JP6123529B2 - 光重合性インクジェットインク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置 - Google Patents

光重合性インクジェットインク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、光重合性インクジェットインク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置に関する。
従来より、インクジェット方式の印刷は既に公知であり、その特徴は、材料付加の印刷方式であるため、材料の利用効率が高く、低コスト化、更には省エネルギー・省資源の生産が可能であることにある。そのため、環境負荷を低減できる製造技術として大きな期待が寄せられている。また、非接触な印刷方式であるため、多様な媒体に対応できることから、様々な分野への応用が期待されている。
近年、前記インクジェット方式において、光重合開始剤と重合性化合物を含むインクを用いた光重合性インクジェット技術が発展を遂げている。前記技術における通常のシステムでは、印刷直後にUVランプからUV光照射を行うことにより硬化させ、メディアにインクを定着させる。そのため、水系インクや溶剤系インクと比較すると乾燥及び定着スピードが速く、より高速な印刷が可能である。
前記方式で用いる光重合性インクジェットインクの主流は、UV光の照射によりフリーラジカルを発生する光重合開始剤と、アクリル系化合物を含有した非水系かつ100%ソリッド型のインクである。そのため、非吸収性の素材に対しても適用でき、溶媒系インクのように多量の有機溶媒を用いないため、印刷現場の安全性や環境負荷を低減できることからも、益々その重要性は高くなっている。
一方、従来の光重合性インクジェットインクに使用されている重合性化合物の多くは毒性を有しており、特に安価で容易に調達が可能な(メタ)アクリル酸エステルは、皮膚に触れるとアレルギーを引き起こす皮膚感さ性について、ほとんどが高い毒性を有しているが、従来技術では、前記問題の解決手段は示されていない。
本発明者らは、これまでの検討において、硬化性には優れないという課題があるものの、皮膚感さ性に問題のない幾つかの(メタ)アクリルアミドを知見した。その一例として、アクリレートよりもメタアクリレートのほうが皮膚感さ性について低毒性であることに着目し、メタアクリレートを主体とした光重合性インクジェットインクについて提案している(特許文献1及び特許文献2参照)。
また、光重合性インクジェットインクの硬化性は、含有する光重合開始剤の反応性にも大きく依存する。そこで、安全性に問題はあるものの十分な硬化性と臭気を改善できる光重合開始剤を使用した光重合性インクジェットインクが提案されている(特許文献3参照)。
このように硬化性の向上は、光重合開始剤の含有量を増加することで達成が可能である。しかし、光重合開始剤の添加量が過剰になると、硬化後の臭気や黄変の原因となってしまうため好ましくない。また、UV光の照射量を増やすことで、硬化性を向上させる手段も考えられるが、照射時間を長くしたり、複数の照射機を使用したりするため生産プロセスに影響がある。したがって、少ない含有量の光重合開始剤で十分な硬化性を達成できる、効率の良い光重合性インクジェットインクの提供が求められている。
また、従来の光重合開始剤を使用した際には、硬化性以外にも様々な問題がある。特に、UV光照射後の光重合開始剤の分解物による臭気や、塗膜の黄変は近年、生産現場において非常に大きな問題となっており、塗工物の性能が劣化するだけでなく、労働環境の悪化にも繋がるため、このような臭気や塗膜の黄変の改善は急務である。
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、硬化性に優れ、形成された塗膜に臭気や黄変が少なく、安全性の高い光重合性インクジェットインクを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としての本発明の光重合性インクジェットインクは、ジエチレングリコールジメタクリレートと、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートと、下記一般式(1)で表される光重合開始剤とを含有する。
ただし、前記一般式(1)中、Xは下記一般式(1−1)を表し、Xは下記一般式(1−2)を表す。
ただし、前記一般式(1−1)及び(1−2)中、R〜Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよく、RとRとが連結して環を形成してもよい。Z及びZは、−NR又はORであり、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよい。Rは、水素原子、メチル基、又はトリメチルシリル基を表す。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、硬化性に優れ、形成された塗膜に臭気や黄変が少なく、安全性の高い光重合性インクジェットインクを提供することを目的とする。
