JP6382136B2 - プラント監視制御システムおよびその監視制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、上下水プラント等の稼働状況の監視を行うプラント監視制御システムに関する。
上下水プラントや発電所、生産工場などのプラントでは、プラントに備わるポンプや弁、計器などの設備や機器の状態を監視制御するためにプラント監視制御システムが使用されている。この監視制御システムでは、設備や機器から計測データを取得し、この計測データを基に設備や機器の状態、故障を判断し、プラントの状態や故障情報を監視制御画面に表示し、障害が発生した場合には、関連する部署に警報通知をおこなっている。
近年では、プラント制御の高度化により計測データの信号点数の増大や、プラントの大規模化により、設備や機器の状態・故障判断が困難になってきている。
このため、予め、計測データを基にした状態・故障の判定ルールを定めた監視制御システムが考案され、監視の容易化が図られている(例えば、特許文献1を参照)。
詳しくは、特許文献1では、アラーム信号の発生順序と発生時間間隔についての適合条件と、当該条件が成立したときに実行する所定のアクションとを対応づけるアラームパターンを予め登録しておき、プロセス信号によりプラントの状態が把握され、所定のアラーム信号が入力されてアラームパターンに適合したときに、アクションの内容を表示するプラント監視制御システムが開示されている。
特開2013−182547号公報
上記の先行技術によれば、プラント状態や障害に対処するためのアクションをおこすアラームのパターンが予め決まっているので、プラント状態や障害の判定を容易におこなうことができる。しかし、アクションの実施は、プラント監視制御システムの監視員がおこなうようにしているため、監視員の負担をなくすことはできない。
アクションも予め定めておき、完全自動化することも可能であるが、この場合には、警報の通知範囲が広めに設定されるため、その結果、過剰な警報通知がおこなわれる可能性がある。
例えば、上下水プラント等においては、プラント設備を監視し、故障や異常が発生した際には、プラントのスピーカーによる警報・警告や、監視制御端末の画面表示を警報・警告画面にすることが行われている。このような場合に、発生した故障や異常に対応するべき部署以外にも警報・警告が通知され、業務の妨げになるケースがある。
一方、上下水プラントでは、供給している水の水質悪化、有害物質の流出など事故が発生した際には、プラント内の部署だけでなく周辺自治体、住民などに警報を通知する必要がある。
プラントの規模が大きくなるほど、障害の発生が複雑化し、その影響範囲の判定も困難となる。このため、計測データを基にした状態・故障の全ての判定ルールや警報の通知先を事前に定めておくことは困難である。
また、判定ルールや警報の通知先を適宜修正する方法では、プラント監視制御システムのプログラム更新の運用管理が煩雑になる問題もある。
本発明の目的は、プラント監視制御システムの監視員の負担を低減するとともに、警報通知を適切におこなえるプラント監視制御システムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のプラント監視制御システムは、プラント機器のセンサ信号を取得し、異常状態を判定するプラント情報収集部と、前記プラント機器ごとの警報の種類、ならびに、前記警報の種類ごとの、前記プラント機器が異常の時に警報を通知する警報通知先と、前記警報の重要度とを記憶する警報情報格納部と、監視者ごとの警報通知先の変更権限の有無を記録する監視者情報格納部と、警報の通知先の選択画面を表示する出力装置と、監視者の警報通知先の変更操作を入力する入力装置と、前記プラント情報収集部の判定に基づいて、予め設定された警報通知先を前記警報情報格納部から取得し、前記警報通知先を含む複数の通知先を選択可能に表示する選択画面を前記出力装置に表示する警報通知制御部と、を備え、警報通知制御部は、前記入力装置の操作により警報通知先を、前記警報の重要度に応じて設定された所定期間にわたり変更可能とし、前記監視者情報格納部に警報通知先の変更権限有と記録された監視者が、前記所定期間内に前記警報通知先の選択画面を操作した場合に、警報通知先を変更可能に制御し、前記所定期間の経過後に、所定期間中に設定された警報通知先に警報を通知するようにした。
