であって、 前記第1の受光部は、前記反射光のうち前記画像担持体
    にて反射される鏡面反射成分と、前記反射光のうち前記
    トナー画像にて反射される拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された一方の分離拡散反射成分と、を検出
    し、 前記第2の受光部は、前記拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された他方の分離拡散反射成分を検出し、 予め設定された規定値と、前記第2の受光部にて検出さ
    れた前記他方の分離拡散反射成分の出力信号の値と、に
    基づき、前記トナー画像の濃度算出前に、前記画像担持
    体の面粗度を算出して、前記画像担持体上の前記トナー
    画像が形成される適正箇所を決定するように制御する制
    御手段と、 を設けたことを特徴とするトナー濃度検出装置。
  4. 【請求項4】 画像担持体の表面上に形成されたトナー
    画像又は前記画像担持体に対して光を照射し、前記トナ
    ー画像又は前記画像担持体にて反射された反射光を第1
    の偏光及びそれと交差する第2の偏光に偏光手段により
    偏光分離し、分離された第1、第2の偏光を第1、第2
    の受光部にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動を
    検出するトナー濃度検出方法であって、 前記反射光のうち前記画像担持体にて反射される鏡面反
    射成分と、前記反射光のうち前記トナー画像にて反射さ
    れる拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離された一
    方の分離拡散反射成分と、を前記第1の受光部にて検出
    するステップと、 前記拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離された他
    方の分離拡散反射成分を前記第2の受光部にて検出する
    ステップと、 前記第1の受光部での検出結果に基づき、前記鏡面反射
    成分と前記一方の分離拡散反射成分との差分を第1の出
    力信号として出力し、前記第2の受光部での検出結果に
    基づき、前記他方の分離拡散反射成分を第2の出力信号
    として出力するステップと、 予め設定された前記第1の出力信号の電圧に対する前記
    トナー画像の付着量の相関を示す第1の相関テーブル
    と、予め設定された前記第2の出力信号の電圧に対する
    前記トナー画像の付着量の相関を示す第2の相関テーブ
    ルとに基づき、第1、第2の出力信号を切り換えるステ
    ップと、 前記第1又は前記第2の出力信号に基づき、前記トナー
    画像の濃度を算出するステップと、 を含むことを特徴とするトナー濃度検出方法。
  5. 【請求項5】 画像担持体の表面上に形成されたトナー
    画像又は前記画像担持体に対して光を照射し、前記トナ
    ー画像又は前記画像担持体にて反射された反射光を第1
    の偏光及びそれと交差する第2の偏光に偏光手段により
    偏光分離し、分離された第1、第2の偏光を第1、第2
    の受光部にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動を
    検出するトナー濃度検出方法であって、 前記反射光の拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離
    された一方の分離拡散反射成分を前記第2の受光部にて
    検出するステップと、 前記第2の受光部での検出結果に基づき、前記一方の分
    離拡散反射成分を第2の出力信号として出力するステッ
    プと、 予め設定された規定値と、前記第2の受光部にて検出さ
    れた前記一方の分離拡散反射成分の出力信号の値と、に
    基づき、前記トナー画像の濃度算出前に、前記画像担持
    体の面粗度を算出して、前記画像担持体上の前記トナー
    画像が形成される適正箇所を決定するステップと、 前記画像担持体の表面上に前記トナー画像を形成するス
    テップと、 を含むことを特徴とするトナー濃度検出方法。
  6. 【請求項6】 画像担持体の表面上に形成されたトナー
    画像又は前記画像担持体に対して光を照射し、前記トナ
    ー画像又は前記画像担持体にて反射された反射光を第1
    の偏光及びそれと交差する第2の偏光に偏光手段により
    偏光分離し、分離された第1、第2の偏光を第1、第2
    の受光部にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動を
    検出して画像形成を行う画像形成方法であって、 前記画像担持体の表面に前記トナー画像の形成を行うス
    テップと、 前記反射光のうち前記画像担持体にて反射される鏡面反
    射成分と、前記反射光のうち前記トナー画像にて反射さ
    れる拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離された一
    方の分離拡散反射成分と、を前記第1の受光部にて検出
    するステップと、 前記拡散反射成分のうち前記偏光手段にて分離された他
    方の分離拡散反射成分を前記第2の受光部にて検出する
    ステップと、 前記第1の受光部での検出結果に基づき、前記鏡面反射
    成分と前記一方の分離拡散反射成分との差分を第1の出
    力信号として出力し、前記第2の受光部での検出結果に
    基づき、前記他方の分離拡散反射成分を第2の出力信号
    として出力するステップと、 予め設定された前記第1の出力信号の電圧に対する前記
    トナー画像の付着量の相関を示す第1の相関テーブル
