JP2006333411A - 印刷位置調整装置、画像形成装置、印刷位置調整方法、画像形成装置の印刷位置調整方法、印刷位置調整プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 調整用画像に画像欠けが発生していても、プリンタ(印刷装置)におけるシートの印刷位置調整を適切に行うことのできる印刷位置調整装置を提供する。
【解決手段】 本発明の印刷位置調整装置は、シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整装置において、上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定部500aと、上記画像欠け判定部500aによる判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出するスキャナ調整部500bおよびプリンタ調整部500cとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機等の画像形成装置に備えられた印刷装置におけるシートに対する印刷位置を調整する印刷位置調整装置に関するものである。
電子写真方式を用いる画像形成装置の例として、複写機、プリンタ、ファクシミリ等がある。これらの画像形成装置では、例えば周辺機器から入力される画像データに基づいて、シート上に画像形成を行う。
ここで、シート上に印刷された画像の位置が、入力された画像データにおける本来の画像の位置と位置ずれを生ずる場合がある。このような、シートに対する画像形成位置のずれは、シートを搬送する搬送手段によるシートの搬送位置と、画像データに基づいて像担持体(感光体ドラム)に書き込まれた画像の位置とのずれにより発生する。
位置ずれを補正するためには、例えばシートの搬送位置を所定の位置に調整し、さらに画像の形成位置を所定の位置に調整する。このようにして、シートの正しい位置に画像が形成されるように調整できる。また、像担持体に形成された画像、あるいはシート搬送手段によって搬送されるシートの位置のいずれかに、他方の位置が合うように調整してもよい。
例えば、特許文献1に記載の構成では、画像形成装置内に予め記憶されている基準画像データをシートに出力し、そのシートを画像読取装置にて読み取ることで、シートに対する画像の形成位置を調整している。
しかしながら、上述の特許文献1の構成においては、位置ずれを正確に読取るため、基準となる画像のテストチャート等を周辺機器の画像読取装置を用いて読取る際に、正しく調整の済んだ、読取りずれのない画像読取装置が必要になるという問題がある。
そこで、特許文献2には、画像読取装置が正確に調整されていなくても、シートに対する画像の形成位置を調整するための技術が開示されている。
特開平7−125314号公報(公開日:1995年5月16日) 特開2005−10733号公報(公開日:2005年1月13日)
ところで、上述の特許文献2では、基準データが記録された基準原稿を原稿読取部で読み取って得られたデータ(テスト印字)に基づいて、その原稿読取部自体の調整と印字部の調整を行うようになっている。つまり、読み取ったテスト印字の画像における用紙端部を基準として原稿読取部の読取位置、読み取り倍率の調整を行い、そして、読み取ったテスト印字の画像における黒枠内側の位置に基づき印字部の印字位置、印字倍率の調整を行うことによって、シートの形成位置の調整を行っている。
しかしながら、特許文献2に開示された技術では、上述のように、印字部の調整をテスト印字を行った結果に基づいて行っているので、テスト印字に画像欠けが発生した場合、印字部の調整を適切に行えないという問題が生じる。
ここで、テスト印字に画像欠けが発生するとは、印刷装置におけるシートの印刷可能領域内に設定された基準領域の基準端部位置と、該基準端部位置と同一方向の、調整用画像データ(基準原稿)を取り込んで得られた画像領域の端部位置とのずれが規定値以上である状態をいう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、調整用画像に画像欠けが発生していても、印刷装置におけるシートの印刷位置調整を適切に行うことのできる印刷位置調整装置を提供することにある。
本発明に係る印刷位置調整装置は、上記課題を解決するために、シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整装置において、上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定手段と、上記画像欠け判定手段による判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する調整値算出手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の印刷位置調整方法は、シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整方法において、上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う第1のステップと、上記第1のステップによる判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する第2のステップとを含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、調整用画像に画像欠けが発生しているか否かに関わらず、調整用画像の画像欠けが発生していない端部の位置と、基準端部の位置とに基づいて、印刷装置のシートに対する印刷位置調整を行うための調整値を求めるようになっているので、調整用画像に画像欠けが発生していても適切に印刷装置のシートに対する印刷位置調整を行うことができる。
