JP3982188B2 - トナー像濃度測定方法およびトナー像濃度測定装置 - Google Patents

トナー像濃度測定方法およびトナー像濃度測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像形成装置などに用いられる複数色のトナー像濃度測定方法およびその測定方法に用いるトナー像濃度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、コンピュータネットワーク技術の進展により、画像出力端末としてのプリンタが急速に普及しており、近年では、出力画像カラー化の進展に伴い、カラープリンタや複写機の画質の安定性向上や、カラープリンタや複写機相互間のカラー画質の均一化などの要求が高まっている。特に、色の再現性に関しては、設置環境変化や経時変化、あるいは機差によらない高度な安定性が求められている。
【0003】
しかし、電子写真方式の画像形成装置は、装置の置かれた環境条件の変化や感光体・現像剤の経時劣化などにより画像再現性が変動するので、初期設定のままでは、高い要求値を満たすことができない。そこで、画像形成プロセスの途中などにおいてトナー像の濃度測定を行い、トナー像形成に反映させ、カラー画像濃度を最適に保つフィードバック制御が行なわれている。
【0004】
トナー像濃度測定を行うに当たっては、黒トナーは光を完全吸収する正反射光が利用され、黒トナーを除く各色トナーはトナーの性質の違いから拡散反射光が利用され、これら正反射光と拡散反射光を1個のセンサで受光する構成とした装置が一般的に用いられている。
【0005】
しかし、センサや発光素子の感度は、温度などの環境条件や素子自体の経時劣化、トナー付着等による汚れによって変動するので濃度測定を正確に行うことが難しいという問題があり、各種の解決方法が提案されている。
【0006】
例えば、特開平5−322760号公報には、可動基準板を測定対象と濃度検知センサとの間に回動自在に設け、そのセンサの補正に用いたり、濃度比較が不要なときは濃度検知センサや基準パッチがトナーで汚れるのを防ぐために用いる技術が開示されている。また、特開平7−225501号公報には、濃度検知センサを、非検出時には蓋付きの収容容器に収容するとともに、収容容器内の構成部材を用いて測定値を校正する技術が開示されている。
【0007】
しかし、開示された技術では、基準板や濃度検知センサが変位する構造となっているので、濃度検知センサと基準パッチとの位置関係等が変動し測定値がばらつくという問題がある。
【0008】
そこで濃度検知センサや基準板を固定したトナー像濃度測定装置が開発されている。
【0009】
図1及び図2は、受光素子と2つの発光素子、基準反射板および光路遮断部材を有するトナー像濃度測定装置の一例を示す図である。
【0010】
図1は、トナー像濃度測定を行うため、光路遮断部材により基準反射板での反射光が入射する光路を遮断し、測定点での反射光が入射する光路を開放した図である。
【0011】
図1において、トナー像濃度測定装置10は、受光素子11と、その受光素子11に、測定点12での正反射光が入射する位置に固定配置された正反射光用発光素子13および測定点12での拡散反射光が入射する位置に固定配置された拡散反射光用発光素子14と、拡散反射光が入射する位置に固定配置された拡散反射光用発光素子14からの光の一部を反射する基準反射板15と、受光素子11による受光路を、測定点での正反射光又は測定点での拡散反射光が受光素子11に入射する第1の受光路16から基準反射板での反射光が受光素子11に入射する第2の受光路17に切替える光路遮断部材18とを備え、トナー像濃度を測定するため、光路遮断部材18は、測定点12での正反射光又は測定点12での拡散反射光が受光素子11に入射するように第1の受光路17側に切替えられている。
【0012】
この状態で、正反射光用発光素子13が点灯され、濃度測定用トナー像が転写される転写体の濃度および黒色トナー像濃度を測定し、正反射光用発光素子13を消灯し、拡散反射光用発光素子14を点灯して各色トナー像濃度を測定する。
【0013】
なお、転写体の濃度および黒色トナー像濃度は、正反射光用発光素子13と拡散反射光用発光素子14の双方が共に点灯された状態で測定することもできる。
【0014】
図2は、測定点での反射光が受光素子に入射する光路を光路遮断部材により遮断して、基準反射板での反射光が受光素子に入射する光路を開放したときの図である。
【0015】
図1と比べて、光路遮断部材18は正反射光用発光素子13側にスライドされ、測定点12での正反射光又は測定点12での拡散反射光が受光素子11に入射する第1の光路16が遮断され、基準反射板15での反射光が受光素子11に入射する第2の光路17が開放されている。
【0016】
正反射光用発光素子13が消灯され、拡散反射光用発光素子14が点灯された状態で、基準反射板17の濃度を測定する。
【0017】
発光素子や受光素子は環境変化、経時劣化、トナー付着等により感度変動するので、基準反射板に対する相対反射率を求めることにより、それをキャンセルする必要がある。
【0018】
しかし、トナー像が転写される転写体は表面が滑らかで、表面に照射された光はほとんど鏡面反射するので、基準反射板として転写体を用いるのは、黒色トナーに対しては有効であるが、色トナーには好適とはいえない。
【0019】
そこで、別に基準反射板を設け、色トナーの相対反射率は、その基準反射板の反射光を基準にして算出している。
【0020】
この方法によれば、発光素子、受光素子および基準反射板はいずれも固定配置されるので、測定値のばらつきを小さくすることができるうえ、色トナーは基準反射板を用いて相対反射率を求めるので、測定精度を向上させることができるという利点がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図1および図2に示した濃度測定装置を用いる測定方法は、光路遮断部材を正反射光用発光素子側にスライドしたり、拡散反射光用発光素子側にスライドして、受光素子に入射する光路を、測定点での反射光が入射する光路と基準反射板での反射光が入射する光路とに切替えて濃度測定を行う方法である。
【0022】
このような機構の濃度測定装置は、製造時の組み立て公差、設計公差があるため、光路を切替えても、乱反射する光を完全に遮断することは困難である。
【0023】
そこで、遮断された光路遮断部材の隙間から受光素子に漏光が入射してしまい、この漏光が濃度測定に当たっての測定誤差となるという問題がある。
【0024】
本発明は、上記事情に鑑み、トナー像濃度測定装置の光路遮断部材からの漏光により生じるトナー像濃度測定上の誤差を補正する方法およびその補正方法を用いる高精度なトナー像濃度測定装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する第1の発明のトナー像濃度測定方法は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態かつ上記第1の発光素子が点灯され上記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第1の測定過程と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第1の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第2の測定過程と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第3の測定過程と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第4の測定過程と、上記光路遮断部材により上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とのうちの少なくとも上記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第5の測定過程とを有するとともに、上記第2の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値を上記第1の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第1の演算過程と、上記第4の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第3の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を上記第5の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算過程とを有することを特徴とする。
