JP2002214856A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002214856A
JP2002214856A JP2001011938A JP2001011938A JP2002214856A JP 2002214856 A JP2002214856 A JP 2002214856A JP 2001011938 A JP2001011938 A JP 2001011938A JP 2001011938 A JP2001011938 A JP 2001011938A JP 2002214856 A JP2002214856 A JP 2002214856A
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のローラにベルト状像担持体が掛け渡さ
れた構造において、ベルト状像担持体に付着するトナー
量を高精度に測定することができる画像形成装置を提供
する。 【解決手段】 実際のトナー量測定に先立って、ローラ
の偏心成分が求められる。そして、実際のトナー量測定
にあたっては、この偏心成分を用いて、実際にトナー量
を測定するために得られたサンプリングデータ、つまり
光量信号比を補正することによってローラ偏心に起因す
るセンサと中間転写ベルトとのセンシング距離の変動が
補正される(ステップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のローラに
掛け渡されたベルト状像担持体に付着するトナー量を測
定する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機およびファクシミリ装
置などの電子写真方式の画像形成装置では、ベルト状像
担持体上にトナー像を形成するものがある。例えば、特
開平11−258872号公報に記載された装置では、
2つのローラに掛け渡された転写ベルト(ベルト状像担
持体)に沿って4つのプロセスユニットが配置されてい
る。各プロセスユニットは感光体上に潜像を形成し、該
潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。これらの
プロセスユニットで形成されるトナー像は互いに異なる
トナー色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)を
有しており、各トナー像は相互に重なり合うように転写
ベルトに転写される。こうして、カラー画像が転写ベル
トに形成される。
【0003】また、この装置では、トナー像の画像濃度
を調整するために、転写ベルト上に所定パターンのトナ
ー像(パッチ画像)を形成し、その濃度を濃度センサで
測定している。この濃度センサは、転写ベルトに光を照
射する発光素子と、転写ベルトから反射された光を受光
する受光素子とを備えており、受光素子からの出力に基
づき転写ベルトに付着するトナー量を求めることでトナ
ー像の画像濃度を測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、転写ベ
ルトは複数のローラに掛け渡されており、一部のローラ
が少なからず偏心を有しているため、次のような問題が
あった。すなわち、この種の装置では、ローラの偏心に
よりセンサから転写ベルト(ベルト状像担持体)までの
距離(以下「センシング距離」という)が不安定に変動
し、その距離変動によってセンサ出力が不安定になる。
その結果、正確な測定が困難となっている。
【0005】また、上記従来例では次のような問題もあ
った。すなわち、ローラから離れた位置では、転写ベル
トはベルト移動方向に対してほぼ直交する方向にばたつ
いており、センシング距離がランダム、あるいは不安定
に変動し、その距離変動によってセンサ出力が不安定に
なって正確な測定が困難になっている。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、複数のローラにベルト状像担持体が掛け渡された
構造において、ベルト状像担持体に付着するトナー量を
高精度に測定することができる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる画像形
成装置は、複数のローラに掛け渡されたベルト状像担持
体と、前記複数のローラのうちの一のローラの近傍に配
置されて前記ベルト状像担持体からの光を受光し、その
受光量に応じた信号を出力するセンサと、前記センサか
らの出力に基づき前記ベルト状像担持体に付着するトナ
ー量を求める制御手段とを備えた画像形成装置であっ
て、上記目的を達成するため、前記ベルト状像担持体の
周長は前記一のローラの周長の整数倍で、かつ、前記一
のローラが2回以上回転することで前記ベルト状像担持
体を1周させるように構成し、しかも、前記ベルト状像
担持体へのトナー像の形成に先立って、前記ベルト状像
担持体を回転移動させながら、前記センサからの出力信
号をサンプリングし、このサンプリング出力に基づき前
記ローラの偏心成分を求めておき、前記ベルト状像担持
体上のトナー像の画像濃度を求める際には前記ベルト状
像担持体で反射された光を受光する前記センサからの出
力を、前記偏心成分によって補正し、その補正値に基づ