例えば、上記画像欠け判定手段は、上記基準領域の一方の端部から上記調整用画像の一方の端部までの距離を第1距離、上記基準領域の他方の端部から上記調整用画像の他方の端部までの距離を第2距離とし、第1距離と第2距離との和が所定値よりも小さい場合には調整用画像に画像欠けが発生していると判定するようにしてもよい。
また、上記画像欠け判定手段は、上記基準領域の一方の端部から上記調整用画像の一方の端部までの距離を第1距離、上記基準領域の他方の端部から上記調整用画像の他方の端部までの距離を第2距離とし、第1距離と第2距離の何れかが所定値以上である場合には所定値以上の距離に相当する画像側を画像欠けが発生している側であると判定してもよい。
また、原稿を読み取る原稿読取部と、該原稿読取部によって読み取った原稿画像をシートに印刷する印刷部と、印刷部におけるシートの印刷位置を調整する印刷位置調整部とを有する画像形成装置において、上記印刷位置調整部として、上述の構成の印刷位置調整装置を備えてもよい。
本発明の画像形成装置は、原稿を読み取る原稿読取部と、該原稿読取部によって読み取った原稿画像をシートに印刷する印刷部とを有する画像形成装置において、シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整装手段を備え、上記印刷位置調整手段は、上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を上記原稿読取部により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定手段と、上記画像欠け判定手段による判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する調整値算出手段とを有することを特徴としている。
本発明の画像形成装置の印刷位置調整方法は、原稿を読み取る原稿読取部と、該原稿読取部によって読み取った原稿画像をシートに印刷する印刷部とを有する画像形成装置の印刷位置調整方法において、シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整ステップを含み、上記印刷位置調整ステップは、さらに、上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定ステップと、上記画像欠け判定ステップによる判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する調整値算出ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、印刷部におけるシートに対する印刷位置の調整に使用する調整用画像として、原稿読取部によって調整用原稿を読み取った画像を使用することができるので、原稿読取部における原稿の読取位置の調整を事前に行うことで、シートに対する印刷位置の調整を精度よく読み取った調整用画像で行うことが可能となり、印刷位置の調整精度を高めることができる。
また、上記原稿読取部によって読み取った原稿に含まれる原稿読取方向を特定するためのマーカ画像に基づいて、調整用原稿の読取方向の適否を判定する読取方向判定手段と、上記原稿の読取方向を使用者に報知するための報知手段とを備え、上記印刷位置調整手段は、上記画像欠け判定手段によって、調整用画像に画像欠けが発生していると判定され且つ上記読取方向判定手段によって、調整用原稿の読取方向が間違いっていると判定されたとき上記報知手段に、調整用原稿の読取方向を報知させるようにしてもよい。
この場合、調整用原稿の読取方向の間違いによって、調整用画像に画像欠けが発生している場合を特定することができるので、調整用原稿の読取方向を変更することにより、調整用画像に画像欠けが発生しているか否かを適切に判定することができる。
本発明の印刷位置調整プログラムは、上記の印刷位置調整装置の各手段として、コンピュータを機能させるための印刷位置調整プログラムである。
また、上記印刷位置調整プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録してもよい。
これにより、汎用なコンピュータにより、印刷装置におけるシートに対する印刷位置を簡単に調整制御することができる。
本発明に係る印刷位置調整装置は、以上のように、上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定手段と、上記画像欠け判定手段による判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する調整値算出手段とを備えていることで、調整用画像に画像欠けが発生していても適切に印刷装置のシートに対する印刷位置調整を行うことができるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態について説明すれば以下の通りである。
本実施形態に係る画像形成装置は、一つの筐体内に画像読取装置と画像形成装置とを備えた複合機である。複合機1は、図2の内部構成図に示すように、概略的に、自動原稿搬送装置210、スキャナ(画像読取装置)200、プリンタ(印刷装置)100、および給紙デスク装置20を備えている。
本実施形態においては、複合機1の上部にスキャナ200が配置され、スキャナ200の上面に透明ガラスからなる原稿台209が設けられている。原稿台209の上に、自動原稿搬送装置210が備えられている。また、スキャナ200の下部にプリンタ100が配置され、さらにプリンタ100の下に給紙デスク装置20が備えられている。
