JP2017090596A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】色ずれ補正制御を精度良く行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、回転駆動される像担持体と、前記像担持体に向けて光を照射する光照射手段と、前記光照射手段が照射した光の正反射光を受光する様に配置された第1受光手段と、前記光照射手段が照射した光の散乱反射光を受光する様に配置された第2受光手段と、前記第1受光手段の出力から第1検出信号を生成する第1生成手段と、前記第2受光手段の出力から第2検出信号を生成する第2生成手段と、前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の、前記第1検出信号と前記第2検出信号との差分を示す第3検出信号に基づき色ずれ補正制御を行う制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置は、回転駆動される像担持体と、前記像担持体に向けて光を照射する光照射手段と、前記光照射手段が照射した光の正反射光を受光する様に配置された第1受光手段と、前記光照射手段が照射した光の散乱反射光を受光する様に配置された第2受光手段と、前記第1受光手段の出力から第1検出信号を生成する第1生成手段と、前記第2受光手段の出力から第2検出信号を生成する第2生成手段と、前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の、前記第1検出信号と前記第2検出信号との差分を示す第3検出信号に基づき色ずれ補正制御を行う制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に電子写真プロセスを採用したカラーレーザプリンタ、カラー複写機等の画像形成装置における色ずれ補正制御技術に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置は、印刷スピードの高速化のために、感光体を色毎に設けた構成であるタンデム型が主流となっている。タンデム型の画像形成装置では、例えば中間転写ベルトに色ずれ量検出のためのパターンである検出画像を形成し、検出画像からの反射光を光学センサで検出することで色ずれ量を判定している。この色ずれ量の検出のために、例えば、発光部と受光部を備えた反射型の光学センサを用いる。特許文献1は、光反射率の高い搬送ベルトを使用し、搬送ベルトの光反射率とトナーによる検出画像での光反射率との差によって、検出画像の位置を検出する構成を開示している。より具体的には、検出画像が光学センサの検出領域を通過すると、搬送ベルトと検出画像の光反射率の違いにより、光学センサが出力する反射光に対応する検出信号の振幅は変化する。そして、この検出信号を閾値により2値化することで検出画像の位置を検出している。
しかしながら、各色の検出画像からの反射光に対応する検出信号の振幅にはばらつきがあり、検出信号を2値化する際にはタイミング誤差が生じる。タイミング誤差が生じると色ずれ量を精度良く検出できず、色ずれ補正制御の精度も劣化する。
本発明は、色ずれ補正制御を精度良く行うことができる画像形成装置を提供するものである。
本発明の一側面によると、画像形成装置は、回転駆動される像担持体と、前記像担持体に向けて光を照射する光照射手段と、前記光照射手段が照射した光の正反射光を受光する様に配置された第1受光手段と、前記光照射手段が照射した光の散乱反射光を受光する様に配置された第2受光手段と、前記第1受光手段の出力から第1検出信号を生成する第1生成手段と、前記第2受光手段の出力から第2検出信号を生成する第2生成手段と、前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の、前記第1検出信号と前記第2検出信号との差分を示す第3検出信号に基づき色ずれ補正制御を行う制御手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によると、色ずれ補正制御を精度良く行うことができる。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図7は、本実施形態による画像形成装置101の構成図である。なお、参照符号の末尾のY、M、C、Bkは、それぞれ、対応する部材が対象とする現像剤(トナー)の色が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。なお、以下の説明において色を区別する必要がない場合には、末尾のY、M、C、Bkを省いた参照符号を使用する。像担持体である感光体1は、画像形成時、図中の矢印の方向に回転駆動される。帯電部2は、感光体1の表面を一様な電位に帯電させる。露光部7は、感光体1の表面を光により露光して感光体1に静電潜像を形成する。現像部3は、現像バイアスを印加することで、静電潜像にトナーを供給し、トナー像として可視化する。一次転写ローラ6は、一次転写バイアスにより感光体1のトナー像を中間転写ベルト8に転写する。クリーニングブレード4は、中間転写ベルト8に転写されず感光体1に残ったトナーを除去する。ここで、各感光体1のトナー像を中間転写ベルト8に重ねて転写することで、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト8に形成することができる。なお、感光体1、帯電部2、現像部3、クリーニングブレード4、一次転写ローラ6及び露光部7は、中間転写ベルト8にトナー像を形成する画像形成部5として機能する。
