JP6126366B2 - 建物用の収納棚 - Google Patents

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Description

本発明は、建物用の収納棚に関するものである。
住宅等の建物において、洗濯機等の水使用機器が洗面室等の居住空間に設置されている場合、その水使用機器は、給水ホースを介して給水栓等の給水設備に接続されているとともに、排水ホースを介して排水トラップ等の排水設備に接続されている。例えば、給水栓が壁部に取り付けられている場合、給水ホースに水を供給する配管が壁内に敷設されると、その分だけ壁厚み寸法が大きくなって居住空間が狭くなることが懸念される。また、排水トラップが床部に設置されている場合、排水トラップを避けて水使用機器を設置することで、排水トラップの上方空間がデッドスペースになることが懸念される。
そこで、水使用機器の隣にキャビネット(収納棚)付きの洗面化粧台を設置し、キャビネットの内部に給水設備や排水設備を設置するという技術が提案されている(例えば特許文献1)。この技術では、キャビネットにおいて引き出しの下方スペースに給水ホースや排水ホースが引き込まれ、その下方スペースにおいて給水ホースが給水設備に接続されているとともに排水ホースが排水設備に接続されている。
特開平9−271451号公報
しかしながら、引き出しの下方スペースに給水ホース及び排水ホースをまとめて引き込まれている収納棚では、上下方向に引き出しを目一杯に配置することができず、その上下方向において引き出しを収容するスペースむように制限されてしまう。また、引き出しの収納容量を確保するためには、引き出しを前後方向に目一杯に長くする必要が生じてしまう。この場合、配置や形状について制約を受けた引き出しについては、その最奥部分に対して物品を出し入れする作業が行いにくくなるなど使い勝手が悪くなることが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、収納棚の使い勝手が悪くならないように、その収納棚に給水設備や排水設備を好適に収容することを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明の建物用の収納棚は、棚本体と該棚本体から引き出される引き出しとを有し、水使用機器に横並びとなる位置で床上に設置される建物用の収納棚であって、前記棚本体は、前記引き出しが収納されている引き出しスペースと、前記水使用機器に水を供給するための給水設備を収容可能な給水設備スペースと、前記水使用機器から排出された水を流すための排水設備を収容可能な排水設備スペースと、を有しており、前記給水設備は、前記水使用機器から延びている給水ホースを接続するための給水接続部を有しており、該給水接続部を取り付けるための取付部が、前記棚本体の天板に設けられており、前記排水設備は、前記水使用機器から延びている排水ホースを接続するための排水接続部を有しており、前記収納棚は、前記排水接続部を前記排水設備スペースに収容した状態で設置されるものであり、前記給水設備スペースは、前記引き出しスペースよりも奥側に設けられ、前記取付部から下方に向けて延びており、前記排水設備スペースは、前記引き出しスペースの下方に設けられていることを特徴とする。
第1の発明によれば、棚本体から引き出しを引き出して取り外すことで、給水設備スペース及び排水設備スペースを収納棚の前方から視認することができ、その状態でそれらスペースにアクセスすることができる。したがって、収納棚の内部に収容された給水設備や排水設備に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
しかも、収納棚においては、引き出しの奥側スペースが給水設備スペースとされているため、引き出しが収納棚の前後方向に目一杯には長くなっておらず、引き出しの最奥部分であっても物品を出し入れすることが容易になっている。換言すれば、引き出しの奥側に給水設備を収容しても問題がない。さらに、収納棚の下部においては、引き出しを配置しても使い勝手が悪くなってしまうほど低い位置に排水設備スペースが配置され、その排水設備スペースの上方に引き出しが配置されているため、上下方向について収納棚の内部空間を有効利用できる。
以上により、収納棚の使い勝手が悪くならないように、その収納棚に給水設備や排水設備を好適に収容することができる。
第2の発明では、第1の発明において、前記引き出しは、前記水使用機器との並び方向とは交差する方向に引き出されるものであり、前記排水設備スペースは、前記引き出しの引き出し方向に沿って延びており、前記給水設備スペースは、前記取付部から下方に向けて前記棚本体の下端まで延びている。
第2の発明によれば、水使用機器の隣に形成された幅の狭い狭小空間に設置される収納棚であっても、排水設備スペース及び給水設備スペースを極力大きく確保することができる。しかも、給水設備スペースが棚本体の下端に達しているため、給水設備及び排水設備の両方を床部などの下方から立ち上げることができる。この場合、給水設備及び排水設備のうち給水設備だけを壁内に設置するという必要がないため、給水設備及び排水設備を設置する際の作業負担を低減できる。さらに、排水設備スペースが前後方向に延びているため、排水設備に対する排水ホースの接続部分を収納棚における手前側に配置できる。したがって、その接続部分に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
