JP6123361B2 - メンテナンス支援システム及び方法 - Google Patents

メンテナンス支援システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6123361B2
JP6123361B2 JP2013045727A JP2013045727A JP6123361B2 JP 6123361 B2 JP6123361 B2 JP 6123361B2 JP 2013045727 A JP2013045727 A JP 2013045727A JP 2013045727 A JP2013045727 A JP 2013045727A JP 6123361 B2 JP6123361 B2 JP 6123361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
component
maintenance
control data
maintained
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013045727A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014174684A (ja
Inventor
征史 細矢
征史 細矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2013045727A priority Critical patent/JP6123361B2/ja
Publication of JP2014174684A publication Critical patent/JP2014174684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6123361B2 publication Critical patent/JP6123361B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Description

本発明は、各種装置のメンテナンスを支援するメンテナンス支援システム及び方法に関する。
工業炉、工業用ボイラ、その他の産業用装置は、数年〜数十年程度の長期に亘って使用されるものが多く、長期に亘る安定稼働を実現するために定期的なメンテナンスが行われる。この定期的なメンテナンスでは、消耗部品の交換や点検を行う必要がある部品(要点検部品)に対する点検等が行われる。ここで、上記の消耗部品や要点検部品としては、例えばスイッチ、モータ、ポンプ、パッキン、シール材、電磁弁、圧力計、電力計、ベアリング等が挙げられる。
消耗部品の交換や要点検部品の点検は、メーカが予め設定した標準寿命時間に基づいて行うのが望ましいため、産業用装置のメンテナンスは、基本的にはメーカが設定した標準寿命時間に基づいて行われる。しかしながら、消耗部品の寿命及び要点検部品の最適な点検時期は、装置の稼働状況や稼動条件によって変化するため、メーカが設定した標準寿命時間に基づいてメンテナンスを行っても、メンテナンスが適切に行われているとは限らないのが実情である。
例えば、装置の稼働率が低い場合に、メーカが設定した標準寿命時間に基づいてメンテナンスを行うと、寿命を迎えていないにも拘わらず消耗部品の交換が行われてしまう等の無駄が生ずる場合がある。このような無駄を避けるために、メーカが設定した標準寿命時間よりも長い期間に亘ってメンテナンスを行わないと、消耗部品の寿命を迎えてしまい、装置の故障につながる可能性も考えられる。
以下の特許文献1には、ブルドーザ、ローダ、ダンプトラック等の作業機械の稼働データを無線通信により取得し、作業機械の重負荷作業が占める作業比率、ポンプ圧の状態、アクセルダイアルの使用比率、ユーザ及び作業現場の特性等を取り出し、現場で稼働している作業機械の構造物耐久寿命を推定演算する技術が開示されている。また、以下の特許文献2には、装置に対する負荷条件や動作条件により部品寿命が決まる装置に対し、装置が故障する前に交換する部品を特定して部品寿命を予測し、装置の故障を未然に防止する技術が開示されている。
特開2009−68259号公報 特開2002−352024号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された技術は、作業機械全体としての寿命(構造物耐久寿命)を推定することはできるものの、作業機械を構成する個々の部品の寿命を推定することはできない。このため、消耗部品の交換や要点検部品の点検等のための適切なメンテナンス時期を求めることはできないという問題がある。また、上述した特許文献1に開示された技術において、作業機械の構造物耐久寿命を推定演算するためには、作業機械の稼働データ(例えば、稼働情報(稼働時間、燃料残量等)、機械情報(エンジン稼働状態、アクセルダイアル使用状況、油圧機器状態等)、警告情報(未承認キー挿入、異様検出等)、メンテナンス情報(オイル交換時期、フィルタ交換時期等))が必要であり、膨大な量のデータを無線通信によって送信する必要があるという問題がある。
