JP2016156919A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーパッチの長さを支持ロールの周長の整数倍の長さとする場合と比べ、濃度測定精度を同レベルに保ちつつ測定用トナー像の生産性を向上する。【解決手段】トナーパッチからの反射光量を測定するセンサを有しそのセンサで得られた反射光量からトナーパッチの濃度値を算出する測定部と、トナーパッチを保持して移動する保持体の、センサに対面する測定領域を支持して回転する支持ロールとを備え、一様濃度の測定対象を支持ロールの一周に亘ってセンサで測定した場合における測定値の、一周に亘る平均的な値に一致する点を中心点とする、保持体の移動方向両側の、中心点から等距離にある2つの領域に、1つの濃度値算出用の対のトナーパッチを形成し、測定された対のトナーパッチ双方からの反射光量の平均的な反射光量に相当する濃度値を算出する。【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、濃度測定用のトナー像の長さを、中間転写ベルトを支持して回転する支持ロールの周長の整数倍の長さとすることが開示されている。
特開2007−322909号公報
本発明は、測定用トナー像の長さを支持ロールの周長の整数倍の長さとする場合と比べ、濃度測定精度を同レベルに保ちつつ測定用トナー像の生産性を向上することを目的とする。
請求項1は、トナー像を形成し該トナー像を用紙上に転写および定着することにより該用紙上に画像を形成する画像形成装置であって、
測定用トナー像を形成するトナー像形成部と、
前記トナー像形成部で形成された測定用トナー像からの反射光量を測定する測定器を有し該測定器で得られた反射光量から該測定用トナー像の濃度値を算出する測定部と、
前記トナー像形成部で形成された測定用トナー像を保持して移動する保持体の、前記測定器に対面する測定領域を支持して回転する支持ロールとを備え、
前記トナー像形成部が、一様濃度の測定対象を前記測定器で前記支持ロールの一周に亘って測定した場合における測定値の、該一周に亘る平均的な値に一致する点を中心点とする、前記保持体の移動方向両側の該中心点から等距離にある2つの領域に、1つの濃度値算出用の対の測定用トナー像を形成し、
前記測定部が、前記測定器により測定された前記対の測定用トナー像からの反射光量の平均的な反射光量に相当する濃度値を算出することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2は、前記測定器が、前記保持体の、トナー像が形成されていない素面からの反射光量を測定し、前記トナー像形成部が、前記素面からの反射光量から前記中心点を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3は、前記保持体が、循環移動しながらトナー像の一次転写を受けてトナー像を保持し該トナー像を用紙上に二次転写する中間転写ベルトであって、前記支持ロールが、前記中間転写ベルトを間に挟んで前記測定器に対面する位置に配置されて前記中間転写ベルト裏面に接するロールであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
請求項1および請求項3の画像形成装置によれば、測定用トナー像の長さを支持ロールの周長の整数倍の長さとする場合と比べ、濃度測定精度が同レベルに保たれるとともに測定用トナー像の生産性が向上する。
請求項2の画像形成装置によれば、中心点を容易に算出することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの概略構成図である。 制御部の内部構成を示す図である。 トナーパッチの配列パターンおよび測定のシーケンスを表した図である。 中間転写ベルト素面からの反射光量の時間変化を示した図である。 本実施形態におけるトナーパッチの第1例を示した図である。 本実施形態におけるトナーパッチの第2例を示した図である。 本実施形態におけるトナーパッチの第3例を示した図である。 本実施形態における、調整のシーケンスを示した図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの概略構成図である。
このプリンタ100の下部には複数(ここでは2台)の用紙トレイ150が備えられていて、各用紙トレイ150には、画像プリントに使用される、使用前の用紙Pが、積み重ねられた状態に収容されている。画像プリントにあたり、複数の用紙トレイ150のうちの指定された用紙トレイから、用紙取出しロール151により、用紙Pが1枚ずつ取り出されて、用紙搬送ロール152等により用紙搬送路153上を矢印D方向に搬送される。
また、プリンタ100には、4基の画像形成エンジン130が搭載されている。各々の画像形成エンジン130では、各画像形成エンジン130Y,130M,130C,130Kごとにそれぞれ色が異なる単色トナーによる単色トナー像が形成される。