【0026】
上記目的を達成する第2の発明のトナー像濃度測定方法は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第6の測定過程と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第4の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第7の測定過程と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第3の測定過程と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第4の測定過程と、上記光路遮断部材により上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とのうちの少なくとも上記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第5の測定過程とを有するとともに、上記第6の測定過程で得られた測定値と上記第7の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値とを上記第3の測定過程で得られた測定値に基づいてそれぞれ補正するとともに上記黒トナーに対応する補正された測定値を上記第6の測定過程で得られた測定値が補正されてなる測定値に基づいて正規化する第3の演算過程と、上記第4の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第3の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を上記第5の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算過程とを有することを特徴とする。
【0027】
上記目的を達成する第3の発明のトナー像濃度測定方法は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した状態において、上記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が点灯され上記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第8の測定過程と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第1の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第9の測定過程と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第10の測定過程と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路を塞ぐ第4の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子および上記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第11の測定過程と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ上記第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第12の測定過程とを有するとともに、
上記第9の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値を上記第8の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第4の演算過程と、上記第10の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第11の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を上記第12の測定過程で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算過程とを有することを特徴とする。
【0028】
上記目的を達成する第4の発明のトナー像濃度測定方法は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した状態において、上記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第13の測定過程と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第4の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第14の測定過程と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第10の測定過程と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路を塞ぐ第4の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子および上記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第11の測定過程と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ上記第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第12の測定過程とを有するとともに、上記第13の測定過程で得られた測定値と上記第14の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値とを上記第11の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに上記黒トナーに対応する補正された測定値を上記第13の測定過程で得られた補正された測定値に基づいて正規化する第6の演算過程と、上記第10の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第11の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を上記第12の測定過程で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算過程とを有することを特徴とする。
【0029】
上記目的を達成する第5の発明のトナー像濃度測定装置は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態かつ上記第1の発光素子が点灯され上記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第1の測定手段と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第1の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第2の測定手段と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第3の測定手段と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第4の測定手段と、上記光路遮断部材により上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とのうちの少なくとも上記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第5の測定手段とを備えるとともに、上記第2の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値を上記第1の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第1の演算手段と、上記第4の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第3の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を上記第5の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算手段とを有することを特徴とする。