図7は、本実施形態による画像形成装置101の構成図である。なお、参照符号の末尾のY、M、C、Bkは、それぞれ、対応する部材が対象とする現像剤(トナー)の色が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。なお、以下の説明において色を区別する必要がない場合には、末尾のY、M、C、Bkを省いた参照符号を使用する。像担持体である感光体1は、画像形成時、図中の矢印の方向に回転駆動される。帯電部2は、感光体1の表面を一様な電位に帯電させる。露光部7は、感光体1の表面を光により露光して感光体1に静電潜像を形成する。現像部3は、現像バイアスを印加することで、静電潜像にトナーを供給し、トナー像として可視化する。一次転写ローラ6は、一次転写バイアスにより感光体1のトナー像を中間転写ベルト8に転写する。クリーニングブレード4は、中間転写ベルト8に転写されず感光体1に残ったトナーを除去する。ここで、各感光体1のトナー像を中間転写ベルト8に重ねて転写することで、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト8に形成することができる。なお、感光体1、帯電部2、現像部3、クリーニングブレード4、一次転写ローラ6及び露光部7は、中間転写ベルト8にトナー像を形成する画像形成部5として機能する。
中間転写ベルト8は、画像形成時、矢印81の方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8に転写されたトナー像は、二次転写ローラ11の対向位置へと搬送される。一方、搬送ローラ14、15及び16は、カセット13内の記録材を搬送路9に沿って二次転写ローラ11の対向位置へと搬送する。二次転写ローラ11は、二次転写バイアスにより中間転写ベルト8のトナー像を記録材に転写する。なお、記録材に転写されず中間転写ベルト8に残ったトナーは、クリーニングブレード21により除去され、廃トナー回収容器22へと回収される。トナー像が転写された記録材は、定着部17において加熱及び加圧されてトナー像の定着が行われ、搬送ローラ20により画像形成装置101外へと排出される。尚、エンジン制御部25は、マイクロコントローラ80(以下、単にマイコン80と呼ぶ。)を搭載しており、画像形成装置101の図示しない各種の駆動源のシーケンス制御や、センサを用いた各種制御等を行う。さらに、マイコン80は、中間転写ベルト8に各色のトナー像を含む検出画像を形成させて、色ずれ補正制御を行う。また、中間転写ベルト8に対向する位置に、色ずれ検出ユニット40が設けられている。
図1は、色ずれ検出ユニット40を含む、色ずれ量検出のための構成図である。色ずれ検出センサ30は、中間転写ベルト8に向けて光を照射する光照射部であるLED31と、LED31が照射した光の反射光を受光するための受光部32及び33と、を備えている。ここで、受光部32は、LED31が照射した光の正反射光を受光する様に配置される。また、受光部33は、LED31が照射した光の散乱反射光を受光する様に配置される。なお、受光部32及び33の受光素子としてはフォトダイオード又はフォトトランジスタを使用することができる。さらに、色ずれ検出センサ30は、光を絞り込むための開口が設けられた光学部材34を有する。LED31は、マイコン80が制御するLED駆動回路85により発光が制御される。LED31が発光した光は、中間転写ベルト8又は中間転写ベルト8上に形成された検出画像のトナーで反射する。受光部32は、この反射光の正反射光成分を主に受光し、受光部33は、この反射光の散乱反射光成分を主に受光する。なお、受光部32には、散乱反射光成分も入射するため、受光部32は、正反射成分のみならず散乱反射光成分も受光する。
受光部32は、受光量に対応する電流を正反射信号処理部53に出力し、受光部33は、受光量に対応する電流を散乱反射信号処理部50に出力する。IV変換部54及び51は、それぞれ、受光部32及び33からの受光量に対応する電流を電圧に変換する。Gain調整アンプ部52及び55は、IV変換部51及び54が出力する電圧を所定レベルに増幅し、受光部32及び33の受光量に対応する検出信号を生成する。なお、以下では、散乱反射信号処理部50が生成する検出信号を信号Sbと呼び、正反射信号処理部53が出力する検出信号を信号Sa1と呼ぶものとする。図2(A)は、検出画像がLED31の照射領域を通過した際の信号Sbの例であり、図2(B)は、同じく信号Sa1の例である。なお、図2のBk、Y、M、Cは、それぞれ、検出画像内のブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像が色ずれ検出センサ30の対向部を通過しているときを示している。また、図2のBk、Y、M、C以外の部分は中間転写ベルト8の表面が色ずれ検出センサ30の対向部を通過したときを示している。