き前記トナー像の画像濃度を求めている。
【0008】このように構成された発明では、一のロー
ラが2回以上回転することでベルト状像担持体を1周さ
せるように構成してもよく、この場合、ベルト状像担持
体を1周させながら、センサからの出力をサンプリング
し、このサンプリング出力に基づきローラの偏心成分が
求められる。この偏心成分はセンシング距離の変動成分
となるため、この偏心成分を正確に求めておくことはセ
ンシング距離の変動による誤測定を解消する上で非常に
有用な情報となる。そして、ベルト状像担持体にトナー
像を形成した際に、受光素子からの出力を偏心成分によ
って補正し、その補正値に基づきトナー像の画像濃度を
求めているので、ローラの偏心によるセンシング距離の
変動にかかわらずトナー像の画像濃度を正確に測定する
ことができる。
【0009】また、ベルト状像担持体の周長が前記一の
ローラの周長の整数倍となっているため、次のような作
用効果が得られる。すなわち、従来より周知のように、
ベルト状像担持体により反射される光の光量は、ベルト
状像担持体上に形成されたトナー像のみならず、ベルト
状像担持体の表面状態による影響を受けることが知られ
ている。そこで、この影響を排除するにはベルト状像担
持体の1周分の表面状態を示す周期プロファイルを予め
求めておき、上記偏心成分と周期プロファイルとによる
サンプリング出力を補正することが考えられる。しかし
ながら、上記のようにベルト状像担持体の周長が一のロ
ーラの周長の整数倍となっている場合には、上記のよう
にして求めた偏心成分内に周期プロファイルが含まれて
おり、この偏心成分によりサンプリング出力を補正すれ
ば足り、少ない処理ステップで高精度なトナー量の測定
を行うことができる。
【0010】ここで、センサを発光素子と受光素子とで
構成し、その発光素子からの光を巻き掛け領域に照射す
るとともに、この巻き掛け領域で反射された光を受光素
子で受光してセンサ出力を得るように構成するのが好ま
しい。というのも、このように巻き掛け領域で測定を行
う場合、ベルト移動方向に対してほぼ直交する方向にお
けるベルト状像担持体の不安定なばたつきが抑止され、
故にセンサとベルト状像担持体との距離(センシング距
離)の変動が効果的に抑制されるからである。
【0011】さらに、ベルト状像担持体上のトナー量を
測定する場合、ベルト状像担持体からトナーが浮遊落下
してセンサに付着するおそれがあるが、センサを前記一
のローラと水平対向位置、あるいは水平対向位置よりも
上方で、かつ前記一のローラに対向する位置に配置する
と、センサのセンシング面が垂直あるいは下向きとな
り、トナーによるセンシング面の汚れが防止され、測定
精度の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる画像形
成装置の一実施形態を示す図である。この画像形成装置
は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、
ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてフルカラ
ー画像を形成する装置であり、ホストコンピュータなど
の外部装置から画像信号が制御ユニット(図2中の符号
1)に与えられると、この制御ユニットによってエンジ
ン部Eの各部が制御されて転写紙、複写紙やOHPシー
トなどのシートSに画像信号に対応する画像が形成され
る。
【0013】このエンジン部Eでは、プロセスユニット
2の感光体21にトナー像を形成可能となっている。す
なわち、プロセスユニット2は、図1の矢印方向に回転
可能な感光体21を備えており、さらに感光体21の周
りにその回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ロー
ラ22、現像手段としての現像器23Y,23C,23
M,23K、および感光体用クリーナブレード24がそ
れぞれ配置されている。
【0014】この装置では、帯電ローラ22が感光体2
1の外周面に当接して外周面を均一に帯電させた後、感
光体21の外周面に向けて露光ユニット3からレーザ光
Lが照射される。この露光ユニット3は、同図に示すよ
うに、画像信号に応じて変調駆動される半導体レーザな
どの発光素子31を備えており、この発光素子31から
のレーザ光Lが高速モータ32によって回転駆動される
多面鏡33に入射されている。そして、多面鏡33によ
って反射されたレーザ光Lはレンズ34およびミラー3
5を介して感光体21上に主走査方向(同図の紙面に対
して垂直な方向)に走査して画像信号に対応する静電潜
像を形成する。なお、符号36は主走査方向における同
期信号を得るための水平同期用読取センサである。
【0015】こうして形成された静電潜像は現像部23
によってトナー現像される。すなわち、この実施形態で
は現像部23として、イエロー用の現像器23Y、シア
ン用の現像器23C、マゼンタ用の現像器23M、およ
びブラック用の現像器23Kがこの順序で感光体21に
沿って配置されている。これらの現像器23Y,23
C,23M,23Kは、それぞれ感光体21に対して接
離自在に構成されており、制御ユニット1からの指令に
応じて、上記4つの現像器23Y,23M,23C,2