第3の発明では、第2の発明において、前記給水設備スペースは、前記引き出しスペース及び前記排水設備スペースよりも奥側に配置されている。
第3の発明によれば、給水設備スペースが排水設備スペースの奥側に配置されているため、給水設備スペースと排水設備スペースとが幅方向に並べられた収納棚に比べて、収納棚の幅寸法を小さくすることができる。また、排水設備スペースが収納棚の手前側に配置されているため、排水設備スペースに排水ホースを挿し入れる作業や、その排水設備スペースにて排水設備に排水ホースを接続する作業を容易化できる。
第4の発明では、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記棚本体は、前記天板を下方から支持し、前記引き出しスペースを挟んで対向する一対の側面板と、当該棚本体の内部空間を背面側に向けて開放した背面開放部と、を有している。
第4の発明によれば、排水ホースを収納棚の後方から背面開放部を通じて排水設備スペースに挿し入れることができるため、排水ホースを挿し入れるための孔を側面板に形成する必要がない。この場合、排水ホースが収納棚の背面側を迂回することで目立ちにくくなるため、収納棚周辺の外観が排水ホースにより損なわれるということを抑制できる。
第5の発明では、第4の発明において、前記棚本体は、前記棚本体の背面側に配置され且つ前記一対の側面板を連結する横桟を有しており、前記背面開放部は、前記排水設備スペースの奥側において前記棚本体の下端から上方に向けて延びており、前記横桟は、前記排水設備スペースよりも高い位置に配置されている。
第5の発明によれば、排水ホースの先端を床面に沿わせるようにして、収納棚の後方から背面開放部を通じて排水設備スペースに挿し入れる際に、排水ホースが収納棚の背面側の横桟に引っ掛かるということを回避できる。したがって、排水設備スペースにおいて排水ホースを排水設備に接続する作業を容易化できる。
第6の発明では、第5の発明において、前記棚本体の後方又は側方から当該棚本体の内部に挿し入れられた前記排水ホースを、前記排水接続部に接続可能な位置に向けて案内する案内板を備え、前記案内板は、前記給水設備スペースにおいて前記側面板に対向し且つ当該棚本体の奥行き方向に延びた状態で、前記横桟に対して固定されている。
第6の発明によれば、排水ホースを案内板に押し当てながら挿し入れていくという容易な作業を行うことで、排水ホースの先端が排水設備の排水接続部に向けて案内されるため、排水ホースを排水接続部に接続する作業を容易化できる。しかも、案内板は横桟に固定されているため、案内板を支持するための専用部材を設ける必要がなく、コスト負担を低減できる。
第7の発明では、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記建物内において洗面室には、対向する一対の壁部の間に洗面台設備と前記水使用機器としての洗濯機とが横並びに設置されており、前記一対の壁部のうち前記洗濯機側の壁部と該洗濯機との間の隙間に設置されている収納棚であって、前記給水設備スペースは、上下方向に長いスペースとして設けられ、前記排水設備スペースは、棚前後方向に長いスペースとして設けられている。
第7の発明によれば、収納棚においては、正面視で左右方向の幅はさほどなくても、棚内において引き出しの奥側スペースを給水設備スペースとし、及び引き出しの下方スペースを排水設備スペースとすることで、洗濯機と壁部との間の隙間という壁際の狭小スペースを上手く利用することができる。
第8の発明では、第1乃至第7のいずれかの発明において、前記棚本体は、前記天板を下方から支持し、前記引き出しスペースを挟んで対向する一対の側面板を有しており、前記一対の側面板のうち前記水使用機器側の側面板には、前記排水ホースを挿し入れるための挿し入れ孔が、前記棚本体の奥行き方向において前記給水設備スペースと重なる位置に設けられている。
第8の発明によれば、挿し入れ孔が側面板に形成されているため、排水ホースを収納棚の側方から容易に挿し入れることができる。しかも、引き込み孔は引き出しスペースよりも奥側に配置されているため、収納棚の正面側からは排水ホースの挿し入れ部分が目立ちにくくなり、収納棚周辺の外観が損なわれることを抑制できる。
第9の発明では、第1乃至第8のいずれかの発明において、前記棚本体は、前記引き出しの下方に配置された蹴込み板を有しており、前記蹴込み板は、前記排水設備スペースを前記棚本体の前面側から覆う閉状態と、前記排水設備スペースを前記棚本体の前方に向けて開放する開状態とに移行可能である。
第9の発明によれば、蹴込み板の奥側を排水設備スペースとして利用することができる。しかも、作業者は、蹴込み板を開状態とすることで、収納棚の前面側から排水設備スペースに手などを差し込んで排水ホースの接続作業を行うことができる。また、この場合、引き出しを取り外さなくても排水設備スペースでの作業が可能となる。
洗面室における洗濯機及び収納棚の配置を示す図 収納棚の構成を示す図 排水トラップへの排水ホースの接続手順を示す図 別の収納棚の斜視図
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は洗面室11における洗濯機13及び収納棚14の配置を示す図、図2は収納棚14の構成を示す図である。なお、図1においては、(a)に洗面室11の一部の平面図を示し、(b)に洗濯機13及び収納棚14の正面図を示す。また、図2においては、給水ホース34及び排水ホース35の図示を省略しており、(a)に図1(a)のA−A線断面図を示し、(b)に図1(a)のB−B線断面図を示す。さらに、図2(b)の天板24については、取付部45の断面図を示している。
