JP2014022974A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれる、迷光によるノイズを低減する。
【解決手段】濃度センサ40は、開口部45を有する筐体41と、開口部45を介して筐体41内から中間転写ベルト22上のトナー像に光を照射する光源42と、トナー像で反射され、開口部45から筐体41内に入射した光を結像するレンズアレイ43と、レンズアレイ43により結像された光を受光し、受光した光に応じた信号を出力するラインセンサ44とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置において、センサを用いて画像を読み取る技術が知られている。例えば、特許文献1には、CIS(Contact Image Sensor)を用いて原稿の画像を読み取る技術が記載されている。特許文献2には、トナー画像を走査して、画質の不均一性を検出する技術が記載されている。
特開2005−130118号公報 特開2010−26518号公報
本発明は、トナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれる、迷光によるノイズを低減することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像読取装置は、開口部を有する筐体と、前記開口部を介して、前記筐体内から転写媒体上のトナー像に光を照射する照射部と、前記トナー像で反射され、前記開口部から前記筐体内に入射した前記光を結像する結像部と、前記結像部により結像された光を受光し、当該受光した光に応じた信号を出力する受光部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像読取装置は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記照射部は、前記光を照射する照射面を有し、前記結像部は、前記反射された光が入射する入射面を有し、前記照射面と前記開口部との間の距離は、前記入射面と前記開口部との間の距離よりも大きいことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像読取装置は、請求項1又は2に記載の画像読取装置において、前記結像部は、前記反射された光が入射する入射面を有し、前記照射部と前記結像部との間に設けられ、前記入射面から見て前記開口部側に突出し、前記照射部から照射された前記光を遮蔽する遮光部材を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像読取装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、前記照射部は、前記光を照射する照射面を有し、前記照射部に設けられ、前記照射面から見て前記光の照射方向に沿って突出し、前記照射部から照射される前記光を反射する反射部材を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体を帯電させる帯電部と、前記帯電部により帯電させられた前記像保持体を、画像データに応じて露光し、潜像を形成する露光部と、前記露光部により形成された前記潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する現像部と、転写媒体と、前記現像部により形成された前記トナー像を前記転写媒体に転写する一次転写部と、前記転写媒体に転写された前記トナー像を記録媒体に転写する二次転写部と、前記記録媒体に転写された前記トナー像を当該記録媒体に定着させる定着部と、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置とを備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、開口部に透明部材が設けられている場合に比べて、トナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれる、迷光によるノイズを低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、照射部の照射面と開口部との間の距離が、結像部の入射面と開口部との間の距離以下である場合に比べて、トナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれる、迷光によるノイズを低減することができる。
請求項3に係る発明によれば、遮光部材が設けられていない場合に比べて、トナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれる、迷光によるノイズを低減することができる。
請求項4に係る発明によれば、反射部材が設けられていない場合に比べて、トナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれる、迷光によるノイズを低減することができる。