本発明によれば、プラントの警報通知が必要な担当部署にのみ限定して警報通知できるので、他部署の業務を妨害せず、円滑なプラント運用をおこなうことができるブラント監視制御システムを提供することができる。
また、周辺自治体や住民などのブラント外部にも速やかに警報を発することができる。
本実施例の監視制御システムの構成図である。 (a)画面管理情報、(b)プラント情報、(c)警報管理情報、(d)警報設定情報を説明する図である。 監視者情報を説明する図である。 本実施例の監視制御システムの装置概略図である。 警報通知先選択画面の一例を示す図である。 警報監視装置の制御フローを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施例の監視制御システムの構成図である。
監視制御装置100には、プラント機器103の流量計や圧力計などのセンサ信号が接続され、プラントの運転監視を実施している。
また、監視制御装置100には、液晶ディスプレイなどの出力装置101と、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置102が接続されている。そして、監視制御装置100は、入力装置102から監視者の操作を受け付け、プラント機器103に対して操作指示を出力し、結果を出力装置101に表示して、プラントの運転監視を実施している。
監視制御装置100は、監視制御システムが監視するプラントの複数の区画のそれぞれに対応して設けられており、監視制御装置100の監視者は、担当の区画の監視作業をおこなう。
以下に、実施例の監視制御システムの詳細な構成を説明する。
監視制御装置100の警報通知制御部107は、出力装置101に、詳細を後述する警報通知先選択画面等を表示し、プラント施設の複数の部署に設けられた場内警報装置110と周辺自治体や住民等のプラント施設外の外部警報装置113に、警報を通知する。
出力装置101には、警報通知制御部107が、画面識別子により管理される複数の画面情報を格納する画面情報格納部108から、監視制御に応じて画面情報を読取り、出力することで、監視画面が表示される。詳細には、画面情報格納部108には、図2(a)の画面管理情報200に示すように、全ての制御画面の画面識別子ごとに画面名称の欄に指定される概略図や、プラント監視画面、トレンド画面、アラーム画面などの制御画面の表示情報を記憶している。
また、警報通知制御部107は、監視者の操作入力情報や、後述するプラント機器103の操作やプラント情報収集部104からの情報取得により、出力装置101の画面切り替えをおこなっている。
プラント情報収集部104は、必要に応じてプラント機器103からセンサ信号等の情報を収集し、プラント機器103に割り当てられたプラント機器番号ごとに、プラントの状態を管理している(プラント情報201、図2(b)を参照)。ここで、プラントの状態とは、プラントの稼働が正常である状態と異常な状態を表わしている。プラントの状態は、プラント機器103の計測データを基に判定しており、異常な状態には、複数の段階を設けてもよい。
プラント情報収集部104は、異常状態を判定すると、警報通知制御部107にこれを通知する。また、警報通知制御部107からプラントの状態の取得要求があったときには、これに応答し、プラント機器103の状態を通知する。
入力処理部105は、入力装置102による監視者の操作指示や入力操作が入力され、処理実行部106に操作指示や入力処理の内容を通知する。処理実行部106は、警報通知制御部107へ、これを伝達する。
警報情報格納部111には、図2(c)に示す警報管理情報202が記録されている。警報管理情報202は、警報の種類に応じて警報識別子を設け、警報識別子ごとに、警報の通知先と警報の重要度を登録している。さらに、警報情報格納部111には、図2(d)に示す警報設定情報203が記録されている。警報設定情報203は、プラント機器番号で特定されるプラント機器103ごとに、警報の識別子を割り当てて、警報の種類を特定できるようにしている。
警報通知制御部107は、この警報情報格納部111を参照し、警報の重要度(図2(c)のA、B、C)に応じて警報通知先を選択するための設定変更期間を短く設定して、警報通知先選択画面を表示し、警報通知の制御をおこなう(詳細は後述する)。
このとき、詳細は後述するが、監視者の権限に応じて、警報通知先を変更できるようにしている。