ここで、画像形成エンジン130について、トナーの色を表すときは、画像形成エンジンを表す符号'130'にさらにトナーの色を表す符号である、'Y'(イエロー)、'M'(マゼンタ)、'C'(シアン)、'K'(黒)を付して示す。色には無関係の説明については、色を表す符号は省略し、画像形成エンジン130と称する。画像形成エンジン以外の他の要素についても同様である。
本実施形態では、4基の画像形成エンジン130は全て同一の構成となっている。各画像形成エンジン130は、矢印A方向に回転する感光体131と、その周囲に配置された、帯電器132、露光器133、現像器134、およびクリーナ135を備えている。
帯電器132は、感光体131に接触していて、その感光体131の表面を一様に帯電する。
露光器133は、画像信号に基づいて変調された露光光133aを感光体131に照射して、感光体131上に静電潜像を形成する。
各露光器133には、制御部200から、その画像形成エンジン130が分担する色トナーで形成される単色の画像を表わす画像信号が入力される。そして露光器133からは、その単色の画像を表わす画像信号で変調された露光光133aが照射され、感光体131上には、その単色の画像を表わす画像信号に対応する静電潜像が形成される。
現像器134は、感光体131に対面した領域にトナーを運ぶ現像ロール134aを備えている。この現像ロール134aには、現像バイアスが印加されていて、感光体131上に形成された静電潜像は、その現像バイアスの作用によりトナーで現像され、感光体131上に、静電潜像の電位分布に応じたトナー分布からなる単色のトナー像が形成される。
各画像形成エンジン130の上部には、各トナーカートリッジ139が備えられている。各トナーカートリッジ139には、対応する画像形成エンジン130ごとの単色のトナーが収容されている。トナーカートリッジ139内のトナーは現像器134内に供給されてトナー像の形成に使用される。このトナーカートリッジ139は交換自在となっており、空になると新たなトナーカートリッジ139に交換される。
画像形成エンジン130の下部には、中間転写ユニット160が配置されている。この中間転写ユニット160には、無端の中間転写ベルト161と、その中間転写ベルト161を回転駆動する駆動ロール162と、その中間転写ベルト161に張力を与える張力付与ロール163と、中間転写ベルト161を2次転写ロール170に押し当てる押当てロール164とを備えている。中間転写ベルト161は、それら駆動ロール162、張力付与ロール163、および押当てロール164に支持されていて、駆動ロール162からの回転駆動力を受けて、4基の画像形成エンジン130に沿う移動経路を通って矢印B方向に循環移動する。さらに、この中間転写ユニット160には、4基の1次転写ロール165と、クリーナ166と、センサ167とが備えられている。
4基の1次転写ロール165は、中間転写ベルト161を間に挟んで各画像形成エンジン130の感光体131と対向する位置に配置されていて、感光体131上に形成されたトナー像を中間転写ベルト161上に転写する役割を担っている。
4基の画像形成エンジン130のそれぞれの感光体131上に形成されたトナー像は、各1次転写ロール163の作用により、矢印B方向に移動している中間転写ベルト161上に順次重なるように転写される。
感光体131は、トナー像の転写後において、クリーナ135により、その表面に残存するトナー等が取り除かれる。
中間転写ベルト161上に順次重なるように転写されたトナー像は、2次転写ロール170の作用により、タイミングを合わせて搬送されてきた用紙P上に転写される。トナー像の転写を受けた用紙Pは、用紙搬送路153上をさらに搬送されて定着器180による加熱および加圧を受け、これにより、その用紙P上に定着トナー像からなる画像がプリントされて、このプリンタ100から不図示の排紙トレイ上に排出される。
一方、中間転写ベルト161は、トナー像転写後において、クリーナ166により、その表面に残存するトナー等が取り除かれる。
4基の画像形成エンジン130では、ユーザにより画像形成が指示された画像を表わすトナー像だけでなく、濃度測定用のトナーパッチが形成される。このトナーパッチは、本発明にいう測定用トナー像の一例である。
画像形成エンジン130で形成されたトナーパッチは中間転写ベルト161上に転写される。センサ167はそのトナーパッチに光を照射しその反射光を受光して反射光量を測定するセンサである。反射光量測定後のトナーパッチは、クリーナ166で中間転写ベルト161上から取り除かれる。センサ167での測定結果は、後述する制御部190に入力されてトナーパッチの濃度に変換される。そして、そのトナーパッチの濃度は、このプリンタ100で常に高画質の画像が形成されるように、現像ロール134aに印加する現像バイアスの電位調整や、階調補正用のLUT(ルックアップテーブル)(図2参照)の調整等に反映される。
