JP2018066904A - 画像形成装置、画像濃度検出方法 - Google Patents

画像形成装置、画像濃度検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018066904A
JP2018066904A JP2016206276A JP2016206276A JP2018066904A JP 2018066904 A JP2018066904 A JP 2018066904A JP 2016206276 A JP2016206276 A JP 2016206276A JP 2016206276 A JP2016206276 A JP 2016206276A JP 2018066904 A JP2018066904 A JP 2018066904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image
detection value
analog detection
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016206276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6964972B2 (ja
JP2018066904A5 (ja
Inventor
俊 ▲高▼橋
俊 ▲高▼橋
Shun Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016206276A priority Critical patent/JP6964972B2/ja
Priority to US15/728,699 priority patent/US10459390B2/en
Publication of JP2018066904A publication Critical patent/JP2018066904A/ja
Publication of JP2018066904A5 publication Critical patent/JP2018066904A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6964972B2 publication Critical patent/JP6964972B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】漏れ光による光学センサの感度特性の変化を抑制して画像濃度を検出する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、中間転写ベルト109に形成された測定用画像を測定して測定結果を表すアナログ検出値を出力する光学センサ113及び制御系統を備える。光学センサ113は、発光素子及び受光素子を備える。制御系統は、発光素子の駆動電流と発光素子から受光素子に直接受光される漏れ光量に関するプロフィールデータを格納するメモリを備える。制御系統は、測定用画像の測定時の発光素子の駆動電流に応じた漏れ光量をプロフィールデータに基づいて検出し、漏れ光量と測定用画像の測定結果であるアナログ検出値とにより測定用画像の画像濃度を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の電子写真プロセス方式の画像形成装置に関する。
電子写真プロセス方式の画像形成装置は、像担持体に形成したトナー像の画像濃度を、発光素子及び受光素子を有する光学センサにより測定し、測定結果に応じて画像濃度を適切に調整する機能を備える。光学センサは、トナーによる汚れや発光素子の経年変化に対して、発光素子の駆動電流を定期的に調整することで、測定結果である検出値が所定の範囲内で一定に保たれるように制御される(特許文献1)。像担持体上のトナー像のトナー付着量が変化すると、像担持体からの反射光量が変化する。光学センサは、トナー像の画像濃度によって変化する像担持体からの反射光量の変化を測定する。光学センサは、発光素子の光量を調整するために、像担持体部分の検出値が所定の範囲内になるように、発光素子の駆動電流が調整される。所定枚数のプリント動作後や起動時に発光素子の駆動電流が調整されることで、光学センサは、トナーによる汚れや経年変化による発光素子の光量変化が測定結果へ影響することを抑制する。
1枚の基板に発光素子と受光素子とが実装された表面実装型の光学センサは、小型化や低コスト化が可能である。表面実装用の発光素子及び受光素子は、基板表面に直接実装されるので、砲弾型の素子のように樹脂で周囲を覆う構造がとりにくい。そのために発光素子からの照射光は、基板表面を伝搬して基板内層に侵入し、受光素子に到達する可能性がある。発光素子から受光素子に到達する光を「漏れ光」という。漏れ光量は、部品公差や組み立て精度のばらつきにより、個々の光学センサで異なる。
特開2008−209821号公報
漏れ光が生じる光学センサでは、測定結果である検出値が所定の範囲内で一定に保たれるように制御される場合に、像担持体部分の検出値に光学センサの個体差が生じない。しかしながらトナー像部分の画像濃度が高くなると、漏れ光量の影響により、検出値に光学センサの個体差が生じ、出力オフセットが高く、且つ、ばらつきが大きくなる。また、漏れ光量は、光学センサの個体差の他に、トナー汚れによる影響を抑制するために発光素子の駆動電流を増加させたり、受光素子の出力ゲインを上げた場合も増加することが実験によって分かった。そのために、同じ光学センサであっても漏れ光量の増加とともに、光学センサの特性が変化する可能性がある。このように光学センサは、漏れ光量により感度特性の個体差が大きくなり、発光素子の駆動電流調整や受光素子の出力ゲイン切り替えを行うたびに感度特性が変化する。光学センサの感度特性の変化は、画像濃度の正確な測定を困難にし、正確な濃度補正を妨害する。その結果、画像形成装置が形成する画像の画質が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、漏れ光による光学センサの感度特性の変化を抑制して画像濃度を高精度に検出することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、所定の像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に向けて所定の駆動電流に応じた光量で光を照射する発光手段及び前記像担持体で反射された光を受光する受光手段を有し、前記受光手段で受光した光量に応じたアナログ検出値を出力する測定手段と、前記発光手段の駆動電流と前記発光手段から前記受光手段に直接受光される漏れ光量に関するプロフィールデータを格納する格納手段と、前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像を、前記発光手段を所定の第1駆動電流で発光させて測定し、前記測定手段から前記測定用画像の測定結果として第1アナログ検出値を取得し、前記第1駆動電流に応じた漏れ光量を前記プロフィールデータに基づいて検出し、検出した前記漏れ光量と前記第1アナログ検出値とにより前記測定用画像の画像濃度を検出する濃度検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、プロフィールデータに基づいて検出され漏れ光量と第1アナログ検出値とにより測定用画像の画像濃度を検出するために、漏れ光による光学センサの感度特性の変化を抑制して画像濃度を検出することが可能となる。