    と、予め設定された前記第2の出力信号の電圧に対する
    前記トナー画像の付着量の相関を示す第2の相関テーブ
    ルとに基づき、第1、第2の出力信号を切り換えるステ
    ップと、 前記第1又は前記第2の出力信号に基づき、前記トナー
    画像の濃度を算出するステップと、 算出された前記トナー画像の濃度が所定濃度でない場合
    に、プロセス調整を行い再度トナー画像形成を行うステ
    ップと、 を含むことを特徴とするトナー濃度検出方法。
  7. 【請求項7】 偏光手段にて散乱光成分と直接光成分と
    を分光し、前記直接光成分により低濃度から中濃度領域
    のトナー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分により
    高濃度領域の前記トナー画像の付着量を検出し、前記散
    乱光成分を除去した前記直接光成分にて前記付着量を検
    出する検出手段に基づき、低濃度から高濃度領域の前記
    トナー画像の付着量を検出するトナー濃度検出装置であ
    って、 前記散乱光成分を検出する場合に、前記トナー画像の濃
    度を前記トナー画像の色毎に補正する補正手段を含むこ
    とを特徴とするトナー濃度検出装置。
  8. 【請求項8】 偏光手段にて散乱光成分と直接光成分と
    を分光し、前記直接光成分により低濃度から中濃度領域
    のトナー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分により
    高濃度領域の前記トナー画像の付着量を検出し、前記散
    乱光成分を除去した前記直接光成分にて前記付着量を検
    出する検出手段に基づき、低濃度から高濃度領域の前記
    トナー画像の付着量を検出するトナー濃度検出装置であ
    って、 前記散乱光成分を検知する場合に、前記トナー画像の色
    毎に前記光を照射する光の光量を変更する光量変更手段
    を含むことを特徴とするトナー濃度検出装置。
  9. 【請求項9】 偏光手段にて散乱光成分と直接光成分と
    を分光し、前記直接光成分により低濃度から中濃度領域
    のトナー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分により
    高濃度領域の前記トナー画像の付着量を検出し、前記散
    乱光成分を除去した前記直接光成分にて前記付着量を検
    出する検出手段に基づき、低濃度から高濃度領域の前記
    トナー画像の付着量を検出するトナー濃度検出装置であ
    って、 前記散乱光成分を検知する場合に、前記トナー画像の色
    毎に前記検出手段の出力の増幅率を変更する増幅率変更
    手段を有することを特徴とするトナー濃度検出装置。
  10. 【請求項10】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正するカラー
    記録装置であって、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な検出手段を有することを特徴
    とするカラー記録装置。
  11. 【請求項11】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正するカラー
    記録装置であって、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な検出手段と、 前記検出手段による前記色ずれ検出マーク検出時に、搬
    送動作する前記搬送ベルトを停止するように制御する制
    御手段と、 を含むことを特徴とするカラー記録装置。
  12. 【請求項12】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正するカラー
    記録装置であって、 前記搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に
    形成されたベルト位置検出用マークを検出するための第
    1の検出手段と、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な第2の検出手段と、 前記第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第2の
    検出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達す
    る所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを停
    止するように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とするカラー記録装置。
  13. 【請求項13】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正するカラー
    記録装置であって、 前記搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に
    形成されたベルト位置検出用マークを検出するための第
    1の検出手段と、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な第2の検出手段と、 色ずれの補正量を演算する補正量演算手段と、 前記第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第2の
    検出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達す
    る所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを停