上記では、警報情報格納部111には、図2(c)(d)に示すように、警報管理情報202(警報識別子ごとに、その通知先と警報の重要度を登録するテーブル)と警報設定情報203(プラント機器103ごとの警報の種類を登録するテーブル)をもつとしたが、これに限らず、警報管理情報202が、警報識別子ごとに、対象のプラント機器103と警報通知先と警報の重要度を登録するようにしてもよい。
監視者情報格納部109には、図3に示す監視者毎の監視者情報300が格納されている。監視者情報300は、監視者ID301と、監視者名302と、監視端末にログインする際のパスワード303と、監視をおこなうプラントの第1浄水場等の区画を示す監視対象304と、監視者の所属するグループ情報を示すグループ305と、監視者が通知先変更をおこなえるか否かを示す権限306と、現在の監視者のログイン状態307と、から構成されている。
実施例の監視制御システムでは、監視者が監視制御装置100にログインする際に、監視者情報格納部109の監視者情報300の監視者ID301とパスワード303による本人認証をおこなう。そして、監視者が本人であることが認証できた場合、監視制御装置100は出力装置101上に監視者の名前を表示している。
また、詳細は後述するが、警報が発生した際には、権限306の内容に応じて、通知先を選択することができる。
図1の通知先・外部状況取得装置112は、詳細を後述する警報通知先の選択画面で、警報の通知先の候補を表示するために、その時の通知先の人員の在席状況を取得する手段である。これにより、通知先の候補の在席人員が少ない場合には、通知範囲を広げる等の調整をおこなう。
また、通知先・外部状況取得装置112は、気象予報情報を取得するようにする。下水処理プラントでポンプ設備に異常が発見された際に、ゲリラ豪雨等の気象予報があると、大量の雨水処理をおこなう可能性があり、ポンプ設備の異常の影響が大きくなる。このため、他の下水処理プラントにも警報通知をおこなう等の通知先の調整が必要となる。
詳細は後述するが、本実施例の監視制御システムでは、プラント機器103に異常が発生した場合に、警報通知先を選択できるようにしている。この際の変更通知先の候補を、通知先・外部状況取得装置112から取得した前述の情報を含めて、設定することが望ましい。しかし、通知先・外部状況取得装置112から取得した情報を通知先の設定条件とすることは困難である。
このため、本実施例の監視制御装置100では、予めプラント機器103の異常状態により警報通知先を設定しておき、警報通知時に、通知先の設定変更期間を設けて、通知先・外部状況取得装置112から取得した情報により、警報通知先を変更できるようにした。
つぎに、プラント機器103に異常が発生した場合の処理の概要を説明する。
本実施例の監視制御システムによりプラント機器103の監視を開始する際には、監視者が監視制御装置100から監視者IDとパスワードを入力し、監視者のユーザ認証をおこなう。このユーザ認証は、前述の監視者情報格納部109の管理者情報300を参照しておこなわれ、認証が成功すると、管理者情報300の監視対象304の設定内容にしたがって、プラントの所定の区画の監視が始まる。
プラント情報収集部104は、プラント機器103を監視し、プラント機器103の計測データを基に、プラント機器103が異常状態であるか、または、異常発生を予測できる状態を判定する(言いかえれば、正常でない状態を判定する)。
プラント情報収集部104は、プラント機器103が異常状態であるか、または、異常発生を予測できる状態と判定すると、警報通知制御部107にそれを通知する。
また、プラント情報収集部104の判定結果は、プラント情報201に記憶する。
警報通知制御部107は、監視者情報格納部109の監視対象304に関連するプラント機器103の異常を通知されると、画面情報格納部108の画面管理情報200に登録されている警報通知先選択画面501(詳細は後述)を出力装置101に表示する。
出力装置101に表示される警報通知先選択画面501は、警報情報格納部111の警報管理情報202と警報設定情報203により警報設定の表示内容が制御されている。
さらに、警報設定情報203に設定される重要度に応じて、通知先の変更がおこなえる設定変更期間の時間を変更している。これは、重要度の高い警報ほど、迅速に警報を発するためである。
また、監視者情報300の権限306に設定されている監視者の権限に応じて、警報通知先の変更を許可されている監視者は、前記設定変更期間の間であれば、警報通知先を変更可能にしている。