【0030】
上記目的を達成する第6の発明のトナー像濃度測定装置は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第6の測定手段と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第4の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第7の測定手段と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第3の測定手段と、上記第1の光路切替状態、かつ上記第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第4の測定手段と、上記光路遮断部材により上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とのうちの少なくとも上記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第5の測定手段とを備えるとともに、上記第6の測定手段で得られた測定値と上記第7の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値とを上記第3の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに上記黒トナーに対応する補正された測定値を上記第6の測定手段で得られた補正された測定値に基づいて正規化する第3の演算手段と、上記第4の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第3の測定手段で得られた測定値に基づいて補正された各色トナーに対応する補正するとともに各測定値を上記第5の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算手段とを有することを特徴とする。
【0031】
上記目的を達成する第7の発明のトナー像濃度測定装置は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した状態において、上記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が点灯され上記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第8の測定手段と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第1の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第9の測定手段と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第10の測定手段と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路を塞ぐ第4の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子および上記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第11の測定手段と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ上記第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第12の測定手段とを有するとともに、
上記第9の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値を上記第8の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第4の演算手段と、上記第10の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第11の測定手段で得られた測定値に基づいて補正された各色トナーに対応する補正するとともに各測定値を上記第12の測定手段で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算手段とを有することを特徴とする。
【0032】
上記目的を達成する第8の発明のトナー像濃度測定装置は、所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、上記受光素子に上記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、上記受光素子に、上記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、上記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して上記受光素子に入射させる基準反射板と、上記測定点での反射光が上記受光素子に入射する第1の光路と上記基準反射板での反射光が上記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断した状態において、上記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し上記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次上記測定点に搬送するトナー像搬送体により上記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、上記光路遮断部材により上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子と上記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが上記トナー像搬送体表面の上記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第13の測定手段と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第4の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置するタイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第14の測定手段と、上記第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子が消灯され上記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、上記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が上記測定点に位置する各タイミングにおいて上記受光素子への入射光を測定する第10の測定手段と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を開放して上記第2の光路を遮断するとともに上記シャッタが上記第1の光路塞ぐ第3の光路切替状態、かつ上記第1の発光素子および上記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