請求項5に係る発明によれば、開口部に透明部材が設けられている場合に比べて、トナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれる、迷光によるノイズを低減することができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図 濃度センサの部分断面図 従来技術に係る濃度センサの部分断面図 従来技術に係る濃度センサにおいて、ラインセンサから出力される信号を示すグラフ 従来技術に係る濃度センサにおいて、黒色のパッチ画像を読み取ったときの迷光の影響を示すグラフ 本実施形態に係る濃度センサにおいて、黒色のパッチ画像を読み取ったときの迷光の影響を示すグラフ 変形例に係る濃度センサの部分断面図 図7に示す濃度センサにおいて、黒色のパッチ画像を読み取ったときの迷光の影響を示すグラフ 変形例に係る別の濃度センサの部分断面図 変形例に係る別の濃度センサの部分断面図
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す図である。画像形成装置1は、画像形成部10と、制御部11と、画像処理部12とを備えている。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)とメモリとを備えており、画像形成部10を制御する。具体的には、制御部11は、予め設定された制御パラメータに従って画像形成部10に画像を形成させる。この制御パラメータは、画像形成部10が画像を形成するときに従う条件として用いられる。画像処理部12は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)とメモリとを備えており、図示せぬクライアント装置又はスキャナ装置から入力された画像データに各種の画像処理を施す。
画像形成部10は、電子写真方式により画像データに応じた画像を形成する。画像形成部10は、画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kと、中間転写ベルト22と、二次転写ローラ23と、定着器24とを備えている。画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kは、図中の矢印A方向に沿って、画像形成エンジン21K、21Y、21M、21Cの順番に配置されている。画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)のトナーを用いてトナー像を形成する。具体的には、画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kは、それぞれ、感光体ドラム31と、帯電器32と、露光装置33と、現像器34と、一次転写ローラ35とを備えている。
感光体ドラム31は、軸を中心に図中の矢印B方向に回転する円筒状の部材である。感光体ドラム31の表面には、光導電膜が形成されている。感光体ドラム31は、本発明に係る「像保持体」の一例である。感光体ドラム31の周りには、回転方向(矢印B方向)に沿って、帯電器32、露光装置33、現像器34、一次転写ローラ35が配置されている。帯電器32は、感光体ドラム31の表面を定められた電位に帯電させる。帯電器32は、本発明に係る「帯電部」の一例である。露光装置33は、帯電器32により帯電させられた感光体ドラム31の表面を、画像データに応じて露光し、静電潜像を形成する。露光装置33は、本発明に係る「露光部」の一例である。
現像器34は、感光体ドラム31の表面に形成された静電潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する。現像器34は、本発明に係る「現像部」の一例である。具体的には、現像器34には、トナーとキャリアとを含む二成分現像剤が収容されている。現像器34には、図示せぬ電源回路により現像バイアスが印加される。現像バイアスが印加されると、現像器34と感光体ドラム31との間に電位差が生じる。これにより、現像器34内に収容されたトナーが感光体ドラム31の表面に移動し、静電潜像に付着する。
一次転写ローラ35は、感光体ドラム31の表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト22の表面に転写する。一次転写ローラ35は、本発明に係る「一次転写部」の一例である。具体的には、一次転写ローラ35には、図示せぬ電源回路により転写バイアスが印加される。転写バイアスが印加されると、中間転写ベルト22を挟んで、一次転写ローラ35と感光体ドラム31との間に電位差が生じる。これにより、感光体ドラム31の表面から中間転写ベルト22の表面にトナー像が転写される。