画像形成装置の構成図。 露光器の説明図。 制御系統の構成図。 (a)、(b)は光学センサの説明図。 光学センサの特性図。 発光量と漏れ光量との関係図。 (a)、(b)は目標光量設定の説明図。 濃度補正処理を表すフローチャート。 光学センサの特性値の測定処理を表すフローチャート。 周囲温度に応じた光学センサの特性図。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
(構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置100の構成図である。この画像形成装置100は、電子写真方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100はリーダ部101及びプリンタ部102を備える。リーダ部101は、例えばスキャナであり、原稿から読み取った原稿画像に基づいて画像データを生成する。プリンタ部102は、リーダ部101で生成された画像データに基づいて、シート等の記録媒体に画像を形成する。
プリンタ部102は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するための画像形成ステーションY、M、C、Kを備える。各画像形成ステーションY、M、C、Kは、同様の構成を備えており、形成するトナー像の色が異なるのみである。
画像形成ステーションYは、ドラム状の感光体であり、イエローのトナー像を担持する像担持体となる感光ドラム103aを備える。感光ドラム103aの周囲には、帯電器104a、露光器105a、現像器106a、及びクリーナ107aが設けられる。帯電器104aは、感光ドラム103aの表面を帯電させる。露光器105aは、イエローの画像データに基づいて変調したレーザ光で帯電された感光ドラム103aの表面を露光して、感光ドラム103aに静電潜像を形成する。現像器106aは、静電潜像をイエローのトナーで現像して、感光ドラム103a上にイエローのトナー像を形成する。クリーナ107aは、後述の中間転写ベルト109へのトナー像の転写後に感光ドラム103a上に残留するトナーを清掃する。
画像形成ステーションMは、感光ドラム103b、帯電器104b、露光器105b、現像器106b、及びクリーナ107bを備える。画像形成ステーションMは、感光ドラム103b上にマゼンタのトナー像を形成する。画像形成ステーションCは、感光ドラム103c、帯電器104c、露光器105c、現像器106c、及びクリーナ107cを備える。画像形成ステーションCは、感光ドラム103c上にシアンのトナー像を形成する。画像形成ステーションKは、感光ドラム103d、帯電器104d、露光器105d、現像器106d、及びクリーナ107dを備える。画像形成ステーションKは、感光ドラム103d上にブラックのトナー像を形成する。
各画像形成ステーションY、M、C、Kの下方には、中間転写体であり、各感光ドラム103a〜103dに形成された各色のトナー像が転写されて、フルカラーのトナー像を担持する中間転写ベルト109が設けられる。中間転写ベルト109も像担持体の一例である。中間転写ベルト109を挟んで各感光ドラム103a〜103dに対向する位置に、転写ブレード108a〜108dが設けられる。
感光ドラム103a上に形成されたイエローのトナー像は、転写ブレード108aに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。感光ドラム103b上に形成されたマゼンタのトナー像は、転写ブレード108bに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。感光ドラム103c上に形成されたシアンのトナー像は、転写ブレード108cに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。感光ドラム103d上に形成されたブラックのトナー像は、転写ブレード108dに印加される転写バイアスによって中間転写ベルト109に転写される。これにより中間転写ベルト109上に各色のトナー像が形成される。
中間転写ベルト109は、二次転写ローラ110との間に二次転写部Tを形成する。中間転写ベルト109は、図中時計回りに回転しており、各感光ドラム103a〜103dから転写されたトナー像を二次転写部Tに搬送する。二次転写部Tには、トナー像が搬送されるタイミングに合わせて記録媒体が搬送される。記録媒体は、中間転写ベルト109と二次転写ローラ110との間を搬送されることで、中間転写ベルト109から各色のトナー像が一括転写される。
記録媒体の搬送方向下流側には、定着器111が設けられる。定着器111は、トナー像が転写された記録媒体に、トナー像を定着させる。定着器111は、例えば記録媒体を加熱及び加圧することでトナー像を記録媒体に定着させる。トナー像が定着された記録媒体は、定着器111から排紙ローラ112等により画像形成装置100外に排出される。
なお、ブラックのトナー像を形成する画像形成ステーションKは、中間転写ベルト109の回転方向において、他の有彩色の画像形成ステーションY、M、Cよりも二次転写部T側に設けられる。このような配置により、モノクロ画像を形成する場合に、画像形成の指示から画像が形成された記録媒体の排出までの時間が抑制される。
中間転写ベルト109の回転方向において、画像形成ステーションKよりも二次転写部T側に、光学センサ113及びサーミスタ114が設けられる。光学センサ113は、中間転写ベルト109に形成される濃度補正用のトナー画像である測定用画像の画像濃度を検出する。サーミスタ114は、光学センサ113の周囲の温度検出を行う温度センサである。
(露光器)
図2は、露光器105aの説明図である。なお、露光器105aと露光器105b、105c、105dとは同様の構成である。ここでは露光器105aについて説明を行い、露光器105b、105c、105dについての説明は省略する。
露光器105aは、光源である半導体レーザ201、コリメータレンズ202、開口絞り203、シリンドリカルレンズ204、回転多面鏡205、回転多面鏡駆動部206、トーリックレンズ207、及び回折光学素子208を備える。また、露光器105aは、レーザ光が感光ドラム103aを走査するタイミングを制御するために、反射ミラー210及びビーム検出器209を備える。
コリメータレンズ202は、半導体レーザ201から照射されたレーザ光を平行光束に変換する。開口絞り203は、通過するレーザ光の光束を制限する。シリンドリカルレンズ204は、レーザ光が走査する主走査方向に直交する副走査方向にのみ所定の屈折力を有しており、開口絞り203を通過した光束を、回転多面鏡205の反射面に、主走査方向に長い楕円像として結像させる。回転多面鏡205は、回転多面鏡駆動部206により図中時計回りに一定速度で回転しており、反射面上に結像したレーザ光を感光ドラム103aに向けて偏向する。トーリックレンズ207は、fθ特性を有する光学素子であり主走査方向と副走査方向とで異なる屈折率を有する。トーリックレンズ207の主走査方向の表裏の両レンズ面は非球面形状となっている。回折光学素子208は、fθ特性を有する光学素子であり主走査方向と副走査方向とで互いに異なる倍率を有する。