第11の測定手段と、上記光路遮断部材が上記第1の光路を遮断して上記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ上記第3の点灯切替状態において実行される、上記受光素子への入射光を測定する第12の測定手段とを有するとともに、上記第13の測定手段で得られた測定値と上記第14の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値とを上記第11の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに上記黒トナーに対応する補正された測定値を上記第13の測定手段で得られた補正された測定値に基づいて正規化する第6の演算手段と、上記第10の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、上記第11の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を上記第12の測定手段で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算手段とを有することを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
第1の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態について説明する。
【0034】
先ず、濃度測定を行う複数の濃度測定用トナー像を形成するプロセスについて説明する。
【0035】
図3は、第1の発明の実施形態において複数の濃度測定用トナー像を形成する画像形成装置の一構成例を示す図である。
【0036】
図3に示す画像形成装置は、各色材によるトナー像が形成される像担持体21が、回転軸を並行にして直列に4つ配列されている。帯電器22は、各像担持体21の表面を所定の電位に一様に帯電させ、制御部23は、濃度測定用トナー像を形成させるために予め決められたパターンの画像信号を露光装置24に出力し、露光装置24は、一様に帯電した像担持体21表面に露光光を照射して静電潜像を形成させ、現像装置25は、各色トナーによりその静電潜像を現像して各色の濃度測定用トナー像を形成させる。各像担持体と対向する位置にある転写装置26は、現像された各色の濃度測定用トナー像を、ロール28に掛け渡された用紙搬送ベルト27上に順次転写し、転写された濃度測定用トナー像は、用紙搬送ベルト27が循環移動することにより測定点29に搬送される。トナー像濃度測定装置30は、用紙搬送ベルト27の循環移動方向Aに関し、4つ配列された像担持体の下流の、測定点29上に設けられ、測定点29に搬送されてくる各色トナー像の濃度を測定する。
【0037】
ここで、トナー像濃度測定装置30は、図1及び図2に従来例として示したものと同じ構成であり、詳細説明は省略する。
【0038】
各現像装置25は、用紙搬送ベルト27の循環移動方向Aの下流側から、ブラック色、サイアン色、マゼンタ色およびイエロー色のトナーを備えており、用紙搬送ベルト上には循環移動方向Aの下流側からブラック色、サイアン色、マゼンタ色およびイエロー色の濃度測定用トナー像が配列されている。なお、トナー像が転写された後、なお像担持体上に残留しているトナーはクリーナ(図示せず)により除去され、用紙搬送ベルト27上に形成され濃度測定が終了した濃度測定用トナー像は、クリーニング装置(図示しない)により消去される。
【0039】
濃度測定用トナー像の形成プロセスは本実施形態で示したプロセスに限らず、どのように形成されたものであってもよい。
【0040】
図4は、第1の発明の実施形態のトナー像濃度測定方法を示すシーケンスチャートである。
【0041】
図4に示すシーケンスの、上段は、トナー像濃度測定装置が配置されているトナー像濃度の測定点に、順次搬送されてくる黒トナーによる濃度測定用トナー像(以下、「黒トナー像」と呼ぶ。)および色トナーによる濃度測定用トナー像(以下、「色トナー像」と呼ぶ。)をあらわし、中段(上、下)は、受光素子に測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子の点灯および消灯のタイミング、および受光素子に測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子の点灯および消灯のタイミングをあらわし、下段は、光路遮断部材がスライドして、第1の光路から第2の光路に切り替わるタイミングをあらわしている。
【0042】
上段の、黒トナー像および色トナー像は、像密度が異なる複数のパッチにより構成され、複数あるパッチの最後のパッチは、像密度が100%のベタパッチとなっている。
【0043】
測定は、光路遮断部材により第1の光路を開放して第2の光路を遮断した第1の光路切替状態でスタートする。
【0044】
時間t1に、正反射光用発光素子L1を点灯させ、測定点の搬送ベルトの濃度Vcleanを測定する。
【0045】
時間t2から順次像密度の異なる黒トナー像濃度V kを測定し、時間t3から時間t4でベタパッチの濃度測定を行った後、時間t4に正反射光用発光素子を消灯し、同時に拡散反射光用発光素子を点灯し、時間t5に、黒トナー像が測定点を通過するまでの間に、第2の光路からの漏光Verrを測定する。
【0046】
黒トナーのベタパッチは光を完全に吸収してしまうので拡散反射光用発光素子を点灯しても、受光素子にその反射光が入射することはほとんどない上、光が黒トナーのベタパッチを透過しても、搬送ベルトでは概ね鏡面反射するので、受光素子に入射する光量は通常問題とはならない。
【0047】
時間t6から時間t7までの間に順次搬送されてくる各色トナー像濃度Vpcを測定する。
【0048】
色トナー像の濃度測定が終了し、濃度測定用トナー像が測定点を通過した後に、光路遮断部材により第1の光路を遮断して第2の光路を開放した第2の光路切替状態で基準反射板での反射光Vrefを測定する。
【0049】
次に、上述した測定値をもとに、漏光による測定誤差を補正したトナー像濃度を算出する。
【0050】
黒トナー像濃度は、V k/Vcleanにより算出し、色トナー像濃度は、(Vpc−Verr)/Vrefにより算出する。
【0051】
本実施形態においては、黒トナー像の濃度測定は、拡散反射光用発光素子を消灯して行うので、黒トナー像濃度は補正の必要はないが、色トナー像の濃度測定は拡散反射光用発光素子を点灯して行うので、色トナー像濃度は補正する必要がある。
【0052】
次に、第2の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態について説明する。
【0053】
第2の発明の実施形態は、第1の発明の実施形態と比べ、正反射光用発光素子と拡散反射光用発光素子とが共に点灯された状態で、黒色トナー像の濃度測定を行う点は相違するが、それ以外の点は同じなので、濃度測定用トナー像が形成されるプロセス、およびトナー像濃度測定装置の説明は省略する。
【0054】
図5は、第2の発明の実施形態のトナー像濃度測定方法を示すシーケンスチャートである。
【0055】
図5に示すシーケンスの意義は、図4で説明したシーケンスの意義と同じであり、説明を省略する。
【0056】
測定は、光路遮断部材により第1の光路を開放し第2の光路を遮断した第1の光路切替状態でスタートする。
【0057】
時間t1に、正反射光用発光素子と拡散反射光用発光素子とが共に点灯された状態で測定点の搬送ベルトの濃度Vcleanが測定される。
【0058】
時間t2から順次、像密度が異なる黒トナー像の濃度V kを測定し、時間t3から時間t4でベタパッチの濃度測定を行なった後、正反射光用発光素子を消灯して黒トナー像が測定点を通過する時間t5までの間に、第2の光路からの漏光Verrを測定する。
【0059】
黒トナーベタパッチは光を完全に吸収してしまうので拡散反射光用発光素子が点灯されていても、受光素子にその反射光が入射することはほとんどないと考えられる。
【0060】
なお、ここでは正反射光用発光素子を消灯して漏光を測定しているが、正反射光用発光素子からの光も黒トナーベタパッチは吸収するので、正反射光用発光素子と拡散反射光用発光素子とが共に点灯された状態で測定することもできる。
