JP2019056831A - 画像形成装置及び光学センサ - Google Patents

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向原 卓也
Takuya Mukohara
卓也 向原
稲生 一志
Kazushi Inao
一志 稲生
名倉 千裕
Chihiro Nagura
千裕 名倉
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Abstract

【課題】反射光の検出精度を高くできる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、光学センサを備え、光学センサは、発光手段に対して第1方向に沿って配置され、発光手段から射出され、像担持体で反射した第1反射光及び第2反射光を受光する第1受光手段及び第2受光手段と、第1反射光が通過する第1開口部と、第2反射光が通過する第2開口部と、が設けられたハウジングと、を備え、第1受光手段は、第1方向とは直交する第2方向に沿って配置された複数の受光素子を含み、第1開口部の第2方向の長さは、第1方向の長さより短く、前記複数の受光素子は、第1反射光を検出するための第1受光素子と、第1反射光とは異なる第3反射光を検出するための第2受光素子と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、射出した光の反射光を受光して検出対象を検出する光学センサと、当該光学センサを備えたカラーレーザプリンタ、カラー複写機等の画像形成装置に関する。
画像形成装置は、形成する画像の品質を保つため、色ずれ補正制御や濃度補正制御を行う。これら補正制御のため、画像形成装置は、像担持体に検出画像を形成し、例えば、1つの発光部と2つの受光部を備えた反射型の光学センサにより検出画像を検出する。特許文献1は、光学センサのハウジング内部で生じる反射光が、受光部での受光量の検出結果に与える影響を低減する構成を開示している。
特開2017−90599号公報
特許文献1は、受光部に入射する反射光が小さくなる条件において発光部を発光させて基準電圧を調整することによって、ハウジング内部で生じる不要な反射光、つまり、迷光の影響を取り除くことを開示している。特許文献1によると、受光部に入射する反射光が小さくなる条件は、ブラックのトナー像が光学センサの対向位置にあるとの条件である。しかしながら、ブラックのトナー像においても、微少な反射光が存在し、よって、迷光の影響は存在する。迷光の影響は、光学センサが出力する信号のアナログレベルを測定する濃度制御において特に大きくなる。
本発明は、反射光の検出精度を高くできる画像形成装置及び光学センサを提供するものである。
本発明の一態様によると、画像形成装置は、画像が形成される像担持体と、前記像担持体に向けて光を射出し、その反射光を検出する光学センサと、を備え、前記光学センサは、前記光を射出する発光手段と、前記発光手段に対して第1方向に沿って配置され、前記発光手段から射出され、前記像担持体で反射された第1反射光を受光する第1受光手段と、前記発光手段に対して前記第1方向に沿って配置され、前記発光手段から射出され、前記像担持体で反射された第2反射光を受光する第2受光手段と、前記第1受光手段に入射する前記第1反射光が通過する第1開口部と、前記第2受光手段に入射する前記第2反射光が通過する第2開口部と、が設けられたハウジングと、を備えており、前記第1受光手段は、前記第1方向とは直交する第2方向に沿って配置された複数の受光素子を含み、前記第1開口部の前記第2方向の長さは、前記第1開口部の前記第1方向の長さより短く、前記複数の受光素子は、前記第1反射光を検出するための第1受光素子と、前記第1反射光とは異なる第3反射光を検出するための第2受光素子と、を含むことを特徴とする。
本発明によると、反射光の検出精度を高くすることができる。
一実施形態による光学センサの構成図。 一実施形態による光学センサのブロック図。 一実施形態による光学センサの受光素子アレイ及び切替スイッチ部の構成図。 一実施形態による光学センサの受光量の説明図。 一実施形態による光学センサの構成図。 一実施形態による光学センサのブロック図。 一実施形態による光学センサの受光素子アレイ及び切替スイッチ部の構成図。 一実施形態による光学センサの受光量の説明図。 一実施形態による画像形成装置の構成図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図9は、本実施形態による画像形成装置700の構成図である。なお、参照符号末尾のY、M、C、Kは、それぞれの部材が形成に係るトナー像の色が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。以下の説明において、色を区別する必要がない場合には、末尾のY、M、C、Kを除いた参照符号を使用する。画像形成部705の感光体701は、像担持体であり、画像形成時、矢印の方向に回転駆動される。帯電部702は、感光体701の表面を一様な電位に帯電させる。露光部707は、形成する画像に応じた光により各感光体701の表面を走査・露光して各感光体701に静電潜像を形成する。現像部703は、感光体701の静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する。一次転写ローラ706は、一次転写バイアスを出力し、感光体701のトナー像を、像担持体である中間転写ベルト20に転写する。なお、各感光体701のトナー像を重ねて中間転写ベルト20に転写することで、中間転写ベルト20にはフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト20は、画像形成時、図中の矢印の方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト20に形成されたトナー像は、二次転写ローラ711の対向位置へと搬送される。