図1は、インクカートリッジのインク袋の一例を示す概略図である。 図2は、インク袋を収容したインクカートリッジの一例を示す概略図である。 図3は、インクジェット記録装置の一例を示す概略図である。
(光重合性インクジェットインク)
本発明の光重合性インクジェットインクは、ジエチレングリコールジメタクリレートと、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートと、下記一般式(1)で表される光重合開始剤とを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
ただし、前記一般式(1)中、Xは下記一般式(1−1)を表し、Xは下記一般式(1−2)を表す。
ただし、前記一般式(1−1)及び(1−2)中、R〜Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよく、RとRとが連結して環を形成してもよい。Z及びZは、−NR又はORであり、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよい。Rは、水素原子、メチル基、又はトリメチルシリル基を表す。
本発明においては、皮膚感さ性が陰性である光重合性モノマーとしてジエチレングリコールジメタクリレート及びカプロラクトン変性ジペンタリスリトールヘキサアクリレートを用い、前記一般式(1)で表される光重合開始剤を含有する光重合性インクジェットインクを用いることにより、低粘度でありかつ高い硬化性を有し、塗膜の臭気や黄変が少なく、安全性が高い光重合性インクジェットインクの提供が可能となる。
前記ジエチレングリコールジメタクリレートとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えば、新中村化学株式会社製「2G」、などが挙げられる。
前記カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えば、日本化薬株式会社製「DPCA60」などが挙げられる。
前記カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの含有量は、光重合性モノマー全量100質量部に対して、30質量部〜50質量部が好ましい。前記含有量が、30質量部未満であると、所定の光量での硬化が困難となることがあり、50質量部を超えると、インクジェット吐出ができない程度にまでインクが高粘度となることがある。
前記ジエチレングリコールジメタクリレート(A)と、前記カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(B)との質量比率(A:B)は、50:50〜70:30が好ましい。
ここで、前記皮膚感さ性が陰性である光重合性モノマーとは、次の(1)〜(3)の少なくとも一つに該当する化合物を言う。
(1)LLNA法(Local Lymph Node Assay)による皮膚感さ性試験において、感さ性の程度を示すStimulation Index(SI値)が3未満である化合物
(2)MSDS(化学物質安全性データシート)において、「皮膚感さ性陰性」又は「皮膚感さ性なし」と評価された化合物
(3)文献〔例えば、Contact Dermatitis 8 223−235(1982)〕において「皮膚感さ性陰性」又は「皮膚感さ性なし」と評価された化合物
前記(1)については、例えば「機能材料」2005年9月号、Vol.25、No.9、P55にも示されるように、SI値が3未満の場合に皮膚感さ性が陰性であると判断される。前記SI値が低いほど皮膚感さ性が低いことになるから、本発明では、SI値がなるべく低い光重合性モノマーを用いることが好ましく、3未満、好ましくは2以下、更に好ましくは1.6以下のものを用いる。
前記ジエチレングリコールジメタクリレート(新中村化学株式会社製、「2G」)のSI値は1.1である。
前記カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬株式会社製、「DPCA60」)のSI値は1.0である。
なお、単体では皮膚感さ性に多少問題があったり、皮膚感さ性が未確認の化合物であっても、光重合性インクジェットインクとして問題が生じない範囲ならば、以下のような(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、ビニルエーテルなどを併用することもできる。具体的には、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、γ−ブチロラクトンアクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ホルマール化トリメチロールプロパンモノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン(メタ)アクリル酸安息香酸エステル、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート〔CH=CH−CO−(OC)n−OCOCH=CH(n≒4)〕、同(n≒9)、同(n≒14)、同(n≒23)〕、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクレート〔CH=C(CH)−CO−(OC)n−OCOC(CH)=CH(n≒7)〕、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、プロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、プロピレンオキサイド変性テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリアクリレート、プロピレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキサイド変性グリセリルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ポリエステルトリ(メタ)アクリレート、ポリエステルテトラ(メタ)アクリレート、ポリエステルペンタ(メタ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレート、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、ポリウレタンジ(メタ)アクリレート、ポリウレタントリ(メタ)アクリレート、ポリウレタンテトラ(メタ)アクリレート、ポリウレタンペンタ(メタ)アクリレート、ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、ジシクロペンタジエンビニルエーテル、トリシクロデカンビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、エチルオキセタンメチルビニルエーテル、などが挙げられる。
皮膚感さ性が陰性であるビニルエーテルとしては、前記以外にもトリエチレングリコールジビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルなどが挙げられる。これらの中でも、十分に低粘度であることや、沸点が低すぎず常温常圧での取り扱いが容易なことから、トリエチレングリコールジビニルエーテルが好ましい。
<光重合開始剤>
前記光重合開始剤は、下記一般式(1)で表される化合物である。
ただし、前記一般式(1)中、Xは下記一般式(1−1)を表し、Xは下記一般式(1−2)を表す。
ただし、前記一般式(1−1)及び(1−2)中、R〜Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよく、RとRとが連結して環を形成してもよい。Z及びZは、−NR又はORであり、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよい。Rは、水素原子、メチル基、又はトリメチルシリル基を表す。
前記R〜Rにおける炭素数1〜6のアルキル基としては、鎖状、分枝状、及び環状のいずれかであり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、などが挙げられる。RとRとが一緒になって環を形成してもよく、RとRとが連結して環を形成してもよい。
前記R及びRにおける炭素数1〜6のアルキル基としては、鎖状、分枝状、及び環状のいずれかであり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、などが挙げられる。RとRとが連結して環を形成してもよい。
前記光重合開始剤としては、以下に、具体的な光重合開始剤の構造を示すが、本発明に用いられる光重合開始剤は以下の具体例に限定されるものではない。
前記一般式(1)で表される重合性開始剤は、例えば、IRGACURE 184(BASF社製)などの従来の光重合性インクジェットインクに用いられる光重合開始剤に比べて、顕著にレベルの高い有効性を示す。
前記一般式(1)で表される光重合開始剤の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、光重合性モノマー全量100質量部に対して、10質量部〜20質量部が好ましい。前記含有量が、10質量部未満であると、塗膜の十分な硬化性が得られないことがあり、20質量部を超えると、耐光性が悪化し、塗膜に黄変が生じることがある。
<その他の成分>
前記その他の成分としては、例えば、着色剤、重合禁止剤、界面活性剤、光増感剤、などが挙げられる。
<<着色剤>>
前記着色剤としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。なお、インクの物理特性などを考慮して必要に応じて種々の無機顔料や有機顔料が使用できる。
ブラック顔料としては、例えば、ファーネス法又はチャネル法で製造されたカーボンブラックなどが挙げられる。