また、上述した特許文献2に開示された技術は、装置に対する負荷条件や動作条件に応じて、装置に設けられた部品の部品寿命を予測可能であると考えられるものの、部品寿命の予測を行う装置毎に専用の部品寿命予測手段を設ける必要がある。具体的には、少なくとも、装置に組み込まれた部品の部品寿命を判断するための判断基準が記憶された専用の判断基準D/Bと、この判断基準D/Bの判断基準を用いて部品寿命を予測する予測手段等と備える部品寿命予測手段を設ける必要があり、コストが上昇してしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、低コストで実現することができ、各種装置のメンテナンスが適切に行われるよう支援するメンテナンス支援システム及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のメンテナンス支援システムは、装置(30)のメンテナンスを支援するメンテナンス支援システム(1)であって、装置から得られる制御データ(C)を用いて、装置で用いられている部品の使用状況を示すデータを生成する生成部(12)と、該生成部で生成されたデータをネットワーク(N)に送信する送信部(13)とを有するデータ収集モジュール(10)と、前記部品の交換又は点検が必要であるか否かを規定する閾値を格納するデータベース(22)と、前記ネットワークを介して送信されてくる前記データ収集モジュールからのデータと前記データベースに格納された閾値とを比較して装置のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定する判定部(23)とを有するサーバ装置(20)とを備えており、前記生成部は、前記部品の使用状況を示すデータとして、前記部品が使用された回数又は時間を示すデータであって前記制御データに予め規定されたレベル変化が生じた場合に前記部品が使用された回数が増加するデータ又は前記制御データが予め規定されたレベルに維持された場合に当該レベルが維持された時間だけ前記部品が使用された時間が増加するデータ、或いは前記部品の使用状態が変化した回数又は時間を示すデータを生成することを特徴としている。
また、本発明のメンテナンス支援システムは、前記生成部が、予め特定された複数の前記制御データの全てに予め規定されたレベル変化が生じた場合に前記部品の使用状態が変化した回数が増加するデータ、或いは予め特定された複数の前記制御データの全てについて予め規定されたレベル変化が維持されている状態である場合に、当該レベル変化が維持された時間だけ前記部品の使用状態が変化した時間が増加するデータを生成することを特徴としている。
また、本発明のメンテナンス支援システムは、前記サーバ装置が、前記判定部の判定結果を通知する通知部(24)を備えることを特徴としている。
本発明のメンテナンス方法は、装置(30)のメンテナンスを支援するメンテナンス支援方法であって、装置から得られる制御データ(C)を用いて、装置で用いられている部品の使用状況を示すデータを生成する第1ステップ(S12)と、前記第1ステップで生成されたデータをネットワーク(N)に送信する第2ステップ(S13)と、前記第2ステップで送信されたデータと前記部品の交換又は点検が必要であるか否かを規定する閾値とを比較して装置のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定する第3ステップ(S15)とを有しており、前記第1ステップは、前記部品の使用状況を示すデータとして、前記部品が使用された回数又は時間を示すデータであって前記制御データに予め規定されたレベル変化が生じた場合に前記部品が使用された回数が増加するデータ又は前記制御データが予め規定されたレベルに維持された場合に当該レベルが維持された時間だけ前記部品が使用された時間が増加するデータ、或いは前記部品の使用状態が変化した回数又は時間を示すデータを生成することを特徴としている。
本発明によれば、装置で用いられている部品の使用状況を示すデータを生成してネットワークに送信し、ネットワークを介して送信されてくるデータと部品の交換又は点検が必要であるか否かを規定する閾値とを比較して装置のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定するようにしているため、低コストで実現することができるとともに、各種装置のメンテナンスが適切に行われるよう支援することが可能であるという効果がある。
本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムにおけるデータの生成方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムにおけるデータの生成方法の他の例を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システム及び方法について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムの要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態のメンテナンス支援システム1は、ネットワークNを介して接続されたデータ収集モジュール10と部品寿命管理サーバ20(サーバ装置)とを備えており、装置30のメンテナンスを支援する。尚、上記のネットワークNは、例えば装置30が設置された工場内に敷設されるLAN(Local Area Network)、インターネット等の広域ネットワーク、或いは電話回線等の公衆回線である。
ここで、装置30は、工業炉、工業用ボイラ、その他の産業用装置であり、装置30の動作を統括して制御する制御部31を備える。この制御部31は、装置30の各部に制御信号を出力して装置30の動作を統括的に制御するものであるが、消耗部品や要点検部品の制御や動作に係る制御信号については、装置30の内部に出力するとともに、制御データCとして外部にも出力する。