図1(a)に示すように、建物10は居住空間としての洗面室11を有しており、その洗面室11には、洗面台12、洗濯機13及び収納棚14が設置されている。洗面室11は、間仕切壁や外壁等の壁体16により屋外空間や他の居住空間に対して仕切られており、壁体16は、互いに対向する一対の対向壁部17と、それら対向壁部17を連結する連結壁部18とを有している。洗面台12、洗濯機13及び収納棚14は、一対の対向壁部17の間において連結壁部18に沿って横並びに配置されている。この場合、収納棚14の幅寸法は、その収納棚14を挟んで隣り合う洗濯機13と対向壁部17との離間距離よりも若干小さくされており、それら洗濯機13と対向壁部17との間の空間部を収納棚14の設置スペースとして有効利用している。
なお、洗濯機13は、水を使用する電気機器であり、水使用機器に相当する。また、洗濯機13及び収納棚14が設置されている居住空間は、洗面室11ではなく脱衣室や洗濯室などとされていてもよい。また、洗面台12は洗面台設備に相当する。
図1(b)に示すように、洗濯機13及び収納棚14は、洗面室11の床部19の上に設置されている。収納棚14は、略直方体形状の棚本体21と、棚本体21から引き出される引き出し22とを有しており、建物10に設置される建物用の収納棚とされている。引き出し22は、略直方体形状の箱体とされており、一対の側面板25の間において上下に複数並べて設けられている。引き出し22は、洗濯機13と収納棚14との並び方向に対して交差する方向に引き出すことが可能になっている。
収納棚14は、天板24と一対の側面板25とを有しており、天板24は一対の側面板25により支持されている。一対の側面板25は、所定間隔で互いに対向しており、天板24はそれら側面板25の上に設置されている。一対の側面板25は横桟26(図2参照)により連結されている。横桟26は、一対の側面板25の間に配置されており、それら側面板25に架け渡された状態になっている。横桟26は、棚本体21の前面側及び背面側のそれぞれにおいて、上下方向に複数並べられている。
棚本体21は、背面板及び底板を有しておらず、棚本体21の内部空間は背面側及び下側に向けて開放されており、その開放部分を背面開放部27としている。背面開放部27は、棚本体21の背面側に配置された複数の横桟26により上下方向に仕切られた状態になっている。
棚本体21は、引き出し22の下方に配置された蹴込み板28を有している。蹴込み板28は、一対の側面板25の間に配置されており、その板面により引き出し22の下方において棚本体21の前面を形成している。ここで、各引き出し22は棚本体21から引き出して手前側に取り外すことが可能になっており、各引き出し22が取り外された場合、棚本体21の内部空間が天板24と蹴込み板28との間において手前側に向けて開放された状態になる。
建物10には、洗濯機13に水を供給するための給水設備31と、洗濯機13から排出された水を下水設備等に流す排水設備32とが設けられている。洗濯機13は、給水ホース34を介して給水設備31に接続されているとともに、排水ホース35を介して排水設備32に接続されている。給水ホース34及び排水ホース35は、合成樹脂材料などにより形成されており、可撓性を有する可撓管とされている。
給水設備31は、洗濯機13への給水の実行及び停止を切り替える給水栓37と、給水栓37に水を供給する給水設備配管38とを有している。給水栓37は、給水ホース34を介して洗濯機13の給水口に接続されており、給水栓37から流れ出た水は、給水ホース34を介して給水口から洗濯機13の内部に供給される。給水栓37は、蛇口等の給水接続部37aを有しており、その給水接続部37aに給水ホース34が接続されている。また、給水栓37は、給水接続部37aとは異なる水栓接続部37bを有しており、その水栓接続部37bに給水設備配管38が接続されている。給水設備配管38は、床部19から上方に向けて立ち上げられている。
排水設備32は、洗濯機13から排出された水が流れ込む排水トラップ41と、排水トラップ41からの排水を下水設備に案内する排水設備配管42とを有している。排水トラップ41は、床埋め込みタイプの封水トラップであり、排水の一部を封水として溜めている。排水トラップ41は、床上に露出した排水接続部41aを有しており、その排水接続部41aに排水ホース35が接続されている。また、排水トラップ41は、排水接続部41aとは異なるトラップ接続部41bを有しており、そのトラップ接続部41bに排水設備配管42が接続されている。
本実施形態では、収納棚14の天板24に給水栓37が取り付けられ、床部19における収納棚14の載置部分に排水トラップ41が配置されており、収納棚14の内部に給水設備配管38と排水トラップ41の排水接続部41aとが収納されている。収納棚14の天板24には、給水栓37を取り付けるための取付部45が設けられている。取付部45は、天板24を貫通する貫通孔45aを有しており、給水栓37は、水栓接続部37bが貫通孔45aを通じて棚本体21の内部に入り込んだ状態で天板24の上に設置され、棚本体21の内部において水栓接続部37bに給水設備配管38が接続されている。