イエロー顔料としては、Pig.Yellow系の顔料、例えば、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー16、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー73、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー75、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー97、ピグメントイエロー98、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー120、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー129、ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー150、ピグメントイエロー151、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー180などが挙げられる。
マゼンタ顔料としては、Pig.Red系の顔料、例えば、ピグメントレッド5、ピグメントレッド7、ピグメントレッド12、ピグメントレッド48(Ca)、ピグメントレッド48(Mn)、ピグメントレッド57(Ca)、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド112、ピグメントレッド122、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド184、ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19などが挙げられる。
シアン顔料としては、Pig.Blue系の顔料、例えば、ピグメントブルー1、ピグメントブルー2、ピグメントブルー3、ピグメントブルー15、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー16、ピグメントブルー22、ピグメントブルー60、バットブルー4、バットブルー60などが挙げられる。
白色顔料としては、例えば、硫酸バリウム等のアルカリ土類金属の硫酸塩、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属の炭酸塩、微粉ケイ酸、合成ケイ酸塩等のシリカ類、ケイ酸カルシウム、アルミナ、アルミナ水和物、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、クレイなどが挙げられる。
<<重合禁止剤>>
前記重合禁止剤としては、例えば、4−メトキシ−1−ナフトール、メチルハイドロキノン、ハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、メトキノン、2,2’−ジヒドロキシ−3,3’−ジ(α−メチルシクロヘキシル)−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、p−ベンゾキノン、ジ−t−ブチルジフェニルアミン、9,10−ジ−n−ブトキシシアントラセン、4,4’−〔1,10−ジオキソ−1,10−デカンジイルビス(オキシ)〕ビス〔2,2,6,6−テトラメチル〕−1−ピペリジニルオキシなどが挙げられる。
<<界面活性剤>>
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、高級脂肪酸系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。
前記光重合性インクジェットインクの粘度は、25℃で、2mPa・s〜150mPa・sが好ましく、5mPa・s〜18mPa・sがより好ましい。しかし、吐出ヘッドが温調機能を有する場合には、25℃で粘度が高すぎる場合には、必要に応じてヘッドを加温してインクを低粘度化すればよく、これを想定した場合には、仮に加温条件を45℃もしくは60℃とするなら、45℃もしくは60℃での粘度は5mPa・s〜18mPa・sが好ましい。
(インクカートリッジ)
本発明のインクカートリッジは、本発明の前記光重合性インクジェットインクを容器内に収容してなる。これにより、インク交換などの作業において、インクに直接触れる必要がなく、手指や着衣の汚れなどの心配がなく、またインクへのごみ等の異物混入を防止できる。
前記容器としては、特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを有するものなどが好適である。
前記インクカートリッジについて、図1及び図2を参照して説明する。図1はインクカートリッジのインク袋241の一例を示す概略図であり、図2は図1のインク袋241をカートリッジケース244内に収容したインクカートリッジ200を示す概略図である。
図1に示すように、インク注入口242からインクをインク袋241内に充填し、該インク袋中に残った空気を排気した後、該インク注入口242を融着により閉じる。使用時には、ゴム部材からなるインク排出口243に装置本体の針を刺して装置に供給する。インク袋241は、透気性のないアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成する。そして、図2に示すように、通常、プラスチック製のカートリッジケース244内に収容し、インクカートリッジ200として各種インクジェット記録装置に着脱可能に装着して用いる。