【0061】
正反射光用発光素子が消灯され、拡散反射光用発光素子が点灯された状態のままで、時間t6から時間t7までの間に、順次搬送されてくる色トナー像の濃度Vpcが測定される。
【0062】
色トナー像の濃度測定が終了し、濃度測定用トナー像が測定点を通過した後に、光路遮断部材の第1の光路を遮断して第2の光路を開放した第2の光路切替状態で基準反射板での反射光Vrefを測定する。
【0063】
次に、上述した測定値をもとに、漏光による測定誤差が補正されたトナー像濃度を算出する。
【0064】
黒トナー像濃度は、(V k−Verr)/(Vclean−Verr)により算出され、色トナー像濃度は、(Vpc−Verr)/Vrefにより算出される。
【0065】
本実施形態においては、搬送ベルトの濃度測定、および黒トナー像の濃度測定は、拡散反射光用発光素子を点灯した状態で行うので、これらについても補正する必要がある。
【0066】
次に、第3の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態について説明する。
【0067】
図6は、第3の発明の実施形態のトナー像濃度測定方法を示すシーケンスチャートである。
【0068】
第3の発明の実施形態は、第1の発明の実施形態と比べ、トナー像濃度測定装置が、拡散反射光用発光素子から測定点に向けた照射光の光路を所定の時間だけ塞ぐシャッタを測定点に向けた照射光の光路上の基準反射板よりも測定点寄りに備えており、シャッタを塞いで第2の光路からの漏光を測定する点は相違するが、それ以外の点は同じであり、相違点についてのみ説明する。
【0069】
なお、シャッターの取付け位置等については、後述する、第7の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態において説明するので、ここでは省略する。
【0070】
図6に示す本実施形態のシーケンスは、図4で説明した第1の発明の実施形態のシーケンスと比べて、黒トナー像が測定点を通過する前の、時間t4から時間t5の間、正反射光用発光素子を消灯して拡散反射光用発光素子を点灯し、拡散反射光用発光素子とから上記測定点に向けた照射光の光路を、基準反射板よりも測定点寄りに設けられたシャッタで所定の時間遮断する点が相違する。
【0071】
ここで、シャッターによる遮断時間は、時間t4から時間t5までに限定されず、任意に設定することができる。
【0072】
時間t1に、正反射光用発光素子が点灯され、測定点の搬送ベルトの濃度Vcleanが測定される。
【0073】
時間t2から時間t3までの間に順次、像密度が異なる黒トナー像濃度V kを測定する。
【0074】
時間t3から時間t4までベタパッチの濃度測定を行い、正反射光用発光素子を消灯すると同時に拡散反射光用発光素子を点灯し、そのタイミングでシャッタを塞ぐ。
【0075】
シャッタが塞がれている時間t5までの間に第2の光路からの漏光Verrを測定する。
【0076】
なお、ここでは第2の光路からの漏光Verrは、時間t4から時間t5までの間に測定しているが、必ずしも時間t4から時間t5までの間で測定する必要はなく、時間t1から時間t2までの間であっても、また、時間t5以降であっても任意の時間に測定することができる。
【0077】
漏光Verrは、正反射光用発光素子が消灯されるとともに、拡散反射光用発光素子から測定点に照射される光が完全に塞がれた状態で測定されるので、黒トナー像の濃度や、透過光などによる影響を受けることなく正確に把握することができる。
【0078】
黒トナー像濃度および色トナー像濃度の算出方法は、第1の発明の実施形態と同じであるから説明は省略する。
【0079】
次に、第4の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態について説明する。
【0080】
図7は、第4の発明の実施形態のトナー像濃度測定方法を示すシーケンスチャートである。
【0081】
図7に示す本実施形態のシーケンスは、図5で説明した第2の発明の実施形態のシーケンスと比べて、黒トナー像が測定点を通過する前の、時間t4から時間t5の間、拡散反射光用発光素子から上記測定点に向けた照射光の光路を、基準反射板よりも測定点寄りに設けられたシャッタで所定の時間遮断する点が相違するが、それ以外は同じであり、相違点について説明する。
【0082】
ここで、シャッターによる遮断時間は、時間t4から時間t5までに限定されず、任意に設定することができる。
【0083】
時間t1に、正反射光用発光素子と拡散反射光用発光素子とが共に点灯され、測定点の搬送ベルトの濃度Vcleanが測定される。
【0084】
時間t2から時間t3までの間に順次、像密度が異なる黒トナー像濃度V kを測定する。
【0085】
時間t3から時間t4までベタパッチの濃度測定を行い、正反射光用発光素子を消灯するタイミングでシャッタを塞ぎ、シャッタが塞がれている時間t5までの間に第2の光路からの漏光Verrを測定する。
【0086】
なお、第2の光路からの漏光Verrは、必ずしも時間t4から時間t5までの間で測定する必要はなく、時間t1から時間t2までの間であっても、また、時間t5以降であっても任意の時間に測定することができる。
【0087】
漏光Verrは、正反射光用発光素子が消灯されるとともに、拡散反射光用発光素子から測定点に照射される光が完全に遮断された状態で測定されるので、黒トナー像の濃度や、透過光などによる影響を受けることなく正確に把握することができる。
【0088】
黒トナー像濃度および色トナー像濃度の算出方法は、第2の発明の実施形態と同じであるから説明は省略する。
【0089】
次に、第5の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態について説明する。
【0090】
図8および図9は、第5の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態を示す図である。
【0091】
図8は、トナー像濃度測定を行うため、測定点42での反射光が入射する第1の光路46を開放し、光路遮断部材48により基準反射板45での反射光が入射する第2の光路47を遮断した第1の光路切替状態における概略構成図である。
【0092】
図8において、トナー像濃度測定装置40は、受光素子41と、その受光素子41に、測定点42での正反射光が入射する位置に固定配置された正反射光用発光素子43および測定点42での拡散反射光が入射する位置に固定配置された拡散反射光用発光素子44と、拡散反射光が入射する位置に固定配置された拡散反射光用発光素子44からの光の一部を反射する基準反射板45と、受光素子41による受光路を、測定点での正反射光又は測定点での拡散反射光が受光素子41に入射する第1の受光路46から基準反射板での反射光が受光素子41に入射する第2の受光路47に切り換える光路遮断部材48と、測定手順に従って測定を行う測定部37および得られた測定値に基づいて演算を行なう演算部38を有する測定制御部49とを備えている。
【0093】
測定制御部49の測定部は、所定の測定手順に従って正反射光用発光素子43および拡散反射光用発光素子44の点灯切替および光路遮断部材48の光路切替を行ない、演算部38は、測定部37による点灯切替および光路切替により受光素子41が受光して得た測定値に基づいて所定の演算を行なって黒色トナー像濃度および各色トナー像濃度の正規化を行なう。
【0094】
なお、測定内容および演算内容は、第1の発明の実施形態と同じであり説明は省略する。
【0095】
ここでは、トナー像濃度を測定するため、光路遮断部材48は、測定点42での正反射光又は測定点42での拡散反射光が受光素子41に入射するように第1の受光路46側に切替える第1の光路切替状態となっている。
【0096】
この状態で、正反射光用発光素子43を点灯し、濃度測定用トナー像が転写される転写体の濃度および黒色トナー像濃度を測定し、正反射光用発光素子43を消灯し、拡散反射光用発光素子44を点灯して各色トナー像濃度を測定する。
【0097】
なお、転写体の濃度および黒色トナー像濃度は、正反射光用発光素子43と拡散反射光用発光素子44の双方が共に点灯された状態で測定することもできる。