図2(B)に示す様に、信号Sa1において、中間転写ベルト8からの反射光による波形部分ではベルト表面の細かな凹凸形状により振幅変動が生じる。また、信号Sa1において、各色のトナー像からの反射光による波形部分では、各色のトナー像からの反射光量のばらつきにより、信号振幅が異なる。具体的には、ブラックのトナー像での散乱反射は小さいため、中間転写ベルト8からの反射光を基準とした信号振幅は大きくなっている。しかしながら、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像からの反射光に対応する波形部分では、ブラックのトナー像からの反射光に対応する波形部分と比較し、Vy、Vm、Vcだけ信号振幅が小さくなっている。さらに、このばらつきは、色ずれ検出センサ30の組み付けばらつきや、受光部32及び33との間の感度ばらつき等でも生じる。図3(B)は、この組み付けばらつき等によって散乱反射光成分が増加した際の信号Sa1を示している。
このように信号Sa1は、正反射光成分に加えて散乱反射光成分が重畳された受光量に対応するため、ブラックと、他の色のトナー像では信号振幅に差異が生じる。さらに、イエロー、マゼンタ、シアンとの間においても信号振幅に差異が生じる。この信号振幅の差異は、信号波形の立ち上がりや立下りのエッジの波形にもばらつきを与え、これにより、各色のトナー像の検出タイミングに異なる誤差が生じる。
なお、図2(A)に示す様に、信号Sbは、主に散乱反射光成分に対応するため、中間転写ベルト8の細かな凹凸形状の状態は検出されない。なお、中間転写ベルト8の表面での散乱反射光成分は小さいため、中間転写ベルト8の表面を検出している間には信号レベルは大きく低下する。一方、Bk、Y、M、Cで示すトナー像を検出している間においては、散乱反射光量の違いにより信号レベルに差異が生じる。つまり、図2(A)の信号Sbにおける各トナー像からの散乱反光量は、図2(B)の信号Sa1における信号レベルの差異であるVy、Vm及びVcに対応する。図3(A)は、図3(B)の信号Sa1を正反射信号処理部53が出力した際に散乱反射信号処理部50が出力する信号Sbを示している。よって、図3(A)の信号Sbにおける各トナー像からの散乱反光量は、図3(B)の信号Sa1における信号レベルの差異であるVy、Vm及びVcに対応する。
本実施形態ではオペアンプ61を含む差動増幅部60において、信号Sa1から信号Sbを減じ、信号Sa1と信号Sbとの差分を示す検出信号を信号Sa2として出力する。図2(C)は、図2(A)に示す信号Sbと、図2(B)に示す信号Sa1を入力した際に差動増幅部60が出力する信号Sa2を示している。同様に、図3(C)は、図3(A)に示す信号Sbと、図3(B)に示す信号Sa1を入力した際に差動増幅部60が出力する信号Sa2を示している。
図2(C)及び図3(C)に示す様に、信号Sa2においては、各色のトナー像に対応する部分の振幅の差が少なくなり、かつ、中間転写ベルトの表面を検出している部分に対する振幅が信号Sa1より大きくなっている。なお、Gain調整アンプ部52及び55での利得については、受光部32が受光する散乱反射光成分と、受光部33が受光する散乱反射光成分が略同一となる様に予め調整をしておく。これは、例えば、利得の調整用画像、例えば、ベタ画像を中間転写ベルト8に形成し、このベタ画像が色ずれ検出センサ30の対向を通過する時の検出レベルを比較することにより行うことができる。
差動増幅部60が出力する信号Sa2は、コンパレータ71を含む二値化部70に入力される。二値化部70は、信号Sa2と所定の閾値電圧とを比較し、信号Sa2が閾値電圧以上であるとハイレベルを出力し、それ以外ではローレベルを出力することで、2値化信号Sa3を出力する。図2(D)及び図3(D)は、それぞれ、2値化信号Sa3を示している。信号Sa2においては、振幅のばらつきが抑えられているため、2値化信号Sa3の立下り又は立ち上がりのタイミングは、振幅のばらつきによる誤差が少なくなる。マイコン80は、インプットキャプチャ機能を備えており、入力された2値化信号Sa3の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイマ計測を高精度に行う。その結果、マイコン80によって、各色の検出画像が色ずれ検出センサ30の対向部を通過したタイミングを検出することによって相対的な色ずれ量の算出を高精度に行うことが可能になる。さらに、検出画像の単位長さあたりの検出精度を向上することができるため、検出画像の全長を短くすることも可能になる。
なお、図1において、色ずれ検出センサ30及び色ずれ検出回路90は色ずれ検出装置を構成する。なお、マイコン80のエッジタイミングの取り込み精度は高く、例えば、数十nsオーダの時間分解能である。これは、検出画像が色ずれ検出センサ30の検出領域を通過する長さに換算すると、μmオーダ以下の距離分解能を有することに相当する。なお、本実施形態では、色ずれ検出センサ30と、散乱反射信号処理部50と、正反射信号処理部53と、差動増幅部60と、を、色ずれ検出ユニット40として形成し、マイコン80と二値化部70とをエンジン制御部25内に設けた構成としている。しかしながら、色ずれ検出回路90内の各機能ブロックの総てをエンジン制御部25に配置する構成とすることができる。さらには、色ずれ検出回路90内の各機能ブロックの一部を色ずれ検出センサ30と一体のユニットとして形成し、残りの機能ブロックをエンジン制御部25に設ける構成とすることもできる。