図2(b)に示すように、収納棚14は、各引き出し22を収納している引き出しスペース51と、給水設備31として給水設備配管38を収容している給水設備スペース52と、排水設備32として排水トラップ41の排水接続部41aを収容している排水設備スペース53とを有している。引き出しスペース51、給水設備スペース52及び排水設備スペース53は、棚本体21の内部空間が分割されて定められた各空間部であり、一対の側面板25の間に配置されている。
引き出しスペース51は、棚本体21の前面に沿って天板24の下面から下方に向けて延びているとともに、天板24に沿って棚本体21の前面から奥側に向けて延びている。排水設備スペース53は、引き出しスペース51の下方に配置されており、蹴込み板28に沿って棚本体21の下端から上方に向けて延びている。この場合、引き出しスペース51と排水設備スペース53とは上下に並べて配置されている。また、上述したように、棚本体21は底板を有していないため、排水設備スペース53は床面から上方に向けて延びていることになる。
給水設備スペース52は、引き出しスペース51及び排水設備スペース53の背面側に配置されており、棚本体21の背面に沿って天板24の下面から下方に向けて延びているとともに、天板24に沿って棚本体21の背面から手前側に向けて延びている。給水設備スペース52は、取付部45から棚本体21の下端(床面)まで達している。この場合、給水設備スペース52と引き出しスペース51及び排水設備スペース53とは、棚本体21の前後方向に並んでいる。
棚本体21において、蹴込み板28の高さ寸法は、排水設備スペース53の高さ寸法と同じ又はそれよりも大きくされており、蹴込み板28は排水設備スペース53を手前側から覆った状態になっている。ここで、蹴込み板28は、排水設備スペース53を手前側に向けて開放した開状態に移行可能になっている。蹴込み板28は、一対の側面板25に対して回動可能に軸支されており、上端が棚本体21の外側に向けて倒れるように回動することで開状態に移行し、上端が起き上がるように回動することで閉状態に移行する。
なお、蹴込み板28には取っ手55が取り付けられており、作業者は取っ手55を手前に引くことで蹴込み板28を閉状態から開状態に移行させることができる。
棚本体21においては、横桟26が排水設備スペース53よりも上方に配置されている。この場合、棚本体21の前面側及び背面側のいずれにおいても、一対の側面板25が最下段の横桟26よりも下方にそれぞれ突出しており、それら突出部分が棚本体21の一対の脚部としての役割を果たしている。したがって、排水設備スペース53の前面側及び背面側のいずれにも横桟26が存在していない。なお、排水設備スペース53は、給水設備スペース52を介して奥側に開放されている。
収納棚14は、床部19からの給水設備配管38の立ち上げ位置に給水設備スペース52が重なり、且つ排水トラップ41の排水接続部41aに排水設備スペース53が重なる位置に設置されている。この場合、給水設備配管38の立ち上げ位置と給水栓37とが上下に並んでおり、給水設備配管38は給水設備スペース52を上下に貫通した状態になっている。
排水ホース35は、背面開放部27を通じて棚本体21の内部に挿し入れられた状態になっている。この場合、排水ホース35は、背面開放部27における最下段の横桟26よりも下方部分を通じて、給水設備スペース52を通って排水設備スペース53に向けて延びており、その状態で排水トラップ41の排水接続部41aに接続されている。
収納棚14には、排水ホース35を排水接続部41aに接続する際に、背面開放部27から挿し入れられた排水ホース35を排水接続部41aに向けて案内する案内板57が、設けられている。案内板57は、引き出しスペース51の下方において、一対の側面板25の中間位置に立設されており、それら側面板25と平行に延びている。案内板57は、棚本体21の背面から前面側に向けて棚前後方向の中間位置まで延びており、案内板57が設置されている領域においては、給水設備スペース52及び排水設備スペース53が左右に仕切られた状態になっている。この場合、棚前後方向において、案内板57の長さ寸法は収納棚14の長さ寸法よりも小さくされており、案内板57の手前側端部は、排水トラップ41の排水接続部41aよりも奥側に配置されている。案内板57は、背面開放部27における最下段の横桟26に対してビス等により固定されている。
図2(a)に示すように、排水トラップ41の排水接続部41a及び排水ホース35は、排水設備スペース53において案内板57よりも洗濯機13側の領域に配置されている。
一方、給水設備配管38は、排水接続部41a及び排水ホース35とは案内板57を挟んで反対側の領域に配置されている。
次に、排水ホース35により洗濯機13と排水トラップ41とを接続する際の作業手順について、図3を参照しつつ説明する。図3は排水トラップ41への排水ホース35の接続手順を示す図である。なお、図3の収納棚14については、引き出しスペース51よりも下方を上から見た横断面を示している。
図3(a)においては、床部19から給水設備配管38が立ち上げられ、且つ床部19に排水トラップ41が設置されている状態で、洗面室11に洗濯機13及び収納棚14を設置している。