上記の消耗部品や要点検部品としては、例えばスイッチ、モータ、ポンプ、パッキン、シール材、電磁弁、圧力計、電力計、ベアリング等が挙げられる。尚、以下では、理解を容易にするために、装置30が工業炉であるとし、上記の消耗部品が工業炉に設けられた扉に取り付けられた扉リミットスイッチであり、上記の制御データCが工業炉に設けられた扉を開閉させる扉開閉動作データであるとする。
データ収集モジュール10は、通信部11、データ生成部12(生成部)、及びデータ送信部13(送信部)を備えており、装置30に付随して設けられて、装置30のメンテナンスが必要か否かを判定する上で必要なデータを収集する。通信部11は、装置30の制御部31に接続されており、制御部31と通信を行って制御部31から出力される制御データCを取得する。データ生成部12は、通信部11が取得した制御データCを用いて、装置30で用いられている消耗部品としての扉リミットスイッチの使用状況を示すデータを生成する。
具体的に、データ生成部12は、扉リミットスイッチの使用状況を示すデータとして、扉リミットスイッチの使用回数(オフ状態からオン状態になった回数)又は使用時間(オン状態になっている時間)を示すデータを生成する。図2は、本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムにおけるデータの生成方法を説明するための図であって、(a)は扉リミットスイッチの使用回数を示すデータの生成方法を説明するための図であり、(b)は扉リミットスイッチの使用時間を示すデータの生成方法を説明するための図である。
図2に示す通り、通信部11が取得する制御データCは、「H(ハイ)」レベルと「L(ロー)」レベルとの2つのレベルを取るディジタルデータである。制御データCが「H」レベルになると、工業炉に設けられた扉が開状態にされ、例えば扉の開度が最大開度になったときに扉リミットスイッチがオン状態になる。これに対し、制御データCが「L」レベルになると、工業炉に設けられた扉が閉状態にされて扉リミットスイッチがオフ状態になる。
データ生成部12は、図2(a)に示す通り、制御データCに予め規定されたレベル変化(図2(a)に示す例では、「L」レベルから「H」レベルへのレベル変化)が生ずる度に、扉リミットスイッチの使用回数を示すカウント値が増加するデータを生成する。このカウント値は、装置30が設置されて稼働を開始したとき、或いは扉リミットスイッチの交換が行われたときに初期化される。このため、データ生成部12で生成されるデータの値(カウント値)を参照すれば、扉リミットスイッチがオン状態になった回数(オフ状態からオン状態に変化した回数)を知ることができる。
或いは、データ生成部12は、図2(b)に示す通り、制御データCが予め規定されたレベルに維持(図2(b)に示す例では「H」レベルに維持)される度に、そのレベルが維持された時間だけ扉リミットスイッチの使用時間を示す積算値が増加するデータを生成する。この積算値は、上記のカウント値と同様に、装置30が設置されて稼働を開始したとき、或いは扉リミットスイッチの交換が行われたときに初期化される。このため、データ生成部12で生成されるデータの値(積算値)を参照すれば、扉リミットスイッチがオン状態に維持された時間を知ることができる。
ここで、データ生成部12は、部品寿命管理サーバ20での処理を容易にするために、予め規定された単位のデータを生成する。例えば、図2(a)に示す扉リミットスイッチの使用回数は、扉リミットスイッチの使用が開始されてからの総使用回数を示すものであるため「回数」を単位としたデータを生成すればよい。これに対し、図2(b)に示す扉リミットスイッチの使用時間は、「時間」、「分」、「秒」、「ミリ秒」等の複数の単位を取り得るため、例えば「秒」を単位としたデータを生成する。
図3は、本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムにおけるデータの生成方法の他の例を説明するための図である。図2を用いて説明したデータの生成方法は、1つの制御データCから部品(扉リミットスイッチ)の使用回数又は使用時間を示すデータを作成するものであったが、図3を用いて説明するデータの作成方法は、複数の制御データCから部品の使用状態が変化した回数又は時間を示すデータを生成するものである。尚、図3では、複数の制御データCとして、温度を示すデータと圧力を示すデータとを例示しており、図3(a)は、制御データCがディジタルデータの場合であり、図3(b)は、制御データCがアナログデータの場合である。
図3(a)に示す通り、温度及び圧力を示す制御データCがディジタルデータである場合には、温度を示す制御データC及び圧力を示す制御データCの双方に予め規定されたレベル変化(図3(a)に示す例では、「L」レベルから「H」レベルへのレベル変化)が生ずる度に、部品の使用状態が変化した回数が増加するデータがデータ生成部12によって生成される。或いは、温度を示す制御データC及び圧力を示す制御データCの双方が予め規定されたレベルに維持(図3(a)に示す例では「H」レベルに維持)される度に、そのレベルが維持された時間だけ部品の使用状態が変化した時間が増加するデータがデータ生成部12によって生成される。