続いて、マイコン80の分解能(時間)について説明する。画像形成装置101の色ずれは画質に直接影響を及ぼす。したがって、色ずれ量は、人に認識されにくいレベル、例えば100μm以下程度に抑制されている。色ずれの発生は、装置製造時の組み付け誤差、部品公差、部品の熱膨張等により機械寸法が設計値からずれることにより、色毎に静的及び動的に転写位置がずれて生じる。これら複数の要因によって生じた転写位置ずれの各色間での相対的なずれが色ずれとなる。つまり、位置ずれが静的又は動的に生じていた場合でも、各色の互いの位置ずれ量が同じであれば、色ずれは打ち消される。動的な色ずれ量の抑制は、メカニカルな製造精度を高めたり、各色の駆動部のギアの位相を合わせたりする等の工夫により行われている。一方、静的な色ずれは、検出と補正により抑制される。具体的には、検出画像を中間転写ベルト8に形成し、形成した検出画像からの反射光を色ずれ検出センサ30で検出する。そして、その検出結果に基づいて、主走査及び副走査方向の書き出し位置や画像クロックを色毎に調整することにより行っている。しかしながら、色ずれを零にすることは難しく、上述した様に、一般的には100μm以下に抑えられる。この場合、検出画像の形成状態のばらつき等も合わせて色ずれの検出精度は数μm以下が要求される。そして、電気的な回路による検出誤差はμmオーダ以下が望まれるので、マイコン80のインプットキャプチャ機能での分解能は前述のμmオーダ以下が要求される。また、2値化信号Sa3のエッジの波形ばらつきも高い精度が要求される。色ずれ検出ユニット40は、このエッジのばらつきを抑制することで、色ずれ量の検出精度を向上させている。
次に信号波形の傾きについて説明する。信号波形の傾きは、フォトダイオードやフィルタ回路等の電気的な周波数特性と、光学部材34の開口部の形状等による光学的なスポット径によって差異が生じる。図4(A)及び図4(B)は、図1の光学部材34を開口部の方向から見たものである。なお、図4(A)及び(B)において左側の開口部は受光部33のものであり、中央の開口部はLED31のものであり、右側の開口部は受光部32のものである。図4(A)及び(B)においては、受光部32及び33の開口部の副走査方向の径は同じである。なお、副走査方向とは、中間転写ベルト8の表面の移動方向であり、図4(A)及び(B)においては上下方向に対応する。副走査方向の径が同じであるため、受光部32及び33に入射される散乱反射光の中間転写ベルト8上のスポット径は同じとなる。スポット径が同じであれば、各受光部で検出される光学的な空間周波数は同じとなる。そして、受光部32が出力する信号Sa1と受光部33が出力する信号Sbの電気的特性を略同一とすれば、信号Sa1と信号Sbの立ち上がり及び立ち下がりの傾きは同等となる。よって、差動増幅部60にて差動演算を行った信号Sa2の波形は高精度に各色トナー間で整合が取られたものとなる。
一方、図4(C)において、受光部32への開口部の副走査方向の径は、図4(A)及び(B)の場合と同じであるが、受光部33への開口部の副走査方向の径は、図4(A)及び(B)の場合より大きくしている。また、図4(D)は、光学部材34が図4(A)又は(B)である場合の信号Sbを示し、図4(E)は、光学部材34が図4(C)である場合の信号Sbを示している。図4(E)に示す様に、開口部の副走査方向の径が大きくなることで、信号Sbの立ち上がり及び立ち下がりエッジの傾きが鈍くなっている。また、このエッジの傾きは、受光部32で検出された信号Sa1の散乱反射光成分のエッジとは異なる様になる。つまり、受光部32と受光部33の副走査方向の径の差を小さくすることで、信号Sbのエッジと信号Sa1の散乱反射光成分のエッジとの傾きを差を小さくし、これによりエッジの検出精度を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、受光部33は散乱反射光のみを受光するものとしていた。しかしながら、受光部33に正反射光成分が入射した状態であっても、受光部32に入射する正反射光量よりも小さければ上述したのと同様の信号補正により、各色のトナー像を検出している間の信号振幅の差異を抑制することができる。
また、本実施形態では、マイコン80のインプットキャプチャ機能により2値化信号のエッジのタイミングを検出していた。しかしながら、信号Sa1と信号Sbそれぞれを、インプットキャプチャ機能と同等の時間分解能にてサンプリングし、サンプリング値をデータ処理することでエッジのタイミングを検出することもできる。さらに、インプットキャプチャ機能を備えたマイコン80により説明を行ったが、同様に機能する演算器を備えたものであればマイコン80に限定されない。