この図1に示すプリンタ100には、さらに、制御部190とUI(ユーザインタフェース)200とが備えられている。制御部190は、このプリンタ100の、上述した各部の連携した動作の制御を担っている。また、この制御部は、上記のLUT(ルックアップテーブル)を備えていて、入力されてきた画像信号の階調を補正するなど、このプリンタ100の画質調整の役割も担っている。階調補正後の画像信号は露光器133に送られ、露光器133からは、その補正後の画像信号に基づいて変調された露光光133aが出力されて感光体131に照射され、感光体131上に静電潜像が形成される。
また、UI200は、タッチパネル式の表示画面210を備え、各種の操作画面を表示してユーザによる操作を受け付ける役割を担っている。このプリンタ100では、その操作画面上でのユーザによる操作に応じた処理が実行される。
図2は、制御部の内部構成を示す図である。
この制御部190は、図1に示すプリンタ100の各部の制御や外部機器との間の通信の制御を担っている。この制御部190には、タイミング生成器191、メモリ192、パターンジェネレータ193、LUT記憶部194、および制御ユニット195が備えられている。
タイミング生成器191は、このプリンタ100を構成する各部の動作タイミングを決定するタイミング信号を生成する。
メモリ192には、このプリンタ100を動作させるための各種のプログラムやデータが格納される。
パターンジェネレータ193は、画像形成時の網点パターンやトナーパッチのパターン等、様々なパターンを形成する。
LUT記憶部194は、階調補正用のLUTを記憶しておく記憶部である。
制御ユニット195は、この制御部190の内外と通信してプリンタ100の各部の動作等を制御する。
図3は、トナーパッチの配列パターンおよび測定のシーケンスを表した図である。
ここには、循環移動方向(矢印B方向)に展開された中間転写ベルト161が3周分にわたって示されている。また、ここには、矢印B方向の先頭位置にセンサ167が示されている。
センサ167によるトナーパッチの測定にあたっては、中間転写ベルト上にトナーパッチが形成される。中間転写ベルト161の第1周T1の間は、トナーパッチは形成されない。中間転写ベルト161の第2周T2の間に、現像バイアスの電位調整用のトナーパッチ10Aが形成される。ここに示す例では、電位調整用のトナーパッチ10Aは、CMYKの各色ごとに1つずつ、合計4つ形成されている。さらに、中間転写ベルト161の第3周T3の間に、階調補正用のLUTを調整するためのトナーパッチ10Bが形成されている。ここに示す例では、LUT調整用のトナーパッチ10Bは、CMYKの各色ごとに4つずつ、合計16個形成されている。1つの色の中の4つのトナーパッチ10Bは、像密度(網点面積率)が異なっている。
なお、本実施形態は、トナーパッチの配置位置および配置パターンに特徴があるが、それについては後述することとし、ここではトナーパッチ10A,10Bの測定の概念を分かり易く示すために、トナーパッチ10A,10Bのいずれについても、CMYKの各色ごと、かつ各像密度(網点面積率)ごとに、1つずつのトナーパッチとして示されている。
中間転写ベルト161は、矢印B方向に循環移動しており、センサ167により、先ず第1周目T1において、中間転写ベルト161の、トナーが載っていない素面からの反射光量が測定される。
また、このセンサ167では、第2周目T2において、電位調整用のトナーパッチ10Aから反射光量が測定されて、第3周目T3において、LUT調整用のトナーパッチ10Bからの反射光量が測定される。
これらの測定値は制御部190(図1参照)に送信され、制御部190において各トナーパッチ10A,10Bの濃度が算出される。そして、電位調整用のトナーパッチ10Aの濃度に基づいて現像バイアスの電位が調整され、LUT調整用のトナーパッチ10Bの濃度に基づいて、階調補正用のLUTが調整される。
図4は、中間転写ベルト素面からの反射光量の時間変化を示した図である。
横軸は、経過時間(msec)、縦軸は、センサ167の受光光量を表わすセンサ出力(V)である。
中間転写ベルト161の素面からの反射光量は、その素面の汚れ等を除き本来はほぼ一定である。それにもかかわらず、センサ167で測定される反射光量は、この図4に示すように周期的に変動している。これは、中間転写ベルト161を挟んでセンサ167と対向した位置に配置されている張力付与ロール163(図1参照)の偏心により、その張力付与ロール163の回転に伴ってセンサ167と中間転写ベルト161との間の距離が周期的に変化することに起因している。この張力付与ロール163は、本発明にいう支持ロールの一例に相当する。
センサ167により測定される素面からの反射光量が図4に示すように周期的に変動するため、一周期に満たない長さのトナーパッチを形成して測定すると、その変動の影響を受けて濃度の算出精度が低下し、その分、現像バイアスやLUTの調整精度が低下するおそれがある。