自動原稿搬送装置210は、原稿セットトレイ211上にセットされた複数枚のシート(原稿)を1枚ずつ自動的に原稿台209上へ搬送する装置である。
スキャナ200は、原稿台209上に載置されたシートの画像を走査して読み取る装置である。本実施形態のスキャナ200は、カラー読取手段である。スキャナ200は、原稿台209の下方に、第1の走査ユニット201・第2の走査ユニット202、光学レンズ203、および光電変換素子であるCCDラインセンサ204を有している。
第1の走査ユニット201は、シート面上を露光する露光ランプ205と、シートからの反射光像を所定の方向に反射させる第1ミラー206等から構成されている。第2の走査ユニット202は、第1の走査ユニット201の第1ミラー206から反射されてくるシートからの反射光を光電変換素子であるCCDラインセンサ204に導く第2ミラー207および第3ミラー208より構成されている。光学レンズ203は、原稿からの反射光をCCDラインセンサ204上に結像させる。CCDラインセンサ204は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3ラインのイメージセンサを用いており、3色に分解して画像を読み取れるようになっている。
次に、プリンタ100の構成、およびプリンタ100に関連する各部の構成について説明する。
プリンタ100は、プリンタ100の外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色および単色の画像を形成するものである。
プリンタ100は、カラー画像を扱うための4つの画像形成ステーションを有している。このプリンタ100において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。
このため、プリンタ100は、図2に示すように、露光ユニット10(10a、10b、10c、10d)、現像器2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム(像担持体)3(3a、3b、3c、3d)、クリーナユニット4(4a、4b、4c、4d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)を、各色に応じた4種類の潜像を形成するように、それぞれの画像形成ステーションごとに備えている。各画像形成ステーションは、それぞれ、aがブラック(K)に対応し、bがシアン(C)に対応し、cがマゼンタ(M)に対応し、dがイエロー(Y)に対応するように設定されている。各画像形成ステーションを区別する必要がない場合には、以下では簡単のため、露光ユニット10、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5のように呼ぶ。
また、プリンタ100は、図2に示すように、さらに転写搬送ベルトユニット8、定着ユニット12、用紙搬送路S、給紙トレイ19、排紙トレイ15・33、画像処理基板300、制御回路基板400等を備えている。
以下でプリンタ100の各部について説明する。
感光体ドラム3は、プリンタ100のほぼ中心部に配置(装着)されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図2に示すチャージャー型の帯電器のほかに、接触型の帯電ローラ型やブラシ型の帯電器が用いられる。
露光ユニット10は、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドや、レーザ照射部および反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)である。この露光ユニット10は、帯電された感光体ドラム3を入力される画像に応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じて静電潜像を形成する機能を有するものである。
現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を、(K、C、M、Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものである。
感光体ドラム3の下方に配置されている転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト7、転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ72、転写ベルト従動ローラ73、転写ベルト支持ローラ74、転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、および転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ72、転写ローラ6、転写ベルト従動ローラ73、転写ベルト支持ローラ74等は、転写ベルト7を張架し、転写ベルト7を矢印B方向に回転駆動させるものである。
転写ローラ6は、転写ベルトユニットの内側のフレーム(図示せず)に回転可能に支持されており、感光体ドラム3のトナー像を、転写ベルト7上に吸着されて搬送されるシートに転写するものである。