さらに、本実施形態では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を使用する画像形成装置を使用したが、複数の色を使用して画像形成を行う画像形成装置に対して同様に本発明を適用できる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態の光学部材34は、受光部32及び33それぞれの開口部を個別に設けていた。本実施形態の光学部材34は、受光部32及び33に対して1つの共通の開口部を設けたものとする。図5は、本実施形態による色ずれ検出センサ30の構成図である。図5に示す様に、光学部材34には、LED31が照射する光を絞り込むための1つの開口部と、中間転写ベルト8からの反射光を絞り込むための1つの開口部が設けられる。図5(B)は、光学部材34を開口部の方向から見た状態を示している。本実施形態では、受光部32及び33の開口部が同じであるため、受光部32及び33に入射される散乱反射光成分の副走査方向の径も同じとなる。したがって、受光部32及び33が出力する各信号の散乱反射光成分に起因するエッジの傾きも同じとなり、差動増幅部60にて差動演算を行った後の信号波形の振幅のばらつきを抑制することができる。
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態の光学部材34は、受光部32及び33それぞれの開口部を個別に設けていた。本実施形態の光学部材34は、受光部32及び33に対して1つの共通の開口部を設けたものとする。図5は、本実施形態による色ずれ検出センサ30の構成図である。図5に示す様に、光学部材34には、LED31が照射する光を絞り込むための1つの開口部と、中間転写ベルト8からの反射光を絞り込むための1つの開口部が設けられる。図5(B)は、光学部材34を開口部の方向から見た状態を示している。本実施形態では、受光部32及び33の開口部が同じであるため、受光部32及び33に入射される散乱反射光成分の副走査方向の径も同じとなる。したがって、受光部32及び33が出力する各信号の散乱反射光成分に起因するエッジの傾きも同じとなり、差動増幅部60にて差動演算を行った後の信号波形の振幅のばらつきを抑制することができる。
図6は、本実施形態の色ずれ検出センサ30が出力する信号波形を示している。なお、図6(A)は、信号Sa1であり、図6(B)は、信号Sbであり、図6(C)は、信号Sa2である。なお、図6(B)の縦軸は、波形を確認しやすいように、図6(A)及び図6(C)より拡大して表示している。
以上、2つの受光部に対する開口部を共用する構成であっても、第一実施形態と同様に精度よく検出画像の位置を検出することができる。
<第三実施形態>
続いて、本実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態における受光部32及び33は、それぞれ1つの受光素子であったが、本実施形態では、受光部32及び33のそれぞれを、複数の受光素子を含む受光素子アレイとする。そして、色ずれ検出ユニット40を集積回路(IC)として実装する。図8は、本実施形態による色ずれ検出ユニット40の構成図である。本実施形態においては、回路基板200上に、LED31と、受光部110及び受光部120を有する受光素子アレイユニット100とを設ける。ここで、受光部110は散乱反射光を受光するためのものであり、第一実施形態の受光部33に相当する。また、受光部120は正反射光を受光するためのものであり、第一実施形態の受光部32に相当する。受光部110及び受光部120は、副走査方向に沿って配列された複数の受光素子を有する。ここで、複数の受光素子の各受光素子の副走査方向サイズは、副走査方向の分解能を高めるため、正反射光の光スポットより小さくする構成とすることができる。なお、正反射信号処理部53と、散乱反射信号処理部50と、差動増幅部60とは、回路基板200に実装される。さらに、受光素子アレイユニット100を覆う様に絞り部材300を設ける。
続いて、本実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態における受光部32及び33は、それぞれ1つの受光素子であったが、本実施形態では、受光部32及び33のそれぞれを、複数の受光素子を含む受光素子アレイとする。そして、色ずれ検出ユニット40を集積回路(IC)として実装する。図8は、本実施形態による色ずれ検出ユニット40の構成図である。本実施形態においては、回路基板200上に、LED31と、受光部110及び受光部120を有する受光素子アレイユニット100とを設ける。ここで、受光部110は散乱反射光を受光するためのものであり、第一実施形態の受光部33に相当する。また、受光部120は正反射光を受光するためのものであり、第一実施形態の受光部32に相当する。受光部110及び受光部120は、副走査方向に沿って配列された複数の受光素子を有する。ここで、複数の受光素子の各受光素子の副走査方向サイズは、副走査方向の分解能を高めるため、正反射光の光スポットより小さくする構成とすることができる。なお、正反射信号処理部53と、散乱反射信号処理部50と、差動増幅部60とは、回路基板200に実装される。さらに、受光素子アレイユニット100を覆う様に絞り部材300を設ける。