中間転写ベルト22は、図中の矢印A方向に回転し、画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kの感光体ドラム31から転写されたトナー像を二次転写ローラ23へと搬送する。中間転写ベルト22は、本発明に係る「転写媒体」の一例である。具体的には、中間転写ベルト22は、カーボンブラックを分散したポリイミド樹脂により形成された黒色のベルト状部材である。中間転写ベルト22は、駆動ローラ22aとバックアップローラ22bにより支持されており、駆動ローラ22aにより回転駆動される。また、中間転写ベルト22には、中間転写ベルト22がその幅方向に蛇行するのを防ぐために位置調整機構22cが設けられている。
二次転写ローラ23は、中間転写ベルト22により搬送されたトナー像を用紙等の記録媒体Pに転写する。二次転写ローラ23は、本発明に係る「二次転写部」の一例である。具体的には、二次転写ローラ23には、図示せぬ電源回路により転写バイアスが印加される。転写バイアスが印加されると、二次転写ローラ23と中間転写ベルト22との間に電位差が生じる。図示せぬ給紙部から二次転写ローラ23と中間転写ベルト22との間に記録媒体Pが搬送されると、中間転写ベルト22の表面から記録媒体Pの表面にトナー像が転写される。トナー像が転写された記録媒体Pは、定着器24へと搬送される。定着器24は、加熱ローラと加圧ローラとを備えており、熱と圧力とを加えることによりトナー像を記録媒体Pに定着させる。定着器24は、本発明に係る「定着部」の一例である。トナー像が定着された記録媒体Pは、画像形成装置1から排出される。
また、画像形成装置1は、画像の濃度または濃度むらを補正するために、濃度センサ40と、濃度補正部13とを備えている。この濃度補正部13は、制御部11により実現される機能である。例えば、濃度補正部13は、CPUがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
濃度センサ40は、中間転写ベルト22上のトナー像の濃度を光学的に読み取る。濃度センサ40は、本発明に係る「画像読取装置」の一例である。濃度センサ40は、画像形成ユニットCよりも搬送方向(矢印A方向)の下流側であり、二次転写ローラ23よりも搬送方向(矢印A方向)の上流側に配置されている。
図2は、濃度センサ40の部分断面図である。濃度センサ40は、筐体41と、光源42と、レンズアレイ43と、ラインセンサ44とを備えている。筐体41は、光源42と、レンズアレイ43と、ラインセンサ44とを収容している。筐体41には、中間転写ベルト22側に開口する開口部45が設けられている。この開口部45とは、筐体41の内部と外部とを連通させる空間をいう。開口部45には、ガラス板等の透明部材は設けられていない。
光源42は、開口部45を介して中間転写ベルト22の表面に光を照射する。光源42は、本発明に係る「照射部」の一例である。光源42は、例えば発光素子と導光体とを備えている。発光素子は、導光体の端部に設けられている。この発光素子には、例えばLED(Light Emitting Diode)が用いられる。導光体は、発光素子から発せられた光を中間転写ベルト22の幅方向(主走査方向)に拡散して照射する。光源42は、光を照射する照射面42aを有する。光源42は、レンズアレイ43よりも開口部45に近い位置に設けられている。光源42から中間転写ベルト22の表面に照射する光量を増やすには、光源42と中間転写ベルト22との間の距離は小さい方が好ましい。
レンズアレイ43は、中間転写ベルト22上のトナー像で反射され、開口部45から入射した光をラインセンサ44に結像する。レンズアレイ43は、本発明に係る「結像部」の一例である。レンズアレイ43には、複数の結像レンズが中間転写ベルト22の幅方向に沿って配置されている。この結像レンズには、例えばセルフォック(登録商標)レンズが用いられる。レンズアレイ43は、中間転写ベルト22と対向し、反射された光が入射する入射面43aを有している。
ラインセンサ44は、レンズアレイ43により結像された光を受光し、受光した光に応じた信号を出力する。ラインセンサ44は、本発明に係る「受光部」の一例である。ラインセンサ44には、中間転写ベルト22の幅方向に沿って複数の受光素子が並べて配置されている。この受光素子には、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが用いられる。
濃度補正部13は、濃度センサ40を用いてトナー像の濃度を取得し、取得した濃度に応じた濃度補正処理を行う。具体的には、画像形成エンジン21Y、21M、21C、21Kは、制御部11の制御の下、予め決められた濃度を有するパッチ画像を形成し、中間転写ベルト22の表面に転写する。このパッチ画像は、中間転写ベルト22により濃度センサ40と対向する位置に搬送される。濃度センサ40は、中間転写ベルト22上のパッチ画像を読み取り、パッチ画像の濃度に応じた信号を出力する。なお、濃度センサ40は、黒色のパッチ画像を読み取る場合には、光源42から照射される光量を、例えば他の色のパッチ画像を読み取る場合の数十倍に増やす。これは、上述したように、中間転写ベルト22の表面は黒色であるため、中間転写ベルト22上の黒色のパッチ画像を読み取る場合には、地色と読み取り対象の色とのコントラストが低くなるためである。
