JP2017047991A - エレベーター装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗客の救出時間を短縮でき、かつ、構造が簡単なエレベーター装置を提供する。
【解決手段】乗りかご(1)の天井に設けられた救出口(3)から乗客(4)を救出できるようにしたエレベーター装置において、乗りかごの側板に、鉛直方向を軸として回転する回転扉(6)が設けられ、回転扉の一面には、非常時に乗客を救出口へと誘導するためのタラップ(5)が設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】乗りかご(1)の天井に設けられた救出口(3)から乗客(4)を救出できるようにしたエレベーター装置において、乗りかごの側板に、鉛直方向を軸として回転する回転扉(6)が設けられ、回転扉の一面には、非常時に乗客を救出口へと誘導するためのタラップ(5)が設けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベーター装置に関する。
一般に、エレベーター装置の乗りかごの天井には、乗客を救出するための救出口が設けられており、非常時には、救助員が外部から救出口を開け、用意したタラップを救出口から乗りかご内に設置して、乗客を救出口へと誘導する。また、長尺物等を運搬するために、乗りかごの天井部分に天井トランクと称する空間を設けたエレベーター装置が知られている。
例えば、特許文献1には、「かご室の天井に位置し、天部に救出口を有する天井トランクと、天井トランク全体をかご室に沿って上下方向に移動させる移動装置と、天井トランク内の側面に沿って配設されたタラップとを備えたエレベーターのかご室天井装置」が記載されている(要約参照)。
しかしながら、従来のエレベーター装置の場合、救助員が救出口からタラップを乗りかご内に設置する等の段取りが必要となり、乗客を救出するまで時間と手間がかかってしまうという課題がある。また、特許文献1に記載のエレベーター装置では、天井トランクの側面に沿ってタラップが配置されているため、タラップを設置する手間は省略されるものの、天井トランクを上下方向に移動させる移動装置が必要なため、エレベーター装置の構造が複雑になるという課題が残る。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、乗客の救出時間を短縮でき、かつ、構造が簡単なエレベーター装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、代表的な本発明は、乗りかごの天井に設けられた救出口から乗客を救出できるようにしたエレベーター装置において、乗りかごの側板に、鉛直方向を軸として回転する回転扉が設けられ、前記回転扉の一面には、非常時に乗客を前記救出口へと誘導するためのタラップが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、タラップを設けた回転扉を乗りかごの側板に取り付けるだけの簡単な構造で、乗客を短時間で救出することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。尚、各図において、同一又は類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。図1は本発明の実施例に係るエレベーター装置の通常時における乗りかごの側面図、図2は非常時における乗りかごの側面図、図3は乗りかごの平面図、図4は通常時における乗りかごの背面側の側板の(a)平面図及び(b)正面図、図5は非常時における乗りかごの背面側の側板の(a)平面図及び(b)正面図である。なお、図4(a)及び図5(a)においてタラップ5は図示していない。
本実施例に係るエレベーター装置の乗りかご1は、図3に示すように、側板10によって囲まれ、その内部に乗客4を収容する空間が形成される。乗りかご1の正面側(図3の下側)には扉11が設けられ、この扉11が開閉することで、乗客4は乗りかご1に出入りすることができる。また、乗りかご1の背面側(図3の上側)には、回転機構7により支持されて、鉛直方向を軸として回転する回転扉6が設けられている(詳しくは後述する)。
図1に示すように、本実施例に係る乗りかご1は、長尺物等を運搬するために天井トランク2が設けられている。この天井トランク2の上部には、非常時に乗客4を救出するための救出口3が設けられている。また、天井トランク2は、長尺物等を運搬しないときは、天井蓋12によって遮蔽されている。なお、図1において、乗りかご1の正面側は左側、背面側(奥側)は右側である。
次に、回転扉6の詳細について説明する。回転扉6は、図4及び図5に示すように、背面側の側板10と同じ高さ及び同じ板厚で形成された平板状部材の裏面6b(一面)にタラップ5を取り付けて構成され、回転機構7(図3参照)によって鉛直軸回りに回転自在に支持されている。回転扉6の表面6a(一面と反対側の面)は平面で形成されており、その表面が乗りかご1内に向けられた状態(図4(a)の状態)において、回転扉6の表面6aと背面側の側板10の表面とは略面一である。すなわち、回転扉6とこの回転扉6を挟んで左右の側板10とにより乗りかご1の背面側の側壁が形成される。
回転機構7は、詳しくは図示しないが、例えば、鉛直方向に延びる軸部及び当該軸を挿入するための軸受部の組合せから成る機構を採用することができる。勿論、回転扉6を鉛直軸の回りに回転させることができる機構であれば、その種類は問わない。また、タラップ5は、乗客4が乗りかご1から救出口3まで辿り着ける程度の簡易な構成であれば十分である。
さらに、回転扉6には、回転を防止するためのロック機構が設けられている。このロック機構は、図5に示すように、上下2つのフック8と、これら2つのフック8の動作を連動させる連動機構13と、キーを挿入して連動機構13を操作するための操作部9(図4参照)と、を備えて構成される。本実施例では、回転扉6に対してロック機構が2組設けられている。そして、操作部9にキーを挿入して図4の矢印方向に回動させると、連動機構13の作用によって2つのフック8が外れて、回転扉6と側板10との固定が解除される。これにより、回転扉6が鉛直軸回りに回転可能となる。また、キーを図4の矢印と逆方向に回すと、フック8が元の位置に戻って回転扉6と側板10とが固定される。なお、ロック機構は、回転扉6の回転を防止できる構造のものであれば何れも機構も採用可能である。
