JP6124699B2 - 鉄道車両用引戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両用引戸装置に関するものである。
鉄道車両の妻面連結部付近には、必要以上の風の通り抜けや車両火災時の延焼防止(防災区画化)を目的として、従来から開閉式の扉が設置されている。この扉は、客室内の乗車面積を確保する観点から、引戸とされることが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−96257号公報
図4に示された鉄道車両10の妻面には、本発明の実施の形態に係る鉄道車両用引戸装置12が設置されている。図示の鉄道車両用引戸装置12は、通勤用車両の妻面引戸に採用された例が示されている。引戸14は、点線で示される開位置と、実線で示される閉位置との間を移動するものであり、下り傾斜が与えられたレール16と、レール16上を走行する少なくとも二組の戸車18と、床面に対して引戸14の下端が平行な状態を維持するように、引戸14を戸車18に吊り下げるブラケット20とを備えている。
通勤用車両の妻面引戸において、通常は、引戸14の開操作は手動によって行われ、閉操作は下り傾斜が与えられたレール16上を戸車18が下降することで、自動的に行われるものである。そして、車両の運行上の要請により、引戸14を閉じた状態でロック可能とすることが望ましい。
本発明は上記動向及び課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、鉄道車両用引戸装置を通常は開閉自在とし、必要に応じて閉じ位置にロックすることを可能とすることにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)レールと、該レール上を走行する戸車と、該戸車に対しブラケットを介して吊り下げられた引戸と、該引戸が閉じ位置にあるときの前記ブラケットに当接可能な位置に配置された止め金とを含み、前記止め金を前記ブラケットに当接する位置と当接しない位置との間で変位可能に保持するピボットと、該ピボットの回転方向の位置を、前記止め金がブラケットに当接する位置又は当接しない位置に固定するロック手段とを備える鉄道車両用引戸装置(請求項1)。
本項に記載の鉄道車両用引戸装置は、引戸が閉じ位置にあるときの、引戸の開閉に係る戸車を引戸に固定するためのブラケットに対し、当接可能な位置に、止め金が配置されている。この止め金は、ピボットに保持されており、このピボットを回転させることで、ブラケットに当接する位置と当接しない位置との間で、止め金を変位させるものである。ピボットは、例えば、レールの側方に配置されており、ピボットを回転させることによって、レールの延長方向に対して、平行な方向と交差する方向との間で、止め金を回転させるものである。そして、止め金がブラケットに当接する位置にある状態で、ロック手段によりピボットの回転方向の位置を固定することで、レールに対する戸車の位置が固定され、ブラケットを介して吊り下げられた引戸は、閉じ位置にロックされるものである。
(2)上記(1)項において、前記レールと、前記戸車と、前記止め金と、前記ピボットと、前記ロック手段とを覆うカバーを備え、該カバーには、前記ロック手段の操作部が露出する穴が設けられている鉄道車両用引戸装置(請求項2)。
本項に記載の鉄道車両用引戸装置において、レールと、戸車と、止め金と、ピボットと、ロック手段とが、全てカバーに覆われ保護されると共に、外観の向上を図るものである。カバーに設けられた穴からは、ロック手段の操作部が露出していることから、ロック手段のロック操作又はロック解除操作を、カバーの外側から行うものとなる。なお、本項におけるカバーは、例えば、液晶等による表示装置や、案内板、広告板の差込枠等、情報表示手段を備えるものを用いることが可能である。
(3)上記(1)(2)項において、前記ロック手段と前記ピボットとが一体の錠が用いられている鉄道車両用引戸装置(請求項3)。
本項に記載の鉄道車両用引戸装置は、ロック手段とピボットとが一体の錠であることにより、引戸が閉じ位置にあるときに、錠を回転操作させることで、ブラケットに当接する位置と当接しない位置との間で、止め金を変位させ、引戸を閉じ位置にロックし又はロックを解除するものである。
本発明はこのように構成したので、鉄道車両用引戸装置を通常は開閉自在とし、必要に応じて閉じ位置にロックすることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る、鉄道車両の妻面に設けられた鉄道車両用引戸装置の、要部を覆うカバーの周辺部を示す外観図である。 (a)は図1のカバー内部の透視図であり、(b)は(a)のカバーを外した状態を示す斜視図である。 引戸が閉じ位置にあるとき、引戸の開閉に係る戸車を引戸に固定するためのブラケットに対し当接可能に配置された、止め金の周辺部を示す斜視図であり、(a)は止め金がブラケットに当接しない位置にある状態を示し、(b)は当接する位置にある状態を示すものである。 従来の、鉄道車両の妻面に設けられた鉄道車両用引戸装置の構造を、一部透視図として示した正面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
図1、図2には、鉄道車両10の妻面に設けられた引戸14の要部が示されている。この引戸14は、妻面開口部の上方に、図2(a)(b)に示されるように、レール16と、レール16上を走行する戸車18とを備え、戸車18に対しブラケット20を介して吊り下げられている。更に、引戸14が閉じ位置にあるときの、ブラケット20に当接可能な位置に配置された、止め金22とを含んでいる。