前掲の特許文献1では、この変動の影響を避けるために、このロールの回転周期の整数倍の長さのトナーパッチを形成することが提案されている。この提案によれば、その変動の影響を避けることができる。しかしながら、この場合、1つ1つのトナーパッチの長さが長く、トナーの消費量の増大につながる。また、トナーパッチ1つ1つが長いため、図3に示したようなトナーパッチ形成のために中間転写ベルト161をさらに多数回循環させながらトナーパッチの形成、測定を行なう必要を生じ、調整のために長時間を必要とするという問題を引き起こす。
そこで、本実施形態では、これらの問題を引き起こすことなく高精度な測定を行なうために、以下の工夫を取り入れている。
図5は、本実施形態におけるトナーパッチの第1例を示した図である。
この図5において波形の波形Wは、センサ167による、張力付与ロール163の1周分にわたる、中間転写ベルト161素面からの反射光量の測定値(図4に示すセンサ出力(V))を示している。ここでは、この一周分の長さをロール周長Lと称する。また直線Sは、一周にわたるセンサ出力(V)の平均値を示すラインである。また、矢印Bは、中間転写ベルト161の循環移動方向(図1に示す矢印B参照)を示している。
ここでは、このセンサ出力の波形Wと平均値Sとの交点に対応する、中間転写ベルト161上の中心点Cが算出される。この中心点Cは、中間転写ベルト161上の循環移動方向のある1点を指している。
また、この図5において、斜線を施した領域は、中間転写ベルト161上の、トナーパッチT1,T2が形成される領域を表わしている。すなわち、この図5に示す第1例の場合、中間転写ベルト161上の1点である中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)前方に4分の一周分(L/4)の長さのトナーパッチT1が形成されるとともに、同じ中心点Cから後方に4分の一周分(L/4)の長さのトナーパッチT2が形成される。これらのトナーパッチT1,T2はトナーの色も像密度(網点面積率)も同一のトナーパッチである。なお、トナーパッチT1とトナーパッチT2は連続した1つのトナーパッチであるが、ここでは中心点Cで分けて2つのトナーパッチT1,T2として概念している。
センサ167では、これら2つのトナーパッチT1,T2の双方について反射光量が測定される。そして制御部190では、それら2つのトナーパッチT1,T2双方からの反射光量測定値の平均値の平均値に相当する濃度値が算出される。この算出された濃度値は、張力付与ロール163の偏心に起因するセンサ出力の周期的な変動分がキャンセルされた、高精度な濃度値である。
図6は、本実施形態におけるトナーパッチの第2例を示した図である。波形W、直線S、矢印B、中心点Cの意味は、図5の場合と同じである。
この第2例においても、図5に示す第1例と同様、ロール周長Lの2分の1の領域にわたってトナーパッチが形成される。
この図6に示す第2例の場合、中間転写ベルト161上の1点である中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)前方に長さD1のトナーパッチT11が形成されるとともに、同じ中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)後方にも、長さD1のトナーパッチT12が形成される。これら2つのトナーパッチT12,T22は同一色のトナーで形成された同一の像密度(網点面積率)のトナーパッチである。
また、この図6に示す第2例では、中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)前方に距離D1だけ離れた位置から長さD2のトナーパッチT21が形成されるとともに、同じ中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)後方に距離D1だけ離れた位置から長さD2のトナーパッチT22が形成される、これら2つのトナーパッチT21,T22は、2つのトナーパッチT11,T12と比べ、トナーの色と像密度(網点面積率)とのうちの少なくとも一方は異なっている。ただし、2つのトナーパッチT21,T22どうしは、同じ色のトナーで形成された、同じ像密度(網点面積率)のトナーパッチである。
この第2例では、これら4つのトナーパッチT11,T12,T21,T22が中心点Cの前後L/4ずつ、合計するとロール周長のL/2の長さに亘って形成されている。
センサ167では、これら4つのトナーパッチT11,T12,T21,T22のそれぞれの反射光量が測定される。そして、中心点Cから等距離にある2つのトナーパッチT11,T12についての測定値の平均値に相当する濃度値と、同じく中心点Cから等距離にある2つのトナーパッチT21,T22についての測定値の平均値に相当する濃度値とが算出される。算出された2つの濃度値は、いずれも、張力付与ロール163の偏心に起因するセンサ出力の周期的な変動分がキャンセルされた高精度な濃度値である。