【0098】
次に、第6の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態について説明する。
【0099】
第6の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態は、第5の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態と比べて、測定制御部49の測定部37が行なう測定内容および演算部38が行なう演算内容は相違するがそれ以外の構成要素は同じであり、また測定制御部49の測定内容および演算内容は第2の発明の実施形態と同じであることから、説明は省略する。
【0100】
次に、第7の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態について説明する。
【0101】
第7の発明の実施形態は、第5の発明の実施形態と比べてシャッタを備えており、第1の光路切替状態における光路遮断部材からの漏光をシャッタを塞いで測定する点が相違するがそれ以外は同じであり、相違点について説明する。
【0102】
図10は、第7の発明の実施形態のトナー像濃度測定装置における第1の光路切替状態においてシャッタを塞いだ状態を示す図である。
【0103】
第5の発明の実施形態を説明するために示した図8及び図9のトナー像濃度測定装置と比べ、シャッタ49を備えるとともに測定制御部59の作用が相違している。
【0104】
したがって、図8及び図9と同一の構成要素には同一の符号を付し、相違点について説明する。
【0105】
図10に示すトナー像濃度測定装置50は、拡散反射光用発光素子44が点灯され、光路遮断部材48は、測定点42での正反射光又は測定点42での拡散反射光が受光素子41に入射する第1の光路46が開放された第1の光路切替状態となっている。
【0106】
トナー像濃度測定装置50の光学系ハウジングの、正反射光用発光素子窓51と拡散反射光用発光素子窓52の前面にスライド式のシャッタ49が配置され、シャッタ49が塞がれると測定点42での反射光が受光素子41に入射する第1の光路46が所定の時間だけ完全に遮断される。
【0107】
このような構成とすることにより、第1の光路46が開放され第2の光路47が遮断されたときに受光素子41が受光する漏光を正確に把握することができる。
【0108】
測定制御部59の測定部57の測定内容および演算部58演算内容は、第3の発明の実施形態と同じであり説明は省略する。
【0109】
なお、このシャッタ49を用いれば、第1の光路46を遮断し、第2の光路47を開放した状態で測定する、基準反射板45での反射光も正確に把握することができる。
【0110】
次に、第8の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態について説明する。
【0111】
第8の発明の実施形態は、第7の発明の実施形態と比べて測定制御部59の測定部57が行なう測定内容と演算部58が行なう演算内容が相違するがそれ以外は同じであり、また測定制御部59の測定内容および演算内容は第4の発明の実施形態と同じであることから説明は省略する。
【0112】
【発明の効果】
以上、説明したように、第1、第2の発明のトナー像濃度測定方法を用いれば、特殊な装置を用いることなく簡単な方法で反射板からの漏光を検出してトナー像濃度測定値を補正するので、高精度のトナー像濃度測定を低コストで実現することができる。また、第5、第6の発明のトナー像濃度測定装置は高精度なトナー像濃度測定を低コストで実現できる。さらに、第3、第4の発明のトナー像濃度測定方法は、シャッタにより光路遮断部材からの漏光を確実に検出するのでよりに高精度のトナー像濃度測定を可能とし、第7、第8の発明のトナー像濃度測定装置は、シャッタを備えているのでより高精度のトナー像濃度測定が実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー像濃度測定装置の一例を示す図である。
【図2】測定点での反射光が受光素子に入射する光路を光路遮断部材により遮断して、基準反射板での反射光が受光素子に入射する光路を開放したときの図である。
【図3】第1の発明の実施形態の複数の濃度測定用トナー像を形成する画像形成装置の一構成例を示す図である。
【図4】第1の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態を示すシーケンスチャートである。
【図5】第2の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態を示すシーケンスチャートである。
【図6】第3の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態を示すシーケンスチャートである。
【図7】第4の発明のトナー像濃度測定方法の実施形態を示すシーケンスチャートである。
【図8】第5の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態を示す図である。
【図9】第5の発明のトナー像濃度測定装置の実施形態を示す図である。
【図10】第7の発明の実施形態のトナー像濃度測定装置における第1の光路切替状態においてシャッタを塞いだ状態を示す図である。
【符号の説明】
10,30,40,50 トナー像濃度測定装置
11,41 受光素子
12,29,42 測定点
13,43 正反射光用発光素子
14,44 拡散反射光用発光素子
15,45 基準反射板
16,46 第1の光路
17,47 第2の光路
18,48 光路遮断部材
21 像担持体
22 帯電器
23 制御部
24 露光装置
25 現像装置
26 転写装置
27 用紙搬送ベルト
28 ロール
37,57 測定部
38,58 演算部
49,59 測定制御部
56 シャッタ

Claims (8)

  1. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態かつ前記第1の発光素子が点灯され前記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第1の測定過程と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第1の点灯切替状態において実行される、
    前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第2の測定過程と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第3の測定過程と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第4の測定過程と、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子とのうちの少なくとも前記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第5の測定過程とを有するとともに、
    前記第2の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値を前記第1の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第1の演算過程と、
    前記第4の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第3の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第5の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算過程とを有することを特徴とするトナー濃度測定方法。