また、図3(b)に示す通り、温度及び圧力を示す制御データCがアナログデータである場合には、制御データCの全てに予め規定されたレベル変化(図3(b)に示す例では、温度を示す制御データCが予め規定された閾値TH1を超え、且つ、圧力を示す制御データCが予め規定された閾値TH2を超えるレベル変化)が生ずる度に、部品の使用状態が変化した回数が増加するデータがデータ生成部12によって生成される。或いは、制御データCの全てが予め規定されたレベルに維持(図3(b)に示す例では、温度を示す制御データCが予め規定された閾値TH1を超え、且つ、圧力を示す制御データCが予め規定された閾値TH2を超えるレベルに維持)される度に、そのレベルが維持された時間だけ部品の使用状態が変化した時間が増加するデータがデータ生成部12によって生成される。
データ送信部13は、データ生成部12で生成されたデータを、予め規定された周期(例えば、数時間毎、1日毎等の周期)でネットワークNに送信する。尚、ここでは説明を簡単にするために、装置30の消耗部品が工業炉に設けられた扉に取り付けられた扉リミットスイッチである場合を説明しているが、装置30に設けられる消耗部品や要点検部品は複数存在する。このため、データ送信部13は、データ生成部12で生成されたデータに対し、部品等を特定する情報を付してネットワークNに送信する。
例えば、データ送信部13は、ネットワークNに送信されるデータに対し、部品の種類を示す識別子である「部品ID」と、個々のデータを識別するための識別子である「データID」とを付す。データに付された「部品ID」を参照すれば、そのデータが何れの種類の部品についてのデータであるかを特定することが可能である。更に、「データID」を参照すれば、「部品ID」で種類が特定された同種の部品についてのデータを個別に特定することが可能である。
部品寿命管理サーバ20は、データ受信部21、部品寿命判定データベース22(データベース)、判定部23、及び通知部24を備えており、データ収集モジュール10で収集されてネットワークNを介して送信されてくるデータに基づいて、装置30のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定する。尚、部品寿命管理サーバ20は、装置30が設置された場所とは異なる任意の場所(例えば、装置30が設置される工場の一角に設けられた管理室、装置30のメーカの敷地内等)に設置される。この部品寿命管理サーバ20は、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション、その他のコンピュータによって実現される。
データ受信部21は、ネットワークNを介してデータ収集モジュール10から送信されてくるデータを受信する。尚、データ収集モジュール10からは、予め規定された周期(例えば、数時間毎、1日毎等の周期)でデータが送信されてくるため、データ受信部21は、データ収集モジュール10のデータ送信周期に合わせてデータを受信する。
部品寿命判定データベース22は、装置30に設けられた消耗部品や要点検部品の交換又は点検が必要であるか否かを判定する上で用いられる閾値等を格納するデータベースである。以下の[表1]は、本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムで用いられる部品寿命判定データベースの内容の一例を示す表である。
Figure 0006123361
[表1]に示す通り、部品寿命判定データベース22は、「部品名」、「部品ID」、「閾値の種別」、及び「閾値」が対応付けられたテーブル形式のデータベースである。尚、[表1]に示す例では、理解を容易にするためのテーブル形式のものを図示しているが、テーブル形式である必要は必ずしも無い。
上記の「部品名」は、装置30に設けられた消耗部品や要点検部品の具体的な名称を示す情報(部品を特定する情報)である。この「部品名」は、例えば部品寿命判定データベース22の管理を容易にするため、或いは、装置30のメンテナンスを行う作業者に対してメンテナンスを行う必要のある部品名を提示するために、部品寿命判定データベース22に格納される。尚、[表1]に示す例では、「部品名」として、扉リミットスイッチ、モータ、ポンプ、パッキン、シール材、電磁弁、圧力計、電力計、ベアリング等が挙げられている。
上記の「部品ID」は、消耗部品や要点検部品の種類を示す識別子(部品を特定する情報)である。この識別子は、消耗部品や要点検部品の種類毎に一意に定まるものであり、例えば英文字や数字等が組み合わされた文字列又は数字列である。尚、[表1]に示す例では、理解を容易にするために、「部品ID」として、「P0001」〜「P0009」を示しているが、任意の文字列又は数字列を使用することが可能である。
上記の「閾値の種別」は、「閾値」の種別を示す情報である。データ収集モジュール10のデータ生成部12は、1つの部品の使用の状況を示すデータであっても、意味が異なるデータを生成する場合がある。例えば、図2を用いて説明した通り、扉リミットスイッチの使用状況を示すデータとして、扉リミットスイッチの使用回数を示すデータを生成し、或いは扉リミットスイッチの使用時間を示すデータを生成する場合である。上記の「閾値の種別」は、対応付けられた「閾値」が何れの意味であるのかを区別するために設けられる。尚、「閾値の種別」は、「部品名」と同様に、部品寿命判定データベース22の管理を容易にするためにも用いられるが、以上の区別を行う必要が無ければ省略が可能である。