3Kのうちの一の現像器が選択的に感光体21に当接す
るとともに、高電圧が印加されて選択された色のトナー
を感光体21の表面に付与して感光体21上の静電潜像
を顕在化する。
【0016】現像部23で現像されたトナー像は、ブラ
ック用現像器23Kと感光体用クリーナブレード24と
の間に位置する一次転写領域で転写ユニット4の中間転
写ベルト41(ベルト状像担持体)上に一次転写され
る。また、一次転写領域から周方向(図1の矢印方向)
に進んだ位置には、感光体用クリーナブレード24が配
置されており、一次転写後に感光体21の外周面に残留
付着しているトナーを掻き落とす。
【0017】この転写ユニット4は7個のローラ42〜
48を有しており、二次転写ローラ48を除く6個のロ
ーラ42〜47に無端状の中間転写ベルト41が掛け渡
されている。そして、カラー画像をシートSに転写する
場合には、感光体21上に形成される各色のトナー像を
中間転写ベルト41上に重ね合わせてカラー像を形成す
るとともに、カセットや手差しトレイから取り出された
シートSが上ガイド部材5Uおよび下ガイド部材5Dの
間を通過して二次転写領域に搬送し、当該シートSにカ
ラー像を二次転写することでカラー画像を得ている(カ
ラー印字処理)。また、モノクロ画像をシートSに転写
する場合には、感光体21上のブラックトナー像のみを
中間転写ベルト41上に形成し、カラー画像の場合と同
様にして二次転写領域に搬送されてきたシートSに転写
してモノクロ画像を得る(モノクロ印字処理)。
【0018】また、ローラ46に対向してベルトクリー
ナ49が設けられている。このベルトクリーナ49は、
二次転写後に中間転写ベルト41に残存する残留トナー
をクリーニング除去するものであり、次のように構成さ
れている。すなわち、このベルトクリーナ49では、ク
リーナケース491にクリーナブレード492が取り付
けられ、クリーナカバー493内で中間転写ベルト41
に対して離当接可能に構成されるとともに、ベルトクリ
ーナ用駆動部(図示省略)によって離当接駆動される。
なお、図1中の符号494はクリーナすくいシートであ
る。
【0019】また、ローラ43の下方位置には、中間転
写ベルト41の基準位置を検出するためのセンサ40が
配置されており、主走査方向とほぼ直交する副走査方向
における同期信号、つまり垂直同期信号を得るための垂
直同期用読取センサとして機能する。また、ローラ43
に掛け渡された中間転写ベルト41上に付着しているト
ナー量を検出するセンサ6が中間転写ベルト41を挟ん
でローラ43に対向配置されている。このように、この
実施形態ではローラ43が本発明の「一のローラ」とな
っている。
【0020】図2は中間転写ベルト上のトナー量を検出
するセンサの構成を示す図である。このセンサ6は、中
間転写ベルト41の表面領域のうちローラ43に巻き掛
けられた巻き掛け領域41aに光を照射するLEDなど
の発光素子601を有している。また、このセンサ6に
は、照射光の照射光量を調整するために、偏光ビームス
プリッター603、照射光量モニタ用受光ユニット60
4および照射光量調整ユニット605が設けられてい
る。
【0021】この偏光ビームスプリッター603は、同
図に示すように、発光素子601と中間転写ベルト41
との間に配置されており、中間転写ベルト41上におけ
る照射光の入射面に平行な偏光方向を有するp偏光と、
垂直な偏光方向を有するs偏光とに分割している。そし
て、p偏光についてはそのまま中間転写ベルト41に入
射する一方、s偏光については偏光ビームスプリッター
603から取り出された後、照射光量モニタ用の受光ユ
ニット604に入射され、この受光ユニット604から
照射光量に比例した信号が照射光量調整ユニット605
に出力される。
【0022】この照射光量調整ユニット605は、受光
ユニット604からの信号と、CPU11およびメモリ
12を備えて装置全体を制御する制御ユニット1からの
光量制御信号Slcとに基づき発光素子601をフィード
バック制御して発光素子601から中間転写ベルト41
に照射される照射光量を光量制御信号Slcに対応する値
に調整する。このように、この実施形態では、照射光量
を広範囲に、かつ適切に変更調整することができる。
【0023】また、この実施形態では、照射光量モニタ
用受光ユニット604に設けられた受光素子642の出
力側に入力オフセット電圧641が印加されており、光
量制御信号Slcがある信号レベルを超えない限り、発光
素子601が消灯状態に維持されるように構成されてい
る。その具体的な電気的構成は図3に示す通りである。
図3は図1の装置において採用された受光ユニット60
4の電気的構成を示す図である。この受光ユニット60
4では、フォトダイオードなどの受光素子PSのアノー
ド端子は電流−電圧(I/V)変換回路を構成するオペ
アンプOPの非反転入力端子に接続されるとともに、オ
フセット電圧641を介して接地電位に接続されてい
る。また、受光素子PSのカソード端子は、オペアンプ
OPの反転入力端子に接続されるとともに、抵抗Rを介
してオペアンプOPの出力端子に接続されている。この
ため、受光素子PSに光が入射されて光電流iが流れる
と、オペアンプOPの出力端子からの出力電圧V0は、 V0=i・R+Voff (ただし、Voffはオフセット電圧値である)となり、