一方、カセット713内の記録材は、搬送ローラ714、715及び716により、搬送路709に沿って二次転写ローラ711の対向位置に搬送される。二次転写ローラ711は、二次転写バイアスを出力し、中間転写ベルト20のトナー像を記録材に転写する。トナー像が転写された記録材は、定着部717において加熱及び加圧され、これにより記録材へのトナー像の定着が行われる。トナー像の定着後、記録材は、搬送ローラ720により装置外へと排出される。制御部300は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと呼ぶ。)301を備えており、画像形成装置700の図示しない各種の駆動源の制御や、センサを用いた各種制御等を行う。
中間転写ベルト20に対向する位置には、光学センサ8が設けられている。本実施形態において、光学センサ8は、色ずれ量を検出するための検出画像や濃度を検出するための検出画像を検出し、マイコン301に検出結果を出力する。マイコン301は、この検出結果に基づき色ずれ補正制御や濃度補正制御を行う。なお、中間転写ベルト20の表面が移動する方向を、以下では、副走査方向と呼び、副走査方向と直交する方向を主走査方向と呼ぶ。
色ずれは、画像形成装置700の組み付け誤差、部品公差、部品の熱膨張等により機械寸法が設計値からずれ、これにより、各画像形成部705が形成するトナー像の相対的な位置がずれることにより生じる。色ずれ補正制御においては、光学センサ8による検出画像の検出結果に基づき、各色のトナー像の相対的な位置ずれが小さくなる様に、主走査方向及び副走査方向における静電潜像の書き出し位置や画像クロックを調整する。
また、画像形成装置700においては、経時変化又は連続印刷により、出力される画像の色味や濃度等が変化し得る。この変動を補正するために、濃度補正制御が行われる。濃度補正制御においては、中間転写ベルト20に各色の濃度を検出するための検出画像を形成し、形成した検出画像からの反射光の強度を光学センサ8で検出する。そして、検出結果に基づき濃度に関する画像形成条件を設定する。
なお、濃度補正制御は、最大濃度制御と階調制御に分けられる。最大濃度制御は、各色のカラーバランスを一定に保つことと、トナーの載り過ぎにより、各色のトナー像を重ねる際にトナーの飛び散りが生じたり、定着不良が生じたりすることの防止を目的とする。一方、階調制御は、非線形的な入出力特性によって、入力画像信号に対して出力濃度がずれて自然な画像が形成できないことを防止するために行う。
図1(A)は、本実施形態による光学センサ8の斜視図であり、図1(B)は、光学センサ8の主走査方向における断面図である。光学センサ8は、プリント基板1上に実装された発光部であるLED2と、受光部である受光素子5及び光学センサIC10sと、LED2、受光素子5及び光学センサIC10sを覆うハウジング7と、を備えている。本実施形態において、LED2と、光学センサIC10sと、受光素子5は、主走査方向に沿って配置されている。光学センサIC10sは、受光部である受光素子アレイ100Aを備えている。受光素子アレイ100Aは、副走査方向に沿って配列された複数の受光素子を有する。さらに、ハウジング7には、LED2が射出した光及び中間転写ベルト20で反射した光を絞るための開口部71、75、及び76が形成されている。本実施形態のLED2は、基本的にレンズや反射枠のない拡散放射タイプである。LED2が射出する光は、ハウジング7に設けられた分離部材45により往路光線パス80と往路光線パス84に分離される。往路光線パス84に沿って伝搬する光は、開口部71を通過後、被照射体である中間転写ベルト20を照射し、その中間転写ベルト20での正反射光は、開口部75を通過する復路光線パス85に沿って伝搬し、受光素子5を照射する。一方、往路光線パス80に沿って伝搬する光は、開口部76を通過して中間転写ベルト20を照射し、その中間転写ベルト20での散乱反射光は、開口部71を通過する復路光線パス81に沿って伝搬し、光学センサIC10sの受光素子アレイ100Aを照射する。
この様に、開口部75は、中間転写ベルト20での正反射光を受光素子5が受光する様に設けられる。一方、開口部71は、中間転写ベルト20での散乱反射光を受光素子アレイ100Aが受光する様に設けられる。受光素子5及び受光素子アレイ100Aは受光量に応じた信号をマイコン301に出力する。本実施形態では、往路光線パス80と復路光線パス81を分離し、2つの経路を異ならせることで、ハウジング7の内部で反射して光学センサIC10sを照射する不要反射光(以降、迷光と称す)を抑制する。
また、図1(B)に示す様に、LED2から中間転写ベルト20への往路光線パス84と、中間転写ベルト20から受光素子アレイ100Aへの復路光線パス81がハウジング7の内部で交差している。ここで、往路光線パス84に沿って伝搬する光の、ハウジング7内部の部材面での反射光が受光素子アレイ100Aへ入射すると迷光が生じる。したがって、本実施形態では、往路光線パス84に沿って伝搬する光のハウジング7内部での反射光が受光素子アレイ100Aに入射しないように、復路光線パス81上に、遮光部41及び遮光部42で開口部77を形成する。ここで、開口部77を形成する遮光部41及び遮光部42の内壁の角度を、光学センサIC10sに対し水平及び垂直とする。より詳しくは、遮光部41及び遮光部42の内壁を、主走査方向及び副走査方向を含む平面と平行な第1平面と、第1平面に直交し、かつ、副走査方向を含む平面と平行な第2平面により構成する。これにより、往路光線パス84に沿って伝搬する光がハウジング7の内部で反射し、迷光として受光素子アレイ100Aに入射することを抑制している。さらに、遮光部42には、内壁での正反射の多重反射光が受光素子アレイ100Aに入射することを防ぐように、開口部77から光学センサIC10sに至る方向に対して90度以内の角度の斜めの面を形成している。