図7は、本実施形態におけるトナーパッチの第3例を示した図である。波形W、直線S、中心点Cの意味は、図5の場合と同じである。
この第3例においても、図5,図6に示す第1例および第2例と同様、ロール周長Lの2分の1の領域にわたってトナーパッチが形成される。
この図7に示す第3例の場合、中間転写ベルト161上の1点である中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)前方に長さD1のトナーパッチT11が形成されるとともに、同じ中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)後方にも、長さD1のトナーパッチT12が形成される。これら2つのトナーパッチT12,T22は同一色のトナーで形成された同一の像密度(網点面積率)のトナーパッチである。
また、この図7に示す第3例では、中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)前方に距離D1だけ離れた位置から長さD2のトナーパッチT21が形成されるとともに、同じ中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)後方に距離D1だけ離れた位置から長さD2のトナーパッチT22が形成される、これら2つのトナーパッチT21,T22は、2つのトナーパッチT11,T12と比べ、トナーの色と像密度(網点面積率)とのうちの少なくとも一方は異なっている。ただし、2つのトナーパッチT21,T22どうしは、同じ色のトナーで形成された、同じ像密度(網点面積率)のトナーパッチである。
さらに、この図7に示す第3例では、中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)前方に距離D1+D2だけ離れた位置から長さD3のトナーパッチT31が形成されるとともに、同じ中心点Cから循環移動方向(矢印B方向)後方に距離D1+D2だけ離れた位置から長さD3のトナーパッチT32が形成されている。これら2つのトナーパッチT31,T32は、4つのトナーパッチT11,T12,T21,T22と比べ、トナーの色と像密度(網点面積率)とのうちの少なくとも一方は異なっている。ただし、2つのトナーパッチT31,T32どうしは、同じ色のトナーで形成された、同じ像密度(網点面積率)のトナーパッチである。
この第3例では、これら6つのトナーパッチT11,T12,T21,T22,T31,T32が、中心点Cの前後L/4ずつ、合計するとロール周長のL/2の長さに亘って形成されている。
センサ167では、これら6つのトナーパッチT11,T12,T21,T22,T31,T32のそれぞれの反射光量が測定される。そして、中心点Cから等距離にある2つのトナーパッチT11,T12についての測定値の平均値に相当する濃度値と、同じく中心点Cから等距離にある2つのトナーパッチT21,T22についての測定値の平均値に相当する濃度値と、同じく中心点Cから等距離にある2つのトナーパッチT31,T32についての測定値の平均値に相当する濃度値とが算出される。算出された3つの濃度値は、いずれも、張力付与ロール163の偏心に起因するセンサ出力の周期的な変動分がキャンセルされた高精度な濃度値である。
すなわち、図5〜図7に例示したように、本実施形態では、一様濃度の被測定対象(ここでは、中間転写ベルト161の素面)をセンサ167で張力付与ロール163の一周に亘って測定した場合における測定値の、その一周に亘る平均値に一致する点を中心点Cとする、中間転写ベルト161の循環移動方向(矢印B方向)両側の、その中心点Cから等距離にある2つの領域に、1つの濃度値算出用の対のトナーパッチが形成される。そして制御部190では、センサ167により測定された対のトナーパッチからの反射光量の平均的な反射光量に相当する濃度値が算出される。本実施形態では、このようにして、張力付与ロール163の偏心に起因するセンサ出力の変動がキャンセルされた、高精度の濃度値が算出される。また、前掲の特許文献1で提案されたような、ロール周長の整数倍という長さの長いトナーパッチを形成する必要がなく、トナー消費量の低減や、調整(現像バイアスの調整や階調補正用LUTの調整)に要する時間の短縮化に寄与する。
図8は、本実施形態における、調整のシーケンスを示した図である。
プリント指示があると、この図8の処理が開始される。
ここでは、先ず、1枚の用紙上への画像プリントが行なわれ(ステップS11)、プリント枚数をカウントするプリントカウンタがカウントアップされる(ステップS12)。そして、そのプリントカウンタのカウント値がパッチ形成タイミングを表わすカウント閾値(例えば1000)に達したか否かが判定される(ステップS13)。
