JP2008009486A - 水位監視システム - Google Patents
水位監視システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008009486A JP2008009486A JP2006176242A JP2006176242A JP2008009486A JP 2008009486 A JP2008009486 A JP 2008009486A JP 2006176242 A JP2006176242 A JP 2006176242A JP 2006176242 A JP2006176242 A JP 2006176242A JP 2008009486 A JP2008009486 A JP 2008009486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water level
- data
- monitoring system
- measured
- data processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
【課題】個別の排水機場における水位情報の送信インタバルを可変に切り替えるための基準水位を遠隔地から自由に設定でき、水位情報を注視しなければならない状況を監視員に適切に指示できる水位監視システムを提供する。
【解決手段】水位計測部8aにより計測された水位情報を水位監視サーバ20に無線送信するデータ処理装置10と、各データ処理装置10から送信された水位情報に基づいて各排水機場1の水位を監視する水位監視サーバ20と、前記水位監視サーバ20に接続され、個別の排水機場の水位を監視可能な複数のクライアント30を備えてなる水位監視システム100であって、前記データ処理装置10による前記計測水位の送信インタバルを基準水位に基づいて切り替えるように構成し、前記基準水位を前記クライアントから設定可能に構成してある。
【選択図】図2
【解決手段】水位計測部8aにより計測された水位情報を水位監視サーバ20に無線送信するデータ処理装置10と、各データ処理装置10から送信された水位情報に基づいて各排水機場1の水位を監視する水位監視サーバ20と、前記水位監視サーバ20に接続され、個別の排水機場の水位を監視可能な複数のクライアント30を備えてなる水位監視システム100であって、前記データ処理装置10による前記計測水位の送信インタバルを基準水位に基づいて切り替えるように構成し、前記基準水位を前記クライアントから設定可能に構成してある。
【選択図】図2
Description
本発明は、各排水機場に設置され、水位計測部により計測された水位情報を遠隔地の水位監視サーバに無線送信するデータ処理装置と、各データ処理装置から送信された水位情報に基づいて各排水機場の水位を監視する水位監視サーバと、前記水位監視サーバに接続され、個別の排水機場の水位を監視可能な複数のクライアントを備えてなる水位監視システムに関する。
この種の水位監視システムでは、二次災害を事前回避する等のため、ポンプによる排水運転時にはリアルタイム監視が必要とされ、短い周期で水位情報を送信するように構成されているが、水位の急激な変化等が生じない場合に頻繁に水位情報を送信すると却って通信費用が嵩むという問題に対処すべく、特許文献1には、雨水排水機場を遠隔地に於いて通信により運転監視する雨水排水機場遠隔監視装置に於いて、雨水排水機場の通信施設に、少なくとも河川の水位状態、ポンプ運転状態、排水機場故障状態のいずれかを含む状態情報をもとに遠隔監視信号の通信頻度を決定する送信頻度決定手段を設けて、前記送信頻度決定手段の指示に従い遠隔地へ送信する遠隔監視信号の通信頻度を制御することを特徴とした雨水排水機場遠隔監視装置が提案されている。
特開平11−24731号公報
しかし、上述した特許文献1に記載された従来の遠隔監視装置によれば、送信頻度決定手段は、水位が低く排水運転を行なわないときには送信を行なわず、水位が上昇してきた際に所定頻度で送信するように決定するものであるが、送信を行なわないときには遠隔監視装置により水位監視ができないという問題や、水位上昇の程度が排水機場の規模等により千差万別であるため、排水機場毎に個別に設定し、また状況により変更設定する必要が有り、そのための設定作業が極めて煩雑になるという問題があった。
さらには、遠隔監視装置により監視される水位情報を監視員が端末を介して目視確認する必要があるが、何れのタイミングで監視すべきなのかも容易に判断できないという問題もあった。