反射ミラー210は、感光ドラム103aの画像形成領域外に相当する位置に設けられる。反射ミラー210は、回転多面鏡205により反射されたレーザ光をビーム検出器209へ向けて反射する。ビーム検出器209は、反射ミラー210によって反射されたレーザ光を検出することで、感光ドラム103a上の走査開始位置を指示するための走査タイミング信号を出力する。
感光ドラム103aは、ドラム駆動部211によりドラム軸を中心に回転駆動される。感光ドラム103aは、回転駆動される回転多面鏡205により偏向されたレーザ光のスポットが、ドラム軸に平行な方向を主走査方向として、回転多面鏡205の回転に応じて直線状に移動しながら照射される。これにより感光ドラム103aの主走査方向への静電潜像の形成が行われる。感光ドラム103aは、帯電器104aにより表面が帯電されており、レーザ光が照射された部分の電位が変位して静電潜像となる。本実施形態の半導体レーザ201は、複数のレーザ光を照射するマルチビームレーザである。そのために、1回の走査により複数本のライン状の静電潜像が感光ドラム103aに形成可能である。感光ドラム103aは、ドラム駆動部211により回転駆動されることで、副走査方向に静電潜像が形成される。
回折光学素子208は、感光ドラム103aのドラム軸と同じ方向に延びる直方体であり、回折光学素子駆動部212によって、その長手方向を軸として回動可能となっている。回折光学素子208の回動により、感光ドラム103上の走査線の向き(感光ドラム103aのドラム軸に対する走査線の傾き)や湾曲が補正される。
(制御系統)
図3は、画像形成装置100の動作を制御するための制御系統の構成図である。制御系統は、画像形成装置100に内蔵され、画像形成を行うための制御を行う。ここでは、濃度補正を行うための制御系統の構成について説明する。制御系統は、CPU(Central Processing Unit)401、メモリ402、及びコンパレータ403a、403bを備える。CPU401は、メモリ402から所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行することで、画像形成装置100の動作を制御する。制御系統は、ディスクリート品で構成する他に、例えばワンチップの半導体製品により実現される。ワンチップの半導体製品には、例えばMPU(Micro-Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、SOC(System-On-a-Chip)がある。本実施形態では、CPU401は、コンピュータプログラムの実行により濃度補正制御を行う。また、ここでは2個の光学センサ113a、113bにより測定用画像を測定する例について説明する。2個の光学センサ113a、113bは、例えば図1の光学センサ113の位置で、中間転写ベルト109のトナー像の搬送方向に直交する方向の異なる位置に分けて設けられる。
光学センサ113a、113bは、詳細は後述するが、中間転写ベルト109を照射して、その反射光の強度(光量)に応じたアナログ信号である検出値(アナログ検出値)を、測定結果として出力する。光学センサ113aから出力されるアナログ検出値は、CPU401及びコンパレータ403aに入力される。コンパレータ403aは、取得したアナログ検出値をデジタル信号であるデジタル検出値に変換してCPU401に入力する。光学センサ113bから出力されるアナログ検出値は、CPU401及びコンパレータ403bに入力される。コンパレータ403bは、取得したアナログ検出値をデジタル検出値に変換してCPU401に入力する。光学センサ113aと光学センサ113bとは同じ構成である。コンパレータ403aとコンパレータ403bとは同じ構成である。以下、説明を簡易にするために、光学センサ113a、113bを光学センサ113として説明し、コンパレータ403a、403bをコンパレータ403として説明する。
CPU401は、光学センサ113から取得するアナログ検出値が所定の値になるように、光学センサ113が中間転写ベルト109を照射する光量を調整する。この光量調整制御の詳細については後述する。CPU401は、コンパレータ403から取得するデジタル検出値に基づいて、各色の測定用画像の画像濃度を検出する。CPU401は、検出した画像濃度に基づいて各色の濃度補正制御を行う。CPU401は、各画像形成ステーションY、M、C、Kに濃度補正のための信号を送信する。
(光学センサ)
図4は、光学センサ113の説明図である。光学センサ113は、上記の通り、中間転写ベルト109に対向して配置されており、中間転写ベルト109に形成された濃度補正用のトナー像である測定用画像309の画像濃度を検出する。光学センサ113の構成を図4(a)により説明する。図4(a)は、中間転写ベルト109の搬送方向の上流側から光学センサ113を見た図である。
光学センサ113は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光素子301と、フォトダイオード等の受光素子302、303と、レンズ304と、遮蔽部材305とを備える。発光素子301は、赤外線を中間転写ベルト109に対して入射角が約15度になるように照射する位置に配置される。受光素子302は、発光素子301から中間転写ベルト109に照射された赤外線の反射光を正反射角度の位置で受光する。受光素子303は、発光素子301から中間転写ベルト109に照射された赤外線の散乱光を乱反射角度の位置で受光する。発光素子301及び受光素子302、303は、基板307に実装される。基板307は、受光素子302、303に受光量に応じて流れる電流を電圧に変換する電流電圧変換機能を有する受光回路を備える。受光回路は、電流電圧変換機能により変換した電圧をアナログ検出値として出力する。受光素子302、303は、出力が設定可能であり、出力ゲインに応じてアナログ検出値のダイナミックレンジを決めることができる。
レンズ304は、発光素子301から照射される光と、受光素子302、303が受光する光との導光路を形成する。レンズ304は、例えばエポキシ樹脂により形成される。遮蔽部材305は、発光素子301と受光素子302との間、及び発光素子301と受光素子303との間に、それぞれ設けられる。遮蔽部材305は、発光素子301から照射される光が、直接、受光素子302、303に受光されることを防止する。遮蔽部材305は、例えば黒色の樹脂により形成される。
光学センサ113と中間転写ベルト109との間には、シャッタ310が設けられる。シャッタ310は、測定用画像309の画像濃度の測定の際に実線で示された状態(開状態)になる。測定用画像309の画像濃度を測定しない場合、シャッタ310は点線で示された状態(閉状態)になる。シャッタ310は、閉状態になることでレンズ304と中間転写ベルト109との間に移動し、トナー等によるレンズ304の汚れを防止する。
