JP6129042B2 - 普通型コンバイン - Google Patents
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Description
機体前部の刈取部から供給される作物を全稈投入して脱穀処理する脱穀装置が備えられ、
前記脱穀装置が、回転する扱胴とその外周部に沿って設けられ且つ移送方向終端位置が前記扱胴の移送方向終端位置よりも移送方向上手側に位置する受網とにより、作物を機体後部側へ移送しながら扱き処理する扱室と、前記扱室の下方に前記受網から漏下した脱穀処理物を受け止めて揺動移送しながら穀粒と他の処理物とに分離する揺動選別装置と、前記揺動選別装置に向けて選別風を供給する唐箕と、前記受網の後端部と前記揺動選別装置の後端部との間における外部排出経路を開閉自在なシャッター部材と、前記扱室における前記受網の移送方向終端位置と前記扱胴の移送方向終端位置との間の領域から外部に排出される扱き処理後の排出物の量を検出する処理物量検出手段と、前記扱き処理後の排出物の量が大であれば、前記シャッター部材が開状態となり、前記扱き処理後の排出物の量が小であれば、前記シャッター部材が閉状態となるように、前記処理物量検出手段と前記シャッター部材とを連動連係するリンク機構とを備えている点にある。
本構成によれば、処理物量検出手段が、受網の後端部に設けられることにより、扱室から外部に排出される扱き処理後の排出物の量を精度よく検出することができる。
本構成によれば、処理物量検出手段とシャッター部材とがリンク機構を介して機械的に連動連係されており、脱穀処理物の量が大であればシャッター部材が開状態となり、脱穀処理物の量が小であれば、シャッター部材が閉状態となるように連動する。処理物量検出手段とシャッター部材とを機械的に連動連係するという比較的簡単な構造で、シャッター部材の開度を変更調整することができる。
本構成によれば、揺動選別装置の後端部上方箇所では、揺動選別装置による選別処理が終了しており、この箇所を通過する処理物に穀粒が混在していると、そのまま機体外方に排出される。そこで、この箇所にシャッター部材を設けることで、揺動選別装置による選別処理を阻害することなく、機体外方に穀粒が排出されることを阻止することができる。
本構成によれば、シャッター部材は、横向き軸芯周りで上下揺動することによって、開度が変更される。揺動によって開度を調整するので、開度変更操作を円滑に行うことができる。しかも、処理物量検出手段を横向き軸芯周りで上下揺動する構成とし、処理物量検出手段とシャッター部材とを連動連係する構成であれば、連係構造を簡素なものにできる利点がある。
本構成によれば、脱穀処理物が少なくなると、付勢手段の付勢力によりシャッター部材は閉じ状態になるので、穀粒が外方に排出されることを阻止し易いものとなる。
本構成によれば、リンク機構が横幅方向一端側にのみ備えられるので、横幅方向両側に夫々備えるものに比べて構造を簡素なものにすることができる。
本構成によれば、脱穀装置の横幅方向略全幅にわたってシャッター部材による遮蔽作用を発揮できるので、穀粒が外方に排出されることを阻止し易いものとなる。
本構成によれば、受網を支持するために備えられている支持枠を利用して、シャッター部材を支持するので、シャッター部材を支持するための特別な支持部材が不要であり、支持構造を簡素なものにできる。
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、左右一対の操向不能な前走行装置としてのゴムタイヤ式の前車輪1と、左右一対の操向操作可能な後走行装置としてのゴムタイヤ式の後車輪2とを備えた走行機体3の前部に、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部4が刈取昇降シリンダ5により横向き支点P1周りで駆動昇降自在に支持されている。そして、走行機体3には、前部側に位置してキャビン6にて覆われた運転者が搭乗する運転部7、刈取搬送部4にて刈り取られた作物の脱穀処理を行う脱穀装置8、その脱穀装置8にて脱穀処理されて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク9、駆動用のエンジン10、エンジン10に供給するための燃料を貯留する燃料タンク11等が備えられている。脱穀装置8の後方側下部には、脱穀装置8において脱穀処理が終了した後の茎稈(排ワラ)を細かく細断して機体外部に排出する排ワラ処理装置12が備えられている。