尚、部品寿命判定データベース22は、[表1]に示す通り、「閾値」に対して「部品名」、「部品ID」、及び「閾値の種別」なる項目が対応付けられたものに限られず、任意の他の項目が追加されたものであっても良い。例えば、前述した「データID」と同様の項目を追加されたものであってもよい。この項目が追加されることによって、例えば同種の部品であっても部品毎に異なる閾値を設定するといったことが可能になる。また、[表1]に示す部品寿命判定データベース22は、装置30についてのものであるが、部品寿命判定データベース22は、複数の装置に設けられる部品についての閾値等を格納するものであっても良い。
判定部23は、データ受信部21で受信されたデータと、部品寿命判定データベース22に格納された閾値とを比較して装置30のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定する。具体的に、判定部23は、データ受信部21で受信されたデータに付加されている部品IDをキーとして部品寿命判定データベース22を検索し、その部品IDに対応付けられている閾値を取得する。次に、判定部23は、データ受信部21で受信されたデータと取得した閾値とを比較し、データの値が閾値を超えているか否かを判定する。そして、データの値が閾値を超えている場合には、判定部23は、「部品ID」及び「データID」で特定される部品の交換又は点検が必要であると判定する。
通知部24は、装置30のメンテナンスを行う作業者、部品寿命管理サーバ20の操作を行う管理者等に対し、判定部23の判定結果を通知する。例えば、通知部24は、判定部23の判定結果が本文に記載された電子メールを作成し、作成した電子メールを作業者の携帯端末宛てに送信することによって、判定部23の判定結果を作業者に通知する。或いは、通知部24は、部品寿命管理サーバ20に設けられた液晶表示装置等の表示装置に対し、判定部23の判定結果を表示することによって、判定部23の判定結果を管理者に通知する。
次に、上記構成におけるメンテナンス支援システムの動作について説明する。図4は、本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システムの動作を示すフローチャートである。ここで、装置30に付随して設けられたデータ収集モジュール10では、通信部11が装置30の制御部31と常時通信を行って各種のデータを取得する動作が行われているものとする。
いま、制御部31が、工業炉としての装置30に設けられた扉を開閉させる扉開閉動作データを出力したとする。すると、この扉開閉動作データに基づいて装置30に設けられた扉の開閉状態が制御されるとともに、その扉開閉動作データが制御データCとして出力される。すると、この制御データCが、データ収集モジュール10の通信部11で取得される(ステップS11)。
制御データCが通信部11で取得されると、データ生成部12において、制御データCを用いて、部品(扉リミットスイッチ)の使用状況を示すデータが生成される(ステップS12:第1ステップ)。例えば、図2(a)に示す通り、制御データCが「L」レベルから「H」レベルに変化する度に、扉リミットスイッチの使用回数を示すカウント値が増加するデータが生成される。或いは、図2(b)に示す通り、制御データCが「H」レベルに維持される度に、「H」レベルが維持された時間だけ扉リミットスイッチの使用時間を示す積算値が増加するデータが生成される。ここでは、説明を簡単にするために、前者のデータ(制御データCのレベル変化が生ずる度にカウント値が増加するデータ)が生成されるものとする。
データ生成部12で生成されたデータは、データ送信部13に出力され、「部品ID」及び「データID」が付されてネットワークNに送信される(ステップS13:第2ステップ)。但し、データ生成部12によって生成されたデータの全てがネットワークNに送信される訳ではなく、予め規定された送信タイミングの直前に生成されたデータのみがネットワークNに送信される。例えば、データ生成部12によるデータの送信周期が1日であって、送信タイミングが午前1時に設定されている場合には、午前1時の直前にデータ生成部12で生成されたデータがネットワークNに送信される。
データ収集モジュール10のデータ送信部13から送信されたデータは、ネットワークNを介して部品寿命管理サーバ20に送信され、部品寿命管理サーバ20のデータ受信部21で受信される(ステップS14)。データ受信部21で受信されたデータは、判定部23に出力される。データ受信部21からのデータが入力されると、判定部23は、部品(扉リミットスイッチ)の交換又は点検が必要であるか否かを判定する(ステップS15:第3ステップ)。
具体的に、判定部23は、まずデータ受信部21からのデータに付加されている部品IDをキーとして部品寿命判定データベース22を検索し、その部品IDに対応付けられている閾値([表1]に示す例では「5000」)を取得する。次に、判定部23は、データ受信部21で受信されたデータと取得した閾値とを比較し、データの値が閾値を超えているか否かを判定する。そして、データの値が閾値を超えている場合には、判定部23は、「部品ID」及び「データID」で特定される部品の交換又は点検が必要であると判定する。
以上の判定が判定部23で行われると、その判定結果は通知部24に出力され、例えば装置30のメンテナンスを行う作業者、或いは部品寿命管理サーバ20の操作を行う管理者等に対して判定部23の判定結果を通知する処理が行われる(ステップS16)。例えば、判定部23の判定結果が本文に記載された電子メールが作成されて、その電子メールを作業者の携帯端末宛てに送信する処理が通知部24で行われる。或いは、部品寿命管理サーバ20に設けられた液晶表示装置等の表示装置に対して、判定部23の判定結果を表示する処理が通知部24で行われる。