また、ハウジング7の内部における多重反射の散乱光が、開口部77を介して受光素子アレイ100Aに入射し得る。本実施形態では、図1(A)に示すように、この開口部77の主走査方向の幅を、開口部77の副走査方向の幅より短くしている。この構成により、ハウジング7の内壁での散乱光の多重反射により生じ、受光素子アレイ100Aの各受光素子が受光する迷光量を略等しくしている。
図2は、光学センサIC10s及びLED2の電気回路構成を示す図である。光学センサ8のLED駆動制御部55は、接点66を介してトランジスタ521に駆動信号を出力する。駆動信号によりトランジスタ521がオンになると、LED2及び抵抗R501には電流が流れ、これによりLED2が発光する。また、LED駆動制御部55は、接点65を介してLED2及び抵抗R501に流れる電流を監視する。そして、この電流が目標値となる様に駆動信号を制御してLED2の発光強度を制御する。
LED2が射出した光の中間転写ベルト20での散乱反射光は、受光素子アレイ100Aを照射する。受光素子アレイ100Aの各受光素子は、受光量に応じた電流を切替スイッチ部200aに出力する。切替スイッチ部200aは、レジスタ400の設定情報で示される受光素子が出力する電流の合計を電流信号としてIV変換部39aに出力する。IV変換部39aは、入力される電流信号を電圧信号に変換する。増幅部30aは、この電圧信号を増幅して第1検出信号としてマイコン301に出力する。なお、以下では、受光素子アレイ100Aの複数の受光素子の内、切替スイッチ部200aがIV変換部39aに接続した1つ以上の受光素子を有効受光素子と呼ぶものとする。本実施形態の構成では、一般的なラインセンサとは異なり、有効受光素子を選択し、選択された受光素子の受光量のみがIV変換部39aに出力されるため、簡易なシステム構成で必要な受光量を得ることができる。
光学センサ8が出力する第1検出信号は、抵抗器R302a及びコンデンサC302aからなるローパスフィルタを介してマイコン301の(アナログデジタル変換)A/Dポートに入力される。濃度補正制御において、マイコン301は、このA/Dポートに入力される第1検出信号の振幅を検出画像の濃度の検出に使用する。また、光学センサ8が出力する第1検出信号は、抵抗器R303a及びコンデンサC303aからなるローパスフィルタを介してコンパレータ306aにも入力される。コンパレータ306aは、抵抗器R304aと抵抗器R305aにより設定された閾値電圧と第1検出信号を比較して2値化信号を生成し、この2値化信号をマイコン301に入力する。マイコン301は、この2値化信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのタイミングにより、色ずれ補正制御における検出画像の位置を検出することができる。また、制御部300は、マイコン301の通信インターフェイス(通信I/F)から制御信号を出力する。この制御信号は、光学センサ8のシリアル通信I/F回路40により受信され、制御信号に応じた設定値がレジスタ400に格納される。
また、図2では記載を省略したが、受光素子5が出力する受光量に応じた電流も、不図示のIV変換部で電圧に変換され、さらに不図示の増幅回路部で増幅された後に、第2検出信号としてマイコン301に出力される。受光素子5の出力に基づく第2検出信号も、受光素子アレイ100Aに基づく第1検出信号と同様の構成によりマイコン301に入力される。
マイコン301は、濃度補正制御を行う際、各色について複数の濃度の検出画像を中間転写ベルト20に形成する。そして、受光素子5に基づく、主に正反射光量を示す第2検出信号を、受光素子アレイ100Aに基づく散乱反射光量を示す第1検出信号で補正、より詳しくは、2つの検出信号の差分に基づき、検出画像の濃度を検出する。この様に、濃度補正制御において、マイコン301は、濃度検出部として機能する。受光素子5が受光する反射光の主な成分は正反射光であるものの、散乱反射光成分も存在する。したがって、第2検出信号から第1検出信号の差分を取って補正することで、第2検出信号に含まれる散乱反射光成分を抑え、差分補正により抽出した正反射光成分により精度良く検出画像の濃度を検出することができる。
なお、色ずれ補正制御での検出対象は、各色の画像間での相対的な位置ずれであるため、例えば、第2検出信号のみにより行うことができる。つまり、第2検出信号を閾値で2値化して検出画像の位置を判定して、色間の色ずれ量を判定することができる。但し、後述する方法により受光素子アレイ100Aで検出した散乱反射光量に含まれる不要反射光(迷光)のレベルが高い場合において精度よく色ずれ量を検出するには、色ずれ補正制御においても第2検出信号の補正を行うことができる。例えば、受光素子アレイ100Aで検出した迷光のレベルが高い場合、第2検出信号を検出した迷光のレベルに応じて補正し、補正後の第2検出信号に基づき色ずれ補正制御を精度よく行うことができる。
図3は、受光素子アレイ100A及び切替スイッチ部200aのより詳細な構成図である。図3において、受光素子アレイ100Aは、受光素子101A〜受光素子116Aの16個の受光素子を含んでいる。また、切替スイッチ部200aは、各受光素子101A〜116Aに対応する16個のスイッチ201a〜216aを備えている。レジスタ400は各スイッチ201a〜216aの選択情報を格納している。選択情報は、切替スイッチ部200aの各スイッチが、対応する受光素子の出力をIV変換部39aに出力するか否かを示す情報である。図3に示す様に、切替スイッチ部200aは、IV変換部39aに出力する各受光素子からの電流の合計を電流IaとしてIV変換部39aに出力する。なお、IV変換部39aに出力しない受光素子の出力は、例えば、グラウンドに接続される。尚、IV変換部39aに出力しない受光素子の出力を、他の検出信号を生成するために使用する構成とすることもできる。