転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像をシートに順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この転写ベルト7は、厚さ100μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3からシートへのトナー像の転写は、転写ベルト7の裏側に接触している転写ローラ6によって行われる。転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。転写ローラ6は、直径8〜10mm程度の金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えば、EPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、シートに対して均一に高電圧を印加することができる。なお、本実施形態では転写電極として転写ローラ6を使用しているが、これに限らず、例えばブラシ等を用いることもできる。
このように、転写搬送ベルトユニット8の各部材が、感光体ドラム3からシートへトナー像を転写させる転写手段として機能する。転写手段の構成は、転写搬送ベルトユニット8に限るものではない。
また、感光体ドラム3との接触により転写ベルト7に付着したトナーは、シートの裏面を汚す原因となるために、転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。転写ベルトクリーニングユニット9には、転写ベルト7に接触する例えばクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する転写ベルト7は、裏面から転写ベルト支持ローラ74で支持されている。
給紙トレイ19は、画像形成に使用するシートを蓄積しておくためのトレイであり、プリンタ100の下側に設けられている。また、プリンタ100の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。また、プリンタ100の側部に設けられている排紙トレイ33は、画像形成済みのシートをフェイスアップで載置するためのトレイである。
また、プリンタ100には、シートを給紙トレイ19からシート転写搬送ユニット8や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ19から排紙トレイ15および排紙トレイ33までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16、レジストローラ14、定着ユニット12、搬送方向切り替えゲート34、シートを搬送する搬送ローラ25等が配されている。
搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ19の端部に備えられ、給紙トレイ19から、シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
搬送方向切換えゲート34は、側面カバー35に回転可能に設けられており、実線で示す状態から破線で示す状態にすることにより搬送路Sの途中からシートを分離し、排紙トレイ33にシートを排出できるようになっている。実線で示す状態の場合には、シートは定着ユニット12と側面カバー35、搬送切換えガイド(ゲート)34の間に形成される搬送部S’(用紙搬送路Sの一部)を通り上部の排紙トレイ15に排出される。
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像をシートに良好に多重転写できるように、感光体ドラム3の回転にあわせて、シートをタイミングよく搬送する機能を有している。
定着ユニット12は、ヒートローラ31、加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。
また、ヒートローラ31は、(図示しない)温度検出器からの温度検出値に基づいて制御手段によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ32とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、シートの排出先が排紙トレイ15に指定されている場合には、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ25…によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。画像処理基板300は、画像データに対して所定の処理を施す回路基板であり、制御回路基板400は画像形成プロセスを制御する回路基板であり、後述の制御手段に収容されている。
次に、給紙デスク装置20について説明する。給紙デスク装置20は、プリンタ100の給紙トレイ19の下方に備えられている。給紙デスク装置20は、3段の給紙トレイ20a〜20cを備えており、用紙搬送路Sを経由して、プリンタ100に用紙を供給できるようになっている。なお、本実施形態の複合機1は、給紙デスク装置20の構成に限らず、1段の給紙トレイを備えたものや、並行に2個のトレイを備えたタンデムトレイを備えたもの、あるいは単にデスクとして機能するもの等、ユーザの要望に応じて装着できるようになっている。
なお、本実施形態では、プリンタ100を多色の画像を形成する多色画像形成装置として説明するが、モノクロ(白黒)画像形成を行う画像形成装置でも本発明の一部を除く機能を実施可能であるものとする。また、複合機1として、自動原稿搬送装置210を備えたものについて説明しているが、これに限るものではなく、自動原稿搬送装置は装着されていなくてもよい。
複合機1は、該複合機1の動作を制御するための制御手段を備えている。制御手段は、図3に示すように、例えば、複合機1のプリンタ100の調整、スキャナ200の調整制御を行う中央演算部500を有している。