濃度センサ40から出力された信号は、濃度補正部13に入力される。濃度補正部13は、入力された信号に応じてパッチ画像の濃度を特定する。このパッチ画像の濃度は、濃度センサ40から照射された光の量を、濃度センサ40において受光された反射光の量で除することによって得られる。濃度補正部13は、特定した濃度が目標濃度となるように制御パラメータを補正する。この制御パラメータには、例えば露光装置33の露光量、現像器34の現像バイアス値、又は一次転写ローラ35や二次転写ローラ23の転写バイアス値が含まれる。なお、具体的な制御パラメータの補正方法は、例えば特開2010−26518号公報にも記載されているように公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
図3は、従来技術に係る濃度センサ50の部分断面図である。この濃度センサ50は、本実施形態に係る濃度センサ40と同様に、筐体51と、光源52と、レンズアレイ53と、ラインセンサ54とを備えている。ただし、濃度センサ50においては、筐体51の開口部55に透明部材57が設けられている。この場合、光源52は、この透明部材57を介して中間転写ベルト22に光を照射することになる。ところで、中間転写ベルト22上のトナー像は未定着であるため、トナー像が濃度センサ50の上を通過するときに、トナーTが落下する場合がある。筐体51の開口部55に透明部材57が設けられている場合、中間転写ベルト22から落下したトナーTが透明部材57の表面に付着してしまう。透明部材57にトナーTが付着すると、光源52から照射された光が透明部材57の表面に付着したトナーTで乱反射し、この反射光が迷光としてラインセンサ54に到達する。
図4は、従来技術に係る濃度センサ50において、ラインセンサ54から出力される信号を示すグラフである。このグラフの横軸は、読み取り対象となる画像の輝度(%)を示し、グラフの縦軸は、ラインセンサ54から出力される信号のレベル(任意単位)を示す。信号61は、透明部材57にトナーTが付着していない場合において、ラインセンサ54から出力される信号である。信号62は、透明部材57にトナーTが付着している場合において、ラインセンサ54から出力される信号である。信号63は、トナーTが付着している場合において、基準板を用いてシェーディング補正を行った後、ラインセンサ54から出力される信号である。
輝度0%(黒色)の画像を読み取った場合、信号61のレベルは0になるのに対し、信号62のレベルは0にはならず、オフセットFが生じる。これは、透明部材57にトナーTが付着している場合には、上述したように迷光が発生するため、ラインセンサ54から迷光による信号(ノイズ)が出力されるためである。また、この場合、基準板を用いてシェーディング補正をしても、輝度が100%未満の画像を読み取るときに発生する迷光によるノイズは解消されないため、信号63と信号61との間に誤差Eが残る。
図5は、従来技術に係る濃度センサ50において、透明部材57にトナーTが付着している場合に、黒色のパッチ画像を読み取ったときの迷光の影響を示すグラフである。このグラフの横軸は、主走査方向における位置(mm)を示す。透明部材57において、領域R1に対応する部分にはシアンのトナーTが付着しており、領域R2に対応する部分にはトナーTが付着していない。グラフの左側の縦軸は、黒色のパッチ画像を読み取ったときに、ラインセンサ54から出力される信号と基準信号との差(任意単位)を示す。この基準信号は、例えば透明部材57にトナーTが付着していない状態において、シェーディング補正をした後に黒色のパッチ画像を読み取ったときに、ラインセンサ54から出力される信号である。この信号差が大きいほど、ラインセンサ54から出力される信号に含まれる迷光によるノイズの量が多いことを示す。グラフの右側の縦軸は、黒色のパッチ画像を読み取ったときに、ラインセンサ54により受光される光量と基準光量との差(%)を示す。この基準光量は、例えば透明部材57にトナーが付着していない状態において、黒色のパッチ画像を読み取ったときに、ラインセンサ54により受光される光量である。この光量差が大きいほど、透明部材57に付着しているトナーTの量が多いことを示す。なお、光量差は、受光量と基準光量との差分の基準光量に対する割合により求められる。