LED31は基本的にレンズや反射枠のない拡散放射タイプであり、かつ、本実施形態において、LED31と中間転写ベルト8との間には、LED31が照射する光を絞るための開口部を設けていない。したがって、LED31からの光は中間転写ベルト8上を広範囲に照らすことになる。なお、不要な光の多重反射等の影響を回避するために必要な開口部をLED31と中間転写ベルト8との間に設ける構成とすることもできる。一方、LED31が照射した光の中間転写ベルト8での反射光は、開口部302を介して受光部120が受光し、開口部301を介して受光部110が受光する。
図9は、本実施形態による色ずれ検出ユニット40の構成図である。受光部110の各受光素子が出力する受光量に応じた信号(以下、受光量信号と呼ぶ。)はそれぞれ選択部130に入力される。同様に、受光部120の各受光素子が出力する受光量信号はそれぞれ選択部140に入力される。選択部130及び140は、入力される各受光量信号を、散乱反射信号処理部50、正反射信号処理部53及びグラウンド(GND)のいずれかに出力する。なお、選択部130及び140は、受光量信号の出力先を、受光量信号毎に独立して選択・設定が可能な様に構成されている。各受光量信号の出力先を示すこの設定情報は、シリアル通信I/F回路180が、例えば、マイコン80様な外部装置と通信することで取得し、レジスタ190に格納されている。
散乱反射信号処理部50、正反射信号処理部53及び差動増幅部60での処理は、第一実施形態と同様であり、再度の説明は省略する。さらに、色ずれ検出ユニット40は、出力選択部199を備えている。出力選択部199は、差動増幅部60が出力する信号Sa2と、正反射信号処理部53が出力する信号Sa1と、散乱反射信号処理部50が出力する信号Sbのいずれかを選択して出力する様に構成されている。信号Sa1、Sa2及びSbの何れを選択するかを示す選択情報についても、シリアル通信I/F回路180が外部装置と通信することで取得し、レジスタ190に格納されている。さらに、レジスタ190は、Gain調整アンプ部52及び55での利得を示す情報も格納している。
以下では、受光部110が出力する複数の受光量信号の内、散乱反射信号処理部50に出力する受光量信号の数と、受光部120が出力する複数の受光量信号の内、正反射信号処理部53に出力する受光量信号の数を等しくし、その数をNとする。なお、残りの受光量信号は、総てGNDに出力するものとする。また、選択部130や選択部140が、散乱反射信号処理部50や正反射信号処理部53に出力すると選択した受光量信号を出力する受光素子を有効受光素子と呼ぶものとする。なお、ここでは受光部120の有効受光素子は、正反射光を受光している受光素子から選択する。しかし、必ずしも正反射光を受光している受光素子のみを選択する方法に限られるものではない。例えば、正反射光を受光している受光素子だけでなく、拡散反射光を受光している受光素子や、正反射光も拡散反射光も受光していない受光素子も選択しても良い。つまり、求めたい検出精度に応じて、少なくとも正反射光を受光している受光素子を選択すればよい。図10(A)及び(B)は、それぞれ、N=2の場合であり、有効受光素子を網掛で示している。図10(A)においては、受光部110の有効受光素子と受光部120の有効受光素子の副走査方向位置が異なる。図10(A)には、この場合の信号Sb及びSa1も示している。図10(A)では、有効受光素子の副走査方向の位置が受光部110と120では異なるため、信号Sa1とSbの立ち上がり及び立ち下がりのタイミングも異なっている。一方、図10(B)では、受光部110の有効受光素子と受光部120の有効受光素子の副走査方向位置を同じとしている。この場合、図10(B)に示す様に、信号SbとSa1の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングは、略同一となる。したがって、図10(A)の場合と比較して、差動増幅部60が出力する信号Sa2のエッジタイミングの精度が向上する。図10(C)は、N=3とし、かつ、受光部110の有効受光素子と受光部120の有効受光素子の副走査方向位置を同じとした場合を示している。図10(C)においては、有効受光素子の数を図10(B)の構成より増やしているため、信号Sa1及びSbの振幅は、図10(B)の場合より大きくなっている。このように、有効受光素子の数と、その位置を適切に選択することで、検出画像の位置を精度良く検出することができる。
図11は、色ずれ検出ユニット40の設定処理のフローチャートである。なお、受光部110及び受光部120の有効受光素子は予め決められているものとする。S10において、マイコン80は、出力選択部199に信号Sa1を選択させる。S11で、マイコン80は、信号Sa1を監視しながら、信号Sa1が所定レベルとなる様にGain調整アンプ部55の利得を設定する。S12において、マイコン80は、出力選択部199に信号Sbを選択させる。S13で、マイコン80は、信号Sbを監視しながら、信号bが所定レベルとなる様にGain調整アンプ部52の利得を設定する。なお、S11及びS13においては、第一実施形態と同様に、ベタ画像を検出している際の信号Sa1及び信号Sbにより利得の調整を行う。この利得は、例えば、レジスタ190に格納される。また、例えば、S11で信号Sa1のエッジタイミングを検出して保存しておく。そして、S13で信号Sbの元となる受光部110の受光素子を切り替えながら、信号Sa1のエッジタイミングと信号Sbのエッジタイミングとの差が小さくなる様に、信号Sbの元とする受光部110の有効受光素子を決定する構成とすることもできる。