洗濯機13に排水ホース35の一端を接続した状態で、排水ホース35の自由端(洗濯機13とは反対側の端部)を収納棚14の背面開放部27から給水設備スペース52に挿し入れる。ここで、排水ホース35を案内板57の手前側に挿し入れることで、排水ホース35の自由端が案内板57の板面に沿って収納棚14の手前側に案内される。この場合、排水ホース35の自由端が、一対の側面板25のうち洗濯機13から遠い側の側面板25に向けて進んでしまうのではなく、洗濯機13に近い側の側面板25に沿うように排水トラップ41の排水接続部41aに向けて進むことになる。その後、図3(b)に示すように、排水ホース35の自由端を排水接続部41aに接続する。
また、排水ホース35を案内板57に沿って移動させると、排水ホース35が給水設備スペース52における給水設備配管38が立ち上げられた領域に侵入しないことになる。この場合、排水ホース35が給水設備配管38よりも洗濯機13から遠い側に回り込んでしまうということが回避されるため、排水ホース35の自由端を排水接続部41aに向けて移動させることが容易になる。
ちなみに、排水ホース35は、収納棚14の側面板25を避けて奥側に迂回した状態で排水トラップ41に接続されている。したがって、排水ホース35を洗濯機13から排水トラップ41に向けて直線的に延びる状態ではなく、排水ホース35における中間部分が連結壁部18に向けて膨らんだ状態にしておくことで、排水ホース35を排水トラップ41に接続した後であっても、その排水ホース35が支障にならずに収納棚14を洗濯機13の隣に設置することができる。
なお、給水ホース34の接続については、給水栓37を、天板24の貫通孔45aに水栓接続部37bを挿し入れながら天板24の上に載せ、水栓接続部37bを給水設備配管38の上端に接続する。そして、給水栓37を取付部45に対して固定し、洗濯機13に給水ホース34の一端を接続した状態で、給水ホース34の自由端を給水栓37の給水接続部37aに接続する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
棚本体21から引き出し22を取り外すことで、給水設備スペース52及び排水設備スペース53を収納棚の前方から視認することができ、その状態でそれらスペース52,53において給水設備31や排水設備32に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
しかも、引き出しスペース51の奥側に給水設備スペース52が配置されているため、引き出し22が棚本体21の前後方向に目一杯には長くなっておらず、引き出し22の最奥部分であっても物品を収納したり取り出したりすることを容易に行うことができる。さらに、収納棚14の下部においては、引き出し22を配置しても使い勝手が悪くなってしまうほど低い位置には排水設備スペース53が配置され、その上に引き出し22が設置されているため、上下方向について収納棚14の内部空間を有効利用することになる。
以上により、収納棚14において引き出し22の使い勝手が悪くならないように、その収納棚14に給水設備31や排水設備32を好適に収容することができる。
給水設備スペース52が上下方向に延びており、排水設備スペース53が前後方向に延びているため、洗面台12と対向壁部17との間の隙間という幅の狭い狭小空間に設置される収納棚14であっても、それらスペース52,53を極力大きく確保することが可能となる。また、給水設備スペース52は棚本体21の下端にまで達しているため、排水設備配管42に加えて給水設備配管38も床部19から立ち上げることができる。さらに、排水設備スペース53が前後方向に延びているため、排水トラップ41を棚本体21における手前側に配置できる。これにより、排水トラップ41に排水ホース35を接続する作業を容易に行うことができる。
給水設備スペース52と排水設備スペース53とが前後に並べて配置されているため、これらスペース52,53が幅方向に並べられた場合に比べて、収納棚14の幅寸法を小さくすることができる。換言すれば、給水設備スペース52及び排水設備スペース53の各幅寸法を棚本体21に合わせて目一杯大きくすることができる。これは、メンテナンスに際しての作業スペースを極力大きく確保することになるため、作業性を高めることができる。
棚本体21の背面開放部27を通じて排水ホース35が排水設備スペース53に挿し入れられているため、排水ホース35が棚本体21の側面を貫通して挿し入れられている構成に比べて、収納棚14を正面から見た場合に排水ホース35の存在が目立ちにくい状態にすることができる。したがって、収納棚14周辺の外観が排水ホース35により損なわれるということを抑制できる。
棚本体21においては、横桟26が排水設備スペース53よりも高い位置に配置されているため、排水ホース35を背面開放部27から挿し入れる際に、排水ホース35が横桟26に引っ掛かってしまうということを回避できる。したがって、排水ホース35を棚本体21の背面側から挿し入れる作業を容易化できる。
棚本体21においては、背面開放部27から挿し入れられた排水ホース35が、案内板57に沿って手前側に案内されるため、排水ホース35を排水トラップ41に接続することが容易となる。しかも、案内板57は、横桟26に固定されているため、案内板57を支持するための専用部材を設ける必要がない。したがって、案内板57を設置する際のコスト負担が増大することを抑制できる。
蹴込み板28が開状態に移行可能であるため、作業者は棚本体21から引き出し22を取り外さなくても排水設備スペース53に手などを差し込んで作業を行うことができる。また、作業者が住人でない場合、その作業者が引き出し22を取り外すことでその作業者に引き出し22の内部を見られるということがないため、住人のプライバシーを保護することにもなる。