又、脱穀装置8の機体左横側外方箇所の下部側は、左下外装カバーを兼用する燃料タンク11により覆われている。
脱穀装置8における左側の側壁8Aにおいて、扱室29の左側箇所を覆う上側部分が着脱可能な左側板31にて構成されている。この扱室29の左側板31が、外装カバー側の側板に対応する。
図4及び図7に示すように、左側板31は、機体前後方向すなわち、扱胴27の回転軸芯方向に沿って2つに分割される構成となっている。2つの分割側板31Aは、夫々、下部に、脱穀フレーム32に設けられた被係止部33に係脱自在に係止する係止部34が備えられ、且つ、係止部34を被係止部33に係止させた状態で、上部が、脱穀フレーム32の被連結箇所に対して取外し可能に締結固定される構成となっている。
底板46は、左側板31に向かうほど下方側に位置する傾斜姿勢に構成されている。この底板46は、ガイド板45の下端部から一連に連なる状態で一体形成されており、底板46の下端部は左側板31に連結固定されている。
扱胴27について説明する。
図3及び図8(a)に示すように、扱胴27は、脱穀フレーム32に支持される前部側枠体48と後部側枠体49とわたって機体前後向き軸芯X2周りに回転自在に支持される扱胴軸50を備え、その扱胴軸50を中心に一体回転するように構成され、且つ、前端部を形成する掻込部51と、後部側を形成する扱き処理部52とを備えている。
次に、受網38について説明する。
図3及び図4に示すように、受網38は、機体前後方向すなわち扱胴27の回転軸芯方向に沿って略均等に3分割された3つの分割受網38Aにて構成され、さらに、3つの分割受網38Aの夫々が、機体左右方向、すなわち、扱胴27の周方向に沿って、扱室29の左側板31から遠い奥側の分割受網38A1と近い側の分割受網38A2とに分割される構成となっている。すなわち、受網38は合計6個に分割される構成となっており、夫々の分割受網38Aを扱室29の左側板31に形成される開口K1を通して機体外方に取り外すことができるように構成されている。
次に、天板26の内面側の構成について説明する。
図5及び図11に示すように、天板26の内面側における機体前端側には、扱胴27の回転に伴って扱胴27の回転方向に流動する処理物を機体後方側に案内する固定案内板65が位置固定状態で取り付けられている。そして、図11及び図12に示すように、固定案内板65よりも機体後方側箇所に、扱胴27の回転に伴って扱胴27の回転方向に流動する処理物を機体後方側に案内する複数の送塵弁66が、機体前後方向に沿って間隔をあけて並ぶ状態で且つ上下軸芯周りで回動自在に天板26に支持される状態で備えられている。
回動支持部76以外の締結箇所は、単に、ボルトにより共締め固定する構成であるから説明は省略する。
次に、選別処理部30について説明する。
図3に示すように、選別処理部30は、扱室29から漏下した処理物を受け止めて揺動運動によって篩い選別を行う揺動選別装置80、選別風を生成する唐箕81、穀粒(一番物)を回収する一番物回収部82、枝付き穀粒等の二番物を回収する二番物回収部83等を備えている。
揺動選別装置80は、後部下方側に備えたクランク式の揺動駆動部89の作動で前後揺動する平面視で矩形枠状のシーブケース90を備え、そのシーブケース90内に、扱室29における処理物移送方向上手側から漏下した処理物を後方に移送するグレンパン91、そのグレンパン91にて移送される処理物及び扱室29における処理物移送方向下手側から漏下した処理物についての粗選別を行うチャフシーブ92、チャフシーブ92から漏下した処理物について精選別を行って穀粒(一番物)を下方の一番物回収部82に漏下させるグレンシーブ93、扱室29やチャフシーブ92から供給される排ワラ屑を後方に向けて揺動移送しながら穀粒を落下させる複数のストローラック94等を備えている。
揺動駆動部89は、横向き軸芯P2周りで回転する回転軸95と、回転軸95に対して偏芯する横向き軸芯を有し且つ回転軸95の軸芯周りで回動する偏芯揺動軸96と、一端が揺動選別装置80に連結されるとともに、他端が偏芯揺動軸96に対して相対回動自在に枢支連結されて、揺動選別装置80と偏芯揺動軸96とを連結する連結部97とを備えている。