本発明の目的は、上述の従来欠点に鑑み、通信コストの低減を図りながらも、個別の排水機場における水位情報の送信インタバルを可変に切り替えるための基準水位を遠隔地から自由に設定できる水位監視システムを提供する点にある。また、水位情報を注視しなければならない状況を監視員に適切に指示できる水位監視システムを提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による水位監視システムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、各排水機場に設置され、水位計測部により計測された水位情報を水位監視サーバに無線送信するデータ処理装置と、各データ処理装置から送信された水位情報に基づいて各排水機場の水位を監視する水位監視サーバと、前記水位監視サーバに接続され、個別の排水機場の水位を監視可能な複数のクライアントを備えてなる水位監視システムであって、前記データ処理装置による前記計測水位の送信インタバルを基準水位に基づいて切り替えるように構成し、前記基準水位を前記クライアントから設定可能に構成してある点にある。
上述の構成によれば、個々の排水機場に設置されるデータ処理装置に対して通信インタバルを切り替えるための基準水位を直接設定するような作業を行なうのでは無く、水位監視サーバに接続されるクライアントから排水機場毎に適切な基準水位を遠隔設定することができるので、その設定作業は極めて容易になるのである。その結果、計測水位が基準水位より低いときには可能な限り通信インタバルを長くして通信コストを低減させるとともに、計測水位が基準水位より高いときには通信インタバルを短くしてリアルタイム計測を可能とすることができるようになるのである。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記水位監視サーバは、前記計測水位が前記基準水位を上回ったとき、または、前記計測水位が前記基準水位を下回ったときに、予め前記クライアントから設定されたアドレスに電子メールを送信する通報手段を備えている点にある。
上述の構成によれば、事前にクライアントから監視員の所有する携帯電話等のアドレスを設定しておけば、当該監視員に電子メールにより前記基準水位に対する計測水位の変動が報知されるので、監視員は例えばクライアントを介して効率よく水位監視サーバにアクセスして監視を行ない適切に対処することができるようになる。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記送信インタバルは、前記排水機場が設置された支流河川毎に可変に設定される点にある。
降雨量が等しくても、河川の流域面積の大小によって水位の上昇速度は異なるほか、川幅の狭い支流河川と広い支流河川では水位の上昇速度が異なる。そのため、例えば、川幅に合わせて送信インタバルを設定する、つまり、水位の上昇速度の大きな狭い川幅では相対的に短い送信インタバルで、水位の上昇速度の小さな広い川幅では相対的に長い送信インタバルで水位情報を送信するなど、河川毎に送信インタバルを設定することにより、通信コストの不必要な上昇を抑制しながらも、適切に水位情報を獲得できる水位監視システムを構築することができるようになる。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記基準水位が複数段設定され、前記データ処理装置による前記計測水位の送信インタバルを、前記計測水位と前記基準水位に基づいて複数段に切り替えるように構成してある点にある。
上述の構成によれば、基準水位を複数段設定することで、二次災害の危険度を段階的に設定することができる。また、設定された基準水位に応じて、危険度が高い基準水位ほど前記送信インタバルの周期を短く設定することにより、通信コストの不必要な上昇を抑制しながらも、危険度に応じて適切に水位情報を獲得できる水位監視システムを構築することができるようになる。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成に加えて、前記データ処理装置による前記計測水位の送信インタバルを水位上昇率に基づいて切り替えるように構成し、前記水位上昇率を前記クライアントから設定可能に構成してある点にある。
上述の構成によると、水位上昇率が小さい間は送信インタバルを長く設定し、水位上昇率が大きくなれば送信インタバルを短く設定するというように、水位上昇率に基づいて送信インタバルを切り替えるように設定することにより、通信コストの不必要な上昇を抑制しながらも、監視の必要な時期に正確な水位情報の推移を確認できる水位監視システムを構築することができるようになる。なお、水位上昇率は水位測定値と水位計測インタバルから算出することができる。
以上説明した通り、本発明によれば、通信コストの低減を図りながらも、個別の排水機場における水位情報の送信インタバルを可変に切り替えるための基準水位を遠隔地から自由に設定できる。また、水位情報を注視しなければならない状況を監視員に適切に指示できる水位監視システムを提供することができる。