反射光量に対応した信号が受光ユニット604から出力
される。このように構成した理由について以下説明す
る。
【0024】入力オフセット電圧651を印加しない場
合には、図4の破線で示すような光量特性を示す。つま
り、光量制御信号Slc(0)を制御ユニット1から照射光
量調整ユニット605に与えると、発光素子601は消
灯状態となり、光量制御信号Slcの信号レベルを高める
と、発光素子601は点灯し、中間転写ベルト41上へ
の照射光量も信号レベルにほぼ比例して増大する。しか
しながら、光量特性は周辺温度の影響や照射光量調整ユ
ニット605の構成などによって図4に示す一点鎖線や
二点鎖線のように平行シフトすることがあり、仮に同図
の一点鎖線のようにシフトしてしまうと、制御ユニット
1から消灯指令、つまり光量制御信号Slc(0)を与えて
いるにもかかわらず、発光素子601が点灯しているこ
とがある。
【0025】これに対し、本実施形態の如く、入力オフ
セット電圧651を印加して予め同図の右手側にシフト
させて不感帯(信号レベルSlc(0)〜Slc(1))を設けて
いる場合(同図の実線)には、制御ユニット1から消灯
指令、つまり光量制御信号Slc(0)を与えることで確実
に発光素子601を消灯することができ、装置の誤作動
を未然に防止することができる。
【0026】一方、信号レベルSlc(1)を超える光量制
御信号Slcが制御ユニット1から照射光量調整ユニット
605に与えられると、発光素子601は点灯し、中間
転写ベルト41にp偏光が照射光として照射される。す
ると、このp偏光は中間転写ベルト41で反射され、反
射光量検出ユニット607で反射光の光成分のうちp偏
光の光量とs偏光の光量とが検出され、各光量に対応す
る信号が制御ユニット1に出力される。
【0027】この反射光量検出ユニット607は、図2
に示すように、反射光の光路上に配置された偏光ビーム
スプリッター671と、偏光ビームスプリッター671
を通過するp偏光を受光し、そのp偏光の光量に対応す
る信号を出力する受光ユニット670pと、偏光ビーム
スプリッター671で分割されたs偏光を受光し、その
s偏光の光量に対応する信号を出力する受光ユニット6
70sとを備えている。この受光ユニット670pで
は、受光素子672pが偏光ビームスプリッター671
からのp偏光を受光し、その受光素子672pからの出
力をアンプ回路673pで増幅した後、その増幅信号を
p偏光の光量に相当する信号として受光ユニット670
pから出力している。また、受光ユニット670sは受
光ユニット670pと同様に受光素子672sおよびア
ンプ回路673sを有している。このため、反射光の光
成分のうち互いに異なる2つの成分光(p偏光とs偏
光)の光量を独立して求めることができる。
【0028】また、この実施形態では、受光素子672
p,672sの出力側に出力オフセット電圧674p,
674sがそれぞれ印加されており、アンプ回路673
p,73sから制御ユニット1に与えられる信号の出力
電圧Vp,Vsは図5に示すようにプラス側にオフセット
されている。各受光ユニット670p,70sの具体的
な電気的構成については、受光ユニット604と同一で
あるため、ここでは図示説明を省略する。このように構
成された受光ユニット670p,670sにおいても、
受光ユニット604と同様に、反射光量がゼロであると
きであっても、各出力電圧Vp,Vsはゼロ以上の値を有
し、しかも反射光量の増大に比例して出力電圧Vp,Vs
も増大する。このように出力オフセット電圧674p,
674sを印加することで図4の不感帯の影響を確実に
排除することができ、反射光量に応じた出力電圧を出力
することができる。
【0029】これら出力電圧Vp,Vsの信号は制御ユニ
ット1に入力され、A/D変換された後、中間転写ベル
ト41上に付着するトナー量が制御ユニット1によって
求められる。この実施形態では、実際のトナー量の測定
に先立って予め次のようにしてローラ43の偏心成分が
求められ、メモリ12に記憶されている。以下、偏心成
分の導出手順と、実際のトナー量測定手順とに分けて説
明する。
【0030】図6は、実際のトナー量の測定に先立って
行われる偏心成分の導出手順を示すフローチャートであ
る。この装置では、制御ユニット1は消灯指令に相当す
る光量制御信号Slc(0)を照射光量調整ユニット605
に出力して発光素子601を消灯する(ステップS
1)。特に、この実施形態では上述したように、入力オ
フセット電圧651を印加することで不感帯(図4の信
号レベルSlc(0)〜Slc(1))が設定されているので、光
量制御信号Slc(0)を与えた際に発光素子601が確実
に消灯される。
【0031】そして、この消灯状態でのp偏光の受光量
を示す出力電圧Vp0と、s偏光の受光量を示す出力電圧
Vs0を検出し、制御ユニット1のメモリ12に記憶する
(ステップS2)。すなわち、消灯状態でのセンサ出
力、つまり暗出力電圧を検出して記憶している。
【0032】次に、光量制御信号Slcとして不感帯を超
える信号レベルの信号Slc(2)を設定し、この光量制御
信号Slc(2)を照射光量調整ユニット605に与えて発