図5に示すように、領域R2では、信号差71はほとんどないが、領域R1では、信号差71が発生している。つまり、領域R2では、迷光によるノイズはほとんど発生していないが、領域R1では、迷光によるノイズが発生している。これは、透明部材57の領域R1に対応する部分にはトナーTが付着しているため、光源52から照射された光がこのトナーで乱反射し、これが迷光としてラインセンサ54に到達するためである。また、領域R1では、光量差72が大きいほど、信号差71が大きくなっている。つまり、透明部材57に付着しているトナーTの量が多いほど、迷光によるノイズの量が多くなっている。これは、透明部材57に付着したトナーTの量が多いほど、迷光の量が多くなるためである。
図6は、本実施形態に係る濃度センサ40において、濃度センサ40にトナーTが付着している場合に、黒色のパッチ画像を読み取ったときの迷光の影響を示すグラフである。この濃度センサ40にトナーTが付着している場合とは、例えば、光源42の照射面42aやレンズアレイ43の入射面43aにトナーTが付着している場合を意味する。このグラフの横軸は、主走査方向における位置(mm)を示す。濃度センサ40において、領域R1に対応する部分にはシアンのトナーTcが付着しており、領域R2に対応する部分にはトナーTが付着していない。グラフの左側の縦軸は、黒色のパッチ画像を読み取ったときに、ラインセンサ44から出力される信号と基準信号との差(任意単位)を示す。グラフの右側の縦軸は、黒色のパッチ画像を読み取ったときに、ラインセンサ44により受光される光量と基準光量との差(%)を示す。
図6に示すように、領域R1では、図5に示す信号差71に比べて、信号差81が小さくなっている。つまり、領域R1では、ラインセンサ44から出力される信号に含まれる迷光によるノイズの量が少なくなっている。これは、本実施形態に係る濃度センサ40には、開口部45に透明部材が設けられていないため、透明部材に付着したトナーTに起因する迷光が発生しないためである。
本実施形態によれば、透明部材に付着したトナーTに起因する迷光が発生しないため、濃度センサ40からトナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれるノイズが低減される。また、従来技術に係る濃度センサ50では、図3に示すように開口部55に透明部材57が設けられていたため、透明部材57上のトナーTを除去するために、透明部材57の表面を頻繁に清掃する必要があった。しかし、本実施形態に係る濃度センサ40では、図2に示すように開口部45に透明部材が設けられていないため、従来技術に係る濃度センサ50に比べて清掃の回数を減らしてもよい。さらに、本実施形態によれば、濃度センサ40からトナー像の濃度に応じて出力される信号に含まれるノイズが低減されるため、シェーディング補正の回数を減らしてもよい。
上述した実施形態は、本発明の一例であり、本発明はこの実施形態に限定されない。上述した実施形態を以下のように変形して実施してもよい。また、以下の変形例を組み合わせて実施してもよい。
(1)変形例1
濃度センサ40においては、光源42から照射された光の一部がレンズアレイ43に直接入射する場合がある。特に、レンズアレイ43の入射面43aや光源42の照射面42a上にトナーTが付着している場合には、光源42から照射された光がこのトナーTで乱反射し、レンズアレイ43に直接入射する場合がある。この場合、光源42からレンズアレイ43に直接入射した光が迷光となり、ラインセンサ44から出力される信号に誤差が生じる。そこで、光源42から照射された光が直接レンズアレイ43に入射しにくいように、濃度センサ40の構成を変更してもよい。
図7は、この変形例に係る濃度センサ40Aの部分断面図である。この濃度センサ40Aにおいては、光源42が、レンズアレイ43よりも開口部45から離れた位置に設けられている。つまり、光源42の照射面42aと開口部45との間の距離L1が、レンズアレイ43の入射面43aと開口部45との間の距離L2よりも大きくなっている。これにより、光源42から照射された光が直接レンズアレイ43の入射面43aに到達しにくくなる。
図8は、図7に示す濃度センサ40Aにおいて、濃度センサ40にトナーTが付着している場合に、黒色のパッチ画像を読み取ったときの迷光の影響を示すグラフである。図8に示すように、領域R1では、図6に示す信号差81に比べて、信号差91が小さくなっている。つまり、領域R1では、ラインセンサ44から出力される信号に含まれる迷光によるノイズの量がさらに少なくなっている。これは、図7に示す濃度センサ40Aでは、透明部材に付着したトナーTに起因する迷光が発生せず、さらに光源42から照射された光が直接レンズアレイ43に入射することに起因する迷光も発生しにくいためである。
図9は、この変形例に係る別の濃度センサ40Bの部分断面図である。この濃度センサ40Bにおいては、光源42とレンズアレイ43との間に、遮光部材46が設けられている。この遮光部材46は、例えば光を遮蔽する黒色の板状部材である。遮光部材46は、レンズアレイ43の入射面43aから見て開口部45側に突出している。これにより、光源42から照射された光はレンズアレイ43に到達する前に遮光部材46で遮られるため、光源42から照射された光が直接レンズアレイ43に入射しにくくなる。