中央演算部500には、スキャナ200で読み取った原稿画像の画像データを処理するための画像処理部501、スキャナ200における原稿読取位置のずれを調整する等の制御を行うためのスキャナコントロール部502、プリンタ100におけるシートへの印刷位置の調整等を制御するためのプリンタコントロール部503、スキャナ200において原稿の載置方向が間違いっている場合にその旨を報知する報知部504が接続され、各部を制御するようになっている。
画像処理部501は、スキャナ200で読み取った原稿画像の画像データから、中央演算部500において、スキャナ200の読取位置調整、プリンタ100の印刷位置調整で使用するための調整値を求めるのに必要な情報を算出する処理を行っている。
上記中央演算部500は、プリンタ100のシートに対する印刷位置を調整する印刷位置調整装置として機能する。つまり、中央演算部500では、上述した画像処理部501からの情報に基づいて、シートに対する印刷位置を調整するための調整値を生成し、この調整値をスキャナコントロール部502、プリンタコントロール部503に伝送するようになっている。
すなわち、中央演算部500は、調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷装置のシートに対する印刷位置を調整する印刷位置調整装置であって、図1に示すように、上記シートに印刷される調整用画像に、画像欠けが発生しているか否かを判定する画像欠け判定部(画像欠け判定手段)500aと、上記画像欠け判定部500aによって、画像欠けが発生していると判定されたとき、該調整用画像の画像欠けが発生していない側の領域の画像情報に基づいて、上記調整値を算出する調整値算出手段としてのスキャナ調整部500bおよびプリンタ調整部500cとを備えている。
上記画像欠け判定部500aは、画像処理部501(図3)で処理された読取画像情報に基づいて、画像欠けを判定するようになっており、その判定結果は、スキャナ調整部500b、プリンタ調整部500c、および報知部504に伝送される。
上記スキャナ調整部500bは、画像欠け判定部500aからの判定結果に基づいてシートの印刷位置の調整に必要な調整値を算出し、該調整値をスキャナコントロール部502に伝送する。
また、上記プリンタ調整部500cは、画像欠け判定部500aからの判定結果に基づいてシートの印刷位置の調整に必要な調整値を算出し、該調整値をプリンタコントロール部503に伝送する。
なお、上記画像欠け判定部500aの判定動作、上記スキャナ調整部500bおよび上記プリンタ調整部500cの調整動作の詳細については後述する。
ここで、画像欠けについて図4を参照しながら以下に説明する。
図4において、A(白色部)は基準領域、B(灰色部)はシート上の調整画像に対応した領域、C(斜線部)は感光体3a〜3d(図2)上に形成された感光体上調整用画像を示しており、有効画像領域全幅にわたって形成される。有効画像領域とは、感光体3a〜3dの静電潜像が形成される領域を示す。上記調整用画像とは、任意の画像でよく、スキャナの読取位置調整やプリンタの印刷位置調整に使用する基準チャートであれば、スキャナ、プリンタの各調整も合わせて行うことが可能となる。
図4の(a)は、シート上の調整用画像に画像欠けの無い状態を示している。ここでは、調整画像に対応した領域Bが感光体上調整用画像Cのほぼ中央に形成されている理想の状態を示している。
図4の(b)は、シート上の調整用画像に画像欠けの有る状態を示している。ここでは、シートの一端が有効画像領域からはみ出し、感光体上調整用画像CからR(リア)側にはみ出している状態を示している。
ここで、有効画像領域の長手方向の長さを303.4mmとし、シートの長手方向の長さを297mmとする。なお、画像欠けはシートの長手方向に発生するものとする。また、領域BのR側端部の位置を特定するP1、基準領域AのR側端部の位置を特定するP2、該基準領域AのF(フロント)側端部の位置を特定するP3、該領域BのF側端部の位置を特定するP4とし、これら各ポイント(P1〜P4)の位置情報を用いて、上述した中央演算部500(印刷位置調整装置)が画像欠けの有無を判定するようになっている。
本発明の印刷位置調整装置における印刷位置調整処理について図6に示すフローチャートをメインに以下に説明する。
はじめに、調整用画像をスキャナ200で読み取った状態を図5に示す。この図5では、図4に示した感光体上調整用画像Cを省略し、代わりに、原稿載置方向を確認するための方向マーカMを追加している。この方向マーカMは、シート上に形成されるものである。また、図5で示したR,F,P1〜P4については、図4で示したものと同じである。
まず、スキャナ200によって調整用画像を取り込む(ステップS1)。ここで、取り込んだ調整用画像は、図5に示すような画像データとして取り込まれ、画像処理部501において、各ポイント(P1〜P4)の測定(位置情報の取得)が行われる。この測定の結果を、読取画像情報として中央演算部500に伝送する。そして、中央演算部500は、以下の処理を行う。
次に、ステップS1で得られた読取画像情報に基づいて紙サイズ判定を行う(ステップS2)。ここでは、方向マーカMによって、原稿の印刷方向であるFR方向を確認し、P2〜P3の距離(基準領域Aの長手方向の距離)が規定値275mm以下であるか否かを判定してる。つまり、P2〜P3の距離が規定値275mm以下であれば、画像欠けは無しと判断され、第1調整処理(画像欠け無しの場合)が実行される(ステップS3)。この第1調整処理については、後述する。