光素子601を点灯させる(ステップS3)。すると、
発光素子601からの光が中間転写ベルト41に照射さ
れるとともに、中間転写ベルト41で反射された光のp
偏光およびs偏光の光量が反射光量検出ユニット607
によって検出され、各受光光量に対応する出力電圧V
p,Vsが制御ユニット1に入力される。(ステップS
4)。
【0033】そこで、制御ユニット1はp偏光に関して
出力電圧Vpから暗出力電圧Vp0を差し引いてトナー量
に対応するp偏光の光量を表す光量信号SigPを求めて
いる(ステップS5)。また、s偏光についても、p偏
光と同様に、出力電圧Vsから暗出力電圧Vs0を差し引
いてトナー量に対応するs偏光の光量を表す光量信号S
igSを求めている(ステップS5)。さらに、こうして
補正された光量信号SigP,SigSの比をサンプリング
データとして求める(ステップS5)。このように、こ
の実施形態では、測定された出力電圧Vp,Vsから暗出
力電圧Vp0,Vs0をそれぞれ取り除いているので、トナ
ー量に対応する光量を精度良く求めることができ、例え
ば装置周辺温度などの周辺環境や装置構成部品の経時変
化などによって暗出力が変動したとしても、その影響を
受けることなく、トナー量の指標を求めることができ
る。
【0034】より具体的には、次のようにしてサンプリ
ングデータを求めている。この実施形態にかかる画像形
成装置では、本発明の「ベルト状像担持体」に相当する
中間転写ベルト41の周長はセンサ対向ローラ43の周
長の整数倍となっており、センサ対向ローラ43が5周
するごとに中間転写ベルト41が1周するように構成さ
れている。そして、中間転写ベルト41が1周するのに
3000msを要し、中間転写ベルト41からの反射光
量を10ms間隔でサンプリングし、各サンプリング位
置Xでの出力電圧Vpから消灯時の出力電圧Vp0を差し
引き、この光量信号SigP(=Vp−Vp0)を求めると
ともに、各サンプリング位置Xでの出力電圧Vsから消
灯時の出力電圧Vs0を差し引き、この光量信号SigS
(=Vs−Vs0)を求めた後、これらの光量信号比(=
SigP/SigS)を各サンプリング位置Xでのサンプリ
ングデータD(X)としてメモリ12に記憶する(図7,図
8)。なお、この実施形態では、ローラ43が5周する
ごとに中間転写ベルト41が1周し、その間に300個
のサンプリングデータD(X)が得られるのであるが、後
述するようにローラ43の偏心成分を少ないメモリ容量
で、しかも短時間に求めるため、ローラ43が6周する
間に得られる360個のサンプリングデータD(0)〜D
(359)をサンプリングし、メモリ12に記憶している。
【0035】次のステップS6では、サンプリングデー
タD(0),D(1),…D(359)に基づきローラの偏心成分
を求め、メモリ12に記憶する。その詳細について、図
7および図8を参照しつつ説明する。この実施形態で
は、ローラ43が5周するごとに中間転写ベルト41が
1周するため、上記サンプリングデータD(X)から連続
する60(=300÷5)個のサンプリングデータを取
り出すと、それら60個のサンプリングデータ中にロー
ラ43の1周分の成分が含まれていることとなる。ここ
で、ローラ43の偏心成分に着目すると、センサ対向ロ
ーラ43の1周分の平均値をとると、偏心成分を考慮す
る必要がなくなる。というのは、センサ対向ローラ43
が1周する間には偏心によりセンシング距離が遠くなる
場合と近くなる場合の両方が含まれ、平均値をとること
により各々の影響が打ち消しあって、結局、設計上のセ
ンシング距離における平均値とほぼ等価と考えることが
できるからである。
【0036】そこで、連続する60個のサンプリングデ
ータを1つの区間として301個の区間、つまり区間D
(0)〜D(59)、区間D(1)〜D(60)、…、区間D(300)〜
D(359)を規定し、各区間の中心位置X(X=30,3
1,…,330)でのローラ43の1周分の平均値AV
(X)を求める。つまり、 AV(30)=(D(0)+…+D(3
0)+…+D(59))/60 AV(31)=(D(1)+…+D(31)+…+D(60))/60 AV(32)=(D(2)+…+D(32)+…+D(61))/60 … AV(330)=(D(300)+…+D(330)+…+D(359))/60 を求める。上式では、例えばサンプリング位置「0」〜
「59」の60個のサンプリングデータの中心を30と
しているが、厳密に中心は「29」と「30」の間であ
り上式は、 AV(29)=(D(0)+…+D(30)+…+D(59))/60 (以下同様)と処理してもよい。
【0037】このようにして求められた平均値AV(X)
はローラ43の偏心成分をキャンセルしたものであり、
サンプリングデータD(X)から平均値AV(X)を減算する
ことによって各サンプリング位置Xでのローラ43の偏
心成分E(X)を求めることができる。つまり、 E(X)=D(X)−AV(X) (ただし、X=30,31,…,329である。)によ
ってローラ43の偏心成分E(X)を求めることができ
る。
【0038】なお、この実施形態では、上記したように
中間転写ベルト41が1周するために必要なローラ43
の回転数n(n=5)より1回転余分にローラ43を回