このような構成の光学センサ113は、正反射光及び乱反射光の両方により画像濃度を測定可能である。正反射光を受光する受光素子302は、測定用画像309が中間転写ベルト109に形成されると、測定用画像309の画像濃度に応じて、受光する正反射光量が低下する。受光素子303は、中間転写ベルト109及びブラックの測定用画像から受光する乱反射光量が微小であり、有彩色であるイエロー、マゼンダ、シアンの測定用画像から受光する乱反射光量が多い。有彩色のトナーの面積密度が高くなるにつれて乱反射光量も増えるため、受光素子303の受光量が増加する。正反射光及び乱反射光を用いて有彩色の測定用画像の画像濃度を測定し、その測定結果に基づいて画像形成条件を調整することで、濃度補正が行われる。画像形成条件は、例えば、露光器105のレーザ光の強度である。画像形成装置100は、出力画像の濃度を補正するために、CPU401によって画像形成条件を調整する。なお、画像形成条件は、例えば、帯電器が感光ドラム103を帯電するために帯電器に供給される帯電バイアスであってもよい。さらに、画像形成条件は、例えば、感光ドラム103と現像器106との電位差を制御するために現像器106に印加される現像バイアス電圧であってもよい。
発光素子301から受光素子302、303への漏れ光について図4に基づいて説明する。漏れ光とは、中間転写ベルト109及び測定用画像309からの反射光以外の、受光素子302、303に直接受光される光である。図4(a)に示すように、遮蔽部材305は、レンズ304に当接する構造であるが、部品の組み付け公差の関係から、光を完全に遮蔽することが困難である。そのために発光素子301から照射された光は、遮蔽部材305とレンズ304との間隙を通過して(矢印306a)、受光素子302、303に受光されてしまう。また、図4(b)は光学センサ113を中間転写ベルト109側から見た模式図である。漏れ光は、発光素子301から基板307内部に侵入して受光素子302、303に受光される可能性もある(矢印306b)。このように受光素子302、303に受光される光は、中間転写ベルト109からの反射光と漏れ光とを含んでしまう。
図5は、漏れ光の光量が異なる3つの光学センサ113について、アナログ検出値が所定の範囲内で一定に保たれるように制御される場合の光学センサ113の特性図である。図5は、縦軸をアナログ検出値、横軸を中間転写ベルト109に形成される画像の画像濃度として、光学センサ113の特性を表す。アナログ検出値が所定値となるように発光素子の発光強度が制御されているので、3つの光学センサによる中間転写ベルト109からの反射光量の測定結果(アナログ検出値601〜603)は、同値(ここでは2.0[V])である。しかしながら、中間転写ベルト109に形成された画像の画像濃度が高くなると、光学センサの漏れ光の影響により、アナログ検出値601〜603は異なる。つまり、3つの光学センサ113は、画像濃度に対する感度特性が異なる。図5の例では、中間転写ベルト109に「2.0」の画像濃度の画像が形成された場合、3つの光学センサ113のアナログ検出値601〜603に最大0.25[V]の差が生じる。
さらに、漏れ光量は、トナー汚れによる影響を抑制するために発光素子301の駆動電流を増加させたり、受光素子302、303の出力ゲインを上げた場合にも増加してしまうことが実験によって分かった。図6は、発光素子301の駆動電流と漏れ光量との関係を示す実験データである。画像形成装置100は、例えば図6のような実験データがメモリ402に予め記憶されている。以下の説明において光学センサ113の発光素子301の駆動電流と漏れ光量との関係図はプロフィールデータと称す。発光素子301の駆動電流が増加して発光量が増加することで、漏れ光量が増加する。そのために、同じ光学センサ113であっても漏れ光量の増加とともに、光学センサ113の出力値と検出濃度との特性が変化する。これは、例えば、光量調整が実行される前の光学センサ113の感度特性がアナログ検出値601(図5)であっても、光量調整が実行された後の光学センサ113の感度特性がアナログ検出値603(図5)に変化することを意味する。
次に、光学センサ113の光量調整について説明する。中間転写ベルト109の経年変化が進むと、紙粉等の汚染物により、中間転写ベルト109の表面の反射率が全体的に低下する。反射率の低下により、光学センサ113のアナログ検出値が低下して、画像濃度を測定する際のダイナミックレンジが小さくなる。そのために、光学センサ113が中間転写ベルト109を照射する光量を調整して、アナログ検出値を調整する必要がある。
図7は、光量調整による目標光量設定の説明図である。光学センサ113の発光素子301は、CPU401の指示に応じて印加される駆動電流に基づいて発光光量が変化する。
CPU401は、光量調整時に、発光素子301の駆動電流量を3段階に変化させる。これにより発光素子301は、3段階の光量で発光する。図7(a)は、発光素子301の光量を3段階に変化させ、受光素子302により中間転写ベルト109からの反射光を受光させた場合に、受光素子302から出力されるアナログ検出値の波形を表す。図7(a)において、光学センサ113は、発光素子301を駆動電流量Iに基づいて発光させた場合にアナログ検出値P11〜P18を出力する。同様に、光学センサ113は、発光素子301を駆動電流量Iに基づいて発光させた場合にアナログ検出値P21〜P28を出力し、発光素子301を駆動電流量Iに基づいて発光させた場合にアナログ検出値P31〜P38を出力する。なお、駆動電流量の関係はI<I<Iである。
図7(b)は、光量調整後の目標光量を決定する方法を示す。CPU401は、受光素子302から取得するアナログ検出値に基づいて、目標光量に対応するアナログ検出値を出力するための駆動電流量を決定する。CPU401は、3段階(I、I、及びI)の駆動電流量に基づいて発光素子301を発光させ、中間転写ベルト109からの反射光に対応する3つのアナログ検出値を取得する。図7(b)において、CPU401は、P11〜P18の平均値P1ave、P21〜P28の平均値P2ave、及びP31〜P38の平均値P3aveを取得する。
図7(b)に示すように、CPU401は3つのアナログ検出値である3つの平均値P1ave、P2ave、P3aveを線形補間する。ここで、近似直線においてアナログ検出値の目標値に対応する光量が目標光量となる。CPU401は、発光素子301が目標光量で発光するような駆動電流量を、発光素子301に印加する駆動電流量として決定する。なお、CPU401は、駆動電流が最大の場合でもアナログ検出値が目標値より低い場合、光学センサ113の出力ゲインを切り換えて、再度、光量調整を行う。出力ゲインの切り替えは公知の技術であるのでここでの説明は省略する。
(濃度補正処理)
光学センサ113の光量調整を行うことで、中間転写ベルト109の表面状態が変化した場合であっても、画像濃度の検出精度への影響を低減することができる。しかしながら、光量調整を行うことで画像濃度検出時の光量及び出力ゲインが変化し、図6に示すように、漏れ光量が変化する。そのために画像形成装置100のCPU401は、漏れ光の影響を抑制した濃度補正を行う必要がある。図8は、漏れ光の影響を抑制した濃度補正処理を表すフローチャートである。