次に、受光素子アレイ100Aの複数の受光素子101A〜116Aの受光量と有効受光素子の選択ついて説明する。図4(A)は、光学センサ8の副走査方向の断面図である。光学センサ8の対向面には、中間転写ベルト20の曲面となる部分が位置しており、中間転写ベルト20からの法線上にハウジング7の開口部71、開口部77、光学センサIC10sが配置される。尚、中間転写ベルト20からの反射光を上流で絞る開口部71は、図1(A)に示すように、主走査方向には広く、副走査方向には狭い形状とし、副走査方向における検知分解能を高くしている。より詳しくは、開口部71が設けられるハウジング7の副走査方向の範囲は、複数の受光素子101A〜116Aが配置される副走査方向の範囲より短くしている。さらに、開口部71が設けられるハウジング7の副走査方向の範囲は、複数の受光素子101A〜116Aが配置される副走査方向の範囲内に含まれるようにしている。
図4(A)において、参照符号81、82、83及び84は、受光素子アレイ100Aに入射する散乱反射光の光線パスを示している。上述した開口部71の構成により、図4(A)に示す様に、受光素子アレイ100Aの中央部に近いほど、光線密度が高くなるとともに、より短い光路長で光が入射するため、受光量が多くなる。図4(B)は、受光素子アレイ100Aの受光素子101A〜116Aの内、受光量の多い、受光素子107A〜110Aを有効受光素子として選択した状態を示し、有効受光素子を網掛Aで示している。
続いて、受光素子101A〜116Aそれぞれの受光量の測定について説明する。マイコン301は、例えば、受光素子アレイ100Aの16個の受光素子101A〜116Aの内の1つを有効受光素子として順に選択する様にレジスタ400に選択情報を設定し、選択した有効受光素子の受光量を順に測定する。そして、その測定結果全体をマイコン301内でデータ化することで受光素子アレイ100Aの各受光素子へ入射する光量を測定する。図4(C)は、この様にして測定した受光素子101A〜116Aそれぞれの受光量の例を示している。なお、図4(C)において、グラフ91は、カラーのトナー像での散乱反射光の受光量を示し、グラフ92は、ブラックのトナー像での散乱反射光の受光量を示している。上述した様に、受光素子アレイ100Aの中央付近の受光素子での受光量が、端部の受光素子での受光量より大きくなる。また、ブラックのトナー像での散乱反射光は、カラーのトナー像での散乱反射光よりも大変弱くなる。マイコン301は、上述した様にして測定した受光素子101A〜116Aそれぞれの受光量に基づき、受光量の高い所定個数の受光素子を有効受光素子として選択する。
図4(C)のグラフ93は、光学センサ8の対向部で反射が起きない様にした状態で測定した、受光素子101A〜116Aの受光量、つまり、受光素子101A〜116Aが受光する迷光の量を示している。開口部71及び開口部77を設けたハウジング7の構成により、迷光のレベルは小さく、かつ、各受光素子101A〜116Aの受光量はほぼ等しくなっている。
図4(D)は、図4(C)の縦軸レンジを拡大した図である。図4(D)に示す様に、迷光の受光量Vdarkは、受光素子101A〜116Aでほぼ同じである。一方、ブラックのトナー像からの受光量は、上述した様に、中央の受光素子では大きく、端部の受光素子では小さくなる。つまり、受光素子101A〜116Aの受光量のうちの、迷光量の割合は、端部の受光素子程、大きくなる。本実施形態では、開口部71の副走査方向の範囲とは重ならない位置に配置された所定数の受光素子、例えば、受光素子101A、103A、114A及び116Aの受光量に基づき迷光量を推定する。具体的には、ブラックの検出画像が光学センサ8の検出領域に存在するときの受光素子101A、103A、114A及び116Aの受光量をそれぞれ、Vpd1、Vpd3、Vpd14、Vpd16とする。このとき、マイコン301は、以下の演算により、Vdark1及びVdark2をそれぞれ求める。
Vdark1=Vpd1−(Vpd3 −Vpd1) (1)
Vdark2=Vpd16−(Vpd14−Vpd16) (2)
式(1)は、受光素子101Aに対して受光素子103Aとは対称となる位置に受光素子が存在するとしたときの当該受光素子のブラックの受光量を近似した値である。同様に、式(2)は、受光素子116Aに対して受光素子114Aとは対称となる位置に受光素子が存在するとしたときの当該受光素子の受光量を近似した値である。本実施形態では、例えば、Vdark1とVdark2との小さい方を迷光の受光量とする。
光学センサ8では、ハウジング7、光学センサIC10sそれぞれについて、中間転写ベルト20に対する配置公差等が発生するため、受光量の光軸中心(受光分布の中心)にばらつきがある。図4(D)に示すように、光軸中心が受光素子116A側に寄った場合、受光素子116Aに入射するブラックのトナー像からの散乱反射光は、受光素子101A側に入射するブラックのトナー像からの散乱反射光よりも強くなる。したがって、ブラックのトナー像からの散乱反射光成分がより少ない受光素子101A側の受光量に基づき迷光量を推定する方が、推定精度が高くなる。なお、本例では、受光素子アレイ100Aの端部の受光素子と、当該受光素子とは1つの受光素子を間に挟む他の受光素子との受光量に基づき迷光量を演算・推定した。しかしながら、端部側から所定数の受光素子の受光量に基づき迷光量を演算・推定する構成とすることもできる。
なお、開口部71の副走査方向の幅を小さくする程、受光素子アレイ100Aの端部の受光素子への中間転写ベルト20からの散乱反射光の入射が抑止される。したがって、この場合、受光素子アレイ100Aの端部の受光素子は迷光のみを検知することになる。しかし、開口部71の副走査方向の幅を小さくし過ぎると、各受光素子の受光量が低下し、よって、散乱反射光量の検出精度が低下する。同様に、開口部77の副走査方向の幅を小さくすることで、受光素子アレイ100Aの端部の受光素子への中間転写ベルト20からの散乱反射光の入射が抑止される。したがって、この場合も、受光素子アレイ100Aの端部の受光素子は迷光のみを検知することになる。しかし、開口部71の場合はハウジングの内壁で生じる迷光についても副走査方向において制限することになり、受光素子アレイ100Aの各受光素子が受光する迷光の量が略一定ではなくなってしまう。したがって、この場合、受光素子アレイ100Aの端部側の受光素子の受光量に基づき上述した様に推定した迷光量が、有効受光素子に含まれる迷光量とは乖離することになる。