以下に本発明による水位監視システムを備えた排水機場設備の実施の形態を説明する。
前記排水機場設備1は、図1に示すように、支流河川R1より流入水路2に流入した水から固形異物を分離するバースクリーンSと、前記バースクリーンSに沿って固形異物を上方に掻揚げ搬送する掻揚げ機構Lを備えた除塵装置と、前記除塵装置による除塵後に吸水槽Tに流入した水を吐出し水槽3に排水するポンプ装置4と、前記吐出し水槽3から本流河川R2に排水する吐出し樋管5を備えて構成される。
前記排水機場設備1は、通常時には支流河川R1から本流河川R2に自然排水路6を介して排水し、大量の降雨時に吸水槽Tの水位が要排水水位以上となると、本流河川R2から支流河川R1への逆流を回避しながら支流河川R1から本流河川R2への排水を行なうべく、自然排水路6に設けたゲート機構7により自然排水路6を閉塞するとともに、前記ポンプ装置4を作動させて吐出し樋管5から強制的に排水するように構成されている。
前記ポンプ装置4は、前記吸水槽に配置された立軸ポンプで構成され、前記吸水槽の上部の建屋に設置された原動機によって前記立軸ポンプが回転駆動されるよう構成されている。
前記吐出し水槽3は、前記ポンプ装置4と本流河川R2の中間に設置され、底部近傍の側壁に連設された前記立軸ポンプの吐出口からの吐出水が吐出し樋管5から本流河川R2に放流されるよう構成されている。
前記排水機場設備1には、支流河川R1及び本流河川R2の水位を計測するために、前記除塵装置の上流側及び前記吐出し樋管5の出口側の夫々に投込圧力式等の水位計を備えた水位計測部8a,8bが設置され、各水位計は後述のデータ処理装置10に接続されている。
水位監視システム100は、図2に示すように、各排水機場設備1に設けられたデータ処理装置10と、例えば、排水機場設備1から離れた場所に設置された水位監視サーバ20と、各排水機場設備1を管理する管理事務所等に設置されたパーソナルコンピュータでなる複数のクライアント30が通信回線を介して接続可能に構成されている。前記データ処理装置10は例えばエヌ・ティ・ティ・ドコモ社の提供するiモード(登録商標)等のパケット通信網を介して前記水位監視サーバ20と接続され、前記水位監視サーバ20と各クライアント30とはインターネットを介して接続されている。
前記データ処理装置10は、前記水位計測部8aで計測され、水位計変換器により4−20mA等の標準計測信号に変換された水位信号や、ポンプの稼動状態信号等を入力して所定の信号処理を行なうデータ処理部11と、処理された水位データを前記水位監視サーバ20に無線送信する通信処理部12とを備えている。
前記通信処理部12はパケット通信端末を備えて構成され、前記データ処理部11から出力され、前記パケット通信端末から送信された水位情報は、前記パケット通信網からゲートウェイを介してインターネット接続された前記水位監視サーバ20に送信される。
前記データ処理部11は、標準計測信号に変換された水位信号を1分間隔でAD変換処理する第一のAD変換部13aと、同水位信号を15分間隔でAD変換処理する第二のAD変換部13bと、前記各AD変換部13a,13bで変換処理されたデジタルの水位データを記憶する第一のデータメモリ部14a及び第二のデータメモリ部14bと、外部設定された選択指示データに基づいて前記データメモリ部14a,14bの何れかから記憶された水位データを選択的に選択するセレクタを備えた制御部15と、選択された水位データを一時記憶するデータ出力バッファ16と、前記通信処理部12により受信されたデータを一時記憶するデータ入力バッファ17を備えて構成されている。
前記データ出力バッファ16のデータが更新される度に前記パケット通信端末で送信パケットが生成されて水位データが送信処理される。従って、前記セレクタにより第一のAD変換部13aのデータが選択されると1分間隔で水位データが送信され、第二のAD変換部13bのデータが選択されると15分間隔で水位データが送信される。つまり、計測水位が外部設定された基準水位以下のときには15分間隔で水位データが送信され、計測水位が基準水位より高いときには1分間隔で水位データが送信されるように構成されている。選択指示データは予め前記水位管理サーバ20から送信され、前記データ入力バッファ17を介して前記制御部15に取り込まれる。尚、選択指示データ及び基準水位については後に詳述する。
図2には記載していないが、水位データが送信される際には、ポンプの稼動データや水門の開閉データ、さらには異常状態データ等も送信されるように構成されている。
前記水位監視サーバは20、各排水機場設備1に設けられたデータ処理装置10から送信された水位データやポンプ等の設備の稼動データを管理するデータベースサーバ21と、各クライアント30から接続されるWEBサーバ22を備えて構成され、前記データベースサーバ21は、ルータを介して前記データ処理装置10とインターネットで通信する第一の通信部23aと、受信したデータを処理するデータ管理部24と、データ管理部24により制御され、データを格納するデータベース25とを備えて構成されている。