図12は、色ずれ補正処理を行う際の色ずれ検出ユニット40に対する処理を示すフローチャートである。S20で、レジスタ190に格納された利得をGain調整アンプ部52及び55に設定する。S21において、マイコン80は、出力選択部199に信号Sa2を選択させる。その後、マイコン80は、S22で色ずれ補正処理を実行する。
本実施形態では、受光部110及び120を受光素子アレイとする。受光部110及び120は、有効受光素子を任意に選択することができる。このため、受光部110及び受光部120の取り付け位置の誤差等があっても、有効受光素子を適切に選択することで、信号Sa1及び信号Sbのエッジのタイミングを調整することができ、検出画像の検出タイミングの検出精度を向上させることができる。
<第四実施形態>
続いて、本実施形態について第三実施形態との相違点を中心に説明する。第三実施形態では、2つの受光部110及び120を使用していたが、本実施形態では、主走査方向に沿って複数の受光素子を配列した1つの受光部を使用する。なお、主走査方向とは副走査方向に直交する方向である。図13は、本実施形態による色ずれ検出ユニット40の構成図である。受光素子アレイユニット500は、主走査方向に沿って複数の受光素子が配列された受光部600を備えている。なお、図13のその他の構成要素については、図8に示す第三実施形態の構成要素と同様であり、再度の説明については省略する。本実施形態においても、正反射光は、開口部302を介して受光部600に入射し、散乱反射光は、開口部301を介して受光部600に入射する。
続いて、本実施形態について第三実施形態との相違点を中心に説明する。第三実施形態では、2つの受光部110及び120を使用していたが、本実施形態では、主走査方向に沿って複数の受光素子を配列した1つの受光部を使用する。なお、主走査方向とは副走査方向に直交する方向である。図13は、本実施形態による色ずれ検出ユニット40の構成図である。受光素子アレイユニット500は、主走査方向に沿って複数の受光素子が配列された受光部600を備えている。なお、図13のその他の構成要素については、図8に示す第三実施形態の構成要素と同様であり、再度の説明については省略する。本実施形態においても、正反射光は、開口部302を介して受光部600に入射し、散乱反射光は、開口部301を介して受光部600に入射する。
図14は、本実施形態による色ずれ検出ユニット40の構成図である。受光部600からの各受光量信号はそれぞれ選択部630に入力される。選択部630は、入力される各受光量信号を、散乱反射信号処理部50、正反射信号処理部53及びグラウンド(GND)のいずれかに出力する。なお、選択部630は、受光量信号の出力先を、受光量信号毎に独立して選択・設定が可能な様に構成されている。各受光量信号の出力先を示すこの設定情報は、シリアル通信I/F回路180が、例えば、マイコン80様な外部装置と通信することで取得し、レジスタ190に格納されている。以下では、受光部600が出力する複数の受光量信号の内、散乱反射信号処理部50に出力する受光量信号の数をMbとし、正反射信号処理部53に出力する受光量信号の数をMaとする。なお、残りの受光量信号は、総てGNDに出力するものとする。
図15(A)は、Ma=Mb=3の場合であり、図15(B)は、Ma=3、かつ、Mb=6の場合を示している。なお、有効受光素子を網掛で示している。第三実施形態と同様に、検出分解能を上げるため、各受光素子の受光エリアの副走査方向の長さLdを、正反射光の光スポットより短くする。そして、有効受光素子の位置は、信号Sa1及びSbのエッジの差が小さくなる様に選択する。図15(A)及び(B)には、それぞれ、信号Sa1及び信号Sbを示している。図15(B)においては、Mb=6としているため、信号Sbの振幅が、図15(A)の場合より大きくなっている。これにより、よりノイズが少ない、つまり、S/N比の良い状態で信号Sbのエッジの傾きを急峻に調整することができ、正反射光成分の立ち上がり立ち下がりエッジの波形傾きに合わせることが可能になる。
以上、本実施形態においても有効受光素子の位置及び数を適切に調整することにより検出画像の検出精度を向上させることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
8:中間転写ベルト、31:LED、32、33:受光部、50:散乱反射信号処理部、53:正反射信号処理部、80:マイクロコンピュータ
Claims (10)
- 回転駆動される像担持体と、
前記像担持体に向けて光を照射する光照射手段と、
前記光照射手段が照射した光の正反射光を受光する様に配置された第1受光手段と、
前記光照射手段が照射した光の散乱反射光を受光する様に配置された第2受光手段と、
前記第1受光手段の出力から第1検出信号を生成する第1生成手段と、
前記第2受光手段の出力から第2検出信号を生成する第2生成手段と、