CPU401は、光学センサ113の光量調整を開始して、濃度補正時の出力ゲイン及び駆動電流量を設定する(S801、S802、S803)。CPU401は、漏れ光量を検出する(S804)。漏れ光量は、図6に示すプロフィールデータから検出される。例えば、画像形成装置100の組み立て前に、CPU401は、予め光学センサ113を用いて所定の駆動電流に対する漏れ光量の測定結果を、プロフィールデータとしてメモリ402に格納する。図4(a)に示すように光学センサ113は、正反射光を受光する受光素子302及び乱反射光を受光する受光素子303を備える。そのためにメモリ402には、駆動電流I1、I2に対して、受光素子302に生じる漏れ光量を検出するための漏れ光量PCT1、PCT2及び受光素子303に生じる漏れ光量を検出するための漏れ光量SCT1、SCT2が格納される。漏れ光量PCT1、PCT2、SCT1、SCT2は、漏れ光を受光した受光素子302、303のアナログ検出値である。
CPU401は、メモリ402に予め格納された漏れ光量の測定結果(駆動電流I1、I2、漏れ光量PCT1、PCT2、漏れ光量SCT1、SCT2)に基づいて、濃度補正時の漏れ光量を検出する。漏れ光量の検出は、例えば以下の式により行われる。漏れ光量は、正反射光を受光する受光素子302に生じる正反射漏れ光量PCTxと、乱反射光を受光する受光素子303に生じる乱反射漏れ光量SCTxと、でそれぞれ検出される。
・正反射漏れ光量算出
PCTx=(A×Ix+B)*GAINPx
A=(PCT2−PCT1)/(I2−I1)
B=PCT1−A*I1
Ix:濃度補正時の駆動電流量
GAINPx:濃度補正時の正反射出力ゲイン(受光素子302の出力ゲイン)
・乱反射漏れ光量算出
SCTx=(C×Ix+D)*GAINSx
C=(SCT2−SCT1)/(I2−I1)
D=SCT1−C*I1
Ix:濃度補正時の駆動電流量
GAINSx:濃度補正時の拡散反射出力ゲイン(受光素子303の出力ゲイン)
この他に、漏れ光量PCTx、SCTxは、図6の関係を表すテーブルをプロフィールデータとしてメモリ402に格納しておき、このテーブルを参照することで検出されてもよい。
漏れ光量の検出後にCPU401は、濃度補正制御を開始する(S805)。濃度補正制御を開始したCPU401は、各画像形成ステーションY、M、C、Kにより濃度補正用の測定用画像を形成する。これにより中間転写ベルト109に濃度補正用の測定用画像が形成される。CPU401は、光学センサ113から測定用画像の受光素子302、303による測定結果を取得する(S806、S807)。これによりCPU401は、測定用画像の正反射によるアナログ検出値及び乱反射によるアナログ検出値を取得する。CPU401は、取得したアナログ検出値からS804で検出した漏れ光量を減算し、減算した結果に応じて測定用画像の画像濃度を検出する(S808、S809)。CPU401は、例えば以下の式により測定用画像の画像濃度を決定する。
(画像濃度)=Pxr−α*(GAINPx/GAINSx)*Sxr
Pxr=Px−PCTx
Sxr=Sx−SCTx
α:所定の条件で正反射光に応じたアナログ出力値に混入する乱反射光に応じたアナログ出力値の比率(算出方法は後述する)
Px:測定用画像の正反射によるアナログ検出値
Sx:測定用画像の乱反射によるアナログ検出値
発光素子301の2つの駆動電流I1、I2に対する漏れ光量PCT1、PCT2、SCT1、SCT2、及び画像濃度の算出に用いられるαは、光学センサ113単体で予め測定される。図9は、これらの光学センサ113の特性値の測定処理を表すフローチャートである。この処理は、画像形成装置100の組み立て前に行われる。光学センサ113は、特性値測定用の測定器に接続される。
測定器は、発光素子301の駆動電流I1を設定する(S901)。光学センサ113は、測定位置に置かれた、光を乱反射させる対象物による正反射光及び乱反射光を測定する。光学センサ113は、受光素子302により正反射光に対応したアナログ検出値Pを出力し、受光素子303により乱反射光に対応したアナログ検出値Sを出力する。測定器は、光学センサ113からアナログ検出値P、Sを取得する(S902)。続いて光学センサ113は、対象物が測定位置から除去された反射光が発生しない状態で、駆動電流I1に応じた漏れ光量PCT1、SCT1を測定する(S903)。漏れ光量PCT1、SCT1は、駆動電流I1に応じた受光素子302、303のアナログ検出値である。測定器は、光学センサ113から漏れ光量PCT1、SCT1を取得する。続いて測定器は、駆動電流を「0」にして、発光素子301の暗電流を測定する(S904)。
測定器は、発光素子301の駆動電流I2を設定する(S905)。駆動電流I2は、駆動電流I1よりも電流量が多い。光学センサ113は、対象物が測定位置から除去された反射光が発生しない状態で、駆動電流I2に応じた漏れ光量PCT2、SCT2を測定する(S903)。漏れ光量PCT2、SCT2は、駆動電流I2に応じた受光素子302、303のアナログ検出値である。測定器は、光学センサ113から漏れ光量PCT2、SCT2を取得する。
測定器は、取得したアナログ検出値P、S、漏れ光量PCT1、SCT1、暗電流、及び漏れ光量PCT2、SCT2に基づいて、αを算出する(S907)。ここでは暗電流を「0」としてαを算出する。αは、例えば以下の式により算出される。
α=(P−PCT1)/(S−SCT1)
測定器は、メモリ402に算出したα及び取得した漏れ光量PCT1、SCT1、PCT2、SCT2を格納する。以上により、光学センサ113の特性値の測定処理が終了する。
光学センサ113は、発光素子301及び受光素子302、303の温度特性により、アナログ検出値が変動することがある。そのために周囲温度に応じてアナログ検出値の変動を補正することで、より正確な測定用画像の測定が可能となる。画像形成装置100は、アナログ検出値の温度特性をメモリ402に格納し、この温度特性に応じて光学センサ113から出力されるアナログ検出値を補正する。
図10は、周囲温度に応じた光学センサ113の特性図である。図10は、周囲温度が所定温度、ここでは25[℃]のときの光学センサ113のアナログ検出値を100[%]として、他の周囲温度のときのアナログ検出値を温度比率で表す。この温度比率が温度特性の一例である。光学センサ113の周囲温度は、サーミスタ114により検出される。
画像形成装置100は、図10に例示するアナログ検出値の温度比率Yと周囲温度Tとの関係を、予めメモリ402に格納する。図10では、アナログ検出値の温度比率Yと周囲温度Tとの関係は、Y=E*T+Fの式で表される線形性を有している。E及びFは、アナログ検出値の温度比率Yと周囲温度Tとの実測値から算出される定数である。
CPU401は、サーミスタ114が検出した周囲温度Tと、光学センサ113から取得したアナログ検出値の温度比率Yとから、メモリ402に格納される上記の関係に応じて、以下の式により測定用画像から得られるアナログ検出値を補正する。
Pxr=(Px−PCTx)*(E*Tx+F)/100