転させて360個のサンプリングデータを求め、これら
のデータに基づきローラ43の偏心成分E(X)を求めて
いるが、変形例としてローラ43を回転数n(n=5)
だけ回転させながら300個のデータを求め、これら3
00個のデータに基づきローラ43の偏心成分E(X)を
求めるようにしてもよい。ただし、この実施形態によれ
ば、変形例に比べて有利な作用効果が得られる。それに
ついて説明する。
【0039】変形例の如く中間転写ベルト41の1周分
のデータしかサンプリングしない場合には、ベルト1周
分の偏心成分を算出する際に、図9に示すように、ベル
ト先端部近傍の計算にベルト終端部近傍のサンプリング
データを、またベルト終端部近傍の計算にベルト先端部
近傍のサンプリングデータを補完しなければならない。
そのため、300個のデータがメモリ12に記憶された
後でなければ平均値AV(X)、さらには偏心成分E(X)を
演算することができない。したがって、メモリ12に3
00個分のサンプリングデータを記憶するためのメモリ
空間を準備しておく必要がある。
【0040】これに対し、本実施形態によれば、余分に
ローラ43を1回転させており、データのサンプリング
を開始してから60個のデータが得られた時点で直ちに
最初の平均値AV(X)を演算し、さらに偏心成分E(X)を
求めることができる。しかも、偏心成分が導出される
と、その先頭データは不要となる。それ以降のサンプリ
ング位置Xでの偏心成分についても全く同様であり、演
算上、必要となるメモリ12に設けなければならないメ
モリ空間は60個分のサンプリングデータを記憶するた
めの空間で十分であり、メモリサイズを小さくすること
ができる。また、サンプリング動作と、偏心成分の演算
処理とを一部並行して行うことができ、全体の処理速度
を高めることができる。
【0041】次に、実際のトナー量の測定手順について
図10を参照しつつ説明する。この図10は図1の画像
形成装置におけるトナー量測定動作を示すフローチャー
トである。この装置では、制御ユニット1は、偏心成分
の導出動作におけるステップS1〜S5と同様の手順を
実行することによって、トナー量の指標となる光量信号
比(=SigP/SigS)をサンプリングデータD(X)と
して算出し、メモリ12に記憶する。
【0042】次のステップS7では、上記のようにして
得られた光量信号比に対して偏心成分E(x)による補正
を行う。ここで問題となるのは、図11に示すように、
ローラ43の偏心成分E(X)を求めるためにデータサン
プリングを行った(サンプリングA)後、トナー量測定
のためにデータサンプリング(サンプリングB)を開始
するタイミングは常に一定というわけではないため、上
記のようにして求めた偏心成分E(30),E(31),…E(3
29)と、トナー量測定のためにサンプリングしたデータ
D(0),D(1),…D(299)とを如何に整合させるか
という点にある。そこで、この実施形態では、同図に示
すように、別のカウント値xを設けることによって、か
かる問題の解消を図っている。すなわち、ここでは、偏
心成分を求めるためのデータサンプリングAを完了した
後、ローラ43の回転に伴って10ms間隔で、カウン
ト値xを30から1ずつカウントアップしていくととも
に、329までカウントされると再度30に戻るという
循環的なカウント処理を実行する。したがって、サンプ
リングBでの最初のデータD(0)をサンプリングした時
点でのカウント値x0は、30〜329のうち、サンプ
リングAの終了からサンプリングBの開始までの間隔Δ
Tに対応した値をとることになり、当該間隔ΔTにかか
わらず偏心成分E(x)とサンプリングデータD(X)とが
適切に対応し、上記問題が解決される。
【0043】そして、サンプリングデータD(X)が得
られるごとに、そのデータD(X)から対応する偏心成
分E(x)を差し引く、つまり、次式 D(0)−E(x0) D(1)−E(x1) … D(299)−E(x299) にしたがって、ローラの偏心成分を補正することができ
る。その後、その補正結果に基づきトナー量を測定する
(ステップS8)。
【0044】以上のように、この実施形態によれば、ロ
ーラの偏心成分E(x)を求め(ステップS6)、この偏
心成分E(x)を用いて、実際にトナー量を測定するため
に得られたサンプリングデータD(X)を補正することに
よってローラ偏心に起因するセンサ6と中間転写ベルト
41とのセンシング距離の変動を補正している(ステッ
プS7)ので、ローラ偏心の影響を抑えて測定精度の向
上を図ることができる。
【0045】また、上記した従来装置、つまり特開平1
1−258872号公報に記載された装置では、ローラ
から離れた位置にセンサが配置され、中間転写ベルト4
1はベルト移動方向に対してほぼ直交する方向にばたつ
いている。そのため、センサ6から中間転写ベルト41
までのセンシング距離がランダム、あるいは不安定に変
動し、その距離変動によってセンサ出力が不安定になっ
ている。これに対し、この実施形態によれば、ローラ4
3に巻き掛けられた中間転写ベルト表面領域、つまり巻
き掛け領域41aに光が照射されるとともに、この巻き
掛け領域41aで反射された光が受光素子672p,6
72sで受光され、センサ6から出力される信号に基づ
きトナー量の測定が行われる。この巻き掛け領域41a