以上、中間転写ベルト20からの復路光線パス81に沿って伝搬する散乱反射光を絞る開口部71をハウジング7に設ける。開口部71は、主走査方向に広く副走査方向に狭い形状とすることで、受光素子アレイ100Aの端部の受光素子への中間転写ベルト20からの散乱反射光の入射を抑止する。また、復路光線パス81と往路光線パス84がハウジング7の内部で交差するため、開口部77をハウジング7に設ける。開口部77は、往路光線パス84に沿って伝搬する光のハウジング内部での散乱反射光が受光素子アレイ100Aに入射することを抑える様に、基板1に対して垂直及び水平な平面で主に構成する。さらに、開口部77を設ける場合、開口部77を、主走査方向に狭く副走査方向に広い形状とすることで、受光素子アレイ100Aの各受光素子が受光する迷光の量を略一定とする。そして、受光素子アレイ100Aの端部側の所定数の受光素子の受光量に基づき有効受光素子に含まれる迷光を検出する。濃度補正制御においては、第1検出信号から迷光量に対応する信号量を減じることで、散乱反射光成分をより精度よく示す補正後の第1検出信号を生成する。そして、正反射成分及び散乱反射成分を含む第2検出信号を補正後の第1検出信号で補正することで、精度よく検出画像の濃度を求めることができる。したがって、濃度補正性制御の精度を高くすることができる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。図5は、本実施形態による光学センサ8の構成図である。本実施形態による光学センサ8は、第一実施形態の受光素子5及び光学センサIC10sの代わりに、2つの受光素子アレイ100A及び受光素子アレイ100Bを有する光学センサIC10tを設けたものである。受光素子アレイ100A及び受光素子アレイ100Bは、それぞれ、副走査方向に沿って配列された複数の受光素子を有する。受光素子アレイ100Aは、第一実施形態と同様に、LED2が照射した光の散乱反射光を受光する様に配置される。一方、受光素子アレイ100Bは、第一実施形態の受光素子5と同様に、LED2が照射した光の正反射光を受光する様に配置される。本実施形態において、受光素子アレイ100Aに入射する迷光を抑えるためのハウジング7の構成や、その制御構成については第一実施形態と同様であり、その説明については省略する。また、以下の各図において、第一実施形態と同様の構成要素については、同じ参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。
図6は、光学センサIC10t及びLED2の構成図である。本実施形態において受光素子アレイ100A及び100Bの各受光素子が出力する、受光量に応じた電流は切替スイッチ部200に入力される。切替スイッチ部200は、レジスタ400の設定情報で示される受光素子が出力する電流の合計を電流信号としてIV変換部39a及びIV変換部39bに出力する。IV変換部39a及びIV変換部39bは、入力される電流信号を電圧信号に変換する。増幅部30a及び増幅部30bは、この電圧信号を増幅して第1検出信号及び第2検出信号としてそれぞれ出力する。なお、マイコン301における各検出信号の受信構成は第一実施形態と同様であり、説明は省略する。
マイコン301は、第一実施形態と同様に、濃度補正制御を行う際、各色について複数の濃度の検出画像を中間転写ベルト20に形成する。そして、受光素子アレイ100Bに基づく第2検出信号と、受光素子アレイ100Aに基づく第1検出信号の差分により検出画像の濃度を検出する。
図7は、受光素子アレイ100A、受光素子アレイ100B及び切替スイッチ部200のより詳細な構成図である。図7において、受光素子アレイ100Bは、受光素子101B〜受光素子116Bの16個の受光素子を含み、受光素子アレイ100Aは、受光素子101A〜受光素子116Aの16個の受光素子を含んでいる。また、切替スイッチ部200は、各受光素子に対応する32個のスイッチ201A〜216A及び201B〜216Bを備えている。レジスタ400は、各スイッチの選択情報を格納している。選択情報は、切替スイッチ部200のスイッチが、対応する受光素子の出力をIV変換部39a及びIV変換部39bに出力するか否かを示す情報である。図7に示す様に、切替スイッチ部200は、IV変換部39aに出力する各受光素子からの電流の合計を電流IaとしてIV変換部39aに出力し、IV変換部39bに出力する各受光素子からの電流の合計を電流IbとしてIV変換部39bに出力する。なお、IV変換部39aにもIV変換部39bにも出力しない電流についてはグラウンドに接続する。或いは、IV変換部39aにもIV変換部39bにも出力しない電流の一部の合計に基づき他の検出信号を生成する構成であっても良い。
続いて、受光素子アレイ100Bの受光素子101B〜受光素子116Bの受光量について説明する。図8(A)は、光学センサ8の副走査方向の断面図である。光学センサ8の対向面には、中間転写ベルト20の曲面となる部分が位置しており、中間転写ベルト20からの法線上に開口部75、部材43で構成される開口部78、光学センサIC10tが配置される。尚、中間転写ベルト20からの反射光を上流で絞る開口部75については、図5(A)に示すように、主走査方向に広く、副走査方向には狭い形状としており、副走査方向における検知分解能を高くしている。より詳しくは、開口部75が設けられるハウジング7の副走査方向の範囲は、複数の受光素子101B〜116Bが配置される副走査方向の範囲より短くしている。さらに、開口部75が設けられるハウジング7の副走査方向の範囲は、複数の受光素子101B〜116Bが配置される副走査方向の範囲内に含まれるようにしている。