Sxr=(Sx−SCTx)*(E*Tx+F)/100
Pxr:補正後の正反射によるアナログ検出値
Sxr:補正後の乱反射によるアナログ検出値
Px:測定用画像の正反射によるアナログ検出値
Sx:測定用画像の乱反射によるアナログ検出値
Pxr=Px−PCTx
Sxr=Sx−SCTx
Tx:周囲温度
以上のような構成の画像形成装置100は、漏れ光を考慮した測定用画像の画像濃度の測定を可能にする。そのために画像形成装置100は、測定用画像の画像濃度を従来よりも正確に測定することができ、濃度補正を高精度に行うことができる。また、画像形成装置100は、光学センサ113の漏れ光量の個体差、光学センサ113の経年変化、発光量に応じた漏れ光量の変動、光学センサ113の周囲温度の変動に応じて、最適な測定用画像の画像濃度の測定が可能である。
100…画像形成装置、109…中間転写ベルト、113…光学センサ、301…発光素子、302,303…受光素子、401…CPU、402…メモリ、403…コンパレータ、Y,M,C,K…画像形成ステーション

Claims (10)

  1. 所定の像担持体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記像担持体に向けて所定の駆動電流に応じた光量で光を照射する発光手段及び前記像担持体で反射された光を受光する受光手段を有し、前記受光手段で受光した光量に応じたアナログ検出値を出力する測定手段と、
    前記発光手段の駆動電流と前記発光手段から前記受光手段に直接受光される漏れ光量に関するプロフィールデータを格納する格納手段と、
    前記画像形成手段により前記像担持体に形成された測定用画像を、前記発光手段を所定の第1駆動電流で発光させて測定し、前記測定手段から前記測定用画像の測定結果として第1アナログ検出値を取得し、前記第1駆動電流に応じた漏れ光量を前記プロフィールデータに基づいて検出し、検出した前記漏れ光量と前記第1アナログ検出値とにより前記測定用画像の画像濃度を検出する濃度検出手段と、を備えることを特徴とする、
    画像形成装置。
  2. 前記格納手段は、前記像担持体による反射光がない状態で前記発光手段が所定の第2駆動電流及び前記第2駆動電流とは異なる第3駆動電流で発光したときに、前記測定手段が出力する第2アナログ検出値及び第3アナログ検出値を前記プロフィールデータとして格納し、
    前記濃度検出手段は、前記第1駆動電流、前記第2駆動電流、前記第3駆動電流、前記第2アナログ検出値、及び前記第3アナログ検出値に基づいて、前記漏れ光量を検出することを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記受光手段は出力ゲインが設定可能になっており、
    前記濃度検出手段は、前記第1駆動電流、前記第2駆動電流、前記第3駆動電流、前記第2アナログ検出値、前記第3アナログ検出値、及び前記受光手段に設定される出力ゲインに基づいて、前記漏れ光量を検出することを特徴とする、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記受光手段は、正反射光を受光する第1受光手段及び乱反射光を受光する第2受光手段を備えており、
    前記格納手段は、前記像担持体による反射光がない状態で前記発光手段が所定の第2駆動電流及び前記第2駆動電流とは異なる第3駆動電流で発光したときに、前記第1受光手段が受光する光量に応じた第2アナログ検出値及び第3アナログ検出値、及び前記第2受光手段が受光する光量に応じた第4アナログ検出値及び第5アナログ検出値を格納し、
    前記濃度検出手段は、前記第1受光手段による前記測定用画像の測定結果として正反射光に応じた第1アナログ検出値を取得し、前記第2受光手段による前記測定用画像の測定結果として乱反射光に応じた第1アナログ検出値を取得し、
    前記第1駆動電流、前記第2駆動電流、前記第3駆動電流、前記第2アナログ検出値、前記第3アナログ検出値に基づいて前記第1受光手段の漏れ光量を検出し、前記第1駆動電流、前記第2駆動電流、前記第3駆動電流、前記第4アナログ検出値、前記第5アナログ検出値に基づいて前記第2受光手段の漏れ光量を検出し、
    前記第1受光手段の漏れ光量、前記第2受光手段の漏れ光量、前記正反射光に応じた第1アナログ検出値、及び前記乱反射光に応じた第1アナログ検出値により前記測定用画像の前記画像濃度を検出することを特徴とする、
    請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記第1受光手段及び前記第2受光手段はそれぞれ出力ゲインが設定可能になっており、
    前記濃度検出手段は、
    前記第1駆動電流、前記第2駆動電流、前記第3駆動電流、前記第2アナログ検出値、前記第3アナログ検出値、及び前記第1受光手段に設定された出力ゲインに基づいて、前記第1受光手段の漏れ光量を検出し、
    前記第1駆動電流、前記第2駆動電流、前記第3駆動電流、前記第2アナログ検出値、前記第3アナログ検出値、及び前記第2受光手段に設定された出力ゲインに基づいて、前記第2受光手段の漏れ光量を検出することを特徴とする、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記濃度検出手段は、前記第1受光手段の漏れ光量、前記第2受光手段の漏れ光量、前記正反射光に応じた第1アナログ検出値、前記乱反射光に応じた第1アナログ検出値、前記第1受光手段に設定された出力ゲイン、及び前記第2受光手段に設定された出力ゲインにより前記測定用画像の前記画像濃度を検出することを特徴とする、
    請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記格納手段は、所定の条件で前記第1受光手段で受光した光量に応じたアナログ検出値に混入する、前記第2受光手段で受光した光量に応じたアナログ検出値の比率を格納しており、
    前記濃度検出手段は、前記第1受光手段の漏れ光量、前記第2受光手段の漏れ光量、前記正反射光に応じた第1アナログ検出値、前記乱反射光に応じた第1アナログ検出値、前記第1受光手段に設定された出力ゲイン、前記第2受光手段に設定された出力ゲイン、及び前記格納手段に格納された前記比率により前記測定用画像の前記画像濃度を検出することを特徴とする、
    請求項5又は6記載の画像形成装置。
  8. 前記測定手段の周囲温度を検出する温度検出手段をさらに備えており、
    前記格納手段は、前記測定手段から出力される前記アナログ検出値の温度特性を格納しており、
    前記濃度検出手段は、前記測定用画像を測定するときに前記温度検出手段で検出した周囲温度に応じた温度特性で前記第1アナログ検出値を補正し、補正した前記第1アナログ検出値に応じて前記測定用画像の前記画像濃度を検出することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の画像形成装置。
  9. 前記格納手段は、前記温度特性として、所定温度のときに前記測定手段から出力される前記アナログ検出値に対する他の周囲温度のときのアナログ検出値の温度比率を格納しており、