ではベルト移動方向に対してほぼ直交する方向における
中間転写ベルト41の不安定なばたつきを防止すること
ができる。
【0046】また、中間転写ベルト41上のトナー量を
測定する場合、中間転写ベルト41からトナーが浮遊落
下してセンサ6に付着するおそれがあるが、センサ6を
センサ対向ローラたるローラ43の水平対向位置に配置
しているため、センシング面が垂直となり、浮遊落下す
るトナーがセンシング面に付着するのを効果的に防止す
ることができ、測定精度の向上を図ることができる。こ
の作用効果については、センサ6をローラ43の水平対
向位置(図2)の上方で、かつローラ43に対向する位
置に配置した場合にも同様、あるいはそれ以上となる。
【0047】また、この実施形態では、中間転写ベルト
41からの反射光の光成分のうちp偏光の光量を表す光
量信号SigP、およびs偏光の光量を表す光量信号Sig
Sを独立して求め、それらの光量信号比(=SigP/S
igS)に基づき中間転写ベルト41上に付着するトナー
量を測定しているので、ノイズの影響や中間転写ベルト
41への照射光量の変動の影響を受け難く、高精度なト
ナー量測定が可能となる。
【0048】また、暗出力を求める際には、発光素子6
01を確実に消灯する必要があるが、この実施形態によ
れば、上記したように入力オフセット電圧651を印加
することで発光素子601を確実に消灯することができ
る。
【0049】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、上記実施形態では、本発明の「一のロー
ラ」たるローラ43に対向してセンサ6を配置している
が、ローラに対向してセンサ6を配置すること自体は偏
心成分E(x)によるサンプリングデータD(X)を補正する
上での必須構成要件ではなく、「一のローラ」たるロー
ラ43の近傍に配置すればよい。ただし、上記した作用
効果を考慮すればセンサ6をローラ43に対向配置する
のが望ましい。
【0050】また、ローラ43に対向配置する代わり
に、中間転写ベルト41が掛け渡されている他のローラ
42,44〜47に対向してセンサ6を配置するように
してもよい。ただし、上記実施形態では複数のローラ4
2〜47のうちローラ44がテンションローラとなって
いるため、予め装置本体に対して固定配置されて当該固
定位置で回転自在となっている他のローラの一に対して
センサ6を設けるのが望ましい。なんとなれば、所定位
置で回転自在に固定配置されたローラに対向してセンサ
6を配置した場合、該ローラとセンサ6との距離は一定
となっているからである。
【0051】これに対し、テンションローラ44は中間
転写ベルト41に対して進退移動するように構成されて
いるため、予め固定配置されたセンサ6とテンションロ
ーラ44との距離が変動しやすく、テンションローラ4
4に掛け渡されたベルト領域とセンサ6との距離が変動
してしまい、測定精度の低下要因となってしまうためで
ある。これを防止するためには、例えばテンションロー
ラ44とセンサ6とを機械的に連結しておき、テンショ
ンローラ44の変動に伴ってセンサ6も連動するように
構成すればよい。
【0052】また、上記実施形態では、トナー量の指標
値として光量信号比(=SigP/SigS)を用いている
が、その他の指標値、例えば出力電圧Vp,Vs、光量信
号SigP,SigS、光量信号和(=SigP+SigS)や
光量信号差(=SigP−SigS)などを用いることがで
きる。
【0053】また、上記実施形態では、図2に示すよう
に、照射光と反射光とを含む入射面(図2の紙面)がセ
ンサ対向ローラ43の回転軸とほぼ直交するように発光
素子601および受光素子672p,672sが配置さ
れているが、これらの配置関係はこれに限定されるもの
ではなく、例えば上記入射面がローラ回転軸とほぼ平行
となるようにセンサ6を構成してもよい。また、入射面
とローラ回転軸が平行でない場合、ローラの偏心などに
よりセンシング距離が変動するだけでなくローラ表面
(反射面)の角度の変化による反射光量の変化を招く
が、入射面とローラ回転軸を平行にすることにより、反
射面の角度をより安定させることができる。また、同じ
理由により、反射面の角度を安定させるために、入射面
とローラ回転軸が同一平面にあるように構成してもよ
い。
【0054】また、上記実施形態では、中間転写ベルト
41が1周するために必要なローラ43の回転数nが
「5」の場合について説明したが、回転数nはこれに限
定されるものではなく、回転数nが2以上の整数である
画像形成装置全般に本発明を適用することができる。
【0055】また、上記実施形態では、中間転写ベルト
41をベルト状像担持体とする画像形成装置に本発明を
適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定される
ものではなく、感光体ベルトにトナー像を形成する画像
形成装置などにも適用可能であり、複数のローラに掛け
渡されたベルト状像担持体を備えた画像形成装置全般に
本発明を適用することができる。
【0056】さらに、上記実施形態では、4色のトナー
を用いたカラー画像を形成することができる画像形成装
置であったが、本発明の適用対象はこれに限定されるも