以上の通り、本実施形態では、装置30で用いられている部品の使用状況を示すデータを生成してネットワークNに送信するデータ収集モジュール10を装置30に付随して設けるとともに、ネットワークNを介して送信されてくるデータ収集モジュール10からのデータと部品の交換又は点検が必要であるか否かを規定する閾値とを比較して装置のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定する部品寿命管理サーバ20を設けるようにしている。このため、低コストで実現することができるとともに、各種装置のメンテナンスが適切に行われるよう支援することが可能である。
以上、本発明の一実施形態によるメンテナンス支援システム及び方法について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、[表1]に示す通り、同種の部品に同一の部品IDが付されている例について説明したが、同種の部品であるか否かに拘わらず、装置30で用いられる部品の各々に異なる部品IDを付すようにしても良い。このようにすることで、個々のデータを識別するための識別子である「データID」を省略することができ、同種の部品であっても別の部品として取り扱うことが可能になる。
また、上記実施形態では、データ生成部12が扉リミットスイッチの使用回数又は使用時間を示すデータを生成する例について説明したが、データ生成部12が生成するデータは、消耗部品や要点検部品の起動回数や搬送回数等、或いは消耗部品や要点検部品の稼働時間であっても良い。例えば、ポンプ、モータ、電磁弁等の起動回数、或いはポンプやモータの稼働時間であっても良い。
また、上記実施形態では、メンテナンス支援システム1が、工業炉、工業用ボイラ、その他の産業用装置のメンテナンスを行うものとして説明したが、本発明は、クレーン等の運搬装置や台車等の運搬装置のメンテナンスを行う場合にも適用することが可能である。
1 メンテナンス支援システム
10 データ収集モジュール
12 データ生成部
13 データ送信部
20 部品寿命管理サーバ
22 部品寿命判定データベース
23 判定部
24 通知部
30 装置
C 制御データ
N ネットワーク

Claims (3)

  1. 装置のメンテナンスを支援するメンテナンス支援システムであって、
    装置から得られる制御データを用いて、装置で用いられている部品の使用状況を示すデータを生成する生成部と、該生成部で生成されたデータをネットワークに送信する送信部とを有するデータ収集モジュールと、
    前記部品の交換又は点検が必要であるか否かを規定する閾値を格納するデータベースと、前記ネットワークを介して送信されてくる前記データ収集モジュールからのデータと前記データベースに格納された閾値とを比較して装置のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定する判定部とを有するサーバ装置と
    を備えており、
    前記生成部は、前記部品の使用状況を示すデータとして、予め特定された複数の前記制御データの全てに予め規定されたレベル変化が生じた場合に前記部品の使用状態が変化した回数が増加するデータ、或いは予め特定された複数の前記制御データの全てについて予め規定されたレベル変化が維持されている状態である場合に、当該レベル変化が維持された時間だけ前記部品の使用状態が変化した時間が増加するデータを生成する
    ことを特徴とするメンテナンス支援システム。
  2. 前記サーバ装置は、前記判定部の判定結果を通知する通知部を備える、ことを特徴とする請求項1記載のメンテナンス支援システム。
  3. 装置のメンテナンスを支援するメンテナンス支援方法であって、
    装置から得られる制御データを用いて、装置で用いられている部品の使用状況を示すデータを生成する第1ステップと、
    前記第1ステップで生成されたデータをネットワークに送信する第2ステップと、
    前記第2ステップで送信されたデータと前記部品の交換又は点検が必要であるか否かを規定する閾値とを比較して装置のメンテナンスを行う必要があるか否かを判定する第3ステップと
    を有しており、
    前記第1ステップは、前記部品の使用状況を示すデータとして、予め特定された複数の前記制御データの全てに予め規定されたレベル変化が生じた場合に前記部品の使用状態が変化した回数が増加するデータ、或いは予め特定された複数の前記制御データの全てについて予め規定されたレベル変化が維持されている状態である場合に、当該レベル変化が維持された時間だけ前記部品の使用状態が変化した時間が増加するデータを生成する
    ことを特徴とするメンテナンス支援方法
JP2013045727A 2013-03-07 2013-03-07 メンテナンス支援システム及び方法 Active JP6123361B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045727A JP6123361B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 メンテナンス支援システム及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045727A JP6123361B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 メンテナンス支援システム及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014174684A JP2014174684A (ja) 2014-09-22