排水ホース35が収納棚14の背面側から挿し入れられているため、収納棚14と洗濯機13との間に排水ホース35が存在しない状態にできる。この場合、収納棚14と洗濯機13との間に埃が溜まったとしても、その埃が排水ホース35と混在した状態にはならないため、埃を除去することが容易になる。
[他の実施形態]
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)収納棚14は、背面板や底板を有していてもよい。例えば、棚本体21が背面板を有している場合、背面板に背面開放部27としての開口が設けられていることが好ましい。この場合、棚本体21の背面側の一部が背面開放部27とされていることになる。また、棚本体21が底板を有している場合、底板には排水トラップ41の排水接続部41aを棚本体21の内側に露出させるための開口が形成されていることが好ましい。
なお、収納棚14が背面板を有している場合、背面開放部27は、上下方向において少なくとも排水設備スペース53と重なる位置に設けられていればよい。これにより、排水ホース35を棚本体21の背面側から排水設備スペース53まで挿し入れる際に、背面板が支障となることを回避できる。また、棚本体21の背面側において、横桟26は、上下方向において排水設備スペース53と重なる高さ位置に設けられていてもよい。この場合でも、横桟26を上下に避けることで排水ホース35を背面開放部27から挿し入れることは可能である。
(2)上記実施形態では、排水ホース35が収納棚14の背面側から挿し入れられていたが、排水ホース35は収納棚14の側面から挿し入れられていてもよい。例えば、図4(a)に示すように、一対の側面板25のうち洗濯機13側の側面板25に、排水ホース35を挿し入れるための挿し入れ孔61が形成されている構成とする。この構成によれば、作業者は排水ホース35の先端部を視認しながらその排水ホース35を挿し入れ孔61に挿し入れることができるため、排水ホース35の挿し入れ作業が容易になる。
挿し入れ孔61は、側面板25において排水設備スペース53を区画する部分ではなく、給水設備スペース52を区画する部分に配置されている。この場合、挿し入れ孔61が収納棚14の奥側に配置されることになるため、その挿し入れ孔61や排水ホース35が目立ちにくくなり、収納棚14周辺の外観が損なわれることを抑制できる。
また、挿し入れ孔61は、上下方向において排水設備スペース53に重なる高さ位置に配置されている。排水ホース35は、挿し入れ孔61を通じて棚本体21の内部に挿し入れられた場合でも、背面開放部27から挿し入れられた場合と同様に、案内板57に当接することでその案内板57の板面に沿って排水トラップ41の排水接続部41aに向けて案内される。このため、排水ホース35を排水トラップ41に接続する作業を容易化できる。
(3)収納棚14は側面板25を有していなくてもよい。例えば、図4(b)に示すように、棚本体21が長尺状の脚部62を有しており、その脚部62が棚本体21の四隅に配置されている構成とする。この構成では、各脚部62が天板24から下方に向けて延びており、脚部62の間においては棚本体21の内部空間が側方に向けて開放されている。この場合、給水設備配管38を側方から給水設備スペース52に挿し入れることや、排水ホース35を側方から排水設備スペース53に挿し入れることが容易になる。
また、この構成では、隣り合う脚部62が横桟26により連結されている。この場合、横桟26は、棚本体21の幅方向に並ぶ2つの脚部62に架け渡されているとともに、棚本体21の奥行き方向に並ぶ2つの脚部62に架け渡されている。なお、図4(b)においては、引き出し22の図示を省略しているとともに、図の奥側に配置されている脚部62及び横桟26の図示を省略している。
なお、棚本体21においては、脚部62に対して側面板25が取り付けられていてもよい。この場合、側面板25は、棚本体21の内部空間を側方から覆い隠すものであればよく、天板24を支持する支持部材としての役割を果たす強度を有していなくてもよい。
(4)上記実施形態では、収納棚14において、給水設備スペース52と排水設備スペース53とが前後に配置されていたが、左右に配置されていてもよい。例えば、収納棚14の幅方向において、給水設備スペース52が洗濯機13とは反対側に配置され、排水設備スペース53が洗濯機13側に配置されている構成とする。この構成では、排水設備スペース53が棚本体21の前面から背面まで延びており、棚本体21の背面側の下端部付近において、給水設備スペース52と排水設備スペース53とが収納棚14の幅方向において横並びに配置されている。
(5)上記実施形態では、給水設備スペース52が天板24から下方に向けて延びて収納棚14の下端に達していたが、給水設備スペース52は棚本体21の下端まで達していなくてもよい。例えば、排水設備スペース53が棚本体21の下面の全体に沿って延びるように設けられ、給水設備スペース52が排水設備スペース53の上方に配置された構成とする。この構成では、給水設備配管38は、床部19から立ち上げられているのではなく、壁体16から側方に向けて突出し、棚本体21の側面や背面から給水設備スペース52に入り込んだ状態になっていることが好ましい。
(6)排水設備スペース53は、収納棚14の下端から上方に向けて延びて天板24の下面に達していてもよい。なお、この場合、排水設備スペース53は、引き出しスペース51の奥側に配置されていることが好ましい。