前記設定変更期間が経過すると、警報通知制御部107は、設定された通知先に対応する場内警報装置110に警報通知をおこなうよう指示し、通知先に指定された部署、作業者等に警報が通知される。
警報の通知先はプラント内だけでなく、周辺自治体、住民等の外部機関も対象とすることができる。災害による突発的な断水情報、供給している水の急激な水質悪化、河川への有害物質の流出などの緊急事態については、プラント内だけでなく外部に対しても警報の通知を行うことが出来る。外部機関を警報の通知対象として選択した場合は、防災無線などの外部警報装置113が作動し、プラント外に警報を通知する。
図4は、本実施例の監視制御システムの装置概略図を示している。
監視制御システムは、図1の出力装置101に対応する液晶モニター401と、監視制御卓402と、制御用計算機403とから構成されている。監視制御卓402には、図1の入力装置102に相当するキーボード、マウス、またはタッチスクリーンが設置されている。
制御用計算機403は、パーソナルコンピュータと同様のアーキテクチャで構成される産業用コンピュータが適用され、図1の監視制御装置100を構成している。詳細には、制御用計算機403の図示しないCPU(Central Processing Unit)が、HDD(Hard disk drive)やROM(read only memory)に記憶されている制御プログラムをRAM(Random Access Memory)にロード、実行することにより、監視制御装置100の各機能を具現化する。
つぎに制御用計算機403で実行される監視制御装置100の動作を詳細に説明する。
図5は、特定のプラントで障害が発生して各部署に警報通知をおこなう際に、監視制御端末システムの出力装置101に表示される警報通知先選択画面501の一例を示している。また、警報通知先選択画面501の他に、出力装置101には、障害は発生したプラント機器のセンサ信号(計測データ)の状態を表わす機器状態画面が表示されている。
警報通知先選択画面501には、プラント内の部署、他プラント、作業者の他、自治体、配水対象の周辺住民等の警報の通知先に対応した通知先ボタン502が表示され、監視者の通知先ボタン502の操作により警報通知先が設定される。この警報通知先の設定は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置1012によりおこなわれる。
監視者が設定した通知先ボタン502と、警報情報格納部111の警報管理情報202と警報設定情報203に予め設定された警報の通知先の通知先ボタン502は、ハイライト表示され、監視制御システムが通知対象とする他の通知先と識別できるようにする(通知先ボタン503)。また、ハイライト表示されている通知先ボタン503の選択操作をおこなうと、通知先の設定が解除され、ハイライト表示もなくなる。
上記の通知先ボタン502、503の操作は、監視者情報格納部109に設定されている監視者情報の権限306に、“警報通知先の変更可”が設定されている監視者のみがおこなうことができる。
全体通知ボタン505は、監視制御システムが通知対象としている全ての通知先を警報通知先に設定する。また、全体通知ボタン505が操作されると、直ちに、警報通知がおこなわれる。
警報通知先の設定が終了し、通知開始ボタン504が操作されると、設定された警報通知先に警報が通知される。
通知開始ボタン504の処理には、タイマ機能をもっており、そのカウント時間が通知開始ボタン504に表示されている。例えば、1秒毎にカウントダウンするカウント表示をおこなう。カウンタが0になると、そのときの警報通知先の設定に従って、警報通知がおこなわれる。
上記のカウンタの初期値は、障害が発生したプラント機器に関する警報管理情報202の重要度の設定値に応じて、カウンタの初期値を設定する。例えば、重要度が高いプラント機器については、カウンタの初期値を小さく設定すればよい。
これにより、警報通知先の変更を可能とし、かつ、設定変更期間を設けるようにしたので、所定時間に適切な警報通知をおこなうことができる。
さらに、図1の通知先・外部状況取得装置112のように、他部署の状況や環境状態を考慮して警報通知先を選択することにより、より適切な部署に警告通知をおこなうことができる。
この他部署の状況や環境状態を考慮した警報通知先は、警報管理情報202と警報設定情報203に予め設定された警報の通知先(ルールに基づく警報の通知先)と区別するために、通知先ボタン502をブリンク表示してもよい。