図10は、この変形例に係る別の濃度センサ40Cの構成を示す図である。この濃度センサ40Cにおいては、光源42に反射部材47が設けられている。この反射部材47は、例えば光を反射する白色の部材で構成されている。反射部材47は、光源42において照射面42a以外の部分を覆っている。さらに、反射部材47の端部47aは、光源42の照射面42aから見て光の照射方向に沿って突出している。これにより、光源42から照射された光が反射部材47で反射されレンズアレイ43とは異なる方向へ導かれるため、光源42から照射された光が直接レンズアレイ43に入射しにくくなる。また、この場合には、光源42から照射された光が吸収されず反射されるため、光源42から照射される光量の低下が抑制される。
なお、図7、図9及び図10に示す構成は、いずれか2つの構成を組み合わせてもよいし、全ての構成を組み合わせてもよい。
(2)変形例2
濃度補正部13は、濃度補正処理において、濃度センサ40により読み取られた濃度に応じて、画像データを補正してもよい。この場合、濃度補正部13は、画像処理部12により実現されてもよい。具体的には、濃度補正部13のメモリには、補正テーブルが記憶されている。この補正テーブルには、画像データの各階調値について入力値と出力値とが対応付けて格納されている。画像処理部12に入力された画像データは、この補正テーブルに基づいて階調値が補正される。具体的には、画像データの階調値は、補正テーブルにおいてその階調値の入力値に対応付けられた出力値に変換される。濃度補正部13は、上述した実施形態と同様に、濃度センサ40を用いてトナー像の濃度を取得する。濃度補正部13は、取得した濃度が目標濃度に近づくように、補正テーブルに格納された出力値を変更する。なお、この変形例に係る濃度補正処理は、単独で行ってもよいし、実施形態に係る濃度補正処理と併せて行ってもよい。
(3)変形例3
実施形態で説明した濃度センサ40の構成は、あくまで例示であり、本発明はこれに限定されない。例えば、光源42の数は、1個であってもよい。また、光源42は、実施形態で説明した構成に代えて、中間転写ベルト22の幅方向に沿って複数の発光素子が並べて配置されていてもよい。
1…画像形成装置、10…画像形成部、11…制御部、12…画像処理部、13…濃度補正部、22…中間転写ベルト、23…二次転写ローラ、24…定着器、31…感光体ドラム、32…帯電器、33…露光装置、34…現像器、35…一次転写ローラ、40…濃度センサ、41…筐体、42…光源、43…レンズアレイ、44…ラインセンサ

Claims (5)

  1. 開口部を有する筐体と、
    前記開口部を介して、前記筐体内から転写媒体上のトナー像に光を照射する照射部と、
    前記トナー像で反射され、前記開口部から前記筐体内に入射した前記光を結像する結像部と、
    前記結像部により結像された光を受光し、当該受光した光に応じた信号を出力する受光部と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記照射部は、前記光を照射する照射面を有し、
    前記結像部は、前記反射された光が入射する入射面を有し、
    前記照射面と前記開口部との間の距離は、前記入射面と前記開口部との間の距離よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記結像部は、前記反射された光が入射する入射面を有し、
    前記照射部と前記結像部との間に設けられ、前記入射面から見て前記開口部側に突出し、前記照射部から照射された前記光を遮蔽する遮光部材を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記照射部は、前記光を照射する照射面を有し、
    前記照射部に設けられ、前記照射面から見て前記光の照射方向に沿って突出し、前記照射部から照射される前記光を反射する反射部材を備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 像保持体と、
    前記像保持体を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部により帯電させられた前記像保持体を、画像データに応じて露光し、潜像を形成する露光部と、
    前記露光部により形成された前記潜像をトナーで現像し、トナー像を形成する現像部と、
    転写媒体と、
    前記現像部により形成された前記トナー像を前記転写媒体に転写する一次転写部と、
    前記転写媒体に転写された前記トナー像を記録媒体に転写する二次転写部と、
    前記記録媒体に転写された前記トナー像を当該記録媒体に定着させる定着部と、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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