前記像担持体に形成された検出画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の、前記第1検出信号と前記第2検出信号との差分を示す第3検出信号に基づき色ずれ補正制御を行う制御手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1受光手段への反射光を絞り込む第1開口部と、前記第2受光手段への反射光を絞り込む第2開口部とが形成された絞り部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1開口部と前記第2開口部の前記像担持体の表面の移動方向の長さは等しいことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記第1受光手段及び前記第2受光手段は、前記像担持体の表面の移動方向と直交する方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記第1受光手段への反射光及び前記第2受光手段への反射光を絞り込む共通の開口部が形成された絞り部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1受光手段は、前記像担持体の表面の移動方向に沿って配列された複数の第1受光素子を含み、
前記第2受光手段は、前記移動方向に沿って配列された複数の第2受光素子を含み、
前記第1生成手段は、前記複数の第1受光素子から1つ以上の第1受光素子を選択し、選択した第1受光素子の出力から前記第1検出信号を生成し、
前記第2生成手段は、前記複数の第2受光素子から1つ以上の第2受光素子を選択し、選択した第2受光素子の出力から前記第2検出信号を生成する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記第1検出信号、前記第2検出信号及び前記第3検出信号のいずれかを選択して前記制御手段に出力する選択手段をさらに備えており、
前記制御手段は、前記像担持体に形成された調整用画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の、前記第1検出信号の立ち上がり及び立下りタイミングと、前記像担持体に形成された前記調整用画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の、前記第2検出信号の立ち上がり及び立下りタイミングとに基づき、前記選択する1つ以上の第1受光素子と、前記選択する1つ以上の第2受光素子と、を決定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記像担持体の表面の移動方向と直交する方向に沿って配置された複数の受光素子を含む受光素子アレイを備えており、
前記第1受光手段は、前記受光素子アレイの1つ以上の受光素子であり、
前記第2受光手段は、前記受光素子アレイの1つ以上の受光素子であり、
前記第1受光手段の前記1つ以上の受光素子と、前記第2受光手段の前記1つ以上の受光素子は異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記第1検出信号、前記第2検出信号及び前記第3検出信号のいずれかを選択して前記制御手段に出力する選択手段をさらに備えており、前記制御手段は、前記像担持体に形成された調整用画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の前記第1検出信号に基づき、前記第1生成手段が前記第1受光手段の出力から前記第1検出信号を生成する際の利得を決定し、前記像担持体に形成された前記調整用画像が前記光照射手段の照射領域を通過する際の前記第2検出信号に基づき、前記第2生成手段が前記第2受光手段の出力から前記第2検出信号を生成する際の利得を決定することを特徴とする請求項6又は8に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第3検出信号を閾値と比較することで、前記第3検出信号から2値化信号を生成し、前記2値化信号のエッジの検出タイミングに基づき前記色ずれ補正制御を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015218793A JP2017090596A (ja) | 2015-11-06 | 2015-11-06 | 画像形成装置 |
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JP2021043309A (ja) * | 2019-09-10 | 2021-03-18 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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2015
- 2015-11-06 JP JP2015218793A patent/JP2017090596A/ja active Pending
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JP7370774B2 (ja) | 2019-09-10 | 2023-10-30 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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