また、図5の警報通知先選択画面501には、作業者通知ボタン506を設けた。異常が生じたプラント機器103の修理担当者に、通信回線等により警報を直接通知することができる。
これにより、修理時間の短縮をおこない、プラントの休止時間を低減することができる。
また、警報通知先選択画面501の他プラント通知ボタンは、本実施例の監視制御システムが監視するプラント以外のプラントに警報通知をおこなう際に選択される。
図6は、プラント機器103で障害が発生した際の、警報制御装置100の制御フローを示している。
まず、警報制御装置100は、監視対象のプラント機器103からプラント機器のセンサ信号(計測データ)を取得する(S601)。
そして、センサ信号(計測データ)を基に、プラント機器103が、異常状態であるか、または、異常発生を予測できる状態を判定する。言いかえれば、正常でない状態を判定する(S602)。
ステップS602で、プラント機器103が正常と判定された場合には(S602のYes)、ステップS601に戻り、プラント機器103の監視を継続する。
ステップS602で、プラント機器103が異常状態であるか、または、異常発生を予測できる状態と判定された場合には(S602のNo)、以下の警報通知先の選択処理をおこなう。
最初に、異常を検出したプラント機器103の機器番号を取得する(S603)。これは、監視制御装置100が監視しているプラント機器103が複数のある場合におこなう処理であり、ひとつのプラント機器103を監視する場合には、特におこなう必要はない。
そして、プラント機器ごとの異常/正常の状態を記録するプラント情報201を“異常”に更新する。
つぎに、取得した異常を検出したプラント機器103のプラント機器番号を基に、警報情報格納部111の警報設定情報203と警報管理情報202を参照して、予め設定された警報の通知先と重要度を取得する(S604)。
そして、取得した重要度を基に、通知先の設定変更期間のカウンタ初期値を設定し、取得した通知先とカウント初期値により画面管理情報200に登録されている警報通知先選択画面をプラント機器103の異常に対応するように編集し、出力装置101に警報通知先選択画面を表示する(S605)。
本実施例の警報監視システムでは、監視員は、警報通知先選択画面により、警報の通知先を把握することができる。さらに、権限をもつ監視員は、状況によって、通知先を変更することができるようにしている。
これを実現するために、監視制御装置100は、監視者情報300の権限306に基づいて、監視者が通知先変更権限を保有しているか否かを判定する(S606)。
監視者に変更権限が無い場合には(S606のNo)、ステップS612に移り、警報通知先選択画面にハイライト表示されている通知先(予め設定された通知先)に警報を通知する。
監視者に変更権限が有る場合には(S606のYes)、警報通知先選択画面の通知先ボタンの押下等の操作がおこなわれたか否かを判定する(S607)。
ステップS607で、通知先ボタンの押下等の操作がおこなわれていない場合には(S607のNo)、ステップS609に移る。
ステップS607で、通知先ボタンの押下等の操作がおこなわれた場合には(S607のYes)、通知先ボタンに対応する通知先の警報通知の設定を変更する(S608)。
詳細には、通知をおこなうように設定され、ハイライト表示している通知先ボタンの操作であれば、警報通知の設定を通知から不通知に変更し、ハイライト表示を解消する。通知をおこなわないように設定され、ハイライト表示していない通知先ボタンの操作であれば、警報通知の設定を不通知から通知に変更し、ハイライト表示をおこなう。
ステップS609では、全体通知ボタン505の押下等の操作がおこなわれたか否かを判定する(S609)。全体通知ボタン505の押下等の操作がおこなわれていない場合には(S609のNo)、ステップS611に移る。
全体通知ボタン505の押下等の操作がおこなわれた場合には(S609のYes)、全ての警報通知先に警報を通知する設定とし(S610)、ステップS612に移る。
ステップS612では、選択された通知先の警報通知をおこなう処理をおこなっているので、この場合には、全ての警報通知先に警報通知がおこなわれる。
また、ステップS610で、全ての警報通知先ボタン502をハイライト表示してもよい。