図13及び図14に示すように、シーブケース90の前部側における左右両側箇所に、横軸芯周りで回動自在に支持される状態で転動ローラ103が備えられ、脱穀装置8の左右両側の側壁8Aには、転動ローラ103の浮き上がり並びに左右方向への位置ズレを防止しながら前後移動を許容する左右一対の移動案内部104が備えられている。
すなわち、図13及び図14に示すように、揺動選別装置80を抜き差し自在にスライド案内する左右一対のガイドレール106が、脱穀装置8の左右両側の側壁8Aの内面に機体前後方向に沿って延びる状態で備えられている。図14(c)に示すように、このガイドレール106は、脱穀装置8の側壁8Aに溶接固定される縦面部106aと、その縦面部106aの下端から機体横幅方向内側に向けて延びる水平面部106bとを備えて、機体前後方向視で略L字状に形成されている。揺動選別装置80は、ガイドレール106の水平面部に載置される状態でスライド移動自在に案内支持される。
すなわち、左右一対の移動案内部104の左右外端位置同士の間隔は、左右両側の転動ローラ103の左右外端位置同士の間隔と略同じであって、左右一対のガイドレールの左右外端位置同士の間隔よりも狭い状態となる。
グレンシーブ93について説明する。
図16に示すように、グレンシーブ93は、穀粒を漏下させるための漏下孔が多数形成された矩形状のクリンプ網108と、そのクリンプ網108の周囲を保持する保持枠体109と、保持枠体109の左側端部に一体的に連結され且つシーブケース90に連結するための取付板110とを備えている。取付板110は、3箇所をボルト締結することにより、シーブケース90の左側の側面部90aに着脱自在に連結されている。
すなわち、図18に示すように、前後方向視でチャンネル形に形成された連結ブラケット121が、シーブケース90に対して左右両側部をボルトで締結固定され、この連結ブラケット121に複数箇所をボルトで締め付ける状態で、流し板120が連結されている。
次に、第1穀粒搬送装置85について説明する。
図21に示すように、一番スクリュー84が、脱穀装置8の右側の側壁8Aに形成された開口を通して横側外方に延長突出する状態で設けられ、その一番スクリュー84の回転軸125を、第1穀粒搬送装置85における搬送方向一端側に位置する駆動軸と兼用する構成となっている。
従動軸126を回動自在に支持する軸受部としてのベアリング134が、支持ロッド132に一体的に連結されるとともに、無端回動チェーン127の張設方向に沿ってスライド移動自在に搬送ケース129に支持され、張力付与機構133は、支持ロッド132を介して軸受部134(ベアリング)をスライド移動させることにより、無端回動チェーン127に張力を付与する。
又、コイルバネ139の外周側には筒状体142が備えられ、この筒状体142によりブラケット138とバネ受け具140との間の間隔を常に一定に維持して、コイルバネ139の付勢力を適正値に設定することができる。このようにして張力付与機構133が構成されている。
図19に示すように、第2穀粒搬送装置86は、脱穀装置8と運転部との間の隙間を通して第1穀粒搬送装置85の搬送終端部から左方向上方に向けて延びる斜め姿勢で設けられている。この第2穀粒搬送装置86は、穀粒を左側斜め上方に向けて搬送するスクリューコンベア式の搬送部169と、その搬送部169の搬送終端部に位置して穀粒を穀粒タンク9内に排出供給する排出部170とを備えている。
次に、二番物還元装置88について説明する。
図27及び図28に示すように、二番物還元装置88は、二番物を二番スクリュー87に対応する位置から前部上方側の排出位置まで搬送するスクリューコンベア式の搬送部176と、二番スクリュー87により搬送された二番物を搬送部176に受け渡す供給部177と、搬送部176の搬送終端部に位置して二番物を脱穀装置8の揺動選別装置80上に排出供給する排出部178と、二番スクリュー87の動力を搬送部176に伝達する二番物搬送用の伝動機構179とを備えている。伝動系については、後述するが、図28に示すように、エンジン10からの動力は、二番スクリュー87の回転軸180における左側端部に備えられた入力プーリ181を介して伝達される。