JP6123361B2 true JP6123361B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=51695869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013045727A Active JP6123361B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 メンテナンス支援システム及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6123361B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6618729B2 (ja) * 2015-08-03 2019-12-11 Ihi運搬機械株式会社 荷役運搬機械のメンテナンスシステム
JP2017041193A (ja) * 2015-08-21 2017-02-23 Ihi運搬機械株式会社 搬送設備のメンテナンス管理システム及びメンテナンス管理方法
JP2018066644A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 Ntn株式会社 車軸軸受メンテナンスシステム
KR20220132587A (ko) * 2020-10-13 2022-09-30 히다찌 겐끼 가부시키가이샤 작업 기계의 보수 관리 시스템

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222011A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 移動体監視制御システム
EP1382942B1 (en) * 2001-02-23 2016-07-27 ARKRAY, Inc. Monitoring apparatus and monitoring object apparatus
JP5901904B2 (ja) * 2011-07-12 2016-04-13 株式会社日立製作所 機械設備の管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014174684A (ja) 2014-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6123361B2 (ja) メンテナンス支援システム及び方法
US20160034329A1 (en) Correlation and prediction analysis of collected data
JP2000259729A (ja) 作業機械の管理システム
JP5388337B2 (ja) 機器監視システム
KR101926597B1 (ko) 하수처리시설의 관리 시스템
JP5901904B2 (ja) 機械設備の管理システム
KR101450540B1 (ko) 공기조화기의 에러관리 시스템
WO2015037113A1 (ja) 異常診断方法、及びその装置
US6675167B2 (en) System and method for managing monitoring equipment
Jonsson et al. Organizational dimensions of e-maintenance: a multi-contextual perspective
JP2013148962A (ja) サービス員派遣支援装置、サービス員派遣支援方法及びサービス員派遣支援プログラム
JP2014179837A (ja) 情報処理装置、および作業員割当方法
JP2014178932A (ja) 情報処理装置、および進捗管理方法
JP2006199469A (ja) エレベータの点検報告システム及びその制御方法
JP2006353023A (ja) 蓄電池残容量遠隔監視システム、蓄電池残容量遠隔監視方法。
JP6326214B2 (ja) 設備管理システム、設備管理装置及び設備管理方法
WO2015064651A1 (ja) 設備管理システム及び設備管理方法
CN105868265A (zh) 更新、证据和触发事件的案例管理链接
KR101811532B1 (ko) 복수 설비 자주보전 시스템
KR101842896B1 (ko) 가동 시설 제어 시스템 및 그 방법
JP2004299902A (ja) エレベーター点検項目実施漏れ防止装置
JP6979562B2 (ja) エネルギーデータベースシステム
JP2017097666A (ja) 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置及び端末装置
JP6382136B2 (ja) プラント監視制御システムおよびその監視制御方法
JP2014238738A (ja) 機器管理システムおよび機器管理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170320

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6123361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250