本発明のインクカートリッジは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクジェット記録装置に着脱可能とすることが好ましい。これにより、インクの補充や交換を簡素化でき作業性を向上させることができる。
(インクジェット記録装置)
本発明のインクジェット記録装置は、本発明の前記光重合性インクジェットインクを収納する手段と、
前記光重合性インクジェットインクを、インクジェット記録方式により記録媒体の表面に吐出させて画像を形成する手段と、
前記画像に活性エネルギー線を照射して前記光重合性インクジェットインクを硬化させる手段と、を有し、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。
本発明の前記光重合性インクジェットインクを収納する手段としては、例えば、インクタンクなどが挙げられる。
前記光重合性インクジェットインクを吐出する方法としては、例えば、連続噴射型、オンデマンド型などが挙げられる。前記オンデマンド型としては、ピエゾ方式、サーマル方式又は静電方式、などが挙げられる。
前記画像に活性エネルギー線を照射して前記光重合性インクジェットインクを硬化させる手段としては、例えば、紫外線照射装置、などが挙げられる。
図3は、インクジェット記録装置の一例を示す概略図である。
図3は、印刷ユニット3(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの印刷ユニット3a、3b、3c、3dからなる)のそれぞれにより、被印刷基材供給ロール1から供給された被印刷基材2(図の左から右へ搬送)に吐出された各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の印刷毎に、紫外線光源(硬化用光源)4a、4b、4c、4dから光照射(UV光)して硬化し、カラー画像を形成する例を示している。印刷ユニット3a、3b、3c、3dは、インク吐出部分においてはインクが高粘度の場合には低粘度化するように加温する機構を設けたものであり、基材保持部分(図3中基材の上側又は下側の部分)においては、必要に応じて接触又は非接触で基材を室温程度に冷却する機構を設けたものである。インクを加温して吐出する場合、先に印刷する色の印刷面積が小さく搬送速度も遅い場合には、後から印刷する色に対しても自然放冷により基材は室温程度に保たれるが、先に印刷する色の印刷面積が大きかったり、搬送速度が速い場合には、基材温度が上昇してしまい、基材あるいは先に印字されたインク上に着弾したインク滴の濡れ広がり等の挙動が色ごとにばらついてしまうなどして、画像形成に悪影響を及ぼすことも想定されるため、必要に応じて、基材を室温程度に保持するための冷却機構を設けてもよい。
被印刷基材2としては、紙、フィルム、金属、あるいはこれらの複合材料等が用いられる。また、図3ではロール状の被印刷基材2を示しているが、シート状であってもよい。更に、片面印刷だけでなく両面印刷してもよい。
印刷の高速化に際し、各色を印刷する毎に紫外線を照射するとより高い硬化性が得られるが、例えば、紫外線光源4a、4b、4cを微弱なものとしたり省略したりして、複数色を印刷した後にまとめて4dにより十分量の紫外線を照射して硬化したり、あるいは、高圧水銀ランプやメタルハライドランプといった従来から使用されている光源の代わりに、近年、光重合性インク印刷用に実用化されたLED光源を導入することにより、省エネルギー、低コスト化を図ることも可能である。することにより、省エネルギー、低コスト化を図ることも可能である。
なお、図3中の5は加工ユニット、6は印刷物巻き取りロールである。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明のこれらは実施例により限定されるものではない。
(実施例1〜8及び比較例1〜4)
実施例1〜4、6〜8及び比較例1〜4の各光重合性インクジェットインクは、表3〜表6に示したそれぞれの材料を所定の配合量で計量後混合し、攪拌子を入れて、スターラーで攪拌した。
実施例5については、表6に示したように、三菱化学株式会社製カーボンブラック「#10」と日本ルーブリゾール社製分散剤「Solsperse32000」を3:1の質量比となるように配合し、ダイノーミルMULTI−LAB型(シンマルエンタープライゼス社製)、及びホモジナイザHG30(日立工機株式会社製)を用いて混合した後、ろ過して、光重合性インクジェットインクを得た。
得られた各光重合性インクジェットインクの25℃での粘度をTV−22 VISCOMETER(東機産業株式会社製)により測定した。結果を表3〜表6に示した。
次に、得られた各光重合性インクジェットインクを、孔径5μmのフッ素樹脂製メンブレンフィルターでろ過してから、図1に示す形状のアルミニウム製パウチ袋に気泡が入らないようにインクを密封し、図2に示すようなプラスチック製インクカートリッジにインクを密封した前記パウチ袋を収納し、このインクカートリッジが収納できるようにした筐体において、インクカートリッジからリコープリンティングシステムズ株式会社製GEN4ヘッドに達するまでインク流路を設置し、これによりインクジェット吐出してベタ塗膜を作製した。なお、インクジェット印刷においてベタ塗膜の厚みが30μmとなるように調整した。以下のようにして、諸特性を評価した。結果を表3〜表6に示した。