一方、ステップS2において、P2〜P3の距離が規定値275mmよりも大きいと判定されれば、原稿がA4横/A3サイズであるので、エッジ判定を行う(ステップS4)。ここでは、条件(1):P1〜P2の距離(第1距離:R側黒帯の幅)あるいはP3〜P4の距離(第2距離:F側黒帯の幅)の何れかが10mm以上、もしくは、条件(2):P1〜P2の距離とP3〜P4の距離との和が15mm以下であるか否かを判定する。条件(1)の場合、黒帯の幅が10mm以上の側で領域Bが実際のシートに食い込んでいる可能性が判断でき、条件(2)の場合、何れかの黒帯側の領域Bが実際にシートに食い込んでいると判断できる。
なお、本実施例では印刷装置の画像形成可能なシートサイズのうち、画像欠けが発生する可能性の高いケースとして主走査方向に最長なサイズであるシートサイズに対してエッジ判定を適用するよう構成していることから、A4横/A3サイズでの場合にエッジ判定を行うよう記載しているが、特にこのサイズに限定する必要は無い。
ステップS4において、エッジ判定を行った結果、条件(1)(2)の両方を満たしていなければ、領域Bの黒帯がシートエッジに食い込んでいないと判定し、ステップS3の第1調整処理が実行される。ここでは、領域Bが図7(a)に示す状態になっている場合を示す。
一方、ステップS4において、エッジ判定を行った結果、条件(1)(2)の何れか一方を満たしていれば、領域Bの黒帯がシートエッジに食い込んでいると判定し、ステップS5に移行して原稿の配置方向を判定する。ここでは、領域Bが図7(b)に示す状態(画像欠け部分が有る)になっている場合を示す。
ステップS5では、方向マーカMにより原稿の向きを判定する。この方向マーカMによって、原稿がA4横を示していることが判定できれば、原稿の配置方向はそのままで、ステップS6に移行して第2調整処理を行う。この第2調整処理の詳細については後述する。
一方、ステップS5において、方向マーカMによって、原稿がA4縦を示していることが判定できれば、ステップS7に移行して、ユーザに原稿の向きを変更させるための報知を行う。具体的には、図3に示す報知部504によって、「原稿を90°回転させて下さい」という表示を行って、ユーザに報知する。この報知は、表示であってもよいし、音声であってもよい。その後、ステップS1に移行し、配置方向を変更した原稿を読み取る。
ここで、図6に示すステップS3における第1調整処理の流れについて、図8に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、原稿載置方向修正を行う(ステップS11)。ここでは、図6に示すステップS1において画像取込時に取り込んだ方向マーカMの位置を検出し、該方向マーカMの位置に応じて調整用原稿の各ポイントP1〜P4の位置を決定することで、原稿載置方向修正を行う。この処理は、画像欠け判定部500aにおいて実行される。この処理で得られた情報は、後段のスキャナ調整部500bおよびプリンタ調整部500cに送られる。
次に、スキャナ調整を行う(ステップS12)。ここでは、ステップS11で決定したポイントP1とP4の位置の中心位置を原稿の読取中心位置とするための処理を行う。この処理は、スキャナ調整部500bにおいて実行される。この処理で得られた情報は、スキャナ調整用の値(調整値)として、後段のスキャナコントロール部502に送られる。
続いて、プリンタ調整を行う(ステップS13)。ここでは、ステップS11で決定したポイントP1〜P2の距離と、ポイントP3〜P4の距離とが等しくなるように、印刷位置を主走査方向にずらすための処理を行う。この処理は、プリンタ調整部500cにおいて実行される。この処理で得られた情報は、プリンタ調整用の値(調整値)として、後段のプリンタコントロール部503に送られる。
以上のように、第1調整処理では、調整用原稿を読み取って得られる画像に画像欠けが無い場合のスキャナ200、プリンタ100に各調整値を送り、複合機1における印刷位置調整が行われる。
ここで、図6に示すステップS6における第2調整処理の流れについて、図9に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、基準設定を行う(ステップS21)。ここでは、図5に示す調整用原稿に対応したシート上の画像のF/Rのうち10mm以下(エッジがシートに食い込んでいないほう)の帯幅のほうを調整基準とする処理を行う。図5では、P3〜P4が調整基準となる。この処理は、画像欠け判定部500aにおいて実行される。この処理で得られた調整基準は、後段のスキャナ調整部500bおよびプリンタ調整部500cに送られる。
次に、スキャナ調整を行う(ステップS22)。ここでは、主走査方向のオフセンター調整を行う。具体的には、基準エッジ(ステップS21において採用されたP3〜P4の黒帯の外枠位置)から紙サイズの半分の距離を原稿センター位置とする処理を行う。この処理は、スキャナ調整部500bにおいて実行される。この処理で得られた情報は、スキャナ調整用の値(調整値)として、後段のスキャナコントロール部502に送られる。
続いて、プリンタ調整を行う(ステップS23)。ここでは、主走査方向のオフセンター調整を行う。具体的には、ステップS21で採用したP3〜P4の黒帯幅と、基準枠(基準領域A)幅8mmとの差を印刷オフセンター補正値とする処理を行う。例えば、黒帯幅の実測値が5mmであれば、8mmとの差3mm分、主走査方向に印刷位置をずらす処理を行う。この処理は、プリンタ調整部500cにおいて実行される。この処理で得られた情報は、プリンタ調整用の値(調整値)として、後段のプリンタコントロール部503に送られる。
以上のように、第2調整処理では、調整用原稿を読み取って得られる画像に画像欠けが有る場合のスキャナ200、プリンタ100に各調整値を送り、複合機1における印刷位置調整が行われる。
上記構成の複合機1を用いれば、調整用画像に画像欠けが発生した場合であっても、調整用画像に基づいて適切に印刷装置(プリンタ100)におけるシートに対する印刷位置の調整を行うことができる。