止め金22は、図示の例では平板状をなしており、図3(a)(b)に示されるように、レール16の側方に配置されたピボット24によって、レール16の延長方向に対して、平行な方向(図3(a))と、交差する方向(図3(b))との間で、回転可能に保持されている。ピボット24は、その回転方向の位置を、止め金22がブラケット20に当接する位置(図3(b))又は当接しない位置(図3(a))に固定するロック手段を備えており、図示の例では、ロック手段とピボット24とが一体の「錠」が用いられている。錠の操作は、ピボット24の下方からピボット24の回転軸上に位置するキー穴(図示省略)に、操作キー(図示省略)を差込んで回転させることで行う形式のものが、用いられている。なお、図示の例では、ピボット24は、車両妻面の適切な構造物に対して固定されたステー26によって、上述の位置に保持されている。又、ステー26には、キー穴に操作キーを差込んで回転させるための、貫通穴(図示省略)が形成されている。
なお、図示の例では、引戸14をレール16に吊り下げ移動させるための、戸車18及びブラケット20が、二組用いられており(図2)、引戸14が閉じ位置にあるときの、一方のブラケット20に対して止め金22が当接する位置に、一組のステー26及びピボット24が設置されている。しかしながら、適宜、双方のブラケット20に対して止め金22が当接する位置に、二組のステー26及びピボット24を設置することとしても良い。
又、図示の例では、ピボット24が水平回転することで、止め金22がブラケット20に当接する位置(図3(b))又は当接しない位置(図3(a))との間を変位するように配置されているが、設置スペースの許容範囲内で、ピボット24の回転軸を鉛直方向以外の方向、例えば水平方向に配置して、ピボット24が回転することで、止め金22がブラケット20に当接する位置又は当接しない位置との間を変位するように、構成することとしても良い。
そして、図2に示されるように、レール16と、戸車18と、止め金22と、ロック手段と一体のピボット24と、ステー26とが、カバー28によって覆われている。このカバー28には、図1に示されるように、ロック手段の操作部が露出する穴28aが設けられている。従って、ピボット24と一体のロック手段の、錠の操作は、この穴28aを介してピボット24の回転軸上に位置するキー穴に、下方から操作キーを差込んで回転させることで、行うものである。
又、カバー28は、鉄道車両10の妻面の、引戸14の開口部の上方に、着脱自在又は開閉自在に固定されるものであり、例えば、カバー28の壁面28b(図1)に、液晶等による表示装置や、案内板、広告板の差込枠等、情報表示手段を設置することとしても良い。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る鉄道車両用引戸装置は、引戸14が閉じ位置にあるときの、引戸14の開閉に係る戸車18を、引戸14に固定するためのブラケット20に対し、当接可能な位置に、止め金22が配置されている。この止め金22は、ピボット24に保持されており、このピボット24を回転させることで、ブラケット20に当接する位置と当接しない位置との間で、止め金22を変位させることができる。そして、止め金22がブラケット20に当接する位置にある状態(図3(b))で、ピボット24と一体のロック手段により、ピボット24の回転方向の位置を固定することで、レール16に対する戸車18の位置が固定され、ブラケット20を介して吊り下げられた引戸14は、閉じ位置にロックされることとなる。
又、本発明の実施の形態に係る鉄道車両用引戸装置においては、レール16と、戸車18と、止め金22と、ピボット22と一体のロック手段とが、全てカバー28に覆われ保護されると共に、外観の向上が図られるものである。又、カバー28に設けられた穴28a(図1)からは、ロック手段と一体のピボット24の操作部が露出していることから、ロック手段のロック操作又はロック解除操作を、カバー28を外すことなく、カバー28の外側から行うことが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る鉄道車両用引戸装置は、ロック手段とピボット24とが一体の錠であることにより、引戸14が閉じ位置にあるときに、錠を回転操作させることで、ブラケット20に当接する位置と当接しない位置との間で、止め金22を変位させ、引戸14を閉じ位置にロックし又はロックを解除することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態では、カバー28の内部に納まる大きさであれば、ロック手段とピボット24とが一体の錠は、その形式や大きさに制約を受けることなく、最適のものを採用することが可能である。
その他、本発明の実施の形態は、通勤用車両の妻面引戸への採用例を開示して説明したが、本発明は、特急用車両の妻面引戸や、業務用室等の車内設備の引戸、更には、必要に応じ鉄道車両の側面引戸にも適用可能であることは、理解されるであろう。
10:鉄道車両、12:鉄道車両用引戸装置、14:引戸、16:レール、18:戸車、20:ブラケット、22:止め金、24:ピボット、26:ステー、28:カバー

Claims (3)

  1. レールと、該レール上を走行する戸車と、該戸車に対しブラケットを介して吊り下げられた引戸と、該引戸が閉じ位置にあるときの前記ブラケットに当接可能な位置に配置された止め金とを含み、
    前記止め金を前記ブラケットに当接する位置と当接しない位置との間で変位可能に保持するピボットと、該ピボットの回転方向の位置を、前記止め金がブラケットに当接する位置又は当接しない位置に固定するロック手段とを備えることを特徴とする鉄道車両用引戸装置。
  2. 前記レールと、前記戸車と、前記止め金と、前記ピボットと、前記ロック手段とを覆うカバーを備え、該カバーには、前記ロック手段の操作部が露出する穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用引戸装置。
  3. 前記ロック手段と前記ピボットとが一体の錠が用いられていることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両用引戸装置。
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