  2. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第6の測定過程と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第4の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第7の測定過程と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第3の測定過程と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第4の測定過程と、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子とのうちの少なくとも前記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第5の測定過程とを有するとともに、
    前記第6の測定過程で得られた測定値と前記第7の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値とを前記第3の測定過程で得られた測定値に基づいてそれぞれ補正するとともに前記黒トナーに対応する補正された測定値を前記第6の測定過程で得られた測定値が補正されてなる測定値に基づいて正規化する第3の演算過程と、
    前記第4の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第3の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第5の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算過程とを有することを特徴とするトナー濃度測定方法。
  3. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した状態において、前記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が点灯され前記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第8の測定過程と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第1の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第9の測定過程と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第10の測定過程と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路を塞ぐ第4の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第11の測定過程と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ前記第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第12の測定過程とを有するとともに、
    前記第9の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値を前記第8の測定過程で得られた測定値に基づき正規化する第4の演算過程と、
    前記第10の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第11の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第12の測定過程で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算過程とを有することを特徴とするトナー濃度測定方法。
  4. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した状態において、前記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定方法において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第13の測定過程と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第4の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第14の測定過程と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第10の測定過程と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路を塞ぐ第4の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第11の測定過程と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ前記第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第12の測定過程とを有するとともに、
    前記第13の測定過程で得られた測定値と前記第14の測定過程で得られた黒トナーに対応する測定値とを前記第11の測定過程で得られた測定値に基づいてそれぞれ補正するとともに前記黒トナーに対応する補正された測定値を前記第13の測定過程で得られた測定値が補正されてなる測定値に基づいて正規化する第6の演算過程と、
    前記第10の測定過程で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第11の測定過程で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第12の測定過程で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算過程とを有することを特徴とするトナー濃度測定方法。
  5. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態かつ前記第1の発光素子が点灯され前記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第1の測定手段と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第1の点灯切替状態において実行される、
    前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第2の測定手段と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第3の測定手段と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第4の測定手段と、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子とのうちの少なくとも前記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第5の測定手段とを備えるとともに、
    前記第2の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値を前記第1の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第1の演算手段と、
    前記第4の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第3の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第5の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算手段とを有することを特徴とするトナー濃度測定装置。
  6. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材とを備えた投受光ユニットを用いて、
    黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した第1の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第6の測定手段と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第4の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第7の測定手段と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第3の測定手段と、
    前記第1の光路切替状態、かつ前記第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第4の測定手段と、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第2の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子とのうちの少なくとも前記第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第5の測定手段とを備えるとともに、 前記第6の測定過程で得られた測定値と前記第7の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値とを前記第3の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに前記黒トナーに対応する補正された測定値を前記第6の測定手段で得られた補正された測定値に基づいて正規化する第3の演算手段と、
    前記第4の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第3の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第5の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第2の演算手段とを有することを特徴とするトナー濃度測定装置。
  7. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した状態において、前記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が点灯され前記第2の発光素子が消灯された第1の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第8の測定手段と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第1の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第9の測定手段と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第10の測定手段と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路を塞ぐ第4の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第11の測定手段と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ前記第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第12の測定手段とを有するとともに、
    前記第9の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値を前記第8の測定手段で得られた測定値に基づき正規化する第4の演算手段と、
    前記第10の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第11の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第12の測定手段で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算手段とを有することを特徴とするトナー濃度測定装置。
  8. 所定の測定点からの反射光を受光する受光素子と、前記受光素子に前記測定点での正反射光が入射する位置および姿勢に配置された第1の発光素子と、前記受光素子に、前記測定点での拡散反射光が入射する位置および姿勢に配置された第2の発光素子と、前記第2の発光素子から照射された光の一部を反射して前記受光素子に入射させる基準反射板と、前記測定点での反射光が前記受光素子に入射する第1の光路と前記基準反射板での反射光が前記受光素子に入射する第2の光路とのうちのいずれか一方を遮断して他方を開放するように切替え自在に光路を切替える光路遮断部材と、前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断した状態において、前記第1の光路を開放自在に塞ぐシャッタとを備えた投受光ユニットを用いて、黒トナーを含む複数色トナーそれぞれによる複数の濃度測定用トナー像を配列された状態に表面に担持し前記測定点を経由する経路で移動してこれら複数の濃度測定用トナー像を順次前記測定点に搬送するトナー像搬送体により前記測定点に搬送されてきた濃度測定用トナー像の濃度を測定するトナー像濃度測定装置において、
    前記光路遮断部材により前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路から退避した第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子と前記第2の発光素子との双方が点灯された第4の点灯切替状態において実行される、何れの濃度測定用トナー像もが前記トナー像搬送体表面の前記測定点とは異なる位置にあるタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第13の測定手段と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第4の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置するタイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第14の測定手段と、
    前記第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子が消灯され前記第2の発光素子が点灯された第2の点灯切替状態において実行される、前記黒トナーを除く各色トナーによる濃度測定用トナー像が前記測定点に位置する各タイミングにおいて前記受光素子への入射光を測定する第10の測定手段と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を開放して前記第2の光路を遮断するとともに前記シャッタが前記第1の光路を塞ぐ第3の光路切替状態、かつ前記第1の発光素子および前記第2の発光素子のうち少なくとも第2の発光素子が点灯された第の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第11の測定手段と、
    前記光路遮断部材が前記第1の光路を遮断して前記第2の光路を開放した第5の光路切替状態、かつ前記第3の点灯切替状態において実行される、前記受光素子への入射光を測定する第12の測定手段とを有するとともに、
    前記第13の測定過程で得られた測定値と前記第14の測定手段で得られた黒トナーに対応する測定値とを前記第11の測定手段で得られた測定値に基づいてそれぞれ補正するとともに前記黒トナーに対応する補正された測定値を前記第13の測定手段で得られた測定値が補正されてなる測定値に基づいて正規化する第6の演算手段と、
    前記第10の測定手段で得られた各色トナーに対応する各測定値を、前記第11の測定手段で得られた測定値に基づいて補正するとともに各色トナーに対応する補正された各測定値を前記第12の測定手段で得られた測定値に基づいて正規化する第5の演算手段とを有することを特徴とするトナー濃度測定装置。
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