(7)引き出しスペース51は、棚本体21の前面から背面まで達するように延びていてもよい。この場合、引き出しスペース51は、給水設備スペース52の下側において棚本体21の背面まで延びていることが好ましい。つまり、給水設備スペース52の下側に引き出し22が配置されていることが好ましい。
また、引き出しスペース51は、棚本体21の天板24から下面まで達するように延びていてもよい。この場合、引き出しスペース51は、排水設備スペース53の手前側において棚本体21の下面まで延びていることが好ましい。つまり、排水設備スペース53の手前側に引き出し22が配置されていることが好ましい。
(8)収納棚14には、給水設備スペース52と排水設備スペース53とを仕切る仕切板が設けられていてもよい。この場合、仮に給水設備配管38が可撓管とされていても、その可撓管が排水設備スペース53にはみ出すことが仕切板により規制されるため、排水ホース35や給水設備配管38の設置作業が煩雑になることを抑制できる。
(9)上記実施形態では、天板24の取付部45において、給水栓37の水栓接続部37bが貫通孔45aを通じて給水設備スペース52に入り込んでいた(天板24の下側に突出していた)が、給水設備配管38の先端が貫通孔45aを通じて天板24の上側に突出していてもよい。この場合でも、給水栓37の水栓接続部37bに給水設備配管38を接続することができる。
また、取付部45は、貫通孔45aではなく切り欠き部を有していてもよい。例えば、天板24の背面側端部が凹むことで切り欠き部が形成されている構成とする。この構成では、給水栓37の水栓接続部37bに給水設備配管38を接続した状態で、給水栓37又は給水設備配管38を切り欠き部の内部に入り込ませることが可能となる。したがって、洗濯機13の給水ホース34を給水設備配管38に対して接続した後に、洗濯機13の隣に収納棚14を設置することやその収納棚14を取り外すことが可能となる。
(10)上記実施形態では、給水栓37が給水接続部37aを天板24の上側に露出させた状態で天板24に取り付けられていたが、給水接続部37aが天板24の取付部45に取り付けられていれば、給水接続部37aは天板24の下側(給水設備スペース52)に配置されていてもよい。この場合でも、給水ホース34が、天板24の貫通孔45aや背面開放部27などを通じて給水設備スペース52に挿し入れられることで、その給水ホース34を給水設備スペース52において給水接続部37aに接続することが可能になる。なお、天板24の取付部45は、給水接続部37aの取り付けが可能であれば貫通孔45aを有していなくてもよい。
(11)給水ホース34は、給水栓37を介さずに給水設備配管38に直接接続されていてもよい。この場合、給水設備31において給水設備配管38の端部が給水接続部に相当することになる。同様に、排水ホース35は、排水トラップ41を介さずに排水設備配管42に直接接続されていてもよい。この場合、排水設備32において排水設備配管42の端部が排水接続部に相当することになる。
(12)収納棚14は、建物10の一部として設置された作り付けの収納棚とされていてもよい。例えば、天板24が壁体16の下地フレーム等に連結されることで、壁体16により支持された構成とする。
(13)収納棚14が隣に設置される水使用機器としては、洗濯機13の他に食器洗浄機などが挙げられる。要は、給水ホース34を介して給水設備31に接続され、且つ排水ホース35を介して排水設備32に接続されている機器が水使用機器に該当する。また、水使用機器は、床部19に直接載置されていなくてもよい。例えば、専用台が床部19の上に設置され、その専用台の上に水使用機器が設置されている構成とする。
(14)排水トラップ41は、床埋め込みタイプではなく、床上に設置されるタイプとされていてもよい。この場合、収納棚14の排水設備スペース53に排水トラップ41が収容され、その排水トラップ41に接続される排水設備配管42が床下又は壁内から引き出されていることが好ましい。
10…建物、11…洗面室、12…洗面台設備としての洗面台、13…水使用機器としての洗濯機、14…建物用の収納棚としての収納棚、17…壁部としての対向壁部、19…床面を形成する床部、21…棚本体、22…引き出し、24…天板、25…側面板、26…横桟、27…背面開放部、28…蹴込み板、31…給水設備、32…排水設備、34…給水ホース、35…排水ホース、37a…給水接続部、41a…排水接続部、45…取付部、51…引き出しスペース、52…給水設備スペース、53…排水設備スペース、57…案内板、61…挿し入れ孔。

Claims (7)

  1. 棚本体と該棚本体から引き出される引き出しとを有し、水使用機器に横並びとなる位置で床上に設置される建物用の収納棚であって、
    前記棚本体は、
    前記引き出しが収納されている引き出しスペースと、
    前記水使用機器に水を供給するための給水設備を収容可能な給水設備スペースと、
    前記水使用機器から排出された水を流すための排水設備を収容可能な排水設備スペースと、
    を有しており、
    前記給水設備は、前記水使用機器から延びている給水ホースを接続するための給水接続部を有しており、該給水接続部を取り付けるための取付部が、前記棚本体の天板に設けられており、
    前記排水設備は、前記水使用機器から延びている排水ホースを接続するための排水接続部を有しており、前記収納棚は、前記排水接続部を前記排水設備スペースに収容した状態で設置されるものであり、