さらに、前記データベース25には各クライアント30からインターネットを介して事前に設定入力された排水機場設備毎の基準水位データ26が管理され、前記データ管理部24は各排水機場設備のデータ処理装置10から送信された水位データ27と対応する排水機場設備の基準水位データ26とを比較して、水位データ27が基準水位データ26より低水位または同水位のときには送信インタバルを15分とする選択指示データを、水位データ27が基準水位データ26より高水位のときには送信インタバルを1分とする選択指示データを前記データ処理装置10に送信する。
つまり、個々の排水機場に設置される通信処理部12に対して通信インタバルを切り替えるための基準水位を直接手動設定するような作業を行なうのでは無く、前記水位監視サーバ20に接続されるクライアント30から排水機場毎に適切な基準水位を遠隔設定することができるので、その設定作業は極めて容易になる。その結果、計測水位が基準水位より低いときには可能な限り通信インタバルを長くして通信コストを低減させるとともに、計測水位が基準水位より高いときには通信インタバルを短くしてリアルタイム計測を可能とすることができるようになるのである。
前記WEBサーバ22は、ルータを介して各クライアント30とインターネットで通信する第二の通信部23bと、各クライアントに対して所定のサービスを実行するデータ処理部28を備えて構成され、例えば、前記データ処理部28は前記データベース25に格納された水位データ等に基づいて水位トレンドグラフ等を生成し、或いは前記クライアントから入力された各種の設定データを前記データ管理部24の管理下で前記データベース25に格納処理する。
前記クライアント30は、前記WEBサーバ22とインターネットを介して通信する通信部31と、前記WEBサーバ22から取得した情報を表示する画面表示部32と監視員から操作されるキーボードやマウスからの入力情報を処理する入力部33とそれらを制御する制御部34とからなるビュワーを備えて構成されている。
監視員がクライアント30のビュワーを立上げて、前記WEBサーバ22に接続すると、図3に示すように、ユーザ名とパスワードを入力するための入力画面41が表示され、ユーザ名とパスワードを入力し、ログインボタンを押すと参照画面42が表示される。
参照画面42には入力されたユーザ名で特定される自治体等の管理団体が管轄する排水機場設備1の一覧が表示され、閲覧者が閲覧または設定を行う排水機場設備を選択することができる。閲覧したい排水機場設備を選択し詳細表示を押下すると詳細画面43が表示される。
前記詳細画面43では、選択された排水機場設備1のトレンドグラフの閲覧、基準水位の設定、Eメールアドレスの登録等を行うことができる。トレンドグラフ表示を選択すると、図4に示すように、トレンドグラフ画面44が表示され、選択された排水機場設備1の水位トレンドグラフを閲覧することができる。
上述の詳細画面43で基準水位設定を選択すると、図4に示すように、基準水位設定画面45が表示される。前記基準水位設定画面45で、変更又は登録したい排水機場設備を選択すると基準水位入力画面46が表示され、新たな基準水位を入力して変更スイッチを押すと、前記WEBサーバ22から前記データベース25に基準水位データが更新記録される。
前記基準水位データは、排水機場設備毎に設定され、前記データ処理装置10から送信される水位データの送信インタバルを可変設定するためのデータで、計測された水位データが基準水位以下の時には長い送信インタバルで、基準水位より高くなると短い送信インタバルで送信される。
前記詳細画面43でEメールアドレスの登録を選択すると、図5に示すように、連絡先設定変更画面47が表示される。前記連絡先設定変更画面47で、登録または変更したい連絡者に対応する変更スイッチを選択すると、連絡先変更入力画面48が表示され、連絡者の氏名、携帯端末等のメールアドレス、連絡先としてアクティブにするか否か(使用または未使用)の設定を入力することができ、変更スイッチを選択するとそれらのデータが前記WEBサーバ22から前記データベース25に更新登録される。
前記データベースサーバ21のデータ管理部24は、各排水機場設備1に設けられたデータ処理装置10から送信された水位データと基準水位とを比較して、水位データが基準水位以上に上昇したとき、または、水位データが基準水位より低下したと判断したときにその情報を前記WEBサーバ22のデータ処理部28に伝達する。