<評価>
市販のポリカーボネートフィルム(三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製、ユーピロンE−2000、厚み100μm)上に作成したベタ状の印刷塗膜に対して、UVA領域に相当する波長域において、0.2W/cmの照度で硬化させ、これを硬化に必要な積算光量、耐光性、臭気官能評価、及びSI値の測定に供した。なお、十分に硬化したかどうかは、UV光を照射した後、塗膜を触指し、確認した。
<積算光量>
塗膜を十分に硬化させた際の積算光量を、UV照度計(EIT社製、UV Power Pack)を用いて求めた。
<耐光性(ΔE)>
耐光性は、硬化させた塗膜を東芝ライテック株式会社製捕虫器用蛍光ランプFL15BL(15W)点灯直下に72時間静置し、試験前後の塗膜の色調をX−rite社製938スペクトロデンシトメーターによって測色して、黄変の程度を色調差ΔEとして算出した。
<臭気官能評価>
臭気官能評価は、硬化させた塗膜について、10名のパネラーが臭気性を相対的に判定し、1(不良)〜10(良好)の10段階で評価した。
<SI値の評価>
安全性評価は、皮膚感さ性が陰性ないし、SI値が3未満のものを○、皮膚感さ性が陽性ないし、SI値が3以上のものないしは、R43がつくものを×として評価を行った。
<<SI値の評価方法>>
前記SI値は、OECDテストガイドライン429で定められたLLNA法(Local Lymph Node Assay)による皮膚感さ性試験に従い、以下のようにして測定した。
[試験材料]
《陽性対照物質》
陽性対照物質としては、α−ヘキシルシンナムアルデヒド(HCA;ロット番号CDR4225、和光純薬工業社製)を使用した。
《媒体》
媒体としては、下記のアセトンとオリーブ油を、体積比4:1で混合した混合液を使用した。
・アセトン(和光純薬工業社製)
・オリーブ油(フヂミ製薬所製)
《使用動物》
被検物質、陽性対照、媒体対照のそれぞれについて、マウスの雌に対し6日間の検疫を含む8日間の馴化を行った。検疫、馴化期間中、全ての動物に異常は認められなかった。感さ開始2日前に測定した体重を用いて、体重層別無作為抽出法で、個体の体重が全体の平均体重±20%以内となるように2群(4匹/群)に群分けした。感さ開始時の動物の週齢は8〜9週齢であった。群分けにより外れた動物は試験から除外した。
使用した動物は、試験期間を通して尾部への油性インク塗布により識別し、併せてケージはラベルをつけて識別した。
《飼育環境》
使用動物は、検疫、馴化期間中を含む全飼育期間を通して、温度21〜25℃、相対湿度40〜70%、換気回数10〜15回/時間、明暗サイクル12時間感覚(7時点灯〜19時消灯)に設定したバリアーシステムの飼育室で飼育した。
飼育ケージはポリカーボネイト製ケージを使用した。使用動物は4匹/ケージで飼育した。
飼料は、実験動物用固形飼料MF(オリエンタル酵母工業社製)を使用し、使用動物に自由摂取させた。飲料水は、塩素濃度が略5ppmとなるように次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス、オーヤラックス社製)を添加した水道水を、給水びんにより、使用動物に自由摂取させた。床敷はサンフレーク(モミ材、電気かんな削りくず、日本チャールス・リバー社製)を使用した。飼料及び飼育用器材は、オートクレープ滅菌(121℃、30分間)したものをそれぞれ使用した。
ケージ及び床敷は、群分け時及び耳介リンパ節摂取日(飼育室からの搬出時)に交換し、給水びん及びラックは、群分け時に交換した。
[試験方法]
《群構成》
SI値の測定試験で使用した群構成を、表1に示す。
[調製]
《被験物質》
表2に被験物質の秤量条件を示す。被験物質をメスフラスコに秤量し、媒体を加えながら1mLに定容した。調製液は、遮光した気密容器(ガラス製)に入れた。
《陽性対照物質》
略0.25gのHCAを正確に秤量し、媒体を加えながら1mLとして25.0w/v%液を調製した。調製物は、遮光した気密容器(ガラス製)に入れた。
《BrdU》
5−ブロモ−2’−デオキシウリジン(BrdU、ナカライテスク社製)200mgをメスフラスコに正確に秤量し、生理食塩液(大塚製薬工業社製)を加えて超音波照射し、溶解させた。その後、20mLに定容して10mg/mL液(BrdU調製液)を調製した。調製液は、滅菌濾過フィルターを用いて濾過滅菌し、滅菌容器に入れた。
《調製時期及び保管期間》
陽性対照物質調製液は感さ開始前日に調製し、使用時以外は冷所で保管した。媒体及び被験物質調製液は各感さ日に調製した。BrdU液は、投与の2日前に調製し、投与日まで冷所に保管した。
[感さ及びBrdU投与]
《感さ》
各被験物質及び陽性対照物質の調製液及び媒体を動物の両耳介にそれぞれ25μLずつ塗布した。塗布には、マイクロピペッターを用いた。この操作を1日1回、3日連続して行った。
《BrdUの投与》
最終感さの略48時間後に1回、BrdU調製液を動物1匹あたり0.5mL、腹腔内投与した。
[観察及び検査]
《一般状態》
試験に使用した全動物について、感さ開始日から耳介リンパ節採取日(飼育室からの搬出日)まで、1日1回以上観察した。なお、観察日の起算法は、感さ開始日をDay1とした。