なお、上述の第1調整処理、第2調整処理の結果得られた調整値に基づいて行う、プリンタ100、スキャナ200の調整は、本願発明者等が既に出願している特開2005−10733(特願2003−403503)に記載された方法で行われるので、ここでは説明を省略する。
また、本実施の形態では、A4横/A3サイズのシートにおける画像欠けがある場合についての処理の流れについて説明したが、これら以外のサイズであっても本発明は適用可能である。
以上のように、本発明は、テスト印字(基準データに基づく自己印字)を原稿読み取り部を用いて読み取りを行い、印字部の印字位置調整を行う調整方法についての発明である。
従来、感光体に静電潜像を書き込む画像書込み装置の書込み幅が感光体幅に対して短い場合、テスト印字に画像欠けが発生し、印字部の印字位置調整ができないという問題があったがあったが、本発明では、テスト印字に画像欠けが発生している側を判定し、画像欠けが発生していない方のテスト印字パターンを基に印字位置調整を行うことができる。
具体的な手段としては以下のような方法が考えられる。
原稿読み取り部と印字部を有する画像形成装置におけるテスト印字を原稿読み取り部を用いて読み取りを行い、読み取りデータを基に印字部の印字位置調整を行う調整方法において、感光体に静電潜像を書き込む画像書込み手段の書込み端部を示す画像と、書込み端部から所定の距離を示す画像を感光体に書き込む書込みステップと、画像を現像し用紙に転写する像形成ステップと、像形成されたテスト印字を原稿読み取り部で読み取り画像から画像の端部と端部から所定の距離を示す画像を読み取る読み取りステップと、端部位置と端部から所定の距離を示す画像の位置から画像欠けの発生していない側の画像を判定する判定ステップと、画像欠けの発生していない画像から印字位置を調整する調整ステップとを有することを特徴とする印字部の調整方法。
このとき、以下のような効果を奏する。
テスト印字に画像欠けが発生している側を判定し、画像欠けが発生していない方のテスト印字パターンを基に印字位置調整を行うことができる。
また、上記の判定ステップにおいて、一方の画像端部と端部から所定距離の画像の位置との距離である第1距離と、他方の画像端部と端部から所定距離の画像の位置との距離である第2距離との合計が所定値(15mm)以下である場合、画像欠けが発生していると判定するようにしてもよい。
また、上記の判定ステップにおいて、一方の画像端部と端部から所定距離の画像の位置との距離である第1距離と、他方の画像端部と端部から所定距離の画像の位置との距離である第2距離の、いずれかが所定値(10mm)以上である場合、所定値以上の画像の側を画像欠けが発生している側であると判定してもよい。
さらに、テスト印字の読み取りにより原稿読み取り部の読み取り先端位置先端を調整しており、テスト印字の載置方向を、マーカ画像を基に検出して、テスト印字が原稿台に横置きされているときにテスト印字に画像欠けが生じていることを判定した時に、原稿を原稿台に縦置きにするように警告を発するようにしてもよい。
このとき、以下のような効果を奏する。
テスト印字により原稿読み取り部の読み取り先端も同時に調整しており、またマーカ画像を印字することで、原稿の載置向きが判定することができる。ここで、原稿横置き状態で、画像欠けが発生していた場合には原稿読み取り部の読み取り先端の判定は不可能なので、その場合は警告を発して原稿を縦置きに置きなおすよう促す。このことにより、作業を誤ることを防ぐ。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、印刷位置調整装置の各ブロック、特に画像欠け判定部500a、スキャナ調整部500b、プリンタ調整部500cは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、印刷位置調整装置は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである印刷装置調整装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記印刷位置調整装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、印刷位置調整装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の印刷位置調整装置は、印刷装置を備えた装置、例えば、プリンタ、複写機、スキャナとプリンタを複合した複合機、ファクシミリ装置に好適に使用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、印刷位置調整装置の要部構成を示すブロック図である。 上記印刷位置調整装置を備えた複合機の要部構成を示す概略構成図である。 上記複合機に備えられた中央演算部を含む制御手段の概略ブロック図である。 画像欠けを説明するための図である。 印刷位置調整処理の前段階において調整用原稿を読み取った後の調整用画像を示す図である。 印刷位置調整処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は画像欠けの無い調整用画像を示す図、(b)は画像欠けが有る調整用画像を示す図である。 図6に示す印刷位置調整処理の第1調整処理の流れを示すサブルーチンである。 図6に示す印刷位置調整処理の第2調整処理の流れを示すサブルーチンである。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
100 プリンタ(印刷装置)
200 スキャナ(原稿読取部)
204 CCDラインセンサ(読取手段)
209 原稿台