前記データ処理部28は、通報手段Rとしてのメーラを起動して、当該情報に基づいて予め登録されたアクティブな連絡者に電子メールを送信するように構成されている。つまり、前記WEBサーバ22には、前記計測水位が前記基準水位を上回ったとき、または、前記計測水位が前記基準水位を下回ったときに、予め前記クライアントから設定されたアドレスに電子メールを送信する通報手段Rが設けられている。
このような構成により、事前にクライアント30を介して監視員の所有する携帯電話P等のアドレスを登録しておけば、当該監視員に電子メールにより前記基準水位に対する計測水位の変動が報知されるので、監視員はメールを契機にクライアント30を介して、或いは、監視員の所有する携帯電話Pを介して前記WEBサーバ22にアクセスすることにより、効率よく監視を行ない適切に対処することができるようになる。
以下、別実施形態を説明する。
上述の実施形態では、基準水位データがデータベースサーバ25で管理され、データ処理装置10に送信インタバルを変更するための選択指示データが送信される構成を説明したが、図6に示すように、クライアント30から設定された基準水位データ26がデータ処理装置10に送信され、制御部15が計測水位データと基準水位データを比較して送信インタバルを切り替えるように構成してもよい。この場合には、前記データベースサーバ21の処理負荷を低減することができる。
上述の実施形態では、AD変換部13のサンプリング周期が1分間隔と15分間隔で固定された一対のAD変換部13を備えたものを説明したが、図7に示すように、単一のAD変換部13とデータメモリ14を備え、前記選択指示データまたは前記基準水位データに基づいて、前記制御部15がサンプリングタイミングを1分間隔または15分間隔に可変に設定することにより、水位データの送信インタバルが1分間隔または15分間隔となるように構成するものであってもよい。この場合には、AD変換部13等の回路ブロックを安価に構成することができる。
上述の実施形態では、水位データの送信インタバルを1分間隔または15分間隔に切り替えるものを説明したが、送信インタバルは1分または15分に限定されるものではなく、水位が上がり重点監視する必要のあるときには、水位が下がり重点監視する必要の無いときよりも短い間隔に送信インタバルを切り替えるものであればよい。
また、前記送信インタバルを、前記排水機場設備1が設置された支流河川R1の流域面積や川幅に応じて可変に設定することも可能で、水位が上がり重点監視する必要のあるときの送信インタバルであっても、例えば、川幅が広い河川は川幅が狭い河川の送信インタバルよりも長い送信インタバルで送信されるように構成してもよい。この場合には、前記クライアント30から前記WEBサーバ22に基準水位と送信インタバルの双方を設定し、双方のデータが前記データ処理装置10に送信されるように構成すればよい。
前記基準水位が複数段設定され、前記データ処理装置10による前記計測水位の送信インタバルを、前記計測水位と前記基準水位に基づいて複数段に切り替えるように構成してもよい。また、このとき、電子メールによる通知を各基準水位に応じて異なるメッセージ(緊急度合いを示すメッセージ)を付して通知するように構成してもよい。
さらには、前記データ処理装置10による前記計測水位の送信インタバルを河川の水位上昇率に基づいて切り替えるように構成し、前記水位上昇率を前記クライアント30から設定可能に構成するものであってもよい。この場合は、前記データ処理装置10が計測水位から水位上昇率を演算して、設定された水位上昇率を境に送信インタバルを切り替えるようにすればよい。
上述の実施形態では、制御部15によりデータ出力バッファ16,17にデータが書込まれるタイミングで送信パケットが生成され、送信される構成、つまり送信タイミングが制御部15で制御されるものを説明したが、送信インタバルが通信処理部12で管理されるように構成するものであってもよい。つまり、通信処理部12が送信タイミングを判断して制御部15に送信データを要求するように構成するものであってもよい。
上述の複数の実施形態を適宜組み合わせて水位監視システムを構成するものであってもよい。
本願発明は、上述の実施形態で説明した排水機場の具体的構成に限定されるものではなく、ポンプゲートを用いた機場など、その作用効果を奏する範囲において各部の構成を適宜変更設計することができることはいうまでもない。
1:排水機場設備
2:流入水路
3:吐出し水槽
4:ポンプ装置
5:吐出し樋管
6:自然排水路
7:水門ゲート
8:水位計測部(8a,8b)
10:データ処理装置
11:データ処理部
12:通信処理部
13:AD変換部(13a,13b)
14:データメモリ部(14a,14b)
15:制御部
16:データ出力バッファ
17:データ入力バッファ
20:水位監視サーバ
21:データベースサーバ
22:WEBサーバ
23:通信部
24:データ管理部
25:データベース
27:水位データ
28:データ処理部
29:連絡先データ