《体重測定》
感さ開始日及び耳介リンパ節採取日(飼育室からの搬出日)に体重を測定した。また、群ごとの体重の平均値及び標準誤差を算出した。
《耳介リンパ節の採取及び重量測定》
BrdU投与の略24時間後に動物を安楽死させ、耳介リンパ節を採取した。周囲組織を取り除き、両側耳介リンパ節を一括して重量測定した。また、群ごとの耳介リンパ節重量の平均値及び標準誤差を算出した。重量測定後、個体毎に−20℃に設定されたバイオメディカルフリーザーで凍結保存した。
《BrdU取り込み量の測定》
耳介リンパ節を室温に戻した後、生理食塩液を加えながらすり潰し、懸濁させた。この懸濁液を濾過した後、個体ごとに3wellずつ、96wellマイクロプレートに分注し、ELISA法によりBrdU取り込み量の測定を行った。試薬は、市販のキット(Cell Proliferation ELISA、BrdU colorimetric、Cat.No.1647229、ロシュ・ダイアグノスティックス社製)を使用し、マルチプレートリーダー(FLUOstar OPTIMA、BMG LABTECH社製)より得られた各個体の吸光度(OD370nm−OD492nm、BrdU取り込み量)について、3wellの平均値を各個体のBrdU測定値とした
[結果の評価]
《Stimulation Index(SI)の算出》
下記式で示すように、各個体のBrdU測定値を、媒体対照群のBrdU測定値の平均値で徐して、各個体のSI値を算出した。各試験群のSI値は、各個体のSIの平均値とした。また、各試験群のSIの標準誤差も算出した。なお、SI値は、小数点以下第2位を四捨五入して小数点第一位まで表示した。
※高粘度のため吐出不能につき未評価
表3〜表6中の化合物についての詳細は、以下の通りである。
末尾の( )内は前記のLLNA試験におけるSI値であり、「なし」は、前述した(2)のMSDS(化学物質安全性データシート)において「皮膚感さ性陰性」又は「皮膚感さ性なし」と評価されたものであり、「あり」は同じくMSDSで「皮膚感さ性陽性」又は「皮膚感さ性あり」と評価されたものであり、EU.DIRECTIVE 67/548/EECにおける危険有害性分類における表記を示した。
−光重合性モノマー−
・ジエチレングリコールジメタクリレート 新中村化学株式会社製「2G」(SI値:1.1)
・カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 日本化薬株式会社製「DPCA60」(SI値:1.0)
・エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリメタクリレート 新中村化学株式会社製「TMPT−3EO」(SI値:1.0)
・トリメチロールプロパントリアクリレート 東亞合成株式会社製「M309」(EU.DIRECTIVE 67/548/EECにおける危険有害性分類において、皮膚感さ性物質であることを示すR43の付記)
・ヘキサメチレンジアクリレート 新中村化学株式会社製「A−HD−N」(EU.DIRECTIVE 67/548/EECにおける危険有害性分類において、皮膚感さ性物質であることを示すR43の付記)
−着色剤−
・三菱化学株式会社製カーボンブラック「#10」と日本ルーブリゾール株式会社製分散剤「Solsperse32000」を3:1の質量比となるように配合したもの
−光重合開始剤−
・1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン BASF社製「Irgacure 184」(なし:MSDSでの評価)
・ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド BASF社製「Irgacure 819」(あり:MSDSでの評価)
・下記構造式で表される化合物1
・下記構造式で表される化合物2
・下記構造式で表される化合物3
実施例1、2、及び3の結果から、前記一般式(1)で表される光重合開始剤を用いた場合、化合物の官能基の種類に限らず光照射により臭気、更には黄変が少なく、十分な塗膜強度の塗膜を得ることができることが確認できた。
これに対して、比較例1の結果から、前記一般式(1)で表される光重合開始剤を用いない場合は、臭気・黄変が顕著になり、かつ所定光量で硬化させた場合の塗膜強度が低下することが確認された。
また、比較例2及び3の結果から、DPCA60を配合せず2Gのみを配合した場合、所定の光量で硬化が困難になり、更には、2Gを配合せずDPCA60だけを配合すると、インクジェット吐出ができない程度にまで、インクが高粘度になることが確認でき、少なくとも2GとDPCA60は併用する必要があることが確認できた。
また、実施例4と比較例4の結果から、2GとDPCA60以外に、別のモノマーを併用したとしても、十分な塗膜を得ることができることが確認できるが、2GとDPCA60以外に、安全性の陰性なモノマーを併用すると、十分な塗膜は得ることができるものの、安全性との両立が実現できない。
また、実施例5の結果から、2GとDPCA60、前記一般式(1)で表される光重合開始剤に加えて着色剤を含む場合においても、使用する光重合開始剤の種類を適切に選択すれば、十分な塗膜強度の塗膜を得ることが確認できた。