    前記給水設備スペースは、前記引き出しスペースよりも奥側に設けられ、前記取付部から下方に向けて延びており、
    前記排水設備スペースは、前記引き出しスペースの下方に設けられており、
    前記棚本体は、
    前記天板を下方から支持し、前記引き出しスペースを挟んで対向する一対の側面板と、
    当該棚本体の内部空間を背面側に向けて開放した背面開放部と、
    前記棚本体の背面側に配置され且つ前記一対の側面板を連結する横桟とを有しており、
    前記背面開放部は、前記排水設備スペースの奥側において前記棚本体の下端から上方に向けて延びており、
    前記横桟は、前記排水設備スペースよりも高い位置に配置されていることを特徴とする建物用の収納棚。
  2. 前記引き出しは、前記水使用機器との並び方向とは交差する方向に引き出されるものであり、
    前記排水設備スペースは、前記引き出しの引き出し方向に沿って延びており、
    前記給水設備スペースは、前記取付部から下方に向けて前記棚本体の下端まで延びていることを特徴とする請求項1に記載の建物用の収納棚。
  3. 前記給水設備スペースは、前記引き出しスペース及び前記排水設備スペースよりも奥側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の建物用の収納棚。
  4. 前記棚本体の後方又は側方から当該棚本体の内部に挿し入れられた前記排水ホースを、前記排水接続部に接続可能な位置に向けて案内する案内板を備え、
    前記案内板は、前記給水設備スペースにおいて前記側面板に対向し且つ当該棚本体の奥行き方向に延びた状態で、前記横桟に対して固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建物用の収納棚。
  5. 前記建物内において洗面室には、対向する一対の壁部の間に洗面台設備と前記水使用機器としての洗濯機とが横並びに設置されており、前記一対の壁部のうち前記洗濯機側の壁部と該洗濯機との間の隙間に設置されている建物用の収納棚であって、
    前記給水設備スペースは、上下方向に長いスペースとして設けられ、
    前記排水設備スペースは、棚前後方向に長いスペースとして設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の建物用の収納棚。
  6. 棚本体と該棚本体から引き出される引き出しとを有し、水使用機器に横並びとなる位置で床上に設置される建物用の収納棚であって、
    前記棚本体は、
    前記引き出しが収納されている引き出しスペースと、
    前記水使用機器に水を供給するための給水設備を収容可能な給水設備スペースと、
    前記水使用機器から排出された水を流すための排水設備を収容可能な排水設備スペースと、
    を有しており、
    前記給水設備は、前記水使用機器から延びている給水ホースを接続するための給水接続部を有しており、該給水接続部を取り付けるための取付部が、前記棚本体の天板に設けられており、
    前記排水設備は、前記水使用機器から延びている排水ホースを接続するための排水接続部を有しており、前記収納棚は、前記排水接続部を前記排水設備スペースに収容した状態で設置されるものであり、
    前記給水設備スペースは、前記引き出しスペースよりも奥側に設けられ、前記取付部から下方に向けて延びており、
    前記排水設備スペースは、前記引き出しスペースの下方に設けられており、
    前記棚本体は、
    前記天板を下方から支持し、前記引き出しスペースを挟んで対向する一対の側面板を有しており、
    前記一対の側面板のうち前記水使用機器側の側面板には、前記排水ホースを挿し入れるための挿し入れ孔が、前記棚本体の奥行き方向において前記給水設備スペースと重なる位置に設けられていることを特徴とする建物用の収納棚。
  7. 棚本体と該棚本体から引き出される引き出しとを有し、水使用機器に横並びとなる位置で床上に設置される建物用の収納棚であって、
    前記棚本体は、
    前記引き出しが収納されている引き出しスペースと、
    前記水使用機器に水を供給するための給水設備を収容可能な給水設備スペースと、
    前記水使用機器から排出された水を流すための排水設備を収容可能な排水設備スペースと、
    を有しており、
    前記給水設備は、前記水使用機器から延びている給水ホースを接続するための給水接続部を有しており、該給水接続部を取り付けるための取付部が、前記棚本体の天板に設けられており、
    前記排水設備は、前記水使用機器から延びている排水ホースを接続するための排水接続部を有しており、前記収納棚は、前記排水接続部を前記排水設備スペースに収容した状態で設置されるものであり、
    前記給水設備スペースは、前記引き出しスペースよりも奥側に設けられ、前記取付部から下方に向けて延びており、
    前記排水設備スペースは、前記引き出しスペースの下方に設けられており、
    前記棚本体は、前記引き出しの下方に配置された蹴込み板を有しており、
    前記蹴込み板は、前記排水設備スペースを前記棚本体の前面側から覆う閉状態と、前記排水設備スペースを前記棚本体の前方に向けて開放する開状態とに移行可能であることを特徴とする建物用の収納棚。
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