プリントカウンタのカウント値が未だカウント閾値には達していないときはステップS22に進む。このステップS22では、今回出力すべきプリントはその全数が終了したか否かが判定される。
出力すべきプリントが未だ残っているときは、ステップS11に戻り、次の1枚についてプリント出力動作が行なわれる。
ステップS13において、プリントカウンタのカウント値がカウント閾値に達したことが判定されると、調整シーケンスに移行する。
ここでは、先ず図3に示す第1周T1の処理が行われる。ここでは、センサ167で、中間転写ベルト161の素面の反射光量が測定され(ステップS14)、制御部190においてその平均値が算出される(ステップS15)。次に、その素面の測定値(例えば図5の波形W)と平均値(図5の直線S)とから中間転写ベルト161上の中心点Cが算出される(ステップS16)。
次に、図3の第2周T2と第3周T3の処理が行なわれる。
ここでは、濃度測定用のトナーパッチ(図3に示す現像バイアス電位調整用のトナーパッチ10Aと、階調補正用LUTの調整用のトナーパッチ10Bとの双方を含む)が形成される(ステップS17)。ここでは、1つの濃度値算出ごとに、図5〜図7に例示したような、中心点Cの前後に対となるトナーパッチが形成される。
そして、その対となるトナーパッチからの反射光量がセンサ167で測定され(ステップS18)、制御部190において、濃度値Dpatchが算出される(ステップS19)。
この濃度値Dpatchは、対となる2つのトナーパッチの反射光量の測定値の平均値Vpatchと、中間転写ベルト161の素面からの反射光量のロール周長にわたる測定値の平均値Vcleanとから、
Dpatch = Vpatch / Vclean ×1023
により算出される。ここで「1023」は、濃度値Dpatchを0〜1023の数値(9ビット)に規格化するための値である。
制御部190では、濃度値Dpatchを算出した後、その算出した濃度値Dpatchに基づいて、現像バイアスの電位の調整および階調補正用LUTの調整が行われる(ステップS20)。
その後プリントカウンタがゼロにクリアされる(ステップS21)。そして、未だ出力すべきプリントが残っているときは(ステップS22)、ステップS11に戻り、全数終了したときは、(ステップS22)、このプリント処理を終了する。
本実施形態では、以上の通り、中心点Cの前後に対になるトナーパッチを形成しているため、ロールの偏心によるセンサによる測定値の誤差がキャンセルされ、高精度の濃度値が算出される。また、トナー消費量が抑えられ、調整のための時間も短縮される。
100 プリンタ
130 画像形成エンジン
131 感光体
134 現像器
150 用紙トレイ
161 中間転写ベルト
167 センサ
190 制御部
200 UI(ユーザインタフェース)
210 表示画面

Claims (3)

  1. トナー像を形成し該トナー像を用紙上に転写および定着することにより該用紙上に画像を形成する画像形成装置であって、
    測定用トナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記トナー像形成部で形成された測定用トナー像からの反射光量を測定する測定器を有し該測定器で得られた反射光量から該測定用トナー像の濃度値を算出する測定部と、
    前記トナー像形成部で形成された測定用トナー像を保持して移動する保持体の、前記測定器に対面する測定領域を支持して回転する支持ロールとを備え、
    前記トナー像形成部が、一様濃度の測定対象を前記測定器で前記支持ロールの一周に亘って測定した場合における測定値の、該一周に亘る平均的な値に一致する点を中心点とする、前記保持体の移動方向両側の該中心点から等距離にある2つの領域に、1つの濃度値算出用の対の測定用トナー像を形成し、
    前記測定部が、前記測定器により測定された前記対の測定用トナー像からの反射光量の平均的な反射光量に相当する濃度値を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記測定器が、前記保持体の、トナー像が形成されていない素面からの反射光量を測定し、
    前記トナー像形成部が、前記素面からの反射光量から前記中心点を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記保持体が、循環移動しながらトナー像の一次転写を受けてトナー像を保持し該トナー像を用紙上に二次転写する中間転写ベルトであって、
    前記支持ロールが、前記中間転写ベルトを間に挟んで前記測定器に対面する位置に配置されて前記中間転写ベルト裏面に接するロールであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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