ステップS611では、通知開始ボタン504の押下等の操作、または、通知開始ボタン504に表示される設定変更期間のカウンタ値が0になったか否かを判定する(S611)。カウンタ値が0でなく、かつ、通知開始ボタン504の押下等の操作がおこなわれていない場合には(S611のNo)、ステップS607に戻り、通知先の変更処理を継続する。
ステップS611で、カウンタ値が0になったか、または、通知開始ボタン504の押下等の操作がおこなわれた場合には(S611のYes)、ステップS612に進み、警報通知先選択画面で警報の通知先に設定されている通知先に、警報通知をおこなう(S612)。
監視制御装置100が、以上の制御フローを実行することで、警報通知先が変更可能でかつ、監視者が監視端末に不在であっても警報通知をおこなうことができる。
また、ステップS608で、警報通知先を変更した場合には、警報管理情報202の通知先のデータを更新するようにしてもよい。この場合には、同じプラント機器103で再び障害が発生した場合に、警報通知先が登録されているので、修正が不要となるとともに、権限のない監視員が、監視作業をおこなっている場合にも、適切な通知先に警報通知をおこなうことができる。
さらに、ステップS604では、予め設定された警報の通知先を取得するようにしたが、通知先・外部状況取得装置112から通知先の人員状況や気象予測等の外部状況に応じて、警報通知先の追加・変更をおこなうことを追加してもよい。
これにより、警報通知をより適切におこなうことができる。
また、警報通知先が設定変更されて警報管理情報202が更新された場合には、他の監視制御装置100の警報情報格納部111に更新内容を通知し、警報管理情報202の同期をとることが望ましい。
本実施例の監視制御装置100では、警報通知先選択画面(図5を参照)に、周辺住民への警報通知ボタンと、自治体への警報通知ボタンを設けた。これにより、プラント異常が発生した際に、異常の状況に応じて、自治体や周辺住民を警報通知先に設定できるようにした。これらの警報通知先には、回線通信あるいは防災無線などの外部警報装置113(図1参照)を介して通知をおこなう。
上下水プラントで、警報通知先が配水先の自治体、住民などの外部機関である場合の通知例をより詳細に説明する。
上下水プラントでは人々の生活に直結する業務を行っている。供給している水の水質が悪化した場合や、河川への有害物質の流出、突発的な断水が発生した場合など、迅速に警報通知をプラント外に行う必要がある。通知方法としては、自治体に通報することで関連する住民等に通知するケースや、防災無線を通じて直接住民に警報を伝えるケースが考えられる。その他、プラントで発生した事故、故障の影響により配水能力が低下し、他のプラントに配水を依頼する際などにプラント間で警報通知を行うケースが考えられる。
本実施例の監視制御装置100では、プラントで突発的な故障が発生した時、または、プラント機器の計測データの傾向から、警報発生状況が予測できるとき、監視制御装置100に警報通知先選択画面が表示される。監視者は、一定時間内に通知先を追加、削除するなどの変更操作を行うことで、警報の通知先を任意に選択することができる。
例えば、供給している水の水質悪化や河川への有害物質の流出など周辺地域に重大な影響を及ぼす恐れのある事故が発生した場合は、警報通知先選択画面の画面操作を行うことで周辺自治体、住民に警報通知を行う。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明で分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。
100 監視制御装置
101 出力装置
102 入力装置
102 外部警報装置
103 プラント機器
104 プラント情報収集部
105 入力処理部
106 処理実行部
107 警報通知制御部
108 画面情報格納部
109 作業者情報格納部
110 場内警報装置
111 警報情報格納部
112 通知先・外部状況取得装置

Claims (9)

  1. プラント機器のセンサ信号を取得し、異常状態を判定するプラント情報収集部と、
    前記プラント機器ごとの警報の種類、ならびに、前記警報の種類ごとの、前記プラント機器が異常の時に警報を通知する警報通知先と、前記警報の重要度とを記憶する警報情報格納部と、
    監視者ごとの警報通知先の変更権限の有無を記録する監視者情報格納部と、
    警報の通知先の選択画面を表示する出力装置と、