図8(A)の参照符号85は、受光素子アレイ100Bに入射する正反射光の光線パスを示し、参照符号86及び87は、受光素子アレイ100Bに入射する散乱反射光の光線パスを示している。受光素子アレイ100Bの中央部では光線密度が高くなり、且つ、より短い光路長で光が入射するため、受光量が多くなる。なお、受光素子アレイ100Bの中央部程、正反射成分が多くなる。図8(B)は、受光素子アレイ100Bの受光素子101B〜116Bの内、中央に位置する受光素子107B〜110Bを有効受光素子として選択した場合を示し、有効受光素子を網掛Bで示している。図8(A)に示す様に、開口部78は、少なくとも、複数の受光素子101B〜116Bの端部の受光素子101B及び116Bに、開口部75を通過した中間転写ベルト20での散乱反射光が入射することを抑える。図8(A)では開口部75は、光線パス87を阻止し、これにより、開口部75を通過した中間転写ベルト20での散乱反射光が端部の受光素子101B及び116Bに入射することを抑えている。なお、開口部75の副走査方向の開口幅をより小さくすることで、端部の受光素子101B及び116Bに中間転写ベルト20での反射光が入射することを抑止することもできる。しかしながら、開口部75と受光素子アレイ100Bは配置距離が離れているため、寸法公差による影響を受け易い。したがって、開口部78をハウジング7の内部に設けることで、端部の受光素子101B及び116Bに中間転写ベルト20での反射光が入射されることを抑える構成が優れている。
図8(C)は、受光素子アレイ100Bの受光素子101B〜116Bの各受光素子の受光量を示している。なお、各受光素子の受光量の測定方法は、第一実施形態と同様である。図8(C)において、グラフ95は、カラーのトナー像からの反射光量を示し、グラフ96は、ブラックのトナー像からの反射光量を示している。マイコン301は、光量の高い箇所の受光素子を所定個数選択して有効受光素子とする。図8(C)に示す様に、開口部78により、端部の受光素子101B及び116Bの受光量は大変小さく、ほぼ、迷光量に対応する。図8(C)のグラフ97として、光学センサ8の対向部での反射が無い状態で測定した迷光の受光量を示す。本実施形態でも、濃度の検出制御をより高くするため、迷光量を推定し、第2検出信号に含まれる迷光成分を取り除く。なお、第1検出信号に含まれる迷光成分を検出して取り除く構成は第一実施形態と同様である。
まず、以下では、受光素子アレイ100Bへの迷光経路について説明する。受光素子アレイ100Bへの迷光経路は主に2つ存在する。1つ目の経路は、光学センサIC10tのパッケージのクリアモールド部を介する経路である。具体的には、受光素子アレイ100Aに入射した迷光は、ICパッケージの中で拡散反射されて、微小量であるが、クリアモールド部を介して受光素子アレイ100Bにも入射される。2つ目の経路は、プリント基板1を介する経路である。LED2から照射された光は、ハウジング7の内部で拡散反射されて、プリント基板1に入射する。例えば、プリント基板1がガラスエポキシ基板であると、プリント基板の内部での拡散反射及び伝搬が生じ、微小量であるが、プリント基板1が発光体のようなものとなる。そして、このプリント基板1から光学センサIC10tがある空間にも漏れ光が照射され、受光素子アレイ100Bに入射される。但し、上記どちらの経路からの迷光も散乱反射光の多重反射によるものであり、受光素子アレイ100tの副走査方向に平坦なレベルの受光特性となる。つまり、受光素子アレイ100Bの各受光素子101B〜116Bが受光する迷光のレベルは略等しくなる。
本実施形態では、中間転写ベルト20から受光素子アレイ100Bへの復路光線パス85に対し、開口部75及び開口部78の2つの開口部を通過させている。開口部78は、光線パス87を遮断する形状であるため、受光素子アレイ100Bの両端の受光素子には中間転写ベルト20から開口部75を介した経路での光は入射されない。一方、前述した光学センサIC10tのパッケージおよびプリント基板1経由での迷光は、図8(C)の参照符号97に示す様に、開口部78の形状に拘らず、受光素子アレイ100tの各受光素子において略同じレベルで受光される。
図8(D)は図8(C)の縦軸レンジを拡大したグラフである。ブラックのトナー像からの反射光を示すグラフ96は、両端部を除いて、傾きの小さい山なり特性となる。上述した開口部78の作用により、受光素子アレイ100Bの両端の受光素子の受光量は迷光量を示すものとなる。したがって、ブラックの検出画像が光学センサの検出領域にあるときの、受光素子101Bの受光量をVpd1bと受光素子116Bの受光量をVpd16bとすると、その小さい方を迷光量と推定することができる。なお、小さい方を選択する理由は第一実施形態と同様である。
以上、中間転写ベルト20から受光素子アレイ100Bへの復路光線パス85に対し、2つの開口部75及び開口部78を設ける。このうち、受光素子アレイ100Bに近い開口部78は、受光素子アレイ100Bの両端の受光素子に入射する中間転写ベルト20での反射光を遮断する形状とする。光学センサIC10tのパッケージ及びプリント基板1経由での迷光は、開口部78の形状に拘らず、受光素子アレイ100Bの各受光素子において略同じレベルで受光される。したがって、受光素子アレイ100Bの端部の受光素子の受光量から有効受光素子に含まれる迷光量を検出することが可能となる。そして、第2検出信号から迷光分を減算補正することで、迷光の影響を排した検知結果を得ることができ、濃度補正制御の精度を高くすることができる。