    前記濃度検出手段は、前記測定用画像を測定するときに前記温度検出手段で検出した周囲温度に応じた温度比率で前記第1アナログ検出値を補正し、補正した前記第1アナログ検出値に応じて前記測定用画像の前記画像濃度を検出することを特徴とする、
    請求項8記載の画像形成装置。
  10. 所定の像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に向けて所定の駆動電流に応じた光量で光を照射する発光手段及び前記像担持体で反射された光を受光する受光手段を有し、前記受光手段で受光した光量に応じたアナログ検出値を出力する測定手段と、制御手段と、を備える画像形成装置により実行される方法であって、
    前記制御手段は、
    前記発光手段の駆動電流と前記発光手段から前記受光手段に直接受光される漏れ光量に関するプロフィールデータを、所定の格納手段に予め格納しておき、
    前記画像形成手段に前記像担持体へ測定用画像を形成させ、
    前記発光手段を所定の第1駆動電流で発光させて前記像担持体に形成された測定用画像を測定し、前記測定手段から前記測定用画像の測定結果として第1アナログ検出値を取得し、
    前記第1駆動電流に応じた漏れ光量を前記プロフィールデータに基づいて検出し、検出した前記漏れ光量と前記第1アナログ検出値とにより前記測定用画像の画像濃度を検出することを特徴とする、
    画像濃度検出方法。
JP2016206276A 2016-10-20 2016-10-20 画像形成装置 Active JP6964972B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206276A JP6964972B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 画像形成装置
US15/728,699 US10459390B2 (en) 2016-10-20 2017-10-10 Image forming apparatus having reduced sensitivity to leak light and control method of image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016206276A JP6964972B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018066904A true JP2018066904A (ja) 2018-04-26
JP2018066904A5 JP2018066904A5 (ja) 2019-11-28
JP6964972B2 JP6964972B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=61969654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016206276A Active JP6964972B2 (ja) 2016-10-20 2016-10-20 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10459390B2 (ja)
JP (1) JP6964972B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022136416A (ja) * 2021-03-08 2022-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ハンディプリンター
WO2024043923A1 (en) * 2022-08-22 2024-02-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Measuring light intensities

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174806A (ja) * 2000-09-12 2002-06-21 Fuji Photo Film Co Ltd 画像表示装置
JP2008287145A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Ricoh Co Ltd 光センサ及び画像形成装置
JP2009008839A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009099529A (ja) * 2007-06-12 2009-05-07 Fujifilm Corp バックライトユニット及び液晶表示装置
US20090129800A1 (en) * 2007-11-19 2009-05-21 Omelchenko Mark A Characterization of Toner Patch Sensor In An Image Forming Device
JP2011048185A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Ricoh Co Ltd 光学センサおよび画像形成装置
JP2011170025A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012189440A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Otsuka Denshi Co Ltd 分光特性測定方法および分光特性測定装置
JP2014022974A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4553033A (en) * 1983-08-24 1985-11-12 Xerox Corporation Infrared reflectance densitometer
US4737369A (en) * 1986-03-11 1988-04-12 Ajinomoto General Foods, Inc. Fat-containing powder product quickly dispersible in cold water and process for preparing the same
US4989985A (en) * 1988-09-19 1991-02-05 Xerox Corporation Densitometer for measuring specular reflectivity
JP3982188B2 (ja) * 2001-03-06 2007-09-26 富士ゼロックス株式会社 トナー像濃度測定方法およびトナー像濃度測定装置
JP4750983B2 (ja) * 2001-09-21 2011-08-17 シチズン電子株式会社 双方向光伝送デバイス
JP4913631B2 (ja) 2007-02-28 2012-04-11 株式会社リコー 画像形成装置、光学センサ調整方法
JP2009088433A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Citizen Electronics Co Ltd フォトリフレクタ