供給部177は、脱穀装置8の左側の側壁8Aに形成された開口を通して横側外方に延長突出する二番スクリュー87の回転軸180に取り付けられた回転羽根184と、この回転羽根184の外周部を覆うとともに、二番物を搬送部176に供給する供給用ケース185とが備えられている。
図27及び図28に示すように、二番スクリュー87の回転軸180における回転羽根184の装着位置よりも外方側が第1ケース部分185Aから外方に突出し、その外方突出部に一体回転自在に駆動スプロケット193が備えられている。又、第2ケース部分185Bにおける底面の下方側に、横向き伝動軸195と搬送スクリュー183とを連動連結するベベルギア機構を収納したギアケース196が備えられ、横向き伝動軸195がギアケース196から横側外方に突出する状態で備えられている。
横側壁203は、4箇所を蝶ボルト204で第1ケース部分185Aの側部に形成された開口205の周縁部に取外し自在に固定されている。
二番スクリュー87を抜き外す場合には、先ず、二番スクリュー87の回転軸180における左側端部において、固定用のボルトを緩めて入力プーリ181を取り外す。そして、チェーンケース199における駆動側の軸支部において第1ケース部分185Aとの連結を解除する。つまり、4箇所の蝶ボルト204を取り外して、チェーンケース199の駆動側の軸支部が固定されている横側壁203を第1ケース部分185Aの周縁部から取り外す。そうすると、チェーンケース199における従動側の軸支部は横向き伝動軸194から抜き外すことができ、チェーンケース199と二番スクリュー87の回転軸180とを一体的に脱穀装置8の右側外方に抜き外すことができる。
次に、唐箕81について説明する。
図30(a)に示すように、唐箕81は、脱穀装置8の左右両側の側壁8Aにわたってそれらを貫通する状態で回転軸210が設けられ、その回転軸210の外周部に一体回転する状態で複数の回転羽根211が備えられている。つまり、回転軸210に相対回転自在に外嵌された筒部材212がネジ213により一体回転すべく固定され、その筒部材212に一体的に備えられた略円板状の回転体214に連結用板体215を介して複数の回転羽根211が夫々ボルト連結されている。従って、回転羽根211が破損したときは、破損した回転羽根211だけを取り外して交換することができ、回転軸210が破損したときは、筒部材212を取り外して回転軸210だけを交換することもできる。
図31及び図32に示すように、各開度調整板217は、吸気用開口216に対向する状態で設けられ、且つ、側壁8Aのうち吸気用開口216に対して上側箇所と下側箇所とに亘るように設けられている。具体的には、吸気用開口216における機体前部側の領域を覆うように、側壁8Aにおける吸気用開口216の上側に位置する上側箇所218と、側壁8Aにおける吸気用開口216の下側に位置する下側箇所219とにわたるように上下に長尺に設けられている。
図3及び図33に示すように、揺動選別装置80の機体後部側上方における外部排出経路としての排塵口105を開閉自在なシャッター部材237が備えられている。又、受網38から漏下する脱穀処理物の量を検出する処理物量検出手段としての処理物量検出体238が備えられている。シャッター部材237は、処理物量検出体にて検出される脱穀処理物の量に応じて開度が変更調整される。具体的には、脱穀処理物の量が多いほど排塵口105を開放させる。
図33に示すように、脱穀装置8の横幅方向に沿って適宜間隔をあけて分散配備される状態で、受網38の後部側の支持枠62Aに対して支持台62A1を介して、複数の枢支部材240が、ボルトの締結により取付固定されている。この枢支部材240は、板材の上下両側を円弧状に屈曲して枢支ボス部241が形成されている。
脱穀装置8の左側の側壁8Aの外方側に、横軸芯P6周りで揺動自在に略L字形の揺動部材245が備えられている。又、処理物量検出体238の揺動途中部に一体的に固定された筒部材246に第1連動操作体247が差し込み支持されている。この第1連動操作体247は、横方向に延び、揺動部材245の一端側の揺動端部に連動連係されている。
次に、脱穀装置8に対する伝動構造について説明する。