尚、本実施形態では、受光素子アレイ100Bの端部の受光素子を迷光検知用とした。しかしながら、受光素子アレイ100Bの複数の受光素子とは別に、迷光検知用の受光素子を使用する構成であっても良い。これら迷光検知用の受光素子は、受光素子アレイ100Bの複数の受光素子が配列される方向と同じライン上において、中間転写ベルト20からの反射光が届かない位置に配置される。但し、受光素子アレイ100Bとは別に迷光検知用の受光素子を設ける構成では、感度特性のばらつきや、プリント基板1への実装の配置公差等を管理・調整する必要が生じる。この点、本実施形態の様に光学センサ8の端部の受光素子を迷光検知用として使用するのであれば、各受光素子間の感度差は低く、実装の配置公差も小さいため管理・調整が不要になるとの利点がある。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
20:中間転写ベルト、8:光学センサ、301:マイコン、2:LED、5:受光素子、100A:受光素子アレイ、7:ハウジング、71、75:開口部

Claims (29)

  1. 画像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に向けて光を射出し、その反射光を検出する光学センサと、
    を備えている画像形成装置であって、
    前記光学センサは、
    前記光を射出する発光手段と、
    前記発光手段に対して第1方向に沿って配置され、前記発光手段から射出され、前記像担持体で反射された第1反射光を受光する第1受光手段と、
    前記発光手段に対して前記第1方向に沿って配置され、前記発光手段から射出され、前記像担持体で反射された第2反射光を受光する第2受光手段と、
    前記第1受光手段に入射する前記第1反射光が通過する第1開口部と、前記第2受光手段に入射する前記第2反射光が通過する第2開口部と、が設けられたハウジングと、
    を備えており、
    前記第1受光手段は、前記第1方向とは直交する第2方向に沿って配置された複数の受光素子を含み、
    前記第1開口部の前記第2方向の長さは、前記第1開口部の前記第1方向の長さより短く、
    前記複数の受光素子は、前記第1反射光を検出するための第1受光素子と、前記第1反射光とは異なる第3反射光を検出するための第2受光素子と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1受光素子及び前記第2受光素子は、前記第1反射光及び前記第3反射光を受光し、
    前記第2受光素子の受光量のうちの前記第3反射光の割合は、前記第1受光素子の受光量のうちの前記第3反射光の割合より多いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ハウジングの前記第1開口部が設けられる前記第2方向の範囲と、前記第2受光素子が配置される前記第2方向の範囲は重ならないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2反射光は、前記第1開口部を通過して前記像担持体を照射した光の反射光であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ハウジングには、前記第1開口部を通過した前記第1反射光が通過する第3開口部がさらに設けられ、
    前記第3開口部を通過した前記第1反射光が前記第1受光手段に入射し、
    前記第3開口部の前記第2方向の長さは、前記第3開口部の前記第1方向の長さより長いことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3開口部を形成する前記ハウジングの面は、前記第1方向及び前記第2方向を含む面に平行な第1平面と、前記第1平面と直交し、かつ、前記第2方向を含む面に平行な第2平面と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ハウジングには、第4開口部がさらに設けられ、
    前記第1反射光は、前記第4開口部を通過して前記像担持体を照射した光の反射光であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1開口部は、前記像担持体での散乱反射光を前記第1受光手段に入射させる位置に設けられ、
    前記第2開口部は、前記像担持体での正反射光を前記第2受光手段に入射させる位置に設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記光学センサの検出結果に基づき前記画像の濃度を検出する濃度検出手段をさらに備えており、
    前記濃度検出手段は、前記画像の濃度を検出する際、前記第2受光素子の検出結果に基づき前記第1受光素子に入射する前記第3反射光の第1光量を判定することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記濃度検出手段は、前記画像の濃度を検出する際、ブラックの画像が前記光学センサの検出領域にある間の前記第2受光素子の検出結果に基づき前記第1光量を判定することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2受光素子は、前記第1受光手段の前記複数の受光素子の第1端部から所定数の受光素子と、前記第1端部とは異なる第2端部から前記所定数の受光素子であることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記濃度検出手段は、前記第1端部の側の前記所定数の前記第2受光素子の受光量から所定の演算により求めた光量と、前記第2端部の側の前記所定数の前記第2受光素子の受光量から前記所定の演算により求めた光量との小さい方を、前記第1光量とすることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記濃度検出手段は、前記画像の濃度を検出する際、前記第1受光素子の検出結果を前記判定した第1光量に基づき補正して散乱反射光量を求めることを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記濃度検出手段は、前記画像の濃度を検出する際、前記第2受光手段の検出結果を前記散乱反射光量で補正することで、前記画像の濃度を検出することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第2受光手段は、前記第2方向に沿って配置された複数の第3受光素子を含み、