30:クライアント
31:通信部
32:画面表示部
33:入力部
34:制御部
41:入力画面
42:参照画面
43:詳細画面
44:トレンドグラフ画面
45:基準水位設定画面
46:基準水位入力画面
47:連絡先変更画面
48:連絡先入力画面
100:水位監視システム
2:流入水路
3:吐出し水槽
4:ポンプ装置
5:吐出し樋管
6:自然排水路
7:水門ゲート
8:水位計測部(8a,8b)
10:データ処理装置
11:データ処理部
12:通信処理部
13:AD変換部(13a,13b)
14:データメモリ部(14a,14b)
15:制御部
16:データ出力バッファ
17:データ入力バッファ
20:水位監視サーバ
21:データベースサーバ
22:WEBサーバ
23:通信部
24:データ管理部
25:データベース
27:水位データ
28:データ処理部
29:連絡先データ
30:クライアント
31:通信部
32:画面表示部
33:入力部
34:制御部
41:入力画面
42:参照画面
43:詳細画面
44:トレンドグラフ画面
45:基準水位設定画面
46:基準水位入力画面
47:連絡先変更画面
48:連絡先入力画面
100:水位監視システム
Claims (5)
- 各排水機場に設置され、水位計測部により計測された水位情報を水位監視サーバに無線送信するデータ処理装置と、各データ処理装置から送信された水位情報に基づいて各排水機場の水位を監視する水位監視サーバと、前記水位監視サーバに接続され、個別の排水機場の水位を監視可能な複数のクライアントを備えてなる水位監視システムであって、
前記データ処理装置による前記計測水位の送信インタバルを基準水位に基づいて切り替えるように構成し、前記基準水位を前記クライアントから設定可能に構成してある水位監視システム。 - 前記水位監視サーバは、前記計測水位が前記基準水位を上回ったとき、または、前記計測水位が前記基準水位を下回ったときに、予め前記クライアントから設定されたアドレスに電子メールを送信する通報手段を備えている請求項1記載の水位監視システム。
- 前記送信インタバルは、前記排水機場が設置された支流河川毎に可変に設定される請求項1または2記載の水位監視システム。
- 前記基準水位が複数段設定され、前記データ処理装置による前記計測水位の送信インタバルを、前記計測水位と前記基準水位に基づいて複数段に切り替えるように構成してある請求項1から3の何れかに記載の水位監視システム。
- 前記データ処理装置による前記計測水位の送信インタバルを水位上昇率に基づいて切り替えるように構成し、前記水位上昇率を前記クライアントから設定可能に構成してある請求項1から4の何れかに記載の水位監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006176242A JP2008009486A (ja) | 2006-06-27 | 2006-06-27 | 水位監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006176242A JP2008009486A (ja) | 2006-06-27 | 2006-06-27 | 水位監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008009486A true JP2008009486A (ja) | 2008-01-17 |
Family
ID=39067678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006176242A Pending JP2008009486A (ja) | 2006-06-27 | 2006-06-27 | 水位監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008009486A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014016701A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Osasi Technos Inc | 水位観測装置及び水位観測システム |
JP2016173807A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-29 | 株式会社日立製作所 | プラント監視制御システムおよびその監視制御方法 |
WO2018072078A1 (zh) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 深圳市智美达科技股份有限公司 | 地下室排水监控系统 |