    止するように制御し、かつ前記補正量演算手段での補正
    量に基づき、画像形成の制御を行う制御手段と、 を含むことを特徴とするカラー記録装置。
  14. 【請求項14】 前記補正量演算手段は、主走査方向の
    補正量を算出する主走査補正量算出手段を含み、 前記制御手段は、前記補正量に基づき、主走査開始タイ
    ミングを制御する主走査開始タイミング制御手段を含む
    ことを特徴とする請求項13に記載のカラー記録装置。
  15. 【請求項15】 前記補正量演算手段は、副走査方向の
    補正量を算出する副走査補正量算出手段を含み、 前記制御手段は、前記補正量に基づき、副走査開始タイ
    ミングを制御する副走査開始タイミング制御手段を含む
    ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載のカ
    ラー記録装置。
  16. 【請求項16】 前記補正量演算手段は、全体横倍の補
    正量を算出する全体横倍補正量算出手段を含み、 前記制御手段は、前記補正量に基づき、画素クロックの
    周期を制御する画素クロック周期制御手段を含むことを
    特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか一項に
    記載のカラー記録装置。
  17. 【請求項17】 前記補正量演算手段は、部分横倍の補
    正量を算出する部分横倍補正量算出手段を含み、 前記制御手段は、前記補正量に基づき、水平方向書き込
    みユニットを駆動する水平方向書き込みユニット駆動手
    段を含むことを特徴とする請求項13乃至請求項16の
    いずれか一項に記載のカラー記録装置。
  18. 【請求項18】 前記補正量演算手段は、スキューの補
    正量を算出するスキュー補正量算出手段を含み、 前記制御手段は、前記補正量に基づき、垂直方向書き込
    みユニットを駆動する垂直方向書き込みユニット駆動手
    段を含むことを特徴とする請求項13乃至請求項17の
    いずれか一項に記載のカラー記録装置。
  19. 【請求項19】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットににより色ずれ検出用マークを搬送
    ベルトに形成し、前記色ずれ検出マークを検出して複数
    の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正するカラー記
    録装置の色ずれ検出治具であって、前記色ずれ検出用マ
    ークを照射する光源と、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な検出手段と 前記色ずれ検出用マークにて反射される反射光を前記検
    出手段に案内する光学系と、 前記光源及び前記光学系並びに前記検出手段を支持する
    支持部材と、 を有することを特徴とする色ずれ検出治具。
  20. 【請求項20】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルトに形成し、前記色ずれ検出マークを検出する色ずれ
    検出治具を用いて、複数の前記画像形成ユニット間の色
    ずれを補正する画像形成装置の製造方法であって、 前記色ずれ検出治具は、前記色ずれ検出用マーク全体を
    検出するため二次元の所定領域を一度に検出可能な検出
    手段を有し、 前記搬送ベルト上に前記色ずれ検出マークを形成するス
    テップと、 色ずれ検出マーク形成後、前記搬送ベルトを備えた搬送
    ベルトユニットを前記画像形成装置の外部に引き出すス
    テップと、 前記画像形成装置に前記色ずれ検査治具を設置するステ
    ップと、 前記色ずれ検出治具により前記色ずれ検出用マークを検
    出して、基準に対するずれ量を検出するステップと、 前記ずれ量に基づき、前記搬送ベルトユニットの前記画
    像形成装置に対する固定位置を調整するステップと、 を含むことを特徴とする画像形成装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットより色ずれ検出用マークを搬送ベル
    ト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複数
    の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正する画像形成
    方法であって、 前記搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に
    形成されたベルト位置検出用マークを検出するステップ
    と、 この検出結果に基づき、前記色ずれ検出用マーク全体を
    検出するため二次元の所定領域を一度に検出可能な第2
    の検出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達
    する所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを
    停止されるステップと、 を含むことを特徴とする画像形成方法。
  22. 【請求項22】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを感光体又は無端状の搬送ベルトに沿っ
    て並設し各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マーク
    を前記感光体又は前記搬送ベルト上に形成し、前記色ず
    れ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニット
    間の色ずれを補正するカラー記録措置であって、 前記色ずれ検出マークをスポット照射にて検出する第1
    の検出手段と、 前記搬送ベルトの搬送方向と交差する上下方向での距離
    変動を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段での検出結果に基づき、前記距離変
    動に伴う前記第1の検出手段の検出結果の誤差量を補正
    する補正手段と、 含むことを特徴とするカラー記録装置。
  23. 【請求項23】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを感光体又は無端状の搬送ベルトに沿っ
    て並設し各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マーク
    を前記感光体又は前記搬送ベルト上に形成し、前記色ず
    れ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニット
    間の色ずれを補正するカラー記録措置であって、 前記色ずれ検出マークをスポット照射にて検出する第1
    の検出手段と、 前記搬送ベルトの搬送方向と交差する上下方向での距離
    変動を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段での検出結果に基づき、前記距離変
    動に伴う前記第1の検出手段の検出結果の誤差量を補正
    する補正手段と、 を含み、 前記補正手段は、予め算出された前記第2の検出手段の
    距離変動検出値と、距離変動に伴う前記第1の検出手段
    の検出誤差との相関を示す相関テーブルに基づき、距離
    変動による前記色ずれ検出マークの検出誤差を補正する
    ことを特徴とするカラー記録装置。
  24. 【請求項24】 画像担持体の表面上に形成されたトナ
    ー画像又は前記画像担持体に対して光を照射し、前記ト
    ナー画像又は前記画像担持体にて反射された反射光を第
    1の偏光及びそれと交差する第2の偏光に偏光手段によ
    り偏光分離し、分離された第1、第2の偏光を第1、第
    2の受光部にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動
    を検出し、ファクシミリ手順で画像形成を行う第1のモ
    ード、情報処理装置からのデータにより画像形成を行う
    第2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基づいて
    画像形成を行う第3のモード、をモード切換により使用
    する複合型の画像形成装置であって、 前記第1の受光部は、前記反射光のうち前記画像担持体
    にて反射される鏡面反射成分と、前記反射光のうち前記
    トナー画像にて反射される拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された一方の分離拡散反射成分と、を検出
    し、 前記第2の受光部は、前記拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された他方の分離拡散反射成分を検出し、 前記第1の受光部での検出結果に基づき、前記鏡面反射
    成分と前記一方の分離拡散反射成分との差分を第1の出
    力信号として出力し、前記第2の受光部での検出結果に
    基づき、前記他方の分離拡散反射成分を第2の出力信号
    として出力し、前記第1の出力信号と前記第2の出力信
    号とを所定の付着量にて切り換えて出力するように制御
    する制御手段と、 前記制御手段にて出力される前記第1又は前記第2の出
    力信号に基づき、トナー濃度を算出するトナー濃度算出
    手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 画像担持体の表面上に形成されたトナ
    ー画像又は前記画像担持体に対して光を照射する照射光
    生成手段と、 前記照射光生成手段にて照射された照射光が前記トナー
    画像又は前記画像担持体にて反射され、この反射光を第
    1の偏光及びそれと交差する第2の偏光に分離する偏光
    手段と、 前記偏光手段により偏光分離された第1、第2の偏光を
    各々受光する第1、第2の受光部と、 を含み、前記第1、第2の受光部での受光に基づき、前
    記トナー画像の濃度の変動を検出し、ファクシミリ手順
    で画像形成を行う第1のモード、情報処理装置からのデ
    ータにより画像形成を行う第2のモード、原稿読取手段
    からの画像情報に基づいて画像形成を行う第3のモー
    ド、をモード切換により使用する複合型の画像形成装置
    であって、 前記トナー画像のうち、少なくとも黒のトナー画像は、
    前記照射光生成手段の発光波長に対して高い反射率を有
    する部材にて形成されることを特徴とする画像形成装
    置。
  26. 【請求項26】 画像担持体の表面上に形成されたトナ
    ー画像又は前記画像担持体に対して光を照射し、前記ト
    ナー画像又は前記画像担持体にて反射された反射光を第
    1の偏光及びそれと交差する第2の偏光に偏光手段によ
    り偏光分離し、分離された第1、第2の偏光を第1、第
    2の受光部にて受光して、前記トナー画像の濃度の変動
    を検出し、ファクシミリ手順で画像形成を行う第1のモ
    ード、情報処理装置からのデータにより画像形成を行う
    第2のモード、原稿読取手段からの画像情報に基づいて
    画像形成を行う第3のモード、をモード切換により使用
    する複合型の画像形成装置であって、 前記第1の受光部は、前記反射光のうち前記画像担持体