図34に示すように、エンジン10の動力が、機体走行用の伝動機構253に対する走行用入力軸254に伝達されたのち、その走行用入力軸254からカウンター軸に兼用構成されている唐箕81の回転軸210の右側端部に備えられた入力プーリ231に伝達される。
図35に示すように、唐箕81の回転軸210よりも少し前部側寄りで且つ上方側の箇所に、側壁8Aから片持ち状に外方に突出する状態で中継軸256が固定状態で備えられている。この中継軸256は、基端側に側面視矩形状のフランジ部260が形成され、そのフランジ部260の四隅を脱穀装置8の側壁8Aにボルト締結により固定されている。
フランジ部260から外方に向かうほど小径となる略円筒状の軸部261が一体形成され、この軸部261に従動回転体257が回転自在に支持されている。
図35に示すように、従動回転体257は、入力プーリ263と、動力を分配供給するための複数の出力プーリ264,265,266とを一連に連なる状態で備えた多連式に構成され、且つ、入力プーリ263に対して回転軸芯方向両側に振り分けた状態で複数の出力プーリ264,265,266が備えられている。
(1)上記実施形態においては、処理物量検出手段238とシャッター部材237とを連動連係するリンク機構244が脱穀装置8の横幅方向一端側箇所に備えられるものを示したが、リンク機構244が脱穀装置8の横幅方向両側部に設けられる構成としてもよい。
この構成において、処理物量検出手段238と風向板とをワイヤで連動連結して、コイルバネ250の付勢力を利用して、処理量が多いときは、選別風を逃がさないように風向板を調整し、処理量が少ないときは、選別風を多く逃がすように風向板を調整すべく、連動させる構成にするとよい。
13 刈取部
27 扱胴
29 扱室
38 受網
62A 支持枠
80 揺動選別装置
81 唐箕
105 外部排出経路
237 シャッター部材
238 処理物量検出手段
244 リンク機構
250 付勢機構
P4,P5 横向き軸芯
Claims (5)
- 機体前部の刈取部から供給される作物を全稈投入して脱穀処理する脱穀装置が備えられ、
前記脱穀装置が、
回転する扱胴とその外周部に沿って設けられ且つ移送方向終端位置が前記扱胴の移送方向終端位置よりも移送方向上手側に位置する受網とにより、作物を機体後部側へ移送しながら扱き処理する扱室と、
前記扱室の下方に前記受網から漏下した脱穀処理物を受け止めて揺動移送しながら穀粒と他の処理物とに分離する揺動選別装置と、
前記揺動選別装置に向けて選別風を供給する唐箕と、
前記受網の後端部と前記揺動選別装置の後端部との間における外部排出経路を開閉自在なシャッター部材と、
前記扱室における前記受網の移送方向終端位置と前記扱胴の移送方向終端位置との間の領域から外部に排出される扱き処理後の排出物の量を検出する処理物量検出手段と、
前記扱き処理後の排出物の量が大であれば、前記シャッター部材が開状態となり、前記扱き処理後の排出物の量が小であれば、前記シャッター部材が閉状態となるように、前記処理物量検出手段と前記シャッター部材とを連動連係するリンク機構とを備えている普通型コンバイン。 - 前記処理物量検出手段が、横向き軸芯周りで上下揺動自在に支持され、
前記シャッター部材が、横向き軸芯周りで上下揺動自在に支持され、
前記シャッター部材を閉じ状態に向けて付勢するとともに、前記処理物量検出手段を上方側の基準姿勢に向けて上昇付勢する付勢機構が備えられ、
前記処理物量検出手段が、前記扱き処理後の排出物の重量によって前記付勢機構の上方付勢力に抗して下方揺動変位することにより、前記シャッター部材が上方揺動して開放される請求項1に記載の普通型コンバイン。 - 前記処理物量検出手段が、前記脱穀装置の横幅方向略全幅にわたって設けられ、
前記シャッター部材が、前記脱穀装置の横幅方向略全幅にわたって設けられ、
前記リンク機構が、前記脱穀装置の横幅方向一端側箇所に備えられている請求項1又は2に記載の普通型コンバイン。 - 前記シャッター部材及び前記処理物量検出手段が、前記受網の支持枠に支持されている請求項1から3のいずれか1項に記載の普通型コンバイン。
- 前記処理物量検出手段の検出結果に基づいて、前記唐箕の風量を変更調整自在な風量調整手段が備えられている請求項1から4のいずれか1項に記載の普通型コンバイン。
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