本発明の態様としては、例えば、以下のとおりである。
<1> ジエチレングリコールジメタクリレートと、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートと、下記一般式(1)で表される光重合開始剤とを含有することを特徴とする光重合性インクジェットインクである。
ただし、前記一般式(1)中、Xは下記一般式(1−1)を表し、Xは下記一般式(1−2)を表す。
ただし、前記一般式(1−1)及び(1−2)中、R〜Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよく、RとRとが連結して環を形成してもよい。Z及びZは、−NR又はORであり、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよい。Rは、水素原子、メチル基、又はトリメチルシリル基を表す。
<2> ジエチレングリコールジメタクリレート(A)と、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(B)との質量比率(A:B)が、50:50〜70:30である前記<1>に記載の光重合インクジェットインクである。
<3> 一般式(1)で表される光重合開始剤が、下記構造式で表される化合物から選択される少なくとも1種である前記<1>から<2>のいずれかに記載の光重合性インクジェットインクである。
<4> 一般式(1)で表される光重合開始剤の含有量が、光重合性モノマー全量100質量部に対して、10質量部〜20質量部である前記<1>から<3>のいずれかに記載の光重合性インクジェットインクである。
<5> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の光重合性インクジェットインクを容器内に収容してなることを特徴とするインクカートリッジである。
<6> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の光重合性インクジェットインクを収納する手段と、
前記光重合性インクジェットインクを、インクジェット記録方式により記録媒体の表面に吐出させて画像を形成する手段と、
前記画像に活性エネルギー線を照射して前記光重合性インクジェットインクを硬化させる手段と、
を有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
200 インクカートリッジ
241 インク袋
242 インク注入口
243 インク排出口
244 カートリッジケース
特開2012−251123号公報 特開2012−140593号公報 特表2005−533156号公報

Claims (6)

  1. ジエチレングリコールジメタクリレートと、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートと、下記一般式(1)で表される光重合開始剤とを含有することを特徴とする光重合性インクジェットインク。
    ただし、前記一般式(1)中、Xは下記一般式(1−1)を表し、Xは下記一般式(1−2)を表す。
    ただし、前記一般式(1−1)及び(1−2)中、R〜Rは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよく、RとRとが連結して環を形成してもよい。Z及びZは、−NR又はORであり、R及びRは、それぞれ独立に、炭素数1〜6のアルキル基を表し、RとRとが連結して環を形成してもよい。Rは、水素原子、メチル基、又はトリメチルシリル基を表す。
  2. ジエチレングリコールジメタクリレート(A)と、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(B)との質量比率(A:B)が、50:50〜70:30である請求項1に記載の光重合インクジェットインク。
  3. 一般式(1)で表される光重合開始剤が、下記構造式で表される化合物から選択される少なくとも1種である請求項1から2のいずれかに記載の光重合性インクジェットインク。
  4. 一般式(1)で表される光重合開始剤の含有量が、光重合性モノマー全量100質量部に対して、10質量部〜20質量部である請求項1から3のいずれかに記載の光重合性インクジェットインク。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光重合性インクジェットインクを容器内に収容してなることを特徴とするインクカートリッジ。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の光重合性インクジェットインクを収納する手段と、
    前記光重合性インクジェットインクを、インクジェット記録方式により記録媒体の表面に吐出させて画像を形成する手段と、
    前記画像に活性エネルギー線を照射して前記光重合性インクジェットインクを硬化させる手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
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