    監視者の警報通知先の変更操作を入力する入力装置と、
    前記プラント情報収集部の判定に基づいて、予め設定された警報通知先を前記警報情報格納部から取得し、前記警報通知先を含む複数の通知先を選択可能に表示する選択画面を前記出力装置に表示する警報通知制御部と、
    を備え、
    警報通知制御部は、前記入力装置の操作により警報通知先を、前記警報の重要度に応じて設定された所定期間にわたり変更可能とし、
    前記監視者情報格納部に警報通知先の変更権限有と記録された監視者が、前記所定期間内に前記警報通知先の選択画面を操作した場合に、警報通知先を変更可能に制御し、
    前記所定期間の経過後に、所定期間中に設定された警報通知先に警報を通知する
    ことを特徴とするプラント監視制御システム。
  2. 請求項に記載のプラント監視制御システムにおいて、
    前記警報情報格納部の警報通知先は、前記警報通知先の選択画面で変更された通知先に更新される
    ことを特徴とするプラント監視制御システム。
  3. 請求項1に記載のプラント監視制御システムにおいて、
    前記警報通知制御部は、前記警報情報格納部に予め設定された警報通知先と監視者が選択した警報通知先とを、警報通知可能な通知先と判別できるように表示する前記警報通知先の選択画面を前記出力装置に表示する
    ことを特徴とするプラント監視制御システム。
  4. 請求項1に記載のプラント監視制御システムにおいて、
    前記警報通知制御部は、前記警報通知先の選択画面に、自治体へ警報通知する通知先ボタンとプラントの周辺住民に警報通知する通知先ボタンを表示する
    ことを特徴とするプラント監視制御システム。
  5. 請求項1に記載のプラント監視制御システムにおいて、
    通知先またはプラント環境の状況を取得する通知先・外部状況取得装置を備え、
    前記警報通知制御部は、
    前記プラント情報収集部と前記通知先・外部状況取得装置の情報に基づいて警報通知先を求め、
    求めた前記警報通知先の通知先ボタンを、前記警報情報格納部に予め設定された警報通知先の通知先ボタンと、監視者が警報通知先に選択した通知先ボタンと、警報通知可能な通知先ボタンと弁別表示する前記警報通知先の選択画面を前記出力装置に表示する
    ことを特徴とするプラント監視制御システム。
  6. プラント機器のセンサ信号を取得し、異常状態を判定するステップと、
    異常判定したプラント機器の警報を通知する警報通知先を取得し、前記警報通知先を予め選択された警報通知先とするとともに、前記警報通知先を含む複数の通知先ボタンを選択画面に表示するステップと、
    監視者が警報通知先の変更を行う権限を有するか否かを判定するステップと、
    監視者が警報通知先の変更を行う権限を有する場合に、通知する警報の重要度に応じて設定された所定の設定変更期間、前記通知先ボタンの選択操作を可能とし、前記所定の設定変更期間の経過後に、選択された通知先ボタンに対応する通知先に警報通知をおこなうステップと、
    監視者が警報通知先の変更を行う権限を有しない場合に、直ちに、選択された通知先に警報通知をおこなうステップと、
    を有することを特徴とするプラント監視制御システムの監視制御方法。
  7. 請求項に記載のプラント監視制御システムの監視制御方法において、
    前記通知先ボタンの選択画面に、前記警報通知先として予め選択された通知先の通知先ボタンと、他の通知先ボタンを弁別可能に表示するステップ、
    を含むことを特徴とするプラント監視制御システムの監視制御方法。
  8. 請求項に記載のプラント監視制御システムの監視制御方法において、
    前記通知先ボタンの選択画面に、警報通知を指示する警報の通知開始ボタンを表示するステップと、
    前記通知開始ボタンに、警報通知先の選択操作の残り時間を表わすタイマカウンタを表示するステップと、
    を含むことを特徴とするプラント監視制御システムの監視制御方法。
  9. 請求項に記載のプラント監視制御システムの監視制御方法において、
    異常判定したプラント機器の重要度を取得するステップと、
    取得した重要度に応じて、通知先ボタンの選択画面の設定変更期間を求めるステップと、
    を含むことを特徴とするプラント監視制御システムの監視制御方法。
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