ここで、操作部9は、乗客4の手が届かないようにするために、乗りかご1の天井付近に設けられている。より詳細には、操作部9は天井トランク2の内部に設けられる。そのため、乗りかご1内から操作部9にアクセスするためには、天井蓋12を開けなければならず、容易にアクセスすることはできない。これにより、不用意に回転扉6のロックが解除させる心配がなくなり、エレベーター装置を安全に運転することができる。なお、天井トランク2が設けられていない構成の場合、乗りかご1の天井付近に操作部9を設けておけば、安全面において同等の効果を得ることができる。
次に、回転扉6の使用方法について説明する。通常時は、図1及び図4に示すように、回転扉6の表面(タラップ5が設けられていない方の面)が乗りかご1内にある状態でロック機構により保持されている。
非常時には、救助員が乗りかご1の外側から救出口3を開けて、ロック機構の操作部9にキーを操作して回転扉6のロックを解除する。そして、回転扉6を回転させ(図3参照)、タラップ5を乗りかご1内に配置し、回転扉6をロックする。この状態を示したものが図2である。あとは、乗客4がタラップ5を登って救出口3から脱出すれば良い。
以上説明したように、本実施例に係るエレベーター装置によれば、回転扉6を回転させるだけでタラップ5が出現するため、乗客4の救出時間が大幅に短縮できる。しかも、上記したように、回転扉6の構造はいたってシンプルであるため、エレベーター装置の構造が大掛かりで複雑になることはない。また、ロック機構の操作部9に容易にアクセスできないように取付け位置を工夫しているため、安全性も十分確保することができる。
図6に本発明の変形例に係る乗りかごを示す。例えば、乗りかご1が昇降する昇降路のスペースの制約により、タラップ5を乗りかご1の背面側に設けることが困難な場合がある。このような場合にあっては、図6に示すように回転扉6を乗りかご1の左右の側面に設ける構成にすると良い。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、これまでの実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。
1 乗りかご
2 天井トランク
3 救出口
4 乗客
5 タラップ
6 回転扉
6a 回転扉の表面(一面と反対側の面)
6b 回転扉の裏面(一面)
7 回転機構
8 フック(ロック機構)
9 操作部
10 側板
11 扉
12 天井蓋
13 連動機構(ロック機構)
2 天井トランク
3 救出口
4 乗客
5 タラップ
6 回転扉
6a 回転扉の表面(一面と反対側の面)
6b 回転扉の裏面(一面)
7 回転機構
8 フック(ロック機構)
9 操作部
10 側板
11 扉
12 天井蓋
13 連動機構(ロック機構)
Claims (4)
- 乗りかごの天井に設けられた救出口から乗客を救出できるようにしたエレベーター装置において、
乗りかごの側板に、鉛直方向を軸として回転する回転扉が設けられ、
前記回転扉の一面には、非常時に乗客を前記救出口へと誘導するためのタラップが設けられることを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項1において、
前記回転扉の回転を防止するためのロック機構を備え、
通常時は、前記ロック機構により前記回転扉の一面が前記乗りかごの外側を向いた状態で固定されることを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項2において、
前記ロック機構は、前記回転扉の固定を解除するための操作部を有し、
前記操作部は、前記乗りかごの天井近傍に設けられることを特徴とするエレベーター装置。 - 請求項2において、
前記回転扉の一面と反対側の面は、前記側板と略面一となるよう形成されることを特徴とするエレベーター装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015171203A JP2017047991A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | エレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015171203A JP2017047991A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | エレベーター装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017047991A true JP2017047991A (ja) | 2017-03-09 |
Family
ID=58279013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015171203A Pending JP2017047991A (ja) | 2015-08-31 | 2015-08-31 | エレベーター装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017047991A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020186076A (ja) * | 2019-05-10 | 2020-11-19 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの梯子装置 |
CN114074884A (zh) * | 2020-08-13 | 2022-02-22 | 奥的斯电梯公司 | 顶部扩展部及其操作方法、电梯轿厢组件和电梯系统 |
US11945684B2 (en) | 2022-07-04 | 2024-04-02 | Otis Elevator Company | Elevator car with foldable working platform |
-
2015
- 2015-08-31 JP JP2015171203A patent/JP2017047991A/ja active Pending
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JP2020186076A (ja) * | 2019-05-10 | 2020-11-19 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータの梯子装置 |
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