のではなく、モノクロ画像のみを形成する画像形成装置
にも当然に適用することができる。また、上記実施形態
にかかる画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外
部装置より与えられた画像を複写紙、転写紙、用紙およ
びOHP用透明シートなどのシートSに形成するプリン
タであるが、本発明は複写機やファクシミリ装置などの
電子写真方式の画像形成装置全般に適用することができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ベル
ト状像担持体を回転移動させながら、センサからの出力
をサンプリングし、このサンプリング出力に基づきロー
ラの偏心成分を求めておき、この偏心成分に基づきロー
ラ偏心に起因するセンサとベルト状像担持体とのセンシ
ング距離の変動を補正しているので、ローラ偏心の影響
を抑えて測定精度の向上を図ることができる。
【0058】また、ベルト状像担持体を挟むように複数
のローラのうちの一のローラに対向して発光素子を配置
し、ベルト状像担持体の表面領域のうち当該センサ対向
ローラに巻き掛けられた巻き掛け領域に光を照射するよ
うに構成することによって、センサとベルト状像担持体
との距離(センシング距離)の変動を効果的に抑制する
ことができ、トナー量の測定精度をさらに向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一の実施形態
を示す図である。
【図2】中間転写ベルト上のトナー量を検出するセンサ
の構成を示す図である。
【図3】図1の装置において採用された受光ユニットの
電気的構成を示す図である。
【図4】図1のトナー量測定装置における光量制御特性
を示す図である。
【図5】図1のトナー量測定装置における反射光量に対
する出力電圧の変化の様子を示すグラフである。
【図6】実際のトナー量の測定に先立って行われる偏心
成分の導出手順を示すフローチャートである。
【図7】センサから出力されるサンプリングデータの一
例を示すグラフである。
【図8】偏心成分の導出手順を説明するための模式図で
ある。
【図9】変形例における偏心成分の導出手順を説明する
ための模式図である。
【図10】図1の画像形成装置におけるトナー量測定動
作をフローチャートである。
【図11】サンプリングデータの補正手順を説明するた
めの模式図である。
【符号の説明】
1…制御ユニット(制御手段) 6…センサ 11…CPU 12…メモリ 41…中間転写ベルト(ベルト状像担持体) 41a…巻き掛け領域 42〜47…ローラ 43…ローラ(一のローラ) 601…発光素子 672p,672s,PS…受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DE02 DE07 DE10 EC06 EC11 HA14 2H032 AA15 BA09 CA14 CA15 2H035 CA05 CB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラに掛け渡されたベルト状像
    担持体と、前記複数のローラのうちの一のローラの近傍
    に配置されて前記ベルト状像担持体からの光を受光し、
    その受光量に応じた信号を出力するセンサと、前記セン
    サからの出力に基づき前記ベルト状像担持体に付着する
    トナー量を求める制御手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記ベルト状像担持体の周長は前記一のローラの周長の
    整数倍で、かつ、前記一のローラが2回以上回転するこ
    とで前記ベルト状像担持体を1周させるように構成され
    ており、しかも、 前記制御手段は、前記ベルト状像担持体へのトナー像の
    形成に先立って、前記ベルト状像担持体を回転移動させ
    ながら、前記センサからの出力信号をサンプリングし、
    このサンプリング出力に基づき前記ローラの偏心成分を
    求めておき、前記ベルト状像担持体上のトナー像の画像
    濃度を求める際には前記ベルト状像担持体で反射された
    光を受光する前記センサからの出力を、前記偏心成分に
    よって補正し、その補正値に基づき前記トナー像の画像
    濃度を求めることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記センサは、 前記ベルト状像担持体を挟むように前記一のローラに対
    向して配置され、前記ベルト状像担持体の表面領域のう
    ち前記一のローラに巻き掛けられた巻き掛け領域に光を
    照射する発光素子と、 前記ベルト状像担持体から反射された光を受光し、その
    受光量に応じた信号を出力する受光素子とを有している
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、水平対向位置、あるいは
    水平対向位置よりも上方で、かつ前記一のローラに対向
    する位置に配置されている請求項1または2記載の画像
    形成装置。
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