    前記第2開口部の前記第2方向の長さは、前記第2開口部の前記第1方向の長さより短く、
    前記ハウジングには、前記第2反射光を絞ることで、前記第2反射光が前記複数の第3受光素子のうちの第4受光素子に入射することを抑える絞り部が設けられることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 前記濃度検出手段は、前記画像の濃度を検出する際、前記第4受光素子の検出結果に基づき前記複数の第3受光素子それぞれに入射する前記第2反射光とは異なる反射光の第2光量を判定することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 前記第4受光素子は、前記複数の第3受光素子の第1端部の受光素子と、前記第1端部とは異なる第2端部の受光素子であり、
    前記濃度検出手段は、前記第1端部の前記第4受光素子の受光量と、前記第2端部の前記第4受光素子の受光量とのうちの小さい方の受光量に基づき前記第2光量を判定することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記濃度検出手段は、前記画像の濃度を検出する際、前記複数の第3受光素子のうちの前記第4受光素子とは異なる第5受光素子の検出結果を前記判定した第2光量及び前記散乱反射光量で補正することで、前記画像の濃度を検出することを特徴とする請求項16又は17に記載の画像形成装置。
  19. 前記第1方向は、前記像担持体の表面が移動する方向とは直交する方向であることを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 光を射出する発光手段と、
    前記発光手段に対して第1方向に沿って配置され、前記発光手段から射出され、被照射体で反射された第1反射光を受光する第1受光手段と、
    前記発光手段に対して前記第1方向に沿って配置され、前記発光手段から射出され、前記被照射体で反射された第2反射光を受光する第2受光手段と、
    前記第1受光手段に入射する前記第1反射光が通過する第1開口部と、前記第2受光手段に入射する前記第2反射光が通過する第2開口部と、が設けられたハウジングと、
    を備えており、
    前記第1受光手段は、前記第1方向とは直交する第2方向に沿って配置された複数の受光素子を含み、
    前記第1開口部の前記第2方向の長さは、前記第1開口部の前記第1方向の長さより短いことを特徴とする光学センサ。
  21. 前記第2反射光は、前記第1開口部を通過して前記被照射体を照射した光の反射光であることを特徴とする請求項20に記載の光学センサ。
  22. 前記ハウジングには、前記第1反射光が通過する第3開口部がさらに設けられ、
    前記第3開口部を通過した前記第1反射光が前記第1受光手段に入射し、
    前記第3開口部の前記第2方向の長さは、前記第3開口部の前記第1方向の長さより長いことを特徴とする請求項21に記載の光学センサ。
  23. 前記第3開口部を形成する前記ハウジングの面は、前記第1方向及び前記第2方向を含む面に平行な第1平面と、前記第1平面と直交し、かつ、前記第2方向を含む面に平行な第2平面と、を含むことを特徴とする請求項22に記載の光学センサ。
  24. 前記ハウジングには、第4開口部がさらに設けられ、
    前記第1反射光は、前記第4開口部を通過して前記被照射体を照射した光の反射光であることを特徴とする請求項20から23のいずれか1項に記載の光学センサ。
  25. 前記第1開口部は、前記被照射体での散乱反射光を前記第1受光手段に入射させる位置に設けられ、
    前記第2開口部は、前記被照射体での正反射光を前記第2受光手段に入射させる位置に設けられることを特徴とする請求項20から24のいずれか1項に記載の光学センサ。
  26. 前記第2受光手段は、前記第2方向に沿って配置された複数の第1受光素子を含み、
    前記第2開口部の前記第2方向の長さは、前記第2開口部の前記第1方向の長さより短く、
    前記ハウジングには、前記第2開口部を通過した前記第2反射光を絞ることで、前記第2反射光が前記複数の第1受光素子のうちの第2受光素子に入射することを抑える絞り部が設けられることを特徴とする請求項20から25のいずれか1項に記載の光学センサ。
  27. 前記第2受光素子は、前記複数の第1受光素子の第1端部の受光素子と、前記第1端部とは異なる第2端部の受光素子であることを特徴とする請求項26に記載の光学センサ。
  28. 前記第1受光手段の前記複数の受光素子が配置される前記第2方向の第1範囲より、前記第1開口部が設けられる前記第2方向の第2範囲は小さく、かつ、前記第2範囲は、前記第1範囲の中に含まれることを特徴とする請求項20から27のいずれか1項に記載の光学センサ。
  29. 前記第1受光手段の前記複数の受光素子が出力する受光量に応じた複数の信号から前記光学センサの出力として取り出す1つ以上の信号を選択する選択手段をさらに備えていることを特徴とする請求項20から28のいずれか1項に記載の光学センサ。
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US11674893B2 (en) 2020-02-17 2023-06-13 Canon Kabushiki Kaisha Structure of optical sensor having light-emitting element and light-receiving element

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