US8957380B2 (en) * 2009-06-30 2015-02-17 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Infrared attenuating or blocking layer in optical proximity sensor
JP2011191156A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Ricoh Co Ltd 濃度センサおよび画像生成装置
JP5744655B2 (ja) * 2011-07-15 2015-07-08 キヤノン株式会社 分光カラーセンサ、および画像形成装置
JP6061703B2 (ja) * 2012-02-13 2017-01-18 キヤノン株式会社 光学センサ及び画像形成装置
US8781353B2 (en) * 2012-03-30 2014-07-15 Eastman Kodak Company Toner sensor module
JP6112778B2 (ja) * 2012-05-11 2017-04-12 キヤノン株式会社 画像形成装置、濃度検出パターンの検出方法及び形成方法
JP6272051B2 (ja) * 2014-01-29 2018-01-31 キヤノン株式会社 光学検知装置及びそれを備える画像形成装置
JP6566635B2 (ja) * 2014-12-10 2019-08-28 キヤノン株式会社 光学装置及びそれを備える画像形成装置
JP6140247B2 (ja) * 2015-11-06 2017-05-31 キヤノン株式会社 光学センサ及び画像形成装置
JP6793449B2 (ja) * 2015-11-06 2020-12-02 キヤノン株式会社 画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174806A (ja) * 2000-09-12 2002-06-21 Fuji Photo Film Co Ltd 画像表示装置
JP2008287145A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Ricoh Co Ltd 光センサ及び画像形成装置
JP2009099529A (ja) * 2007-06-12 2009-05-07 Fujifilm Corp バックライトユニット及び液晶表示装置
JP2009008839A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US20090129800A1 (en) * 2007-11-19 2009-05-21 Omelchenko Mark A Characterization of Toner Patch Sensor In An Image Forming Device
JP2011048185A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Ricoh Co Ltd 光学センサおよび画像形成装置
JP2011170025A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012189440A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Otsuka Denshi Co Ltd 分光特性測定方法および分光特性測定装置
JP2014022974A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6964972B2 (ja) 2021-11-10
US10459390B2 (en) 2019-10-29
US20180113407A1 (en) 2018-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5864863B2 (ja) 画像形成装置
US10031459B2 (en) Image forming apparatus for correcting color misregistration
US8744325B2 (en) Image forming apparatus for forming a detection toner pattern
US9091955B2 (en) Image forming apparatus
US10126689B2 (en) Image forming apparatus
JP6031228B2 (ja) 光ビーム検出回路、光ビーム走査ユニット及び画像形成装置
JP5747635B2 (ja) 光学装置および光学装置の制御方法、ならびに、画像形成装置
JP6964972B2 (ja) 画像形成装置
US10139764B2 (en) Image forming apparatus
JP6945998B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法
JPH10221902A (ja) 画像形成装置
JP5370856B2 (ja) 画像形成装置
US10732558B2 (en) Image forming apparatus
US7889221B2 (en) Optical scanning apparatus
JP2002214854A (ja) 画像形成装置
JP2021124610A (ja) 画像形成装置
US11868060B2 (en) Image forming apparatus capable of detecting deviation between exposure device and photoconductor drum
US10394175B2 (en) Image forming apparatus that uses a predetermined measurement image and controls image density
JP6057614B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP6758906B2 (ja) 画像形成装置
JP2007296782A (ja) 画像形成装置
JP2008068509A (ja) 画像形成装置及び光量制御方法
JP6881942B2 (ja) 画像形成装置
JP2021186974A (ja) 画像形成装置
JP2015180946A (ja) 光学装置、画像形成装置および光学装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191015

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211020

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6964972

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151