210 自動原稿搬送装置
211 原稿セットトレイ
500 中央演算部(印刷位置調整装置)
500a 画像欠け判定部(画像欠け判定手段)
500b スキャナ調整部(調整値算出手段)
500c プリンタ調整部(調整値算出手段)
501 画像処理部
502 スキャナコントロール部
503 プリンタコントロール部
504 報知部
A 基準領域
B 領域
C 調整用画像
M 方向マーカ
P1〜P4 ポイント

Claims (10)

  1. シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整装置において、
    上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定手段と、
    上記画像欠け判定手段による判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する調整値算出手段とを備えていることを特徴とする印刷位置調整装置。
  2. 上記画像欠け判定手段は、
    上記基準領域の一方の端部から上記調整用画像の一方の端部までの距離を第1距離、
    上記基準領域の他方の端部から上記調整用画像の他方の端部までの距離を第2距離とし、第1距離と第2距離との和が所定値よりも小さい場合には調整用画像に画像欠けが発生していると判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷位置調整装置。
  3. 上記画像欠け判定手段は、
    上記基準領域の一方の端部から上記調整用画像の一方の端部までの距離を第1距離、
    上記基準領域の他方の端部から上記調整用画像の他方の端部までの距離を第2距離とし、第1距離と第2距離の何れかが所定値以上である場合には所定値以上の距離に相当する画像側を画像欠けが発生している側であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷位置調整装置。
  4. 原稿を読み取る原稿読取部と、該原稿読取部によって読み取った原稿画像をシートに印刷する印刷部と、印刷部におけるシートの印刷位置を調整する印刷位置調整部とを有する画像形成装置において、
    上記印刷位置調整部として、請求項1〜3の何れか1項に記載の印刷位置調整装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 原稿を読み取る原稿読取部と、該原稿読取部によって読み取った原稿画像をシートに印刷する印刷部とを有する画像形成装置において、
    シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整装手段を備え、
    上記印刷位置調整手段は、
    上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を上記原稿読取部により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定手段と、
    上記画像欠け判定手段による判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する調整値算出手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 上記原稿読取部によって読み取った原稿に含まれる原稿読取方向を特定するためのマーカ画像に基づいて調整用原稿の読取方向の適否を判定する読取方向判定手段と、
    上記原稿の読取方向を使用者に報知するための報知手段とを備え、
    上記印刷位置調整手段は、
    上記画像欠け判定手段によって調整用画像に画像欠けが発生していると判定され且つ上記読取方向判定手段によって調整用原稿の読取方向が間違っていると判定されたとき上記報知手段に調整用原稿の読取方向を報知させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整方法において、
    上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う第1のステップと、
    上記第1のステップによる判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する第2のステップとを含んでいることを特徴とする印刷位置調整方法。
  8. 原稿を読み取る原稿読取部と、該原稿読取部によって読み取った原稿画像をシートに印刷する印刷部とを有する画像形成装置の印刷位置調整方法において、
    シート上に形成された調整用画像から得られる調整値に基づいて印刷位置を調整する印刷位置調整ステップを含み、
    上記印刷位置調整ステップは、さらに、
    上記調整用画像の基準領域端部位置と調整用画像端部位置を画像読取装置により読み取り上記調整用画像に欠けが発生しているか否かの判定を行う画像欠け判定ステップと、
    上記画像欠け判定ステップによる判定結果から調整用画像の端部のうち画像欠けが生じていない端部を特定し特定した端部の位置と上記基準端部位置とに基づいて上記調整値を算出する調整値算出ステップとを含むことを特徴とする画像形成装置の印刷位置調整方法。
  9. コンピュータを、請求項1〜3の何れか1項に記載の印刷位置調整装置の各手段として機能させるための印刷位置調整プログラム。
  10. 請求項9に記載の印刷位置調整プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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