    にて反射される鏡面反射成分と、前記反射光のうち前記
    トナー画像にて反射される拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された一方の分離拡散反射成分と、を検出
    し、 前記第2の受光部は、前記拡散反射成分のうち前記偏光
    手段にて分離された他方の分離拡散反射成分を検出し、 予め設定された規定値と、前記第2の受光部にて検出さ
    れた前記他方の分離拡散反射成分の出力信号の値と、に
    基づき、前記トナー画像の濃度算出前に、前記画像担持
    体の面粗度を算出して、前記画像担持体上の前記トナー
    画像が形成される適正箇所を決定するように制御する制
    御手段と、 を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】 偏光手段にて散乱光成分と直接光成分
    とを分光し、前記直接光成分により低濃度から中濃度領
    域のトナー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分によ
    り高濃度領域の前記トナー画像の付着量を検出し、前記
    散乱光成分を除去した前記直接光成分にて前記付着量を
    検出する検出手段に基づき、低濃度から高濃度領域の前
    記トナー画像の付着量を検出し、ファクシミリ手順で画
    像形成を行う第1のモード、情報処理装置からのデータ
    により画像形成を行う第2のモード、原稿読取手段から
    の画像情報に基づいて画像形成を行う第3のモード、を
    モード切換により使用する複合型の画像形成装置であっ
    て、 前記散乱光成分を検出する場合に、前記トナー画像の濃
    度を前記トナー画像の色毎に補正する補正手段を含むこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】 偏光手段にて散乱光成分と直接光成分
    とを分光し、前記直接光成分により低濃度から中濃度領
    域のトナー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分によ
    り高濃度領域の前記トナー画像の付着量を検出し、前記
    散乱光成分を除去した前記直接光成分にて前記付着量を
    検出する検出手段に基づき、低濃度から高濃度領域の前
    記トナー画像の付着量を検出し、ファクシミリ手順で画
    像形成を行う第1のモード、情報処理装置からのデータ
    により画像形成を行う第2のモード、原稿読取手段から
    の画像情報に基づいて画像形成を行う第3のモード、を
    モード切換により使用する複合型の画像形成装置であっ
    て、 前記散乱光成分を検知する場合に、前記トナー画像の色
    毎に前記光を照射する光の光量を変更する光量変更手段
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  29. 【請求項29】 偏光手段にて散乱光成分と直接光成分
    とを分光し、前記直接光成分により低濃度から中濃度領
    域のトナー画像の付着量を検出し、前記散乱光成分によ
    り高濃度領域の前記トナー画像の付着量を検出し、前記
    散乱光成分を除去した前記直接光成分にて前記付着量を
    検出する検出手段に基づき、低濃度から高濃度領域の前
    記トナー画像の付着量を検出し、ファクシミリ手順で画
    像形成を行う第1のモード、情報処理装置からのデータ
    により画像形成を行う第2のモード、原稿読取手段から
    の画像情報に基づいて画像形成を行う第3のモード、を
    モード切換により使用する複合型の画像形成装置であっ
    て、 前記散乱光成分を検知する場合に、前記トナー画像の色
    毎に前記検出手段の出力の増幅率を変更する増幅率変更
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正し、ファク
    シミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装
    置からのデータにより画像形成を行う第2のモード、原
    稿読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第
    3のモード、をモード切換により使用する複合型の画像
    形成装置であって、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な検出手段を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  31. 【請求項31】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正し、ファク
    シミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装
    置からのデータにより画像形成を行う第2のモード、原
    稿読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第
    3のモード、をモード切換により使用する複合型の画像
    形成装置であって、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な検出手段と、 前記検出手段による前記色ずれ検出マーク検出時に、搬
    送動作する前記搬送ベルトを停止するように制御する制
    御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  32. 【請求項32】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正し、ファク
    シミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装
    置からのデータにより画像形成を行う第2のモード、原
    稿読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第
    3のモード、をモード切換により使用する複合型の画像
    形成装置であって、 前記搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に
    形成されたベルト位置検出用マークを検出するための第
    1の検出手段と、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な第2の検出手段と、 前記第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第2の
    検出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達す
    る所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを停
    止するように制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  33. 【請求項33】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを無端状の搬送ベルトに沿って並設し、
    各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マークを搬送ベ
    ルト上に形成し、前記色ずれ検出用マークを検出して複
    数の前記画像形成ユニット間の色ずれを補正し、ファク
    シミリ手順で画像形成を行う第1のモード、情報処理装
    置からのデータにより画像形成を行う第2のモード、原
    稿読取手段からの画像情報に基づいて画像形成を行う第
    3のモード、をモード切換により使用する複合型の画像
    形成装置であって、 前記搬送ベルトの前記色ずれ検出用マークの前方位置に
    形成されたベルト位置検出用マークを検出するための第
    1の検出手段と、 前記色ずれ検出用マーク全体を検出するため二次元の所
    定領域を一度に検出可能な第2の検出手段と、 色ずれの補正量を演算する補正量演算手段と、 前記第1の検出手段での検出結果に基づき、前記第2の
    検出手段の対応位置に前記色ずれ検出用マークが到達す
    る所定ステップ毎に、搬送動作する前記搬送ベルトを停
    止するように制御し、かつ前記補正量演算手段での補正
    量に基づき、画像形成の制御を行う制御手段と、 を含むことを特徴とする画像形成装置。
  34. 【請求項34】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを感光体又は無端状の搬送ベルトに沿っ
    て並設し各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マーク
    を前記感光体又は前記搬送ベルト上に形成し、前記色ず
    れ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニット
    間の色ずれを補正し、ファクシミリ手順で画像形成を行
    う第1のモード、情報処理装置からのデータにより画像
    形成を行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情報
    に基づいて画像形成を行う第3のモード、をモード切換
    により使用する複合型の画像形成装置であって、 前記色ずれ検出マークをスポット照射にて検出する第1
    の検出手段と、 前記搬送ベルトの搬送方向と交差する上下方向での距離
    変動を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段での検出結果に基づき、前記距離変
    動に伴う前記第1の検出手段の検出結果の誤差量を補正
    する補正手段と、 含むことを特徴とする画像形成装置。
  35. 【請求項35】 色別にトナー画像を形成する複数の画
    像形成ユニットを感光体又は無端状の搬送ベルトに沿っ
    て並設し各画像形成ユニットにより色ずれ検出用マーク
    を前記感光体又は前記搬送ベルト上に形成し、前記色ず
    れ検出用マークを検出して複数の前記画像形成ユニット
    間の色ずれを補正し、ファクシミリ手順で画像形成を行
    う第1のモード、情報処理装置からのデータにより画像
    形成を行う第2のモード、原稿読取手段からの画像情報
    に基づいて画像形成を行う第3のモード、をモード切換
    により使用する複合型の画像形成装置であって、 前記色ずれ検出マークをスポット照射にて検出する第1
    の検出手段と、 前記搬送ベルトの搬送方向と交差する上下方向での距離
    変動を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段での検出結果に基づき、前記距離変
    動に伴う前記第1の検出手段の検出結果の誤差量を補正
    する補正手段と、 を含み、 前記補正手段は、予め算出された前記第2の検出手段の
    距離変動検出値と、距離変動に伴う前記第1の検出手段
    の検出誤差との相関を示す相関テーブルに基づき、距離
    変動による前記色ずれ検出マークの検出誤差を補正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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