JP2018106516A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 株式会社クボタ | 管理装置、及び、管理方法 |
JP2022037172A (ja) * | 2017-03-30 | 2022-03-08 | 三菱電機株式会社 | 水面状況監視システムおよび水面状況監視方法 |
-
2006
- 2006-06-27 JP JP2006176242A patent/JP2008009486A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014016701A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Osasi Technos Inc | 水位観測装置及び水位観測システム |
JP2016173807A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-09-29 | 株式会社日立製作所 | プラント監視制御システムおよびその監視制御方法 |
WO2018072078A1 (zh) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 深圳市智美达科技股份有限公司 | 地下室排水监控系统 |
JP2018106516A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 株式会社クボタ | 管理装置、及び、管理方法 |
JP7032044B2 (ja) | 2016-12-27 | 2022-03-08 | 株式会社クボタ | 管理装置、及び、管理方法 |
JP2022037172A (ja) * | 2017-03-30 | 2022-03-08 | 三菱電機株式会社 | 水面状況監視システムおよび水面状況監視方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU2009252910B2 (en) | Sump monitoring method and apparatus | |
KR101737524B1 (ko) | 상하수도 시설 원격 감시 제어 시스템 및 방법 | |
JP2008009486A (ja) | 水位監視システム | |
KR101926597B1 (ko) | 하수처리시설의 관리 시스템 | |
CN103123602B (zh) | 基于java的异常报警监控方法及其装置 | |
JP2007257190A (ja) | 総合監視診断装置 | |
KR102140831B1 (ko) | 스마트 워터 그리드 맞춤형 기계 과부하시 오감기술을 이용한 무인 수처리 시스템 | |
JP2011008627A (ja) | 設備情報管理システム | |
JP4964402B2 (ja) | 水処理施設の管理システム | |
KR102365920B1 (ko) | Iot 기반 디지털필터방식의 유속, 레벨을 이용한 비접촉방식의 관거용 유량조절장치 | |
KR102363586B1 (ko) | 수처리 시설 감시 제어 장치 | |
JP2005229320A (ja) | 水門遠隔監視システム | |
JP6123361B2 (ja) | メンテナンス支援システム及び方法 | |
KR101858569B1 (ko) | 복수의 수처리 시설에 대한 통합 원격 관리 시스템 및 그에 따른 운영 방법 | |
US20210183233A1 (en) | Septic Tank Failure Possibility Detection and Alert System and Method | |
CN210766829U (zh) | 基坑降水运营预警系统 | |
JP2005301717A (ja) | 広域監視システム | |
JP6382136B2 (ja) | プラント監視制御システムおよびその監視制御方法 | |
JP2006086944A (ja) | 情報端末装置、サーバ、情報処理の方法、及びプログラム | |
JP3129326U (ja) | 遠隔監視制御システム | |
JP2002302926A (ja) | 携帯端末を利用した水門の監視制御システム | |
KR102465530B1 (ko) | IoT 기능을 구비한 오배수 펌프 제어 패널 및 IoT 기능을 이용한 오배수 펌프 관리 시스템 | |
JP4830786B2 (ja) | ガス制御装置 | |
KR200329215Y1 (ko) | 웹기반 원격무인 중소규모 하폐수처리장 시설감시 제어용수질측정 및 공정최적관리를 위한 의사결정시스템이결합된 일체형 통합시스템 | |
KR200356867Y1 (ko) | 혼용망을 이용한 골프장용 집수정 수위관측제어시스템 |